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2013年3月

2013/03/31

ロータス・チーム、「成功は資金次第」

Lotus Renault 『E21』 (C)Lotus F1 Team
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開幕戦での優勝もあり、2013年のコンストラクターズ・ランキングで目下2位にランクするロータス・チームだが、チームがこれ以上の成功を収めるには豊富な資金が必要であるとしている。

「現状、われわれにはドライバーからマシン、エンジン、ファクトリーまで成功のためのツールが一応は揃っていると自負している。
しかしこれ以上のステップアップ、例えばレッドブル・レーシングと立ち向かってタイトル争いをするには開発のための豊富な資金が必要になるのは必至。
今後、勝利を重ねることにより新たなスポンサーが付き、その資金でさらに成功するという好循環がわれわれには必要なんだ」と、エリック・ブイユ代表。
これにはロマン・グロージャンも同意している。

トップ5チームの中で、タイトル・スポンサーを持っていないのは唯一ロータス・チームだけ。
また同チームのキミ・ライコネンがスポンサー獲得活動に熱心でないのも有名なことではある。

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タイ当局も『2015年タイGP』開催を明言

 Thailand Image
FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表で、F1開催に強い権限を持つバーニー・エクレストン氏は2015年タイGPの開催をすでに示唆しているが、これに呼応するように今度はタイ政府当局も開催を明言した。

これはタイ国観光・スポーツ省傘下のSAT(タイ・スポーツ局)が明らかにしたもので、コースは首都バンコク近くに設定される市街地特設コース、開催決定はあとF1グランプリの財政負担予算を政府が承認するだけの段階という。

グランプリの開催料は2,700万ドル(約25億円)に達するとみられるが、同局によればこのうちの60%をタイ政府が負担、残りについては地元の大手ビール会社である『シンハー』や、レッドブル・レーシングの母体である『レッドブル』ら民間企業に委ねるとしている。

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FIA、『フォーミュラE』のタイヤにミシュラン選定

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は、2014年からスタートする電気自動車によるレース『フォーミュラE』のタイヤ・サプライヤーにフランスのミシュランを選定したことを明らかにした。

2006年シーズンに撤退するまで、ミシュランはF1で通算102勝を挙げるなどモータースポーツにおける実績は不動のもの。
FIAのジャン・トッド会長は「ミシュランは技術的発明と結びついた長いパフォーマンスの歴史を持っているので、フォーミュラEにとって理想的なパートナーである」と、歓迎するコメントを表した。

フォーミュラEはその名の通りエレクトリック(電気)エネルギーのみを動力とするもので環境問題を重視するFIAが率先して導入を図る新たなカテゴリーのレース。
開催地についてはすでにロンドン(イギリス)、ローマ(イタリア)、ロスアンジェルス(アメリカ)、マイアミ(同)、北京(中国)、プトラジャワ(マレーシア)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)ら7か国8か所が決まっている。

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マルシアF1、4月中には新エンジン供給契約締結へ

Ferrari F1 Engine (C)Ferrari S.p.A
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現在コスワース・エンジンを搭載してF1に参戦するマルシアF1チームは、エンジン規定が変更される2014年を前に、4月中を目途に新しいエンジン供給契約を結びたいとしている。

F1で唯一のエンジン専門メーカーであるコスワースだが、昨年まで供給していたHRTが消滅。
多額のコストが掛かる新規のエンジン開発をわずか1チームのためだけに行うのは事実上不可能で、マルシアは供給元の変更を強いられている背景がある。

現在ルノーはすでに4チームに供給していることから、フェラーリかメルセデスの中からの選択になる可能性が高そうだ。
しかし供給費用は現在より大幅に高騰することが予想され、同チームでは「契約金額が大きな要素」と予防線を張っている。

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2013/03/30

ハミルトン(メルセデス)、「レッドブルに続くのはメルセデスAMG」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン、4勝を記録した古巣マクラーレン・チームを離れ、心機一転今年はメルセデスAMGチームで戦うルイス・ハミルトン(28歳:イギリス)だが、まだシーズン序盤の今から「今年レッドブルに続くのはわれわれメルセデスAMG」と、豪語している。

「2戦目でもう僕は『W04』の速さを確信したね。
マレーシアGPではトップのレッドブル勢に匹敵するスピードをみせたんだ。
結果、3位に留まったのは燃料計算を誤ったせい。
間違いなく今年、レッドブル・レーシングに続くのはわれわれメルセデスAMGチームだよ。
今の方向で開発を続けて行けば、必ず勝てるしレッドブルと戦うことができる筈さ」と、2008年のチャンピオン。

昨シーズン、マクラーレンでカーナンバー4を付けたハミルトンは、メルセデスに移った今年、カーナンバー10を付けて戦っている。

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エクレストン氏、この時期のチームオーダー指示を批判

B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシング、そしてメルセデスAMGとマレーシアGPの表彰台を占めたチームがいずれもチームオーダー問題で揺れていることについて、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は英『テレグラフ』紙に対し次のような自身の見解を表した。

「シーズンはまだ始まったばかり。
たった2戦が終わっただけというのに、この段階でチームオーダーを出すというのは馬鹿げている。
例えそれがチャンピオン候補においてでさえ、だ。
ああした指示はチーム内では納得できても、世間一般のファンからは支持されないよ。
レーシングドライバーというのは前にクルマがいれば例えそれがチームメイトであってもオーバーテイクに掛かる、そもそもそういう人種なんだ」

これについて一方のキーパーソンである現在のジャン・トッドFIA会長がどのような見解を示すのか、注目だ。

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ベッテル(レッドブル)、ファクトリーでスタッフに謝罪

Redbull Factory (C)RedBull Racing
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思わぬ大騒動になつてしまったレッドブル・レーシング・チーム内のオーバーテイク問題だが、渦中の人セバスチャン・ベッテルがイギリス・ミルトンキーンズにあるチームのファクトリーを訪れスタッフに謝罪したということだ。

この時の様子について、同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「彼は『今さら時計の針を戻すことはできないけれど、誤ったことをしてしまったことを謝りたい』と語っていたよ」と、説明している。
また「ベッテルとウェバーは共に握手をして『和解』している。
もうこの問題が今後後を引くことはない」と、言明している。

今シーズンはまだ始まったばかり。
F1グランプリはまだ17戦も残している。

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マ・キンファ、中国GPの金曜日フリー走行参加へ

Ma Qing Hua (C)Caterham F1 Team
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これまでHRTのマシンで都合4回、グランプリウィーク金曜日のフリー走行セッションに参加した経験を持つマ・キンファ(24歳:中国)だが、今年は新しく契約を結んだケータハムF1からの中国GP参加が明らかにされた。

これについてケータハムF1のシリル・アビテブール/チーム代表は、「マ・キンファとアレクサンダー・ロッシ二人には、今シーズンのグランプリにすべて帯同させ、F1チームの環境に十分慣れてもらうと共にできるだけ走行のチャンスも与えたい」としている。
ロッシのほうは翌週のバーレーンGPに参加する予定ということだ。

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2013/03/29

Pirelli PZero アプリ ピレリ 新しいFORMULA ONEアプリを発表

2013年3月26日、ミラノ

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レース、チーム、ドライバーなどの情報をワンタッチでゲット ピレリのニュー・アプリで、友達やFormula Oneドライバーとシェアしよう

App Storeから無料でダウンロードできるFormula Oneのニュー・アプリPirelli PZeroで、世界最速の選手権のパドック内外の情報にいつでもアクセスできるようになりました。
タブレット用にピレリが設計したこの新しいアプリでは、レース情報のコンスタントな収集や、ソーシャルネットワーク上でのコメントのシェアなどの様々な楽しみ方が可能です。

また、自分用の画面構成、TwitterやFacebookでの情報配信、オンラインニュースやブログでのリアルタイムな情報収集などもより手軽になりました。

いつでもどこでもテレビ画像でレースをフォローしたり、ピレリの3Dビデオやインタビューの映像を見たり、チームやドライバー、そしてタイヤについての裏情報をゲットすることもできます。

ピットストップ、ラップタイム、チームの戦略についての情報も提供されます。
ニューPirelli PZeroアプリのダウンロードはiTunesで下記リンクよりどうぞ。
https://itunes.apple.com/us/app/p-zero/id616224172?mt=8

ピレリジャパン・プレスリリース

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フラビオ・ブリアトーレ氏、「2014年ウェバー(レッドブル)離脱必至」

Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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元ルノー・チーム代表で、その後故意のクラッシュ疑惑などにより一時FIA(国際自動車連盟)から永久追放されるなどした(その後和解)フラビオ・ブリアトーレ氏(62歳:イタリア)が、マレーシアGPでのオーバーテイク問題に揺れるレッドブル・レーシングについて言及、今季限りでマーク・ウェバーが同チームを離脱するのは必至と主張している。
またチーム首脳にコントロール機能が効いていないとも決め付けた。

それによればウェバーが今後オーバーテイクを敢行したベッテルとの良好な関係を復活させるのは不可能で、契約の関係から来年はチームを出ざるを得ないだろうというもの。
(ウェバーの契約は今季末までだが、ベッテルのほうは2014年末まであるとされる)

しかしこれについて英『ロイター』らは、同チームが2014年についてウェバーとまだ契約が結ばれていないことは認めたものの、わずか2戦の現時点で何も決まっていないと伝えられたとしている。

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ベッテル、インフィニティのパフォーマンス・ディレクターに

レッドブル・レーシングは、セバスチャン・ベッテル(25歳:ドイツ)が今季同チームのタイトル・スポンサーになっている『インフィニティ』のパフォーマンス・ディレクターに就任したことを発表した。

 Infiniti Q50 (C)Nissan Media
ベッテルはすでにこれまでもインフィニティの親善大使に就任していて、今回はさらにその職務を強固なものにしたことになる。
具体的には、同社の欧州仕様車でガソリンハイブリッドとディーゼルの2種類になる『インフィニティQ50』の開発にも携わるということだ。

ただ残念ながら、メディアの扱いはそんなことよりもレッドブル・レーシングのチーム内バトル騒動の話題に専ら終始したままだ。

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F・インディア、メルセデスとの複数年エンジン供給契約延長

Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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28日(木)、フォース・インディア・チームはメルセデス・モータースポーツとの間で現行の契約が切れる2014年以降も同エンジンの供給を受けることで合意したことを明らかにした。

契約は複数年で、単にエンジン本体に留まらず「KERS」(運動エネルギー回収システム)を含むパワー・トレイン一式、トランスミッション、またこれに関連する補助的システムも含まれる大規模なものという。

2008年の初参戦以来、10位-9位-7位-6位-7位と着実に戦闘力を上げている同チームだが、これによりさらなら躍進を図ることになる。

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今季好調のマッサ(フェラーリ)、優勝争いに名乗り

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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昨シーズン、チームメイトでエースのフェルナンド・アロンソに後れを取り、メディアから厳しい評価を浴びせられたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサだが、今年は様相を異にするようだ。
昨年は開幕2戦を終えて予選が16-12位、レースでもリタイヤそして15位ノーポイントと低迷に苦しんだが、今年はここまで予選が4-2位、レースでも4-5位と連続入賞を果たしている。
特筆すべきは、昨年苦しんだ予選でいずれもチームメイトを上廻るスピードをみせているということだ。

これを受けマッサは、「僕たちに必要なのは自信なんだと思うけれど、それが今年はいい方向に出ているね。
昨年は苦しんだけれど、ファクトリーで地道に開発を続けてきた成果もあって今年はパフォーマンスが違う。
『F138』の開発が順調に行われたならば、僕らにも2013年タイトル争いする資格があると思っているんだ」

もしマッサが優勝すれば、2008年以来、実に5年ぶりということになる。

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2013/03/28

レッドブル、「オーバーテイク問題はチーム内のこと」と声明

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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マレーシアGP決勝レースで起きたレッドブル・レーシングのオーバーテイクによる「騒動」はレース後様々な波紋を呼んでいるが、これについて同チームではわざわざリリースを発表、「チーム内のこと」と騒ぎから一線を画す姿勢を強調した。

それによれば同チームは、「こうした問題はわれわれにとって初めてというものではない。
レッドブル・レーシングの二人のドライバーは初めてコンビを組んだときからいずれもレースに勝利すること、そしてチャンピオンを獲得することを望んでいる。
そのため互いに激しいライバル関係を繰り広げてきたが、これまでもまたこれからもわれわれはこれについてきちんとチーム内で処理していく」としている。

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チームオーダー騒動、メルセデスAMG内部では意見分裂

Mercedes GP Duo (C)Mercedes Motorsports
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マレーシアGP決勝レースでのチームオーダー騒動では、これを無視したレッドブルが非難される一方で、チームの指示を遵守したメルセデスAMGのほうは無難な結果に終わったとみられている。
ところがその後同チーム内部では、これについて意見が真っ二つに分裂していることが英『タイムズ』紙らで報じられた。

オーダーを指示したロス・ブラウン代表を支持するのは今シーズンからチーム/CEO(最高経営責任者)に就いたトト・ウォルフ氏で、「チャンピオンシップを考えた場合、ブラウンの采配は的確なものだった」とこれを擁護した。

一方、これまた今シーズンから同チームに加わったニキ・ラウダ氏は、「F1がスポーツだというならああした指示は間違っている。
あの場面でロズベルグのほうが明らかに速かったのだから、当然彼を先行させるべきだった」と異を唱えた。

F1でのキャリアはもちろんラウダ氏のほうがはるかに上だが、しかし現在のチーム内でのポジションから言うと、大株主であるウォルフ氏のほうに大きな影響力があるのは否めない事実だ。

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クレア・ウィリアムズ嬢、ウィリアムズ・チーム副代表に

Claire Williams & Frank Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは新たにチーム副代表(代表代理)のポジションを設けると共にこれにクレア・ウィリアムズさん(36歳:イギリス)が就くことを明らかにした。

クレアさんはチームの創始者でもあるサー・フランク・ウィリアムズ代表の愛娘。
これまではチームの商業面を担当するコマーシャル・ディレクターを務めていたが、今後はウィリアムズF1の取締役にも名を連ねチーム運営の重職を担うことになる。

本来はシーズン開幕前にも発表される予定だったとされるが、直前の妻ヴァージニアさん(クレアさんの母)の死去があり遅れたとみられる。

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ゲルハルト・ベルガー氏、「ベッテル、チャンプの闘争本能」

Ayrton Senna & Gerhard Bergar (C)Honda Racing
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チームオーダーを無視して勝利に走ったとして、レース後非難の声が高まるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、元F1ドライバーであるゲルハルト・ベルガー(53歳:オーストリア)氏は、次のような見解を示している。

「世界チャンピオンのタイトルを数度も獲得するような人間は、並の者では考えられないような闘争心を持っているんだ。
つまり自己中心的なところがなければ世界一になどなれないということ。
彼らは頭で冷静に考えて行動するのではなく、直感的に物事をこなしている。
それがベッテルが成功した理由でもあるんだけどね。
これはもうチームメイトにも代表にも変えることはできないことなんだ」

そのベルガーはかつてやはり偉大なチャンピオンだった故アイルトン・セナとチームメイトで「苦労」した経験を持つ。

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2013/03/27

トラブルのF・インディア、「ホイールナット方式の変更はない」

Force India Team (C)Sahara Force India F1
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マレーシアGPではまったく同じホイールナットのトラブルにより2台共にリタイヤという結果に終わったフォース・インディア・チームだが、次の中国GP以降もこの方式を諦めるつもりはないとしている。

トラブルが出たのはタイヤ交換時、あらかじめホィールのナットが組み込まれているため短時間で作業が行える『キャプティブ・ホイールナット・システム』というもの。
現代のF1ではトップチームのいずれにも採用されている優れものだ。

フォース・インディアが採用したのは今シーズンからで、開幕戦こそトラブルはなかったものの今回はこれが致命的な障害となってしまった。
しかしチームでは「トラブルへの対策についてはいまファクトリーで懸命な作業をしているところ。
今さらわれわれがこのシステムを昨年のものに戻すことは技術の後退。
あり得ない」と、強調している。

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ルノー・スポール、トロ・ロッソとのエンジン供給交渉認める

