「引退」を延期か、ペーター・ザウバー氏
小林可夢偉&ペーター・ザウバー (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームの創始者で、現在もなお毎レース一線に立つペーター・ザウバー氏はかねて70歳までには現場を離れる意向を示してきたが、これが撤回されるかも知れない。
これはオーストリア・ザルツブルグの『セアブス・テレビ』が報じたもので、「期日を決めた訳ではないけれど、元気なうちは一生現場に入るのを好むかも知れない」とのことだ。
チームを売却したBMWが突然のF1撤退で、いったん離れた現場に戻ったものの資金的にも人的にも大きな苦労を強いられたザウバー氏はチームの立て直しに傾注、幸いペレスがメキシコから豊富なスポンサー資金を持ち込み、人的にはモニシャ・カルテンボーンさんを運営責任者としてCEOに据えるなど将来への路線を敷いた。
また今季はマレーシアGPであわや優勝というところまで迫るなどチームの戦闘力も確実にアップしていて、とても「テレビでレースを観戦するなんて考えられない」状況のようだ。
なお1943年生まれのザウバー氏は来年の10月に70歳を迎える。
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