(C)Pirelli Motorsport
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2012年6月22日、バレンシア
バレンシアで開催されるヨーロッパグランプリで、各チームは、金曜日の2回のフリー走行を行いました。各チームは、シーズン中でもっとも厳しい市街地サーキットでは初めて、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤとP Zeroイエロー・ソフトタイヤの情報を収集しました。
フリー走行2回目(FP2)終了時点で、1秒以内に15台のマシンがひしめいており、今シーズンの接戦を強調しています。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用して、本日の最速タイム 1分39秒334を記録しました。2番手タイムを記録したフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグとの差は、0.131秒でした。トップ5のマシンは異なるチームで構成され、コンマ数秒の僅差となっています。
天候は、この時期としては比較的涼しく、FP2開始時点の気温は24℃で、強いながらも風速が一定でない風が吹いていました。昨年同様、決勝当日のコンディションは、より高い気温になると予測されています。
午前中、各チームはミディアムタイヤのみを使用し、午後、ソフトタイヤも使用しました。通常通り、フリー走行の両セッションは、異なる温度と燃料搭載量での両タイヤの摩耗特性を評価することに焦点が置かれました。モナコ同様、バレンシアではオーバーテイクが難しいため、レース戦略を計算する際にフリー走行で収集する情報は極めて重要になります。
5月に行われたスペイングランプリの勝者であるウィリアムズのパストール・マルドナードは、フリー走行1回目(FP1)で、ミディアムタイヤを使用して、セッションの早い時間帯に1分40秒890の最速タイムを記録しました。このベンチマークは、路面が改善した午後、ソフトタイヤを使用したベッテルによって更新されました。ベッテルは、FP1では2番手タイムを記録していました。
風速の定まらない風が空力に影響を与え、時おりブレーキング時にマシンがロックアップしてタイヤにフラットスポットを作っていましたが、両セッションを通してタイヤに関する問題はありませんでした。
ピレリジャパン・プレスリリース
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