各チーム、ピレリタイヤでマレーシアの暑さと雨を経験
2013年マレーシアグランプリ フリー走行
2013年3月22日、セパン
マレーシアでの2回の金曜フリー走行セッションは、先週のオーストラリアとは対照的に、気温が33℃、路面温度が時に40℃を超えるコンディションの下で行われました。しかしFP2の中盤に、またしても雨が降りました。このため、多くのチームが、FP2において当初の予定を早め、P Zeroオレンジ・ハードタイヤからP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用するプログラムへと移行しました。オレンジ色でマーキングされた2013年仕様のハードタイヤは、今回が初登場となります。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「各チームは今年初めて我々のタイヤで高い気温を経験しました。予選と決勝でも同様のコンディションが予測されるため、今日の経験は非常に有益だったと思います。また、FP2の半ばで遭遇したような、レインシャワーのリスクもあります。FP2の終盤に向かってサーキットはドライになりましたので、各チームはインターミディエイトとスリックタイヤのクロスオーバーポイントを評価することができました。予測通り、性能面に力点を置いた2013年型タイヤの際立った特性と、高い気温や路面の粗さのため、今日の摩耗率は非常に高いものでした。しかし、デグラデーションは我々の想定の範囲内でした。また、コンパウンドの使用方法にもチーム間で差異が見られました。ハードコンパウンドでの走行が15周のチームもあれば、21周のチームもありました。より正確な予選と決勝のイメージを確立するため、収集した全てのデータを今晩分析します」
今日の豆知識:
・今年のマレーシアでのFP1とFP2の最速タイムは、昨年の同セッションの最速タイムよりも1秒以上速いものでした。
・Formula One用スリックタイヤのサイドウォールに見られるP Zeroという名前は、1987年、Ferrari F40へ装着する乗用車用タイヤの名称として初めて使用されて以来、25年の歴史を持つ名前です。ピレリのパフォーマンスタイヤには常に‘P’の称号が与えられますが、P Zeroの開発中には番号が割り当てられなかったため、新型タイヤのP Zeroは社内でP0として認識されていました。その名称が浸透し、象徴的なP Zeroブランドを形成したのです。
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