P Zeroシルバー、マレーシアの厳しいコンディションを克服 (ピレリ)
(C)Pirelli Motorsport
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2012年3月23日、マレーシア
今シーズン初めて、ピレリのP Zeroシルバー・ハードタイヤが登場しました。今日の路面温度が47℃に達した、暑く湿度の高いセパンのコンディションには理想的なタイヤです。
今朝行われたフリー走行1回目では、マクラーレンのルイス・ハミルトンが、P Zeroシルバー・ハードタイヤを使用して1分38秒021の最速タイムを記録しました。天気予報が不確かであったため、多くのドライバーが、フリー走行1回目において、ハードタイヤを使用したロングランを実行しました。ケータハムのヴィタリー・ペトロフとヘイキ・コバライネンのみが、P Zeroホワイト・ミディアムを使用して、それぞれ9周と3周走行しました。
ドライコンディションが続いたフリー走行2回目では、セッションの開始時点から、ハードタイヤとミディアムタイヤの両方を使用するドライバーが見られました。ここでもハミルトンが最速となり、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用して、1分38秒172を記録しました。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「天候状態と粗いトラック路面のため、ここでのデグラデーションは、メルボルンより非常に大きくなります。ハードタイヤは、ロングランで良く持ちこたえていました。しかし、我々は、各タイヤが何周もつか、そして何回のピットストップが必要になるか、という点に関して、より明確な見解を持つために、全てのデータを正確に分析しなければなりません。我々の第一印象では、3ストップ作戦が主流となりそうで、ここまでのコンパウンド間の性能差は、ラップあたり0.5秒程度です。しかし、レース前に路面はもっと改善されるでしょう。今日のセッションは、ロングランを実行したチームにとって非常に重要でした。これにより、チームは、コンパウンド間のクロスオーバーポイントを見極め、レースでのタイヤ戦略を決定できるでしょう」
今日の数値:
使用タイヤセット数 ハード 53 ミディアム 25 インターミディエイト 0 ウェット 0
コンパウンド毎の最多ラップ数 ハード 15 ミディアム 15 インターミディエイト 0 ウェット 0
今日の豆知識:
これは、各タイヤの相対的な軟らかさを示す数値ですが、今年変更が加えられていないスーパーソフトをベースとした場合、ソフトタイヤは10%、ミディアムタイヤは25%、ハードタイヤは31%硬くなります。
昨年のタイヤの場合、同じくスーパーソフトをベースとすると、ソフトタイヤは25%、ハードタイヤは70%硬くなっていました。タイヤ戦略の幅を広げるために、コンパウンドの特性がより近づけられていることが示されています。
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