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2013年4月

2013/04/30

ザウバー・チーム首脳、グティエレスの評価避ける

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは今季経験豊富なニコ・ヒュルケンバーグ(25歳:ドイツ)と新人のエステバン・グティエレス(21歳:メキシコ)というドライバー・ラインナップで臨んでいるが、ヒュルケンバーグが2回の入賞でチームの全ポイントを稼ぎ出す一方、グティエレスのほうはまだノーポイントと苦しんでいる。
これについて周囲からは厳しい評価が寄せられているが、同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは「まだ評価を下すのは早い」と擁護している。

「確かに彼はまだ実績を残していませんが、ここまで着実にF1という舞台に溶け込んでレベルアップを果たしています。
いまこの時点で評価を下すのは早すぎるでしょう。
私たちは今後の彼の成長に期待していますよ」

当のグティエレスは「厳しいレースが続いているけれど、勉強しなければならないことが多かった。
次のスペインGPから始まるヨーロッパ・ラウンドでは知っているコースが多いのでもっとできる筈」と説明している。

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ウィリアムズ・グループ、2012年度大赤字を計上

Frank Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チーム等を擁するグループ企業『ウィリアムズ・グランプリ・ホールディングス』は、2012年度の会計決算を発表、500万ポンド(約7億6千万円)もの赤字になったことを明らかにした。

ただこの決算にはF1チームがFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント) から受け取った940万ポンド(約14億2千万円)とも言われるテレビ放映権料は現在の会計基準に則り収支に含まれていないという。
ちなみに前年(2011年)は全体で740万ポンド(約11億2千万円)の黒字決算だった。

同グループのアレックス・バーンズ/CEOによれば、ウィリアムズはF1活動だけでなくモーターレーシングの舞台から得た様々な最新の技術を他の各分野に提供、大きな収益を得ているとのことだ。

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B.エクレストン氏、マルシアと契約の意思なし

 Marussia F1 Logo (C)Marussia F1 Team

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表を務めるバーニー・エクレストン氏は、依然としてコンコルド協定が結ばれていないとされるマルシアF1チームとの交渉について、今後も調印する意思がないことを明らかにした。

これまでのコンコルド協定では、FIA(国際自動車連盟)の意向もあってトップ10以外のチームに対しても1千万ドル(約9億8千万円)の賞金が支払われたとみられるが、協定が満期を迎えた今年、以前と違って参戦するのは11チームに留まっていて、「新規参戦組」としてはマルシアだけが取り残された形。

エクレストン氏は今季上位10チームだけに賞金を支払う意志を示していて、事実上マルシアF1チームは見放された形だ。

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2013/04/29

マクラーレン、苦しい「チームオーダーなし方針」

Sergio Perez (C)McLaren Group
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バーレーンGP決勝レースにおいてチームメイトながらホィールtoホィールの激しいバトルを演じたマクラーレン・チームでは、レース後にバトン&ペレス両者が話し合って和解したとのニュースの後もいまだ不穏な炎がくすぶっているようだ。

この後ペレスのほうはは「僕は謝罪などしていない」と豪語。
また追い立てられた形の元F1チャンピオンに対しては先輩ドライバーであるジョン・ワトソン氏(66歳:イギリス)に「年下のチームメイトにプレッシャーをかけられるのも宿命」と、引導を渡される始末。

それでも同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は「ウチにチームオーダーはない」と言明するが、今季不振が続いているだけに今後の展開に内心穏やかでない筈だ。

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ロバート・クビサ、メルセデスF1シミュレーター搭乗認めるも

Simulator Image (C)Mercedes Motorsport
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噂になっていたメルセデス・モータースポーツのF1シミュレーター搭乗について、ロバート・クビサ(28歳:ポーランド)自身が今週のラリー・アゾレスの会場で自らこれを認めた。

現在WRC(世界ラリー選手権)に参戦するなどモータースポーツの一線の舞台に復帰しているものの、かねてF1に戻りたい意向を隠していないクビサ。
もし戻るとすれば古巣であるルノー・チーム(現ロータス・チーム)が有力とみられていただけに、メルセデス・モータースポーツとの関係は周囲を驚かせている。

これについてクビサは「これまでの人生でメルセデスのF1シミュレーターに乗ったことがあるかと聞かれたからイエスと言っただけ」と、素っ気ない回答に終始している。

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ウォルフ氏(メルセデス)、「内部抗争している間ない」

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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メルセデス・モータースポーツの株主で、マネージング・ディレクターを兼任するトト・ウォルフ氏(41歳:オーストリア)氏は、巷間伝えられるチーム内部の不協和音を否定している。

昨年まではウィリアムズ・チームの取締役で、今シーズンからメルセデス・モータースポーツの株主となると共に首脳陣に加わったウォルフ氏だが、同時に元F1チャンピオンであるニキ・ラウダ氏も加入、チーム代表であるロス・ブラウン氏と合わせ、3者による主導権争いがあると伝えられているもの。

しかしウォルフ氏は、「今後に向けやるべきことは山ほどある。
いまチームに必要なのは安定で、それはわれわれの間で見解が一致している。
内部抗争なんかしている間などないのだ」と、強調している。

ただ同チームにはさらに元マクラーレン・チームのパディ・ロウ/前テクニカル・ディレクターが加入するという噂もあってうれしい「人材過多」になりつつある。

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2013/04/28

ディ・レスタ(フォース・インディア)に高い評価

Paul Di Resta (C)Sahara Force India F1
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バーレーンGPでは予選5番グリッドを獲得、決勝レースでは一時首位を快走するなどその存在をアピールしたフォース・インディア・チームのポール・ディ・レスタ(27歳:イギリス)に、関係者から高い評価が与えられている。

英『オートスポーツ』による恒例のグランプリ採点では、今回4位でゴールしたディ・レスタに対し10点満点で9点という高評価。
こうしたことを受け同チームのボブ・ファーンリー/副代表は、「惜しくも初の表彰台こそ逃がしたが、ディ・レスタはマシンのポテンシャルを最大限発揮したと言えるよ。
終盤抜かれて3位になれなかったのはグロージャンのマシン(ロータス)のほうがタイヤに優しかっただけ。
もしもディ・レスタがレッドブルのマシンに乗れば、世界チャンピオンだって可能だと思っている」と、その才能を讃えた。

F1からDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に転身して苦しむドライバーが多い中、ディ・レスタはすでにそのDTMでタイトル獲得(2010年:メルセデス)を果たした強者だ。

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FIA、タワーとのテレメトリー・システム変更せず

Ferrari Steering Wheel (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、コントロールタワーから各マシンに対し様々な情報を伝達するテレメトリーに開幕から障害が続き問題となっているが、FIA(国際自動車連盟)はそれでも現行のシステムを変更することなく、改善に全力を傾注するとの方針を確認した。

このシステムはコース上のドライバーに対し、イエローやブルーフラッグ、セーフティカーの導入やDRSの使用可否などに関する情報・警報をリアルタイムに伝達する役割を担っているが、今年は開幕からの4戦すべてで1分程度のタイムラグがあるなど事実上使用できない状態が続いていたもの。
関係者によれば、このシステムは昨年までとサプライヤーが変更され、今年はドイツの『リーデル社』から提供されているというが、契約自体は引き続き変更しないとされる。

1987年創業というリーデル社は主にインターカム・システムの製造・販売でヨーロッパのみならずアメリカにもシェアを拡大してきた会社だが、今回のトラブルで大きく評判を落とした形だ。

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2014年は早期のシーズン前テスト解禁模策

Bahrain Test Image (C)Honda Racing
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現在のF1レギュレーションでは2月までシーズン前テストが禁止されているが、エンジン規格等が大幅に変更となる2014年シーズンは、1月のテストができるようエンジン・サプライヤーらの間で模策が始まっているとのことだ。

これは英『オートスポーツ』が伝えたもので、例えばメルセデス・モータースポーツは「万全な状態で3月の開幕を迎えたいのだとすれば、例年より2,3週間スケジュールを前倒しにするのは有効なことだ」と、説明した。

また心配される気温についても、「テストの地をヨーロッパでなく中東にすれば問題ない」としている。
これに呼応するかのように、すでにバーレーン国際サーキットがシーズン前テストの開催地として名乗りを挙げている。

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2013/04/27

ペレス強姿勢、マクラーレン内部に不協和音も

Sergio Perez (C)McLaren Group
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バーレーンGP決勝レースではチームメイトどうしと思えないバトルを演じたマクラーレン・チームだが、一方の当事者であるセルジオ・ペレス(メキシコ)は「レース後謝罪した」という一部の報道を否定した。

「レース後バトンと話し合ったのは確かだけど、僕が謝罪したというのは事実じゃない。
チームには謝ったけれど、ね。
バトンと僕は対等なんだし、それに今も関係は良好だよ」と若輩ながら強姿勢を崩さないペレス。
(ペレス:23歳、バトン:33歳)

同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は「ウチには伝統的にチームオーダーなんかないし、二人のバトルを止めるつもりはない」としながらも、「互いの不利益にならぬよう」と戒めた。
一方のバトンは「ペレスのドライビングはカートレースのよう」と皮肉っている。

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タイGP、最終レイアウトを明らかに

 Bangkok Image
かねて2015年の初開催に向け動いてきたタイGPだが、地元の『バンコク・ポスト』紙はその詳細についてタイ政府スポーツ局から内諾を得たと報じた。

それによれば開催地はタイの首都バンコクの中心部を通る市街地特設コースで、1周約5.995kmと現代のグランプリとしてはかなり長いコースになる。
また決勝は欧州との時差も考慮したナイトレースで、タイ王宮などバンコク市街の著名な観光地を巡る変化に富んだものという。
またスタート/フィニッシュ地点はチャオプラヤー川の河岸ということで川の中にグランドスタンドというこれまでにないレイアウトも想定されている。

こうしたレイアウトとグランプリの最終計画は今後3か月以内にタイ政府から最終承認を受ける予定という。

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ロン・デニス氏降格の噂もマクラーレンは否定

R.Dennis & M.Whitmarsh (C)McLaren Group
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ドイツの有力誌『アウトモーター・ウント・スポルト』は、マクラーレン・グループの乗用車部門で大きな赤字を出した責任を問われ、かつてのグループ総帥ロン・デニス氏が取締役会から外れるという降格処分を受けたと報じた。

現在代表はマーティン・ウィットマーシュ氏で、デニス氏はマクラーレン・オートモーティブを担当するが大不振、グループはいま大株主であるバーレーン系の投資企業『マムタラカト』が大きな発言力を持っていて、そこからの圧力で降格になったというもの。

しかしマクラーレン・グループの広報は英『BBC』の取材に対し、「デニス氏の役職変更は本人の希望によるもので降格ではない」、と否定した。
とはいえ、かつてマクラーレンの「顔」だったデニス氏がグループ内で存在感を失ったことは事実のようだ。

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2013/04/26

ピレリ、結局ハードタイヤのコンパウンド変更へ

Image (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤは次戦スペインGPからハードタイヤのコンパウンドをより耐久性が高いものへと変更することを決定、各チームに通知した。

ピレリの今年のF1タイヤはこれまでの結果、デグラデーションが大きく耐久性に難があると指摘されていて、いずれのグランプリでも昨年よりピットストップ回数が増加している。
次戦から始まるヨーロッパ・ラウンドではこれまでより気温が下がることからさらに耐久性がなくなると憂慮されていたもの。

それでもこれまでピレリではタイヤに「大幅な変更はない」と言明していたものの、結局チーム側からの苦情に配慮せざるを得なくなった様相だ。

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フランコ・ゴッツィ氏(フェラーリ)死去

フランコ・ゴッツィ&エンツォ・フェラーリ (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、跳ね馬の歴史の一部だったフランコ・ゴッツィ氏がモデナの自宅で死去したことを発表した。
享年81。

ゴッツィ氏はまだフェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリ氏が活躍していた時代から約30年に渡ってスポーツディレクターやプレスオフィサー、コミュニケーション・マネージャー等として献身的に支えたという。

これについてエンツォ氏の子息であるピエロ・ラルディ・フェラーリ氏は、「フランコは自分が子供の頃から知っている。
私にプロとしての心構えを教えてくれた恩人だ」と、その功績を讃えた。

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2013/04/25

メルセデスAMG、来月には勢力の半分を新型車開発に

Mercedes 3 Pointed_Star (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームでマネージング・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏(41歳:オーストリア)は、同チームのF1活動について、来月には勢力の半分を2014年新型車開発に当てるとの見通しを明らかにした。

F1は来季大幅にレギュレーションが変更されることから各チーム共に今年超多忙な作業を強いられることになるが、メルセデスAMGチームでは今季マシンをアルド・コスタが、また来季マシンをジェフリー・ウィリスの担当と完全に分け、並行開発を行なっていくとみられる。

2010年の復帰以来、最もタイトル獲得へ本気になっていると言われるスリー・ポインテッド・スター、その真価が問われることになりそうだ。

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ピレリタイヤ、「タイヤの大幅変更考えてない」

Paul Hembery (C)Pirelli Motorsport
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F1は開幕のフライアウェイ4戦を終え、束の間のインターバルに入っているが、これまでのタイヤの戦闘力についてピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは次のように語っている。

「今年のわれわれのタイヤについて、さまざまな評価がされているのは承知しているよ。
しかし全11チーム中、8チームからはこれで良いと言われているんだ。
変更して欲しいと言うのは、レッドブルくらいかな。
彼らはもっとコンサバティブなタイヤを欲しているが、これはチャンピオン・チームなら当然のことだろう。
いまのところFIA(国際自動車連盟)から何も言われてないし、われわれは今季のタイヤについて大幅に変更することは考えてないね」

