鈴鹿サーキット、2013年のF1日本GP開催を正式発表
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Riccardo Patrese (C)Honda Racing
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決勝レース出走通算256回を数え、鉄人と呼ばれたリカルド・パトレーゼ氏(57歳:イタリア)が、グリッドからイタリア人ドライバーが消えた今年のF1を自身のサイトで憂えている。
「イタリア人が一人もいないF1なんて信じられないよ。
どうしてこんなことになってしまったのか、僕にはまったく理由がわからない。
F1にフェラーリ・チームの存在は重要なものだけど、同時にイタリア人も必要だ。
できればフェラーリが若いイタリア人を起用して、それを叶えて欲しいものだね」
パトレーゼ氏はマッサ(ブラジル)の後任としてイタリア人の起用を希望しているようだ。
なお、アロウズやブラバム、ウィリアムズ等多くのチームを渡り歩いた同氏だが、結局自分自身は跳ね馬加入の夢を果たすことはなかった。
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Ferrari 『F2012』 (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームがタイトル奪還に向け満を持して開発した筈の『F2012』だが、ここまでのところその戦闘力にあまり高い評価はされていない。
さらにここに来て最終テストの日程変更もFIAに拒否されたことから、早くも周囲からは今シーズンの苦戦が予想されているようだ。
しかしこうした報道について同チームのフェルナンド・アロンソは、「まだシーズン前テストも終わっていない段階から『F2012』が失敗作と決め付けるのはどうなんだい。
今の時期にどのマシンが1番でどのマシンが9番なのか、正確に評価できる人がいたら、ぜひともお目に掛かりたいものだね。
われわれの新型車はこれまでより格段に革新的にしたからこそ、最初の熟成に時間が必要ということ。
このアグレッシブな姿勢をきちんと理解して欲しいものだ」と、この元チャンピオンはチームの主要なスポンサーである『サンタンデル』のイベントで主張した。
これまでのところ同チームの『F2012』は総合タイムでヘレスでは全体の4番手、バルセロナでは同じく7番手に留まっている。
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雨により月曜日夜に遅れて行われた米NASCAR第1戦デイトナ500決勝レース中、コース上を走行中のジェット・ドライヤーにスピンしたマシンが激突するアクシデントが発生した。
アクシデントは両車が炎上する惨事となったが、マシンをドライブしていた元ウィリアムズやマクラーレンのF1ドライバーであるファン・モントーヤ(36歳:コロンビア)は無事救出されたとのこと。
詳細ニュースはこちら。
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Marussia F1 Logo (C)Marussia F1 Team
HRT(前ヒスパニア・レーシング)がすべてのクラッシュテストを終えた一方で、ライバルのマルシアF1チーム(前ヴァージン・レーシング)のほうはまだ最終的にこれをクリアしていないことがわかった。
これまでのレギュレーションでは開幕戦までにクラッシュテストを終えればOKだったが、今年の規則ではテストすら許されないことになっている。
このため、当初バルセロナ合同テストには参加したい、と言っていた同チーム最初のテストはさらに遅延。
いまの状況では来週行われるシーズン前最後のテストにもその参加が危ぶまれていて、最悪の場合3月16日のメルボルンが同チーム『MR01』(仮称)のぶっつけ本番ということになりかねない様相だ。
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Frank Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの創設者で、現在は会長職にあるフランク・ウィリアムズ氏(69歳:イギリス)が英国の『F1レーシング』で過去を述懐、エイドリアン・ニューイ氏への未練(?)を語った。
当時新進気鋭のエアロダイナミックス・デザイナーとして1990年にウィリアムズ・チームに加入したニューイ氏は、6年間で4回のタイトル獲得をもたらすなどその鬼才ぶりを発揮。
しかし1997年シーズン半ばにマクラーレン・チームへと移籍した。
ウィリアムズ氏によれば、当時ニューイ氏からチームの経営にも参画したいとの申し出があったもののこれを断ったことが離脱の原因になったのだという。
ウィリアムズ氏は「私の判断ミスだった。
あの時彼をチームに留めていれば……」と悔やんだが、覆水盆に返らず。
ニューイ氏が離脱した1997年にもチームはその「遺産」でタイトル獲得を果たしたが、その後は現在に至るまでタイトルから遠ざかったまま。
一方そのニューイ氏は現在レッドブル・レーシングで連続タイトル獲得に貢献している。
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Giedo van der Garde (C)Ex.Super Aguri F1
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今季ケータハムF1のリザーブドライバーに指名されているオランダのギド・ヴァン・デル・ガルデ(26歳)が、同時に傘下のケータハム・レーシングから今シーズンのGP2シリーズに参戦することが決まった。
これまですでに同シリーズに参戦経験を持つヴァン・デル・ガルデは、「GP2はほとんどF1とレースを共にしていて得るものは大きいしスケジュール的にも不都合がない。
万全の体制で出るからにはタイトル獲得を目指したい」と、意欲をみせた。
ちなみに同選手はかつてスーパー・アグリF1との間で契約上のトラブルで揉めたことがある。
なおチームメイトはロドルフォ・ゴンザレス(24歳:ベネズエラ)になる。
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Mercedes 『W03』 (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)が今年のF1で使用する共通ECU(エンジン・コントロール・ユニット)を改善したことがわかったが、その原因を作ったのはメルセデス・エンジンだったということだ。
これはメルセデスの地元ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによればメルセデスは現行ECUのソフトウェアに、ブロウン・ディフューザー効果を高める抜け穴を見出したとのこと。
そしてこれを知ったFIAが直ちに改善された新しいECUを開発しメルセデスの策を封じたのだという。
ただ他チームの関係者によればメルセデスのこの策はエンジンに負担をかけると共に燃費も悪化するので元々ベストとは言えない方策だったと指摘されている。
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Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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2010年のF1復帰以来、共に蜜月関係にあるとみられるミハエル・シューマッハ(43歳:ドイツ)とメルセデスAMGペトロナスF1チームの関係だが、このほど伝えられた契約更新の噂はシューマッハの側でなくチームのほうからもたらせられたものであるようだ。
ドイツの有力紙『ビルト』が報じるところによれば、当初2010年に両者で交わされた契約は2012年末までの3年間。
今回これをさらに2年間延長するというものだが、これはチーム側が呈示したもので、これに対しシューマッハ本人がまだ了承していないのだという。
シューマッハはメディアの取材に対し、「いずれにせよ今年中に決断しなければならない」としているものの、その最大の要素は今年のマシン『W03』の戦闘力次第ということになるだろう。
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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シーズン前最初となったヘレス合同テストの初日いきなりトップタイムを記録するなど強い印象を与えたキミ・ライコネン(ロータス)だったが、その後マシンに深刻なトラブルが確認されてテストすら出来ず仕舞い。
チームは一転苦しい状況に追い込まれている。
こうした状況について、しかしこの2007年シーズンのF1チャンピオンは、「(マシンのトラブルで)モチベーションが落ちていないかと心配してくれる向きが多いけれど、全然そんなことはないね。
レーシングドライバーというものは、たとえ良い成績が残せなくてもマシンが上昇傾向にあり、ドライビングに集中できていればそれで満足できるものなんだ。
フェラーリでの最後の年は、そういう部分で欠けていたんだね。
しかし今はまったく異なる状況。
