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2012年2月

2012/02/29

鈴鹿サーキット、2013年のF1日本GP開催を正式発表

鈴鹿サーキット (C)Mobility Land
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29日(水)、鈴鹿サーキットを運営する(株)モビリティランドが、2013年のF1日本グランプリを当地で開催することを正式発表した。

鈴鹿サーキットで昨年3月、それまでの3年契約を1年延長するかたちで2012年の開催契約を発表したが、今回はまたさらに1年延長する形で契約がまとまったもの。

なお2012年の日本GPは10月7日(日)に予定されているが、2013年の日程はまだ決まっていない。

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リカルド・パトレーゼ氏、「フェラーリはイタリア人起用すべき」

Riccardo Patrese (C)Honda Racing
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決勝レース出走通算256回を数え、鉄人と呼ばれたリカルド・パトレーゼ氏(57歳:イタリア)が、グリッドからイタリア人ドライバーが消えた今年のF1を自身のサイトで憂えている。

「イタリア人が一人もいないF1なんて信じられないよ。
どうしてこんなことになってしまったのか、僕にはまったく理由がわからない。
F1にフェラーリ・チームの存在は重要なものだけど、同時にイタリア人も必要だ。
できればフェラーリが若いイタリア人を起用して、それを叶えて欲しいものだね」

パトレーゼ氏はマッサ(ブラジル)の後任としてイタリア人の起用を希望しているようだ。
なお、アロウズやブラバム、ウィリアムズ等多くのチームを渡り歩いた同氏だが、結局自分自身は跳ね馬加入の夢を果たすことはなかった。

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フェラーリ・チーム、今年も苦戦?

Ferrari 『F2012』 (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームがタイトル奪還に向け満を持して開発した筈の『F2012』だが、ここまでのところその戦闘力にあまり高い評価はされていない。
さらにここに来て最終テストの日程変更もFIAに拒否されたことから、早くも周囲からは今シーズンの苦戦が予想されているようだ。

しかしこうした報道について同チームのフェルナンド・アロンソは、「まだシーズン前テストも終わっていない段階から『F2012』が失敗作と決め付けるのはどうなんだい。
今の時期にどのマシンが1番でどのマシンが9番なのか、正確に評価できる人がいたら、ぜひともお目に掛かりたいものだね。
われわれの新型車はこれまでより格段に革新的にしたからこそ、最初の熟成に時間が必要ということ。
このアグレッシブな姿勢をきちんと理解して欲しいものだ」と、この元チャンピオンはチームの主要なスポンサーである『サンタンデル』のイベントで主張した。

これまでのところ同チームの『F2012』は総合タイムでヘレスでは全体の4番手、バルセロナでは同じく7番手に留まっている。

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デイトナ炎上 ファン・モントーヤ奇跡の生還

雨により月曜日夜に遅れて行われた米NASCAR第1戦デイトナ500決勝レース中、コース上を走行中のジェット・ドライヤーにスピンしたマシンが激突するアクシデントが発生した。

アクシデントは両車が炎上する惨事となったが、マシンをドライブしていた元ウィリアムズやマクラーレンのF1ドライバーであるファン・モントーヤ(36歳:コロンビア)は無事救出されたとのこと。

詳細ニュースはこちら

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レッドブル&フェラーリのテスト延期計画をFIAが拒否

Ferrari Test Scene (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシング&フェラーリ・チームは、3月1日(木)から4日(日)まで行われる最後のバルセロナ合同テストについて、共に1日日程をずらして2日から5日にする方針を示していたが、FIA(国際自動車連盟)がこれを却下したことがわかった。

FIAはこれについてコメントしていないが、フェラーリ・チームによれば「レギュレーション解釈の問題」とのこと。
これにより、両チーム共に本来のスケジュールである1日-4日に戻る。
またこれに便乗すると噂されていたロータス・チームのテスト日程変更も白紙に戻ることになる。

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2012/02/28

マルシアF1、クラッシュテスト不合格で大ピンチに

 Marussia F1 Logo (C)Marussia F1 Team

HRT(前ヒスパニア・レーシング)がすべてのクラッシュテストを終えた一方で、ライバルのマルシアF1チーム(前ヴァージン・レーシング)のほうはまだ最終的にこれをクリアしていないことがわかった。

これまでのレギュレーションでは開幕戦までにクラッシュテストを終えればOKだったが、今年の規則ではテストすら許されないことになっている。
このため、当初バルセロナ合同テストには参加したい、と言っていた同チーム最初のテストはさらに遅延。
いまの状況では来週行われるシーズン前最後のテストにもその参加が危ぶまれていて、最悪の場合3月16日のメルボルンが同チーム『MR01』(仮称)のぶっつけ本番ということになりかねない様相だ。

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フランク・ウィリアムズ氏、エイドリアン・ニューイ氏に未練

Frank Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの創設者で、現在は会長職にあるフランク・ウィリアムズ氏(69歳:イギリス)が英国の『F1レーシング』で過去を述懐、エイドリアン・ニューイ氏への未練(?)を語った。

当時新進気鋭のエアロダイナミックス・デザイナーとして1990年にウィリアムズ・チームに加入したニューイ氏は、6年間で4回のタイトル獲得をもたらすなどその鬼才ぶりを発揮。
しかし1997年シーズン半ばにマクラーレン・チームへと移籍した。
ウィリアムズ氏によれば、当時ニューイ氏からチームの経営にも参画したいとの申し出があったもののこれを断ったことが離脱の原因になったのだという。

ウィリアムズ氏は「私の判断ミスだった。
あの時彼をチームに留めていれば……」と悔やんだが、覆水盆に返らず。
ニューイ氏が離脱した1997年にもチームはその「遺産」でタイトル獲得を果たしたが、その後は現在に至るまでタイトルから遠ざかったまま。
一方そのニューイ氏は現在レッドブル・レーシングで連続タイトル獲得に貢献している。

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ヴァン・デル・ガルデ、ケータハムからGP2シリーズ参戦

Giedo van der Garde (C)Ex.Super Aguri F1
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今季ケータハムF1のリザーブドライバーに指名されているオランダのギド・ヴァン・デル・ガルデ(26歳)が、同時に傘下のケータハム・レーシングから今シーズンのGP2シリーズに参戦することが決まった。

これまですでに同シリーズに参戦経験を持つヴァン・デル・ガルデは、「GP2はほとんどF1とレースを共にしていて得るものは大きいしスケジュール的にも不都合がない。
万全の体制で出るからにはタイトル獲得を目指したい」と、意欲をみせた。

ちなみに同選手はかつてスーパー・アグリF1との間で契約上のトラブルで揉めたことがある。
なおチームメイトはロドルフォ・ゴンザレス(24歳:ベネズエラ)になる。

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FIA(国際自動車連盟)、メルセデス・エンジンの策封じる

Mercedes 『W03』 (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)が今年のF1で使用する共通ECU(エンジン・コントロール・ユニット)を改善したことがわかったが、その原因を作ったのはメルセデス・エンジンだったということだ。

これはメルセデスの地元ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによればメルセデスは現行ECUのソフトウェアに、ブロウン・ディフューザー効果を高める抜け穴を見出したとのこと。
そしてこれを知ったFIAが直ちに改善された新しいECUを開発しメルセデスの策を封じたのだという。

ただ他チームの関係者によればメルセデスのこの策はエンジンに負担をかけると共に燃費も悪化するので元々ベストとは言えない方策だったと指摘されている。

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2012/02/27

シューマッハとの契約延長望むのはチームのほう

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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2010年のF1復帰以来、共に蜜月関係にあるとみられるミハエル・シューマッハ(43歳:ドイツ)とメルセデスAMGペトロナスF1チームの関係だが、このほど伝えられた契約更新の噂はシューマッハの側でなくチームのほうからもたらせられたものであるようだ。

ドイツの有力紙『ビルト』が報じるところによれば、当初2010年に両者で交わされた契約は2012年末までの3年間。
今回これをさらに2年間延長するというものだが、これはチーム側が呈示したもので、これに対しシューマッハ本人がまだ了承していないのだという。

シューマッハはメディアの取材に対し、「いずれにせよ今年中に決断しなければならない」としているものの、その最大の要素は今年のマシン『W03』の戦闘力次第ということになるだろう。

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キミ・ライコネン(ロータス)、「トラブルは士気に影響せず」

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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シーズン前最初となったヘレス合同テストの初日いきなりトップタイムを記録するなど強い印象を与えたキミ・ライコネン(ロータス)だったが、その後マシンに深刻なトラブルが確認されてテストすら出来ず仕舞い。
チームは一転苦しい状況に追い込まれている。

こうした状況について、しかしこの2007年シーズンのF1チャンピオンは、「(マシンのトラブルで)モチベーションが落ちていないかと心配してくれる向きが多いけれど、全然そんなことはないね。
レーシングドライバーというものは、たとえ良い成績が残せなくてもマシンが上昇傾向にあり、ドライビングに集中できていればそれで満足できるものなんだ。
フェラーリでの最後の年は、そういう部分で欠けていたんだね。
しかし今はまったく異なる状況。
ロータスはみんなが上を目指していて、誰も後なんか見ていないんだよ」と、チーム全体の士気が衰えていないことを強調した。

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小林可夢偉(ザウバー)、最速タイムにも浮かれず

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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先週行われたバルセロナ合同テストで、4日間を通じての最速タイムを記録したザウバー・チームの小林可夢偉にメディアの注目が集まったが、当人は極めて冷静にこれを受け止めているようだ。

「それは確かに遅いよりは速いほうが気分はいいけれど、これはあくまでもテストだから。
今回のタイムがそれぞれのチームの力を表しているという訳ではないからね。
レッドブルだってマクラーレンだって、今回のタイム以上に速いことはわかってる。
それよりうれしいのは新型車の信頼性が高いことさ。
エクゾースト関連のトラブルに見舞われただけで、大きな障害はなくここまで走れている。
今の時期、これは大きいよ。
とりわけシーズンの序盤、ポイントを獲得するためにはまずきちんとレースを走り切ることが大切なんだ」

テスト最終日の小林可夢偉は、ベストタイムを出しただけでなく全体でも最多となる145ラップもの周回をしている。

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メルセデスAMG代表、シューマッハとの契約更新否定

M.Schumacher & R.Brawn (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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メルセデスAMGとミハエル・シューマッハとの契約は今シーズン末までと推定されるが、この契約を更新することで合意したと一部ドイツ・メディアにより伝えられた。
しかしこれについて同チームのロス・ブラウン代表はそうした事実を否定している。

「シューマッハはわれわれが期待した通りのパフォーマンスをみせているし、関係もうまくいっている。
来季もまた一緒にやれればいいと考えてはいるがまだ契約更新したという事実はない。
その前にまず今シーズン、さらに戦闘力レベルを引き上げることが必要で、そのためにお互い全力を投入することが最優先だ」

7度のタイトルを獲得したグレート・ドライバーも今年すでに43歳。
誰よりもシューマッハ自身が「結果」を求めていることだろう。

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2012/02/26

バルセロナ合同テスト総合結果ベスト10(2/21-24)

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'22.312 145
2 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'22.391 106
3 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'22.608 112
4 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'22.648 85
5 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'22.891 104
6 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'23.119 101
7 F.アロンソ ESP Ferrari 1'23.180 87
8 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'23.200 115
9 M.シューマッハ GER Mercedes 1'23.384 127
10 F.マッサ BRA Ferrari 1'23.563 103

   * 集計は非公式です

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FIA(国際自動車連盟)、ECUの管理をさらに強化へ

Factory Image (C)Renault F1 UK
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F1では現在不当なエンジン・コントロールを防ぐため統一のECU(エンジン・コントロール・ユニット)の使用を義務付けているが、昨年話題になった故意によるミスファイヤ等への対策としてFIA(国際自動車連盟)はさらなる管理強化へ動き出した模様だ。

とりわけルノー・エンジン等で噂された排気のコントロールは、国際放送でも明らかに他のエンジンとは違う異質なサウンドが確認されていて、他チーム関係者からは疑問の声が繰り返し投げ掛けられていた。

FIAの担当者は「これによりエンジンマッピングの抜け穴はなくなる」としているが、F1テクノロジーの歴史は常にレギュレーションとのいたちごっこの繰り返しだ。

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HRT、新型車のクラッシュテストをすべてクリア

Hispania 『F111』 (C)HRT
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まだ今季のマシンをお披露目していないHRT(前ヒスパニア・レーシング)だが、FIA(国際自動車連盟)による新型車『F112』(仮称)のクラッシュテストをすべてクリアしたことがわかった。

同チームでは本来今回行われたバルセロナ合同テストに新型車で参加する予定だったものの、二つのテストで不合格となり規定によりテストに参加することが叶わなかったもの。

ただマシン製作の関係で、3月1日(木)からのシーズン前最終テストに初日から参加できるかはまだ不透明。
場合によっては2日間程度になる可能性もあるということだ。
シーズン開幕は3月16日に迫っている。

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ロータス・チームのトラブルはサスペンション基部?