ただ各メディアが伝えるところでは、ほとんどのドライバー、チームが今季のタイヤの持ちの悪さに困惑しているというのが専らだ。

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フェラーリ、アロンソのDRS故障原因を究明

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、バーレーンGP決勝レースで同チームのアロンソのマシンに生じたDRS(可変リヤウィング)の故障原因を究明したと発表した。

それによればトラブルの原因はソフトウェアの問題ではなく純粋にシステム内のメカニカルコンポーネントの故障だったとしている。
DRSは導入してから今年で3シーズン目を迎えるがこうした故障は初めてということだ。

同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「このトラブルがなければアロンソは優勝争いも可能だった筈」とすると同時に、「今後は2度とこのようなトラブルを生じさせないよう対策する」と再発防止を誓っている。

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2013/04/24

バトン(マクラーレン)、「ペレスは攻撃的過ぎる」

Jenson Button (C)McLaren Group
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バーレーンGP決勝レースでチームメイトながら壮絶なバトルを演じたマクラーレン・チームは、レース後今後の関係悪化を防ぐため話し合いの場を持ったということだ。
このレースでマクラーレン・デュオは終始ホィールtoホィールのオーバーテイクを演じた挙げ句、4コーナーへのアプローチではついに接触するというシーンをみせた。

レース後バトンは「ペレスのドライビングは攻撃的過ぎる」と、若者を牽制。
ただ今回二人で話し合いをしたことで今後に何のわだかまりも残っていないことを強調した。

マクラーレン・チームは伝統的に二人のドライバーを統制することはせず、自由なレースを許しているが、トップチームに移籍後結果が出ていないペレスには少なからず焦りもあったようだ。

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ポルシェ、「ウチはスポーツカーの会社」と噂否定

Porsche F1 (C)Porsche AG
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2014年のF1規定大幅変更をにらみ、またぞろ持ち上がるポルシェのF1参戦話だが、同社のモーターレーシング部門を束ねるウルフガング・ハッツ/研究開発部門責任者(53歳)は、これを「ウチはスポーツカーの会社」と、これを全面否定した。

これはいま行われている上海国際モーターショーの会場で語ったもので、その中でこのドイツ人は「知られてように、われわれはスポーツカーのメーカーだ。
そしてレース活動で得られたものをロードカー(市販車)へフィードバックすることを目的として活動している。
そうした意味で現代のF1はあまり関連性があるとは思えない。
タイヤや、それに政治的な話題ばかりで、肝心のシャシーやエンジンについては、ね」と、シニカルな見解。

ルマン24時間レースなどの華々しいスポーツカーレースの印象が深いポルシェだが、1962年のフランスGPでは優勝(ダン・ガーニー)するなどF1でも高い実績を持つ。

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体調不良だった、キミ・ライコネン(ロータス)

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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バーレーンGPでもわずか2回のピットストップに抑えるなどみごとなマシンコントロールで2位表彰台に輝いたロータス・チームのキミ・ライコネンだが、地元フィンランドの『ツルン・サノマット』紙らが報じるところによれば、実は体調不良でレース出場が危ぶまれるほどだったのだという。

パーソナル・トレーナーによれば、ライコネンは以前から主に皮膚に発症するアレルギー症状があって、年に数回同様のケースはあるという。
今回も治療のため決勝レース前のドライバーズ・パレードに遅れたということだ。

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2013/04/23

ライコネン(ロータス)、来季についての話は拒否

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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巧みなタイヤ・マネージメントと際立つ高い完走率でポイントを重ねるロータス・チームのキミ・ライコネン(33歳:フィンランド)には、関係者から高い評価が与えられているが、複数のチームから来季の契約もあるのでは、と関心が高まっている。

しかしバーレーンGPのレース後これについて聞かれたライコネンは、「確かに僕とロータスとの契約は今年末までで、その後のことは何も決まっていないよ。
でも今はこのチームで全力を挙げるのが僕の仕事だし、すべてがうまく廻っているところ。
残念ながら来年の話を今するつもりはまったくないね」と、煙に巻いた。

レッドブル・レーシングでは来季ウェバーの離脱が確定的とみられ、その後任になる可能性は低くはなさそうだ。

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4位ディ・レスタ(フォース・インディア)、「表彰台は次回に」

Paul Di Resta (C)Sahara Force India F1
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21日(日)行われたバーレーンGP決勝レースで一時は首位を走るなど大活躍をみせたフォース・インディア・チームのポール・ディ・レスタだが、最終的には4位でフィニッシュ、惜しくも初の表彰台という夢は叶わなかった。

「確かに表彰台に上がれたら最高だったと思うけれど、今の力では4位というのは上出来の結果だったと思うな。
クルマのポテンシャルは100%発揮できたと思うし、フライアウェイ(遠征)のレースにもかかわらずチームは万全の体制でサポートしてくれた。
表彰台は次のレースに取っておくよ」

ディ・レスタにとって4位は昨年のシンガポールGPに続くものだ。
なお、同じく2ストップ作戦を採ったライコネン(ロータス)は今回2位になっている。

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アロンソ(フェラーリ)のレース、DRSでぶち壊し

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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開幕3戦を終えてランキング3位。
スタート位置も2列目からということで必勝を期してバーレーンGP決勝に臨んだフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だったが、そのレースはDRS(可変リヤウィング)のトラブルにより散々なものだった。

「トラブルが起きるのは仕方ない。
こういうことも含めてレースというものだからね」と語るアロンソは、さらに次のように説明した。

「リヤのグリップがなくなったので、僕はてっきりタイヤに問題が起きたと思ったんだ。
でもチームから『DRSに問題があるのでピットインしろ』と言われたよ。
いったんは直ったのかと思ったけど、その時のアウトラップでもう再発さ。
わずか2周で2回もピットインしたし、その後はDRSなしでレースをするんだからとても難しかった。
表彰台の顔ぶれをみると、ベッテル(1位)はともかくとして、トラブルがなければもっとポイントが稼げたかな、とは思ってしまうね」

2位なら18ポイント獲得だったが、アロンソが今回手にしたのはわずか4ポイント(8位)だった。

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2013/04/22

ベッテル、3ストップ戦略でバーレーングランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年バーレーングランプリ 決勝
2013年4月21日、サクヒール

現世界王者セバスチャン・ベッテルが3ストップ戦略でバーレーングランプリを制し、ドライバーズ選手権における2位との差を10ポイントに広げました。ベッテルは、P-Zeroホワイト・ミディアムタイヤで2番グリッドからスタートしました。そして、その後の3スティントをP-Zeroオレンジ・ハードタイヤで走行し、2位との差を9秒以上つけて通算28回目の優勝を果たしました。

バーレーンの暑さの中、2ストップから4ストップまで多様な戦略が展開され、表彰台争いでもタイヤ戦略が重要な役割を演じました。ロータスのキミ・ライコネンが2ストップ戦略で2位を、チームメイトのロマン・グロージャンが3ストップ戦略で3位を獲得しました。グロージャンは、レース終盤、2ストップ戦略を採っていたフォース・インディアのポール・ディ・レスタをオーバーテイクし、2013年バーレーングランプリの表彰台は昨年と同じ顔ぶれが揃いました。

ハードタイヤでスタートしたドライバーは、フェラーリのフェリペ・マッサ、ロータスのロマン・グロージャン、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、ウィリアムズのバルテリ・ボッタス、トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュ、ザウバーのエステバン・グティエレスでした。その他のドライバーは、ミディアムタイヤでスタートを切りました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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佐藤琢磨(ホンダ)、インディカー・シリーズ初優勝

佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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21日(日)行われたインディカー・シリーズの第3戦ロングビーチ決勝レースで、予選4位からスタートした元スーパー・アグリ等のF1ドライバーである佐藤琢磨(ホンダ)が初優勝を遂げた。

佐藤琢磨:
「言葉もありません。最高の気分です。
信じられないですし、本当にうれしいです。
今週は完ぺきなレースウイークエンドになっていました。
チームが最高の仕事をしてくれました。ピットストップも作戦も完ぺきでした。
Hondaエンジンもパワフルで、レース中の私は、マシンを限界で走らせることを楽しむことさえできていました。

開幕2レースで課題となっていたピットストップも、今日は本当にすばらしかったです。
クルー全員が完ぺきな仕事をしていました。
自分も集中力を保ち、与えられた仕事をやり遂げようと考えながら走っていました。
その結果、すべてがうまくいって、まるで簡単に勝てたように感じたほどでした。
この勝利が、まだ震災の影響が残っている日本に、いいニュースとなってくれるといいですね。
日本の朝に、こうしたニュースを届けられることをうれしく思います」

佐藤琢磨・初優勝のニュースはこちら

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ピレリ、「マッサのトラブルはデブリ(破片)から」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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ピレリタイヤは、バーレーンGP決勝レースで再三マッサ(フェラーリ)を襲ったタイヤのトラブルは路面上のデブリ(破片)によるものとの見解を明らかにした。

同レースでは、マッサのマシンの後輪が大きくバースト(破裂)。
その瞬間の模様が国際映像で流されると関係者の多くが息を呑んだ。

これについてレース後タイヤを調査したピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「残された残骸を見たところ、他の異なるカーボン繊維が見出された。
このことから破損の原因は路面にあったデブリ(破片)によるものと現段階では判断している」と、説明した。
またマッサの場合1回目はトレッドの剥離だったが、2回目はパンクであるとも付け加えた。

今回は最終フリー走行でもハミルトン(メルセデスAMG)のタイヤが破損。
この時はさらにサスペンションやギヤボックスまで傷める大きなダメージを誘発した。

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ライコネン(ロータス)、「まだ勝つレベルにはない」

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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今季開幕戦での勝利に加え、この2戦連続の2位表彰台に輝くロータス・チームのキミ・ライコネンだが、「まだ勝つレベルにはない」と、本人はいたって冷静な分析だ。

「残念ながら今のわれわれには勝つだけのレベルにはないよ。
昨日の予選ではあの程度だったし、仮にもっと予選がうまくいったとしても決勝レースで速いマシンに太刀打ちは出来なかったことだろう。
それを考えればこうして2位になれたのは素晴らしいことだよ。
たくさんのポイントを稼いで、ベッテルから大きく離されずに済んだんだからね。
スペインまでのインターバルで、マシン自体をもっと改良しなくっちゃ」

それでも開幕4戦で1位-7位-2位-2位というのはチャンピオンを獲得した2007年の1位-3位-3位-リタイヤの時を上廻る好ペースと言える。

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FIA(国際自動車連盟)、「テレメトリー改善スペインGPで」

Signal Image (C)Renault F1 UK
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開幕から続くFIA(国際自動車連盟)によるF1マシンへのテレメトリー・システムは今回も不調で、結局決勝レースでも使われることなく第4戦を終えた。
これはコントロールタワーとそれぞれのマシンを結ぶもので、本来イエローコーションやセーフティカーの導入、DRSの使用可否やブルーフラッグなどさまざまな情報を自動的にコクピットに表示されるもの。
しかしながら実際には表示までにタイムラグがあったりし、実践での使用には至らないレベルで終始している。

これについてFIAでは、ヨーロッパ・ラウンドの幕開けである次戦スペインGPまでには問題解決をするとし、それまでのインターバルで全力を傾注して改善する意向を明らかにしている。

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2013/04/21

バーレーンGPはベッテル(レッドブル)が優勝

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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バーレーンGP決勝レースは予選2番手からスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが優勝。
ベッテルの優勝は今季第2戦マレーシアGP以来で自身通算28勝目の快挙となった。

2-3位にはロータス・チームのライコネン&グロージャンが入り、初のW表彰台獲得と共にルノー・エンジンが1-3位を独占した。
ライコネンは今季3度目の表彰台、またグロージャンは昨年のハンガリーGP以来ということになる。
今回グロージャンは数々のバトルシーンを演じたが、昨年のような不安定さはなくしっかりとコントロールしてクラッシュなしに結果に結びつけた。

4位は惜しくも初の表彰台を逃がしたディ・レスタ(フォース・インディア)。
2位のライコネンと並び、2回のピットストップでフィニッシュしている。
5位はハミルトン(メルセデスAMG)、6位ペレス(マクラーレン)、7位ウェバー(レッドブル)、8位はDRS(ドラッグ・リダクション・システム)がトラブルに見舞われ大きなハンディを背負ったアロンソ(フェラーリ)、9位ポールからスタートのロズベルグ(メルセデスAMG)、そして10位がバトン(マクラーレン)でここまでが完走。
マクラーレン勢はペレスが3回、バトンが4回のピットストップと戦略を異にした。

以下、マルドナド(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、ボタス(ウィリアムズ)、マッサ(フェラーリ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ピック(ケータハムF1)、グティエレス(ザウバー)、ビアンキ(マルシアF1)、チルトン(マルシアF1)、そしてデル・ガルデ(ケータハム)の順。
マッサは右後輪が突然ブローするという怖いアクシデントに見舞われている。
なおリタイヤとなったのはマシントラブルのベルニュ(トロ・ロッソ)だけだった。

バーレーンGP:決勝レースの結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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決勝では多彩な戦略が可能に (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2013年バーレーングランプリ 予選
2013年4月20日、サクヒール

メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤで1分32秒330を記録し、日曜日の決勝ではポールポジションからスタートします。今回のグランプリ用として、P Zeroオレンジ・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。2013年型ミディアムタイヤを使用したロズベルグのポールタイムは、昨年、ソフトタイヤを使用して記録されたレッドブルのセバスチャン・ベッテルのポールタイム1分32秒422よりも速いものでした。バーレーンでのロズベルグのポール獲得により、1950年代、ファン・マヌエル・ファンジオとスターリング・モスの時代以来のメルセデスによる連続ポールポジション獲得となりました。