ロータスはみんなが上を目指していて、誰も後なんか見ていないんだよ」と、チーム全体の士気が衰えていないことを強調した。
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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先週行われたバルセロナ合同テストで、4日間を通じての最速タイムを記録したザウバー・チームの小林可夢偉にメディアの注目が集まったが、当人は極めて冷静にこれを受け止めているようだ。
「それは確かに遅いよりは速いほうが気分はいいけれど、これはあくまでもテストだから。
今回のタイムがそれぞれのチームの力を表しているという訳ではないからね。
レッドブルだってマクラーレンだって、今回のタイム以上に速いことはわかってる。
それよりうれしいのは新型車の信頼性が高いことさ。
エクゾースト関連のトラブルに見舞われただけで、大きな障害はなくここまで走れている。
今の時期、これは大きいよ。
とりわけシーズンの序盤、ポイントを獲得するためにはまずきちんとレースを走り切ることが大切なんだ」
テスト最終日の小林可夢偉は、ベストタイムを出しただけでなく全体でも最多となる145ラップもの周回をしている。
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M.Schumacher & R.Brawn (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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メルセデスAMGとミハエル・シューマッハとの契約は今シーズン末までと推定されるが、この契約を更新することで合意したと一部ドイツ・メディアにより伝えられた。
しかしこれについて同チームのロス・ブラウン代表はそうした事実を否定している。
「シューマッハはわれわれが期待した通りのパフォーマンスをみせているし、関係もうまくいっている。
来季もまた一緒にやれればいいと考えてはいるがまだ契約更新したという事実はない。
その前にまず今シーズン、さらに戦闘力レベルを引き上げることが必要で、そのためにお互い全力を投入することが最優先だ」
7度のタイトルを獲得したグレート・ドライバーも今年すでに43歳。
誰よりもシューマッハ自身が「結果」を求めていることだろう。
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | 小林 可夢偉 | JPN | Sauber Ferrari | 1'22.312 | 145 |
2 | P.マルドナド | VEN | Williams Renault | 1'22.391 | 106 |
3 | N.ヒュルケンバーグ | GER | Force India Mercedes | 1'22.608 | 112 |
4 | S.ペレス | MEX | Sauber Ferrari | 1'22.648 | 85 |
5 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'22.891 | 104 |
6 | P.ディ・レスタ | GBR | Force India Mercedes | 1'23.119 | 101 |
7 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'23.180 | 87 |
8 | J.バトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'23.200 | 115 |
9 | M.シューマッハ | GER | Mercedes | 1'23.384 | 127 |
10 | F.マッサ | BRA | Ferrari | 1'23.563 | 103 |
* 集計は非公式です
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Factory Image (C)Renault F1 UK
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F1では現在不当なエンジン・コントロールを防ぐため統一のECU(エンジン・コントロール・ユニット)の使用を義務付けているが、昨年話題になった故意によるミスファイヤ等への対策としてFIA(国際自動車連盟)はさらなる管理強化へ動き出した模様だ。
とりわけルノー・エンジン等で噂された排気のコントロールは、国際放送でも明らかに他のエンジンとは違う異質なサウンドが確認されていて、他チーム関係者からは疑問の声が繰り返し投げ掛けられていた。
FIAの担当者は「これによりエンジンマッピングの抜け穴はなくなる」としているが、F1テクノロジーの歴史は常にレギュレーションとのいたちごっこの繰り返しだ。
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Hispania 『F111』 (C)HRT
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まだ今季のマシンをお披露目していないHRT(前ヒスパニア・レーシング)だが、FIA(国際自動車連盟)による新型車『F112』(仮称)のクラッシュテストをすべてクリアしたことがわかった。
同チームでは本来今回行われたバルセロナ合同テストに新型車で参加する予定だったものの、二つのテストで不合格となり規定によりテストに参加することが叶わなかったもの。
ただマシン製作の関係で、3月1日(木)からのシーズン前最終テストに初日から参加できるかはまだ不透明。
場合によっては2日間程度になる可能性もあるということだ。
シーズン開幕は3月16日に迫っている。
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Lotus Renault 『E20』 (C)Lotus Team
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突然のテスト打ち切りから、その後はすべての日程をキャンセルする大事に見舞われたロータス・チーム(前ルノー・チーム)だが、ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌はこのトラブルがシャシーそのものというよりはフロント・サスペンションのマウント部にあると報じている。
またこれが設計上の問題に原因があり、個体差ではないことからヘレス合同テストで使ったシャシーに戻して走行させることも不可能。
さらにそもそもキミ・ライコネンが初めて1号車をドライブした時にも違和感を訴えていたとも伝えている。
チーム側はこうした報道について依然一切のコメントを避けたままだ。
ただ3月の最終テストには修復を終えて復帰する見通しという。
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(C)Pirelli Motorsport
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2012年2月24日、バルセロナ
今年初めて、F1の各チームは、ピレリの全種類の2012年型スリックタイヤ(P Zeroシルバー・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム、P Zeroイエロー・ソフト、P Zeroレッド・スーパーソフト)をバルセロナで試しました。
ドライバーによる総ラップ数は3697周、距離に換算すると17,207kmになります。
今年2回目のテストにおいて、大半のチームは、熟知したサーキット上での2012年型マシンと全種類のピレリタイヤの相互作用を検証し、マシンの開発カーブを加速しました。多くのドライバーは、全種類のピレリタイヤを使用してレースシミュレーションを行いました。特に、開幕3戦で選択されているミディアムタイヤ(オーストラリアと中国ではソフトタイヤと、マレーシアではハードタイヤとの組み合わせ)を使用して、 多くの作業が行われました。
スペインGPの開催地であるカタロニア・サーキットでの4日間のテストは、午前中、かなり低い気温に見舞われたため、各チームは、適正データの大量取得が難しい状況でした。午後は、タイヤの作動領域に適した暖かいコンディションとなり、ピレリと各チームは、いくつかの有益なデータを取得し、タイヤの動作を確認することが出来ました。雨は降らなかったため、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤのテスト機会はありませんでした。
ピレリジャパン・プレスリリース
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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3月1日(木)から始まるシーズン前最後のテストについて、レッドブル&フェラーリ両チームが一日日程をずらす方向で他チームとの交渉が行われているが、テスト最終日が延長された場合、ロータス・チーム(前ルノー・チーム)もこれに加わる方向とみられる。