Lotus Renault 『E20』 (C)Lotus Team
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突然のテスト打ち切りから、その後はすべての日程をキャンセルする大事に見舞われたロータス・チーム(前ルノー・チーム)だが、ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌はこのトラブルがシャシーそのものというよりはフロント・サスペンションのマウント部にあると報じている。

またこれが設計上の問題に原因があり、個体差ではないことからヘレス合同テストで使ったシャシーに戻して走行させることも不可能。
さらにそもそもキミ・ライコネンが初めて1号車をドライブした時にも違和感を訴えていたとも伝えている。

チーム側はこうした報道について依然一切のコメントを避けたままだ。
ただ3月の最終テストには修復を終えて復帰する見通しという。

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2012/02/25

F1チーム、バルセロナで全種類のピレリP Zeroタイヤを試す

(C)Pirelli Motorsport
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2012年2月24日、バルセロナ

今年初めて、F1の各チームは、ピレリの全種類の2012年型スリックタイヤ(P Zeroシルバー・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム、P Zeroイエロー・ソフト、P Zeroレッド・スーパーソフト)をバルセロナで試しました。

ドライバーによる総ラップ数は3697周、距離に換算すると17,207kmになります。

今年2回目のテストにおいて、大半のチームは、熟知したサーキット上での2012年型マシンと全種類のピレリタイヤの相互作用を検証し、マシンの開発カーブを加速しました。多くのドライバーは、全種類のピレリタイヤを使用してレースシミュレーションを行いました。特に、開幕3戦で選択されているミディアムタイヤ(オーストラリアと中国ではソフトタイヤと、マレーシアではハードタイヤとの組み合わせ)を使用して、 多くの作業が行われました。

スペインGPの開催地であるカタロニア・サーキットでの4日間のテストは、午前中、かなり低い気温に見舞われたため、各チームは、適正データの大量取得が難しい状況でした。午後は、タイヤの作動領域に適した暖かいコンディションとなり、ピレリと各チームは、いくつかの有益なデータを取得し、タイヤの動作を確認することが出来ました。雨は降らなかったため、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤのテスト機会はありませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ロータス・チームも最終テスト延長日程に加わる方向

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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3月1日(木)から始まるシーズン前最後のテストについて、レッドブル&フェラーリ両チームが一日日程をずらす方向で他チームとの交渉が行われているが、テスト最終日が延長された場合、ロータス・チーム(前ルノー・チーム)もこれに加わる方向とみられる。

同チームの場合、シャシー面とみられる深刻なトラブルからすでに今週のテストも一日で打ち切っていて、最終テストに掛かるプレッシャーは他チームとは比較にならないほど重大になっている。
これが認められれば、レッドブル&フェラーリ両チームのテストは2日(金)から5日(月)までの4日間に、ロータス・チームは1日(木)から5日(月)まで5日間テストが行われることになりそうだ。

ちなみに同チームから今季F1復帰を果たすキミ・ライコネンはまだ2日間しかテストができていない。

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通算最速タイムの小林可夢偉(ザウバー)、「いいテストだった」

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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21日(火)から4日間に渡って行われたバルセロナ合同テストを、通算でもトップとなるベストタイムで最終日を締めくくったザウバー・チームの小林可夢偉は、「いいテストになった」と満足気にその印象を語った。

「とにかくたくさんの距離を走ってさまざせまなことを試し、多くのデータを収集することができた。
加えて午前に行ったセットアップの変更が好タイムにもつながったので、いくらテストとはいえトップというのは励みになるものだからね。
内容にも結果にも満足しているよ。
タイヤや燃料の変化などだいぶ理解することができたけれど、それでもまだ開幕戦までにやらなきゃならないことは多い」

またテストの責任者であるジャンパオロ・ダラーラ氏は、「午前のセッションでは空力やサスペンションなどいくつかのセットアップを試したあと、予選を想定したクイックラップをやったんだ。
予選はわれわれにとって弱点の一つでもあったんだが、可夢偉はとてもいいタイムをマークしてくれた。
もちろん今の段階でタイムの比較は意味を持つものではないが、励みにはなる。
午後は他チーム同様、決勝レースを想定したロングランを行った。
とてもポジティブなテストになったよ」と説明している。

この日小林はトータル実に145ラップを周回、これは4日間すべてを通じても全選手中最多となるものだ。

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小林可夢偉、バルセロナ合同テスト最速で締めくくる

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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4日間に渡って行われたシーズン前2度目となるバルセロナ合同テストを、トップタイムで締めくくったのはザウバー・チームの小林可夢偉だった。
もちろんピレリのソフトタイヤを装着して叩き出したそのベストタイム1'22.312は、前日までの最高タイムを僅差の0.079秒短縮というものながら、通算でも堂々のベストとなるものだ。
多くのドライバーがレース・ディスタンスを念頭に置いたロングランを行なう中、小林のタイムは午前のセッション最後にマークしたものだが、その後の他車のアタックに脅かされながらも最後までタイミングモニターのトップから落ちることはなかった。

2番手は前日トップのマルドナド(ウィリアムズ)で小林とは0.249秒差。
以下3番手のディ・レスタ(フォース・インディア)からバトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、そして8番手のロズベルグ(メルセデスAMG)まですべて1分23秒台にタイムを揃えた。
コバライネンのケータハムF1は唯一1分26秒台だったが、電気系のトラブルからエンジン交換を余儀なくされたという理由もあった。
最後尾は2011年型車を持ち込んだマルシア(前ヴァージン)で、サスペンション・トラブルから1周すらできずに終えている。

なおこの日は3回に渡って赤旗中断となったが、その1回目はディ・レスタのコースアウト、2回目は小林可夢偉、そして3回目がバトンでこちらはいずれもロングラン中のガス欠によるものだった。

次回はいよいよシーズン前最後となるバルセロナ合同テストで3月1日にスタートする予定。

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バルセロナ合同テスト最終日 小林可夢偉最速!(2/24)

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'22.312 145
2 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'22.561 134
3 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'23.119 101
4 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'23.200 115
5 F.マッサ BRA Ferrari 1'23.563 103
6 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'23.774 85
7 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'23.792 92
8 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'23.843 139
9 H.コバライネン FIN Caterham Renault 1'26.968 70
10 C.ピク FRA Marussia Cosworth -------- --

   * 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
   * 2012 TestTime : 1'22.391 P.マルドナド/Williams Renault (2/22)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2012/02/24

小林可夢偉(ザウバー)、「ヘレスより進歩してる」

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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バルセロナ合同テストでは初めてのドライブとなった23日(木)の走行を終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、「ヘレスのときより進歩している」と、手応えをみせた。

「ここバルセロナで『C31』を走らせるのは今日が初めてだったけど、とてもいい感触だったよ。
一日を通じて大きなトラブルもなかったし、着実に開発プログラムを進めることができた。
ヘレスでドライブした時よりも確実にマシンは進歩していると感じたね。
でももちろんまだまだやらなきゃならないことはたくさんあるので、明日も精力的に走ってデータを集めたい」

またジャンパオロ・ダラーラ/トラックエンジニアリング責任者も、「今日、可夢偉は約100ラップを周回したが、その中でタイヤや空力パーツの確認、またサスペンションなど多くの仕事をしてもらった。
今日はチームにとってもまたドライバーにとっても収穫の多い実りあるものだったと思うよ」と、この日を振り返った。

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レッドブル&フェラーリ、最終テストの予定変更か

Christian C.Horner (C)Redbull Racing
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F1のシーズン前テストは現在行われている合同テストの後は、いよいよ3月1日(木)から4日(日)に掛けてのバルセロナ合同テストが最終となる。
しかしここに来てレッドブル&フェラーリの両チームから日程変更という噂が流れて注目を集めている。

それによれば両チームはいずれもこれを一日ずらし、2日(金)から5日(月)に変更するというもの。
これについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「単にロジスティック(物流)の関係で決めただけで大きな理由はない」と説明しているが、本音は本番ギリギリまで準備を整えることを考慮したためと推察されている。

2012年の開幕戦オーストラリアGPは翌週末、16日(金)からプログラムがスタートする。

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マルドナド(ウィリアムズ)最速タイム、可夢偉3番手

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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23日(木)、第3日目を迎えたバルセロナ合同テストは、多くのチームで前半とドライバーが交代して行われた。

この日トップタイムを記録したのはルノー・エンジンを搭載したウィリアムズのマルドナドで、午前にマークしたそのタイム1'22.391は前日ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)が記録したものをさらにコンマ2秒ほど短縮するもの。
マルドナドは「予定していたプログラムを問題なくすべて終えることができ、良い一日になった。
マシンは着実に進歩していて、すべてが正しい方向に進んでいる」と、好感触のコメント。

2番手はメルセデスGPのシューマッハだったが、タイヤの違いはあるにせよマルドナドとのタイム差はほぼ1秒という大きなものだった。
以下、小林可夢偉(ザウバー)、バトン(マクラーレン)までが同じ1分23秒台。
バトンは10ラップほどの短い周回でしばしばガレージに戻って作業を行っていた。
フェラーリのマッサ、またレッドブルのウェバーもコース上でストップする場面がみられたが、いずれも深刻なものではないようだ。

マルシアF1(前ヴァージン)のグロックはテスト初登場。
ケータハムのペトロフを上回った。
なおロータス・ルノーは既報の通り今日もテスト不参加となった。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム(2/23)

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'22.391 106
2 M.シューマッハ GER Mercedes 1'23.384 127
3 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'23.582 99
4 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'23.918 114
5 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'24.433 78
6 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'24.771 97
7 F.アロンソ ESP Ferrari 1'24.771 84
8 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'25.646 83
9 T.グロック GER Marussia Cosworth 1'26.173 108
10 V.ペトロフ RUS Caterham Renault 1'26.448 70

   * 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
   * 2012 TestTime : 1'22.608 N.ヒュルケンバーグ/Force India Mercedes (2/22)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2012/02/23

2番手タイムのペレス(ザウバー)、「進歩してる」

Sergio Perez (C)Sauber Motorsport AG
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バルセロナ合同テストで担当の前半2日間を終えたザウバー・チームのセルジオ・ペレスは、「マシンの戦闘力は確実に進歩している」と、その手応えを表現した。

この日ペレスは午後のセッション終盤、エクゾースト関連のトラブルに見舞われて走行時間を失ったものの、ソフトタイヤを装着してのクイックラップではフォース・インディアのニコ・ヒュルケンバーグに次ぐ全体の2番手タイム。
まだタイムは関係ないとはいえ、チームの士気を高めたのは事実だ。

「多少トラブルがあったとはいえ、昨日よりもさらに進歩しているのは間違いない。
確実に必要なデータを収集しているし、開発は正しい方向に進んでいると確信しているね」と、ペレス。

またテストを総括するジャンパオロ・ダラーラ氏も、「今日はとてもポジティブな一日になった。
プログラムに沿ってテストは順調に進んだし、セットアップについても進歩が図られた。
3種類のタイヤすべてを確認したし、燃料の搭載状況についても確かめることができた。
明日からの2日間、可夢偉の手でさらに進化できるよう期待している」と述べた。

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メルセデス『W03』の空力処理に他チームからは疑問の声も

MercedesGP 『W03』 (C)Mercedes Motorsport
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他の多くのライバルからは3週間も遅れ、まさに満を持して発表した形となったメルセデスGPの新型車『W03』については他チームから高い関心を持って迎え入れられている。

とりわけ一部メディアから「フロントノーズの処理は『Wダクト』で極めて秀逸な合法的空力処理」とされたフロントウィングのデザインについて、ドイツの『ディ・ヴェルト』紙はレッドブル・グループのレーシング・アドバイザー、ヘルムート・マルコ博士のコメントとして次のような皮肉な言葉を紹介した。
「このシステムについてすでに称賛する声が聞かれるが、私にはどのように機能させるのか謎でしかないね」

これまでのところ『W03』は初日のシューマッハが全体の11台中6番手、2日目のロズベルグは10台中7番手とその「速さの正体」を明確にしていない。

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ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)が最速タイム

Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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22日(水)、第2日目を迎えたバルセロナ合同テストは、今季サハラ・フォース・インディアのレースドライバーに昇格したニコ・ヒュルケンバーグが、前日ベッテル(レッドブル)の記録したタイムをさらに0.675秒短縮する1'22.608のタイムでトップに立った。

この日は多くのチームでレース・ディスタンスのシミュレーションが行われ100ラップ以上の周回を記録している。
大本命レッドブルのベッテルも例外ではなく、午後のセッションではタイヤ交換のためのピットストップを除き、67ラップもの連続周回をこなしていた。
そうした中、ヒュルケンバーグの最速タイムはピレリのソフトタイヤを装着して記録したもので、2番手に続いたザウバーのペレスも同様だった。
またメルセデスGPのロズベルグはこの日初めて新型車『W03』をドライブ、各部システムの確認をしながらこの日トータル82ラップを周回した。

なお前日シャシーのトラブルが発見されてテストを中止したロータス・チーム(前ルノー・チーム)は心配された通りこの日もテストを回避、残念ながら再びコースにその姿をみせることはなかった。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(2/22)

Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'22.608 112
2 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'22.648 85
3 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'22.891 104
4 F.アロンソ ESP Ferrari 1'23.180 87
5 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'23.639 46
6 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'23.806 121
7 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'24.555 82
8 V.ボタス FRA Williams Renault 1'25.738 117
9 V.ペトロフ RUS Caterham Renault 1'26.605 69
10 C.ピク FRA Marussia Cosworth 1'27.343 108

   * 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
   * 2012 TestTime : 1'23.265 S.ベッテル/RedBull Renault (2/21)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2012/02/22

好調ロータスに大異変 テストは打ち切りに

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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今年のシーズン前最初のテストではいきなりキミ・ライコネンがトップタイムを記録するなどその速さに注目が集まったロータス・ルノーだったが、ここに来て深刻なトラブルに見舞われている。

21日(火)からスタートしたバルセロナ合同テスト、この日ステアリングを握ったテストドライバーのロマン・グロージャン(25歳:フランス)は、しかしわずか7ラップを周回しただけでシャシーの異変を訴えて走行中止に。

マシンを降りたグロージャンは、「クルマが思うように動かないことにすぐ気付いた。
でもこれは2号車だから、明日はヘレスで使った1号車に戻せば問題ない。
メルボルン(開幕戦オーストラリアGP)でトラブルが出るよりも今出し切ったほうがよほどいいよ」と、明るい表情崩さなかったが、2日目以降のテストが行えるか、チームはまだ最終的な判断を下していない。

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ベッテル(レッドブル)最速もロータス・ルノーに異変

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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シーズン前2回目となるバルセロナ合同テストがスタート。
初日の21日(火)は直前に同地でメルセデスGP(今季メルセデスAMGペトロナスF1)の新型車『W03』も正式発表され、さらなる盛り上がりと共に始められた。

この日トップタイムを記録したのは今季も大本命に位置づけられるレッドブル・レーシングのベッテル。
ピレリの新タイヤを試しながらこの日トータル79ラップを周回し、1'23.265のベストタイムを記録してみせた。
多くのマシンが午前のタイムを更新できないというこの日のコンディションの中、2番手にはフォース・インディアのヒュルケンバーグが、また3番手にはマクラーレンのハミルトンとメルセデス・エンジン勢が続いた。
以下、リカルド(トロ・ロッソ)、アロンソ(フェラーリ)、シューマッハ(メルセデスGP)、そしてペレス(ザウバー)までがトップと1秒以内のタイム。

ケータハムF1のコバライネンは一時コース上にストップするなどマシントラブルに見舞われたものの、修復なって最出走を果たした。
一方、深刻なトラブルに見舞われたのがこれまで好調だったロータス・ルノー。
わずか7ラップを周回しただけでマシンを降りたグロージャンは、チームのテスト打ち切りという決定にサーキットから離れるしかなかった。

なお、先に報じられた通りHRTはマシン開発に専念するため今回のテストに参加していない。

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メルセデスGP、バルセロナで新型車『W03』を正式発表

Mercedes 『W03』 (C)Mercedes Motorsports
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すでにテスト画像がスクープされるなどしていたメルセデスGP(今季メルセデスAMGペトロナスF1)の2012年新型車『W03』が、同日から合同テストがスタートするバルセロナ・サーキットで正式にお披露目された。

発表にはシューマッハ&ロズベルグの両レースドライバーに加え、チームのロス・ブラウン代表、そしてメルセデス・モータースポーツからノルベルト・ハウグ副社長らも同席、一同でこの遅れてやって来た期待のマシンを誇らしげにアピールした。
『W03』はこちらも他チームと同様、フロントノーズには大きな段差がみられ今シーズンのレギュレーションのクリアに苦慮したことが窺われる。

ブラウン代表が「昨年の『W02』から確実に進化したもので、われわれの期待に応えてくれる筈」と、自信をみせた新型車はミハエル・シューマッハの手により同日のテストにさっそくその雄姿をみせた。

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バルセロナ合同テスト初日、ベッテルが最速(2/21)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'23.265 79
2 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'23.440 97
3 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'23.590 114
4 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'23.618 76
5 F.アロンソ ESP Ferrari 1'24.100 75
6 M.シューマッハ GER Mercedes 1'24.150 51
7 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'24.219 66
8 B.セナ BRA Williams Renault 1'25.711 97
9 H.コバライネン FIN Caterham Renault 1'26.035 31
10 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'26.809 7
11 C.ピク FRA Marussia Cosworth 1'28.029 121

   * 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2012/02/21

P Zeroホワイト・ミディアムタイヤ、バルセロナで最多の選択

(C)Pirelli Motorsport
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2012年2月20日、ミラノ

2012年シーズン最初のテストから2週間が経過し、ピレリはバルセロナへ向かいます。バルセロナは、ピレリが今日まで、プライベート、公式両テストにおいて数千kmを走破している、最も走り込んだサーキットです。

しかし、2週間前にヘレスでテストされた、最終的な2012年仕様タイヤがカタロニア・サーキット上を走行するのは初めてになります。このサーキットは、ピレリと同様に、各チームにとっても馴染みの場所です。各チームは、2012年仕様マシン開発の進み具合をジャッジするために、数年間に渡って蓄積されたサーキットのデータを活用することができるでしょう。

ピレリは、2月21~24日に行われる4日間のテストのために、ヘレスへ持ち込んだタイヤセットより73セット多い、合計367セットのタイヤをバルセロナに持ち込む予定です。各チームは、各マシンに割り当てられた年間100セットのテスト用タイヤから、使用したいコンパウンドを選択することができます。ヘレスでのテスト同様、バルセロナにおいても、P Zeroホワイト・ミディアムが最も人気が高く、110セットが選択されています。

ミディアム・コンパウンドは、高い性能レベルと耐久性を保証し、多様な路面状況に対応できるよう設計されています。これは、ピレリが今シーズン開幕3戦に、ソフトタイヤ(オーストラリアと中国)、ハードタイヤ(マレーシア)とともにミディアムタイヤを選択した理由の一つです。

P Zeroイエロー・ソフトが、次に人気が高く、82セットがバルセロナへ持ち込まれます。また、ピレリは、P Zeroシルバー・ハードを69セット、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・ウェットをそれぞれ36セット、そしてヘレスではどのチームも選択しなかったため今回がデビューとなる、P Zeroレッド・スーパーソフトを34セット持ち込む予定です。

明日から始まる2回目の公式テスト地となった、全長4.65kmのカタロニア・サーキットは、長いストレートと様々なコーナーがあり、広範囲のパラメータを評価する理想的な場所と言えます。昨年、バルセロナでの冬のテストは寒さに見舞われました。寒冷な気候状態は、タイヤの動作に大きな影響を与えます。

ピレリジャパン・プレスリリース

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英国「緑の党」、バーレーンGP開催の断念を要請

 Green Party logo
昨年の国内騒擾から1年を経たいま、再び混乱が伝えられる中東バーレーンでのグランプリ開催について、イギリスの緑の党は開催を断念するよう主張している。

同党を率いるキャロライン・ルーカス女史によればバーレーン国内では依然として混乱と不当な弾圧が繰り返されていて、平和のイベントであるグランプリを再開させるには時期尚早であるというもの。

ただ、こうした動きについてもグランプリ開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「バーレーンはすでに平和でレースを開催しない理由などない」と、にべもない様子だ。

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トゥルーリ(前ロータス)、それでも「自分の仕事はレース」

Jarno Trulli (C)Lotus Racing
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ケータハムF1(前チーム・ロータス)からの突然の放出を受け、37歳という年令から「再就職」は難しいとみられるヤルノ・トゥルーリ(イタリア)だが、本人はこの状況に「驚いていない」と、冷静な対応をみせている。

「みんなはいろいろ言うけれど、僕自身はこの状況について別に不機嫌な訳ではないよ。
(ケータハムF1のような)小さなチームがお金を必要とする、というのは当然のことなんだ。
十分な経験を持つドライバーを金銭を支払って雇うのか、あるいは資金が持ち込める若いドライバーを雇うのか、どちらがチームにとって有用なのかを判断するのはチームの側にあるんだからね。
それでも僕はレースが仕事だから」と、地元イタリアの『ANSA通信』に語っている。

さらにイタリア人F1ドライバーが今年のグリッドから消えることについて、「イタリアにはハイレベルなドライバーを育成するシステムができてない」と、嘆いた。

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リカルド&ベルニュにレッドブルのプレッシャー

Toro Rosso Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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スクーデリア・トロ・ロッソでは、今季ドライバー・ラインナップを一新、ダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)&ジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)といういずれも新人のフレッシュ・コンビで戦うことを明らかにしている。
若いドライバーにとっては大きなチャンスといえるが、その一方で二人は大いなるプレッシャーにさらされると指摘する向きもある。

それによれば、レッドブルの支援を受けるトロ・ロッソは、レッドブル・グループ全体の若手登竜門と位置づけられていて、若手ドライバーが抜擢される一方で数年で顕著な結果が出せなければ容赦なく交代させられるというもの。

実際、2007年にはビタントニオ・リウッツィ&スコット・スピードが、また昨年もセバスチャン・ブエミ&ハイメ・アルグエルスアリがいずれも放出されている。
ただその一方で現王者セバスチャン・ベッテルはトロ・ロッソを経てレッドブル・レーシングへとみごと「昇格」を果たしているのも事実だ。

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2012/02/20

スターリング・モス氏、「ベッテルはファンジオ級」と絶賛

Mercedes SLR McLaren Stirling Moss (C)McLaren Group
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F1創世記に活躍したスターリング・モス氏が、現在チャンピオンとして君臨するセバスチャン・ベッテルについて「ファンジオにも匹敵する実力の持ち主」と、英『ロイター』で絶賛した。

通算5度のF1チャンピオンに輝く故ファン・マニュエル・ファンジオは、その記録こそミハエル・シューマッハに破られたもののいまだにF1で最高の伝説のドライバーに君臨していることに違いない。
そのファンジオと一時期チームメイト(1955年メルセデス)だった経験を持つモス氏は、「ベッテルが現代のF1においてあのファンジオに匹敵する活躍をみせていることに異議を唱える者はいないだろう。
好成績を挙げていることについて、それだけ優れたマシンに乗っているから、という皮肉な見解を示す輩もいるが、そのこと自体がまたF1ドライバーの能力でもあるのだから」と、自戒の念も込めて語った。

16回の優勝記録を持ちながらも結局念願のタイトル獲得には届かず『無冠の帝王』と称せられたモス氏だが、メルセデスからはその功績を讃え名前を冠したスポーツカーも開発されている。

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小林可夢偉(ザウバー)、公式サイトで「今年はいい状況」

小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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今年も日本人唯一のF1ドライバーとして期待が掛かるザウバー・チームの小林可夢偉が、自身の公式サイトで今年初めてとなる記事を更新、シーズン前最初のテストを終えての感想を書き記している。

それによれば、まだエアロダイナミックスのデータ採りや新しいピレリタイヤとのマッチングを行っていてクイックラップ等は行っておらず、今の段階でタイムは全然意味がないという。
その上で、「僕たちにとっては今年はいい状況になっている」と期待を持たせる感想で締めくくった。

シーズン前2度目となるバルセロナ合同テストは今週21日(火)から当地でスタートする。

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ペトロフ(ケータハムF1)、「お金で決まった訳じゃない」

Vitaly Petrov (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1がすでに発表されていたヤルノ・トゥルーリを代えてまで前ルノー・チームのヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)と契約したことについて、ペトロフが持つロシア資本の影響が大きいと報道されていることについて、当人もまたチームもこれを否定している。

ペトロフは英『スカイスポーツ』の取材に対し、「もちろんチームやマシンについて詳細に検討した結果だ。
クルマ自体にもポテンシャルが感じられたし、今年は「KERS」(運動エネルギー回収システム)も使えるという。
チームは全体がいい雰囲気でさらに発展する手応えを感じたから決めたんだ。
僕の経験をすべてこのチームに託し、一緒に成長していきたいと思っているよ」と、語っている。

またチームの側も、「純粋にペトロフのドライバーとしての能力を評価したもので、資金持込とかはない」としている。

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2012/02/19

マクラーレン・チーム代表、なだらかノーズに自信

McLaren Mercedes 『MP4-27』(C)McLaren Group
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上位チームの中でまだ2012年新型車を正式発表していないメルセデスAMGだが、スクープされた写真ではやはりフロントノーズに大きな段差が確認された。
そうなると、またまた唯一なだらかなフロントノーズを持つマクラーレン・チームの『MP4-27』の処理に注目が集まることになる。

他チームから2012年のレギュレーションに触れているのではないか、との指摘に対し、同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は次のように独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌で反論した。

「われわれはこのレギュレーションについて詳細に検討した結果、段差ノーズにはエアロダイナミックス面での優位が、またなだらかなノーズにはサスペンション・ジオメトリーの面でアドバンテージがあることがわかった。
その結果、われわれは昨年までのデータも活かせる進化型で行こうという結論に達した。
レギュレーションに抵触するのではないかという疑問が生じることも承知しているが、まったく問題はない」と、自信をみせている。