Jean-Michel Jalinier (C)Renault Sport

現在F1で4チームにエンジン供給するルノー・スポールでは、2014年シーズンのエンジン規定変更期からスクーデリア・トロ・ロッソへの供給について交渉していることを認めた。

これはルノー・スポールF1のジャン・ミシェル・ジャリニエール代表兼マネージング・ディレクターが明らかにしたもので、実現した場合実に5チームという多きになることについてはそれでも対応できるとした。
ただ、現実には3チーム程度のほうが体制に余裕が出るので理想的ともしている。

現在レッドブル、ロータス、ウィリアムズ、そしてケータハムの4チームにエンジン供給するルノー。
トロ・ロッソは現在フェラーリ・エンジンを搭載しているが、兄妹チームであるレッドブルとの足並みを整えたいという姿勢もあるようだ。

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E.ブイユ代表(ロータス)、ニューイ氏の「来訪」に破顔

Eric Boullier (C)Lotus F1 Team
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開幕戦では他車が3ストップのところを2ストップ作戦に抑えてキミ・ライコネンが優勝。
今回は序盤の雨もあってほとんどが4ストップだったのに対し、ロータスの2台は3ストップに留めてW入賞にを果たした。
こうしたことからロータスのマシン『E21』はタイヤに優しいとの評判が専らだが、これを裏付けるかのようにセパンのパドックではF1デザイナーの鬼才エイドリアン・ニューイ氏(現レッドブル)がロータスのガレージに来訪、長時間観察を続けたということだ。

これについてロータス・チームのエリック・ブイユ代表は、「あんな偉大なデザイナーがウチのマシンを観察するというのだから光栄なことだ。
そんなに気に入ってくれたのなら、今度はウチのTシャツをプレゼントしよう」と、周囲を笑わせている。

F1では、どこかが抜きん出れば直ちに他チームがこれを模倣するのは常だ。

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2013/03/26

ハミルトン(メルセデス)、「いずれ恩返ししたい」

Mercedes Duo (C)Mercedes Motorsport
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レース終盤に味方同士のオーバーテイクがあったレッドブルの二人(ベッテル&ウェバー)とは異なり、最後までチームオーダーを「死守」したメルセデスAMGチームのほうはだいぶ雰囲気が異なるようだ。

3位表彰台に上がったルイス・ハミルトンは、「ここに上がるのは本来ロズベルグのほうだった。
レースではハードに戦ったせいで、終盤タイヤと燃料をセーブしなければならない状況に追い込まれたんだ。
だから最後は明らかにロズベルグのほうが速かったけれど、彼はチームの指示通りにポジションをキープ、チームの今季初表彰台を確実なものにしてくれた。
彼には感謝しているよ。
今後、機会があったなら、今度は僕のほうから恩返しがしたいと思っているよ」

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マクラーレン・チーム、バトンのピット作業ミスにショック

Pitstop Work (C)McLaren Group
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今シーズン、F1チームの雄であるマクラーレンが何かおかしいと言われている。
それを象徴するかのように、先のマレーシアGP決勝レースではジェンソン・バトンのマシンに対するピット作業にミスが出て、バトンがピットロードで立ち往生するという失態を演じた。

チームによれば、ストップしたのは右前タイヤの締め付けが十分でなかったためだが、その原因はメカニック間のシグナルのミスであったということだ。
ピットエリアでバックギヤの仕様は禁じられているため、バトンのマシンはメカニックに手で押し戻されるなど大幅なタイムロスを強いられて入賞圏外に落ちた。

これについて他チームからは「あのマクラーレンが……」と、驚きの声が聞かれている。
昨シーズンまで、同チームのピット作業は段トツの短時間を記録するなど第一級を誇った。

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勝者ベッテル(レッドブル)に海外メディアから酷評

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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チームの1-2勝利が確実視される中、チームの指示に逆らって僚友とバトル、強引な形で自身通算26勝目を飾ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルに対し、各国メディアの評価は厳しいものだった。

英国の『インディペンデント』紙は「ベッテルがレース後表した謝罪は正しく、謙虚なものだった。
しかし彼が犯した大罪について、彼以外の誰もがとっくに気付いていたのだ。
パルクフェルメでホーナー(チーム代表)から叱られるまで自分の『ミス』に気が付かなかったというなら彼はただ勝ちたいだけのお粗末な男」と、糾弾。
同じく『タイムズ』紙も、「3度のタイトル獲得に輝くベッテルが、実は朗らかな愛らしいイメージとは反する野蛮な裏切りがあることをみせた」と、書き立てた。

再三の指示を無視された形のホーナー代表は、ベッテルが反省していると語ったことについて「私はそうは考えていない」と、依然不快感を露わにしている。
一方の当事者であるウェバーは、「人々が僕たちが感情をむき出しにするのを望んでいることはわかっている。
でも僕たちには冷静さが必要だ。
次のレースまで3週間あるから……」と、言葉少な。

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10位入賞ベルニュ(トロ・ロッソ)に罰金も順位変動なし

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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マレーシアGP決勝レースでみごと10位入賞。
今季初ポイントとなる1点を獲得したスクーデリア・トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュ(22歳:フランス)だったが、1回目のピットストップ時に危険な行動があったとして同GPのレーススチュワード(競技審査委員)は1万ドル(約95万円)の罰金を科したことを明らかにした。

これは、ピット作業を終えたベルニュがピットロードに戻る際、安全の確認を怠ったため後続のケータハムのマシンに接触、損傷を与えてしまったもの。

ただこの責任はチームにあるとしてドライバー個人にはお咎めなし。
ベルニュが獲得した貴重なポイントも無事そのまま認められることとなった。

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2013/03/25

レッドブルと対比・大人の対応メルセデスAMGデュオ

Mercedes GP Duo (C)Mercedes Motorsports
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マレーシアGP決勝レース、1-2位を争ったレッドブル・レーシングの二人が今後に懸念を残す「無用なバトル」を演じたのに対し、同じく3-4位にあったメルセデスAMGチームの二人はチームの指示を守り無難に合わせて貴重な27ポイントを稼いだ。
ちなみに昨シーズン、同チームは20戦で142ポイント。
つまり1戦あたり7ポイントしか稼いでいない。

マシンを降りた3位のハミルトンは、「本来なら表彰台にはロズベルグが上がるべきだった」とチームメイトを讃え、またロズベルグのほうも「僕らはフェアプレーだったね。
(無線でチームオーダーを指示した)ロス・ブラウンには『今日のことは覚えておいてね』と言ったんだ」と、納得した表情をみせた。

かつてGP2シリーズ時代からのライバルだった二人だが、共に苦労を重ねて成長したようだ。

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ベッテル、3種類のピレリタイヤを使用してマレーシアで勝利

(C)Pirelli Motorsport
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2013年マレーシアグランプリ 決勝
2013年3月24日、セパン

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、チームメイトのマーク・ウェバーとのスリリングなバトルの末、今シーズンの初勝利を挙げました。両ドライバーは、ともにピレリの3種類のコンパウンド(Cinturatoグリーン・インターミディエイト、P Zeroオレンジ・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム)を使用しましたが、使用した順番は異なるものでした。

弱い雨の中、全ドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトで決勝のスタートを切りました。最初のスティントでインターミディエイトタイヤを使用したため、全ドライバーは、マレーシア用に選択された両スリックコンパウンドの使用義務から解放されました。

ウェットからのスタート後、トップ5のドライバーは4ストップを行いました。3ストッパーでの最高位は、ロータスのロマン・グロージャンで、チームメイトのキミ・ライコネンより上位の6位入賞を果たしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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F・インディア勢のリタイヤ原因はホィールナット・トラブル

Adrian Sutil (C)Force India F1
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開幕戦オーストラリアGPでは幸先の良いW入賞を果たしたフォース・インディア・チームだったが、今回はいずれのマシンも同じ左前タイヤにトラブルを抱えてリタイヤという無念の結果となった。
リタイヤの原因はいずれもホィールナットのトラブルだったという。

チームによればシーズン前のテスト、そして開幕戦でもまったく起きたことのないトラブルということで首を傾げているが、次戦中国GP(4月14日決勝)までに完全解消すべくイギリスのファクトリーに持ち帰って究明にあたるということだ。

これについて同チームのエイドリアン・スーティルは「トラブルは残念だけど、マシンのペースは今回も悪くなかったのでトラブルの原因さえ解明されれば……」と、唇を噛んだ。

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レース後のレッドブル・デュオ、険悪なムード

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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予想された通り、マレーシアGP決勝レース後のレッドブル・デュオは険悪なムードだった。
マシンを降りたマーク・ウェバーは、「レース終盤、僕はチームからの指示を守り、回転数を下げタイヤを労わるよう走りを変更した。
ところがベッテルはチームの指示を無視したんだ。
彼の行動はまったく愚かなものだ。
こんなことじゃチームは戦えない。
今日の結果にはほんとうにガッカリした」と、吼えた。

一方、レース中も再三チームから無線でその行動を咎められていたセバスチャン・ベッテルのほうは、「終盤はペースが良かったし、最後に履いた新しいミディアム・タイヤはとてもグリップが高く(ウェバーより)スピードがあった。
僕らは接戦だったけど、速いほうが前に出るべきと思ったんだ。
でもオーバーテイクには無用のリスクがあったのは事実だし、今日の僕は大きなミスをしたようだ」と、レース後謝罪の意思を示した。
しかし今回ばかりはさしもの温厚なウェバーも怒り心頭の様子。
まだ17戦もあるグランプリでの二人の今後の戦いが注目になった。

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ブラジルGP、再びリオデジャネイロで開催の可能性も

1982 Brazil GP (C)Williams F1
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F1人気の高いブラジルでは、1990年から現在のインテルラゴス(サンパウロ)での開催が定着しているが、現契約が切れた2016年には再び以前の開催地リオデジャネイロに移るかも知れない。

これは英『デイリー・メール』紙が報じたもので、それによれば開幕の2連戦を欠席しているFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、この交渉のためブラジルに行っていたということだ。

これについてブラジルの有力インディカー・ドライバーであるエリオ・カストロネベスは、「インテルラゴスの主催者がエクレストンの要求する金額を用意できなければ、ブラジルGPはその場所を代えることになるだろう」と、語っている。

1981年から1989年までブラジルGPが開催されていたリオデジャネイロ(ネルソン・ピケ・サーキット)は、ベルギーGPが開催地から外れた時に代替開催を名乗り出たこともある。
なお、実現すればリオデジャネイロ五輪(2016年)の開催と重なることになる。

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2013/03/24

マレーシアGPはベッテル(レッドブル)のポールTOウィン

マレーシアGP決勝レースは直前に降った雨でウェットコンディション。
各車インターミディエイトを装着してのスタートとなったが、その後路面コンディションは回復し、ドライタイヤでのバトルとなった。

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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56周のレースは、終わってみればセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のポールTOウィン。
ベッテルの優勝は昨年のインドGP以来で、自身通算26回目となるもの。
2位もレッドブルのウェバーだったが、あわや接触で両者リタイヤという緊張した場面もみられたベッテルとのバトルはチーム内に今後遺恨を残すことになったかも知れない。
二人はレース後も笑顔をみせなかった。

また3-4位はメルセデスAMG勢でハミルトン-ロズベルグの順になったが、終盤明らかにペースが速かったのはロズベルグのほうで、こちらも今後物議を醸しそうだ。
5位マッサ(フェラーリ)、6-7位にロータスのグロージャン&ライコネン、8位ヒュルケンバーグ(ザウバー)、9位ペレス(マクラーレン)、そして10位がベルニュ(トロ・ロッソ)でここまでがポイント獲得。

以下、11位ボタス(ウィリアムズ)、12位グティエレス(ザウバー)、13位ビアンキ(マルシアF1)、14位ピック(ケータハムF1)、15位デル・ガルデ(ケータハム)、16位チルトン(マルシアF1)、17位のバトン(マクラーレン)と18位のリカルド(トロ・ロッソ)は実質リタイヤだが結果では完走扱い。
バトンはタイヤ交換時に締め付け不良でピットレーンに立ち往生というマクラーレン・チームらしからぬ失態。
またフォース・インディア勢はディ・レスタ&スーティル共に左前ホィールにトラブルが出てリタイヤ、アロンソ(フェラーリ)は他車との接触でフロントウィングを失い早々にリタイヤだった。

マレーシアGP:決勝レースの結果はこちら
マレーシアGPの画像はこちら

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トップ10ドライバーにタイヤ選択の自由が与えられ、多様な戦略が可能に (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年マレーシアグランプリ 予選
2013年3月23日、セパン

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、マレーシアグランプリの予選で1分49秒674を記録し、2013年開幕から2戦連続のポールポジションを獲得しました。フェラーリのフェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソが2位と3位に続きました。

Q3は開始から終了までウェットコンディションで行われ、ベッテルはCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤで、2位を1秒近く引き離すポールタイムを記録しました。マレーシア用に選択されたスリックタイヤのP Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroオレンジ・ハードコンパウンドは、Q1とQ2で使用されました。

Q3に進出したトップ10ドライバーは全員、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤでタイム計測を行ったため、彼らは明日の決勝スタート時に装着するタイヤを自由に選択することができます。このため、多様な戦略が可能になります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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予選8位バトン(マクラーレン)、「今はこれが精一杯」

Jenson Button (C)McLaren Group
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昨シーズン、開幕2戦でいずれも1-2位を独占したマクラーレン・チームだが、今年はオーストラリアGPが10-15位、このマレーシアGPでも8-10位と予選で低迷を続けている。
しかしこれについて同チームのジェンソン・バトンは次のように説明した。

「僕自身だってもどかしいけれど、今のマクラーレンではこれが精一杯。
予選8番手以上のものは期待できないんだよ。
でも前回よりトップとのタイム差は明らかに少なくなっている。
チームの全員が一体となって努力した結果だ。
それにここでは決勝レースが雨になるかも知れないし、とにかくいつもと同様、現状で懸命に戦うだけだよ」と、2009年のチャンピオン。

なおその後キミ・ライコネン(ロータス)の降格により、バトンは7番手、ペレスも9番手グリッドに前進。
もちろんこれはこのチームで今季最高のグリッドということになる。

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連続屈辱のアロンソ(フェラーリ)、「すべてうまくいってる」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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23日(土)行われたマレーシアGP公式予選で3番グリッドを獲得。
昨年(予選9位)に比べれば上々の出来となったフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソだが、これでチームメイトのマッサに今季予選で2連敗。
決勝レースこそ前戦は2位(マッサ4位)と凌駕したものの、そのペースでは終始マッサのほうがリードしていたのは明白だった。

しかしアロンソは次のように意に介していないところを強調した。
「予選でトップ3に入れたのだから満足しているよ。
昨年と比べれば大違いだし、ここからなら決勝レースでの好成績も見据えることができるというものだからね。
明日は天気が気になるけれど、とりあえずここからいいスタートを決めて、あとは成り行き次第かな」

ちなみに昨年の終盤2戦もアロンソはマッサに予選で負けていて、それを加えればこれで4戦連続予選でチームメイトに負けたことになる。

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今回もトラブル続くFIAのテレメトリー・システム

Image (C)Williams F1
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開幕戦オーストラリアGPで各チームを悩ませたFIA(国際自動車連盟)のテレメトリー・システムの不調は今週のマレーシアGPでも解決されておらず、決勝レースではまたコクピット内でドライバーが苦労させられることになりそうだ。

本来このシステムはコントロールタワーと各マシンをテレメトリーで繋ぐことにより、セーフティカー導入やDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の許可、またブルーフラッグ(追い越し)の指示など多くの情報をコクピットのインジケーターまで直接伝達するもの。
しかし今回もこれが使えないことにより、ドライバーは旧態依然としたコースマーシャルによる手旗やチームからの無線を頼る羽目になっている。

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ライコネン(ロータス)にグリッド3番降格のペナルティ

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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23日(土)行われたマレーシアGP公式予選で開幕戦と同じ7番グリッドを獲得したロータス・チームのキミ・ライコネンだが、セッション終了後レーススチュワード(競技審査委員)はライコネンに対しグリッド3番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

