ベッテル、多様な戦略が展開された接戦のホームグランプリを制す (ピレリ)
(C)Pirelli Motorsport
拡大します2013年ドイツグランプリ 決勝
2013年7月7日、ニュルブルクリンク
セバスチャン・ベッテルが激戦のドイツグランプリを制し、チャンピオンシップのリードを広げました。ベッテルは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤでスタートし、続く3スティントをP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで走行する3ストップ戦略を採りました。
2番グリッドのベッテルは、素晴らしいスタートを決め、第1コーナーで首位を奪いました。レース序盤から多様な戦略が展開され、フェラーリの両ドライバー、マクラーレンのジェンソン・バトン、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、11番グリッドのメルセデスのニコ・ロズベルグら7名のドライバーがミディアムタイヤでスタートを切りました。
残り36周時点でのセーフティーカー導入時、大半のドライバーが2回目のストップを行い、レース終盤に最終ピットストップが行われました。様々な戦略が繰り広げられて、表彰台の行方はファイナルラップまでもつれました。ロータスのキミ・ライコネンは長い第2スティントを走行し、残り11周時点でソフトタイヤに交換するまで、一時首位を奪いました。フェラーリのフェルナンド・アロンソとバトンも、ソフトタイヤでフィニッシュしました。トップ5のドライバーは、全員3ストップ戦略を採りました。2ストッパーでの最上位は、バトンによる6位でした。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「ソフトタイヤのマシンよりも長い第1スティントを走行するために、ミディアムタイヤでスタートするドライバーが見られるなど、序盤から素晴らしい戦略的レースを構成する要素が満載でした。多くのチームにとって、ソフトタイヤは予選タイヤ的な意味を持っていたことが、戦略を際立たせました。多彩な戦略が展開された後、大接戦のフィニッシュとなりました。我々のタイヤの全体的な性能と耐久性は、期待した通りでした。高い路面温度によって、熱によるデグラデーションレベルが予想よりも若干高くなりましたが、摩耗は予想通りでした。多くのドライバーが示したように、2ストップのレースが十分可能でしたが、セーフティーカー導入で状況が少し変わりました。最後に、シルバーストン後、新型リアタイヤの必要量の製造に不眠不休で従事してくれたトルコのイズミット工場のスタッフ、そして、そのタイヤを火曜日までに確実に配送してくれたロジスティクスチームに感謝します。多大なるチームの努力をありがたく思います」
Truth-O-Meter:
我々は、ソフトでスタートし、5~6周でミディアムへ、32~33周でミディアムへ交換する2ストッパーを予想していました。しかし、高い温度とセーフティーカーが戦略の様相を変えました。ベッテルは、ソフトでスタートし、7周でミディアムへ、セーフティーカー導入時の24周でミディアムへ、41周でミディアムへ交換しました。
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