同チームの場合、シャシー面とみられる深刻なトラブルからすでに今週のテストも一日で打ち切っていて、最終テストに掛かるプレッシャーは他チームとは比較にならないほど重大になっている。
これが認められれば、レッドブル&フェラーリ両チームのテストは2日(金)から5日(月)までの4日間に、ロータス・チームは1日(木)から5日(月)まで5日間テストが行われることになりそうだ。
ちなみに同チームから今季F1復帰を果たすキミ・ライコネンはまだ2日間しかテストができていない。
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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21日(火)から4日間に渡って行われたバルセロナ合同テストを、通算でもトップとなるベストタイムで最終日を締めくくったザウバー・チームの小林可夢偉は、「いいテストになった」と満足気にその印象を語った。
「とにかくたくさんの距離を走ってさまざせまなことを試し、多くのデータを収集することができた。
加えて午前に行ったセットアップの変更が好タイムにもつながったので、いくらテストとはいえトップというのは励みになるものだからね。
内容にも結果にも満足しているよ。
タイヤや燃料の変化などだいぶ理解することができたけれど、それでもまだ開幕戦までにやらなきゃならないことは多い」
またテストの責任者であるジャンパオロ・ダラーラ氏は、「午前のセッションでは空力やサスペンションなどいくつかのセットアップを試したあと、予選を想定したクイックラップをやったんだ。
予選はわれわれにとって弱点の一つでもあったんだが、可夢偉はとてもいいタイムをマークしてくれた。
もちろん今の段階でタイムの比較は意味を持つものではないが、励みにはなる。
午後は他チーム同様、決勝レースを想定したロングランを行った。
とてもポジティブなテストになったよ」と説明している。
この日小林はトータル実に145ラップを周回、これは4日間すべてを通じても全選手中最多となるものだ。
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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4日間に渡って行われたシーズン前2度目となるバルセロナ合同テストを、トップタイムで締めくくったのはザウバー・チームの小林可夢偉だった。
もちろんピレリのソフトタイヤを装着して叩き出したそのベストタイム1'22.312は、前日までの最高タイムを僅差の0.079秒短縮というものながら、通算でも堂々のベストとなるものだ。
多くのドライバーがレース・ディスタンスを念頭に置いたロングランを行なう中、小林のタイムは午前のセッション最後にマークしたものだが、その後の他車のアタックに脅かされながらも最後までタイミングモニターのトップから落ちることはなかった。
2番手は前日トップのマルドナド(ウィリアムズ)で小林とは0.249秒差。
以下3番手のディ・レスタ(フォース・インディア)からバトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、そして8番手のロズベルグ(メルセデスAMG)まですべて1分23秒台にタイムを揃えた。
コバライネンのケータハムF1は唯一1分26秒台だったが、電気系のトラブルからエンジン交換を余儀なくされたという理由もあった。
最後尾は2011年型車を持ち込んだマルシア(前ヴァージン)で、サスペンション・トラブルから1周すらできずに終えている。
なおこの日は3回に渡って赤旗中断となったが、その1回目はディ・レスタのコースアウト、2回目は小林可夢偉、そして3回目がバトンでこちらはいずれもロングラン中のガス欠によるものだった。
次回はいよいよシーズン前最後となるバルセロナ合同テストで3月1日にスタートする予定。
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | 小林 可夢偉 | JPN | Sauber Ferrari | 1'22.312 | 145 |
2 | P.マルドナド | VEN | Williams Renault | 1'22.561 | 134 |
3 | P.ディ・レスタ | GBR | Force India Mercedes | 1'23.119 | 101 |
4 | J.バトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'23.200 | 115 |
5 | F.マッサ | BRA | Ferrari | 1'23.563 | 103 |
6 | M.ウェバー | AUS | RedBull Renault | 1'23.774 | 85 |
7 | J.ベルニュ | FRA | Toro Rosso Ferrari | 1'23.792 | 92 |
8 | N.ロズベルグ | GER | Mercedes | 1'23.843 | 139 |
9 | H.コバライネン | FIN | Caterham Renault | 1'26.968 | 70 |
10 | C.ピク | FRA | Marussia Cosworth | -------- | -- |
* 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
* 2012 TestTime : 1'22.391 P.マルドナド/Williams Renault (2/22)
* ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です
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小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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バルセロナ合同テストでは初めてのドライブとなった23日(木)の走行を終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、「ヘレスのときより進歩している」と、手応えをみせた。
「ここバルセロナで『C31』を走らせるのは今日が初めてだったけど、とてもいい感触だったよ。
一日を通じて大きなトラブルもなかったし、着実に開発プログラムを進めることができた。
ヘレスでドライブした時よりも確実にマシンは進歩していると感じたね。
でももちろんまだまだやらなきゃならないことはたくさんあるので、明日も精力的に走ってデータを集めたい」
またジャンパオロ・ダラーラ/トラックエンジニアリング責任者も、「今日、可夢偉は約100ラップを周回したが、その中でタイヤや空力パーツの確認、またサスペンションなど多くの仕事をしてもらった。
今日はチームにとってもまたドライバーにとっても収穫の多い実りあるものだったと思うよ」と、この日を振り返った。
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Christian C.Horner (C)Redbull Racing
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F1のシーズン前テストは現在行われている合同テストの後は、いよいよ3月1日(木)から4日(日)に掛けてのバルセロナ合同テストが最終となる。
しかしここに来てレッドブル&フェラーリの両チームから日程変更という噂が流れて注目を集めている。
それによれば両チームはいずれもこれを一日ずらし、2日(金)から5日(月)に変更するというもの。
これについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「単にロジスティック(物流)の関係で決めただけで大きな理由はない」と説明しているが、本音は本番ギリギリまで準備を整えることを考慮したためと推察されている。
2012年の開幕戦オーストラリアGPは翌週末、16日(金)からプログラムがスタートする。
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Pastor Maldonado (C)Williams F1
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23日(木)、第3日目を迎えたバルセロナ合同テストは、多くのチームで前半とドライバーが交代して行われた。
この日トップタイムを記録したのはルノー・エンジンを搭載したウィリアムズのマルドナドで、午前にマークしたそのタイム1'22.391は前日ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)が記録したものをさらにコンマ2秒ほど短縮するもの。
マルドナドは「予定していたプログラムを問題なくすべて終えることができ、良い一日になった。
マシンは着実に進歩していて、すべてが正しい方向に進んでいる」と、好感触のコメント。
2番手はメルセデスGPのシューマッハだったが、タイヤの違いはあるにせよマルドナドとのタイム差はほぼ1秒という大きなものだった。
以下、小林可夢偉(ザウバー)、バトン(マクラーレン)までが同じ1分23秒台。