午前中に行われた最終フリー走行(FP3)では、各ドライバーはハードとミディアムの両コンパウンドを使用しました。フェラーリのフェルナンド・アロンソが、セッション終盤にミディアムタイヤで1分33秒247の最速タイムを記録し、路面の改善状態を強調しました。先に課されたグリッドペナルティにより、日曜日のグリッドは、予選のトップ10タイムと異なった様相を呈します。この点は、予選においていくつかのチームの戦略に影響を与えました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデスAMG)、「やってみなければ」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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僚友ロズベルグがポールポジション獲得に輝く一方で、予選4位となったルイス・ハミルトンにはさらにペナルティでグリッド5番降格が科せられ、日曜日の決勝レースは9番手のポジションからのスタートが決まった。

「僕にとっては最高の一日とはいかなかったけど、ロズベルグのポール獲得には心からおめでとうと言いたいよ。
チームにとってはこれで2戦連続のポールからのスタートになったんだしね。
残念ながら僕のほうには予選グリッド5番降格のペナルティがあって明日のレースは厳しいものになるだろうけれど、こういうことはしばしばあるもの。
レースなんてやってみなければわからないし」

今シーズンここまでタイヤの使用についてアドバンテージがあるとみられたメルセデスAMGチームだが、今回は厳しいのでは、との見方も強い。

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ポール獲得ロズベルグ(メルセデスAMG)、「完璧!」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン初、自身通算でも昨年の中国GP以来の2度目となるポールポジション獲得の快挙を果たしたメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ(26歳:ドイツ)は、「すべてが完璧だった」とその鬼神の走りについて述懐した。

「最高だよ、完璧だったね。
すべてがうまくいったというのは今シーズン初めてのことさ。
これで僕のシーズンがやっと開幕したような、そんな気分だもの。
フリー走行を終えて、夜通しセットアップを詰めてくれたスタッフに感謝しているよ。
とはいえ、明日の決勝レースはタイヤのことを考えても僕らにとって厳しいものになることだろう。
去年(中国GP)のような訳にはいかないね。
ロングランでは僕らより速いチームがいくつもあるから厳しいけれど、先頭でスタートする優位を活かせるよう頑張るよ」

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F1供給タイヤ、2014年以降の契約難航も

Pirelli F1 Staff (C)Pirelli Motorsport
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F1では2011年からイタリアのタイヤ・メーカー『ピレリ』がタイヤを独占供給しているが、この契約は2013年末が期限で、2014年以降についてはいまだ確定していない。
これについてFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)のバーニー・エクレストン代表は「契約交渉についてはすでにすべて整った」とピレリ継続の見通しを明らかにしているが、どうやら事態はそれほど楽観的なものではないようだ。

これについてピレリ陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは「整ったというのは先方の話であって、われわれはそうではない」と、慎重な見方を崩していない。
それによれば、かつてブリヂストンタイヤがF1タイヤの独占供給によって世界的なブランド・イメージを構築したのに対し、ピレリタイヤは逆に欧州市場でシェアを縮小しているため、経営陣から前向きの支援が得られていないというもの。
ヘンベリー氏は明言こそしなかったものの、とりわけいまタイヤの著しい性能低下がピレリの側に責任があるかのような報道に対し、これがFIA(国際自動車連盟)からの指示によるもの、との不満があるようだ。

いまのところ代替のサプライヤーとして韓国のハンコックらが名乗りを挙げているとも伝えられている。

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今度はトヨタにもF1復帰の噂流れる

Toyota RVX-06 V8 Engine (C)Panasonic Toyota Racing
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F1は2014年シーズンからエンジン関連の規定が大きく変更されることで、一部にマクラーレンと組むというホンダの復帰が根強くささやかれているが、今度は同じく日本のトヨタの名前までささやかれているようだ。

これはスイスの『ブリック』紙が報じたもので、それによればこちらがタッグを組むのは再びウィリアムズ・チームであるとされている。
もし実現すれば、もともとトヨタの育成ドライバーでもあった小林可夢偉のF1復帰にも大きな援軍になるかも知れない。

かつて2007年から3年間両者はコンビを組み、日本の中嶋一貴の起用もあったがこの時は思うような結果が残せないまま袂を分かつている。

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2013/04/20

バーレーンGPポールはロズベルグ(メルセデスAMG)

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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バーレーンGPの公式予選が終了。
みごとここでポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグで、ポールはこれで自身通算2度目。
最初のポールとなった昨年の中国GPではポールTOウィンを果たしている。
またメルセデスAMGチームはこれで2戦連続のポールポジション。

0.254秒の差で惜しくも2番手となったのはベッテル(レッドブル)。
3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ウェバー(レッドブル)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手スーティル(フォース・インディア)、9番手ライコネン(ロータス)、そして10番手がバトン(マクラーレン)。
バトンはコースに出ただけで最初からタイムアタックに挑む様子はみられなかった。

なおハミルトン(メルセデス:今回ギヤボックス交換)&グティエレス(ザウバー:前戦のアクシデント)はいずれもグリッド5番降格、またウェバー(レッドブル:前戦のアクシデント)にはグリッド3番降格のペナルティがそれぞれ確定している。

バーレーンGP:公式予選の結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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予選Q2、グロージャン&ペレスらが脱落

予選Q2のトップタイム1'32.746ははベッテル(レッドブル)が記録。
これにロズベルグ(メルセデスAMG)が0.121秒差で続いた。
3番手はウェバー(レッドブル)、4番手ライコネン(ロータス)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、7番手ハミルトン(メルセデス)、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手スーティル(フォース・インディア)、そして10番手には辛くもマクラーレンのバトンが食い込んだ。

一方、グロージャン(ロータス)、そしてペレス(マクラーレン)らは無念の敗退。
その他にもここで脱落したのは前戦Q3進出を果たしたリカルド(トロ・ロッソ)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、そしてボタス(ウィリアムズ)&ベルニュ(トロ・ロッソ)の6台となった。

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予選Q1もアロンソ(フェラーリ)が最速タイム

バーレーンGPの予選Q1が終了。
ここでトップタイムをマークしたのはフリー走行3回目に続きフェラーリのアロンソで、ただ一人ベストタイムを1分32秒台に入れる1'32.878をマークした。
2番手ベッテル(レッドブル)、3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手グロージャン(ロータス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手ライコネン(ロータス)、9番手ウェバー(レッドブル)、10番手にスーティル(フォース・インディア)。

マクラーレンはバトン11番手、ペレス13番手で通過。
ここで脱落したのはマルドナド(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、ピック(ケータハムF1)、ビアンキ(マルシアF1)、デル・ガルデ(ケータハム)、そしてチルトン(マルシアF1)の6台。

なお午前のフリー走行でマシントラブルに見舞われたハミルトン(メルセデス)は、この影響でギヤボックスを交換。
これにより予選グリッド5番降格のペナルティを科せられることになる。

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フリー走行3回目はアロンソ(フェラーリ)がトップタイム

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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20日(土)、公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションは、2コーナーで珍しくスピンアウトするシーンも演じていたフェラーリのアロンソが1'33.247でトップで終えた。
2-3番手にベッテル&ウェバーのレッドブル勢、4番手にライコネン(ロータス)、5番手がハミルトン(メルセデス)だったが、ハミルトンのマシンは最後のラップで左後輪がパンクしてスローダウン、ストレートを走行中でのことで原因はサスペンション・トラブルとみられる。
ハミルトンは今回のセッション途中スピンする場面も見られたが、それが関係しているかどうかは不明だ。

6番手グロージャン(ロータス)、7-8番手にスーティル&ディ・レスタのフォース・インディア勢、9番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、そして10番手がヒュルケンバーグ(ザウバー)、チームメイトのグティエレスはこのセッションで最多となる29ラップを周回したが、タイムは最下位だった。
フェラーリのマッサは11番手、マクラーレン勢はバトン12番手、ペレス13番手。
またマルシアのチルトンはマシントラブルのためピットで長時間にわたる作業を強いられていて、不安のまま午後の公式予選を迎えることになりそうだ。

バーレーンGP:フリー走行3回目の結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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決勝では3ストップ戦略が予想される (ピレリ)

キミ・ライコネン (C)Pirelli Motorsport
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2013年バーレーングランプリ フリー走行
2013年4月19日、サクヒール


ロータスのキミ・ライコネンが、金曜日のフリー走行2回目(FP2)で最速となりました。ライコネンは、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用してセッション中盤に1分34秒154を記録しました。バーレーングランプリ用として、P Zeroオレンジ・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。

フェラーリのフェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソがトップ2となったフリー走行1回目(FP1)では、各ドライバーはハードタイヤのみを使用しました。路面温度が42℃に達したFP2では、全チームがハードとミディアム両方を使用しました。FP2終盤、日曜日の決勝で遭遇する厳しいコンディションのシミュレーションのため、各チームは重い燃料を搭載したロングランに集中していました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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エクレストン氏、2014年マシンの低速化を危惧

Image (C)Redbull Racing
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F1は2014年シーズンに大幅なレギュレーション変更を予定しているが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表はこれによるF1マシンの低速化を危惧しているようだ。

これはドイツの有力誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによればこのF1総帥は、「2014年のF1は今年のものより4-5秒は遅くなることが予想される」と、考えているという。
2014年には搭載エンジンが現行の2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボになることに加え、最大回転数が12,000rpmに抑えられること等があるためだ。

同氏は、「GP2マシンやフォーミュラ・ルノーとたいして変わらないF1では魅力に欠ける」と、断じている。
ただこの時期になってまた規定が変更となればエンジン・メーカー側からの反発が避けられないとみられる。

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コバライネン(ケータハム)、「これを契機に……」

Heikki Kovalainen (C)McLaren Group
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19日(金)行われたバーレーンGPのフリー走行1回目セッションで昨年の最終戦ブラジルGP以来となるグランプリ・セッションを走行したケータハムF1のヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)は、「これを契機にまたレースシートを獲得したい」と、F1正式復帰に意欲をみせた。

「トニー(フェルナンデス代表)と話をして、チームには僕にまだできる仕事があるということで急転話が決まったんだ。
でも決まっているのはまだ金曜日にドライブするということだけで、それ以上のものはない。
ただ今の僕にとってはこの場に身を置いているということが重要なんだ」と、コバライネン。

マクラーレン時代の2008年には優勝したこともあるコバライネンだが、それ以降は資質を認められながらもチーム(マシン)に恵まれず後位に甘んじている。

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初日最速ライコネン(ロータス)、「別に……」

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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バーレーンGP初日のフリー走行では目下ランキング2位と好調のキミ・ライコネン(ロータス)がタイミングモニターの最上位に立ったが、当人のコメントはまだ素っ気ないものだった。

「最速と言われてもまだフリー走行だからね、別に……。
そもそも他のドライバーがどういうプログラムでやっているのかわからないし、そんなこと気にしないのが一番さ。
実際、僕の最速ラップの時だって最終コーナーでミスしているんだし、今日のタイムで勢力図なんて推し量れる訳がないさ。
ま、明日だね」と、冷静なフィンランド人。

チームによればこの日は午前にセットアップ、そして午後になって決勝レースを見据え燃料を搭載してのロングランと、予定通りのスケジュールをこなしたという。
なおチームメイトのグロージャンのほうは開幕からここまで原因不明の不安定な挙動に悩んでいるということで、今回は新しいシャシーを投入したということだ。

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2013/04/19

フリー走行2回目はライコネン(ロータス)が最速

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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19日(金)午後のバーレーンGPフリー走行2回目セッションは引き続きドライコンディションで行われた。
トップタイムをマークしたのはロータス・チームのキミ・ライコネン。
ただそのタイムは午前より0.3秒ほど短縮したものの、期待したほど短縮はされなかった。
2-3番手にはウェバー&ベッテルのレッドブル勢。
ウェバーのタイムはライコネンからわずか0.03秒という僅差のものだった。
以下4番手にはアロンソ(フェラーリ)、5番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、9番手スーティル(フォース・インディア)、そして10番手にハミルトン(メルセデス)がつけた。

依然として苦戦が続くマクラーレン勢はバトンが11番手、ペレスは13番手。
同じくウィリアムズ勢はマルドナド16番手、ボタス17番手となっている。

バーレーンGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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バーレーンGPフリー走行が始まる

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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19日(金)、今季第4戦となるバーレーンGPのフリー走行がスタートした。
午前に行われた1回目セッションでは、今回ケータハムがデル・ガルデに代わってヘイキ・コバライネンがカーナンバー20を、またマルシアではビアンキに代わってロドルフォ・ゴンザレスがカーナンバー22をそれぞれドライブした。

まずこのセッションで最速タイムを記録したのは1'34.487をマークしたフェラーリのマッサで、これにチームメイトのアロンソが続く好調さをみせた。
3番手にはロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手ベッテル(レッドブル)、5番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手ウェバー(レッドブル)、8番手スーティル(フォース・インディア)、9-10番手にロータスのライコネン&グロージャンとなった。

マクラーレンのペレスは11番手、メルセデスのハミルトンは13番手。
ただまだ路面コンディションもダスティーで現時点でのタイムはあまり当てにはならなそうだ。

バーレーンGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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トップチームのプレッシャーにたじろぐペレス

Sergio Perez (C)McLaren Group
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昨年まで在籍したザウバー・チームから今季はマクラーレンに移籍を果たしたセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)だが、トップチームならではのプレッシャーにさらされているようだ。

本人は「これまで3戦のうち、2戦はマシンのポテンシャルを最大限引き出して戦えたと思っている。
でも、マクラーレンのようなトップチームにいるとそれでは許してもらえないんだね。
たった1度のパフォーマンス不足で、これだけ非難されるなんて思っていなかったよ」と、弁解。

