P Zeroホワイト・ミディアムタイヤ、バルセロナで最多の選択
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2012年2月20日、ミラノ
2012年シーズン最初のテストから2週間が経過し、ピレリはバルセロナへ向かいます。バルセロナは、ピレリが今日まで、プライベート、公式両テストにおいて数千kmを走破している、最も走り込んだサーキットです。
しかし、2週間前にヘレスでテストされた、最終的な2012年仕様タイヤがカタロニア・サーキット上を走行するのは初めてになります。このサーキットは、ピレリと同様に、各チームにとっても馴染みの場所です。各チームは、2012年仕様マシン開発の進み具合をジャッジするために、数年間に渡って蓄積されたサーキットのデータを活用することができるでしょう。
ピレリは、2月21~24日に行われる4日間のテストのために、ヘレスへ持ち込んだタイヤセットより73セット多い、合計367セットのタイヤをバルセロナに持ち込む予定です。各チームは、各マシンに割り当てられた年間100セットのテスト用タイヤから、使用したいコンパウンドを選択することができます。ヘレスでのテスト同様、バルセロナにおいても、P Zeroホワイト・ミディアムが最も人気が高く、110セットが選択されています。
ミディアム・コンパウンドは、高い性能レベルと耐久性を保証し、多様な路面状況に対応できるよう設計されています。これは、ピレリが今シーズン開幕3戦に、ソフトタイヤ(オーストラリアと中国)、ハードタイヤ(マレーシア)とともにミディアムタイヤを選択した理由の一つです。
P Zeroイエロー・ソフトが、次に人気が高く、82セットがバルセロナへ持ち込まれます。また、ピレリは、P Zeroシルバー・ハードを69セット、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・ウェットをそれぞれ36セット、そしてヘレスではどのチームも選択しなかったため今回がデビューとなる、P Zeroレッド・スーパーソフトを34セット持ち込む予定です。
明日から始まる2回目の公式テスト地となった、全長4.65kmのカタロニア・サーキットは、長いストレートと様々なコーナーがあり、広範囲のパラメータを評価する理想的な場所と言えます。昨年、バルセロナでの冬のテストは寒さに見舞われました。寒冷な気候状態は、タイヤの動作に大きな影響を与えます。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「誰もが、今週のバルセロナが暖かく安定したコンディションであることを望んでいるでしょう。ヘレスでは気温が低かったにも関わらず、最初のテストで得られたメッセージは、非常にポジティブなものでした。ドライバーたちは、2012年のレギュレーション用に設計された、新しいタイヤのウォームアップ、性能、耐久性に満足していました。バルセロナは、ヘレスとは非常に異なるタイプのサーキットです。トップスピードの速さのため、タイヤ全体への負荷が大きく、右回りのコーナーが多いため、特に左フロントタイヤに大きな負荷がかかります。ここでも、各チームの重点は開発に置かれています。彼らは、2012年型マシンのラーニングカーブを加速し、シャーシと新型タイヤの相互作用を評価するでしょう」
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