モニシャ・カルテンボーン/ザウバーCEO、チーム株式取得
M.カルテンボーン&小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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16日(水)、ザウバー・チームは同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOが全体の3分の1にあたるチーム株式を取得したことを発表した。
残りについては引き続きペーター・ザウバー代表とチームのグループ関連会社が保有する。
これについてザウバー代表は、「2009年、BMWが突然撤退するという最も苦しい時期に彼女はチーム生き残りのため献身的に仕事をしてくれた。
彼女に株式を持ってもらうことは、チームの連続性を提供する意味で当然の成り行き。
今後できるだけ長くチームの運営にあたって欲しいと思っている」と語った。
インドで生まれたカルテンボーンさんはオーストリアに移住、法律を学び弁護士になると共に同国の国籍を取得。
ザウバー・チームの株主だったフリッツ・カイザー・グループに就職したことからF1に関わることになり、当初チームの法的部門を管理する立場にあったが、大きな変革はBMWが突然F1からの撤退を表明してチームが「放り出された」時。
これを機に取締役となってチーム全体の運営をみる立場になり、現在F1では珍しい女性のCEO(最高経営責任者)としてチームの信頼を得ている。
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