ピレリタイヤ首脳、「不満言うならマシンくれ!」
Paul Hembery (C)Pirelli Motorsport
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今シーズンのF1の戦いを面白くしている要因の一つに、現在独占供給されるピレリタイヤの安定のなさが指摘されているが、こうした批判に対しピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは次のように反発した。
「みんなタイヤに非難の矛先を向けているようだが、その原因にはタイヤ開発に適したマシンが残念ながらわれわれに与えられていないという現実がある。
もう一度明確にしておくが、われわれがテストに使えるマシンは去年が2009年型の『トヨタTF109』、今年が2010年型の『ルノーR30』なんだ。
せっかく最新のタイヤを開発してテストしても、2年も前のマシンではまったく異なる動きをすることがあるんだよ。
こんな状態で開発を強いられても、年々最新鋭マシンとのギャップは開くばかりだ」
同氏の指摘は十分に理解できることだが、しかしブリヂストンタイヤの時代にはこうした問題は表面化しなかったのが現実だ。
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