マクラーレン首脳、「メルセデスによる札束攻勢」示唆
マクラーレン・チームの今季マシン『MP4-28』を開発した責任者である筈のパディ・ロウ/テクニカル・ディレクターがメルセデスAMGチームへ移籍することになったことについて、マクラーレン首脳は納得できない気持ちでいるようだ。
Jonathan Neale (C)McLaren Group
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同チームのマネージング・ディレクターであるジョナサン・ニール氏によれば「ロウ氏は『契約満了』によりチームを離脱、後任にはエンジニアリング・ディレクターだったティム・ゴス氏を直ちに指名した」としているが、開幕直前のこの時期に技術部門の重要な人事変更が行われるのはいかにも不自然なこと。
さらにチームは最後までロウ氏の離脱を否定し続けていた経緯もある。
また、ロウ氏の新天地の仕事が2014年マシンの開発というのもいわゆる「ガーデニング休暇」のためだと推察されている。
ニール氏はさらに「ロウは相当な額の金銭をメルセデスから呈示されたのだろう。この世界では珍しいことじゃないが……」と、苦々しい面持ちを隠さない。
ロウ氏は実に19年という長きに渡ってマクラーレン・チームに在籍した。
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