« セナ(ウィリアムズ)、「トラフィックがクラッシュの遠因」 | トップページ | フリー走行3回目はベッテル(レッドブル)トップタイム »

2012/06/09

P Zeroソフトとスーパーソフト、カナダで始動 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
拡大します
2012年6月8日、モントリオール

昨年のカナダグランプリは、雨に見舞われました。そして今年は、雨の脅威が、フリー走行における各ドライバーのタイヤ使用に大きな影響を与えました。

今年のレギュレーションにより、各ドライバーは、レース週末の開始時点から、割り当てられた11セットのスリックタイヤ全てを使用することが可能です。モントリオールに雨雲が迫っていたため、各チームは、午前中のフリー走行1回目(FP1)から、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトの両タイヤを使用しました。これは、午後に雨が降ったとしても、十分なデータ収集を確実にするためです。

路面はドライコンディションをキープしていましたが、午後も雨の可能性が高かったため、気温22℃の下、各チームは、フリー走行2回目(FP2)の開始時点からスーパーソフトを使用したロングランを行いました。この目的は、雨の影響を受けた2週間前のモナコのフリー走行では不足気味であった、フルタンク状態でのスーパーソフトの走行データを収集することでした。

FP2は、残り約40分時点で、ウィリアムズのブルーノ・セナがウォールに衝突したため赤旗中断となりました。中断は14分間に及び、いくつかのチームが実行中であったロングランに影響を与えました。午前中のFP1においても、ケータハムのヘイキ・コバライネンによる同様の事故によって、13分間の赤旗中断がありました。これらの事故は、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの難しさを強調しています。

ピレリジャパン・プレスリリース

FP1、FP2の両セッションにおいて、マクラーレンのルイス・ハミルトンが最速でした。ベストタイムは、1分15秒259で、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用してFP2で記録されました。ハミルトンは、2位のアロンソをわずかに上回りました。アロンソは、4回目の走行で、自身のベストタイムをスーパーソフトで記録しました。

P Zeroイエロー・ソフトタイヤによる最速タイムは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルによって記録されました。これは、全体では4位で、ハミルトンより0.272秒遅いタイムでした。メルセデスのミハエル・シューマッハは、ソフトタイヤで自身の最速タイムを記録し、7位という結果でした。FP2におけるトップ10タイムは、わずか0.619秒差の中にあり、あらためて今シーズンの接戦を強調しています。

ハミルトンは、FP1では、残り20分の時点で、ソフトタイヤを使用して1分15秒564の最速タイムを記録しました。これは、スーパーソフトを使用していたベッテルよりわずか0.1秒ほど速いタイムでした。また、ハミルトンのこのタイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグによって記録された昨年のFP1の最速タイムより速いものでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「2週間前のモナコのフリー走行は雨の影響を受けたため、今回も各チームが雨を非常に警戒したのは当然だったと思います。多くのドライバーが、FP1の開始時点からソフトとスーパーソフトを使用していましたが、各マシンがどのような燃料搭載量で走行していたのか不明なので、各チームの相対的なペースを確実に把握することは困難と言えます。我々のデータによると、コンパウンド間の性能差は、ラップあたり0.4-0.7秒程度となっていますが、路面が改善されていきますので、正確な結果は全てのデータを分析後になります。本日の両セッションにおける2回の赤旗中断は、グリップが重要であるこのサーキットの難しさを強調しています。FP2がもう少し続いていたら、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・ウェットタイヤが登場したかもしれません。このレースがいかに予測不可能であるかを物語っています。このような状況下、各チームは、あらゆる不測の事態に対応するため、出来る限り多くの情報を収集したいと考えているでしょう。データ収集のため、明日の午前中は、より多くの走行が見られると思います。また、わずか0.619秒以内にトップ10がひしめいていますので、大接戦の予選になると思います」

今日の数値:
使用タイヤセット数
スーパーソフト 24
ソフト 48
インターミディエイト 0
ウェット 0

コンパウンド毎の合計ラップ数
スーパーソフト 463
ソフト 974
インターミディエイト 0
ウェット 0

コンパウンド毎の最多ラップ数
スーパーソフト 21 (グロージャン、ハミルトン、ライコネン)
ソフト 19 (セナ)
インターミディエイト 0
ウェット 0

今日の豆知識:
ピレリは、これまでにジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2勝を挙げています。1991年のネルソン・ピケによるもの(ピレリにとって、前回のFormula One参戦時の最後の勝利)と昨年のジェンソン・バトンによる勝利です。2名ともにトップ6グリッド外からのスタートで、ピケは8番グリッドから、バトンは7番グリッドからスタートしました。また、昨年のカナダグランプリは、フェラーリのフェルナンド・アロンソがリタイヤした最後のレースとしても知られています。このグランプリ以降、アロンソは、全てのレースでポイントを獲得しています。

|

« セナ(ウィリアムズ)、「トラフィックがクラッシュの遠因」 | トップページ | フリー走行3回目はベッテル(レッドブル)トップタイム »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208283/54918271

この記事へのトラックバック一覧です: P Zeroソフトとスーパーソフト、カナダで始動 (ピレリ):

« セナ(ウィリアムズ)、「トラフィックがクラッシュの遠因」 | トップページ | フリー走行3回目はベッテル(レッドブル)トップタイム »