ベッテル、日曜日午前に延期された予選でポール獲得 (ピレリ)
2013年オーストラリアグランプリ 予選
2013年3月17日、メルボルン
(C)Pirelli Motorsport
拡大しますレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、異例の分割開催(土曜日午後と日曜日午前)となったオーストラリアグランプリ予選で、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して通算37回目のポールポジションを獲得しました。
通常通り土曜日に行われたQ1では、メルセデスのニコ・ロズベルグがCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用してセッション序盤に最速タイムを記録しました。その後、雨足が強くなり、再三のセッション開始延期後、日没と悪天候のためQ2とQ3は延期となりました。
路面温度13℃、気温15℃となった日曜日の午前11時(現地時間)、Q2に進出した16名のドライバーは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤでセッションを開始しました。セッション残り5分時点で、マクラーレンのセルジオ・ペレスが最初にP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤへ交換しました。しかし、路面はまだスリックタイヤには向かない状況で、ロズベルグがCinturatoグリーン・インターミディエイトで最速タイムを記録し、スリックタイヤを使用したドライバーはQ3には進出できませんでした。
Q3もインターミディエイトタイヤで幕を開け、マクラーレンのジェンソン・バトンが最初にスリックタイヤを使用しました。路面は徐々にドライになっていったため、ポールポジションはセッション終了間際で決定しました。実際、ベッテルのタイムはセッション残り1秒時点で計測されたものです。
土曜日の最終フリー走行(FP3)もウェットウェザーの下で行われ、ロータスのロマン・グロージャンが最速タイムを記録しました。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「Q2とQ3が日曜日午前に延期されたことで誰もがプレッシャーを感じていましたが、安全性が常に優先されなければなりません。ドライバーたちにとって、水溜り上でのアクアプレーニングや市街地サーキットの特徴である数多くの滑りやすい白線上でコントロールを失うリスクがあったため、延期は正しい決定であったと思います。クロスオーバーポイントの見極めが本日の予選の鍵となりました。我々のスーパーソフトの迅速なウォームアップとピーク性能によって、完全に路面がドライになっていなかったQ3では、上位のドライバーたちは自信を持ってプッシュすることができました。予選から得られた情報が乏しい中、どのようなレース戦略が展開されるのか興味深いところです。低い気温のため、スーパーソフトにはグレイニングが発生していましたが、それでも予選には最適なタイヤでした」
ピレリの戦略予測:
通常、戦略は天候と各マシンのスピードに依存します。もし雨になれば、戦略の予測はより難しくなり、各チームは遭遇するあらゆるチャンスに頼らなければなりません。
予測される勝利戦略:
・最速の戦略は2ストッパー
スーパーソフトでスタート
1回目のストップ:14周でミディアムへ交換
2回目のストップ:36周でミディアムへ交換
・2番目に速い戦略は3ストッパー
スーパーソフトでスタート
1回目のストップ:8周でミディアムへ交換
2回目のストップ:23周でミディアムへ交換
3回目のストップ:40周でミディアムへ交換
FP3のラップタイム上位:
1 グロージャン 1分26秒929 ミディアム新品
2 アロンソ 1分27秒000 ミディアム新品
3 マッサ 1分27秒241 ミディアム新品
トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ベッテル スーパーソフト 1分27秒407
ウェバー スーパーソフト 1分27秒827
ハミルトン スーパーソフト 1分28秒087
マッサ スーパーソフト 1分28秒490
アロンソ スーパーソフト 1分28秒493
ロズベルグ スーパーソフト 1分28秒523
ライコネン スーパーソフト 1分28秒738
グロージャン スーパーソフト 1分29秒013
ディ・レスタ スーパーソフト 1分29秒305
バトン スーパーソフト 1分30秒357
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