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2013/05/27

ロズベルグ、アクション満載のモナコグランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年モナコグランプリ 決勝
2013年5月26日、モナコ

ニコ・ロズベルグが、メルセデスへ今シーズン初勝利をもたらしました。2位にはレッドブルのセバスチャン・ベッテルが入り、ドライバーズ選手権でのリードを広げています。終始トップを走ったロズベルグは、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでスタートし、セーフティーカー導入時にP Zeroイエロー・ソフトタイヤへ交換しました。45周目に発生した事故で赤旗中断となり、ドライバーたちは、レギュレーションで認められている中断中のタイヤ交換を行いました。残り15周時点で再びセーフティーカーが導入された中、ロズベルグはスーパーソフトでレースをフィニッシュしました。

決勝のスタート後、レッドブルのマーク・ウェバーが、上位勢では最初に予定のピットストップを行い、25周でスーパーソフトからソフトへと交換しました。しかし、29周時点で今シーズン初めてのセーフティーカーが導入されたことでレースの様相は一変し、ピットストップが集中しました。2周後にメルセデスの2台も連続してソフトタイヤへの交換を行いました。この際、ルイス・ハミルトンは2位から4位へと順位を下げる結果となりました。

赤旗中断の原因となった事故から25分後のリスタートでは、各チームは自由にコンパウンドを選択することができました。大半のドライバーが中古のスーパーソフトを選択しました。ロータスのキミ・ライコネンは、ソフトタイヤでリスタートした最上位のドライバーでした。ライコネンは、その後の接触によってスーパーソフトへ交換する最終ピットストップを余儀なくされ、残り5周で6台をオーバーテイクし、ポイントを獲得しました。

17番グリッドからスタートしたフォース・インディアのポール・ディ・レスタは、2ストップ戦略を予定していました。ディ・レスタは、9周でスーパーソフトからソフトへ交換し、赤旗中断時点で11位まで順位を上げていました。赤旗によって、ある意味で’自由な’ピットストップを行うことが可能となり、ディ・レスタは、結果的にポイント圏内の9位でフィニッシュしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「またしても、セーフティーカーと赤旗が重要な役割を演じたモナコグランプリとなりました。このため、戦略に決定的な影響が及び、慎重なレース前のプランが事実上台無しになってしまいました。その中においても、想定通りの低いレベルの摩耗とデグラデーションが確認できました。実際、今年のコンパウンドは全体的に軟らかくなっているにもかかわらず、レースリーダーによるスーパーソフトでの第1スティントは、昨年よりも1周長いものでした。レース中断後、大半のドライバーが中古のスーパーソフトでのリスタートを選択し、2度目のセーフティーカー導入による効果もありましたが、残り32周を走行してフィニッシュしました。全セッションでトップに立ち、アクション満載のグランプリを終始リードしたニコ・ロズベルグとメルセデスを祝福したいと思います。また、非常に予測不可能なレース状況にかかわらず、タイヤと戦略を効果的に使用したドライバーたちの素晴らしいパフォーマンスが見られました」

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Truth-O-Meter:

我々は、36周でスーパーソフトからソフトへ交換する1ストップ戦略(代替戦略その1)を予測していました。上位勢の大半が、このターゲットに到達する走行を行い、中には2ストッパーを狙うドライバーもいましたが、セーフティーカー導入と赤旗中断が発生しました。公式には、中断中のタイヤ交換はピットストップにはカウントされません。したがって、昨年と同様、今年も大半が1ストップのレースとなりました。

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