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2012/11/27

ベッテル、4ストップ戦略を採ったブラジルグランプリでタイトル獲得 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2012年11月25日、サンパウロ

マクラーレンのジェンソン・バトンが今シーズン3勝目を挙げた劇的なブラジルグランプリで、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがドライバーズ選手権3連覇を達成し、同タイトルを3回獲得した最年少のドライバーとなりました。ベッテルは、オープニングラップで他のマシンと接触時にスピンしてタイムをロスし、マシンにダメージを負いながらも4回のピットストップを行って6位でフィニッシュしました。今回のグランプリ用として、P Zeroシルバー・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されていましたが、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤとCinturatoブルー・フルウェットタイヤも使用されました。

ハードタイヤでスタートしたミハエル・シューマッハ(メルセデス)、小林可夢偉(ザウバー)、ロマン・グロージャン(ロータス)以外のドライバーは、ミディアムタイヤでスタートしました。スタート時の気温は19℃で、細かい雨が降っていましたが、最初の10周の間、雨が強くなりました。ロータスのキミ・ライコネンが5周時点で最初にCinturatoグリーン・インターミディエイトへ交換し、他の多くのドライバーもこれに続きました。

ピレリジャパン・プレスリリース

2番グリッドからスタート後、レース序盤でトップに立ったバトンは、雨が降る中、ミディアムタイヤのまま走行を続けました。多様な戦略が順位の変動をもたらしました。スリックタイヤで15周まで走行を続けたケータハムのヘイキ・コバライネンは一時6位に、同様に14周まで走行を続けたマルシャのティモ・グロックは一時7位となりました。

ダンプは残っているものの雨が止んだ23周時点、セーフティカーが導入されたタイミングで、バトンはピットストップを行いハードタイヤへ交換しました。レース終盤、再び降りだした雨は激しくなり、スリックタイヤでの走行が不可能な状態になりました。

50周でメルセデスのニコ・ロズベルグがインターミディエイトへ交換した一方、ベッテルは52周でミディアムタイヤへ交換し、雨が激しさを増した2周後、インターミディエイトへ交換しました。バトンは57周で最終となる2回目のピットストップを行い、インターミディエイトタイヤへ交換後、トップのままコースへ戻りました。トロ・ロッソのダニエル・リカルドとケータハムのコバライネンは、Cinturatoブルー・フルウェットタイヤでフィニッシュまで走行しました。

ベッテルのタイヤ戦略は、ミディアム、インターミディエイト、ハード、ミディアム、インターミディエイトという構成でした。ベッテルのライバル、フェルナンド・アロンソがタイトルを獲得するための条件は、少なくとも3位を獲得し、その際ベッテルが10位以下となることでした。アロンソはベッテルよりも1回少ないピットストップを行い、ミディアム、インターミディエイト、ミディアム、インターミディエイトと繋ぎました。

レギュレーションでは、レース中にインターミディエイトまたはフルウェットを使用しない場合には、両方のスリックコンパウンドを使用しなければならない、と規定されています。バトンはただ一人の2ストッパーで、他のドライバーは全員3回以上のピットストップを行いました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「11年前の今日、我々はリチャード・バーンズとともに世界ラリー選手権を制したので、ここインテルラゴスで、もうひとつの本当に劇的なタイトル決定が見られたことは、今日という日にふさわしいと感じます。天候状態がレースに大きな影響を与え、各チームは戦略を変更し、変化する状況に対応しなければなりませんでした。フリー走行と予選が暖かくドライコンディションの下で行われたため、各チームにとっては非常に厳しく、今日は未知の領域だったと思います。天候がとても不安定だったため、タイヤの相対的な性能に関するリアルタイムデータを収集する目的で、一人のドライバーにはスリックタイヤを、もう一人のドライバーにインターミディエイトを装着する戦略を採ったチームも見られました。タイヤ戦略に影響を与えたもうひとつの要素が、レース前半の長いセーフティカー導入の周回でした。これによって、燃料が重い状態のマシンでのタイヤの摩耗が減少しました。レース前半に雨が激しくなった時でさえ、ミディアムタイヤは十分な熱とグリップを提供し、バトンがインターミディエイトへ交換することなく走行し続けることを可能にしました。変化する状況に見事に対応する戦略を実行したレッドブルとセバスチャン・ベッテルを祝福したいと思います。ぎりぎりまでプッシュしたフェルナンド・アロンソとフェラーリも素晴らしかったです。また、スリックとインターミディエイトの両タイヤのベストを引き出したジェンソン・バトンを祝福します。最後に、ポイントを獲得して最後のグランプリを締めくくった、偉大なチャンピオンであり、Formula Oneを代表する素晴らしいドライバー ミハエル・シューマッハに敬意を表したいと思います」

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