バトンは10ラップほどの短い周回でしばしばガレージに戻って作業を行っていた。
フェラーリのマッサ、またレッドブルのウェバーもコース上でストップする場面がみられたが、いずれも深刻なものではないようだ。
マルシアF1(前ヴァージン)のグロックはテスト初登場。
ケータハムのペトロフを上回った。
なおロータス・ルノーは既報の通り今日もテスト不参加となった。
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Pastor Maldonado (C)Williams F1
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | P.マルドナド | VEN | Williams Renault | 1'22.391 | 106 |
2 | M.シューマッハ | GER | Mercedes | 1'23.384 | 127 |
3 | 小林 可夢偉 | JPN | Sauber Ferrari | 1'23.582 | 99 |
4 | J.バトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'23.918 | 114 |
5 | J.ベルニュ | FRA | Toro Rosso Ferrari | 1'24.433 | 78 |
6 | M.ウェバー | AUS | RedBull Renault | 1'24.771 | 97 |
7 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'24.771 | 84 |
8 | P.ディ・レスタ | GBR | Force India Mercedes | 1'25.646 | 83 |
9 | T.グロック | GER | Marussia Cosworth | 1'26.173 | 108 |
10 | V.ペトロフ | RUS | Caterham Renault | 1'26.448 | 70 |
* 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
* 2012 TestTime : 1'22.608 N.ヒュルケンバーグ/Force India Mercedes (2/22)
* ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です
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Sergio Perez (C)Sauber Motorsport AG
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バルセロナ合同テストで担当の前半2日間を終えたザウバー・チームのセルジオ・ペレスは、「マシンの戦闘力は確実に進歩している」と、その手応えを表現した。
この日ペレスは午後のセッション終盤、エクゾースト関連のトラブルに見舞われて走行時間を失ったものの、ソフトタイヤを装着してのクイックラップではフォース・インディアのニコ・ヒュルケンバーグに次ぐ全体の2番手タイム。
まだタイムは関係ないとはいえ、チームの士気を高めたのは事実だ。
「多少トラブルがあったとはいえ、昨日よりもさらに進歩しているのは間違いない。
確実に必要なデータを収集しているし、開発は正しい方向に進んでいると確信しているね」と、ペレス。
またテストを総括するジャンパオロ・ダラーラ氏も、「今日はとてもポジティブな一日になった。
プログラムに沿ってテストは順調に進んだし、セットアップについても進歩が図られた。
3種類のタイヤすべてを確認したし、燃料の搭載状況についても確かめることができた。
明日からの2日間、可夢偉の手でさらに進化できるよう期待している」と述べた。
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MercedesGP 『W03』 (C)Mercedes Motorsport
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他の多くのライバルからは3週間も遅れ、まさに満を持して発表した形となったメルセデスGPの新型車『W03』については他チームから高い関心を持って迎え入れられている。
とりわけ一部メディアから「フロントノーズの処理は『Wダクト』で極めて秀逸な合法的空力処理」とされたフロントウィングのデザインについて、ドイツの『ディ・ヴェルト』紙はレッドブル・グループのレーシング・アドバイザー、ヘルムート・マルコ博士のコメントとして次のような皮肉な言葉を紹介した。
「このシステムについてすでに称賛する声が聞かれるが、私にはどのように機能させるのか謎でしかないね」
これまでのところ『W03』は初日のシューマッハが全体の11台中6番手、2日目のロズベルグは10台中7番手とその「速さの正体」を明確にしていない。
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Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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22日(水)、第2日目を迎えたバルセロナ合同テストは、今季サハラ・フォース・インディアのレースドライバーに昇格したニコ・ヒュルケンバーグが、前日ベッテル(レッドブル)の記録したタイムをさらに0.675秒短縮する1'22.608のタイムでトップに立った。
この日は多くのチームでレース・ディスタンスのシミュレーションが行われ100ラップ以上の周回を記録している。
大本命レッドブルのベッテルも例外ではなく、午後のセッションではタイヤ交換のためのピットストップを除き、67ラップもの連続周回をこなしていた。
そうした中、ヒュルケンバーグの最速タイムはピレリのソフトタイヤを装着して記録したもので、2番手に続いたザウバーのペレスも同様だった。
またメルセデスGPのロズベルグはこの日初めて新型車『W03』をドライブ、各部システムの確認をしながらこの日トータル82ラップを周回した。
なお前日シャシーのトラブルが発見されてテストを中止したロータス・チーム(前ルノー・チーム)は心配された通りこの日もテストを回避、残念ながら再びコースにその姿をみせることはなかった。
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Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | N.ヒュルケンバーグ | GER | Force India Mercedes | 1'22.608 | 112 |
2 | S.ペレス | MEX | Sauber Ferrari | 1'22.648 | 85 |
3 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'22.891 | 104 |
4 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'23.180 | 87 |
5 | D.リカルド | AUS | Toro Rosso Ferrari | 1'23.639 | 46 |
6 | L.ハミルトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'23.806 | 121 |
7 | N.ロズベルグ | GER | Mercedes | 1'24.555 | 82 |
8 | V.ボタス | FRA | Williams Renault | 1'25.738 | 117 |
9 | V.ペトロフ | RUS | Caterham Renault | 1'26.605 | 69 |
10 | C.ピク | FRA | Marussia Cosworth | 1'27.343 | 108 |
* 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
* 2012 TestTime : 1'23.265 S.ベッテル/RedBull Renault (2/21)
* ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です
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Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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今年のシーズン前最初のテストではいきなりキミ・ライコネンがトップタイムを記録するなどその速さに注目が集まったロータス・ルノーだったが、ここに来て深刻なトラブルに見舞われている。
21日(火)からスタートしたバルセロナ合同テスト、この日ステアリングを握ったテストドライバーのロマン・グロージャン(25歳:フランス)は、しかしわずか7ラップを周回しただけでシャシーの異変を訴えて走行中止に。
マシンを降りたグロージャンは、「クルマが思うように動かないことにすぐ気付いた。
でもこれは2号車だから、明日はヘレスで使った1号車に戻せば問題ない。
