« ピレリ首脳、ヘレス・サーキット路面の悪さに苦慮 | トップページ | フォース・インディアの候補にカーティケヤン浮上 »

2013/02/09

各チーム、新型ピレリタイヤの第一印象はポジティブ

レビュー: 2013ヘレス公式Formula Oneテスト
(C)Pirelli Motorsport
拡大します
2013年2月8日、ミラノ

スペイン南部のヘレスで行われた今シーズン最初の公式Formula Oneテストにおいて、各チームはピレリの最新型グランプリタイヤを初めて試しました。全長4.428kmのタイトでツイスティなヘレスのトラックで、ピレリの2013年型タイヤレンジの大半の要素がテストされました。4日間のテストを通じて、各チームは最新型P Zeroタイヤの基礎的特徴を学習し、ポジティブな第一印象を得ました。各チームは、2月19~22日に行われる次回の公式Formula Oneテストのため、バルセロナへ向かいます。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター、ポール・ヘンベリーのコメント:「大半のチームが新型マシンで走行したヘレスでの4日間は、コンパウンドとタイヤ構造が一新された我々の2013年型タイヤに関して、総合的に良い印象をもたらしました。我々の方向性は正しく、期待していた変化が実現されています。すなわち、タイヤは昨年よりも速く、ピーク性能のウィンドウがより広くなっています。しかし今回、ヘレスのコンディションは理想的ではありませんでした。ヘレスの路面は、シーズン中に訪れるサーキット中で最も粗いものですが、昨年よりもさらに粗い状態だったため、適正な結論を導くのが難しい状況でした。ヘレスでは、ハードとミディアムについては大量のデータが得られましたが、ソフトについては僅かなデータのみで、スーパーソフトについては全くデータが得られませんでした。次回、バルセロナで行われる2回のテストを楽しみにしています。バルセロナでのテストは、各チームが今年のタイヤに関する知識を深める非常に価値ある機会となるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

テストの概要:

・各チームは、マシンあたり年間100セットのタイヤをテストで使用することができます。各チームは、異なるコンパウンドの新品と中古を使用して、意図的に早く摩耗するピレリの最新型タイヤとチームの新型マシンとの相互作用に関する初期データを収集するための作業に集中しました。ピレリは、マシンあたり合計35セット(ピレリにより20セット、チームにより15セットを選択)のタイヤをテストに持ち込みました。

・テスト期間中の気温と路面温度は冷涼で、大半が平均気温15℃前後というグレイニングが発生しやすい状況でした。グレイニングは、タイヤが温まっていない状態でスライドする時に発生し、路面との摩擦が波状の摩耗パターンを生成します。大半のケースが、時として気温が5℃以下まで低下するような寒い午前中に見られ、粗い路面によってさらに拍車がかかりました。

・ヘレスのコンディションとコースレイアウトは、シーズン中には例を見ないものであるため、今回のコンパウンド間の性能差がシーズン中も同様になることはないと見込まれます。

テストの概要補足:

・最多ラップ上位:グティエレス-252周、ディ・レスタ-240周、マッサ-227周
・1日に700kmを走行したチームも見られました。これは、グランプリ2回分の距離になります。
・4日間を通じてドライコンディションだったため、インターミディエイトとウェットタイヤによるラップタイムは記録されませんでした。
・マシンとタイヤの評価とともに、各チームはピットストップ練習も行いました。
・昨年のシルバーに代るオレンジのマーキングによるハードタイヤが初登場しました。
・低速コーナーが存在するヘレスのテクニカルなレイアウトは、トラクションに関して特にリアタイヤに大きな負荷を課します。
・ヘレスの路面のマクロ粒度の高さは、アスファルト中のビチューメンが不足しているためで、それが粗い路面を形成しています。

テストの数値:

・ヘレスに持ち込まれたタイヤセット数:385セット(=1540本のタイヤ)
-スーパーソフト:7セット
-ソフト:49セット
-ミディアム:157セット
-ハード:95セット
-インターミディエイト:42セット
-ウェット:35セット

・使用されたタイヤセット数:251セット
-スーパーソフト:3セット
-ソフト:33セット
-ミディアム:137セット
-ハード:74セット
-インターミディエイト:3セット
-ウェット:1セット

・最多周回数:-ハード:20周
-ミディアム:24周
-ソフト:12周
-スーパーソフト:8周
-インターミディエイト:3周
-ウェット:1周

・4日間を通じての最高/最低気温:22℃(day1)/3℃(day3)
・4日間を通じての最高/最低路面温度:28℃(day1)/5℃(day3)

テストでのラップタイム上位:

Day 1
1.ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分18秒861 ハード新品
2.マーク・ウェバー(レッドブル)1分19秒709 ミディアム新品
3.ロマン・グロージャン(ロータス)1分19秒796 ハード新品

Day 2
1.ロマン・グロージャン(ロータス)1分18秒218 ソフト新品
2.ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)1分19秒003 ソフト新品
3.ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)1分19秒134 ミディアム新品

Day 3
1.フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分17秒879 ソフト新品
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分18秒766 ミディアム新品
3.セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分19秒052 ミディアム新品

Day 4
1.キミ・ライコネン(ロータス)1分18秒148 ソフト新品
2.ジュール・ビアンキ(フォース・インディア)1分18秒175 ソフト新品
3.セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分18秒565 ハード新品

|

« ピレリ首脳、ヘレス・サーキット路面の悪さに苦慮 | トップページ | フォース・インディアの候補にカーティケヤン浮上 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208283/56729149

この記事へのトラックバック一覧です: 各チーム、新型ピレリタイヤの第一印象はポジティブ :

« ピレリ首脳、ヘレス・サーキット路面の悪さに苦慮 | トップページ | フォース・インディアの候補にカーティケヤン浮上 »