それによればライコネンは予選Q3セッション終盤、ターン14で後方からきたアタックラップ中のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の走行を妨害したとして処分を科したということだ。
これにより予選8番手だったバトン(マクラーレン)、9番手のスーティル(フォース・インディア)、そして10番手のペレス(マクラーレン)がそれぞれ一つずつポジションを上げ、逆にライコネンは10番まで後退することになる。
ライコネンは先週末の開幕戦で7番グリッドから勝利しているものの、今回は厳しい戦いになりそうだ。

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2013/03/23

雨の中、マレーシアのPPはベッテル(レッドブル)の手に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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まだらなウェットコンディションの中、全車インターミディエイト・タイヤを装着して始まったマレーシアGPの公式予選Q3は、前戦に続きレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。
ベッテルのポールはこれで今季2戦連続で自身通算38回目の快挙。

2-3番手にはフェラーリ勢が続いたが、今回もマッサがアロンソの前。
これでマッサは昨年のアメリカGP以来、4戦連続でチームメイトを上回っている。
4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ウェバー(レッドブル)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手ライコネン(ロータス)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手スーティル(フォース・インディア)、そして10番手はペレス(マクラーレン)ということになった。
ライコネンの7番グリッドは優勝した開幕戦と同じ。
またマクラーレン勢は今回やっと2台揃ってトップ10グリッドを得た。

マレーシアGP:公式予選の結果はこちら
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途中から雨に降られた予選Q2はロズベルグが最速に

予選Q2はドライでスタートしたものの、途中一部コースから雨がぱらつきだした。
このため後半はタイム更新が叶わず、早めのアタックで得た前半のタイムでポジションが決まることとなった。

最速でこのQ2をクリアしたのはロズベルグ(メルセデスAMG)で1'36.190。
2番手に0.259秒差でウェバー(レッドブル)、3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ライコネン(ロータス)、5番手スーティル(フォース・インディア)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手アロンソ(フェラーリ)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手ベッテル(レッドブル)、そして10番手がペレス(マクラーレン)。

まだセッション時間を残しながらここで無念の脱落したのはグロージャン(ロータス)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、リカルド(トロ・ロッソ)、グティエレス(ザウバー)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてマルドナド(ウィリアムズ)の6台となった。

この後行われる予選最終ピリオドの天候が気掛かりとなった。

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予選Q1、スーティル(フォース・インディア)最速で通過

マレーシアGP公式予選がスタート。
まだ雨は降らず、路面はドライコンディションで行われた。
タイヤについてはハードとミディアム双方が使われ、各チームの戦略が分かれた感じ。
ここでも伏兵スーティル(フォース・インディア)が予想外のスピードをみせ全体のトップで通過。
2番手にライコネン(ロータス)、3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手グロージャン(ロータス)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手ハミルトン(メルセデス)、9番手ウェバー(レッドブル)、10番手ペレス(マクラーレン)。
以下グティエレス(ザウバー)、マッサ(フェラーリ)、リカルド(トロ・ロッソ)、マルドナド(ウィリアムズ)、ベッテル(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)までがQ2進出を決めた。

ここで脱落したのはベルニュ(トロ・ロッソ)、ボタス(ウィリアムズ)、ビアンキ(マルシアF1)、ピック(ケータハムF1)、チルトン(マルシアF1)、そしてデル・ガルデ(ケータハム)の6台となった。
107%タイムは1'43.585でこれはすべてのマシンがクリアしている。

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フリー走行3回目はベッテル(レッドブル)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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23日(土)、公式予選を前にフリー走行最後の3回目セッションが行われた。
天候は晴れで路面は終始ドライコンディション、セッション終盤には各車ミディアムタイヤ(ソフト側)を装着し、さながらタイムアタック合戦の様相を呈した。

こうした中トップタイムを記録したのはレッドブルのセバスチャン・ベッテルで、昨日のタイムをさらに短縮する1'36.435をマークしてみせた。
これに続いたのはメルセデスのハミルトンでその差は0.133秒。
さらに0.020秒の僅差で続いたのはなんと1年ぶり復帰のスーティル(フォース・インディア)だった。
4番手はウェバー(レッドブル)、5番手ライコネン(ロータス)、6番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、そして10番手がアロンソ(フェラーリ)だった。

他車との交錯に苛立ちをみせたペレス(マクラーレン)は12番手で、今週ここまで一度もトップ10に入れていない。
107%タイムは1'43.186で、これは全車余裕でクリアした。
注目の公式予選はこの後午後4時(日本時間:午後5時)から行われる。

マレーシアGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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最速ライコネン(ロータス)、「予選にならなきゃわからないよ」

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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マレーシアGPのフリー走行初日、最速タイムを記録したロータス・チームのキミ・ライコネンだが、「まだ予選にならなきゃわからない」と、慎重な姿勢を崩していない。

「とてもいい一日だったね。
いろいろとセットアップも試せたし、ウェット路面も経験することができたので満足できるフリー・セッションになったよ。
もちろん最速というこのポジションには満足しているけれど、でもみんな燃料の搭載量が違うから今日の順位に意味はない。
問題は明日の公式予選での位置だけど、悪くないとは感じているよ」と、ライコネン。

またジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターも「メルボルンとはまったく異なるサーキットであるにもかかわらず、引き続いてわれわれのマシンが能力を発揮できているというのはいいことだ。
今日試したアップグレードも機能しているし、週末が楽しみだよ」と、語っている。

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各チーム、ピレリタイヤでマレーシアの暑さと雨を経験

(C)Pirelli Motorsport
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2013年マレーシアグランプリ フリー走行
2013年3月22日、セパン

マレーシアでの2回の金曜フリー走行セッションは、先週のオーストラリアとは対照的に、気温が33℃、路面温度が時に40℃を超えるコンディションの下で行われました。しかしFP2の中盤に、またしても雨が降りました。このため、多くのチームが、FP2において当初の予定を早め、P Zeroオレンジ・ハードタイヤからP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用するプログラムへと移行しました。オレンジ色でマーキングされた2013年仕様のハードタイヤは、今回が初登場となります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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GPDA(F1ドライバー団体)、会長にデ・ラ・ロサを再任

Pedro De La Rosa (C)Ferrari S.p.A
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22日(金)、F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は役員の改選選挙を行い、前HRTのドライバーで今季はフェラーリのペドロ・デ・ラ・ロサ(42歳:スペイン)を会長に再任した。
(デ・ラ・ロサは2008-10年にもGPDA会長を務めている)

また理事にはベッテル(レッドブル)が再任、マッサ(フェラーリ)に代わってバトン(マクラーレン)が新たに就いた。
なおGPDAとしての喫緊の課題は、F1参戦に不可欠であるスーパーライセンスの料金値上げと、グランプリウィークにおける罰金の問題であるということだ。

まだシートベルトすらなかった1960年代、主にドライバーの安全問題をテーマに設立されたGPDAだが、キミ・ライコネンやルイス・ハミルトンなどチャンピオンになっても加入していないドライバーもいる。

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好調ロータス、しかし二人のドライバーは明暗分ける

R.Grosjean & A.Komatsu (C)Lotus F1 Team
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前戦オーストラリアGPで見事今季の勝利に初名乗りを挙げたロータス・チームは昨日行われたマレーシアGPのフリー走行でもトップタイムを記録するなど、依然として好調さを裏付けている。
しかしこれはいずれもエース、キミ・ライコネンによるもので、チームメイトであるロマン・グロージャンのほうは苦闘を余儀なくされているのが真相だ。

これについて当のグロージャンは、「メルボルンの時もそうだったんだけれど、何かクルマの動きがおかしいようなんだ。
同じグランプリウィークのうちに挙動がまったく変わってしまうし、タイヤの状態も激変してしまう。
だからセットアップの方向が全然定まらない。
今週はコースが変わるから期待していたんだけれど、セパンでもやっぱりおかしいね」と、首を傾げている。

こうした場合、これまでよくあったのはシャシー自体に何か損傷が起きたというものだったが、グロージャンが使っているのは今季下ろしたばかりの新品でクラッシュの経験もないもの。
ちなみにグロージャンの担当エンジニアは日本人の小松礼雄氏だ。

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ニック・フライ氏、今月末でメルセデスF1/CEO辞任

R.Brawn & N.Fry (C)Honda Racing
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メルセデスF1チームのCEO(最高経営責任者)であるニック・フライ氏が今月末で辞任、後任には新たにウィリアムズ・チームから移ったトト・ウォルフ氏(41歳:オーストリア)が就くことがわかった。

元B.A.R・ホンダ・チームでマネージング・ディレクターとしてF1に深く関わったフライ氏は、その後ロス・ブラウン氏と共にチームがブラウンGPでタイトル獲得、さらにメルセデスGPとなっても要職を務め続けた。

ただ、いまF1チームを巡るメルセデスのモータースポーツ部門は混乱していて、やはり今年メルセデス・モータースポーツに加わったニキ・ラウダ氏らを含め誰がどのような責任を持っているのか外部からはよく理解できない状況。
とはいえ、いまエクゼクティブ・ディレクターという肩書きを持つウォルフ氏はチームの株式をも取得していて、他の「雇われ幹部」とは今後発言力の重みを異にするのは間違いないようだ。

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2013/03/22

フリー走行2回目はライコネン(ロータス)が最速

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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22日(金)午後行われたフリー走行2回目セッションは、ドライコンディションでスタートしたものの予報通り後半から弱い雨に見舞われウェット路面へと変化。
一時各車走行を見合わせたが、やがてインターミディエイトを履いてウェット走行。
幸い、その後路面コンディションは回復した。

このセッション最速タイムを記録したのは目下絶好調のキミ・ライコネン(ロータス)。
1'36.569を記録してタイミングモニターのトップに位置してみせた。
2番手には0.019秒の差でベッテル(レッドブル)。
またそこからこちらも0.092秒の僅差で今季好調のマッサ(フェラーリ)がつけた。
4番手もフェラーリのアロンソ、以下ウェバー(レッドブル)、グロージャン(ロータス)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ハミルトン(メルセデス)、そしてスーティル(フォース・インディア)というトップ10。
ただしスーティルはマシントラブルとみられ、わずか10ラップの周回で終えている。

苦戦が伝えられるマクラーレン勢はここでもペレス11番手、バトン12番手とトップに入れず。
これにザウバー勢のヒュルケンバーグ&グティエレスが続いた。

マレーシアGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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マレーシアGPフリー走行1回目はウェバー(レッドブル)

Mark Webber (C)Redbull Racing
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今週連続してF1は第2戦マレーシアGP。
22日(金)午前、ドライコンディションで行われたフリー走行1回目は、レッドブル・レーシングのウェバーが1'36.935のタイムでまずトップに立った。
僚友ベッテルも3番手になってこのコースでも好調なところを示したが、その間に割って入ったのが前戦優勝した「タイヤに優しい」ライコネン(ロータス)。
もし公式予選でもライコネンがタイヤに厳しいサーキットとされるここでこの位置に入ったとしたら、ライバルチームにとっては大きな脅威になることだろう。

4番手はアロンソ(フェラーリ)、5番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、6番手スーティル(フォース・インディア)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、9番手ハミルトン(メルセデス)、そして10番手がグロージャン(ロータス)。
この10台はいずれもトップから1秒以内という接近ぶりをみせた。

またパーマネント・サーキットに舞台を移したここでの調子が気になるマクラーレン勢は、しかしトン11番手、ペレス13番手と共にトップ10に入れず仕舞いだった。
このセッションで特に大きなアクシデントはなかったが、スーティルが縁石に乗り上げてフロントウィングを損傷させている。
フリー走行2回目セッションはこのあと午後2時(日本時間:午後3時)から行われる。

マレーシアGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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メルセデス首脳、ロータスの戦略にヒントも

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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先の開幕戦オーストラリアGPでは、上位のほとんどが3ストップだったのに対し、タイヤを労わって2ストップに留めたロータス・チームの戦略がみごと功を奏して勝利を飾ってみせた。
これについ今季新たにメルセデス・モータースポーツでエクゼクティブ・ディレクターの座に就いたトト・ウォルフ氏(41歳:オーストリア)は「わがチームにもヒントになる」と戦略変更に関心があるところを示した。

今回のレースでハミルトンはスーパーソフトを長く使うことができ2ストップ作戦も考慮したというがその後履き替えたミディアムタイヤでパフォーマンスを発揮することができず。
またロズベルグのほうは電気系とみられるマシントラブルで残念ながら戦列を去った。

去年までウィリアムズ・チームに在籍したトト・ウォルフ氏は、今季メルセデスF1チームの株主として大きな発言力を背景に存在感を増している。

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不調マクラーレン、昨年マシン復活の噂まで

Jenson Button (C)McLaren Group
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昨年はみごとポールポジション&勝利を奪った開幕戦で、一転今年は予選10-15位、決勝レースも9-11位と大不振に喘いだマクラーレン・チームでは、場合によっては昨年マシンを再び登場させるのでは、という驚きの噂まで流れている。

これについて同チームでスポーティング・ディレクターを務めるサム・マイケル氏(元ウィリアムズ)は「あらゆる選択肢を否定するつもりはないが、われわれが今全力で『MP4-28』の熟成に務めている、これは当然のことだ。
新しいマシンを登場させれば、これを理解し適応させるのにある程度の時間が掛かるのは当たり前。
アルバートパークはある意味特異なコースでもあったので、まずは今週末のマレーシアGPを見てからだ」と、周囲を牽制。
また同チームのジェンソン・バトンも「確かにアルバートパークでは想像以上に(遅くて)ショックを受けたけれど、まだマシンの切り換えなんて検討する時期じゃないよ」と噂を一蹴している。

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アラン・プロスト氏、さらにルノーでの職務に傾注

Alain Prost (C)Williams F1
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フランスを代表する元4回のチャンピオン、アラン・プロスト氏(58歳:フランス)がルノーでの職務を更に深めることがわかった。
それによればこれまでもルノーのブランド・アンバサダーとして活躍してきた同氏は、今回さらにルノー・スポールF1委員会顧問の要職に就くとのこと。

ルノーは現在自身のチームとしては参戦していないが、チャンピオン・チームであるレッドブル・レーシングを筆頭に、ロータス、ウィリアムズ、そしてケータハムらにエンジンを供給するF1で不可欠のエンジン・サプライヤーとなっている。

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2013/03/21

デビッド・クルサード、「ラルフの引退決意は正しい判断」

David Coulthard (C)Mercedes Motorsport
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シーズン開幕を前に行われたラルフ・シューマッハ(37歳:ドイツ)による突然の引退宣言について、やはり過去に引退宣言をしたデビッド・クルサード氏(41歳:イギリス)がこれを評価する発言をドイツの『ケルナー・エクスプレス』紙で語っている。

「ラルフの引退表明は突然だったから驚いたよ。
てっきり彼はもう1年現役を続けるつもりだと思っていたからね。
でも、落ち着いて考えてみれば、これは正しい判断だったと僕は評価しているんだ。
僕にもDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の経験はあるけれど、ここは高いレベルの激しい戦いの場で、元F1ドライバーといえどもたやすい場所じゃないからね。
おそらく彼もここらが潮時だと感じたんだろう」

ベルント・シュナイダーやポール・ディ・レスタ(F1参戦前)などF1ドライバーがDTMチャンピオンになった例が過去にないわけではないが、これまで上記クルサードの他にもジャン・アレジやハインツ・ハラルド・フレンツェン、ミカ・ハッキネンらそうそうたる元F1ドライバーがDTMの軍門に降ってきた。

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フェラーリ・チーム、風洞変更は来季マシン開発に障害も

Ferrari New Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームでは現在本拠地マラネロに新工場を建設中。
完成すればエアロダイナミックス開発のカギとなる風洞設備も一新される見込みだ。
しかし今年10月になるとみられるその完成が、逆に来季マシン開発の障害になるかもしれない、と憂慮する向きもある。

これは同チームのニコラス・トムバジス/チーフ・デザイナーが語ったもので、それによれば現在ドイツ・ケルンにある旧トヨタF1のウィンド・トンネルを借用している同チームでは、2014年マシンの開発中に風洞設備の変更を余儀なくされることが予想されるからだ。
言うまでもなく2014年にはF1レギュレーションが大きく変更されることになっていて、各チームともその供えに全精力を傾注している際中だ。