メルボルン(開幕戦オーストラリアGP)でトラブルが出るよりも今出し切ったほうがよほどいいよ」と、明るい表情崩さなかったが、2日目以降のテストが行えるか、チームはまだ最終的な判断を下していない。
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Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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シーズン前2回目となるバルセロナ合同テストがスタート。
初日の21日(火)は直前に同地でメルセデスGP(今季メルセデスAMGペトロナスF1)の新型車『W03』も正式発表され、さらなる盛り上がりと共に始められた。
この日トップタイムを記録したのは今季も大本命に位置づけられるレッドブル・レーシングのベッテル。
ピレリの新タイヤを試しながらこの日トータル79ラップを周回し、1'23.265のベストタイムを記録してみせた。
多くのマシンが午前のタイムを更新できないというこの日のコンディションの中、2番手にはフォース・インディアのヒュルケンバーグが、また3番手にはマクラーレンのハミルトンとメルセデス・エンジン勢が続いた。
以下、リカルド(トロ・ロッソ)、アロンソ(フェラーリ)、シューマッハ(メルセデスGP)、そしてペレス(ザウバー)までがトップと1秒以内のタイム。
ケータハムF1のコバライネンは一時コース上にストップするなどマシントラブルに見舞われたものの、修復なって最出走を果たした。
一方、深刻なトラブルに見舞われたのがこれまで好調だったロータス・ルノー。
わずか7ラップを周回しただけでマシンを降りたグロージャンは、チームのテスト打ち切りという決定にサーキットから離れるしかなかった。
なお、先に報じられた通りHRTはマシン開発に専念するため今回のテストに参加していない。
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Mercedes 『W03』 (C)Mercedes Motorsports
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すでにテスト画像がスクープされるなどしていたメルセデスGP(今季メルセデスAMGペトロナスF1)の2012年新型車『W03』が、同日から合同テストがスタートするバルセロナ・サーキットで正式にお披露目された。
発表にはシューマッハ&ロズベルグの両レースドライバーに加え、チームのロス・ブラウン代表、そしてメルセデス・モータースポーツからノルベルト・ハウグ副社長らも同席、一同でこの遅れてやって来た期待のマシンを誇らしげにアピールした。
『W03』はこちらも他チームと同様、フロントノーズには大きな段差がみられ今シーズンのレギュレーションのクリアに苦慮したことが窺われる。
ブラウン代表が「昨年の『W02』から確実に進化したもので、われわれの期待に応えてくれる筈」と、自信をみせた新型車はミハエル・シューマッハの手により同日のテストにさっそくその雄姿をみせた。
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Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'23.265 | 79 |
2 | N.ヒュルケンバーグ | GER | Force India Mercedes | 1'23.440 | 97 |
3 | L.ハミルトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'23.590 | 114 |
4 | D.リカルド | AUS | Toro Rosso Ferrari | 1'23.618 | 76 |
5 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'24.100 | 75 |
6 | M.シューマッハ | GER | Mercedes | 1'24.150 | 51 |
7 | S.ペレス | MEX | Sauber Ferrari | 1'24.219 | 66 |
8 | B.セナ | BRA | Williams Renault | 1'25.711 | 97 |
9 | H.コバライネン | FIN | Caterham Renault | 1'26.035 | 31 |
10 | R.グロージャン | FRA | Lotus Renault | 1'26.809 | 7 |
11 | C.ピク | FRA | Marussia Cosworth | 1'28.029 | 121 |
* 2011 TestTime : 1'21.268 M.シューマッハ/Mercedes (3/11)
* ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です
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2012年2月20日、ミラノ
2012年シーズン最初のテストから2週間が経過し、ピレリはバルセロナへ向かいます。バルセロナは、ピレリが今日まで、プライベート、公式両テストにおいて数千kmを走破している、最も走り込んだサーキットです。
しかし、2週間前にヘレスでテストされた、最終的な2012年仕様タイヤがカタロニア・サーキット上を走行するのは初めてになります。このサーキットは、ピレリと同様に、各チームにとっても馴染みの場所です。各チームは、2012年仕様マシン開発の進み具合をジャッジするために、数年間に渡って蓄積されたサーキットのデータを活用することができるでしょう。
ピレリは、2月21~24日に行われる4日間のテストのために、ヘレスへ持ち込んだタイヤセットより73セット多い、合計367セットのタイヤをバルセロナに持ち込む予定です。各チームは、各マシンに割り当てられた年間100セットのテスト用タイヤから、使用したいコンパウンドを選択することができます。ヘレスでのテスト同様、バルセロナにおいても、P Zeroホワイト・ミディアムが最も人気が高く、110セットが選択されています。
ミディアム・コンパウンドは、高い性能レベルと耐久性を保証し、多様な路面状況に対応できるよう設計されています。これは、ピレリが今シーズン開幕3戦に、ソフトタイヤ(オーストラリアと中国)、ハードタイヤ(マレーシア)とともにミディアムタイヤを選択した理由の一つです。
P Zeroイエロー・ソフトが、次に人気が高く、82セットがバルセロナへ持ち込まれます。また、ピレリは、P Zeroシルバー・ハードを69セット、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・ウェットをそれぞれ36セット、そしてヘレスではどのチームも選択しなかったため今回がデビューとなる、P Zeroレッド・スーパーソフトを34セット持ち込む予定です。
明日から始まる2回目の公式テスト地となった、全長4.65kmのカタロニア・サーキットは、長いストレートと様々なコーナーがあり、広範囲のパラメータを評価する理想的な場所と言えます。昨年、バルセロナでの冬のテストは寒さに見舞われました。寒冷な気候状態は、タイヤの動作に大きな影響を与えます。
ピレリジャパン・プレスリリース
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Green Party logo
昨年の国内騒擾から1年を経たいま、再び混乱が伝えられる中東バーレーンでのグランプリ開催について、イギリスの緑の党は開催を断念するよう主張している。
同党を率いるキャロライン・ルーカス女史によればバーレーン国内では依然として混乱と不当な弾圧が繰り返されていて、平和のイベントであるグランプリを再開させるには時期尚早であるというもの。
ただ、こうした動きについてもグランプリ開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「バーレーンはすでに平和でレースを開催しない理由などない」と、にべもない様子だ。
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Jarno Trulli (C)Lotus Racing
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ケータハムF1(前チーム・ロータス)からの突然の放出を受け、37歳という年令から「再就職」は難しいとみられるヤルノ・トゥルーリ(イタリア)だが、本人はこの状況に「驚いていない」と、冷静な対応をみせている。
「みんなはいろいろ言うけれど、僕自身はこの状況について別に不機嫌な訳ではないよ。
(ケータハムF1のような)小さなチームがお金を必要とする、というのは当然のことなんだ。
十分な経験を持つドライバーを金銭を支払って雇うのか、あるいは資金が持ち込める若いドライバーを雇うのか、どちらがチームにとって有用なのかを判断するのはチームの側にあるんだからね。
それでも僕はレースが仕事だから」と、地元イタリアの『ANSA通信』に語っている。
さらにイタリア人F1ドライバーが今年のグリッドから消えることについて、「イタリアにはハイレベルなドライバーを育成するシステムができてない」と、嘆いた。