いきなり元チャンピオンと比較されるのは不運とはいえ、ここまでの3戦でQ3進出は1度だけ。
12ポイント対2ポイントという点差以上に印象を悪くしているペレスには、チーム代表のウィットマーシュ氏からも「もっとパフォーマンス向上が必要」と、発破を掛けられている。

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ウェバー(レッドブル)、マテシス/オーナーと重要会談へ

M.Webber & D.Mateschitz (C)Redbull Racing
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マレーシアGPでのチームオーダー騒動からその去就に注目が集まるマーク・ウェバーが、今週のバーレーンGP終了後レッドブル・グループの総帥であるディートリッヒ・マテシス/オーナーと直に会談の場を持つことがわかった。

これはレッドブルの本拠オーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙が伝えたもので、ウェバーの側に増幅しているとみられるチームへの疑問ないし不満をオーナーが直接聞く機会になるようだ。

また一部に伝えられたポルシェとの長期契約について、いまのところウェバーは肯定も否定もしていないという。

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マルシア、バーレーンGPフリーにゴンザレス起用

Rodolfo Gonzalez (C)Marussia F1 Team
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マルシアF1チームは、19日(金)行われるバーレーンGPのフリー走行1回目セッションに、先に同チームの第3ドライバー&テストドライバーに指名したロドルフォ・ゴンザレス(26歳:ベネズエラ)を起用することを明らかにした。

ゴンザレスはこれまでケータハムF1やフォース・インディアでF1マシンを走らせた経験を持つが、本格的なグランプリ・セッションを走るのはこれが初ということになる。

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F1スポンサー、紛争のバーレーンGPを敬遠

『UBS』 (C)Sahara Force India F1
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F1スポンサーシップのベテラン・コンサルタントであるジム・ライト氏は、バーレーンGPに関わる複数のスポンサーが少なからず変化しつつあると憂慮していることを明らかにした。

それによればこのところバーレーンで国内の政情不安が続いていることにより、本来中立の立場を取るべきスポンサーは頭を痛めていて、その分が同じ中東でもバーレーンに比べて平穏なアブダビGPのほうへ移行しつつあるのだという。
その一例として、中国GPのタイトル・スポンサーでもある『UBS』(スイスの大手金融会社)は、バーレーンではホスピタリティを用意することなくその分をアブダビGPに廻す方針を考えているという。

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏もFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長も揃ってバーレーンが安全であることを強調しているが、国内の反政府グループはすでに世界的イベントであるF1グランプリをデモの標的にするとしている。

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2013/04/18

ウィットマーシュ代表(マクラーレン)、「ペレスは向上が必要」

M.Whitmarsh & S.Perez (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、ここまで苦闘が続いているセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)について、「もっとパフォーマンスを向上させることが必要」と現状に満足していないことを明らかにした。

「確かにわれわれは今シーズン、ドライバーに理想的なクルマは提供できていない。
しかしそれでもバトンが成し遂げた素晴らしい仕事ぶりに比べれば、ペレスのパフォーマンスには満足することができないでいる。
ただペレスが類い稀な才能を持っていることについては確信しているのでこれからもチームは全力でサポートしていく」と、ウィットマーシュ代表。

英『オートスポーツ』は先の中国GPでのレースを総括、5位に入った僚友バトンには「現状で最良の結果」として9点を与えたものの、ペレスにはわずか3点という辛口評価しか与えられなかった。
ちなみに優勝したアロンソ(フェラーリ)には10点満点が与えられている。

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バーレーンGPのレーススチュワードはミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるバーレーンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)を、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(46歳:フィンランド)が務めることを明らかにした。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタで走ったことでさらに日本では馴染み深い。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

なおサロ氏がスチュワードを務めるのは昨年のヨーロッパGP以来ということになる。

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コバライネン、ケータハムF1リザーブとして復帰

Heikki Kovalainen (C)Caterham F1 Team
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昨シーズン限りでケータハムF1のレースドライバーから離脱したヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)が、次戦バーレーンGPから再び同チームのリザーブドライバーとして復帰することがわかった。

同チームによれば、コバライネンはとりあえずバーレーンGPとスペインGPのフリー走行1回目に出走し、本格的な開発ドライバーとしてマシンのレベルアップを図るということだ。

なおすでにリザーブドライバーとして発表しされていたアレクサンダー・ロッシとマ・キンファに変更はない。
ロッシはケータハム・レーシングからGP2シリーズに参戦する。

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エクレストン氏、「ブラジルGP今年が最後」と牽制

2012 Image (C)Mercedes Motorsports
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表で、F1開催に絶大な権限を持つバーニー・エクレストン氏が、ブラジルGPの開催地(インテルラゴス)であるサンパウロ市に対し施設を大幅に改善するようプレッシャーを掛けている。

これは、地元ブラジルの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』紙が報じたもの。
それによればエクレストン氏は、「インテルラゴス自体は確かにエキサイティングで誇れるサーキット・レイアウトだろう。
しかしその設備はドライバーやチームのみならず、観客やゲストにとっても世界最悪のレベルだ。
われわれはこれまで再三施設の改修を求めているが、彼らは応じようとしていない。
残念ながらこのままでは今年が最後のブラジルGPになることだろう」と強い言葉を浴びせているとのことだ。

サンパウロ市側はこれに対し今のところコメントしていない。

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2013/04/17

P Zeroコンパウンドの最も硬い組み合わせがバーレーンに登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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バーレーングランプリ プレビュー: サクヒール 2013年 4月19-21日

2013年4月15日、ミラノ

中国グランプリの翌週、Formula Oneの舞台は、P-Zeroオレンジ・ハードとP-Zeroホワイト・ミディアムが選択されているバーレーンへと移ります。バーレーン・インターナショナルサーキットでは、高い気温と路面温度が予想され、周辺の砂漠からの砂により路面はしばしばダーティーとなります。バーレーンは、流れるような高速かつ技術的に難しいサーキットです。このため、ピレリがFormula One復帰準備を行った際には理想的なテスト地となりました。この全長5.412kmの多様なコース幅のトラックで最も要求されるものは、トラクションとブレーキングです。タイヤのデグラデーションは比較的大きいと予測されるため、最も硬い方の2つのコンパウンドが選択されました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「バーレーンは、テストでの経験はありましたが、昨年のグランプリでは数少ない初走行のサーキットのひとつでした。高い気温と路面温度のため、タイヤにとってはシーズン中で最も厳しいトラックのひとつとなります。金曜日の走行後、データを解析してより正確な予測を立てる必要がありますが、現時点では3ストップになると思われます。バーレーンでのレースの難しさのひとつは、サーキット上に吹きつけられる砂の量によって、路面の改善が予測しづらいことです。しかし、昨年の経験からすると、多様なレース戦略が可能になり、予選の結果が良くなかったドライバーでも決勝で挽回することができるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ロータス・チーム/オーナー、ライコネン移籍説否定

Gerard Lopez (C)Lotus F1 Team
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昨シーズンはランキング3位、今年もここまで連続入賞で2位とその確かな実力をみせているキミ・ライコネン(ロータス)にはフェラーリやレッドブルらから相次いで「秋波」が送られているが、当のロータス・チーム/オーナーであるジェラール・ロペス氏はライコネン移籍の可能性否定に躍起だ。

「われわれとライコネンとの関係はすべて良好だ。
そしてわれわれは彼が望むものを与えられるよう全力で整えるつもりだし、彼が他チームへの移籍を考える理由はないと確信しているよ。
そんなことよりレッドブルは、自分のところの体制を心配するほうがいい」

チームの母体であるジェニイ・キャピタルのCEO(最高経営責任者)でもあるロペス氏は、キミ・ライコネンやロバート・クビサ獲得でもこれを主導した経緯がある。

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バーレーンGPの週末はいずれも晴天の予想

2012 Image (C)Ferrari S.p.A
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今週、F1は引き続き第4戦のバーレーンGP。
アジアから中東へと場所を移して行われる。
地元気象台の予報によれば金・土・日いずれの日も晴れとの予報で、今回も雨の心配なくレースウィークが迎えられそうだ。
ただ気温は大幅に高くなることが予想され、タイヤへの配慮も重要になりそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
4月19日(金) フリー走行 晴れ 23- 25度 55%
4月20日(土) 公式予選 晴れ 24- 32度 57%
4月21日(日) 決勝レース 晴れ 21- 31度 62%

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ピレリ、ソフト不評でバーレーンGP用タイヤ変更へ

Tyre Work (C)Scuderia Toro Rosso
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ピレリタイヤは、今回の中国GPに投入したソフトタイヤが不評だったことを受け、今週末のバーレーンGPでは予定を変更しソフトではなくミディアムタイヤを持ち込むことにするようだ。
変更されればバーレーンGPではミディアム&ハードタイヤという組み合わせになる。

ピレリの新しいソフトタイヤは、中国GPで初めて使われたが一発のタイムは出るもののその後のタイムダウンが激しく、加えて平均6ラップ程度しか使用に耐えられなかったと言うことで批判を浴びたもの。
(タイヤが異なるが、昨年はソフト&ミディアムだった)

しかしそれでもバーレーンGPでは3ストップが主流になるだろうと同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは予想している。

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2013/04/16

FIA(国際自動車連盟)、再びテレメトリーの不備認める

Yellow/Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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今回の中国GP決勝レースで、イエローコーションになって禁止されたにも関わらず多くのドライバーがDRS(ドラッグ・リダクション・システム)を作動させたことで審議となっていたが、レース後マシンとのテレメトリーを詳細にチェックしたFIA(国際自動車連盟)は、システム自体に不具合があったことを認め、ドライバーに対して逆に非を詫びるという異例の結果に落ち着いた。

同システムはコントロールタワーと各マシンとを結ぶもので、今回のようにイエローコーションになれば自動的にコクピットに表示される筈だったがこれが機能するまで数分の遅れがあったとみられる。
今回、審議対象とされたのはレッドブルのベッテル&ウェバーの、ロータスのライコネン&グロージャン、さらにバトン(マクラーレン)、リカルド(トロ・ロッソ)、ボタス(ウィリアムズ)、そしてチルトン(マルシアF1)という実に8名の多きに渡った。

なおこのテレメトリー・システムは開幕からこれまでの2戦でも不具合がが続いており、レースディレクターにとって頭の痛い状況がさらに続いている。

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次戦開催地バーレーン、依然として抗議活動続く

 Bahrain Demo Image
今週F1は連続で開催、その舞台を中東の地バーレーンへと移すが、一部に依然として収まっていない国内の抗議活動について憂慮の声が聞かれている。

バーレーンもイスラム教のシーア派が国民の大多数を占めるが、他の多くのイスラム国と同じく国を統治するスンニ派との対立が深まっていて政府に反発する抗議活動が絶えない。
活動者はF1グランプリ開催にも反対していて、実際2011年にはバーレーンGPが中止に追い込まれた過去がある。
ただバーレーン政府はとりわけF1が行われるサクヒール周辺に厳しい警戒態勢を採っているとされる。

これについてチーム側は概ね、「FIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が大丈夫というのなら行くだけだ」と、極めて冷静な対応を取っているようだ。

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マーク・ウェバー、ポルシェと5年契約の噂流れる

M.Webber/Singapore (C)Redbull Racing
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先のマレーシアGPでのチームオーダー問題から、今季末での契約切れに伴いレッドブル・チーム離脱が必至とみられるマーク・ウェバー(36歳:オーストラリア)について、来季からポルシェへ移籍する、との噂が流れ注目を集めている。

これはポルシェの地元ドイツの『ビルト』紙らが報じたもので、それによればウェバーはすでにポルシェと5年という長期契約を結んだとの見方を伝えたもの。
ポルシェは現在スポーツカーレースをメインに活動しているが、再三伝えられるのがF1への復帰で、記事ではこれにもウェバーが参画する可能性を示している。
一方ポルシェ社のスポークスマンはこうした報道について「まったく根拠がない話」と、全面的に否定している。

さらに報道ではウェバーの後任候補として最右翼に、フェラーリでも名前の上がるキミ・ライコネン(現ロータス)の名前を伝えている。

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2013/04/15

「踏んだり蹴ったり」の週末、ウェバー(レッドブル)

Mark Webber (C)Redbull Racing
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前戦マレーシアGPではほぼ手中にしていた勝利を失ったマーク・ウェバー(レッドブル)。
今回の中国GPでは、予選でなんとガス欠に見舞われるというハプニングでQ2敗退、さらに燃料サンプルの提出も叶わずにグリッド最後尾スタートという処分を受けた。

いざレースがスタートするとまだ序盤にコーナーでジャン・エリック・ベルニュと接触、マシンを損傷してフロントウィング交換のため想定外のピットストップを強いられた。
さらにその際交換した右リヤタイヤの装着が不十分だったことからタイヤ脱落という不名誉で戦線離脱を余儀なくされ、これについてはチームがペナルティを受けた。
ウェバー自身は接触の原因がウェバーの側にあったとして次戦グリッド3番降格のペナルティを科せられる始末となっている。

さすがにウェバーも「この週末はまるで誰かが脚本を書いたとしか思えないような展開になった。
いや、もっとすごかった。
事実は小説より奇なり……かな」と、すっかり呆れ顔だった。

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危険作業でレッドブルには65万円の罰金

Mark Webber (C)Redbull Racing
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、さらにレッドブル・レーシングに対しても罰金のペナルティを科したことを明らかにした。

