ピレリタイヤ、ハンガリーの高温に適応
(C)Pirelli Motorsport
拡大します
2012年7月28日、ブダペスト
P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトが選択されているハンガリーグランプリの予選は、気温30℃、路面温度45℃のコンディションで始まりました。今シーズンで最も高温の気候の中、マクラーレンのルイス・ハミルトンが予選を席巻しました。彼は、全てのセッションで最速をマークし、2位に0.4秒差をつけて、マクラーレンのチーム150回目となるポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、今シーズン3回目のポール獲得で、金曜日の両フリー走行のセッションでも最速タイムを記録していました。
温度が上昇したQ1では、ケータハム、HRT、マルシャ以外の全チームがミディアムタイヤでスタートし、路面が改善された終盤、大半のドライバーがソフトタイヤへ交換しました。ロータスの両ドライバー、ロマン・グロージャンとキミ・ライコネンは、セッションの最後までミディアムタイヤで走行しました。ハミルトンは、セッション中盤にミディアムタイヤで最速タイムを記録し、彼もまたソフトタイヤを使用しませんでした。
Q2に進出した17台は、全てソフトタイヤでスタートしました。ここでもハミルトンが最速タイムを記録し、ウィリアムズのブルーノ・セナは、今シーズン初めてQ3進出を果たしました。メルセデスのニコ・ロズベルグとザウバーのセルジオ・ペレスは、全く同一のタイムを記録しましたが、トップ10に残ることはできませんでした。
Q3では、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがミディアムタイヤでスタートし、他のドライバーたちはソフトタイヤでスタートしました。セッション前半にタイムを記録したのはマクラーレンとロータスのみで、他のチームは、セッション終盤に1回のみのアタックを行いました。ポールポジションは、セッション終了間際に決定しました。ハミルトンが記録した2つのタイムは、両タイムともに他を圧倒しました。トップ10ドライバーは、全員ソフトタイヤでタイムを計測したため、決勝ではソフトタイヤでスタートします。
ピレリジャパン・プレスリリース
レッドブルのマーク・ウェバーは、午前中の最終フリー走行で、セッション中盤にソフトタイヤを使用して1分21秒550の最速タイムを記録しました。金曜日午後の雨天を補うべく、各ドライバーがドライ走行を最大限に行うビジーなセッションの中、ハミルトンはソフトタイヤで2番手タイムを記録していました。コンパウンド間の性能差は、昨日より若干大きくなり、ラップあたり約1秒でした。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「ルイス・ハミルトンとマクラーレンによる圧倒的なパフォーマンスを祝福したいと思います。また、我々のかつてのテストドライバー、ロマン・グロージャンがキャリアベストの2番グリッドを獲得したことも素晴らしいことです。予選中の数回のコースオフによって、このサーキットの特徴である埃の量が増えましたが、走行を重ねるごとに路面は大幅に改善しました。Q3では、マクラーレン、ロータス、フォース・インディアが2回のアタックを行い、他のチームは1回のアタックのみという、異なる戦略が見られました。現状では、2ストップ戦略が決勝での主流になると見ていますが、ここでは比較的摩耗率が低いため、1ストップ戦略にトライするドライバーも現れるかもしれません。依然として日曜日には雨のリスクがあります。その場合、決勝の様相が一変してしまう可能性があります」
公式予選トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン 1分20秒953 ソフト
グロージャン 1分21秒366 ソフト
ベッテル 1分21秒416 ソフト
バトン 1分21秒583 ソフト
ライコネン 1分21秒730 ソフト
アロンソ 1分21秒844 ソフト
マッサ 1分21秒900 ソフト
マルドナード 1分21秒939 ソフト
セナ 1分22秒343 ソフト
ヒュルケンベルグ 1分22秒847 ソフト
| 固定リンク
最近のコメント