余裕のピレリ陣営弁護人、「もともと処分は筋違い」
Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤとメルセデスAMGチームが行ったシーズン中の極秘タイヤテスト問題は、21日(金)に国際法廷から結論が言い渡されたが、ピレリタイヤについては「戒告」だけの実質的にノーペナルティの甘い処分。
これについてピレリ陣営側の代理人として出廷していた弁護人のドミニク・デュマス氏は、本来同陣営がFIA(国際自動車連盟)から処分されることはあり得ないと主張した。
それによれば、ピレリタイヤは単なるタイヤサプライヤーとして契約を結んだ存在であって、チームのようにFIAからライセンスを受けた立場ではないというもの。
従ってFIAから制裁等の処分を受けるのは筋違いだとしている。
一方、2011年シーズンからF1タイヤを独占供給しているピレリタイヤの契約は今シーズン末で切れるため、万一制裁によってF1から撤退した場合、代替のタイヤサプライヤーが見つからない心配も逆に有利に働くとの目算もあったようだ。
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