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2012年非公式F1エントリーリスト(2/19)

2012年シーズンF1エントリーリストは以下の通り。
(ケータハムF1のドライバー入替により変更された)
(非公式、チーム名称等は11月時点)

【2012年予想F1エントリーリスト】(2/19)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Red Bull Racing(AUT) Red Bull Racing Renault 1 セバスチャン・ベッテル GER 2 マーク・ウェバー AUS
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) McLaren Mercedes 3 ジェンソン・バトン GBR 4 ルイス・ハミルトン GBR
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 5 フェルナンド・アロンソ ESP 6 フェリッペ・マッサ BRA
Mercedes GP Petronas F1 Team(GER) Mercedes 7 ミハエル・シューマッハ GER 8 ニコ・ロズベルグ GER
Lotus F1 Team(GBR) Lotus Renault 9 キミ・ライコネン POL 10 ロマン・グロージャン FRA
Force India F1 Team(IND) Force India Mercedes 11 ポール・ディ・レスタ GBR 12 ニコ・ヒュルケンバーグ GER
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 14 小林 可夢偉 JPN 15 セルジオ・ペレス MEX
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Ferrari 16 ダニエル・リカルド AUS 17 ジャン・エリック・ベルニュ FRA
AT&T Williams(GBR) Williams Renault 18 パストール・マルドナド VEN 19 ブルーノ・セナ BRA
Caterham F1 Team(MAL) Caterham Renault 20 ヘイキ・コバライネン FIN 21 ヴィタリー・ペトロフ RUS
HRT Racing Team(ESP) HRT TBA 22 ペドロ・デ・ラ・ロサ ESP 23 ナレイン・カーティケヤン IND
Murussia F1 Team(RUS) Murussia Cosworth 24 ティモ・グロック GER 25 シャルル・ピック FRA

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ザウバー・チーム、バイラノで空力テスト

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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F1は今週シーズン前2度目のテストをスペインのバルセロナ・サーキットで行うが、これに先駈けザウバー・チームはイタリアのバイラノ・サーキットでプライベートの空力テストを行った模様だ。

それによればステアリングを握ったのは第3ドライバーであるエステバン・グティエレス(20歳:メキシコ)で、規定によりストレートだけのエアロダイナミックス・テストを行ったとみられる。
(グティエレスは昨年の9月にも同地でテストを行っている)

現在のF1レギュレーションでは公式の合同テスト以外は禁止されているが、直線だけのテストは年間4回まで許されている。

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バリチェッロ(前ウィリアムズ)、「腕より金」憂う

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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2010年以来在籍していたウィリアムズ・チームからの放出を受け、今季はインディカー・シリーズへの転向が濃厚とみられるルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)が、最近のF1の趨勢について疑念を呈した。

「ケータハムF1がここに来てトゥルーリに代えてペトロフを起用したことでわかるように、F1チームの中にはドライバーのドライビング能力よりも資金的能力を重視するようになっているのは残念だ。
ペトロフが選ばれたのは言うまでもなく母国ロシアが持つ世界的な経済力がある。
こうした状況では、ベテランだけでなく新しく若い能力のあるドライバーが台頭することさえ難しいんだ」

1993年以来のF1シートを失ったバリチェッロは、同じく1997年からのシートを失ったトゥルーリの状況に心を痛めているようだ。

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2012/02/18

放出トゥルーリ(ケータハムF1)、それでも感謝の言葉

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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1997年以来、F1のレギュラー・メンバーとして数々のチームを渡り歩いてきたヤルノ・トゥルーリ(37歳:イタリア)だが、今回のケータハムF1の発表でついにそれが途絶えることが確実となった。

これについて当のトゥルーリ(ロータス)は、「2010年にロータスF1レーシングという名前のチームに加入して以来、2年のシーズンをこのチームで送ってきた訳だけれども、ゼロからのスタートだったチームをここまで育て上げることができてうれしく思っている。
スタッフの一人一人に心から感謝しているよ。
これからのシーズン、みんなに幸運が訪れることを祈っている」と、感謝の言葉を述べた。

トゥルーリのここまで通算15年に渡るF1キャリアで、最高位は1位(2004年モナコGP:ルノー)、ポールポジション4回(ルノー、トヨタ)、レース中のファステストラップ1回(トヨタ)、総獲得ポイントは246.5点となっている。

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HRTのバルセロナ合同テスト欠場が確実に

Hispania Racing『F111』 (C)Hispania Racing F1 Team
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F1は来週21日(火)からシーズン前2度目となる剛がバルセロナ・サーキットを舞台に始められるが、噂通りHRT(前ヒスパニア・レーシング)の欠場が確実になった。

これは、同チームの2012年新型車『F112』(仮称)がFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストに不合格となり、今回のテストに間に合わなくなったため。
FIAは今年からテストに参加するすべてのマシンにクラッシュテスト合格を義務付けていているためだ。

同チームでは最初のテストに昨年型の『F111』をデ・ラ・ロサの手により走らせているが、今回はテスト参加を断念し、新型車の製作に全力を傾注する判断をしたとみられる。

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ペトロフ(前ルノー)、ケータハムF1のシート獲得

Vitaly Petrov (C)Caterham F1 Team
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17日(金)、ケータハムF1(前チーム・ロータス)はリリースを発表、2012年の同チームのレースドライバーとして前ルノー・チームのヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)と契約したことを明らかにした。

チームメイトはヘイキ・コバライネンということで、これによりすでにシーズン前最初のテストまで行っていたヤルノ・トゥルーリ(37歳:イタリア)がシート喪失ということになるが、すでにFIAに登録されたドライバーのこの時期になっての交代は極めて珍しい。

1997年、当時のミナルディ・チームでF1デビューを果たして以来、トゥルーリがシートを失うのはこれが初。
またこれにより今季のF1グリッドにはおよそ40年ぶりにイタリア人ドライバーが一人もいないことになる。

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2012/02/17

マルドナド(ウィリアムズ)の持ち込み資金(?)が暴露される

『PDVSA』 (C)Williams F1
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このところの不振で資金難に喘ぐウィリアムズ・チームでは、ドライバーからかなりの額の持ち込み資金を得ていると噂されているが、このうちパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)支援のため『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)が支払っているスポンサー金額が暴露され、話題を呼んでいる。

これはベネズエラ国内でチャベス大統領と対立関係にある国会議員が抗議したことから明らかになったもので、ウィリアムズ・チームからの請求書の写しがネット上に掲載されたもの。
この請求書によれば、昨年の10月を支払い期限とする請求額は2,940万ポンド(約37億円)。
ちなみにマルドナドの残留はこの約1か月後に発表されている。

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メルセデスGP、シルバーストーンで単独テスト

Jerez Test Scene (C)Mercedes Motorsports
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まだ2012年新型車を発表していないメルセデスGP(今季メルセデスAMGペトロナスF1)だが、16日(木)イギリスのシルバーストーン・サーキットで『W03』(仮称)の単独テストを行ったことが明らかとなった。

これは、プロモーション撮影のための短距離の走行とみられるが、すでにこの情報がネット等で多く伝えられ、メルセデスGP側もこれを認めた模様。
ドライバーはシューマッハ&ロズベルグ双方が行ったということだ。

同チームの正式な新型車発表は21日(火)と目されている。

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ケータハムF1、マイク・ガスコイン氏に技術部門託す

Mike Gascoyne (C)Ex.Team Lotus
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チーム・ロータスから今季ケータハムF1として再出発する同チームでは、マイク・ガスコイン/チーフ・テクニカル・オフィサーに技術部門全体の統括者としてその重責を託すことをあらためて明らかにした。
これにより、ガスコイン氏はこれまでよりすべてのレース現場へ出席となる予定。
またF1だけでなくGP2チームにおいても技術的なアドバイスを行うことになるとみられる。

これを受けてガスコイン氏は、「これは私にとって非常に誇りに足る瞬間だ。
今後、私の役割はケータハム全体の技術面をすべてコントロールすることになる。
必ずやこの期待に応え、チームの価値を引き揚げたい」と、意欲をみせた。

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2012/02/16

ピレリ、開幕3戦のコンパウンド選択を発表

2012 Prerri F1 Tyre(C)
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2012年2月15日、ミラノ

2012年F1世界選手権の開幕に向けて、ピレリは、開幕からの3戦(オーストラリア、マレーシア、中国)用のP Zeroスリックコンパウンド選択を発表しました。

オーストラリアと中国には、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトコンパウンドが、マレーシアには、P Zeroシルバー・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドが選択されました。

2011年と同様に、ピレリは、4種類のドライコンパウンド(レッド・スーパーソフト、イエロー・ソフト、ホワイト・ミディアム、シルバー・ハード)から、各タイヤおよびサーキットの特性と予想される温度を基にして、各レース用に2つのコンパウンドを選択します。

各チームには、レース週末、通常のコンディションにおいて、硬い方のコンパウンドを6セット、軟らかい方のコンパウンドを5セット供給されることがレギュレーションにより規定されています。また、ピレリは、特に熱帯豪雨の可能性が非常に高いマレーシアのようなケースに備え、Cinturatoブルー・レインタイヤ(ドライバー当たり3セット)とともに、ダンプコンディション用のCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤ(ドライバー当たり4セット)を持ち込む予定です。

開幕3戦のタイヤ選択:

Pi
ピレリジャパン・プレスリリース

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ピレリ、今季開幕3戦のタイヤスペックを発表

Pirell Tyre Colloring (C)Pirelli Motorsport
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今季もF1にタイヤを独占供給するピレリタイヤは、15日(水)開幕3戦に投入するタイヤのスペックを発表した。
それによれば開幕戦のオーストラリアGPと第3戦の中国GPではソフト(黄色)とミディアム(白)のコンパウンドを、また第2戦のマレーシアGPにはミディアム(白)とハード(銀)が使用されるということだ。

Rd. グランプリ Sソフト ソフト ミディアム ハード
第1戦 オーストラリアGP    
第2戦 マレーシアGP    
第3戦 中国GP    

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エクレストン氏はバーレーンGP開催に前向き姿勢

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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昨年の国内混乱からちょうど1年を経て、再び緊張が高まっているバーレーンの国内情勢だが、グランプリ開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は相変わらず楽観的な姿勢を崩していないようだ。

イギリスの『デイリー・テレグラフ紙』が報じるところによれば、同氏は「バーレーンがいま深刻な混乱状況にあるとは考えてないよ。
私はただ一部の子供が警察とトラブルになったとしか聞いていない。
そもそもF1はあくまでもスポーツであって政治とは無関係。
サーキットからはグランプリ開催に安全に万全を期すとの保証を得ているし、私はこれまでもまたこれからもバーレーンGPの開催に疑念を持っていない」と、開催不安説を一蹴したということだ。

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ケビン・マグヌッセン、マクラーレン・チームのテストへ

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは同チームのヤング・ドライバー・テストに同チームの育成ドライバーであるケビン・マグヌッセン(19歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

実際のテストはアブダビGPの開催地であるヤス・マリーナ・サーキットで今シーズン末に行われるため、ずいぶん気が早い発表だが、それだけ長期のプログラムで若い才能を育成しているとも言えそうだ。

ケビン・マグヌッセンは昨シーズンイギリスF3選手権でランキング2位。
かつてマクラーレンやスチュワートからF1参戦したヤン・マグヌッセン氏の子息として馴染み深い。
同チームではかのルイス・ハミルトンも少年時代から大切に育てられたことで知られる。

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2012/02/15

バーレーン『怒りの日』にFIA(国際自動車連盟)も注目

2010 Scene (C)Redbull Racing
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昨シーズン、国内情勢の混乱から2度に渡る延期の末、結局中止の止むなきに追い込まれたバーレーンGPだが、FIA(国際自動車連盟)は今年もその情勢から目を離せないでいる。
2月14日(火)は昨年の蜂起からちょうど1周年で、国民からは『怒りの日』と名付けられ、大きな反対運動が予想されたからだ。

実際、現地からの報道では再び王族支配に抗議する大規模な反政府デモが各地で起きており、治安部隊との衝突で国民に多数の怪我人が出ている模様。
FIAはこれまでのところ静観を続けているが、場合によっては再び深刻な決断を迫られる可能性がある。

2012年のバーレーンGPは全20戦中の第4戦として4月22日に決勝レースが予定されている。

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レッドブル『RB8』の『郵便受け』に疑義の声

Redbull 『RB8』 (C)Redbull Racing
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レギュレーションの規制により、今年の新型車の大きな特徴となっているフロントノーズの段差だが、レッドブル・レーシングのそれに疑義の声が関係者から上がってきている。

『RB8』のものは段差部分がエアインテークのように開口部があり、まるで郵便受けのようなことから「レターボックス・スロット」と呼ばれているが、これについてチームではコクピットの冷却用と説明しているものの、これまでエイドリアン・ニューイ氏の「奇策」にしばしばやられているライバルチームからは、Fダクトのようなエアロダイナミックスの効果が隠されているので、と疑いの声が止んでいない。

