シューマッハ、P Zeroイエロー・ソフトで最速タイム
(C)Pirelli Motorsport
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2012年4月13日、上海
メルセデスGPのミハエル・シューマッハは、中国GPの金曜フリー走行2回目において、ピレリのP Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用して、本日の最速タイムを記録しました。中国GPには、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。
シューマッハの最速タイム 1分35秒973 は 最初のフライングラップで記録され、ソフトコンパウンドのウォームアップの速さが裏付けられました。フリー走行2回目の序盤、大半のドライバーは、ミディアムコンパウンドを使用し、徐々にソフトタイヤへ移行していきました。レッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバー、メルセデスGPのニコ・ロズベルグのみが、P Zeroホワイト・ミディアムでフリー走行2回目を終えています。
シューマッハのラップタイムは、昨年のフリー走行2回目のベンチマークである1分37秒688(2011年型のソフトタイヤで記録)より大幅に速いタイムです。
フリー走行1回目は、変わりやすいコンディションの下で行われました。ドライバーはセットアップ作業を行いながら、主にCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用しました。ケータハムのみが、セッション開始時にCinturatoブルー・ウェットを使用していました。その後、各チームは、路面が乾くにつれて、1時間30分のセッションの残り10分間でスリックコンパウンドへと移行しました。マクラーレンのルイス・ハミルトンが、フリー走行1回目の終了間際、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用して、1分37秒106の最速タイムを記録しました。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「雨の影響を受けたフリー走行1回目では、各チームは、インターミディエイトとスリックタイヤのクロスオーバーポイントを見極める作業を中心に行っていました。もし、週末が雨模様になれば、これが役立つことになるでしょう。その後、午前中できなかったドライ路面でのセットアップ作業、特に、新しいパーツやアップデートをテストするため、非常に慌ただしいフリー走行2回目となりました。結果として、我々は、デグラデーションレベルを明確にするために分析する大量のデータを収集することができました。これまで見た限りではソフトとミディアムの性能差は、ラップあたり0.6秒程度と予測しています。そして、通常のコンディションであれば、2~3回のピットストップになると考えています」
今日の数値:
使用タイヤセット数
ミディアム 53
ソフト 24
インターミディエイト 22
ウェット 2
コンパウンド毎の最多ラップ数
ミディアム 14
ソフト 14
インターミディエイト 8
ウェット 2
今日の豆知識:
現在のピレリのFormula One用タイヤは、中国では約100km走行可能と予想されています。1907年の北京-パリレースで優勝したイターラに装着されたピレリタイヤの中の1つは、14,994kmを交換無しで走破し、その後ミラノまで走行して戻ってきました。このタイヤは、今でもPirelli Foundationで展示されています。
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