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Toro Rosso Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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スクーデリア・トロ・ロッソでは、今季ドライバー・ラインナップを一新、ダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)&ジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)といういずれも新人のフレッシュ・コンビで戦うことを明らかにしている。
若いドライバーにとっては大きなチャンスといえるが、その一方で二人は大いなるプレッシャーにさらされると指摘する向きもある。
それによれば、レッドブルの支援を受けるトロ・ロッソは、レッドブル・グループ全体の若手登竜門と位置づけられていて、若手ドライバーが抜擢される一方で数年で顕著な結果が出せなければ容赦なく交代させられるというもの。
実際、2007年にはビタントニオ・リウッツィ&スコット・スピードが、また昨年もセバスチャン・ブエミ&ハイメ・アルグエルスアリがいずれも放出されている。
ただその一方で現王者セバスチャン・ベッテルはトロ・ロッソを経てレッドブル・レーシングへとみごと「昇格」を果たしているのも事実だ。
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Mercedes SLR McLaren Stirling Moss (C)McLaren Group
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F1創世記に活躍したスターリング・モス氏が、現在チャンピオンとして君臨するセバスチャン・ベッテルについて「ファンジオにも匹敵する実力の持ち主」と、英『ロイター』で絶賛した。
通算5度のF1チャンピオンに輝く故ファン・マニュエル・ファンジオは、その記録こそミハエル・シューマッハに破られたもののいまだにF1で最高の伝説のドライバーに君臨していることに違いない。
そのファンジオと一時期チームメイト(1955年メルセデス)だった経験を持つモス氏は、「ベッテルが現代のF1においてあのファンジオに匹敵する活躍をみせていることに異議を唱える者はいないだろう。
好成績を挙げていることについて、それだけ優れたマシンに乗っているから、という皮肉な見解を示す輩もいるが、そのこと自体がまたF1ドライバーの能力でもあるのだから」と、自戒の念も込めて語った。
16回の優勝記録を持ちながらも結局念願のタイトル獲得には届かず『無冠の帝王』と称せられたモス氏だが、メルセデスからはその功績を讃え名前を冠したスポーツカーも開発されている。
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小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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今年も日本人唯一のF1ドライバーとして期待が掛かるザウバー・チームの小林可夢偉が、自身の公式サイトで今年初めてとなる記事を更新、シーズン前最初のテストを終えての感想を書き記している。
それによれば、まだエアロダイナミックスのデータ採りや新しいピレリタイヤとのマッチングを行っていてクイックラップ等は行っておらず、今の段階でタイムは全然意味がないという。
その上で、「僕たちにとっては今年はいい状況になっている」と期待を持たせる感想で締めくくった。
シーズン前2度目となるバルセロナ合同テストは今週21日(火)から当地でスタートする。
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Vitaly Petrov (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1がすでに発表されていたヤルノ・トゥルーリを代えてまで前ルノー・チームのヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)と契約したことについて、ペトロフが持つロシア資本の影響が大きいと報道されていることについて、当人もまたチームもこれを否定している。
ペトロフは英『スカイスポーツ』の取材に対し、「もちろんチームやマシンについて詳細に検討した結果だ。
クルマ自体にもポテンシャルが感じられたし、今年は「KERS」(運動エネルギー回収システム)も使えるという。
チームは全体がいい雰囲気でさらに発展する手応えを感じたから決めたんだ。
僕の経験をすべてこのチームに託し、一緒に成長していきたいと思っているよ」と、語っている。
またチームの側も、「純粋にペトロフのドライバーとしての能力を評価したもので、資金持込とかはない」としている。
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McLaren Mercedes 『MP4-27』(C)McLaren Group
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上位チームの中でまだ2012年新型車を正式発表していないメルセデスAMGだが、スクープされた写真ではやはりフロントノーズに大きな段差が確認された。
そうなると、またまた唯一なだらかなフロントノーズを持つマクラーレン・チームの『MP4-27』の処理に注目が集まることになる。
他チームから2012年のレギュレーションに触れているのではないか、との指摘に対し、同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は次のように独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌で反論した。
「われわれはこのレギュレーションについて詳細に検討した結果、段差ノーズにはエアロダイナミックス面での優位が、またなだらかなノーズにはサスペンション・ジオメトリーの面でアドバンテージがあることがわかった。
その結果、われわれは昨年までのデータも活かせる進化型で行こうという結論に達した。
レギュレーションに抵触するのではないかという疑問が生じることも承知しているが、まったく問題はない」と、自信をみせている。
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2012年シーズンF1エントリーリストは以下の通り。
(ケータハムF1のドライバー入替により変更された)
(非公式、チーム名称等は11月時点)
【2012年予想F1エントリーリスト】(2/19)
Team | Constructor | N0. | Driver | Nat. | N0. | Driver | Nat. |
Red Bull Racing(AUT) | Red Bull Racing Renault | 1 | セバスチャン・ベッテル | GER | 2 | マーク・ウェバー | AUS |
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) | McLaren Mercedes | 3 | ジェンソン・バトン | GBR | 4 | ルイス・ハミルトン | GBR |
Scuderia Ferrari(ITA) | Ferrari | 5 | フェルナンド・アロンソ | ESP | 6 | フェリッペ・マッサ | BRA |
Mercedes GP Petronas F1 Team(GER) | Mercedes | 7 | ミハエル・シューマッハ | GER | 8 | ニコ・ロズベルグ | GER |
Lotus F1 Team(GBR) | Lotus Renault | 9 | キミ・ライコネン | POL | 10 | ロマン・グロージャン | FRA |
Force India F1 Team(IND) | Force India Mercedes | 11 | ポール・ディ・レスタ | GBR | 12 | ニコ・ヒュルケンバーグ | GER |
Sauber F1 Team(SUI) | Sauber Ferrari | 14 | 小林 可夢偉 | JPN | 15 | セルジオ・ペレス | MEX |
Scuderia Toro Rosso(ITA) | STR Ferrari | 16 | ダニエル・リカルド | AUS | 17 | ジャン・エリック・ベルニュ | FRA |
AT&T Williams(GBR) | Williams Renault | 18 | パストール・マルドナド | VEN | 19 | ブルーノ・セナ | BRA |
Caterham F1 Team(MAL) | Caterham Renault | 20 | ヘイキ・コバライネン | FIN | 21 | ヴィタリー・ペトロフ | RUS |
HRT Racing Team(ESP) | HRT TBA | 22 | ペドロ・デ・ラ・ロサ | ESP | 23 | ナレイン・カーティケヤン | IND |