これについて聞かれた同チームのマーク・ウェバーは、「ああ、つま先がちょっと寒すぎた」と、巧みにかわしているという。

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メルセデスGPの新型車発表は2月21日(火)に確定

2011 Scene (C)Mercedes Motorsports
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まだ上位チームの中で唯一2012年新型車を発表していないメルセデスAMGペトロナスF1チームだが、これまで伝えられていた通り2月21日(火)に行われることを正式に認めた。

場所は同日からバルセロナ合同テストがスタートするバルセロナ(カタロニア)サーキットで、近年のトレンド(?)となっているピットレーンでのお披露目となる。
発表は午前8時20分からで、その後9時からテストが開始される。

なお最初のシェイクダウンはミハエル・シューマッハの手により行われる予定になっている。
(3日目もシューマッハ、2・4日目はロズベルグ)

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2012/02/14

レッドブル・グループ総帥、「ベッテル&ウェバーは対等」

D.Mateschitz & M.Webber (C)Redbull Racing
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今年もコンストラクターズ・タイトル争いの筆頭に目されるレッドブル・レーシングだが、さらに注目されるのはベッテル&ウェバーのコンビネーションだ。
これまでの2年間、明らかに若いベッテルに後れを取った感のあるベテランのマーク・ウェバー(35歳:オーストラリア)のポジションについて、しかしレッドブル・グループ総帥はあくまでも二人が対等であることを強調した。

これはレッドブルの源であるオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に語ったもので、その中でディートリッヒ・マテシス/オーナーは、「もちろんのこと、われわれのところにチームオーダーなどない。
二人はあくまでも対等であって、それはこれまでも、またこの先も決して変わることはないんだ。
唯一、昨年と違うことといえば、ウェバーのチーフ・メカニックが新しくなったことくらいかな。
いずれにせよ、ウチはこの最強チームで今年もタイトルの防衛を図る。それだけだよ」と、語っている。

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ルノー・スポール首脳、燃費の優位性を強調

Jean-Francois Caubet (C)Renault F1 UK
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2010-2011年と2年連続コンストラクターズ・チャンピオンに輝いているルノー・エンジンだが、これについて同パワー・ユニット供給元であるルノー・スポールのジャン・フランソワ・コーベ/マネージング・ディレクターは、同エンジンの優位性が省燃費にあることを強調した。

「メルセデスのエンジンはおそらくわれわれより15馬力は上回っているだろう。
フェラーリだってわれわれよりもパワーはある筈。
それでもわれわれのほうが成績で優ったのは、一に燃費が良いことにあるんだ。
このためルノー・エンジンを搭載したマシンは他のものよりおよそ15から18リッターは少ない燃料でスタートできる。
軽いということは加速にも減速にも、またコーナリングにも、すべての面で有利になるんだよ」と、スペインの『AS』紙で語っている。

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HRT、ダニ・クロスをリザーブドライバーに起用

Dani Clos (C)HRT
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13日(月)、HRT(前ヒスパニア・レーシング)は2012年シーズンのリザーブ&テストドライバーとしてスペインのダニ・クロス(23歳)を起用することを正式発表した。

同チームのレースドライバーにはすでにデ・ラ・ロサ&カーティケヤンというラインナップが決まっているが、クロスはこれをサポート、何回かのグランプリでは金曜日のフリー走行に出走すると共に、万一の時のためリザーブドライバーとして待機することになる。

イタリア・フォーミュラ・ルノーでチャンピオンになるなど早くから頭角を現したクロスは、これまですでに10代のうちからウィリアムズ・チームでF1テストを経験するなどし、先のアブダビ合同テストでは当時のヒスパニア・レーシングからやはりF1テストに参加していた。

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2012/02/13

アメリカGP(オースティン)、「建設は予定通り進捗」

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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これまで再三に渡るサーキット建設の遅れから、その完成に憂慮が示されてきたテキサス州オースティンでのアメリカGPだが、建設作業の責任者であるスコット・カーラー氏は進捗状況に自信をみせている。

それによればすでに建設工事は全体の85%には達していて、4月にはコース舗装の第一段階が始められるとのこと。
また同時にピット施設やメディカルセンター等の工事も並行して進んでいるという。

「一時雨に見舞われたため多少の遅れがあったのは事実だが、現在週6日、一日だいたい350人から450人が作業にあたっている。
少なくともグランプリの2か月前には工事は終了するだろう」

2007年以来の開催となるアメリカGPは、今年11月18日に決勝レースが予定されている。

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『MIG』、メルセデスGPとのスポンサー契約を延長

Mercedes GP 『MGP-W01』 (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGペトロナスF1チームは『MIG』のロゴで親しまれるミグ・バンクとのスポンサー契約を2012年シーズンからさらに2年間延長で合意したことを発表した。

ミグ・バンクはスイスに本拠を置く国際金融企業で、メルセデスGPの前身であるブラウンGP時代からの支援企業。
これにより同社のロゴはこれまでと同様、マシンに掲出される他シューマッハ&ロズベルグのレーシングスーツやチームスタッフのウェアにも貼られることになる。

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メルセデスGP、旧型車ながらフロントノーズは2012年仕様?

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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上位チームに中で、唯一旧型車での参加となったヘレス合同テストだが、しかしその段差のついたフロントノーズは昨シーズン中のものとは形状が異なるもの。
他チームによれば、形状だけでなくエアロダイナミックスの処理に大きな秘策が隠されている可能性があるということだ。

同チームのマシンは今回のテストで際立つタイムを記録していることから、まだその姿を見せない2012年の新型車にさらなる注目が集まることになりそうだ。

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2012/02/12

フェラーリ新型車、課題だったタイヤの熱入れに前進

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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ヘレス合同テストでのトップタイム記録にもフェルナンド・アロンソの表情は緩まなかったが、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「課題だったタイヤの熱入れに前進があった」と、評価した。

昨シーズン、フェラーリ・チームのマシンは新しいセットのタイヤを装着後の熱入れに時間が掛かり、とりわけ公式予選での大事な場面でライバルに後れを取るシーンが再三みられた。
しかし今年の新型車『F2012』ではこのための対策が施されたということで、そうした意味もありテストではもっぱら新しいピレリタイヤとのマッチングに時間を割いていたようだ。
またこの点についてはマッサやアロンソも前向きの評価を与えているという。

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最終日最速アロンソ(フェラーリ)、「タイムなんて……」

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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シーズン前最初のテストとなったヘレス合同テスト最終日、トップタイムを記録したのは「おおかたの予想を裏切った」フェラーリだった。

それまでフェラーリはマッサが1日目9番手、2日目7番手、アロンソに代わった3日目も7番手と中盤グループに低迷。
しかし最終日になってアロンソは堂々のトップタイムをマーク、名門の存在を関係者に印象づけたもの。

ただこれについて当人は、「今の時期のテストでトップタイムだなんて、全然意味を成すものじゃないよ。
僕自身のことで言ったって、昨日はハードタイヤだったので7番手、今日ソフトタイヤを履いたらタイムが上がったというだけのこと。
他のチームがどんなテスト内容だったのかわからないし、こんな状況でタイムを比較してもね」と、至って冷静だ。

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新型車争いではロータス・ルノーが最速!

2012年シーズンを控えヘレスを舞台に最初のテストが終了したが、通算のトップタイムを記録したメルセデスGPが旧型車であることを除けば、今回の最速はロータス・チーム(前ルノー・チーム)ということになった。

同チームのロータス・ルノー『E20』を駆ったロマン・グロージャンはメルセデスGP勢に割って入る総合の2番手。
新型車でこれに続いたのは4番手となったフェラーリのアロンソだった。
さらにウェバー&ベッテルのレッドブル勢、マクラーレンのハミルトン、リカルド&ベルニュのトロ・ロッソ勢、そして10番手もロータスのライコネン。
結果的には10番手とはいえ、シーズン最初のテストのしかも初日に2009年以来のドライブにも関わらずトップとなったライコネン/ロータス・ルノーの速さは印象的だった。

【ヘレス合同テスト総合結果ベスト10】

Pos. Driver Nat. Car TestTime
1 N.ロズベルグ GER Mercedes * 1'17.613
2 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'18.419
3 M.シューマッハ GER Mercedes * 1'18.561
4 F.アロンソ ESP Ferrari 1'18.877
5 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'19.184
6 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'19.297
7 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'19.464
8 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'19.587
9 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'19.597
10 K.ライコネン FIN Lotus Renault 1'19.670

  *印は2011年旧型車

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HRT、クラッシュテスト不合格でバルセロナ・テスト不参加

HRT Headquarter (C)HRT

ヘレス合同テストには前半の2日間のみ、デ・ラ・ロサの手により2011年旧型車で参加したHRT(前ヒスパニア・レーシング)だが、次回のバルセロナ合同テストには参加できない見通しだ。

これは、このほど行われたFIA(国際自動車連盟)による規定のクラッシュテストが一部不合格だったことが判明したため。
チームでは17に渡るテストのうち14についてはすでに合格していることから最終的に問題はないとしているが、一部のパーツを作り直さなければならないため次回(21日-24日)のバルセロナ合同テストには間に合わないという。

これにより、同チームの新型車によるテストは開幕直前となるシーズン前最後のテスト、バルセロナ合同テスト(3月1日-4日)になり、極めて苦しい状況になるようだ。
同チームの今季レースドライバーであるナレイン・カーティケヤンはまだ走行していない。

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2012/02/11

ピレリタイヤ、4日間14,949kmのテストを完了

(C)Pirelli Motorsport
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 2012年2月10日、ヘレス

ピレリは、4日間に渡って南スペインのヘレス・サーキットで開催された、2012年シーズン最初のF1テストに1176本のタイヤを供給しました。23人のドライバーによる総ラップ数は3380周、距離に換算すると14,949kmになります。

新型P Zeroホワイト・ミディアムタイヤが最も多く使用され、1776周を走行しました(91セットを使用)。続いて、新型P Zeroイエロー・ソフトタイヤの1010周(57セットを使用)、新型P Zeroシルバー・ハードタイヤの594周(33セットを使用)となっています。気温が2℃まで低下したものの、ドライウェザーが保たれたため、新型Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤとCinturatoブルー・フルウェットタイヤの登場の機会はありませんでした。

2012年型タイヤは、ヘレスにおいて期待通りの性能を発揮しましたが、各チームの新型マシンの仕上がり状態がまちまちのため、相対的な性能について確固たる結論を導き出すのは困難と言えます。

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "ピレリタイヤ、4日間14,949kmのテストを完了"

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ブエミ(前トロ・ロッソ)、トヨタからルマン24時間参戦へ

Sebastien Buemi (C)Newspress

前スクーデリア・トロ・ロッソのレースドライバーで、今季はレッドブル・グループのリザーブドライバーとして登録されるセバスチャン・ブエミ(23歳:スイス)が、今年のルマン24時間レースにトヨタ・チームから参戦することが明らかとなった。

チームメイトはこれまたスーパー・アグリ等の元F1ドライバーであるアンソニー・デビッドソン(32歳:イギリス)、そして日本の石浦宏明(30歳)という組み合わせになる。

詳細ニュースはこちら

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テスト終えた小林可夢偉(ザウバー)、「進むべき方向見つけた」

小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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シーズン前最初のテストを終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、「今後の進むべき方向を見つけた」と、その収穫に手応えを感じていることを強調した。

「いくつかのトラブルで時間を失う場面があったとはいえ、全体的にみれば最初のテストに満足している。
問題はいずれも些細なもので、マシンの根本に関わるような大きなものではなかったからね。
これからのチームが進むべき方向は見い出せたと感じているし、すでに次のステップに向けていくつかのアイデアも考えついているんだ。
だから次のバルセロナを楽しみにしているよ」

またテストを総括するトラック・エンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラ氏も、「4日間を通じてテストは全体にうまくいったと考えている。
初日に小林がトータル106周もカバーし、新型車にありがちな初期トラブルを出してくれたのも大きい。
今回のテストではマシンのエアロダイナミックス面、そして新しいピレリタイヤとのマッチング等をいろいろ探求した。
次のバルセロナではさまざまなセットアップを試したい」と、意欲をみせた。

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ヘレス合同テスト最終日(4日目)の模様

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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10日(金)行われた2012年シーズン前最初のヘレス合同テスト最終日は、2005-6年のF1チャンピオンであるフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソが貫禄のトップタイムを記録して終えた。

ただアロンソのタイムは1'18.877で、これは旧型車だったメルセデスGP勢や、前日グロージャンがマークした2012年型社のベストである1'18.419にもわずかに届かないもの。
アロンソがドライブした『F2012』はこの日ハイドロリック系のトラブルに見舞われたが、わずかなチャンスにこの好タイムを記録している。

2番手も同じフェラーリ・エンジン搭載のベルニュ(トロ・ロッソ)。
朝がた電気系統のトラブルに見舞われたレッドブル・レーシングのベッテルを差し置いての好タイムだった。