これは決勝レース14周目、トロ・ロッソのエリック・ベルニュと接触事故を起こし緊急ピットインしたウェバーが、同時に行ったタイヤ交換で作業ミスがあり走行中に右リヤタイヤが脱落したことについてのもので、レーススチュワードはこれを危険な作業と判断し、5,000ユーロ(約64万5千円)の罰金を科した。

同チームでは「ピットストップ時にはフロントウィングの交換作業があったのでタイヤ締め付けを急ぐ必要はなかった。
なぜ作業ミスが出たか不明」としている。

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アロンソ、3ストップ戦略で中国グランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年中国グランプリ 決勝
2013年4月14日、上海

フェルナンド・アロンソが3ストップ戦略で今シーズンの初勝利を中国で挙げました。アロンソは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで3番グリッドからスタートし、その後の3スティントをP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで走行し、2位となったロータスのキミ・ライコネンに10秒差をつけて優勝しました。

アロンソの優勝タイム1時間36分26秒945は、昨年の優勝タイム(ニコ・ロズベルグによる1時間36分26秒929)とほぼ同じでした。しかし、セバスチャン・ベッテルが記録したレースのファステストラップ、1分36秒808は、昨年の中国グランプリのファステストラップ(小林可夢偉による1分39秒960)より3秒以上速いもので、2013年型ピレリタイヤの優れた性能を印象づけました。

多くのチームがチーム内でも異なった戦略を採るなど、多様な戦略を駆使した決勝のスタートが切られました。ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ヒュケンベルグ(ザウバー)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)がミディアムタイヤで、他のドライバーたちはソフトタイヤでスタートしました。

決勝の上位4名は皆3ストップ戦略を採り、マクラーレンのジェンソン・バトンが2ストッパーで最上位の5位を獲得しました。バトンは、スタート後のスティントで23周を走行し、ミディアムタイヤで決勝序盤の最長スティントを走行しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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グティエレス(ザウバー)にも次戦グリッド5番降格ペナルティ

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、14日(日)行われた決勝レース中に起きたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)とエステバン・グティエレス(ザウバー)とのアクシデントについて審議した結果、スーティルのマシンの後部に追突した形のグティエレスに非があったと判断、次戦バーレーンGPでグリッド5番降格のペナルティを科すことを明らかにした。

これについて当のグティエレスも「いつもと同じようにブレーキングしたつもりだったけれど、ダウンフォースのロスやスピードの判断が甘く、追突してしまった。
間違いなく僕のほうにアクシデントの責任がある」として、レース後スーティルに謝罪したことを明らかにした。

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2013/04/14

ウェバー(レッドブル)に次戦グリッド3番降格ペナルティ

Mark Webber (C)Redbull Racing
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、決勝レース中にジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)と接触したマーク・ウェバー(レッドブル)に対し、ウェバーの側に非があったとしてペナルティを科すことを決めた。

このレースでウェバーは途中リタイヤしているため、次戦バーレーンGPでグリッド3番降格というペナルティになった。

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中国GPはアロンソ(フェラーリ)が制す

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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タイヤ戦略でレース終盤まで正確なポジションが分からないという混戦の末、2013年の中国GPを制したのは予選3番手からスタートしたフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソだった。
アロンソにとって昨年のドイツGP以来の優勝で、もちろん今季初勝利。
自身通算31回目の快挙ということになった。
2位はロータスのキミ・ライコネン、3位がメルセデスのルイス・ハミルトンだった。

惜しくも4位となったのは他とは異なるタイヤ戦略を採ったレッドブルのベッテルで、ラスト数周は鬼神の追い上げで前車ハミルトンを追ったが、オーバーテイクしたのはゴールラインを通過した後だった。5位もベッテルと同じく最後にソフトタイヤを残したバトン(マクラーレン)で他チームが3ストップ作戦のところを2回のピットストップで賄った。
また6位マッサ(フェラーリ)、7位大健闘で初入賞のリカルド(トロ・ロッソ)、8位ディ・レスタ(フォース・インディア)、9位グロージャン(ロータス)、そして10位がヒュルケンバーグ(ザウバー)でここまでがポイント獲得。

以下、11位ペレス(マクラーレン)、12位ベルニュ(トロ・ロッソ)、13-14位にボタス&マルドナドのウィリアムズ勢、15位ビアンキ(マルシアF1)、16位ピック(ケータハムF1)、17位チルトン(マルシアF1)、18位デル・ガルデ(ケータハム)までが完走となった。

リタイヤしたのはマシントラブルのロズベルグ(メルセデスAMG)、同じくトラブルから右後タイヤが脱落してしまったピットスタートのウェバー(レッドブル)、そしてアクシデントのスーティル(フォース・インディア)とグティエレス(ザウバー)ということになった。

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ハミルトン(メルセデス)、「移籍後初ポールは刺激的」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームに移籍後、3戦目にしてポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンは、「移籍後初ポールは刺激的」とその喜びを表した。

「ポールポジション獲得はチームにとってとても励みになる素晴らしい結果。
それが移籍してわずか3戦目で達成できたのだから刺激的、まさに最高の気分だよ。
エンジニアから『ポールだ!』って言われ、興奮して無線が切れちゃったから確認しなきゃいけなかったくらいさ。
もちろん明日の午後もこの位置にいたら最高だけど、そうはいかないだろう。
僕らは(ライフの短い)ソフトでスタートするけれど、ベッテルなんかはミディアムで走るだろうからね……」

メルセデスAMGチームにとってポールポジションは2010年のF1復帰後2度目。
最初も同じ中国GP(2012年:ロズベルグ)で、その時はみごと優勝を果たしている。

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ザウバー・チーム、今季初の予選トップ10入り

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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中国GPの公式予選で、ザウバー・チームのニコ・ヒュルケンバーグ(25歳:ドイツ)がQ3進出を果たしみごと予選10番グリッドを獲得した。
これはザウバー・チームにとって今季初の快挙ということになる。

そのヒュルケンバーグは「もしも誰かが事前に『トップ10に入れる』と言われても、到底信じなかっただろう、それくらい想像外でうれしかったよ。
Q3では最初からタイムを出すつもりがなかったんだけど、本気でアタックしていたらもっといいポジションが得られたかもね」と、喜色満面。

ただ、昨年の中国GPでザウバーは小林可夢偉が予選4番手、ペレスも8番手を得ていたのだが。

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多彩な戦略が見られる決勝へ (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年中国グランプリ 予選
2013年4月13日、上海

ルイス・ハミルトンがメルセデス移籍後初のポールポジションを獲得しました。P Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用したハミルトンのタイムは、昨年のポールタイムよりも0.5秒以上速い1分34秒484でした。今回の中国グランプリ用には、P ZeroイエローとともにP Zeroホワイト・ミディアムが選択されています。

ミディアムタイヤでセッションを開始したトロ・ロッソの両ドライバーを除き、大半のドライバーがQ1の1回のみのランにP Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用しました。予選時の気温は27℃、路面温度は41℃というコンディションでした。

最終Q3セッションは、多岐に渡ると見られる明日のレース戦略の重要な指標を示すものでした。レッドブルのセバスチャン・ベッテルとマクラーレンのジェンソン・バトンはミディアムタイヤでコースに出ましたが、バトンのみがミディアムタイヤでタイムを残しました。したがって、タイムを計測しなかったザウバーのニコ・ヒュルケンベルグとベッテルは、明日の決勝スタート時に装着するコンパウンドを自由に選択できます。

ピレリジャパン・プレスリリース

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燃料切れのウェバー(レッドブル)、給油機の故障が原因

Redbull/Pit (C)RedBull Racing
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予選アタック中に燃料切れでストップするというチャンピオン・チームらしからぬ「醜態」で最終ピリオド進出を逃がしたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーだが、その後その原因は給油機にあったとチームから発表された。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が自ら明らかにしたもので、給油機のトラブルにより入っていた筈の燃料が実際には給油されていなかったためという。
チームではテレメトリーによりこれに気付いたものの無線の指示でピットに戻る際中にウェバーは燃料を使い果たしピットまであとコーナー一つというところで力尽きた。

さらに不運だったのは予選セッション終了後に行われる燃料検査のためのサンプル(1リッター)も残っていなかったということで、残念ながら規定によりウェバーのマシンは予選結果から除外されることに。
明日の決勝レースではグリッド最後尾からのスタートを余儀なくされることとなった。

チームでは原因を作った給油機をすぐさま「排除」したということだが、その際蹴りを入れたかどうかは定かでない。

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予選回避のベッテル(レッドブル)、「レースは面白くなる」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ポールポジション獲得の常連でありながら、今回の予選最終ピリオドではあえてタイムアタックをせず9番グリッドに甘んじたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、「決勝レースは面白くなる」とタイヤ戦略重視の作戦に自信をみせた。

「今回、僕が採った作戦は明白なことだろう。
確かにこの週末、メルセデスやフェラーリが速かった。
でもそれはすべてソフトタイヤでの話。
ピレリのソフトタイヤは一発は速いけれどその後がサッパリだということがわかっているからね。
僕以外の上位はみんなそのソフトタイヤでスタートしなければならない訳だけれど、果たしてこれがどれだけ持つのかな。
その点、僕にはタイヤ選択の自由があるからね。
明日の決勝レースはきっと面白いことになるよ」と、笑みをみせた。

現状、すでにアタックを行ったソフトタイヤは6-7周程度しか持たないのでは、と予想されている。

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2013/04/13

ウェバー(レッドブル)、燃料サンプル不足で最後尾に

Mark Webber (C)Redbull Racing
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、13日行われた公式予選Q2で燃料不足によりストップしたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーに対し、予選決勝レースから除外することを通知した。

これは予選終了後、ウェバーのマシンからレギュレーションで規定されている燃料検査用のサンプル提出がされなかったため。
これによりウェバーは予選結果から除外され、明日の決勝レースは最後尾からのスタートとなる。

これについてチームでは、ウェバーのマシンの燃料残量は約150ccしか残っておらずサンプル用の1リットル提出は叶わなかったとしている。
ただウェバーにはピットレーンからスタートする選択の道が残されていて、マシン・セッティングの自由度からチームがこちらを選択する可能性は高い。

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中国GPポールはハミルトン(メルセデス)が獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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タイヤ戦略から各チームとも常態でない作戦を採った今回の中国GP公式予選は、結局メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンが今季初となるポールポジションを獲得。
ハミルトンのポールは昨季最終戦のブラジルGP以来で、自身通算27回目の快挙。
またメルセデスは昨年のロズベルグに続いて中国GP連続のポールということになった。

2番手はライコネン(ロータス)、3番手アロンソ(フェラーリ)でアロンソは今季初めてマッサに予選で勝ったことになる。
4番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手マッサ(フェラーリ)、6番手グロージャン(ロータス)、7番手がリカルド(トロ・ロッソ)で、実質予選アタックを行ったのはここまでの7台だけ。
バトン(マクラーレン)はアタックせずも計測タイムを出したので8番手。
9-10番手はコースに出ただけで実質アタックをしなかったベッテル(レッドブル)とヒュルケンバーグ(ザウバー)。
しかもベッテルはただ一人ミディアムタイヤで予選を終えたので明日の決勝レースは上位10台中、ただ一人ライフの長いミディアムタイヤでスタートする権利を勝ち取った。
ベッテルがポールポジションへの挑戦をせずに決勝レースに焦点を当てたというのはこれまで見られない希有なケースと言えそうだ。

中国GP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ウェバー(レッドブル)がガス欠で脱落

予選Q2はタイヤ戦略の妙か、なんとポールポジション最右翼のベッテル(レッドブル)が真っ先にコースに出るといういつもは見られない展開で始まった。
1回目のアタックを終了し、上位だったハミルトン&ロズベルグ、ライコネンは2回目のアタックをせず。

最終的にトップタイムはハミルトン(メルセデス)、2番手アロンソ(フェラーリ)、3番手ベッテル(レッドブル)、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、6番手ライコネン(ロータス)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手グロージャン(ロータス)、9番手リカルド(トロ・ロッソ)、そして10番手がヒュルケンバーグ(ザウバー)でここまでがQ3進出を決めた。

脱落したのはディ・レスタ(フォース・インディア)、ペレス(マクラーレン)、スーティル(フォース・インディア)、ウェバー(レッドブル)、マルドナド(ウィリアムズ)、そしてベルニュ(トロ・ロッソ)の6台。
ペレスのQ2敗退は開幕戦オーストラリアGPに続いて今季2回目。
またウェバーは1回目のアタック途中でなんとガス欠に見舞われるという椿事に見舞われ後退した。

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予選Q1、メルセデスAMG勢が1-2タイム

20分間の予選Q1は前半のほぼ10分間誰も走らず、コンディションが良くなる後半に全てのクルマが賭けた形。
最終的にトップタイムを記録したのはメルセデスAMGのハミルトンでこれにフリー走行でトラブルの出た僚友ロズベルグが続いた。
3番手マッサ(フェラーリ)、4番手ウェバー(レッドブル)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ベッテル(レッドブル)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手グロージャン(ロータス)、9番手ペレス(マクラーレン)、そして10番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)。

以下、リカルド(トロ・ロッソ)、ライコネン(ロータス)、マルドナド(ウィリアムズ)、スーティル(フォース・インディア)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ベルニュ(トロ・ロッソ)までがQ2進出を決めた。

ここで脱落となったのはボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、ビアンキ(マルシアF1)、チルトン(マルシアF1)、ピック(ケータハム)、そしてデル・ガルデ(ケータハム)の6台。
107%タイムは1'42.498で、全車問題なく無通過している。

