« ロータス・チーム/オーナー、ライコネン移籍説否定 | トップページ | エクレストン氏、「ブラジルGP今年が最後」と牽制 »

2013/04/17

P Zeroコンパウンドの最も硬い組み合わせがバーレーンに登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
拡大します
バーレーングランプリ プレビュー: サクヒール 2013年 4月19-21日

2013年4月15日、ミラノ

中国グランプリの翌週、Formula Oneの舞台は、P-Zeroオレンジ・ハードとP-Zeroホワイト・ミディアムが選択されているバーレーンへと移ります。バーレーン・インターナショナルサーキットでは、高い気温と路面温度が予想され、周辺の砂漠からの砂により路面はしばしばダーティーとなります。バーレーンは、流れるような高速かつ技術的に難しいサーキットです。このため、ピレリがFormula One復帰準備を行った際には理想的なテスト地となりました。この全長5.412kmの多様なコース幅のトラックで最も要求されるものは、トラクションとブレーキングです。タイヤのデグラデーションは比較的大きいと予測されるため、最も硬い方の2つのコンパウンドが選択されました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「バーレーンは、テストでの経験はありましたが、昨年のグランプリでは数少ない初走行のサーキットのひとつでした。高い気温と路面温度のため、タイヤにとってはシーズン中で最も厳しいトラックのひとつとなります。金曜日の走行後、データを解析してより正確な予測を立てる必要がありますが、現時点では3ストップになると思われます。バーレーンでのレースの難しさのひとつは、サーキット上に吹きつけられる砂の量によって、路面の改善が予測しづらいことです。しかし、昨年の経験からすると、多様なレース戦略が可能になり、予選の結果が良くなかったドライバーでも決勝で挽回することができるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・ブランド・アンバサダー ジャン・アレジのコメント:「私はFormula One時代にバーレーンで走ったことはありませんが、NASCARに似たスピードカー・シリーズで2009年のレースに出場し、優勝しました。レイアウトの変更後、トラックはオリジナルの構成に戻り、リズムを掴むことが必要な素晴らしいサーキットとなっています。もしリズムを掴めば、良いラップを刻むことができますが、同時にタイヤをベストなコンディションに保つよう気を配らなければなりません。この点は、レースでの重要な部分です。タイヤにとって非常に厳しいサーキットですが、この点は常にドライバーに影響を及ぼします。バーレーンは、肉体的にも厳しいトラックのため、体調面でも万全の準備が必要になります」

サーキットから見たタイヤ:

・バーレーンは、タイヤへの縦方向の荷重に関して、シーズン中で最も厳しいトラックのひとつです。特に、ターン1とターン14での減速時、ターン10でのトラクション時が顕著です。

・ブレーキングは、バーレーン・インターナショナルサーキットの鍵となる特徴です。1コーナーにおいて、わずか130m、時間では3秒間で、マシンは315km/hから65km/hまで減速します。この時のタイヤへの荷重は、約4.5Gです。

・横方向の荷重はシーズン中の平均値で、ターン12でピークに達します。

・昨年はミディアムとソフトが選択されました。しかし、今年のコンパウンドは昨年よりも全体的に軟らかくなっており、2013年型ハードタイヤは2012年型ミディアムと近い特性となっています。昨年のバーレーングランプリでは、トップ5がソフトタイヤでスタート後3ストップ戦略を採りました。しかし、ソフトとミディアムの使用方法は異なるものでした。2ストッパーでの最上位は6位でした。

テクニカルノート:

・アスファルト路面は、イングランドから輸入された60,000トンの花崗岩によって構成されています。路面がクリーンな状態では高いグリップを提供し、粗さは中高程度に分類されます。

・摩耗に関して、ハードタイヤは15-17周、ミディアムタイヤは13-15周走行可能と予測されます。
・1コーナーは特にクリティカルなコーナーです。後に続く左カーブを最大限に活用してストレートへ加速をつけるために、ホイールスピンと不必要なタイヤ摩耗を抑制し、ターン1からクリーンに脱出することが重要です。スタートで順位が大きく変動する可能性があります。

Pi

ピレリF1チームの紹介:

ステファノ・ガルディーニ(Director of Consumer,OEM and F1 Activation)
パドヴァで生まれたステファノは、経済学を学ぶためにミラノのボッコーニ大学へ入学しました。卒業後、コンシューマーインダストリーで10年間経験を積み、2002年にピレリへ入社しました。ピレリでは、まず二輪部門を担当していました。その時、ピレリが史上初めて単独タイヤサプライヤーとなった世界スーパーバイク選手権活動にも参画しました。その後、ステファノは、イタリアにおける二輪のマーケティングと販売部門の責任者となりました。2008年、ピレリのトラック部門へ異動し、BtoBマーケティングを担当しました。2011年、ピレリの乗用車部門のコンシューマートレード部門へ戻り、この年から、Formula Oneに関連する、ピレリの顧客やディーラー、チーム関係者との活動全般を編成するF1アクティベーション部門の責任者となっています。ステファノは、モデルカーに熱狂的で、少年時代から収集を続けています。そのコレクションの数は、現在300を超えています!」

その他のニュース:

・イタリアラリー選手権の第2ラウンド、ミッレミリアラリー(イタリアで最も有名なロードレースから名前が付けられています)が、バーレーングランプリ前の週末、ブレシアで行われました。ピレリがサポートするプジョーのプライベーター、アレッサンドロ・ペリコがこのラリーを制しました。

・ピレリは、モンツァで行われたブランパン耐久シリーズの開幕戦にもタイヤを供給しました。モンツァは、ピレリのミラノ本社から30分程の距離にあります。

・ピレリは、先頃ミラノで「サプライヤー・アワード2013」の式典を行い、世界中でピレリのプレミアム戦略に大きく貢献するベストサプライヤーを表彰しました。合成ゴムのサプライヤーからITソリューションのサプライヤーまで、合計9社がこのアワードを受賞しました。

|

« ロータス・チーム/オーナー、ライコネン移籍説否定 | トップページ | エクレストン氏、「ブラジルGP今年が最後」と牽制 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208283/57191591

この記事へのトラックバック一覧です: P Zeroコンパウンドの最も硬い組み合わせがバーレーンに登場 (ピレリ):

» 世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い [三十路女のへっぽこ生活]
Mシューマッハーと「ハミー」「シュミー」と呼びあい、あらゆるF1関係者から絶大な信頼を得ていたブリヂストンの浜島裕英さんの著作。 レーシングタイヤ制作の舞台裏だけでなく「組織で働く」ということや「ものをつくる」ということについても考えさせられるおもしろい本で... [続きを読む]

受信: 2013/04/17 23:27

« ロータス・チーム/オーナー、ライコネン移籍説否定 | トップページ | エクレストン氏、「ブラジルGP今年が最後」と牽制 »