2日ぶりにテストに復帰したザウバー・チームの小林可夢偉は、ハイドロリック系の漏れから赤旗中断の原因となるなどして最終的に全体の6番手に留まった。
ビアンキのクラッシュの影響でやっと『VJM05』を手にしたフォース・インディアのヒュルケンバーグは、90ラップを周回して7番手タイム。
またウィリアムズのセナはこの日も精力的に周回を重ね、再び最多となる125ラップを記録した。
最後尾はケータハムF1のトゥルーリで、そのベストタイム1'22.195はトップのアロンソから丸3秒以上もの差があるものだった。

次回の合同テストは2月21日(火)からやはり4日間、今度は同じスペインのバルセロナ・サーキットに舞台を移して行われる。

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ヘレステスト最終日、アロンソ(フェラーリ)締めくくる

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.アロンソ ESP Ferrari 1'18.877 39
2 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'19.597 80
3 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'19.606 50
4 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'19.640 86
5 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'19.729 95
6 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'19.834 76
7 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes
1'19.977 90
8 B.セナ BRA Williams Renault 1'20.132 125
9 J.トゥルーリ ITA Caterham Renault 1'22.195 117

   * 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
   * 2012 Test-Time : 1'17.613 N.ロズベルグ/Mercedes (2/09)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2012/02/10

クラッシュのフォース・インディア、「パーツなし」

Force India Motorhome (C)Force India F1
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ヘレス合同テスト初日、取った措置。マークしたライコネン(ロータス)の陰に隠れた形だったが、堂々2番手タイムを記録したのがフォース・インディアのポール・ディ・レスタだった。
ディ・レスタは2日目も新型車『VJM05』を駆ったが、3日目となる9日(木)からは本来もう一つのレースドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグが担当する予定とされていた。

これを変更してドライブのチャンスを与えられたのが先にリザーブドライバーとして契約したばかりのジュール・ビアンキ。
しかしこの日のヘレスは朝から凍てつくような冷たいコンディションで、ここにピレリのミディアムタイヤを履いてコースに出たビアンキは5コーナーでコースアウト、クラッシュしてしまった。
当初マシンに大きなダメージはないとみられたが、チームは代替パーツがなく、夕方までにファクトリーから取り寄せるのも不可能とし、0周だけでこの日のテストを打ち切る決断をした。

新型車の初期テストではありがちなこととはいえ、ヒュルケンバーグにとっては手痛い状況となっている。

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ハミルトンの新マネージャーにディディエ・コトン氏

Didier Coton
今シーズン、タイトル奪還を狙うルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、マネージャーにベテランのディディエ・コトン氏と契約したことが明らかとなった。

ハミルトンは昨シーズンからサッカーのデビッド・ベッカム選手らを手掛ける大手プロダクション『XIX Entertainment(19エンターテインメント)』と契約しているが、今回過去にミカ・ハッキネンのマネージメントを行った経験のあるベテランのコトン氏が指名されたもの。

これについてハミルトンは、「僕のマネージャーとしてコトンを迎え入れることは、チャンピオンシップを獲得するという僕の最大の目標のために取った措置。
彼には豊富なレース経験があるのできっと僕のマネジメントチームを強化してくれると思っている」と、期待を語った。

かつてハミルトンのマネージメントは父親のアンソニー氏が行っていたが、2010年に訣別。
その後の不振について、マクラーレン・チーム首脳はマネージメント部門を再構築すべきと進言していたもの。

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ヘレス合同テスト3日目の模様

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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9日(木)行われたヘレス合同テスト3日目も前日に続き旧型メルセデスGPが最速タイムを記録した。
同チームのマシンはこの日からニコ・ロズベルグにドライバー交代。
この日トータル118ラップを周回したロズベルグは、1'17.613のベストタイムを記録。
これは前日僚友のシューマッハが記録したこのコースの非公式コースレコードをさらに1秒近く短縮するものだ。

2012年新型車を走らせた中では、ロータス・チームのロマン・グロージャンがロズベルグからコンマ8秒遅れる1'18.419で2番手。
これもシューマッハのタイムを上廻る快記録で、グロージャンは「ライコネンがマシンを仕上げてくれていたのですぐに好タイムが出せた」と、ご満悦。

一方、この日からはいずれも元チャンピオンのベッテル(レッドブル)、ハミルトン(マクラーレン)、そしてアロンソ(フェラーリ)らが今年初登場。
それぞれ王者の余裕で独自ペースの開発を始めていた。

2日目を迎えたザウバー・チームのペレスはしかし、油圧系統とみられるトラブルでストップ。
この日の周回は最少の48ラップに留まった。
またウィリアムズのシートをゲットしたセナはこの日最多となる125ラップもの周回を精力的にこなし、マシンの熟成とチームへの溶け込みを図った。

この日は朝から寒く路面温度も低かったことからいきなりの犠牲者を出している。
被害にあったのはフォース・インディアのジュール・ビアンキで、シト池でコースアウトしたマシンは後部をバリアにヒット、有効なタイム計測すら行われないうちにテスト中止を余儀なくされている。
さらにこの日はグロージャン(ルノー)がコース上にストップ、そしてデル・ガルデはコースアウトと度重なる赤旗中断を記録した。

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ヘレステスト3日目も旧型メルセデスGPが最速タイム

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'17.613 118
2 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'18.419 117
3 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'19.297 96
4 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'19.464 80
5 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'19.734 79
6 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'19.770 48
7 F.アロンソ ESP Ferrari 1'20.412 67
8 B.セナ BRA Williams Renault 1'21.293 125
9 G-V.デル・ガルデ HOL Caterham Renault 1'23.324 74
10 J.ビアンキ FRA Force India Mercedes -------- ---

   * 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
   * 2012 Test-Time : 1'18.561 M.シューマッハ/Mercedes (2/08)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2012/02/09

ライコネン(ロータス)、「赤旗中断は僕のミス」

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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初日のテストでは衝撃の最速タイムを記録したものの、2日目は重なるコースオフで赤旗中断の原因を作り、ベストタイムも前日よりコンマ5秒以上遅くなったキミ・ライコネン(ロータス)だが、「問題ない」と平常心を強調した。

「午前にコースオフしたのはブレーキング時に強風で煽られたため。
それはまあいいとして、グラベルからコースに戻るときにフロアを縁石にぶつけてしまったんだ。
縁石があれほど高いとは思っていなかった僕のミスだね。
今日はタイムよりも距離を稼ぐことを目的としていたのでベストタイムが落ちたことについては気にしていない。
それより昨日・今日、実に多くのものを手に入れることができたと評価しているよ」

この2年間、車高の高いラリーカーでWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたことを考えれば無理からぬこと?。

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旧型車でトップタイムのシューマッハ、「新型車が楽しみ」

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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トップチームの中では唯一2011年旧型車でのテスト参加ながら、2日目みごとトップチームを記録したメルセデスGPのミハエル・シューマッハは、「新型車が楽しみ」と意欲をみせた。

「僕らはまだ旧型車だけど、それだけにマシンには高い信頼性がある。
今日はそれを活かして、もっぱら今年のピレリタイヤの特性をつかむことに集中したんだ。
ロングランやショートラン、さらにはセットアップの変更によるパフォーマンスの違いなど多くの貴重なデータを収集することができたよ。
これらを分析し、その上で今年の新型車で走るのが今から楽しみでしかたないね」

翌3日目のテストは再び僚友のニコ・ロズベルグが担当することになっている。

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ヘレス合同テスト2日目の模様

Mercedes GP Motorhome (C)Mercedes Motorsport
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ヘレス合同テスト2日目となった8日(水)は、まだ2012年新型車を投入していないメルセデスGPのミハエル・シューマッハが前日のライコネンのタイムを丸1秒以上短縮する1'18.561のトップタイムを記録した。
2012年仕様ピレリタイヤとのマッチングに重きを置いたというシューマッハはこの日トータル132ラップを周回、ロングランを含め数々のトライを行っていた。

一方、新型車でのトップタイムはマーク・ウェバー(レッドブル)の1'19.184だが、こちらもライコネンのものを0.5秒近く上回っている。
この日も全体の3番手と好調な走りをみせつけたトロ・ロッソのダニエル・リカルドは100ラップを周回、マシンの信頼性を裏付けると共にドライバー自身のスピードを首脳陣に強くアピールしている。

前日トップだったライコネンは、この日2度のコースオフを喫するなど3年ぶりとなるF1ドライビングを突き詰めていたようだ。
117ラップを周回しているが、前日とは異なるステアリング・ラックだったという。
それぞれ7-8番手に留まったフェラーリのマッサとマクラーレンのバトンは、いずれも「マシンのセットアップに集中した」とタイム目的でなかったと口を揃えている。
またこの日最多となる139ラップもの周回を重ねたコバライネン(ケータハム)もマシン熟成に傾注したという。
デ・ラ・ロサがドライブしたHRTのマシンはこの日もタイミングモニターの最下段を占めた。

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ヘレステスト2日目、シューマッハが旧型車でトップ

Michael Schumacher (C)Mercedes GP
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.シューマッハ GER Mercedes 1'18.561 132
2 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'19.184 97
3 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'19.587 100
4 J.ビアンキ FRA Force India Mercedes 1'20.221 46
5 K.ライコネン FIN Lotus Renault 1'20.239 117
6 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'20.272 69
7 F.マッサ BRA Ferrari 1'20.454 95
8 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'20.688 85
9 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'20.711 68
10 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'21.197 97
11 H.コバライネン FIN Caterham Renault 1'21.518 139
12 P.デ・ラ・ロサ ESP HRT Cosworth 1'22.128 64

   * 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
   * 2012 Test-Time : 1'19.670 K.ライコネン/Lotus Renault(2/07)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2012/02/08

ライコネン最速タイムにロータス首脳、してやったり!

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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注目された2012年最初のF1テストで、みごと最初のトップタイムをマークしてみせたのはロータス・チームのキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)。
最も注目される男の、まるで絵に描いたような1番劇に、笑いが止まらないのがロータス・チームのスタッフだ。

この「快挙」に同チームのテクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソン氏は、「テスト初日に順位なんか語ることの虚しさは十分に分かっているつもりさ。
もっと何週間も経って、各チームのマシンが熟成してきてからのことだからね、順位なんて。
それでも今日がライコネンにとって2009年以来になるF1ドライブなんだからね。
当時とF1マシンは全然異なるし、ピレリタイヤで走るのだって彼は初めてなんだ。
これが快挙でなくて何だね。
ライコネンは間違いなく一流のF1ドライバーだよ」と、うれしさを隠せていない。

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今季初テストの小林可夢偉(ザウバー)、信頼性に安堵

小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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7日(火)からスタートした今季最初となるヘレス合同テストで、初日106ラップというこの日最多の周回を重ねたザウバー・チームの小林可夢偉は、まずその信頼性に安堵したようだ。

「新型車で初めてのテストだからね、まず十分に走れなければ話にならない。
その意味で、初日にこれだけ走れたのは素晴らしいことだよ。
今日はまだマシンのパフォーマンスよりも、システムのチェックや各部の信頼性の確認に重きを置いたんだ。
それでも新しいピレリタイヤの印象も良かったし、次のテストを楽しみにしているよ」

またテストの責任者であるジャンパオロ・ダラーラ氏も、「可夢偉には今日まずマシン各部の確認をしてもらったが、これだけの長距離を走れたことでわかるように、とても信頼性があることがわかった。
各センサーでの温度もまったく問題ない。
コース上で止まってしまったのは燃料系のテストをしていたためで、これもテストプログラムの一環」と、前向きに説明した。

同チームではヘレス合同テスト2-3日目は同僚のセルジオ・ペレスが、そして最終の4日目に再び小林可夢偉が『C31』のステアリングを握る予定になっている。

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シーズン前最初のテストがヘレス(スペイン)でスタート

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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いよいよ2012年シーズン最初のテストがスタートした。
舞台はワインの産地として有名なヨーロッパでは比較的温暖なスペインのヘレス。

シーズンオフのF1テストはサーキットにとっても大事な収入源。
2006年当時一人3ユーロ(当時約440円)だった入場料も、今年は一人10ユーロ(約1020円)まで「値上げ」されている。

初日となった7日(火)はマルシアF1を除く全11チームが参加。
このうちメルセデスGPだけがシューマッハ&ロズベルグが午前と午後でマシンをシェアしたため全部で12人のドライバーによるテストとなった。

途中霧に見舞われる中、トップタイムを記録したのはなんとこれが3年ぶりのF1復帰となるロータス・チーム(前ルノー・チーム)のキミ・ライコネンだった。
そのタイムもいきなり昨年のテストタイムを上廻るもので関係者に良い意味での驚きを与えた。
5番手タイムを記録したトロ・ロッソのリカルドは、しかしオイルプレッシャーの低下によりストップ、赤旗中断の原因を作った。
もう一つの赤旗中断はなんと小林可夢偉(ザウバー)。
しかしこちらは燃料を使い果たす、というシーズン前の新型車テストならではの光景を演じたもの。
それでも小林可夢偉はこの日最多の106ラップを周回している。
またケータハムのコバライネンは、こちらも新型車テストらしいドライブシャフトの折損というトラブルでセッションを早めに終えている。

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ヘレステスト初日、ライコネン(ロータス)いきなり最速!

