国際人権団体、バーレーンGP開催決定に反発
Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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国際人権擁護団体の最大手である『国際人権救援機構』(アムネスティー・インターナショナル)が、このほどFIA(国際自動車連盟)が下したバーレーンGP開催決定の判断について反論する声明を発表した。
FIAはバーレーンの国内情勢の安全について、「新たな脅威は報告されていない」としたが、これについてアムネスティーのスポークスマンは、「2011年、バーレーンGPが安全性の問題から中止された後、かの国の情勢はさらに悪化しているし、国民の正当な抗議活動は催涙ガス等を使う機動隊による弾圧によって鎮圧され続けている。
また警察に抗議した若者に対しては、無慈悲な暴力行為がさらにエスカレートしている」と指摘。
さらに「真の人権改革がないままにバーレーンGPを開催することは、人権危機について世界が見て見ぬ振りをすること」と抗議した。
しかしこれについてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、「事情を把握しないメディアが『問題』を騒いでいるだけで、現実のわれわれには何の問題もない。
バーレーンGPが予定通り開催されればみんながハッピーになる」と豪語した。
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