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2013/05/26

スリリングな予選でメルセデスがワンツー (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年モナコグランプリ 予選
2013年5月25日、モナコ

メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで3戦連続のポールポジションを獲得しました。これは、30年前にモナコで優勝した1982年の世界王者である父のケケ・ロズベルグも為しえなかったことです。今年のモナコには、P Zeroレッド・スーパーソフトとともにP Zeroイエロー・ソフトが選択されています。スリリングな予選を制したロズベルグのタイム 1分13秒876は、昨年のポールタイム(メルセデスのミハエル・シューマッハが記録)よりも0.5秒程速いものでした。これによりメルセデスは4戦連続のポールポジション獲得となりました。

Q1開始30分前からの小雨によって、路面はこのレース週末で初めてダンプ状態となりました。雨が強くなる中、全ドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤでQ1のセッションを開始しました。その後、セッションの終了間際に雨は弱まりました。Q1での最速タイムは、ウィリアムズのパストール・マルドナードがインターミディエイトで記録しました。また、ケータハムのギド・ヴァン・デル・ガルデは、インターミディエイトを使用してチームを今シーズン初のQ2進出へと導きました。

ピレリジャパン・プレスリリース

降り続く雨のため、Q2でもインターミディエイトが明らかな選択肢となりました。Q2残り5分時点で、ヴァン・デル・ガルデを筆頭に、ドライバーたちはスーパーソフトタイヤへの移行を開始しました。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、セッション終了間際にスーパーソフトでQ2の最速タイムを記録しました。

Q3は、ドライバーたちがセッション開始からスリックタイヤを使用することができた唯一のセッションとなり、全ドライバーがスーパーソフトでコースに出ました。ポールポジションは、ロズベルグがチームメイトのルイス・ハミルトンを抑えて、セッション終了間際に決定しました。

ロズベルグは、午前中の最終フリー走行(FP3)で、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して2位とは0.7秒差の最速タイムを記録し、今年のモナコでの全フリー走行セッションで最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「Q1では、このレース週末で初めてのウェットコンディションに直面し、特にサーキットの一部が他の部分よりもウェットな状態となっていたため、グリップレベルの把握が難しく、慎重を要する予選の開始となりました。各セッションが進むにつれて路面が改善していったため、予選でのランのタイミングが絶対的に重要になりました。例年通り、決勝での好成績のためには、トラックポジションが鍵となりますが、順位を上げるための独創的な戦略を使用する余地は常にあります。しかし、明日も不安定なコンディションが続くようであれば、戦略は白紙状態となってしまいます。週末を通しての路面の改善は、さらに進むと予測しています。ドライバーたちが1ストップを選択するか、2ストップを選択するかは、彼らのマシンスピードと維持可能なトラックポジションによって決まるでしょう。摩耗やデグラデーションは、あまり重要な問題ではないと考えています。フロントローを独占したメルセデスを祝福したいと思います。この結果を決勝での成功にどうつなげるのか、彼らの戦略が興味深いところです」

ピレリの戦略予測:
モナコでは、トラックポジションを維持し、確率が高いセーフティーカー導入へ対応するために、戦略は極めて柔軟にならざるを得ません。
しかし、理論上では、2ストップが最速と予測しています。

スーパーソフトでスタート
1回目のストップ:20周でソフトへ交換
2回目のストップ:49周でソフトへ交換

代替戦略その1
スーパーソフトでスタート
1回目のストップ:36周でソフトへ交換

代替戦略その2
ソフトでスタート
1回目のストップ:42周でスーパーソフトへ交換

Pi

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