ベルギーGPはバトンがポールTOウィン、可夢偉13位
Jenson Button (C)McLaren Group
拡大します
好天のもと行われたベルギーGP決勝レースは、結局ポールポジションからスタートしたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンが最後まで危なげなくレースをコントロール。
みごとなポールTOウィンで自身通算14回目の勝利を記録した。
バトンの優勝は今季開幕戦のオーストラリアGP以来、ポールTOウィンは2009年ブラウンGP時代のモナコ以来となる。
そのバトンが楽勝になったのもすべてはオープニングラップの1コーナー(ラ・スルス)でのアクシデントによるものだった。
最初の原因を作ったのはロータスのグロージャンとみられ、派手なライン変更によりハミルトン(マクラーレン)とタイヤ同士が接触、フォーミュラ・カーの宿命でマシンは大きく宙を舞い、ランキング首位のアロンソ(フェラーリ)を始め多くのマシンを巻き込んだ。
それは小林可夢偉(ザウバー)も例外でなく、少々出遅れたスタートのせいかフロントロウからのスタートでさえ事故に巻き込まれる悲運となった。
2位はベッテル(レッドブル)、3位ライコネン(ロータス)、4位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、5位マッサ(フェラーリ)、6位ウェバー(レッドブル)、7位シューマッハ(メルセデスAMG)、8位ベルニュ(トロ・ロッソ)、9位リカルド(トロ・ロッソ)、そして10位がディ・レスタ(フォース・インディア)だった。
以下ロズベルグ(メルセデスAMG)、セナ(ウィリアムズ)、小林可夢偉(ザウバー)、ペトロフ(ケータハム)、グロック(マルシア)、ピック(マルシア)、コバライネン(ケータハム)、デ・ラ・ロサ(HRT)までが完走。
リタイヤはカーティケヤン(HRT)、マルドナド(ウィリアムズ)、ペレス(ザウバー)、アロンソ(フェラーリ)、ハミルトン(マクラーレン)、グロージャン(ロータス)。
なお明らかに早いスタートを切ったマルドナド(ウィリアムズ)にはジャンプスタート(日本で言うフライング)の判定。
またオープニングラップでの事故原因を作ったとみられるグロージャン(ロータス)、危険なピット・エントリーをしたシューマッハ(メルセデスAMG)らは別途レース後審議対象になることが発表されている。
| 固定リンク