Murussia F1 Team(RUS) | Murussia Cosworth | 24 | ティモ・グロック | GER | 25 | シャルル・ピック | FRA |
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Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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F1は今週シーズン前2度目のテストをスペインのバルセロナ・サーキットで行うが、これに先駈けザウバー・チームはイタリアのバイラノ・サーキットでプライベートの空力テストを行った模様だ。
それによればステアリングを握ったのは第3ドライバーであるエステバン・グティエレス(20歳:メキシコ)で、規定によりストレートだけのエアロダイナミックス・テストを行ったとみられる。
(グティエレスは昨年の9月にも同地でテストを行っている)
現在のF1レギュレーションでは公式の合同テスト以外は禁止されているが、直線だけのテストは年間4回まで許されている。
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Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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2010年以来在籍していたウィリアムズ・チームからの放出を受け、今季はインディカー・シリーズへの転向が濃厚とみられるルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)が、最近のF1の趨勢について疑念を呈した。
「ケータハムF1がここに来てトゥルーリに代えてペトロフを起用したことでわかるように、F1チームの中にはドライバーのドライビング能力よりも資金的能力を重視するようになっているのは残念だ。
ペトロフが選ばれたのは言うまでもなく母国ロシアが持つ世界的な経済力がある。
こうした状況では、ベテランだけでなく新しく若い能力のあるドライバーが台頭することさえ難しいんだ」
1993年以来のF1シートを失ったバリチェッロは、同じく1997年からのシートを失ったトゥルーリの状況に心を痛めているようだ。
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Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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1997年以来、F1のレギュラー・メンバーとして数々のチームを渡り歩いてきたヤルノ・トゥルーリ(37歳:イタリア)だが、今回のケータハムF1の発表でついにそれが途絶えることが確実となった。
これについて当のトゥルーリ(ロータス)は、「2010年にロータスF1レーシングという名前のチームに加入して以来、2年のシーズンをこのチームで送ってきた訳だけれども、ゼロからのスタートだったチームをここまで育て上げることができてうれしく思っている。
スタッフの一人一人に心から感謝しているよ。
これからのシーズン、みんなに幸運が訪れることを祈っている」と、感謝の言葉を述べた。
トゥルーリのここまで通算15年に渡るF1キャリアで、最高位は1位(2004年モナコGP:ルノー)、ポールポジション4回(ルノー、トヨタ)、レース中のファステストラップ1回(トヨタ)、総獲得ポイントは246.5点となっている。
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Hispania Racing『F111』 (C)Hispania Racing F1 Team
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F1は来週21日(火)からシーズン前2度目となる剛がバルセロナ・サーキットを舞台に始められるが、噂通りHRT(前ヒスパニア・レーシング)の欠場が確実になった。
これは、同チームの2012年新型車『F112』(仮称)がFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストに不合格となり、今回のテストに間に合わなくなったため。
FIAは今年からテストに参加するすべてのマシンにクラッシュテスト合格を義務付けていているためだ。
同チームでは最初のテストに昨年型の『F111』をデ・ラ・ロサの手により走らせているが、今回はテスト参加を断念し、新型車の製作に全力を傾注する判断をしたとみられる。
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Vitaly Petrov (C)Caterham F1 Team
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17日(金)、ケータハムF1(前チーム・ロータス)はリリースを発表、2012年の同チームのレースドライバーとして前ルノー・チームのヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)と契約したことを明らかにした。
チームメイトはヘイキ・コバライネンということで、これによりすでにシーズン前最初のテストまで行っていたヤルノ・トゥルーリ(37歳:イタリア)がシート喪失ということになるが、すでにFIAに登録されたドライバーのこの時期になっての交代は極めて珍しい。
1997年、当時のミナルディ・チームでF1デビューを果たして以来、トゥルーリがシートを失うのはこれが初。
またこれにより今季のF1グリッドにはおよそ40年ぶりにイタリア人ドライバーが一人もいないことになる。
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『PDVSA』 (C)Williams F1
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このところの不振で資金難に喘ぐウィリアムズ・チームでは、ドライバーからかなりの額の持ち込み資金を得ていると噂されているが、このうちパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)支援のため『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)が支払っているスポンサー金額が暴露され、話題を呼んでいる。
これはベネズエラ国内でチャベス大統領と対立関係にある国会議員が抗議したことから明らかになったもので、ウィリアムズ・チームからの請求書の写しがネット上に掲載されたもの。
この請求書によれば、昨年の10月を支払い期限とする請求額は2,940万ポンド(約37億円)。
ちなみにマルドナドの残留はこの約1か月後に発表されている。
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Mike Gascoyne (C)Ex.Team Lotus
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チーム・ロータスから今季ケータハムF1として再出発する同チームでは、マイク・ガスコイン/チーフ・テクニカル・オフィサーに技術部門全体の統括者としてその重責を託すことをあらためて明らかにした。
これにより、ガスコイン氏はこれまでよりすべてのレース現場へ出席となる予定。
またF1だけでなくGP2チームにおいても技術的なアドバイスを行うことになるとみられる。
これを受けてガスコイン氏は、「これは私にとって非常に誇りに足る瞬間だ。
今後、私の役割はケータハム全体の技術面をすべてコントロールすることになる。
必ずやこの期待に応え、チームの価値を引き揚げたい」と、意欲をみせた。
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2012 Prerri F1 Tyre(C)
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2012年2月15日、ミラノ
2012年F1世界選手権の開幕に向けて、ピレリは、開幕からの3戦(オーストラリア、マレーシア、中国)用のP Zeroスリックコンパウンド選択を発表しました。
オーストラリアと中国には、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトコンパウンドが、マレーシアには、P Zeroシルバー・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドが選択されました。
2011年と同様に、ピレリは、4種類のドライコンパウンド(レッド・スーパーソフト、イエロー・ソフト、ホワイト・ミディアム、シルバー・ハード)から、各タイヤおよびサーキットの特性と予想される温度を基にして、各レース用に2つのコンパウンドを選択します。
