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2012/09/23

シンガポールグランプリ、ピットストップは2~3回

(C)Pirelli Motorsport
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2012年9月22日、シンガポール

シンガポールグランプリ予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンが、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤを使用して今季5度目のポールポジションを獲得しました。今週末のグランプリ用には、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトタイヤが選択されています。ハミルトンのポールタイムは1分46秒362で、2番手となったウィリアムズのパストール・マルドナードのタイムより0.5秒近く速いものでした。シンガポールグランプリでは、過去4回のうち3回がポールポジションからの優勝となっているため、低速でツイスティなマリーナベイ・サーキットにおいて、予選は非常に重要です。また、今シーズンの過去4戦は、いずれもポール・トゥ・ウィンという結果になっています。

予想通り、気温28℃、湿度72%の高温で高湿度のコンディションの下、予選が行われました。Q1では、大半のドライバーがP Zeroイエロー・ソフトタイヤでセッションを開始しました。マルシャ、HRT、ケータハムのみがP Zeroレッド・スーパーソフトでスタートしました。ロータスのキミ・ライコネンが、上位勢では最初にスーパーソフトへ交換しました。2つのコンパウンド間の性能差(ラップあたり1.5秒以上)が大きかったため、Q1が終了するまで、どのトップチームも、ソフトタイヤでQ2進出を確信することができない状況でした。ロータスのロマン・グロージャンが、スーパーソフトでQ1の最速タイムを記録しました。一方、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、ソフトタイヤを使用したドライバー中で最高順位の4番手タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

Q2では、全ドライバーがスーパーソフトでセッションを開始し、ルイス・ハミルトンがセッション前半にスーパーソフトを使用したわずか1回のアタックで最速タイムを記録しました。

Q3では、メルセデスの両ドライバーがP Zeroイエロー・ソフトタイヤでコースに出ましたが、タイム計測を行いませんでした。このため、彼らは、決勝スタート時に装着するコンパウンドを選択することができます。その他のドライバーは、全員スーパーソフトタイヤを使用し、ハミルトン、バトン、ベッテルは2回のアタックを行いました。ハミルトンは、1回目のアタックで通算24回目のポールポジションを確実にするタイムをたたき出しました。一方、マルドナードは、セッション終了直前、見事に2番手タイムを記録しました。

ベッテルは、最終フリー走行(FP3)で最速タイムを記録し、シンガポールグランプリの全フリー走行セッションでトップタイムを記録しました。FP3において、ベッテルは、ソフトでの最速タイム、スーパーソフトでの最速タイムを記録し、スーパーソフトでの最速タイムは、ソフトの最速タイムより1.6秒速い1分47秒947でした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「通常とは異なり、シンガポールでは路面温度が気温よりも低くなることがあります。したがって、ドライバーにとって、予選のセッションが進むにつれて路面が改善されていく中、タイヤを効果的に温め、即座にタイヤから最大限の性能を引き出すことが重要でした。決勝では、2ストップが主流になると思われますが、3ストップを試すチームも現れそうです。スーパーソフトには大きなスピードのアドバンテージがあるので、各チームは、特にスーパーソフトをケアしていました。決勝用に新品のスーパーソフトを温存できるように、中古を使用する場面も見られました。

しかし、過去には、革新的なタイヤ戦略を使用して、トップ10外からの表彰台獲得を可能にした例があります。シンガポールでの戦略的な可能性は広範であり、タイヤマネージメントが間違いなく鍵となります」

公式予選トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン 1分46秒362 スーパーソフト
マルドナード 1分46秒804 スーパーソフト
ベッテル 1分46秒905 スーパーソフト
バトン 1分46秒939 スーパーソフト
アロンソ 1分47秒216 スーパーソフト
ディ・レスタ 1分47秒241 スーパーソフト
ウェバー 1分47秒475 スーパーソフト
グロージャン 1分47秒788 スーパーソフト
シューマッハ タイムなし ソフト
ロズベルグ タイムなし ソフト

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