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マクラーレン、ボーダフォンの後継にテルメックス&ジレット

Telemex/Sauber Team (C)Sauber Motorsport AG
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マクラーレン・チームで長くタイトル・スポンサーを務めた『ボーダフォン』だが、すでに今季限りで契約を終了することを明らかにしている。
そこで注目されているのがその後継で、すでに『テルメックス』、そして『ジレット』らの名前が浮上していると報道されている。

テルメックスは言わずと知れたメキシコの大手通信会社で、セルジオ・ペレスを支援する企業の一つだがなぜか今季はまだザウバー・チームに留まっている。
関係者によればボーダフォンとは同じ業種で競合関係にあるため、まだマクラーレンにおいては表面に出られないでいるのだという。

一方、男性用カミソリで有名な多国籍企業ジレットは、これまでもF1ではブルーノ・セナの支援をした実績があるが、マクラーレン・チームのタイトル・スポンサーとなればその広告効果は絶大なものになるのは必至だ。

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マレーシアGPのスチュワードはデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第2戦マレーシアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏(58歳:イギリス)を指名した。
同氏のレーススチュワードは2010年のスペインGP、ハンガリーGP、2011年はトルコGP、アブダビGP、昨年のドイツGP、日本GP、アブダビGPに続く通算8回目。

ワーウィック氏は1981年サンマリノGPで当時のトールマンからF1デビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利。
また2011年からイギリスGPを主催するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表も務めている。

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2013/03/20

今週のマレーシアGPも恒例・一時雨の可能性

2012 Scene (C)Ferrari S.p.A
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今週、F1は第2戦マレーシアGP。
しかし地元気象台の予報によれば開催地クアラルムプールは東南アジア特有の気候のため、金・土・日いずれの日も日中スコールに見舞われる可能性があるということだ。
またオーストラリアGPとは違い、気温はかなり高くなることが予想されている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
3月22日(金) フリー走行 晴れ一時雨 24- 34度 88%
3月23日(土) 公式予選 晴れ一時雨 22- 29度 93%
3月24日(日) 決勝レース 晴れ一時雨 22- 29度 92%

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ロータス・チームT/D、開幕戦優勝で逆に苦境も

James Allison (C)Lotus F1 Team
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大方の予想を裏切り(?)みごと開幕戦オーストラリアGPを制したロータス・チームだが、同チームでマシン開発の指揮を執るジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターはこの勝利で逆に難しい状況に追い込まれるかも知れない。

というのも、同チームでは今週の第2戦マレーシアGPに向け、試験的なエクゾースト・システムとボディワークを投入する準備を整えているとされるからだ。
しかし場合によってはこのアップグレードにより、開幕戦で勝利を掴むカギとなった「タイヤに優しい」という『E21』の特徴を奪いかねない心配が生じているもの。

これについてアリソン氏は「開幕戦のアルバートパークはグランプリ開催地として決して平均的なサーキットではない。
われわれはこの勝利を忘れて新たな戦いを挑むよう気持ちを切り換えるべきだ」と語り、高まる周囲の期待に対し予防線を張っている。

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MES(マクラーレンES)、ウェバーのECUトラブルを否定

Mark Webber (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表がオーストラリアGP決勝レースオープニングラップで同チームのマーク・ウェバーが後退した原因がFIA(国際自動車連盟)から供給される標準化ECU(エンジン・コントロール・ユニット)が原因であると語ったことについて、これを製作したMES(マクラーレン・エレクトロニクス・システム)が否定したことがわかった。

英『オートスポーツ』が報じるところによれば、ウェバーのマシンから取り外したECUを分析した結果、ECU自体に問題はなく、ウェバーが失速した原因はレッドブル・レーシング内のシステムの問題であると指摘したという。
同社のピーター・マネン/マネージング・ディレクターは、「今回のトラブルはわれわれに責任はないが、今後の再発防止に向け、チーム側と積極的に協力する準備はある」と、語っている。

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フェラーリ代表、戦略評価も重視するのは信頼性

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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苦戦した昨シーズンの開幕戦に比べ、今回のオーストラリアGPでは2台が終始トップグループを好走するなど高いパフォーマンスを発揮したフェラーリ・チームだったが、ステファーノ・ドメニカリ代表はこれでチームが浮かれることを戒めた。

「新しいシーズンで特に大事なことは高い信頼性だ。
確かにわれわれはいいスタートを切ったと言えるが、これはライバル(レッドブル・レーシング)がタイヤ戦略に苦しんだせいもあるだろう。
もちろんレース戦略はいつでも重要な要素だが、私は今回2台ともに信頼性を示したことを評価している。
どれだけいい走りをしても、完走しなければポイントはもらえないのだからね。
これからの序盤数戦、まずは信頼性がカギになる筈だ」

昨年の開幕戦で10ポイント:5位(アロンソ)-リタイヤ(マッサ)だったのに比べると、今回の30ポイント:2位(アロンソ)-4位(マッサ)は上出来の結果といえよう。

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2013/03/19

P Zeroオレンジタイヤ、マレーシアでデビュー (ピレリ)

マレーシアグランプリ プレビュー: セパン 2013年 3月22-24日
2013年3月18日、ミラノ

(C)Pirelli Motorsport
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ピレリの2013年型タイヤレンジで最も硬いコンパウンドが、新しいカラーとともにマレーシアでデビューします。P Zeroオレンジ・ハードは、オーストラリアで使用されたP Zeroホワイト・ミディアムとともにセパン用に選択されました。ピレリのタイヤレンジ中最も硬い方の2つのコンパウンドは、マレーシアのエクストリームな気候と粗い路面には最適の組み合わせです。セパンはモンスーンのような豪雨が降ることでもよく知られており、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットがレース週末に登場する機会も十分にありそうです。

ピレリジャパン・プレスリリース

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メルセデス、マクラーレン通じホンダへの情報流出を警戒

McLaren Honda (C)Honda Racing
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現在メルセデス・エンジンを搭載してF1を戦っているマクラーレン・チームだが、2014年に予定されるF1エンジン規定変更のあと、2015年からホンダ・エンジンにスイッチするのではないか、と噂になっている。

しかしこれを受け、今年からメルセデス・モータースポーツの責任者に就いたトト・ウォルフ氏は、2014年のメルセデス・エンジンの情報がマクラーレン・チームを通じてホンダ側に漏れることがないよう必要な措置を採る必要があると警戒を露わにした。

「マクラーレンとわれわれとは長い間エンジン供給契約を結び、信頼できるパートナーであると確信している。
しかしもし2014年以降の契約が確約できないのであれば、われわれはそれなりの対抗措置を考慮しなくてはならない」と、今年ウィリアムズから移ったウォルフ氏。

かつてマクラーレンとホンダとは大きな成功を収めた経緯がある。

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初戦制したロータス・チーム代表、「優勝とタイトルは別」

Lotus Team (C)Lotus F1 Team
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2013年シーズンの先陣を切って表彰台の一番高い所に上がったロータス・チームだが、同チームのエリック・ブイユ代表は「開幕戦で優勝したからといってタイトル獲得を意味するものではない」と、慎重な姿勢を崩していない。

「まだわずか1戦だが、われわれが優勝したことでいくらか優位にいるのだとは言えるだろう。
しかしこれが今シーズンのタイトル獲得に向けて大きく前進したなどとは思っていない。
チャンピオンシップは厳しいもので、まだそんなポジションにわれわれはいないということだ。
われわれの目標は早くトップチームの一員になること。
そのために日夜チーム全員で頑張っているのだ」

優勝したとはいえロータスはコンストラクターズ・ランキングではフェラーリに続く2位。
チームとしての戦いはさらに難しい。

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C.ホーナー代表(レッドブル)、マクラーレン製ECU酷評

M.Webber & C.Horner (C)Redbull Racing
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開幕戦、フロントロウ独占という好グリッドからスタートしながらも優勝を逃がしたレッドブル・レーシングでは、クリスチャン・ホーナー代表がその原因の一つとしてマクラーレン製のECU(エンジン・コントロール・ユニット)の不具合に矛先を向けた。

「残念ながらわれわれは今回サードパーティから供給されたECUの不具合によって勝利を逸したとも言える。
ウェバーのマシンはECUのトラブルによりレース開始前(フォーメーションラップ)の段階からテレメトリーをすべて失ってしまい、スタートからすでに大きなハンディキャップを背負うこととなった。
さらにこれが原因で「KERS」(運動エネルギー回収システム)も使えなくなり、ウェバーは優勝争いから脱落を余儀なくされてしまったんだ。
このECUにはテスト段階からトラブルが続いていて、早急に対策を講じることを願いたい」と、ホーナー代表。

今シーズンも全チームに共通部品としてFIA(国際自動車連盟)から供給されているECU(エンジン・コントロール・ユニット)はMES(マクラーレン・エレクトロニクス・システムズ)製だが、グループ会社ではあるもののF1マクラーレン・チームと直接の関係はない。

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ベッテル(レッドブル)、さらに2年間契約延長か

Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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オーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙は、セバスチャン・ベッテル(25歳:ドイツ)とレッドブル・レーシングがこのほど契約を2年間延長して2016年末までの契約を結んだのではないかと報じて注目されている。
ベッテルの現在の契約は2011年に3年間延長されていて、2014年末までと推定されている。

2007年、まだ19歳の時に当時のBMWチームからアメリカGPでF1デビューを果たしたベッテルだが、レッドブル・レーシングには2009年に移籍、今回の延長が事実であれば実に同じチームに8年の長きに渡って在籍することになる。

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2013/03/18

P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤ、オーストラリアグランプリを盛り上げる

(C)Pirelli Motorsport
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2013年オーストラリアグランプリ 決勝
2013年3月17日、メルボルン

ロータスのキミ・ライコネンが2ストップ戦略でオーストラリアグランプリを制しました。ライコネンは、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでスタートし、その後の2スティントをP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで走行しました。トップ6のドライバーたちが3ストップ戦略を採る中、彼のタイヤ戦略はライバルたちに対する決定的なアドバンテージをもたらしました。

ミディアムタイヤでスタートしたのは、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)の4名のみでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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マルドナド(ウィリアムズ)、「クルマはコントロール困難」

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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この週末、終始ドライビングの不調を訴え続けたウィリアムズ・チームのパストール・マルドナドは、結局決勝レースでもマシンをコントロールできずにスピンアウト、コースアウトして開幕戦を終えた。

「とにかく困難だらけの難しい週末だった。
チームには申し訳ないと思うけれど、クルマはとてもコントロールがしにくくて、これは最後まで直らなかった。
今日のようなコンディションではコースに留めるのもタイヘンだったんだ。
時間はないけど、次のマレーシアGPに供えて問題解決に全力を注がなければならないよ」

直前にチームの創設者フランク・ウィリアムズ卿の夫人が逝去したことで喪章を付けての戦いとなった同チームだが、結果は厳しいものとなった。

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開幕戦優勝ライコネン(ロータス)、「チームのために良い結果」

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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オーストラリアGP決勝レース、大方の予想を裏切ってみごとな開幕戦勝利を遂げたロータス・チームのキミ・ライコネン(33歳:フィンランド)は、「自分自身だけでなくチームにとって良い勝利になった」と、振り返った。

「今日の勝利は、自分自身だけでなくチームにとって良いものとなった。
フリー走行で走ってみて、僕らのマシンならタイヤに問題がないと判断できた。
だから決勝レースではこの作戦を採ることができたんだね。
スタートでうまく順位を上げることができたし、チームの立ててくれた戦略もバッチリなものだった。
僕はただひたすら確実に走るだけ。
もしかしたらこれまで一番楽な勝利だったかも」

ライコネンはこれで通算20勝目となった。

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ベッテル、日曜日午前に延期された予選でポール獲得 (ピレリ)

2013年オーストラリアグランプリ 予選
2013年3月17日、メルボルン

(C)Pirelli Motorsport
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レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、異例の分割開催(土曜日午後と日曜日午前)となったオーストラリアグランプリ予選で、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して通算37回目のポールポジションを獲得しました。

通常通り土曜日に行われたQ1では、メルセデスのニコ・ロズベルグがCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用してセッション序盤に最速タイムを記録しました。その後、雨足が強くなり、再三のセッション開始延期後、日没と悪天候のためQ2とQ3は延期となりました。

路面温度13℃、気温15℃となった日曜日の午前11時(現地時間)、Q2に進出した16名のドライバーは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤでセッションを開始しました。セッション残り5分時点で、マクラーレンのセルジオ・ペレスが最初にP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤへ交換しました。しかし、路面はまだスリックタイヤには向かない状況で、ロズベルグがCinturatoグリーン・インターミディエイトで最速タイムを記録し、スリックタイヤを使用したドライバーはQ3には進出できませんでした。

Q3もインターミディエイトタイヤで幕を開け、マクラーレンのジェンソン・バトンが最初にスリックタイヤを使用しました。路面は徐々にドライになっていったため、ポールポジションはセッション終了間際で決定しました。実際、ベッテルのタイムはセッション残り1秒時点で計測されたものです。

土曜日の最終フリー走行(FP3)もウェットウェザーの下で行われ、ロータスのロマン・グロージャンが最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ヒュルケンバーグ(ザウバー)のトラブルは燃料系

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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誰もが期待をもって迎えた開幕戦。
しかしザウバー・チームのニコ・ヒュルケンバーグは燃料系とみられるマシントラブルのためピットガレージから出ることすらできずに開幕戦を終えた。

「こんなこと、もちろん予想もしていなかったし悔しいけれど、でも誰も責めるつもりはない。
みんなが一生懸命やっていたんだからしかたないことだよね。
ただ、この時期に丸々ひとレース分のマイレージを失ったことは大きな損失になったことは間違いない。
本来ならこれからの熟成に向けて貴重な情報やデータが得られた筈だったからね。
これでメルボルンは3回目だけど、どうやら僕にとっていい場所ではないようだ」と、11位のグリッドをフイにしたヒュルケンバーグ。

過去2年のオーストラリアGPで、ヒュルケンバーグはまだ完走すらしたことがない。

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2013/03/17

ライコネン(ロータス)、豪GPで6年ぶりの優勝遂げる

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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わずかに雨がばらつく場面はあったものの、終始ドライコンディションで戦われた2013年開幕戦オーストラリアGPは、ロータス・チームのキミ・ライコネンが巧みなタイヤ戦略もあり2012年アブダビGP以来となる勝利を記録した。
ライコネンの優勝はこれが自身通算20勝目。
また昨年の第3戦バーレーンGPから続いている連続入賞記録を最高の形でさらに伸ばしてみせた。

2位はアロンソ(フェラーリ)、一時は4秒差まで追い上げたものの結局最後はライコネンに12秒もの差を付けられた。
3位にポールポジションからスタートのベッテル(レッドブル)。
公式予選までは速さをみせつけたものの、決勝レースではタイヤに足をすくわれた感じになった。
4位マッサ(フェラーリ)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位にまたしてもホームグランプリで表彰台に上がることが叶わなかった地元のウェバー(レッドブル)、7位は一時トップを快走する場面をみせた復帰第1戦のスーティル(フォース・インディア)、8位ディ・レスタ(フォース・インディア)、9位バトン(マクラーレン)、そして10位がグロージャン(ロータス)でここまでが入賞。

以下、11位ペレス(マクラーレン)、12位ベルニュ(トロ・ロッソ)、13位グティエレス(ザウバー)、14位ボタス(ウィリアムズ)、15位ビアンキ(マルシアF1)、16位ピック(ケータハムF1)、17位チルトン(マルシアF1)、そして18位のデル・ガルデ(ケータハム)までが完走。
リタイヤとなったのはリカルド(トロ・ロッソ)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、マルドナド(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)はマシントラブルのためスタートできずに初戦を終えている。

オーストラリアGP:決勝レースの結果はこちら
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豪GPポールポジションはベッテル(レッドブル)の手に

Q3になって路面コンディションは大幅に改善。
インターミディエイトでスタートした各車、しかしいずれも最後はドライタイヤ(スーパーソフト)に履き替えてのタイムアタックとなった。