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中国GP最後のフリー走行はフェラーリ勢が1-2タイム

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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中国GP最後のフリー走行が終了。
1時間に渡って行われた3回目セッション、引き続き路面はドライコンディション。
ここでトップタイムをマークしたのはフェラーリのアロンソで2番手にもチームメイトであるマッサが続き、今年の好調さを示した。
3番手にはメルセデスAMGのハミルトンが付けたが心配されるのは僚友ロズベルグが14番手に留まったこと。
ロズベルグはソフトにタイヤを交換した直後にクルマの不調を訴え、ガレージへ。
サスペンションに問題があり、クルマがボトミングを起こしているとのことだ。

4-5番手はベッテル&ウェバーのレッドブル勢、6番手にスーティル(フォース・インディア)、7番手ライコネン(ロータス)、8-9番手マクラーレンのバトン&ペレス、そして10番手がヒュルケンバーグ(ザウバー)だった。
苦戦続くウィリアムズはここでもマルドナド13番手、ボタス15番手に留まった。
またこの時点の107%タイムは1'42.684でこれは全車がクリアしている。

中国GPはこのあと午後2時(日本時間:午後3時)から注目の公式予選が行われる。

中国GP:フリー走行3回目の結果はこちら
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フリー初日最速マッサ(フェラーリ)、「感触は最高」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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F1優勝11回を誇るドライバーでありながら、とりわけ昨シーズンは不振を極めたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサ(31歳:ブラジル)だが、今シーズンはチームメイト(アロンソ)を上廻るスピードを見せつけている。
その好調さを裏付けるように、12日(金)行われた中国GPのフリー走行初日ではひさびさにタイミングモニターのトップに名を連ねてみせた。

「今日はマシンに乗ってコースに出た瞬間にすぐ感触のいいのがわかったよ。
最初に履いたミディアムタイヤでは、タイムは悪くなかったけどハンドリングはいまいち満足できるものではなかった。
でもそれからソフトタイヤに履き替えたら、タイムはいいしフィーリングも最高。
これなら決勝レースでも十分コンペティティブに戦えると確信したね。
ただソフトはミディアムに比べて摩耗が早いから、レースでは今回も戦略が重要な要素になることだろう」

今シーズンこれまでの2戦、マッサはいずれもアロンソを上回っている。

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再三ストップのチルトン(マルシアF1)、「今夜中に解明しないと……」

Max Chilton (C)Marussia F1 Team
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12日(金)行われた中国GPフリー走行初日、午前の1回目こそ18ラップを周回して20番手だったマルシアF1チームのマックス・チルトンだったが、午後は再三のトラブルによりマシンストップ。
結局わずか5ラップしか有効な周回数を記録できずに最下位の22番手で終えた。

「午前のセッションでは今回新たに持ち込んだアップデートの効果も確認出来てかなり有望だと手応えがあったんだけどね、午後はこれだもの。
ほとんど予定したプログラムは消化できなかったし、もちろんフラストレーションが溜まっているよ。
走行中、突然エンジンにプロテクトが掛かって自動的にストップしてしまったんだ。
いったんはピットガレージに戻って修復作業を受け、もう1度コースに出たんだけどまた同じようにストップさ。
なんとか今夜エンジニアに原因を究明してもらわないと、明日が心配だね」

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決勝では2~3回のピットストップが予想される (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年中国グランプリ フリー走行
2013年4月12日、上海

本日、全長5.451kmの上海サーキットにおいて、ドライバーたちは2回のフリー走行セッションを行いました。午前中のフリー走行1回目(FP1)では、メルセデスのニコ・ロズベルグがP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで、午後のフリー走行2回目(FP2)では、フェラーリのフェリペ・マッサがP Zeroイエロー・ソフトタイヤで、それぞれセッションの最速タイムを記録しました。またFP2において、マルシャのジュール・ビアンキがソフトタイヤで一時11番手となる、ひときわ優れたパフォーマンスを見せました。FP1では、全ドライバーがミディアムタイヤのみを使用し、FP2開始30分後、レッドブルのマーク・ウェバーが最初にソフトタイヤへ交換しました。FP2でのマッサの最速タイムは、昨年のポールタイムに近いものでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「ミディアムでのデグラデーションは大きくなく、我々の予測通り、ラップあたり0.2秒ほどでした。例えば、FP1でのロズベルグの最速タイムは、10周走行したミディアムタイヤで計測されたものです。FP2でもマッサがソフトタイヤでロングランを行っていました。決勝では、ソフトタイヤで11~12周、ミディアムタイヤで約18周走行可能であると予測しています。したがって、最大で3ストップとなりそうですが、路面の改善がこのまま進めば2ストップも可能になりそうです。特にソフトコンパウンドの左フロントタイヤでグレイニングが発生していました。これは予想以上に高いデグラデーションレベルによるものですが、レース週末が進むにつれてデグラデーションレベルは低下するでしょう。両コンパウンド間の性能差は、当初の予測よりもやや大きい1.5秒程度ですが、まだレース週末は始まったばかりです」

ピレリジャパン・プレスリリース

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母国初の中国人ドライバー、マ・キンファ「名誉なこと」

Ma Qing Hua (C)Caterham F1 Team
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12日(金)行われた中国GP初日、中国人ドライバーとして初めてフリー走行1回目セッションを走行したマ・キンファ(24歳:中国)は、「とても名誉なこと」と胸を張った。

「この中国で初めてF1セッションを走った中国人ドライバーになれて、とても誇りに思っているよ。
もちろんセッションの際中はそんなこと関係なく、チームのためにたんたんと仕事をこなしただけだけど、メディアから取材を受けあらためて重要なことをしたんだな、と感じている。
最後にセンサーだかに問題がおきてちょっと予定より周回は少なくなってしまったけれど、とてもいい経験になった。
こういう機会を与えてくれたケータハムには心から感謝しているよ」

今回はタイムこそ最下位だったが、これによりマ・キンファの名前は中国4千年の歴史に刻まれたことになる。

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2013/04/12

マクラーレン、中国GPのリザーブはケビン・マグヌッセン

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、今週の中国GP、そして来週行われるバーレーンGPでのリザーブドライバーに、同チームのテストドライバーであるケビン・マグヌッセン(20歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

同チームでは通常ベテランのゲイリー・パフェット(30歳:イギリス)が控えることになっているが、今回は特別。
ケビン・マグヌッセンはかつてマクラーレンやスチュワートからF1参戦したヤン・マグヌッセン氏の子息として馴染み深い。

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フリー走行2回目、ひさびさマッサ(フェラーリ)がトップタイム

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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引き続き晴天のもと、中国GPのフリー走行2回目セッションが行われた。
路面コンディションが良くなると共に逆にコース上のライン以外の部分にはタイヤのマーブルが重なり、さながら決勝レース終盤の様相をみせ、日曜日の状態が危惧される状況となった。
午後になってもメルセデスAMG勢がペースを席巻していたが、やがて決勝レースを見据えたロングランが始まってくるとフェラーリやロータスがタイムを上げた。

結局このセッションでトップタイムを記録したのはひさびさとなるフェラーリのマッサで1'35.340を記録。
2番手にライコネン(ロータス)、3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手ロズベルグ(メルセデス)、5番手ウェバー(レッドブル)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手ハミルトン(メルセデス)、8-9番手にスーティル&ディ・レスタのフォース・インディア勢、そして10番手がベッテル(レッドブル)だった。

再びコースアウトする場面もみられたペレス(マクラーレン)は11番手、ロータスのグロージャンは12番手。
依然として苦しむウィリアムズはボタス16番手、マルドナド18番手。
ボタスはセッション後半までマシントラブルのためピットでの作業が続いた。
またマルシアのチルトンはトラブルによる度重なるストップでわずか5ラップに留まった。

中国GP:フリー走行2回目の結果はこちら
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中国GPフリー走行、昨年の覇者ロズベルグ(メルセデス)が最速

Sepang Image (C)Mercedes Motorsports
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晴天、そしてドライコンディションのもと、中国GPのフリー走行がスタートした。
12日(金)午前に行われた1回目は、メルセデスAMG勢が1-2タイム。
最速タイムを記録したのは昨年のこのグランプリの覇者、ニコ・ロズベルグだった。
まだ参考にならないフリー走行セッションのタイムとはいえ、チームにとっては励みになる出だしになったことだろう。

3-4番手は前戦1-2フィニッシュを果たしたベッテル&ウェバーのレッドブル勢。
これにアロンソ(フェラーリ)、バトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、グロージャン(ロータス)、ディ・レスタ(フォース・インディア)と続いた。
ロータスのライコネンは11番手、マクラーレンのペレスは16番手とタイムが伸びなかったばかりかセッション終了後にピットガレージへと戻る際、ピットエントリーのカーブを曲がりきれずガードレールにクラッシュするという椿事。
ちなみに以前にもマクラーレンは同じ地点で同様のクラッシュをした過去(ハミルトン)がある。

またケータハムF1は今回中国GPということでこのセッションにリザーブドライバーのマ・キンファ(24歳:中国)を起用、ピックのマシンを与えたがそのタイムは21番手のチームメイトからさらに約1.5秒遅れる最後尾に留まった。

中国GP:フリー走行1回目の結果はこちら
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ベッテル(レッドブル)の「開き直り発言」が大きな波紋

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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先のマレーシアGP決勝レースでのチームオーダー無視事件でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はその後これを謝罪したが、ここに来て「また同じようなケースが起きても同じこと(指示無視)をするだろう」と語り、周囲に波紋を呼んでいる。

ベッテルはその中で「過去にウェバーは僕を助けてくれなかったし、今回だって彼はレースの勝者に値するとは思っていない」と、決め付けた。
しかしこれについてバトン(マクラーレン)は「ベッテルの言葉を聞いてびっくりしている。
なぜならこれまで多くのチャンピオンはそんなことをしないでタイトルを獲得したきたのだから」と、チームプレーの必要性を強調した。
またフェラーリのアロンソも、「自分が同じようなケースを経験したことはないが、自分ならチームの指示に従っただろう」と、ベッテルの姿勢に懐疑的な見解をみせた。

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ミハエル・シューマッハ、メルセデスに尽くすことを認める

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン末で現役F1ドライバーからの引退を表明したミハエル・シューマッハ(44歳:ドイツ)は、今後メルセデス市販車部門の『ブランド大使』を務めると伝えられていたが、このほどシューマッハ自らがこれを肯定する発言をした。
それによればシューマッハは今後メルセデス市販車部門の『ブランド大使』のポジションに専念し、F1以外も含めて現役ドライバーの予定は全く考えてないという。

この偉大なF1チャンピオンは、「過去の栄光に甘んじることはない。
これまで自分が積み重ねてきたあらゆる知見を、今後はレーシングカーも含めたすべてのクルマの発展と安全のために寄与したい」と、語っている。

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大気汚染か、ハミルトン(メルセデス)健康障害訴え

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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F1は今週中国の上海に舞台を移して行われるが、これに先駈けて現地入りしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンが健康障害を訴えて関係者を心配させているということだ。

これはイギリスの『テレグラフ』紙らが伝えたもので、チームのスポークスマンによれば10日(水)に上海に到着したハミルトンは、目と鼻にアレルギー症状を発症、専門医の診察を受けるべく手配している際中という。
中国では深刻な大気汚染が国際的なニュースになっていて、その影響ではないかとみられているようだ。

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2013/04/11

レッドブル首脳、来季ライコネン起用の可能性示す

S.Vettel & H.Marko (C)RedBull Racing
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レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士(69歳:オーストリア)が、レッドブル・レーシングで大きな騒動になったチームオーダー問題について、これを廃止する意向をみせたことが報じられ注目されている。

これはドイツの『スポルト・ビルト』誌が報じたもの。
それによればマルコ博士は、「チームの指示である『*マルチ21』をベッテルが無視したことをディートリッヒ・マテシス(レッドブル・グループ/オーナー)はとても不満に思っていて、来季も同じドライバー・ラインナップになることは疑わしい」と述べているという。
(*カーナンバー2をカーナンバー1より前に出すの意味とされる)

ただし、それでも放出の可能性の高いのは今季末で契約が切れるウェバーのほうで、後任には復活著しいキミ・ライコネン(現ロータス)の名前が浮上しているとのことだ。

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中国GPのDRSゾーン、今年はピットストレートにも

Chinese GP Scene (C)Williams F1
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今年、FIA(国際自動車連盟)は基本的にすべてのグランプリ・サーキットで2か所のDRSゾーンを設ける方針を明らかにしているが、これに伴い今週中国GPが行われる上海サーキットでは昨年までのバックストレートに加え、ピットストレートにも追加することを発表した。
計測ポイントは前者が12コーナー途中、また後者については最終コーナー手前に設けられる。

DRS(ドラッグ・リダクション・システム)は言うまでもなくオーバーテイクの重要な要素だが、今年は加えてタイヤが占める要素も比重を増している。

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マーク・ブランデル氏、中国GPのレーススチュワードに

Mark Blundell (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われる第3戦中国GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元マクラーレン等のF1ドライバーであるマーク・ブランデル氏(47歳:イギリス)を指名したことがわかった。

1991年、当時のブラバム・ヤマハでF1デビューを果たしたブランデル氏は、その後リジェ、ティレル、最後はマクラーレンに在籍、表彰台に3度上がるなど活躍してF1キャリアを終え、その後は米CARTを経てスポーツカーレースに転進、プジョーで参戦したルマン24時間レースでは1992年にみごと総合優勝を果たしている。
現在はF1コメンテーターでお馴染み、2011年のスペインGPでもレーススチュワードを務めている。

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2013/04/10

2014年エンジン規定変更でF1衰退の懸念も

Ferrari F1 Engine (C)Ferrari S.p.A
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F1は2014年シーズンからエンジンの規定が現在の2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンへと変更されることになっていて、その供給元になっているメーカーではそれぞれ今季と並行しての開発を余儀なくされている。