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Lotus Renault 1'19.670 73
2 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'19.772 101
3 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'20.219 56
4 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'20.496 53
5 D.リカルド AUS Toro Rosso Ferrari 1'20.694 57
6 M.シューマッハ GER Mercedes 1'20.794 41
7 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'21.353 106
8 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'21.530 60
9 F.マッサ BRA Ferrari 1'21.530 60
10 H.コバライネン FIN Caterham Renault 1'23.178 28
11 P.マルドナド VEN Williams Renault 1'23.371 25
12 P.デ・ラ・ロサ ESP HRT Cosworth 1'23.676 44

   * 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2012/02/07

ウィリアムズ・チーム、2012年新型車『FW34』を発表

Williams Renault 『FW34』 (C)Williams F1
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7日(火)、ウィリアムズ・チームはシーズン前最初のテストが行われるヘレス・サーキットで2012年新型車『FW34』を正式発表した。

今年からこれまでのコスワース・エンジンに代え、ルノー・エンジンを搭載したこのマシンはマーク・ジラン/チーフ・オペレーション・エンジニアの手により開発されたもの。
これまで同チームのマシン開発をリードしたパトリック・ヘッド氏、そしてサム・マイケル前テクニカル・ディレクターから離れた最初のマシンということになる。

新型車はさっそく当地で残留したパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)によりテストが行われることになる。

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ピレリのF1用新型タイヤ、初のテストを迎える

2012 Prerri F1 Tyre(C)
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2012年2月6日、ミラノ

今週、スペインのヘレスにて、2012年F1シーズンが始動します。各チームは、今年初めて、新型ピレリタイヤの最終スペックをテストする機会を得ます。

2月7日(火)~10日(金)の4日間、アンダルシアのサーキットで行われるテスト中、各マシンは、ピレリの新型コンパウンド(ソフト、ミディアム、ハード)25セットが使用できます。また、必要があれば、ウェットタイヤも供給されます。各チームには、各マシン用に年間100セットまでテスト用タイヤが供給され、供給範囲内でテストしたいコンパウンドを選択することが許可されています。ヘレスでは、2011年から変更が加えられていないスーパーソフト・コンパウンドのノミネートはありません。

2012年型タイヤの試験モデルは、昨年、いくつかのGPにおけるフリー走行や、アブダビGP後の若手ドライバーテストでテストされました。そして今、レギュラードライバーが揃って新しいコンパウンドをテストします。新型タイヤは、よりワイドな接地面を提供し、ピーク性能がより持続するように(ただし、トータルのタイヤ寿命は100km程度のままに設定)、昨年より「スクエア」なプロファイルとなっています。

吹きつけ排気を禁止する2012年の空力レギュレーションの変更を受け、リアタイヤのグリップが向上するように設計されています。

スーパーソフト以外の全てのコンパウンドは新型のため、各チームは、再度、よりビジブルなカラーマーキングになったタイヤと共にゼロからのスタートとなります。今週、南スペインは好天に恵まれそうですが、もし雨が降れば、ドライバーは新型Cinturatoタイヤ(インターミデイエイトとフルウェット)もテストすることになります。Cinturatoは、1950年代におけるピレリ初のF1タイヤ名称の復活です。

2012年型マシンは、それぞれ開発中であり、また何名かの新しいドライバーもいるため、ヘレスのテストにおける重点は、ピーク性能ではなく、新型タイヤの特性の理解とマシンとのマッチングに置かれるでしょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "ピレリのF1用新型タイヤ、初のテストを迎える"

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F1チーム代表ら、「バーレーンGP開催可否はFIAの判断に」

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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2012年シーズン前最初のテストを控え、F1各チームは開催場所であるスペインのヘレス・サーキットに集結しているが、大きなテーマとなっているバーレーンGPへの参加問題について話し合われている。

これについて新型車発表の場で質問を受けたザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「私たちは一様にこのバーレーンGPの問題について心配しています。
もちろん無事に行われれば、それが一番です。
しかし実際にレースを開催するかどうかについては、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)とそしてFIA(国際自動車連盟)の手に委ねられていること。
私たちは彼らの判断を信頼し、そして尊重することでしょう」と、説明している。

2012年のF1カレンダーは、このバーレーンGPを含む全20戦が予定されている。

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新型車『C31』初ドライブ小林可夢偉、「いい感じ」

小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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別掲のように6日(月)、ザウバー・チームは2012年シーズンを戦うコンテンダー『C31』を発表したが、その後小林可夢偉の手によりいち早くプロモーション用のテストドライブが行われた。

さっそくマシンの手応えについて聞かれた小林可夢偉は、「感触といってもまだスピードは出していないしタイヤはプロモ用のもの。
明日本格的なレーシングスピードになったら印象はまったく違ってしまうと思うけど、でも今の時点で言うならとてもマシンは好調でいい感じだったよ。
(フロントノーズの変更で)心配されたコクピットからの視界だけど、全然問題なかった」と、説明した。

チーフ・デザイナーのマット・モリスは「マシンは完成したのではなく、これから造っていくもの」と慎重な姿勢を崩さないが、例えプロモーションとはいえブランニューの新型車が無事走行を終えたというのはスタッフにとって安堵できるものだ。

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トロ・ロッソも新型車『STR7』をヘレスで発表

STR Ferrari 『STR7』 (C)Scuderia Toro Rosso
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レッドブル・レーシング、ザウバー・チームらと時を同じくし、スクーデリア・トロ・ロッソも6日(月)ヘレス・サーキットで2012年新型車『STR7』を正式発表した。

同グループの兄貴分であるレッドブル『RB8』に比べ、こちらのフロントノーズ処理はかなり洗練されたマイルドな印象を受けるもの。

ダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)&ジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)というフレッシュ・コンビになるトロ・ロッソが、今季どれだけ兄貴分チームに迫れるか、注目だ。

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ザウバー・チームも2012年新型車『C31』をヘレスでお披露目

Sauber Ferrari 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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小林可夢偉が所属するザウバー・チームも6日(月)、シーズン前最初のテストが行われるヘレス・サーキットで2012年新型車『C31』を正式発表した。

『C31』もまた今年のトレンド(?)である『ブロークンノーズ』と呼ばれるカモノハシ型のフロントノーズを採用、角張った印象を与えている。

『C31』は発表会のあと小林可夢偉の手により当地でシェイクダウン・テストが行われたが、この後翌7日(火)から他チーム同様に本格的なシーズン前テストが開始されることになる。

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大本命レッドブル・レーシング、新型車『RB8』を発表

Redbull Renault 『RB8』 (C)Redbull Racing
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目下2年連続でドライバーズ&コンストラクターズ・チャンピオンシップを制しているレッドブル・レーシングが、6日(月)これまたオンラインで2012年の新型車『RB8』を正式発表した。

発表された画像ではこちらも今年のレギュレーションに合わせるべくフロントノーズにフェラーリ・チームの『F2012』同様の大きな段差が設けられており、事前に首脳が自賛したほどには『美しくない』ようだ。

それでも今年のチャンピオン・マシン候補の筆頭である『RB8』は、7日(火)からのヘレス合同テストでマーク・ウェバーの手により初走行が行われる予定。

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2012/02/06

マクラーレン、すでに非公開で直線テスト敢行

Oliver Turvey (C)McLaren Group
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いち早く2012年新型車である『MP4-27』を発表して来週のヘレス合同テストに備えるマクラーレン・チームでは、レギュレーションで許された直線でのプライベート・テストをすでに終えているようだ。

これを認めたのは同チームのテストドライバーの一人であるオリバー・ターベイ(24歳:イギリス)。
それによればテストが行われたのはスペイン国内ということで、「テストはまったく問題なく楽しめたけど、マシンのパフォーマンスについてはヘレスで本格的に走ってみなければわからない」と、慎重なコメント。

まだ10代の時にフォーミュラ・BMWで頭角を現したハーベイは、英誌表彰のご褒美でマクラーレン・テストのチャンスを獲得、そこから現在の繋がりがスタートしている。

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新型車発表ライコネン(ロータス)、「最高のモチベーション」

Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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ロータス・チーム(前ルノー・チーム)は2012年新型車『E20』をオンラインで発表したが、これに立ち会ったキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)は「いま最高のモチベーションにある」と、F1復帰に強い意欲をみせた。

「実際にF1を戦うマシンを目にして、いまは最高の心境にあるよ。
これまでとかくモチベーションについて聞かれたけれど、もしもほんとうにそれを持っていなかったなら、僕は直ちにレースを止めることだろう。
勝利へのプレッシャーなんか感じてはいないけれど、参戦するからには全身全霊100%の力でレースに打ち込むつもりでいる。
今はとにかくシーズンが始まるのが待ちきれない気分だよ」

2007年の元F1チャンピオンの雄姿は、7日(火)スペインのヘレス・サーキットでメディアの前に現れるだろう。

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マルコ氏(レッドブル首脳)、「ウチの新型車はもっと美しい」

Ferrari『F2012』 (C)Ferrari S.p.A
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マクラーレンのものを除けば、フェラーリやフォース・インディア、そして今回のロータスと大なり小なり段差のあるフロントノーズが今年のマシンの特徴となっているが、これについてまもなくその2012年コンテンダーを発表する予定のチームに注目が集まっている。

予定が6日(月)にずれ込んだ大本命レッドブル・レーシングでは、ヘルムート・マルコ氏が「マクラーレンのように流線型ではないが、少なくともフェラーリのもののように醜くはない。
見た目はウチのほうがもっと美しいよ」と強調すれば、発表がもっと遅いとみられるメルセデスGPでも、「われわれのものが上位チームでは最も美しい処理になっている」と、ノルベルト・ハウグ副社長が自信をみせた。

7日(火)から始まるシーズン前最初のテストを控え、ここ数日で続々と各チームのデザイン処理が明らかになる筈だ。

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ロータス・チーム、2012年新型車『E20』を発表

Lotus Renault 『E20』 (C)Lotus Team
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ロータス・チーム(前ルノー・チーム)は、2012年新型車『E20』の発表をオンラインで伝えた。

『E20』もまたフェラーリらのものと同様、今年のレギュレーションを『ブロークンノーズ』と呼ばれるカモノハシ型のフロントノーズでクリアしているが、フェラーリほど大きな段差ではなく緩やかな曲線となっている。

今年のドライバーであるキミ・ライコネン&ロマン・グロージャン立ち会いのもとお披露目されたマシンは、7日(火)から始まるヘレス合同テストで本格テストに入る予定。

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2012/02/05

ヘレス合同テスト(2/07-2/10)走行予定リスト

いよいよ7日(火)からシーズン前最初のテスト(ヘレス・サーキット)がスタートするが、各チームの走行リストが明らかとなった。

それによればマルシアF1(前ヴァージン・レーシング)チームを除く全11チームが参加予定。
ただし現在のところメルセデスGPは最初の3日間のみ、またHRTは後半の2日間について参加の予定がない。

【ヘレス合同テスト走行予定リスト】

Team 7日(火) 8日(水) 9日(木) 10日(金)
レッドブル ウェバー ウェバー ベッテル ベッテル
マクラーレン バトン バトン ハミルトン ハミルトン
フェラーリ マッサ マッサ アロンソ アロンソ
メルセデス ロズベルグ/シューマッハ シューマッハ ロズベルグ ----
ロータス ライコネン ライコネン グロージャン グロージャン
フォース・インディア ディ・レスタ ディ・レスタ ヒュルケンバーグ ヒュルケンバーグ
ザウバー 小林可夢偉 ペレス ペレス 小林可夢偉
トロ・ロッソ リカルド リカルド ベルニュ ベルニュ
ウィリアムズ マルドナド マルドナド セナ セナ
ケータハム TBA TBA TBA TBA
HRT デ・ラ・ロサ デ・ラ・ロサ ---- ----

   TBAは未定
   ---は不参加

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ウィリアムズ・チーム、新型車のシェイクダウン・テスト延期

Valterri Bottas (C)Williams F1
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今季挽回を期すウィリアムズ・チームでは来週予定される新型車発表に先駈けスペインのバルセロナ近郊でシェイクダウン・テストを行う予定だったが、こちらもフェラーリ・チーム同様、時ならぬ大雪に見舞われたせいで断念を余儀なくされたという。

これは同チームのスポークスウーマンが説明したもので、それによればテストはイディアダ社が所有するF1レギュレーションに許された直線コースで、バルテリ・ボタス(22歳:フィンランド)の手により行われる予定だったという。
(イディアダ社はスペインに本拠を置く自動車関連技術のサポート企業)

これにより、同チームも新型車の初走行はシーズン前最初のテストとなる7日(火)のヘレス・サーキットになる見通しだ。

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佐藤琢磨、今季のインディカー・チームが決定

佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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元スーパー・アグリ等のF1ドライバーで現在はインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨(35歳)が、これまで在籍したKVレーシングからRLR(レイホール・レターマン・ラニガン)レーシングに移籍することが明らかとなった。
KVレーシングは今季ホンダからシボレー・エンジンへのスイッチを決めていたことから移籍は必至とみられていたもの。

