大波乱のイギリスGPはロズベルグ(メルセデスAMG)が制す
Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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2013年のイギリスGP決勝レースはピレリのタイヤブローが続出、セーフティカー導入が相次ぐなど大波乱の展開となった。
まずスタートしてわずか8周目、ポールポジションから首位走行中だったハミルトン(メルセデス)の左リヤタイヤがブロー。
さらにマッサ(フェラーリ)、ベルニュ(トロ・ロッソ)と相次いで同じく左リヤタイヤがブロー。
16周目にはコース上に撒かれたデブリ(破片)改修のためセーフティカーが導入された。
22周目にいったんレース再開。
42周目になると、首位のベッテル(レッドブル)が駆動系のトラブルでスローダウン。
ピット前ストレートにストップし、再びセーフティカーが入った。
レース再開後、さらに今度はペレス(マクラーレン)がフリー走行に続いての左後輪タイヤブロー。
ペレスはピットレーンでストップ、ガレージへと戻されリタイヤとなった。
結局レースは終盤からトップに立ったロズベルグ(メルセデスAMG)が逃げ切ってモナコGPに続く今季2勝目、自身通算3勝目を記録した。
2位は今季末での引退を表明したばかりのウェバー(レッドブル)が最後鬼神の追い上げをみせたが惜しくも届かず、わずか0.7秒の差でチェッカーフラッグ、昨年に続くイギリスGP制覇はならなかった。
3位は10番手スタートのアロンソ(フェラーリ)、4位は一時最後方まで下がりながらみごとに挽回した地元のハミルトン(メルセデス)。
5位は今回はタイヤ戦略を誤ったか2位まで上がりながら終盤ずるずると順位を落としたライコネン(ロータス)、6位こちらも挽回したマッサ(フェラーリ)、7位スーティル(フォース・インディア)、8位リカルド(トロ・ロッソ)、9位ディ・レスタ(フォース・インディア)、そして10位がヒュルケンバーグ(ザウバー)となった。
以下、11位マルドナド(ウィリアムズ)、12位ボタス(ウィリアムズ)、13位バトン(マクラーレン)、14位グティエレス(ザウバー)、15位ピック(ケータハムF1)、16位ビアンキ(マルシアF1)、17位チルトン(マルシアF1)、18位デル・ガルデ(ケータハム)、19位グロージャン(ロータス)、20位ペレス(マクラーレン)。
グロージャンとペレスは実質リタイヤ、さらにベッテル(レッドブル)とベルニュ(トロ・ロッソ)もリタイヤとなった。
F1は来週連続開催でドイツGP(ニュルブルクリンク)を戦う。
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F1を揺るがせたタイヤテスト問題は、最大の当事者であるメルセデスAMGチームに対しても戒告と若手ドライバー対象テストへの参加禁止という「寛大な」処分で結着した。


21日(金)、FIA(国際自動車連盟)の国際法廷はいわゆるタイヤテスト問題についての評決の結果を発表した。















































モナコGPで起きたアクシデントにより、すでにマルドナド(ウィリアムズ)が次戦カナダGPでシャシー交換することを明らかにしているが、同じくモンテカルロのコースでクラッシュしたマッサ(フェラーリ)もまた新シャシーへの交換を余儀なくされるようだ。











いまだ2014年以降のタイヤ供給について契約が交わされていないピレリタイヤに代わり、F1タイヤサプライヤーに名乗りを挙げるのではないかと噂が持ち上がる韓国のタイヤメーカー『ハンコック』だが、同社のモータースポーツ部門で責任者を務めるミハエル・エッケルト氏はその可能性を全面的に否定した。



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