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ポールポジションを獲得した野はインターミディエイトでもドライでも最速タイムを刻み続けた王者ベッテル(レッドブル)。
ライバルたちのタイムを見ながら、最後のアタックを中止するほどの余裕だった。
ベッテルのポールポジションはこれで自身通算37回目。
また2番手にも僚友のウェバーがつけ、レッドブル勢のフロントロウ独占。
ベストタイムを1分27秒台に入れたのもこの2台だけだった。

3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7-8番手ロータスのライコネン&グロージャン、9番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、そして10番手にバトン(マクラーレン)というトップ10グリッドとなった。

休む間もなく決勝レースはこのあと午後5時(日本時間:午後3時)から行われる。

オーストラリアGP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ペレス(マクラーレン)タイヤ戦略で脱落

日曜日に延期という異例の展開となったオーストラリアGPの公式予選は、まず15分間のQ2が行われた。
雨こそ降っていないものの、路面はまだウェット部分が残り各車インターミディエイトを装着しての慎重なアタックで開始された。
なお今回DRS(ドラッグ・リダクション・システム)は使用可能になっている。

マクラーレン勢などドライタイヤにスイッチしたマシンもあったが功を奏さなかった。
ここでトップタイムをマークしたのはメルセデスのロズベルグ。
昨日のQ1より実に7秒以上短縮してみせた。
以下、2番手ウェバー(レッドブル)、3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手バトン(マクラーレン)、5-6番手フェラーリのマッサ&アロンソ、8番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、そして9-10番手にロータスのライコネン&グロージャンが入った。

ここで脱落したのはヒュルケンバーグ(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ペレス(マクラーレン)、そしてボタス(ウィリアムズ)の6台。

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ヒュルケンバーグ(ザウバー)、「まるで2010年の鈴鹿みたい」

2010 Japanese GP Scene (C)Redbull Racing
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公式予選が豪雨に見舞われ日曜日の午前へと延期になったことについて、ザウバー・チームのニコ・ヒュルケンバーグは「まるで2010年の鈴鹿みたい」と、コメントした。

「こんな経験、滅多に体験できないことだよね。
ほんと、視界がまったく効かないほどの水煙で、2010年の鈴鹿を思い出したよ。
あの時も予選が日曜日へと延期になってしまったんだよね。
(当時ウィリアムズ・チーム:予選9位)
F1は細かいところまでスケジュールが決まっているけれど、それでも天候までは決められないからね」と、このドイツ人。

ただ、2010年の日本GP時は公式予選全体が日曜日に延期されたが、今回は予選途中で延期という極めてレアなケースになった。

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ラルフ・シューマッハ、モーターレーシングから引退

Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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通算6回の優勝を誇る元F1ドライバーで、最近はメルセデスAMGチームからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦していたが、シーズンが開幕するこの時期に突然引退を決めたという。
まだ本人やチームからの正式発表はないものの、英『クラッシュ・ネット』らが報じたもので、今後はマネージメントの職に就くとみられている。

ラルフは言うまでもなく偉大なチャンピオン、ミハエルの弟で、1997年に当時のジョーダン・チームからF1デビュー、その後ウィリアムズやトヨタで活躍した。
なお日本でも活躍、フォーミュラ・ニッポンの初代チャンピオンでもある。

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2013/03/16

ピレリ、オーストラリアで2013年Formula Oneシーズンを開始

2013年オーストラリアグランプリ フリー走行
2013年3月15日、メルボルン

(C)Pirelli Motorsport
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待ちに待ったシーズン開幕戦、メルボルンでの2回のフリー走行セッションで、各チームはピレリの2013年仕様のコンパウンドを実戦で初めて試しました。今週末用として、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されています。今年の全コンパウンドは、昨年よりも軟らかく、そして速くなっています。フリー走行1回目(FP1)と2回目(FP2)の最速タイムは、ともに昨年のベンチマークを大きく縮めており、最新型P Zeroタイヤの大きな進化を強調しています。最高気温は28℃に達し(FP1中に観測)、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがFP2の終盤、スーパーソフトコンパウンドで本日の最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「各チームは今年初めて適正な作動温度領域で我々のタイヤを試すことができましたので、一般的なコンディションの下で、いつものように多様な燃料搭載量でのマシンの動作を評価する機会を最大限に活用しました。我々の期待通り、ミディアムタイヤが素晴らしい一貫性を示した一方で、ドライバーたちはスーパーソフトの迅速なウォームアップのメリットを享受していました。アルバート・パークは常設のサーキットではありませんので、路面は最初のうちは‘グリーン’ですが、ラバーが乗るにつれてラップライムは大きく改善します。ここまでのデグラデーションを見る限り、決勝では大半のチームが2回のピットストップを行い、3回ストップにトライする速いマシンが何台か登場する可能性もあると見ています。期待した通り、ここでのコンパウンド間の性能差はラップあたり約1秒でしたから、多様な戦略が可能になるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

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豪GP、雨で公式予選Q2以降は日曜日に延期へ

Australia GP Image (C)Mercedes Motorsports
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再三のディレーの結果、オーストラリアGPのレーススチュワード(競技審査委員)は公式予選のQ2・Q3を翌日曜日に延期することを決定した。

残りの予選は17日(日)午前11時(日本時間:午前9時)から行われる。

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豪GP公式予選はウェットスタート

心配された通り、オーストラリアGPの公式予選は強い雨に見舞われた。
このためレーススチュワードはセッション開始を10分ずつ、都合30分遅らせて開始することを決めた。
20分間で行われたQ1、ウェットタイヤでのバトルだったが残り5分くらいから路面コンディションが回復に向かい、各車インターミディエイトに換えてのタイム更新。
ただ各所でスピンアウト、クラッシュが相次いでマシンを損傷したクルマも多かった。

結局トップタイムはロズベルグ(メルセデスAMG)。
2番手アロンソ(フェラーリ)、3番手グロージャン(ロータス)、以下ペレス(マクラーレン)、ウェバー(レッドブル)、マッサ(フェラーリ)、ベッテル(レッドブル)、バトン(マクラーレン)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、ハミルトン(メルセデス)、ライコネン(ロータス)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、リカルド(トロ・ロッソ)、ボタス(ウィリアムズ)、スーティル(フォース・インディア)の16台がQ2進出。

脱落となったのは今季から6台で、マルドナド(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、ビアンキ(マルシアF1)、チルトン(マルシアF1)、そしてデル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハムF1)。
107%タイムは1'50.616で、ピック(1'50.628ケータハムF1)がこれを突破できなかった。
なおセッション終了と同時にアルバートパークはまた強い雨に見舞われている。

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途中雨のフリー走行3回目、ロータスが最速タイム

16日(土)午前に行われたオーストラリアGPフリー走行3回目セッションは、開始時こそドライコンディションだったものの、わずか15分ほどで予報通りに雨ということになった。
ウェット宣言と共にDRS(ドラッグ・リダクション・システム)は使用禁止に。
しかし公式予選も雨になる可能性があるため、その後各車ウェットタイヤを装着してコースイン。
路面コンディションは回復つつあったが、1時間のセッションは終了した。

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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1'26.929と1日目より丸1秒以上遅かったものの、このセッションでトップタイムを記録したのはロータスのロマン・グロージャン。
これに0.071秒差でアロンソ、さらに僚友マッサのフェラーリ勢が続いた。
4番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、5番手ライコネン(ロータス)、6-7番手トロ・ロッソのリカルド&ベルニュ、8番手スーティル(フォース・インディア)、そして9-10番手がヒュルケンバーグ&グティエレスのザウバー勢となった。

レッドブル勢は12-13番手にベッテル&ウェバー、マクラーレンは17-18番手にバトン&ペレス。
またハミルトン(メルセデス)、ボタス&マルドナドのウィリアムズ勢、そしてチルトン(マルシアF1)の4台は有効なタイム計測がなしで終わった。
このあと午後には注目の公式予選が行われるが、天候は不安定だ。

オーストラリアGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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新空力にトライのウィリアムズ・チーム、失速

15日(金)行われたフリー走行初日、思わぬ順位に甘んじたのがウィリアムズ・チームの2台。
『FW35』を操ったマルドナドは16番手、今季晴れてレースドライバーに昇格したボタスのほうは18番手という期待を裏切るものだった。

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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これについてマルドナドは「今日はマシンやタイヤについても新しい取り組みに挑んだからこれがウチの最大という訳じゃない。明日はまた別な走りになるよ」と、説明。
また「初めてのサーキットだったのでやるべき仕事が多くてタイヘンだった。
コースにも慣れたし路面状況も良くなっているのでこれから」と、ボタス。

一方マイク・コフラン/テクニカル・ディレクターも「今日は持ち込んだ新しいエアロ・パッケージで走ってみた。
どうやらテストで使った従来のパッケージのほうが合っているようなので明日はそちらに戻すことになるだろう。
だから今日のタイムについて心配はしていない」と、語っている。

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ロズベルグ(メルセデスAMG)、トラブルにも楽観的

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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シーズン前最後のテストで連日最速タイムを記録するなどして注目されたメルセデスAMGチームだったが、15日(金)行われたフリー走行では再びギヤボックスのトラブルによりロズベルグがマシンを止めるなど不安をみせた。

しかしこれについてロズベルグは、「最後のストップはチームからの指示で大事を取ったもので別に心配していない。
今のうちにこうしたものは洗い出しておいたほうがいいんだ。
明日からの走行には何も影響はないよ。
すべてが完璧ではなかったけれど、十分に評価できる一日だったからね」と、自信をみせた。

ロズベルグは初日3番手、また途中でコースアウトしマシンを止めた僚友のハミルトンは7番手だった。

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初日最速ベッテル(レッドブル)、「良い一日だっただけ」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2013年の幕開けを告げるオーストラリアGPフリー走行初日、いずれのセッションでもトップタイムを記録したのは現役チャンピオンであるレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(25歳:ドイツ)だった。

「まあトラブルもなかったし、一番いいタイムだったというのなら、良い一日だったんだろう。
このコースはたやすいレイアウトではないけれど、ドライブしていて楽しかったからね。
でも、フリー走行のタイムがそれぞれのチームの力を示したものだなんて誰も思っていないからね。
明日の公式予選は天気の予測もつかないし、ましてや決勝レースではタイヤのライフも大きな課題になってくる。
今日のことはもう忘れて、これから明日からの走行に備えなくっちゃ」

ちなみにタイトルを獲得したこの3年間、2010年と2011年はいずれもここではポールポジションを獲得したが、昨年は6位とつまづいている。

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ヨーロッパGP(バレンシア)、2014年復活の可能性探る

Europe Gp Scene (C)Mercedes Motorsports
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2012年を最後に開催が途絶えてしまったバレンシア市街地特設コースでのヨーロッパGPだが、スペインの有力紙『エル・ムンド』は、2014年シーズンで復活する可能性を報じた。

地元のバレンシアではやはりF1を観光の決め球にしたい考えで、バレンシア州のアルベルト・ファブラ知事自らがイギリスに出向いてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表と話し合いの場を持った結果、バルセロナ(スペインGP)との隔年開催という形での開催で同意を得たというもの。

今シーズン、スペイン出身のF1ドライバーはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)一人になってしまったが、相変わらずF1人気は高く、復活に期待の声は高まっている。

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2013/03/15

豪GPフリー走行2回目もベッテル(レッドブル)が最速

オーストラリアGPは15日(金)午後行われたフリー走行2回目もドライコンディション。
路面コンディションも改善され、各車午前のセッションよりもタイムを短縮している。

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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トップタイムを記録したのはここでもレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルで、午前の自身のタイムより約1.3秒短縮する1'25.908をマーク、1分25秒台に入れたのはベッテルただ一人だけだった。
また2番手も同僚のウェバーが0.264秒差でつけ、昨年に引き続きレッドブルの速さをみせつけた。

3番手にはメルセデスのロズベルグがつけたが、しかしセッション最後にチームからの無線により自らマシンを止めている。
原因はシーズン前テストでも見舞われたギヤボックス関連のようだ。
4-5番手はライコネン&グロージャンのロータス勢、6番手フェラーリのアロンソ、7番手はメルセデスのハミルトンだったが、こちらはマシントラブルなのか真っ直ぐコースアウトしてレッカー車のお世話になっている。
以下8番手マッサ(フェラーリ)、9番手スーティル(フォース・インディア)、そして10番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)の順。
マクラーレン勢はバトン11番手、ペレス13番手と精彩を欠いた。
ただまだフリー走行1日目で、ロングランに挑んでいたクルマが多く戦力の見極めは難しい。
なおケータハムのデル・ガルデはセッション早々にクラッシュしてマシンを止めている。

オーストラリアGP:フリー走行2回目の結果はこちら
オーストラリアGP画像はこちら

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F1開幕! 最初のフリー走行はベッテル(レッドブル)最速

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2013年のF1がいよいよ開幕した。
2010年のF1参入以来、今年が3年目のシーズンとなったピレリタイヤは、このグランプリに2013年仕様のミディアムとここでは初めてとなるスーパーソフトを投入している。

15日(金)午前、ドライコンディションのもとオーストラリアGPフリー走行1回目セッションはスタート。
サポートレースの走行があったとはいえ、アルバートパークは市街地特設コースということで滑りやすい路面コンディションからコースアウトするクルマも多かったが、幸い赤旗中断となるようなアクシデントはないままセッションはチェッカーフラッグを迎えた。

このセッションでトップタイムを記録したのは3年連続チャンピオンに輝くレッドブル・レーシングの大本命のセバスチャン・ベッテル。
しかしこれにわずか0.078秒という僅差でフェラーリのマッサ、そして僚友のアロンソが続くという昨年とは異なった滑り出しをみせた。
開幕前のテストで好調だったメルセデスAMGはハミルトン4番手、ロズベルグ7番手。
またレッドブルのウェバーは5番手、ロータスのライコネンは6番手。
F1復帰のスーティル(フォース・インディア)は8番手。
またマクラーレンはバトン9番手、ペレス11番手だった。
午後にはフリー走行2回目セッションが行われる。

オーストラリアGP:フリー走行1回目の結果はこちら

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ハンス・ストゥック氏、「開幕戦ウィナーはヒュルケンバーグ」

Hans Stuck (C)Audi Motorsport
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ドイツ・モータースポーツ界の重鎮でアウディ・チームでモータースポーツ部門を率いる元F1ドライバー、ハンス・ストゥック氏が、今週に迫った開幕戦のウィナーとしてザウバー・チームのニコ・ヒュルケンバーグの名前を挙げて注目されている。

これはオーストリア・ザルツブルグの『セアブス・テレビ』に語ったもの。
その中でストゥック氏は、「シーズン前テストの結果をみるとザウバー・チームが終始好調な印象だった。
そのザウバーが勝つとしたら、それは(経験豊富な)ヒュルケンバーグになる」との論法。
(もう一人は初F1のエステバン・グティエレス)
果たしてこの予想が的中するのか。
オーストラリアGPの決勝レースの結果は17日(日)午後に判明する。

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マルシアF1、R.ゴンザレスを第3ドライバー&テストドライバーに

Rodolfo Gonzalez (C)Marussia F1 Team
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14日(金)、マルシアF1チームはロドルフォ・ゴンザレス(26歳:ベネズエラ)を同チームの第3ドライバー&テストドライバーに起用することを明らかにした。
ゴンザレスは昨季ケータハム・レーシングからGP2シリーズに参戦、シリーズ・ランキング22位だった。
また若手ドライバーを対象としたマニクール合同テストではフォース・インディアから参加した経験も持つ。

なお同チームは今季マックス・チルトンとジュール・ビアンキをレースドライバーとして戦うことが決まっている。

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マクラーレンとボーダフォン、今シーズン末限りで訣別へ

Vodafone/McLaren(C)McLaren Group
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14日(金)、マクラーレン・チームと『ボーダフォン』はリリースを発表、両者の関係が今シーズン末で終了することを正式発表した。
ボーダフォンは2007年シーズンからマクラーレン・チームのタイトル・スポンサーとして密接な関係を続けてきたが、近年は経営不振も伝えられていてこうした結果に至ったようだ。