現行、ルノーが4チーム(レッドブル、ロータス、ウィリアムズ、ケータハム)、メルセデスが3チーム(マクラーレン、メルセデス、フォース・インディア)、フェラーリも3チーム(フェラーリ、ザウバー、トロ・ロッソ)、そしてコスワースが1チームとなっているが、プライベートであるコスワースは今季限りで撤退する可能性が高いものとの見方が有力になっている。
さらに仕事量が大幅に増すことから供給先は最大3チームが限界との見解があり、もしそうなると2014年のF1はわずか9チーム18台だけの戦いになる可能性すら憂慮されているものだ。

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レッドブル、コスタを中国GPのリザーブドライバーに

Antonio Felix da Costa (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、今週末行われる中国GPでのリザーブドライバーに、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(21歳:ポルトガル)を起用する方針を明らかにした。
今季フォーミュラ・ルノー選手権に参戦しているコスタは、すでに初優勝を遂げるなど将来が嘱望される期待の新人。

同チームでは本来セバスチャン・ブエミ(24歳:スイス)がノミネートされていたが、今週末はブエミがやはり籍を置くトヨタ・チームのWEC(世界耐久選手権)開幕戦シルバーストーンと重なったためこちらを優先されることになったもの。

なお、同じくトヨタWECチームの一員である中嶋一貴は、日本の「スーパー・フォーミュラ」開幕戦・鈴鹿に出場のためWEC参戦のほうを断念している。

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リチャード・ブランソン会長、「搭乗日程」決まる

Richard Branson & Tony Fernandes (C)Caterham F1 Team
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元ヴァージン・レーシング代表のリチャード・ブランソン会長(ヴァージン航空)の3年越しの約束がやっと実行されることになるようだ。

これは2010年シーズン、当時マレーシア・ベースのロータスF1レーシング代表だったトニー・フェルナンデス氏(エア・アジア代表)との間で交わした、「コンストラクターズ・ランキングで負けたほうが女装してライバル会社のCA(客室乗務員)を務める」というもの。
なお結果はロータス10位、ヴァージン12位に終わった。

しかし2011年始めにブロンソン氏がスキーで負傷を負ったこと等から再三延期に。
今回エア・アジアはそれが来たる5月12日(日)のパース発クアラルンプール行のエア・アジア便になることを正式発表したもの。
該当する便のチケットはチャリティ・オークションに掛けられ寄付されることになっている。

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2013/04/09

ピレリP-Zeroミディアムとソフトが中国に登場

(C)Pirelli Motorsport
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中国グランプリ プレビュー: 上海 2013年 4月12-14日
2013年4月8日、ミラノ

ピレリは中国グランプリ用に、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトタイヤを選択しました。この組み合わせは、今シーズン初登場となります。中国は、スムーズで広範なトラックレイアウトと、適度な気温・路面温度の環境であることでよく知られており、今回の組み合わせには理想的な舞台です。ミディアムとソフトの柔軟性によって、各チームは多様な戦略を採ることが可能です。過去のレースでは、非常に幅広いレース戦略が展開された末に上位チームが決定しています。開幕2戦を見舞った雨は、ここ中国でも例外ではなく、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤが、またしても登場する可能性があります。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター  ポール・ヘンベリーのコメント:「中国では、戦略が際立つシーズン中屈指の素晴らしいレースがたびたび展開されてきました。今年の我々のコンパウンドは、よりソフトになり、デグラデーションは意図的に大きくなっており、性能の向上に結び付いています。しかし、過去に見られたように、チームやドライバーがタイヤを熟知するまでにはそう長い時間はかかりません。上海は前レースのマレーシアほどタイヤにアグレッシブではありませんが、3ストップが主流になると見ています。中には2ストップにトライするチームも現れるかもしれませんが。昨年は、メルセデスのニコ・ロズベルグが初優勝を遂げました。メルセデスとロズベルグは、レース週末の開始時点からタイヤを最大限に活用し、サプライズを起こしたのです。これは、タイヤを正しく使いこなしたらどのような結果をもたらすかを示しています」

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "ピレリP-Zeroミディアムとソフトが中国に登場"

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新人グティエレス(ザウバー)、「もうマシンは覚えた」

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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今シーズン、ザウバー・チームからF1デビューを果たした新人のエステバン・グティエレス(21歳:メキシコ)だが、「すでにマシンは覚えた」と強気のコメントをチームの公式サイトで語っている。

「開幕戦のオーストラリアGPではすべてが新しいことばかりで勉強するのが大変だったけれど、ここまでメルボルン、セパンと2戦をこなし、マシンについてはもう覚えたと言っていいよ。
だから今週の中国GPでは初めてのコースを覚えることに集中できる。
新しいコースを学ぶにはシミュレーターで体験したりエンジニアからレクチャーを受けたりいろいろ方法はあるけれど、やはり実際に自分で走るのが一番だからね」

グティエレスはここまで13位、12位と着実に進歩をみせている。

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ジャン・アレジ氏、「ピレリタイヤ批判は筋違い」

Jean Alesi (C)Mercedes Motorsport
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元F1ドライバーで、親日家としても知られるジャン・アレジ氏(48歳)が一部チームから聞かれるピレリタイヤへの批判について「筋違い」と反論している。

「ピレリタイヤの今年の方針は、まさにF1側から要求されたものであって、これまでの2戦それによく応えたタイヤを提供していると言える。
これについてチーム側が不満を言うのは筋違い。
そもそもベストなチームはどんな困難な状況においてもそれを克服して真っ先にチェッカーフラッグを受けるものだ。
タイヤに不満をぶつける前に、自身の戦闘力アップを図るべきだね」と、このフランス人。

F1引退後はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)など他の分野でもレース活動を続けていたアレジ氏だが、今年からピレリタイヤの親善大使を務めている。

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中国GPの週末はいずれも晴天の予想

2011 Image (C)Mercedes Motorsports
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今週、F1は第3戦中国GP。
地元気象台の予報によれば開催地・上海の天候は金・土・日いずれの日も晴れとの予報で、前戦マレーシアGPとは異なり雨の心配なくレースウィークが迎えられそうだ。
ただクアラルムプールに比べるとだいぶ気温は低くなる見込みだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
4月12日(金) フリー走行 晴れ 8- 19度 48%
4月13日(土) 公式予選 晴れ 9- 20度 56%
4月14日(日) 決勝レース 晴れ 10- 20度 62%

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2013/04/08

バトン(マクラーレン)、「中国GPが自分の開幕」

Jenson Button (C)McLaren Group
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今シーズンここまで2戦を終えてわずかに2ポイント。
昨年、同時点で25ポイントを稼いでいたのと比べ大きな出遅れが指摘されるマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(33歳:イギリス)だが、今週行われる中国GPが自分にとっての開幕戦だと心機一転をF1公式サイトで強調している。

「開幕2戦でわずかに2ポイントなんて、もちろん自分が想像していたのとは大違い。
でも、何かまだこれが現実の気がしないで、これからシーズンが始まるような気分なんだ。
チームの分析でどこで戦力を失っていたかは解明できているので、十分な対策は施してきている。
だから上海でどんなパフォーマンスを発揮できるか、今からとても楽しみにしているよ。
日曜日の午後、僕らがどれだけのものを達成しているのか見て欲しいね」

バトンは2010年の中国GPでは優勝、昨年も2位で表彰台に上がっている。

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ハミルトン(メルセデス)の要求は「イコール・コンディション」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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マレーシアGPを終え、レッドブル・レーシングと並んでチームオーダー問題で話題となったメルセデスAMGチームだが、今年から加入したルイス・ハミルトンについて契約に際しハミルトンの側からナンバーワン待遇を求めたことはないということだ。

これは英『ロイター』が伝えたもの。
その中で同チームのロス・ブラウン代表は、「私は好んでチームオーダーを出した訳ではない。
チームとしては止むを得ないことだとしても、少なくともこれはスポーツの本質ではないことだからね。
それにハミルトンは純粋なレースバトルを望んでいて、レース後も表彰台にはロズベルグが立つべきだったと繰り返していたくらいだ。
契約に際しても、彼はチーム内でのイコール・コンディションは要求したが、自分をナンバーワン待遇にして欲しいなどとは一度も言わなかった。
彼はそういう男だよ」と、語っている。

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ロータス・チームはピレリの積極姿勢を擁護

James Allison (C)Lotus F1 Team
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「よりアグレッシブに徹する」とした今シーズンのピレリタイヤの姿勢には、一部「レース戦略をスポイルしている」と批判の声もあるが、開幕戦オーストラリアGPを制したロータス・チームではピレリの姿勢を擁護する構えだ。

これは同チームのジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターが語ったもので、「今年のタイヤが昨年よりも一段階柔らかくなって、その扱い方が難しくなっているのは確かだろう。
レンジは狭くなったし暖めるのにも気を遣う必要がある。
でもわれわれのマシンがこれにうまく対応できるものだという自信はあるね。
一部のチームが指摘するほど今年のピレリタイヤが劇的に変わったとは思わないが、少なくとも悪い方向を向いているものではないとわれわれは思っているよ」としている。

ロータス・チームはほとんどのマシンが3ストップだったオーストラリアGPでは2回、4ストップだったマレーシアGPでは3回のピットストップに留めている。

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2013/04/07

2014年の新エンジン、今季中のテスト予定はなし

Rob White (C)Renault F1 UK
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F1は2014年シーズンから使用ンジンが現在の2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンへと大きく変更されることが決まっていて、ルノー、フェラーリ、そしてメルセデスらエンジン・サプライヤーはこれに伴い今年膨大な開発ワークに追われているとみられるが、ここに来てそのテスト予定に関心が集まっている。

チーム側としては、当然早期からの開発テストを行いたい意向だが、それは近年のコスト削減の方針には合致しないことになる。
これについてルノー・スポールのロブ・ホワイト/エンジン・ディレクターは、「われわれはもちろん多くのテスト機会を得たいと考えているが、残念ながらいまのところFIA(国際自動車連盟)はコスト削減の観点から来年のシーズン前テストを1回か2回増やすくらいしか考えていないようだ」と悲観的な見方を示している。

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ブラウン代表(メルセデス)、指示認めるも自信揺るがず

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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マレーシアGP決勝レースで起きたチームオーダー指示騒動について、もう一方の当事者であるメルセデスAMGチームのロス・ブラウン代表は自分自身がこれを発動したことを認めた上で、その正当性をあらためて英『スカイスポーツ』に主張した。

「あの困難な状況の中で、私には難しい判断を下すことを迫られた。
チーム関係者の中には私の指示に否定的な見解を示す向きがあることは承知しているが、あの時点ですべてのデータを把握して情報を得ていたのは私なのだ。
その責任において私が指示したことだ。
ま、断片的な情報だけ、あるいは事後にあれこれ非難するのは簡単なことだけどね」と、これまで幾多のタイトルを獲得してきた英国人。

指示のの原因の一つがハミルトンのマシンの燃料残量であったことを認めた上で、さらに「もしもあそこで二人がバトルを演じ、結果2台共がガス欠で戦線を離脱したら私はトンでもない愚か者にされたに違いない」と、胸を張った。

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バーレーンGP、今年も一部国民から反対運動

Bahrain GP/Super Aguri (C)Super Aguri F1
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依然として民主化を求める一部住民と政府側の対立が続くバーレーンでは、今年もグランプリ開催時期に合わせて反対運動が行われそうだ。

しかしこれについてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「現地とは緊密な連絡を取っているが、グランプリ開催に差し支えるような大きな動きはないと招致している。
もちろんバーレーンGPは予定通り何も問題なく行われるだろう」と、開催に自信をみせた。

2004年から中東初のグランプリとして開催がスタートしたバーレーンGPだが、2011年はアラブの春を契機とした大規模な反政府デモにより中止に追い込まれた経緯がある。

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2013/04/06

フランツ・トスト代表(トロ・ロッソ)もチームオーダー必要論

Franz Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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先のマレーシアGP決勝レースで起きたレッドブル・レーシング内のオーバーテイク問題は大きな騒動になつたが、その弟分チームであるスクーデリア・トロ・ロッソのフランツ・トスト代表は、「F1でチームオーダーは必要」と強調した。

「F1がチームで戦っている以上、チームの作戦としてチームオーダーは不可欠だし、これはFIA(国際自動車連盟)からも認められた合法な戦術だ。
それに例えこれを禁止にしたとしても意味がないことではある。
ただ、ファンはF1にバトルやオーバーテイクを求めているのは事実だし、私だって普段はそれにまったく同感だ。
でも必要な時にはウチでもチームオーダーを出すことは宣言ししておくよ」

ただ、今のところランキング8位のトロ・ロッソにあまりその必要はなさそうだ。

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2014年初開催ロシアGP、財政難解消に政府関与の噂

Sochi Circuit (C)Sochi Circuit
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早々と2014年の初開催が決まりながら、財政難から再三その実現に黄信号が灯されるソチでのロシアGPについて、今度はロシフ政府の財務省が助け船を出すと伝えられた。

これはロシアの有力日刊紙『イズベスチヤ』が報じたもので、それによればロシアGP実現のため地元州知事の債務保証を得たうえで総額87億ルーブル(約260億円)の資金を用意するというもの。

同年には同じソチでソチ冬季五輪も開催するという国家的プロジェクトで、プーチン大統領の威信を賭けて失敗は許されない状況だ。

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バーニー・エクレストン氏、不安のエンジン音に『打開秘策』

Image (C)Lotus F1 Team
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F1は2014年シーズンよりエンジン規定が現行の2.4リッターV型8気筒エンジンから1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンへと変更されることになっているが、これに伴いモータースポーツにとって大きな魅力の一つであるエクゾーストノートが貧弱になることが憂慮されている。

