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2013/03/16

ピレリ、オーストラリアで2013年Formula Oneシーズンを開始

2013年オーストラリアグランプリ フリー走行
2013年3月15日、メルボルン

(C)Pirelli Motorsport
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待ちに待ったシーズン開幕戦、メルボルンでの2回のフリー走行セッションで、各チームはピレリの2013年仕様のコンパウンドを実戦で初めて試しました。今週末用として、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されています。今年の全コンパウンドは、昨年よりも軟らかく、そして速くなっています。フリー走行1回目(FP1)と2回目(FP2)の最速タイムは、ともに昨年のベンチマークを大きく縮めており、最新型P Zeroタイヤの大きな進化を強調しています。最高気温は28℃に達し(FP1中に観測)、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがFP2の終盤、スーパーソフトコンパウンドで本日の最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「各チームは今年初めて適正な作動温度領域で我々のタイヤを試すことができましたので、一般的なコンディションの下で、いつものように多様な燃料搭載量でのマシンの動作を評価する機会を最大限に活用しました。我々の期待通り、ミディアムタイヤが素晴らしい一貫性を示した一方で、ドライバーたちはスーパーソフトの迅速なウォームアップのメリットを享受していました。アルバート・パークは常設のサーキットではありませんので、路面は最初のうちは‘グリーン’ですが、ラバーが乗るにつれてラップライムは大きく改善します。ここまでのデグラデーションを見る限り、決勝では大半のチームが2回のピットストップを行い、3回ストップにトライする速いマシンが何台か登場する可能性もあると見ています。期待した通り、ここでのコンパウンド間の性能差はラップあたり約1秒でしたから、多様な戦略が可能になるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

今日の豆知識:
メルボルンのピットレーンはシーズン中最短の280mですが、そのレイアウトのためにピットストップのロスタイムは最短にはならず、7番目に短い21秒のピットストップロスとなっています。決勝に関して、スーパーソフトは平均して10~12周、ミディアムは22~24周の走行が可能となるでしょう。

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