これにより同チームは大きな資金を失うことになるが、これを考えるとメキシコ資本のサポートが期待できるセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)を起用したことも得心がいくことになりそうだ。

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ヴィジャイ・マルヤ代表、「スーティル選択に誤りなし」

Adrian Sutil (C)Sahara Force India F1
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全チームを通じて最後までシートが決まらなかったフォース・インディアは、当初有力とみられた若手のジュール・ビアンキ(23歳:フランス)でなくベテランのエイドリアン・スーティル(30歳:ドイツ)を選んだ。
これについて同チームのヴィジャイ・マルヤ代表は開幕を前に「われわれの選択に誤りはない」と自信をみせている。

「スーティルは長い時間のブランクにもかかわらず、テストでいきなり納得のいくペースをみせた。
フィードバックも良かったし、冬のテストを有意義なものにしてくれたよ。
彼はきっと期待通りの成績を残してくれることだろう。
つまり、われわれの選択が間違っていなかったことも、ね」

事実、シーズン前最後のテストとなったバルセロナ合同テストでスーティルは先任のポール・ディ・レスタのタイムをも上回ってみせている。

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2013/03/14

ウェバー(レッドブル)、「母国グランプリで表彰台が夢」

Albert Park Circuit (C)Mercedes Motorsports
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ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)と共に開幕戦オーストラリアGPを母国グランプリとして迎えるレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー(36歳:オーストラリア)は、「ここで表彰台に上がるのが夢」と、その強い意欲を語っている。

「今まで世界中のほとんどのグランプリで表彰台に上がっているし、そのかなりのレースでは優勝を果たしているんだけれど、不思議とここアルバートパークではチャンスがなかったんだよね。
でもオーストラリアの人たちはF1が大好きだし、多くの観客から声援を受けて走る母国グランプリの雰囲気は最高。
今年はなんとか表彰台に上がりたいと願っているよ。
そしたらここでのシャンパンの味はさぞ格別なものなんだろうね」と、ウェバー。

2002年、当時のミナルディ・チームからこのオーストラリアGPでF1デビューを果たしたウェバーのここでの最高成績は、昨年記録した4位というのが最高だ。

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エクレストン氏、ハミルトンの愛犬にパドックパス

 Mr.Roscoe (C)L.Hamilton'Site

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が愛犬家であることは知られているが、その愛犬『ロスコー』君(イングリッシュ・ブルドッグ)が正規のパドックパスを交付され、合法的にパドックを闊歩していることがわかった。
これは米『ESPN』が伝えたもので、「パドックパス交付はバーニー・エクレストン氏の粋な計らいによるもの「」というが、同氏は「ハミルトンがレースをしている間は私がロスコーの世話をしてもいい」とまで語っているという。

ハミルトンはパス交付のため、エクレストン氏にロスコーの写真を持参したことを認めた上で、「僕の両親はいずれも犬が大好きで、母親なんか5匹同時にも飼っていたくらいさ。
で、僕自身も子供の頃ラブラドールを飼っていたんだ」と、目を輝かせていた。

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豪GPのDRSゾーンはストレートと2-3コーナーの間に

AlbertPark Map (C)Allianz Media
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既報の通り、FIA(国際自動車連盟)は今シーズンのF1のDRSゾーンについて例外(モナコと日本)を除くすべてのグランプリで2か所を設定することにしているが、開幕戦オーストラリアGP(アルバートパーク)については昨年と同様、スタート/ゴールのあるメインストレート、そしてこれに続く2-3コーナーの間のストレートになったことを明らかにした。
前車との間隔の計測ポイントは14コーナー手前に設けられる。

なお昨年までは制限されるのは決勝レースだけで、フリー走行と公式予選では自由だったが今年はすべてのセッションでDRSはこの2か所だけでしか使えなくなる。

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2013/03/13

オーストラリアGPのレーススチュワードはダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる2013年の開幕戦オーストラリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(63歳:アメリカ)を指名したことを明らかにした。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことでも知られる。
これまで2010年のドイツGPとシンガポールGP、また2012年にはスペインGPで同じくレーススチュワードを務めるなど豊富な経験を持つ。

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開幕戦オーストラリアGPは雨の可能性も

Australia GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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2013年のF1は今週いよいよ開幕戦オーストラリアGPを迎える。
しかしその舞台となるメルボルン周辺の週末の天気について、地元気象台では金曜日は晴れであるものの、公式予選が行われる土曜日、決勝レースの日曜日共に一時雨の可能性があるとしている。
また気温もこの地方としてはかなり低いことが予想されている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
3月15日(金) フリー走行 晴れ 16- 22度 64%
3月16日(土) 公式予選 晴れ一時雨 11- 24度 69%
3月17日(日) 決勝レース 晴れ一時雨 10- 19度 66%

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ハミルトン、メルセデス移籍の成果は「トロフィー」

McLaren Trophies Display (C)McLaren Group
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マクラーレン・チーム時代、優勝してもドライバー自身でなくチームがトロフィーの権利を持っていたことに強い不満を漏らしていたルイス・ハミルトンだが、今年移籍したメルセデスAMGチームでは自分自身が保有できることになっているという。
当時メディアから契約交渉について聞かれた時もハミルトンは「マシンなんか要らない。
ヘルメットとトロフィー、これは絶対に譲れない」と息巻いていたのが印象的だった。

ただこれについて当のハミルトンは、「問題は今年僕がトロフィーをゲットできるかどうかにあるよ」と、周囲を笑わせている。

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2013/03/12

ピレリタイヤの新レンジとともにFormula Oneシーズンが開幕

(C)Pirelli Motorsport
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オーストラリアグランプリ プレビュー: メルボルン 2013年 3月15-17日

2013年3月11日、ミラノ

今週末、オーストラリアでFormula Oneの2013年シーズンが開幕します。ピレリは、新型P
Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroレッド・スーパーソフトコンパウンドを供給します。この組み合わせは、アルバート・パーク・サーキット用としては初めてになります。今年のコンパウンドは昨年のものよりも全体的に軟らかく、そして速くなっていますが、昨年同様、レースあたり2~3回のピットストップが予想されています。1996年以降Formula Oneシーズン開幕の舞台となっているメルボルンは、グリップレベルが低い半常設のサーキットで、週末にラバーが乗るにつれて路面が徐々に改善します。

ピレリジャパン・プレスリリース

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『DHL』、F1グローバル・パートナー契約更新

佐藤琢磨/DHL (C)Ex.Jordan GP
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F1との間でオフィシャル・ロジスティクス及びグローバル・パートナーを務めている『DHL』が、このほどさらに現契約を延長したことがわかった。

DHLはドイツを本拠とする国際宅配便会社の大手。
現行の契約は2004年から継続されていて、毎年F1機材を運ぶなどしている。
またかつて佐藤琢磨がF1ジョーダン・チームに在籍時代、同チームのタイトル・スポンサーになったことで日本でも馴染み深い。

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小林可夢偉、フェラーリでWEC(世界耐久選手権)参戦決まる

小林可夢偉 & S.Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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昨季限りでザウバー・チームのシートを失ったあと、その後の去就が決まっていなかった小林可夢偉(26歳)だが、今季はフェラーリのマシンでWEC(世界耐久選手権)に参戦することが明らかとなった。

これは11日(月)フェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表自らが小林可夢偉と共に正式発表したもので、実際のチームは『AFコルセ』
同選手権は今季全8戦を予定、初戦は4月14日(日)の『シルバーストーン6時間』(イギリス)ということになる。

また同選手権にはトヨタ・チームから同じく元F1ドライバーである中嶋一貴の参戦も決まっているが、元々トヨタ育成ドライバーだった小林可夢偉がライバルとなる。

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マクラーレン、改めて来季メルセデス・エンジン搭載を明言

Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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2014年からF1はレギュレーションを大幅変更、とりわけエンジン規定が現行の2.4リッターV型8気筒エンジンから1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンへと変更されることから注目されているが、噂のマクラーレン・チームではマーティン・ウィットマーシュ代表が来季もメルセデス・エンジン搭載で参戦することを改めて明言した。

とはいえ、これは予想されたことで、現在パドック雀の関心は2015年シーズンに同チームがかつてのパートナーであるホンダ・エンジンに切り換えるのではないか、というものだ。
これについて同チームではメルセデスとの間にこの先3年間の契約があると強調しているものの、F1ではそんな先の契約が万能でないことも良く知られたことである。

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アロンソ(フェラーリ)、「2014年との両面開発は不可能」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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F1は2014年から大きくレギュレーションが変更されるため、各チーム共に今年は開発の難しさに直面することになるが、フェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソは「あくまでも2013年のタイトル争いが優先される」と、語っている。

「誰が考えてもわかるように、2014年の開発をシーズン中に並行して行うのは不可能だ。
だって、金曜日のフリー走行を(2014年仕様の)ターボ・エンジンで走れやしないからね。
よほどのことがない限り、今年も最後までタイトル争いは伯仲することになるだろう。
結局今年は今年のチャンピオンシップのほうが優先されることになるよ」

シーズン中のテストが禁止されているいま、各チームは共通して2014年の準備に苦労させられることだろう。

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2013/03/11

評論家デ・ラ・ロサ、「今年のチャンピオン? わからない」

Pedro de la Rosa (C)BMW Sauber F1
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F1で通算14年という長きに渡る経験を買われ、今年は地元スペインの民間テレビ局『アンテナ3』からF1コメンテーターとしてデビューすることになったベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(42歳:スペイン)は、今年のチャンピオンについて予想を聞かれ、「まだわからないよ」と、ドイツ『スピード・ウィーク』の取材に答えた。

「テストの結果でもわかるように、いまの段階でチーム間の差はほとんどみられない。
こういうシーズンで抜け出すのは、優れたマシンで最もミスなく戦い続けた者。
だからまだ誰がチャンピオンになるのか、なんて僕にもわからないよ」

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レッドブル、ルノーからインフィニティにエンジン名変更も

Infiniti (C)Redbull Racing
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元4回のF1チャンピオンに輝くフランスの英雄アラン・プロスト氏(57歳)が、ルノー・エンジンに対する評価について次のようにドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』でコメントしている。

「レッドブルと同じく、ルノー・エンジンは2010年から3年連続のチャンピオンに輝いているが、このことをどれだけの人が知っているだろうか。
せっかくの実績がアピール不足のため正確に伝わっていないのだ。
ルノーはもっとこの事実についてもっと積極的にアピールする必要がある」と、自身ルノーのブランドアンバサダーを務めるプロスト氏は訴えた。

しかしこれについてレッドブル・グループのディートリッヒ・マテシス/オーナーは、将来的にはブランド名をインフィニティに変更する可能性があることをオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に示してかわしている。
インフィニティは言うまでもなく日産が産み出した高級車ブランドだが、カルロス・ゴーン/CEOのもとルノー・グループの一員として現在はレッドブル・レーシングのタイトル・スポンサーになっている。

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ボブ・ベルT/D(メルセデスAMG)、「今年は自信ある」

Bob Bell (C)Renault F1 UK
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2010年の復帰以来、コンストラクターズ・ランキングでトップ3に入ったことがないメルセデスAMGチームだが、同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターは「今年はこれまでと違う」と、自信をみせている。

「メルセデス・チームはこれまでの3年間、とりわけ昨シーズン貴重な経験を積んだ。
今年は違うんだ。
冬のテストが真の力量を表すものでないことは知っているが、それでもわれわれは順調に、そして合理的に高い競争力を示すことができた。
実際にメルボルンのコースでこれが本物かどうか見せられるのを楽しみにしているよ」と、ベル氏。

マクラーレンでF1キャリアをスタートさせたベル氏は、かつてルノー・チーム時代にチャンピオン・マシンを手掛けた優勝請負人だ。

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2013/03/10

ペレス(マクラーレン)、最大の敵は「プレッシャー」

Sergio Perez (C)McLaren Group
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2012年シーズン、F1参戦まだ2年目ながらマレーシア、カナダ、そしてイタリアと3回も表彰台に上がる活躍をみせ、今年マクラーレンというトップチームへの移籍を果たしたセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)だが、その前に立ちはだかる最大の敵は「プレッシャー」なのだという。

これはドイツの『スピード・ウィーク』誌が報じたもの。
それによればペレスは、「確かにトップチームならではのプレッシャーは間違いなく大きい。
でもそれに耐えられないようならマクラーレンと契約すること自体が間違い。
全然気にしてないよ。
ただ新しいチーム、新しいマシンに馴染むのは時間が掛かるので、もう少し開幕までに時間が欲しかったというのは事実だね」と、話す。

専門家の間では、昨年のペレスの表彰台には多分に戦術面で幸運が味方したというのが定評だが、ラッキーもドライバーにとっては実力の一つ。
今シーズンはまさにそれが本物かどうか問われることになりそうだ。

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FIA、2014年電気自動車レースの開催地発表

FIA

FIA(国際自動車連盟)は2014年からスタートさせる予定の電気自動車レース『フォーミュラE』の開催地を発表した。
それによればすでに確定している開催地はロンドン(イギリス)、ローマ(イタリア)、ロスアンジェルス(アメリカ)、マイアミ(同)、北京(中国)、プトラジャワ(マレーシア)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)の7か国8か所。

フォーミュラEはその名の通りエレクトリック(電気)エネルギーのみを動力とするもので環境問題を重視するFIAが率先して導入を図る新たなカテゴリーのレースだ。
FIAは今後さらに2レース程度を追加して今年9月までに正式決定するとしている。

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マルシアF1、搭載エンジンの変更迫られる

Cosworth F1 Engine Image (C)Cosworth Engineering
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現在コスワース・エンジンを搭載してF1に参戦するマルシアF1チームだが、エンジン規定が変更される2014年シーズンにはエンジンの変更を迫られる見通しだ。

というのも2010年シーズンから当時4チーム(ウィリアムズ、ロータスGP、HRT、ヴァージン)に供給してスタートしたコスワースだが、昨季の供給は2チームだけ。
さらにその一つであるHRTが消滅したことにより今季はわずか1チームだけの供給になっている。
2014年、コスワースがマルシア1チームだけのために新たなエンジンを開発するのは事実上あり得ないと考えられるからだ。
そうなるとマルシアは今年中にルノー、フェラーリ、そしてメルセデス3社のいずれかと供給を交渉しなければ参戦できないことになる。
現在、ルノーが4チーム、フェラーリとメルセデスはそれぞれ3チームに供給している。

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2013/03/09

2013年のF1は全19戦で確定に

FIA
当初20戦が予定された2013年のF1カレンダーだったが、アメリカ・ニュージャージーでの新規開催が2014年に延期されたことにより、全19戦に縮小されて行われることが確定した。

これは8日(金)スイスのジュネーブで行われたFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)で決まったもの。
これまでフランス(マニクール)やオーストリア(A-1リンク)、ポルトガル(アルガルブ)など多くの候補地が代替開催地として俎上に上がったものの、最終的にFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)バーニー・エクレストン代表との交渉で合意に達する所は現れなかったことになる。

確定した2013年F1カレンダーはこちら

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フランク・ウィリアムズ代表、妻に先立たれる

Virginia Williams (C)Williams F1
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8日(金)ウィリアムズ・チームは、同チームの創始者であるフランク・ウィリアムズ代表の妻ヴァージニア(愛称ジニー)さんが、昨夜(7日)自宅にて家族に見守られながら息を引き取ったことを発表した。
死因はこの2年間戦ってきたガン。
享年66。

ヴァージニアさんは糟糠の妻として常に夫フランク氏を支え、今日のチームの礎を共に築いた功労者でもあった。

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王者ベッテル(レッドブル)、メルセデスAMGを警戒

MercedesGP 『W04』 (C)Mercedes Motorsport
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目下3年連続のチャンピオンとして君臨するセバスチャン・ベッテル(25歳:ドイツ)だが、いま最も警戒しているのはメルセデスAMG勢であるとした。
これはベッテルが自身のサイトで明らかにしたものだが、とりわけ最後のバルセロナ合同テストでみせたハミルトン&ロズベルグの連続ベストタイムが印象に残っているようだ。