これについてかねて不安を示していたF1総帥バーニー・エクレストン氏は、すでに『秘策』を考えていることを明らかにした。
「噂だと、新しいF1エンジンの音はまるで芝刈り機のようだというじゃないか。
モータースポーツ最高峰のF1がそれでは……、ね。
だから私はジャン・トッド(FIA会長)に言ったんだ。
それなら排気管の先端にスピーカーを付けよう、って」

それでもこの冗談が冗談でなくなることがほんとうにあるかも知れない。
なぜならこれはF1だから。

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2013/04/05

鈴鹿サーキット、日本GPで『5807分の1サポーター企画』

鈴鹿サーキット 50th (C)FMotorsports
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日本GPの開催地である鈴鹿サーキット(モビリティランド)は、今年10月に開催されるF1第15戦日本GPにおいて、鈴鹿での日本GP開催25周年を記念する特別企画として『5807分の1サポーター』を募集することを明らかにした。

「5807分の1サポーター」とは、日本GPが開催される鈴鹿サーキットのコース距離「5807m」にちなんで5807人のサポーターを募集する企画。
具体的には、協賛金2500円を支払って1メートル分のサポーターになることで、日本GPの公式プログラムやサポーターメッセージ看板に自分の名前が掲載されるというもの。
また『25回開催記念シリアルナンバー入りピン』のプレゼントも予定されている。

企画の詳細についてはこちら

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「FIA、レッドブルら3チームに改善指示」はデマか

Image (C)Sahara Force India F1
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先にイタリア・メデイアらが報じた「FIA(国際自動車連盟)がレッドブルら3チームに一部パーツの改善を指示した」とのニュースがその後波紋を呼んでいる。
というのも、指摘されたレッドブル・レーシング、ロータス、そしてメルセデスAMGら3チームがいずれもこれを否定しているからだ。

これについてドイツ専門誌の一部は、次戦中国GPでこれら3チームにプレッシャーを掛けるため、某イタリア・チームが同国の記者にあたかもそうした疑惑があるかのように吹き込んだとの憶測を伝えている。

ちなみに現在イタリアを本拠とするF1チームはフェラーリとトロ・ロッソの二つだが、トロ・ロッソがレッドブル傘下のチームであることを考えれば「疑惑のチーム」は一つしかないことになる。

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『インディ500』、佐藤琢磨のチームは元F1ドライバーコンビ

元スーパー・アグリ等のF1ドライバーである佐藤琢磨は今季AJフォイト・レーシングからインディカー・シリーズに参戦しているが、来たる伝統の一戦『インディ500』におけるチームメイトがコナー・デイリー(21歳:アメリカ)になることがわかった。

Conor Daly (C)Sahara Force India F1
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コナー・デイリーはアイルランド出身で元F1やCARTで活躍したデレック・デイリー氏(60歳)の子息。
これまでGP3、また今季はGP2に参戦しているが、フォース・インディア・チームでF1テストに参加した経験も持つ。
『VJM05』のテストでは突然コースに野生のウサギが飛び出すアクシデントに遭遇したが、当人は「野ウサギとは接戦になったが、僕はDRS(可変リヤウィング)を使っていたので、互角の勝負だった」と語っていた。

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2013/04/04

2014年『エンジン戦争』復活に警戒の声

1989 Mexico GP (C)Honda Racing
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既報のようにF1は2014年シーズン大きな変換点を迎える。
その最大の要素はエンジンがこれまでの2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボへと変更になることだ。

さらに現在4種類供給されているF1エンジンから来季はコスワースの撤退が見込まれていて、そうなると残されたルノー、フェラーリ、そしてメルセデス3社に供給元は限られることになり、エンジンの選択が1年間のパフォーマンスを決定づけることにもなりかねない重要なファクターとなる。
そうしたことからプライベート・チームの中には、2014年シーズンに再び昔のような『エンジン戦争』が復活してしまうのではないか、と警戒する声も高まっているようだ。

その一方、ターボ・エンジン全盛時代、F1を席巻したホンダにも再び参入の声が聞かれている。
候補に挙げられているのはかつてのパートナーであるマクラーレン・チームで、こちらは2015年から復活という噂だ。

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レッドブル、「マレーシアGPで世界最速ピットストップ」

Redbull/Pit (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングが明らかにしたところによれば、同チームがピットストップ時間の世界記録を更新したということだ。

それによれば同チームのマーク・ウェバーが先のマレーシアGP決勝レースで2回目に行ったタイヤ交換のためのピットストップの際、純粋な停止時間は2.05秒だったとのこと。
これはこれまで最短だったマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(2012年ドイツGP)の2.31秒を上回っただけでなく、今回上記の「新記録」だけでなくベッテルと合わせて都合5回もバトンの記録を上回ったとしている。

ちなみにこれはマシンから得たデータロガーに基づいた数値で、FIA(国際自動車連盟)が国際画像で表示するピットストップ時間よりも正確だと主張している。
またチームではさらに今シーズン中にも「2秒の壁」を破ることができると自信をみせている。

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ピレリタイヤ、一部の不評にも「当分これまで通り」

S.Domenicali & P.Hembery (C)Ferrari S.p.A
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2011年シーズンからF1にタイヤを独占供給するピレリタイヤだが、今年は「これまでよりアグレッシブな展開を演出する」との宣言通り、ライフの短いタイヤでレース戦術の変更を強いるレースを繰り広げている。
しかし、これによりレースはタイヤの占める要素がさらに大きくなり、本来のバトルを損なっているとの批判もあるのも事実だ。

こうしたことを受けた同タイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、次のように語っている。
「確かにタイヤのライフが短いことを非難する向きもあることは承知している。
しかしこれにはチームの戦術が大きく関係することでもあるし、どうやら見当違いの意見を語っている人もいるようだ。
だからまだ様子を見極める必要があると思っているよ。
少なくとも第4戦のバーレーンGPが終わるまで、われわれは現在のタイヤで行くつもりだ」

マレーシアGPでは雨による1回を除いても、多くのドライバーが3回ストップという作戦を採っていた。

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2013/04/03

レッドブル・オーナー、すでにウェバーの後継に想い?

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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マレーシアGP決勝レースでのオーバーテイク問題で、すっかり「時の人」ならぬ「時のチーム」になった感のあるレッドブル・レーシングだが、その総帥であるディートリッヒ・マテシス/オーナーは早くも来年のドライバー・ラインナップに思いを馳せているようだ。

これはオランダの『スポーツウィーク』誌に語ったもの。
その中でこのオーストリアの大富豪は、「ウェバーがこの件でチームを離れるなんて噂があるようだが、そんなことはない。
われわれのチーム体制は少々のことでは動じない、確固たるものだ。
ただ、彼の契約(2013年末まで)が満了した後のことは私にもわからない。
後任にライコネン?
いいね、私は彼のようなクールでアグレッシブなドライビング・スタイルが大好きだよ」と、記者の誘導を巧みに交わした。

ウェバーの実力には定評があるものの、タイトル獲得となるとベッテルに一日の長があるのは誰にも否めないところだ。

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FIA(国際自動車連盟)、レッドブルら3チームに改善指示

Redbull Renault 『RB9』 (C)Redbull Racing
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先のマレーシアGPでの車検結果を受け、FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)がレッドブルら3チームに対し、マシン改善の指示を出していたことがわかった。

それによれば、指示を受けたのはレッドブル・レーシング、ロータス、そしてメルセデスAMGの3チームで、いずれもマシン下部に設けられたスプリッターと呼ばれるパーツが規定よりも柔軟な素材で出来ていて、過度に変形する可能性を指摘されたという。

来週行われる予定の第3戦中国GPまでに修正されていない場合には、失格等の処分を受ける可能性があるということで3チーム共に対策を施してくるとみられる。

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ジャック・ビルニューブ氏、「チームの指示は絶対」

Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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元B.A.R・ホンダ等のF1ドライバーであるジャック・ビルニューブ氏(41歳:カナダ)が、いま騒動になっているレッドブル・レーシング内のオーバーテイク問題について次のようにベッテルの行動を批判している。

「ドライバーは自分自身の欲望のために走るのではなく、チームのために走らなければならないんだよ。
だって彼らはチームと契約して報酬を得ているのだから、チームの指示は絶対なものなんだ。
まさに今回の件はチームにとってネガティブなものだったとしか言えないよ。
そして今後、彼がチームメイトの助けを必要とした時、果たしてウェバーがそれに応えてくれるのかどうか、僕には疑問に思えるな。
ベッテルは今回一つの勝利を得たけれど、それと比較にならないほど大きなものを失ってしまったようだね」と、1997年のF1チャンピオンは独紙に語った。

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2013/04/02

マクラーレン・チーム代表、ペレスのペースを擁護

M.Whitmarsh & S.Perez (C)McLaren Group
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鳴り物入りでマクラーレン・チームに移籍。
しかしここまでの2戦は予選が15-10位、決勝レースでも11-9位と周囲の期待を裏切る成績のセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)だが、同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表はペレスのペースに「満足している」と擁護した。

「今シーズン、われわれのチームが厳しいスタートを強いてしまったことを考えれば、ペレスは良くやっていると評価しているよ。
今の状況ではあのバトンでさえ苦労しているのだからね。
苦境にもかかわらず、ペレスは落ち着きを失うことなく冷静に対処している。
大きなミスを犯すこともないし、われわれの期待を裏切ってはいないね」

確かにチームメイトであるバトンも昨年2戦で1勝25ポイントを記録したのに比べ、今年はペレスと同じわずか2ポイントに留まっているのが現状だ。

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ドメニカリ代表(フェラーリ)、「現状、レッドブル以外は混沌」

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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F1の2013年シーズンはここまで開幕の2戦を終えたが、フェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「まだ各チームの戦闘力は明確でなく、レッドブル以外は混沌としている」との見解を示した。

「現状でF1チームの力量を判断するには不確定な要素が多過ぎる。
開幕のアルバートパークと2戦目のセパンとはまったく性質の異なるサーキットだったし、2回共グランプリウィーク途中に雨に見舞われた。
またウェットでなくともピレリのタイヤのパフォーマンスはどのチームにとっても御し難い不安定なファクターになっているからね。
われわれを含めて多くのチームが自分が位置するポジションを図りかねていて、唯一レッドブルだけが抜け出しているのではないか」

とはいえ、昨年優勝したマレーシアGPで今年は表彰台にも上がれなかったことは跳ね馬チームにとって想定外であったに違いない。

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小林可夢偉、公式サイトをリニューアル

小林可夢偉 & S.Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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前ザウバー・チームのF1ドライバーで、今季はすでにフェラーリ系列チームからWEC(世界耐久選手権)への参戦が決まっている小林可夢偉(26歳)が、自身の公式サイトをリニューアルした。

トップページにはそれを象徴するようにフェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表と握手する姿を掲載。
またフェイスブックやユーチューブなど関連したメニューも使いやすく整理された。

公式サイトはこちら

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2013/04/01

ハミルトン(メルセデス)、「今のF1はまるでタイヤのため」と嘆く

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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2008年のチャンピオンで、アグレッシブなドライビング・スタイルが信条のルイス・ハミルトン(28歳:イギリス)だが、今のF1はタイヤの占める要素が大きいことを嘆いている。

「はっきり言って、今のF1はまるでタイヤのための争いになっているよ。
いまグランプリで優勝するためには、いかに速く走るのかではなく、いかにタイヤを持たせられるかということになってしまっているんだ。
だからドライバー全員が、レースでいかなるタイヤ戦略を採るのか汲々としている。
こういうレースが果たしてモーターレーシングの頂点にふさわしいものなのか……」

マレーシアGP決勝レースでハミルトンが最後にペースを落とさざる羽目になった原因の一つもタイヤのコンディションにあったということだ。

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マクラーレン・チーム代表、「追い込まれたと思ってない」

Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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昨シーズン、開幕2戦を終え55ポイントを稼いでランキング首位に立ったマクラーレン・チームだが、今年は同じこの時点でわずか4ポイントのランキング7位と低迷する有り様。
しかしこれについて同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は「別にわれわれが追い込まれたなどとは考えてない」と、余裕の表情をみせた。

「確かにまだここまで好成績は残せていないが、ここまでの2戦で多くの有用なデータを収集することができた。
わずかずつではあるがマシンは着実に進化しているんだ。
これらを活かし、次の中国GPではさらにステップアップすると確信しているし、そうでなければ伝統あるマクラーレンとは言えないよ。
シーズンはまだ長い。
19戦をすべて終えた11月に、また評価して欲しいものだ」

マクラーレンは通算8回のコンストラクターズ・チャンピオンに輝く名門チームだが、実に1998年以来タイトルから遠ざかったままだ。

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マーク・ウェバー父、「信頼はないが静観する」

Alain Webber (C)Redbull Racing
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マレーシアGP決勝レースで起きたチームメイトどうしのオーバーテイクにより緊張が伝えられるレッドブル・デュオについて、一方の当事者であるマーク・ウェバーの父親アラン氏は、「信頼は取り戻せてないが、事態を静観する」と語っている。

これはウェバー親子の地元であるオーストラリアのABC(オーストラリア放送協会)に語ったもの。
その中でアラン氏は「マークはいまだにピット・ギャントリー(チームの指令台)との間に信頼関係があると思うが、しかしベッテルのほうはそうではないだろう。
今回彼が失ったものは彼自身が考えているよりはるかに大きなものだ。
しかしマークはこれにより何か行動を起こすことはない。
今は事態を静観すべき時だ」と、冷静に述べた。

一部に、ウェバーが4月の中国GP前にアクションを起こすのではないか、という報道もあったが、アラン氏はこうした見方を否定した形だ。

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