なおRLRレーシングのインディカー参戦は4年ぶり、またチームを率いるボビー・レイホール氏とホンダ・エンジンとは浅からぬ経緯がある。

佐藤琢磨移籍の詳細ニュースはこちら

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ヴァン・デル・ガルデ、ケータハムF1のリザーブドライバーに

Giedo van der Garde (C)Caterham F1 Team
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マクラーレン・チームのYDP(ヤング・ドライバー・ブログラム)出身で、日本ではスーパー・アグリF1の第3ドライバー(当時21歳)として契約されたことで馴染み深いギド・ヴァン・デル・ガルデ(26歳:オランダ)が、今季ケータハムF1のリザーブドライバーとして契約、発表された。
チームではシーズン前テストで走行の機会を与えると共に、シーズン中にもグランプリウィークの金曜日フリー走行セッションで何回か走らせたいとしている。

同チームのトニー・フェルナンデス代表は、「ヴァン・デル・ガルデは若いにも関わらず豊富な経験があり、とりわけ昨シーズンGP2シリーズでみせた力強い走り(ランキング5位)には感銘を受けた。
きっとチームに貢献してくれることだろう」と、期待を語っている。

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2012/02/04

佐藤琢磨、今季はフォーミュラ・ニッポンにも参戦

佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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3日(金)、ホンダは2012年のモータースポーツ活動計画を発表。
その中で元F1ドライバーである佐藤琢磨(35歳)が、今季ホンダのマシンによりフォーミュラ・ニッポンにスポット参戦することを明らかにした。

佐藤は2012年シーズンもインディカー・シリーズに参戦する予定だが、いくつかのレースではフォーミュラ・ニッポンでその雄姿を日本のファンに見せることになる。

これについて佐藤は、「インディジャパン(ツィンリンクもてぎ)がなくなって、ファンの前で走る機会が失われたことをとても淋しく感じていたが、今回フォーミュラ・ニッポンへのスポット参戦の話をもらい、喜んで受けることにした。
フォーミュラ・ニッポンがとても高いレベルでの戦いであることは理解しているが、ファンのためにもいい走りをしたい」と、語っている。

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ザウバー・チームに衝撃! テクニカル・ディレクター離脱

James Key (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは3日リリースを発表、テクニカル部門の再編成を行ったことを発表したが、その中でこれまでテクニカル・ディレクターとしてマシン開発やチーム指揮に腕を振るってきたジェームズ・キー氏がチームを離脱することを明らかにした。

キー氏はイギリス・ノッティンガム大学出身で先月40歳になったばかり。
1998年に当時のジョーダン・チームに加入してF1キャリアをスタートさせ、その後スパイカーF1やフォース・インディア等で技術部門の中枢を歴任、2010年からはチーム創設期からの主要メンバーであるウィリー・ランプ氏離脱の後を受けザウバー・チームでテクニカル・ディレクターのポジションに就いていた。

これについてペーター・ザウバー代表はキー氏に感謝の言葉を送ると共に、「現代のF1ではすべてのスタッフが技術的な責任を共有する」と、説明しているが、この時期のテクニカル・ディレクター離脱がダメージとなるのは疑いようがない。

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フォース・インディアはシルバーストーンで『VJM05』発表

Force India 『VJM05』 (C)Force India F1
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3日(金)、フォース・インディアF1チームは2012年新型車『VJM05』の発表を本拠地のシルバーストーン(元々はジョーダン)で行った。
マシンの名称はこれまでの例に倣い、『VJM05』とされている。

発表された画像では、こちらも同日明らかにされたフェラーリ・チームのものと同様フロントノーズ部に大きな段差があるのが特徴。

昨シーズン、コンストラクターズ・ランキング6位と健闘した同チームは、今季ポール・ディ・レスタ&ニコ・ヒュルケンバーグというドライバー・ラインナップで参戦する。

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フェラーリ・チーム、2012年新型車『F2012』を発表

Ferrari『F2012』 (C)Ferrari S.p.A
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3日(金)、フェラーリ・チームは予定したマラネロでの発表会に代え、自身の公式サイト上で2012年コンテンダーを正式発表した。
今回、マシンの名称は西暦に合わせた『F2012』と名付けられている。

マシンは事前の噂の通りフロントノーズ部が高く大きな段差があり、これが外観における最大の特徴といえそうだ。
なお大雪のため、予定されたシェイクダウンも行われず、いまのところ初走行の見通しは立っていない。

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2012/02/03

2012年非公式F1エントリーリスト(2/03)

2/03日、全グリッドが確定した2012年シーズンF1エントリーリストは以下の通り。
(非公式、チーム名称等は11月時点)

【2012年予想F1エントリーリスト】(2/03)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Red Bull Racing(AUT) Red Bull Racing Renault 1 セバスチャン・ベッテル GER 2 マーク・ウェバー AUS
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) McLaren Mercedes 3 ジェンソン・バトン GBR 4 ルイス・ハミルトン GBR
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 5 フェルナンド・アロンソ ESP 6 フェリッペ・マッサ BRA
Mercedes GP Petronas F1 Team(GER) Mercedes 7 ミハエル・シューマッハ GER 8 ニコ・ロズベルグ GER
Lotus F1 Team(GBR) Lotus Renault 9 キミ・ライコネン POL 10 ロマン・グロージャン FRA
Force India F1 Team(IND) Force India Mercedes 11 ポール・ディ・レスタ GBR 12 ニコ・ヒュルケンバーグ GER
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 14 小林 可夢偉 JPN 15 セルジオ・ペレス MEX
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Ferrari 16 ダニエル・リカルド AUS 17 ジャン・エリック・ベルニュ FRA
AT&T Williams(GBR) Williams Renault 18 パストール・マルドナド VEN 19 ブルーノ・セナ BRA
Caterham F1 Team(MAL) Caterham Renault 20 ヘイキ・コバライネン FIN 21 ヤルノ・トゥルーリ ITA
HRT Racing Team(ESP) HRT TBA 22 ペドロ・デ・ラ・ロサ ESP 23 ナレイン・カーティケヤン IND
Murussia F1 Team(RUS) Murussia Cosworth 24 ティモ・グロック GER 25 シャルル・ピック FRA

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HRT、2012年のレースドライバーにカーティケヤン起用決定

Narain Karthikeyan (C)Hispania Racing
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F1チームの中で唯一2012年のレースドライバーが確定していなかったHRT(前ヒスパニア・レーシング)は、3日(金)ナレイン・カーティケヤン(34歳:インド)を起用することを決め、正式発表した。

カーティケヤンは2011年も同チームでスタートしたが、シーズン途中にダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)と交代していた。

これにより2012年のHRTはベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(40歳:スペイン)&カーティケヤンというドライバー・ラインナップになる。
またこれで2012年のF1全グリッドが埋まったことになる。

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フェラーリ新型車発表会中止、その真相は……

Maranello Image (C)Ferrari S.p.A
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既報の通り、フェラーリ・チームは3日(金)本拠地マラネロでの新型車発表会を中止する決断をしたが、それは予定されていた屋外サーキットでの走行ができないことよりも、むしろ周辺道路の混乱が真の原因であるということだ。

それによれば、新型車発表自体は屋内での代替開催が可能であるものの、大雪による道路の混乱により肝心の招待客(約300人)の来場が見込めないことが主要な原因、というもの。

フェラーリやマクラーレン、メルセデスなどのビッグチームでは世界中から主要メディアを招待するのが慣例で、直前でのキャンセルによる影響は大きいものになりそうだ。

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バリチェッロ、インディカー転向に前向き姿勢

Rubens Barrichello

昨季限りでF1シートを失ったベテランのルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)は、このほどKVレーシングからインディカー・マシンのテストを行ったが、同シリーズへの転向が具体的になってきたようだ。

これは地元ブラジルの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』が伝えたもの。
それによればバリチェッロは当初のテスト予定をさらに延長することを決意。
テスト前には否定的だったインディカー・シリーズへの転向についても、「妻(シルヴァーナさん)の理解も得られそうだ」と、具体的に考慮していることを明かしたという。

なおKVレーシングは昨年まで佐藤琢磨が所属したチームだが、今季はホンダからシボレー・エンジンにスイッチすることを表明していて、同選手の去就はまだ決まっていない。

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跳ね馬も大雪には勝てず、3日の発表会中止に

Maranello Image (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、3日(金)に予定していた2012年新型車の発表会を中止したことを明らかにした。

これは、チームの本拠地であるマラネロが、大雪に見舞われて事実上屋外でのイベント開催が困難になったため。
スポークスマンによれば、発表会は中止するものの新型車の画像やスペック等の報道資料については公式サイトに掲載するとのことだ。

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2012/02/02

ハイドフェルド、ルマン24時間レース参戦決定

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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かねて噂になっていた通り、前ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルド(34歳:ドイツ)がルマン24時間レースに参戦することが確定した。

詳細ニュースはこちら

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ロータス・チーム(前ロータス・ルノーGP)、新経営陣を発表

Gerard Lopez (C)Renault F1 UK
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昨季のロータス・ルノーGPで、今季名実ともに唯一のロータス・ブランドとして再出発することになるロータス・チームが、新しい経営陣を明らかにした。

それによれば、これまでCOO(最高執行責任者)を務めていたパトリック・ルイス氏はCEO(最高経営責任者)に昇格。
その後任にはトーマス・マイヤー氏が就くことに。
なお現場の責任者であるチーム代表はエリック・ブイユ氏で変わらず、「両者はブイユ代表が最大限能力を発揮できるよう裏からサポートする」と、チームオーナーであるジェラール・ロペス氏は説明している。

ロータス・チームは以前のルノー・チーム、さらに遡ればベネトン、トールマンにまで至る。
なお同チームの2012年新型車『E20』(仮称)は、5日(日)にオンラインで発表される予定になっている。

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ザウバー・チームに新パートナー『NetApp』

NetApp logo (C)Sauber Motorsport AG

ザウバー・チームは新しいテクニカル・パートナーとして『NetApp』(NASDAQ: NTAP)と契約したことを発表した。
アメリカのIT企業である同社は革新的な記憶装置とデータ管理解決の主要プロバイダーで、現代のF1で欠かすことのできないコンピュータ・データ処理に威力を発揮すると期待される。

これにより同社のロゴが今後ザウバー・チームのトランスポーターを始め、ピット内の各装置に掲出されることになる。

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マクラーレン・チーム、2012年新型車『MP4-27』を発表

McLaren Mercedes 『MP4-27』(C)McLaren Group
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1日(水)、マクラーレン・チームはタイトル奪還を目指す2012年新型車『MP4-27』を自社のマクラーレン・テクノロジー・センターで正式にお披露目した。

マシンは昨年6勝を挙げた『MP4-26』の進化型ということで、注目されたフロントノーズ部分に大きな段差はみられず緩やかな曲面で構成されており、すでに明らかとなったケータハムF1や噂のフェラーリのような処理とは異なることが確認された。
発表会の席上、同チームのルイス・ハミルトンは「新型車のドライブはかなりトリッキーなものになると思うけど、早い段階に熟成させたい。
今はとても興奮しているよ」と、意欲をみせた。

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2012/02/01

メルセデスGP首脳、「開発スケジュールは正しい判断」

Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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主要チームのなかで唯一、2月7日(火)からのシーズン前最初のテストに旧型車での参加となるメルセデスGP(メルセデスAMGペトロナスF1)だが、その判断は正しいとチーム首脳が強調した。

そう語るのはメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ副社長。
「現代のF1で新しいマシン開発から製作までに掛かる時間はだいたい6か月に過ぎない。
その限られた時間の中で、最後の10日間というのは実に重要な部分を占めることになるんだ。
われわれは、あえて新型車によるシーズン前最初のテストへの参加を回避し、その時間を最後の仕上げに当てることにした。
われわれのこの判断が正しいものと信じているが、その評価が出るのはシーズン末ということになるだろう。
今からその時期が来るのが楽しみだよ」

同チームの2012年新型車がお目見えするのは2回目の合同テストとなるバルセロナで、21日(火)が予定されている。

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インディカー初ドライブのバリチェッロ、「壊さなくて良かった」

Rubens Barrichello

今季、F1のシートを見出せていない前ウィリアムズのルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)が、セブリング・スピードウェイでインディカーの初テストを行った。

その模様はこちら

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バルセロナ・サーキット、スペインGP継続に自信あり

Barcelona Test Image (C)Ex.Super Aguri F1
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ギリシャの経済危機を発端にEU(欧州連合)全体に不況が広がる中、スペイン・バレンシア州で行われているヨーロッパGPの将来が危ぶまれている。
こうした状況を受け、心配されるのはもう一方のスペインGPを開催するバルセロナだ。
しかし同サーキットのサルバドール・セルビア代表は、次のような強気のコメントを語っている。

「グランプリ開催契約は2016年まであるが、われわれはそれにすら満足していない。
大事なことは、ファンからほんとうに支持されているか、ということで、それについてわれわれには自信がある。
ここ20年間、成功を続けてきたし、それはこれからも何ら変わることはないだろう」

しかしそれでも国全体の経済は下降を辿っていて、予断を許さない。

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