「テストでは他のチームの様子もみてみたんだけれど、今年のメルセデスAMGはこれまでと違うようだね。
彼らのスピードはとても印象に残ったよ」と、ベッテル。
2010年に大きな期待と共に復帰したメルセデス・ワークスチームだったが、これまでコンストラクターズ・ランキング4位、4位、5位と周囲の期待を裏切り続けてきた。
もしテストのスピードが本物であれば、今季レッドブルを脅かしかねない存在になる。
それをベッテルはチャンピオンならではの嗅覚で感じ取ったのかも知れない。

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2013/03/08

ペドロ・デ・ラ・ロサ、TVコメンテーターとして参戦

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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1999年に当時のアロウズ・チームからF1デビュー。
今年41歳になったペドロ・デ・ラ・ロサ(スペイン)だが、スペインでの人気は相変わらずのようだ。

その豊富な経験を買われて起用されたHRTは、しかし昨季限りでチームが消滅。
するとすかさずフェラーリ・チームから開発ドライバーに指名され、先のヘレス合同テストではさっそく『F138』のコクピットに納まった。
開発はシーズンが始まると余裕が生まれる同ポジション、今度はスペインの民間テレビ局『アンテナ3』からF1コメンテーターとして2013年シーズンをフル参戦することがわかった。

ただし当人は「トークよりもマシンをドライブするほうが気が楽」と、新しい職には警戒気味のようだ。

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マルシアF1チーム、まだ2013年参戦契約は完了せず

John Booth (C)Marussia F1 Team
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すでに1週間後には2013年の開幕を迎えるというこの時期だが、マルシアF1チームについてはまだ最終的な参戦契約の合意に至っていないことがわかった。

F1で商業的な部分を担当するバーニー・エクレストン氏はこれについて「現時点でまだマルシアF1チームだけが契約を完了していないのは事実」と、認めた。
一方、マルシアF1チームのジョン・ブース代表は、「開幕戦までに契約が完了できなければ困るのはエクレストンのほうだ。
なにしろ合意なしにはテレビ画面にわれわれのマシンが映らないようにしなければならないのだから」と、意気軒昂。
しかし、エクレストン氏には以前にも国際映像から特定のチームを「排除」した実績を持つ強者だ。

2013年の開幕戦オーストラリアGPは来週の金曜日15日にスタートする。

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今シーズン、DRSゾーン1か所は鈴鹿とモナコだけに

DRS Image (C)Sauber Motorsport
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今シーズンのF1は大幅にDRS(可変リヤウィング)ゾーンを拡大。
DRSゾーンが2か所設定されたのは昨年わずか3つのコースだけだったが、今年は大幅に増加となる見通しだ。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによれば今年は全19戦中、実に17戦でDRSゾーンが2か所になるという。
例外なのはモナコGPと日本GPの二つだけ。
モンテカルロ市街地で行われるモナコGPが特別なのは衆知のところだが、鈴鹿サーキットの日本GPもこれに該当したことはそのチャレンジングで特徴的なコースレイアウトが影響したものとみられる。

元チャンピオンのジャック・ビルニューブ氏などは安易なオーバーテイクが可能になるDRSの導入に否定的だが、FIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)はテレビ向けにエキサイティングなレース展開を望んでいるようだ。

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2013/03/07

エリック・ブイユ(ロータス)代表、長期の支援者を模策

Eric Boullier (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのエリック・ブイユ代表は、同チームが引き続きベルギー・ルクセンブルグに本拠を置く投資会社『ジェニイ・キャピタル』が母体であることを認めたうえで、長期に渡る新たなタイトル・スポンサーを探していることを明らかにした。

言うまでもなくモーターレーシング界の名ブランドであるロータスを冠したこのチームについて、同代表は「メルセデスはクルマを売っているしレッドブルはドリンク会社だが、われわれは純粋なレーシングチームだ。
レーシングチームが安定して参戦してこそF1がある」と、そのプライドをみせた。
ウィリアムズらと同様、プライベート・チームにとって巨額なF1参戦資金の調達には困難が伴うのが事実だ。

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ウィリアムズ・チーム、チャベス大統領の死去にショック

『PDVSA』 (C)Williams F1
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6日(水)、ベネズエラのチャベス大統領が死去したとのニュースはウィリアムズ・チームにも驚きをもって受け止められた。

同チームでは同国のパストール・マルドナド(27歳)を今年もレースドライバーとして起用しているが、マルドナドはチャベス大統領との個人的繋がりもあり、ベネズエラから世界第5位の石油会社『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)という大きなスポンサーもチームにもたらせているからだ。
チャベス大統領と対立関係にある国会議員が暴露したところによればその金額は1年で2,940万ポンド(当時約37億円)という巨額なものであったと伝えられている。

これについてウィリアムズ・チームは「契約は有効で大統領個人の死去が影響することはない」としている。

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ウィットマーシュ(マクラーレン)代表、ホンダ説全面否定

Honda V8 F1 Engine (C)Honda Racing
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ドイツ・メディアから広まったマクラーレン・チームの2015年ホンダ・エンジン搭載説だが、これについて同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が全面的に否定した。

「われわれはメルセデスとの間に良好な関係を築いていて、今後3年間はこれを継続することで合意している。つまり2015年までわれわれのエンジンはメルセデスなのだ」と、英『スカイスポーツ』の取材に答えたウィットマーシュ代表。
同代表はさらに「現行、F1エンジンのサプライヤーはたった4社しかない。
(ルノー、フェラーリ、メルセデス、コスワース)
今後噂に上がるホンダ(日本)だけでなく、ポルシェ(ドイツ)やヒュンダイ(韓国)など各国のメーカーがどんどん参入してくれるのを願っているよ」とも付け加えた。

ただ噂が事実であったとしても今の時点で代表がこれを認めることはないだろう。

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2013/03/06

ジュール・ビアンキ、「マルシア決定は想定外の僥幸」

Jules Bianchi (C)Ferrari S.p.A
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フォース・インディア・チームのシート争いでエイドリアン・スーティルに敗れたものの、直後にマルシアF1チームに活路を見出したジュール・ビアンキ(フランス)は、「マルシアに決定はまさに僥幸だった」と、その経緯を地元フランスの『スポール24』に語っている。

「フォース・インディアのシートがスーティルに決まったと聞かされた時は、もう今年僕がF1で走ることはないと覚悟していたんだ。
もう1年リザーブ&テストドライバーを努めて、また来年チャンスを掴もうと切り換えていたからね。
ところがその直後にマルシアから連絡をもらって……
もちろんそのオファーには二つ返事でOKしたさ。
マルシアの事情(レイジァとの交渉難航)は知っていたけれど、まさか僕に白羽の矢が立つなんて、ね」

まだ20歳の当時、フェラーリ・チームから長期に渡るテストドライバー契約を呈示されて一躍注目を浴びたビアンキも、今年24歳になる。

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ザウバーがシーズン前テスト最多周回もメルセデス追い上げ

N.Rosberg & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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都合3回にわたって行われたシーズン前テストでは、トータル1,161ラップを周回したザウバー・チームが最多となり『C32』の高い信頼性をアピールした。
ドライバー個人でもトップは今年同チームのレースドライバーに昇格したエステバン・グティエレス(21歳:メキシコ)が堂々ランクしている。

しかしシーズン前最後のテストとなった先週のバルセロナだけについてみると、最多はロズベルグ&ハミルトン合わせて481ラップを周回したメルセデスAMGチームに。
最初のヘレス合同テストではトラブルが続いてろくに周回できなかった同チームだが、開幕戦に向け着実にマシンの信頼性を高めてきたことが窺われる。

またこの二人はテスト最後の2日間でいずれもトップタイムを並べていて、これが本物ならメルセデスAMGは復帰4年目にしてやっとチャンピオンシップの目玉に躍り出ることになるかも知れない。

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チーム側難色も、エクレストン氏はF1年間22戦視野に

昨シーズン、F1は過去最大となる年間20戦を消化。
2012年も当初は20戦を予定していたが、アメリカGP(ニュージャージー)のつまづきもあり結局今年は19戦で落ち着いた。
しかしFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)でF1開催を司るバーニー・エクレストン氏は、今後さらに拡大、2014年は22戦も可能と豪語した。

1993 South Africa GP (C)Williams F1
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それによれば元々2014年にはソチでのロシアGPが加わるうえ、さらにアフリカでもグランプリ開催を期待していて、合算すれば22戦に及ぶというもの。
かつてはご法度だったF1の2週連続開催が当たり前になったいま、年間開催数の増加は歯止めを失った感もあるが、チーム側はこれに警戒感を強めている。

なおアフリカではかつて主にキャラミ等を舞台として南アフリカGPが開催されていたが、1993年(アラン・プロスト優勝)を最後に開催が途絶えたままだ。

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マクラーレン、2014年メルセデス、2015年ホンダ?

McLaren Honda (C)Honda Racing
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2014年シーズンからF1エンジン規定が大きく変更されるのに合わせ、マクラーレン・チームが再びホンダ・エンジンを搭載するのでは、との一部報道が流れたが、また新たな噂がこれに追い討ちを掛けている。

それによれば、マクラーレン・チームはメルセデスに対して2014-15年の2年間にオブション権を持つ契約となっていて、このうち2014年に関してだけこれを行使するという。
続いて2015年からはホンダ・エンジン搭載の可能性が強いというもの。

ただ当然のことながらこれらはすべて噂の域を出ず、マクラーレン、ホンダ、メルセデスいずれの側からも公式なコメントは出されていない。

マクラーレンとホンダにはかつて強力なタッグを組み、蜜月時代を築いた歴史がある。

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2013/03/05

ライコネン(ロータス)、メルセデスのスピード警戒も

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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3週にわたって行われたシーズン前テストは、最終的にメルセデスAMGのハミルトン&ロズベルグが連日トップタイムを記録するなどそのスピードを見せつけて終えた。

これについてロータス・チームのキミ・ライコネンは、「この冬の間、彼らがすごい努力をしてレベルアップしていたのは知っていたから僕は別に驚かなかったけれど、でも開幕戦でも同じようなパフォーマンスを発揮したらみんなは驚くだろうね。
そして、その可能性は十分にあると僕は思っているよ。
ただ、わがロータスだって燃料を少なくして条件を整えれば彼らのタイムに近づくことはできると思う。
ただ肝心なのは、リタイヤすることなくそのスピードが決勝レースでも維持できるか、ということだね。
今年のマシン『E21』がそういう信頼性を持っていることを願っているよ」と、語っている。

昨季、この2007年のF1チャンピオンは20戦すべてで完走を果たした上、そのうち実に19回の入賞を果たすという抜群の信頼性をみせた。

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ロバート・クビサ、今季ラリーへの参戦正式決定

ERC Image (C)Europe Rally Championship Media
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F1への復帰を最終目標に、昨季はラリーにスポット参戦するなどしていたロバート・クビサ(28歳:ポーランド)が、今シーズンはERC(ヨーロッパ・ラリー選手権)、及びWRC(世界ラリー選手権)2クラスの両シリーズにチャレンジすることが正式発表された。
マシンはシトロエン『DS3 RRC』になる。

「様々な可能性を検討した結果、シトロエンと共にこうした道を進むことに決めた。
こうしてトップレベルのカテゴリーにチャレンジできることは自分にとって大きな励みになるもの。
これをステップに、モータースポーツの世界で再びエキサイティングなチャレンジに身を置きたい」と、かつてのF1ドライバー。

クビサにとってのヨーロッパ・ラリー選手権初戦は3月21-23日にスペイン領カナリア諸島で開催される第3戦『ラリー・イズラス・カナリアス』になる見込み。

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マクラーレン・チーム、2014年にホンダの可能性も?

McLaren Honda (C)Honda Racing
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1995年シーズン以来、メルセデス・エンジンを搭載してF1を戦うマクラーレン・チームだが、エンジン規定が大きく変更となる2014年以降についてはまだ契約が結ばれていないとみられる。
ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じるところでは、いまだにマクラーレンが結論を出していない背景にはホンダ・エンジン搭載の可能性を探っているのでは、とのことだ。

ホンダはかつてマクラーレンとの間に緊密な関係を持ち、チャンピオンを獲得するなど成功を収めたが、その後ホンダは自身のチームを持ったあと2008年を最後に突如F1から撤退している。
一方メルセデスも現在は自身のチームを持っていてマクラーレンに対してかつてのようなワークス体制という訳ではない。
こうしたことから再びホンダ・エンジン搭載の噂が出ているものだが、ホンダが以前ターボ・エンジンを得意としたとはいえ5年のブランクはF1ではあまりにも大きなディスアドバンテージになることだろう。

なおF1は2014年シーズン、現行の「2.4リッターV型8気筒自然吸気」から「1.6リッターV型6気筒ターボ」へと移行することが決まっている。

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2013/03/04

各チーム、ピレリタイヤのフルレンジをテスト完了

レビュー:2013バルセロナ公式Formula Oneテスト

(C)Pirelli Motorsport
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2013年3月3日、バルセロナ

メルボルンでの2013年Formula Oneシーズン開幕まであと2週間と迫る中、最終の4日間テストがバルセロナで行われました。2日間のウェットウェザーの後、残り2日間はドライコンディションとなったため、各チームは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットを含むピレリの2013年型タイヤの全レンジをテストすることができました。カタロニア・サーキットは走り慣れた場所である上に、2週連続のテストとなったため、各チームとも全コンパウンド間の比較作業や新型マシンへの最終アップグレード作業を行うことができました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「今回も天候が冷涼すぎてシーズン中の一般的なコンディションとはいきませんでしたが、バルセロナでの4日間テストは有益でした。低い気温により、大半のテストでタイヤが理想的な作動温度領域で走行できなかったため、今回もデグラデーションは大きくなりました。しかし、このようなことは我々も各チームも昨年のプレシーズンテスト時に経験していることなので、さほど問題ではありません。最初の2日間は雨天であったため、各チームは、トラクションが改善された新型のインターミディエイトとウェットタイヤの評価およびクロスオーバーポイントの見極めを行うことができました。雨天用タイヤは総じて好評で、我々の作業が成果を挙げたことが示されました。今回がシーズン前のファイナルテストでしたから、全レンジのタイヤで走行できたことは、各チームが万全の準備を整えるために有効だったと思います。オーストラリアでの開幕が楽しみです。開幕戦では、我々のタイヤは作動温度領域内で機能することができるでしょう。そして、2~3回のピットストップによるエキサイティングなレースが見られることを期待します」

ピレリジャパン・プレスリリース

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テスト通算最速ロズベルグ(メルセデス)、油断はみせず

N.Rosberg & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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シーズン前テスト最終日、前日の僚友ハミルトンに続き、さらにタイムを短縮して総合トップの座を守ったメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだったが、周囲からの高い評価にも謙虚な姿勢を崩さないでいる。

「確かに僕らは去年よりも確実に進歩しているとは思うよ。
でもこの時期、テストでトップタイムだったからといって喜ぶほどお人好しじゃない。
今はみなそれぞれのプログラムに則ってテストをしているのだし、他チームだって間違いなく進化しているんだ。
まだみんなほんとうの力を出してはいないと思うし、とりわけレッドブルはそうなんじゃないかな。
真の序列はメルボルンのグリッドを見なければわからないよ」

昨シーズンの開幕戦、メルセデスAMGはシューマッハが4番手、ロズベルグは7番手だった。

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ライコネン(ロータス)、「体調もマシントラブルも心配してない」

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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ヘレス合同テストでは最速タイムを記録するなどしたロータス・チームのキミ・ライコネンだったが、今回のバルセロナ合同テストでは体調不良により3日目のテストを回避、なんとか参加した最終日も全体の5番手に留まった。

しかしこれについて当人は、「体調はもうまったく問題ない。
開幕までは十分に時間もあるのだしね。
今日起きたトラブルはギヤボックス関連のもの。
そのせいで走行時間が失われたことは残念に思うけど、トラブルそのものについては心配していないよ。
もちろんわれわれがどのポジションにいるのかは実際にシーズンが始まってみないとわからないけれど、今の状況で僕は満足しているんだ」と、語っている。

