オーバーテイク増えてもやはり予選グリッド
Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンのF1はDRS(可変リヤウィング)による後続車のスピードアップによりオーバーテイクのシーンが大幅に増加したとされる。
しかしこれまで行われた11戦を集計したところ、やはりフロントロウ、同じくポールポジションからの優勝比率がむしろ高くなっていることがわかった。
それによればこの10年間のポールポジションからの優勝は平均で52%、しかし今年の平均は55%とこれを上回っている。
またフロントロウからの優勝も、10年の平均が75%であるのに対し今年の平均は82%と大きく上回っていることがわかった。
詰まるところ、後続集団でのバトルではDRSの効果が大きいものの、ほんとうに速いマシンはこれと関係なく逃げている訳で、優勝争いには直接効果を発揮していないことになる。
またそれ以上に今年はピレリのタイヤ管理が難しく、上位チームでさえこれに頭を悩ませているのが特徴ということだ。
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