また度重なったトラブルについて「アリソン(ジェームス:テクニカル・ディレクター)たちのことを信頼している」とも付け加えた。

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ロズベルグ(メルセデスAMG)最速、シーズン前テスト締めくくる

3日(日)行われたバルセロナ合同テストにより、2013年のシーズン前テストはすべてを終了した。

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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一連のテストで有終の美を飾ったのはメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ。
前日に引き続き好天に恵まれたバルセロナ・テスト最終日、午前のセッションでソフトタイヤを装着してコースに出たロズベルグは、前日チームメイトがマークしたここでの通算ベストタイムをさらに短縮する1'20.130を記録。
2番手になったアロンソ(フェラーリ)と二人だけが1分20秒台に入ったが、アロンソとのタイム差は0.364秒。
3番手以下には1秒以上の大差を付ける圧倒的なものだった。

その3番手はバトン(マクラーレン)。
これにヒュルケンバーグ(ザウバー)、そして前日体調不良でテストを回避して心配されたロータスのライコネンが続いた。
しかしヒュルケンバーグ、ライコネンいずれも大事な午後のロングランでマシントラブルに見舞われ開幕戦に一抹の不安を残した。
3年連続のチャンピオンであるベッテル(レッドブル)は8番手に留まったが、タイムよりこの日も様々な仕様のコンポーネンツのトライを優先、これは王者の余裕か。
また突然マルシアF1に2013年のシートが決まったビアンキは引き続きチームとマシンの習熟に努めていた。

2013年のシーズン前テストはこれですべてが終了。
あとは3月15日(金)の開幕(オーストラリアGP)を待つばかりとなった。

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バルセロナ合同テスト最終日タイム (3/03)

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'20.130 131
2 F.アロンソ ESP Ferrari 1'20.494 120
3 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'21.444 122
4 N.ヒュルケンバーグ GER Sauber Ferrari 1'21.541 118
5 K.ライコネン FIN Lotus Renault 1'21.658 50
6 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'21.664 112
7 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'22.415 42
8 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'22.514 100
9 V.ボタス FIN Williams Renault 1'22.524 31
10 C.ピック FRA Caterham Cosworth 1'23.115 116
11 J.ビアンキ FRA Marussia Cosworth 1'23.167 62
12 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'23.628 90
13 M.チルトン GBR Marussia Cosworth 1'24.103 49

   * 2012 TestTime : 1'22.030 K.ライコネン/Lotus Renault (3/04)
   * 2013 TestTime : 1'20.558 L.ハミルトン/Mercedes (3/02)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2013/03/03

開幕直前シート喪失レイジァ、それでも「F1諦めない」

Luiz Razia (C)Ex.Team-Lotus
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今季マルシアF1チームのレースドライバーとして正式発表されていながら、開幕直前のこの時期になって更迭が明らかとなったルイス・レイジァ(23歳:ブラジル)だが、それでも「F1で戦うことは諦めない」と、意欲を失っていないところを示した。

「100%F1で走れると信じていたから、今回のことはほんとうにショックだった。
だってドライバー自身の責任ではないところでシートを失ったんだからね。
でもこうしたことはF1ではよくあること、チームに対して恨みはないよ。
自分にできることはすべてやったけれど、でも結果はこのような状況になった。
そういうことさ」

レイジァは、支援スポンサーがチームへの支払いスケジュールを守らなかったため、契約を解除されたもの。
後任には、こちらもフォース・インディアとの契約に敗れたジュール・ビアンキがすでに選ばれている。

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ハミルトン(メルセデス)、バルセロナ通算最速タイムを記録

MercedesGP 『W04』 (C)Mercedes Motorsport
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2日(土)、第3日目を迎えたバルセロナ合同テストは朝から南ヨーロッパの暖かい太陽が降り注ぐ絶好のコンディションのもと行われた。

この日最速タイムを記録したのは今季メルセデスAMGチームに移籍したルイス・ハミルトンで、ただ一人1分20秒台に入れたそのベストタイム1'20.558は一連のバルセロナ合同テストで最速であるばかりでなく、当地で行われるスペインGPのポールポジションタイムをも上廻るみごとなものだったが、当のハミルトンは「まだ短縮できた」と余裕をみせた。

2番手にはフェラーリのマッサだったが、ハミルトンとのタイム差は0.708秒という大きなものだった。
そのマッサはセッション終盤近く、なんと走行中に左フロントタイヤが脱落するという恐怖のアクシデントに見舞われた。
これがレース中であれば大きなペナルティを科せられるケースだった筈。
また晴れてフォース・インディアのレースシートを勝ち取ったスーティルが3番手。
ウィリアムズはマルドナド&ボタスがテストカーをシェア。
スーティルとのバトルに敗れたジュール・ビアンキは、息つく間もなくマルシアF1チームのシートをゲット、この日さっそく初めての『MR02』のコクピットに納まった。
なお別掲のようにロータスのライコネンは体調不良でこの日のテストを回避している。

シーズン前テストはいよいよ明日3日(日)最終日を迎える。

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キミ・ライコネン(ロータス)、体調不良で合同テスト回避

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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シーズン前最後のテストとなる今回のバルセロナ合同テスト、4日間の日程のうち初日・2日目とロマン・グロージャンが担当したロータス・チームは3日目となる2日(金)からはエースであるキミ・ライコネンに交代する予定だったが、しかしこの日コースに出たのは再び、グロージャン、そしてリザーブ&テストドライバーであるダビデ・バルセッキ(25歳:イタリア)だった。

これについて同チームのスポークスマンは、「残念ながらライコネンは体調不良により今日のテストを欠場することとなった。
まだ詳細は不明だが、今日の朝、食中毒とみられる症状を訴えていたようだ。
明日はシーズン前最後のテスト日となるので、なんとか回復して『E21』のコクピットに納まってくれるよう願っている」と、語した。

なお予定のテストを終えていたグロージャンは、フランスへの帰国途中に急きょチームから呼び戻されたということだ。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム (3/02)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'20.558 117
2 F.マッサ BRA Ferrari 1'21.266 94
3 A.スーティル GER Force India Mercedes 1'21.627 109
4 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'22.305 34
5 V.ボタス FIN Williams Renault 1'22.468 31
6 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'22.553 99
7 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'22.658 58
8 S.ペレス MEX McLaren Mercedes 1'22.694 101
9 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'23.223 114
10 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'23.380 45
11 D.バルセッキ ITA Lotus Renault 1'23.448 16
12 J.ビアンキ FRA Marussia Cosworth 1'24.028 73
13 G-V.デル・ガルデ HOL Caterham Renault 1'24.235 126

   * 2012 TestTime : 1'22.030 K.ライコネン/Lotus Renault (3/04)
   * 2013 TestTime : 1'21.848 S.ペレス/McLaren Mercedes (2/20)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2013/03/02

ケータハムF1、ロッシ&キンファをリザーブドライバーに

A.Rossi & M.Qing Hua (C)Caterham F1 Team
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1日(金)、ケータハムF1は2013年のリザーブ&テストドライバーとしてアレクサンダー・ロッシ(21歳:アメリカ)&マ・キンファ(24歳:中国)の二人を起用することを正式発表した。

ロッシは昨季からケータハムF1のリザーブ&テストドライバーを務めている。
またマ・キンファは昨季中国人初としてフリー走行を走ったが、そのHRTは今年消滅している。
二人は今シーズン、いずれかのレースで同チームから金曜日のフリー走行を走る予定という。

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再びダンプ絡みのテスト2日目はグロージャン(ロータス)最速

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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1日(金)、2日目を迎えたバルセロナ合同テストだが、この日も前日同様ウェット路面でのスタートを余儀なくされた。
さらに天候はいったん回復したものの、セッション終了間際に再び降雨に見舞われるという不安定なコンディションとなった。
そんな中、この日のタイミングモニター最上位に付けたのはロータス・チームのロマン・グロージャン。
グロージャンはコンディションが回復した午後のセッションで、ソフトタイヤを装着してこのタイムを記録、前日見舞われたトラブルの鬱憤を晴らす快走となった。
2番手にはマクラーレンのバトン、3番手にはウィリアムズのマルドナドが続いた。

フォース・インディアでは晴れて2013年のレースシートを獲得したエイドリアン・スーティルが『VJM06』のコクピットに納まった。
またマルシアF1のほうは一転レイジァからジュール・ビアンキへの交代を発表したが、こちらはこの日もチルトンがドライブ。
ビアンキにはもう最大でも2日間しか開幕までのテスト機会は残されない羽目に。

一方、コンディションの良かった午後のセッションでレース・ディスタンスを意識したロングランに挑んだメルセデスのロズベルグやフェラーリのアロンソらは共に下位に沈んだが、もちろんこれはマシンのポテンシャルを示したものではない。

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2013年予想F1エントリーリスト(3/01)

マルシアF1チームがルイス・レイジァからジュール・ビアンキに変更したことによる3月1日(金)現在の非公式2013年予想F1エントリーリストです。
ただしFIA(国際自動車連盟)による公式のものではありません。

【2013年予想F1エントリーリスト】(3/01)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Infiniti Red Bull Racing(AUT) Red Bull Renault 1 セバスチャン・ベッテル GER 2 マーク・ウェバー AUS
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 3 フェルナンド・アロンソ ESP 4 フェリッペ・マッサ BRA
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) McLaren Mercedes 5 ジェンソン・バトン GBR 6 セルジオ・ペレス MEX
Lotus F1 Team(GBR) Lotus Renault 7 キミ・ライコネン FIN 8 ロマン・グロージャン FRA
Mercedes AMG Petronas(GER) Mercedes 9 ニコ・ロズベルグ GER 10 ルイス・ハミルトン GBR
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 11 ニコ・ヒュルケンバーグ GER 12 エステバン・グティエレス MEX
Sahara Force India(IND) Force India Mercedes 14 ポール・ディ・レスタ GBR 15 エイドリアン・スーティル GER
Williams F1 Team(GBR) Williams Renault 16 パストール・マルドナド VEN 17 バルテリ・ボタス FIN
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Ferrari 18 ジャン・エリック・ベルニュ FRA 19 ダニエル・リカルド AUS
Caterham F1 Team(MAL) Caterham Renault 20 シャルル・ピック FRA 21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ HOL
Murussia F1 Team(RUS) Murussia Cosworth 22 ジュール・ビアンキ FRA 23 マックス・チルトン GBR

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マルシアF1はレイジァに代えてビアンキ起用を発表

Jules Bianchi (C)Sahara Force India F1
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2013年のドライバーとしてすでにルイス・レイジァ(23歳:ブラジル)の起用を発表していたマルシアF1チームだが、噂通り契約上の問題からこれを解除、後任としてフォース・インディアのシート争いでスーティルに敗れたばかりのフランス人ジュール・ビアンキ(23歳)を充てることを1日(金)正式発表した。

これについて同チームのジョン・ブース代表は「諸般の事情から、残念ながらわれわれはレイジァとの契約の解除を迫られることとなった。
開幕まであまり時間はないが、しかしビアンキというフレッシュな才能を持ったドライバーと契約ができたことをうれしく思う」と述べた。

噂では、レイジァは当初約束したスポンサー資金の持ち込みにトラブルが生じたとみられている。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム (3/01)

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'22.716 88
2 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'23.181 72
3 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'23.628 74
4 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'23.743 65
5 N.ヒュルケンバーグ GER Sauber Ferrari 1'23.744 79
6 A.スーティル GER Force India Mercedes 1'24.215 62
7 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'25.483 61
8 M.チルトン GBR Marussia Cosworth 1'25.598 75
9 G-V.デル・ガルデ HOL Caterham Renault 1'26.316 48
10 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'26.655 120
11 F.アロンソ ESP Ferrari 1'27.878 102

   * 2012 TestTime : 1'22.030 K.ライコネン/Lotus Renault (3/04)
   * 2013 TestTime : 1'21.848 S.ペレス/McLaren Mercedes (2/20)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2013/03/01

2013年予想F1エントリーリスト(2/28)

残されたフォース・インディアのシートにスーティルが決まったことによる2月28日(木)現在の非公式2013年予想F1エントリーリスト。
ただしFIA(国際自動車連盟)による公式のものではありません。

【2013年予想F1エントリーリスト】(2/28)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Infiniti Red Bull Racing(AUT) Red Bull Renault 1 セバスチャン・ベッテル GER 2 マーク・ウェバー AUS
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 3 フェルナンド・アロンソ ESP 4 フェリッペ・マッサ BRA
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) McLaren Mercedes 5 ジェンソン・バトン GBR 6 セルジオ・ペレス MEX
Lotus F1 Team(GBR) Lotus Renault 7 キミ・ライコネン FIN 8 ロマン・グロージャン FRA
Mercedes AMG Petronas(GER) Mercedes 9 ニコ・ロズベルグ GER 10 ルイス・ハミルトン GBR
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 11 ニコ・ヒュルケンバーグ GER 12 エステバン・グティエレス MEX
Sahara Force India(IND) Force India Mercedes 14 ポール・ディ・レスタ GBR 15 エイドリアン・スーティル GER
Williams F1 Team(GBR) Williams Renault 16 パストール・マルドナド VEN 17 バルテリ・ボタス FIN
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Ferrari 18 ジャン・エリック・ベルニュ FRA 19 ダニエル・リカルド AUS
Caterham F1 Team(MAL) Caterham Renault 20 シャルル・ピック FRA 21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ HOL
Murussia F1 Team(RUS) Murussia Cosworth 22 ルイス・レイジァ BRA 23 マックス・チルトン GBR

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ダンプ路面のテスト初日はウェバー(レッドブル)が最速

Mark Webber (C)Redbull Racing
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シーズン前最後のテストとなる今季2度目のバルセロナ合同テストがスタートした。
初日の28日(木)は生憎のウェット絡みで開始。
ウェットタイヤとインターミディエイトでの走行を強いられた。
しかし午後になるとコンディションは回復、各車とも最後はドライ用タイヤに履き替えてタイムは次々と更新された。

トップタイムを記録したのはこれが今回初となるマーク・ウェバー(レッドブル)で1'22.693をマークした。
2番手はメルセデスAMGのハミルトン、そして3番手はトロ・ロッソのベルニュだった。
トリッキーなコンディションでグロージャン(ロータス)やグティエレス(ザウバー)などコースアウトするマシンも多く、また燃料確認のためのロングランではマッサ(フェラーリ)などセッションは度々赤旗中断を強いられた。
グロージャンはハイドロリック系のトラブルに見舞われたためタイムが伸びず、この日の最下位に甘んじた。
また契約の問題が生じていると伝えられたレイジァ(マルシアF1)はこの日も姿を見せず、ステアリングを握ったのはやはりチルトンだった。

テストは明日も続けられる。

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エイドリアン・スーティル、フォース・インディア決定

Adrian Sutil (C)Sahara Force India F1
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2013年残された唯一のシートだったフォース・インディアは、2011年まで在籍したエイドリアン・スーティル(30歳:ドイツ)を起用することを決定、28日(木)正式発表した。

ライバルはジュール・ビアンキ(23歳:フランス)で、二人は最後まで争っていたがこれについて同チームのヴィジャイ・マルヤ代表は、「どちらか一人に決するのは難しい決断だった。
ビアンキについてはわがチームの第3ドライバーとして残ってもらいたい」と述べた。

スーティルはいま行われているバルセロナ合同テストに1日(金)と2日(土)の両日、『VJM06』のコクピットに納まる予定という。

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バルセロナ合同テスト1日目タイム (2/28)

Mark Webber (C)Redbull Racing
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'22.693 64
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'24.348 113
3 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'25.017 59
4 V.ボタス FIN Williams Renault 1'26.458 85
5 S.ペレス MEX McLaren Mercedes 1'26.538 100
6 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'26.574 92
7 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'27.107 57
8 F.マッサ BRA Ferrari 1'27.541 112
9 M.チルトン GBR Marussia Cosworth 1'28.166 78
10 C.ピック FRA Caterham Cosworth 1'28.644 89
11 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'34.928 52

   * 2012 TestTime : 1'22.030 K.ライコネン/Lotus Renault (3/04)
   * 2013 TestTime : 1'21.848 S.ペレス/McLaren Mercedes (2/20)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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