各チームには、レース週末、通常のコンディションにおいて、硬い方のコンパウンドを6セット、軟らかい方のコンパウンドを5セット供給されることがレギュレーションにより規定されています。また、ピレリは、特に熱帯豪雨の可能性が非常に高いマレーシアのようなケースに備え、Cinturatoブルー・レインタイヤ(ドライバー当たり3セット)とともに、ダンプコンディション用のCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤ(ドライバー当たり4セット)を持ち込む予定です。
開幕3戦のタイヤ選択:
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Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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昨年の国内混乱からちょうど1年を経て、再び緊張が高まっているバーレーンの国内情勢だが、グランプリ開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は相変わらず楽観的な姿勢を崩していないようだ。
イギリスの『デイリー・テレグラフ紙』が報じるところによれば、同氏は「バーレーンがいま深刻な混乱状況にあるとは考えてないよ。
私はただ一部の子供が警察とトラブルになったとしか聞いていない。
そもそもF1はあくまでもスポーツであって政治とは無関係。
サーキットからはグランプリ開催に安全に万全を期すとの保証を得ているし、私はこれまでもまたこれからもバーレーンGPの開催に疑念を持っていない」と、開催不安説を一蹴したということだ。
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Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは同チームのヤング・ドライバー・テストに同チームの育成ドライバーであるケビン・マグヌッセン(19歳:イギリス)を起用することを明らかにした。
実際のテストはアブダビGPの開催地であるヤス・マリーナ・サーキットで今シーズン末に行われるため、ずいぶん気が早い発表だが、それだけ長期のプログラムで若い才能を育成しているとも言えそうだ。
ケビン・マグヌッセンは昨シーズンイギリスF3選手権でランキング2位。
かつてマクラーレンやスチュワートからF1参戦したヤン・マグヌッセン氏の子息として馴染み深い。
同チームではかのルイス・ハミルトンも少年時代から大切に育てられたことで知られる。
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2010 Scene (C)Redbull Racing
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昨シーズン、国内情勢の混乱から2度に渡る延期の末、結局中止の止むなきに追い込まれたバーレーンGPだが、FIA(国際自動車連盟)は今年もその情勢から目を離せないでいる。
2月14日(火)は昨年の蜂起からちょうど1周年で、国民からは『怒りの日』と名付けられ、大きな反対運動が予想されたからだ。
実際、現地からの報道では再び王族支配に抗議する大規模な反政府デモが各地で起きており、治安部隊との衝突で国民に多数の怪我人が出ている模様。
FIAはこれまでのところ静観を続けているが、場合によっては再び深刻な決断を迫られる可能性がある。
2012年のバーレーンGPは全20戦中の第4戦として4月22日に決勝レースが予定されている。
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Redbull 『RB8』 (C)Redbull Racing
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レギュレーションの規制により、今年の新型車の大きな特徴となっているフロントノーズの段差だが、レッドブル・レーシングのそれに疑義の声が関係者から上がってきている。
『RB8』のものは段差部分がエアインテークのように開口部があり、まるで郵便受けのようなことから「レターボックス・スロット」と呼ばれているが、これについてチームではコクピットの冷却用と説明しているものの、これまでエイドリアン・ニューイ氏の「奇策」にしばしばやられているライバルチームからは、Fダクトのようなエアロダイナミックスの効果が隠されているので、と疑いの声が止んでいない。
これについて聞かれた同チームのマーク・ウェバーは、「ああ、つま先がちょっと寒すぎた」と、巧みにかわしているという。
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2011 Scene (C)Mercedes Motorsports
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まだ上位チームの中で唯一2012年新型車を発表していないメルセデスAMGペトロナスF1チームだが、これまで伝えられていた通り2月21日(火)に行われることを正式に認めた。
場所は同日からバルセロナ合同テストがスタートするバルセロナ(カタロニア)サーキットで、近年のトレンド(?)となっているピットレーンでのお披露目となる。
発表は午前8時20分からで、その後9時からテストが開始される。
なお最初のシェイクダウンはミハエル・シューマッハの手により行われる予定になっている。
(3日目もシューマッハ、2・4日目はロズベルグ)
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D.Mateschitz & M.Webber (C)Redbull Racing
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今年もコンストラクターズ・タイトル争いの筆頭に目されるレッドブル・レーシングだが、さらに注目されるのはベッテル&ウェバーのコンビネーションだ。
これまでの2年間、明らかに若いベッテルに後れを取った感のあるベテランのマーク・ウェバー(35歳:オーストラリア)のポジションについて、しかしレッドブル・グループ総帥はあくまでも二人が対等であることを強調した。
これはレッドブルの源であるオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に語ったもので、その中でディートリッヒ・マテシス/オーナーは、「もちろんのこと、われわれのところにチームオーダーなどない。
二人はあくまでも対等であって、それはこれまでも、またこの先も決して変わることはないんだ。
唯一、昨年と違うことといえば、ウェバーのチーフ・メカニックが新しくなったことくらいかな。
いずれにせよ、ウチはこの最強チームで今年もタイトルの防衛を図る。それだけだよ」と、語っている。
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Jean-Francois Caubet (C)Renault F1 UK
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2010-2011年と2年連続コンストラクターズ・チャンピオンに輝いているルノー・エンジンだが、これについて同パワー・ユニット供給元であるルノー・スポールのジャン・フランソワ・コーベ/マネージング・ディレクターは、同エンジンの優位性が省燃費にあることを強調した。
「メルセデスのエンジンはおそらくわれわれより15馬力は上回っているだろう。
フェラーリだってわれわれよりもパワーはある筈。
それでもわれわれのほうが成績で優ったのは、一に燃費が良いことにあるんだ。
このためルノー・エンジンを搭載したマシンは他のものよりおよそ15から18リッターは少ない燃料でスタートできる。
軽いということは加速にも減速にも、またコーナリングにも、すべての面で有利になるんだよ」と、スペインの『AS』紙で語っている。
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Dani Clos (C)HRT
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13日(月)、HRT(前ヒスパニア・レーシング)は2012年シーズンのリザーブ&テストドライバーとしてスペインのダニ・クロス(23歳)を起用することを正式発表した。
同チームのレースドライバーにはすでにデ・ラ・ロサ&カーティケヤンというラインナップが決まっているが、クロスはこれをサポート、何回かのグランプリでは金曜日のフリー走行に出走すると共に、万一の時のためリザーブドライバーとして待機することになる。
イタリア・フォーミュラ・ルノーでチャンピオンになるなど早くから頭角を現したクロスは、これまですでに10代のうちからウィリアムズ・チームでF1テストを経験するなどし、先のアブダビ合同テストでは当時のヒスパニア・レーシングからやはりF1テストに参加していた。
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Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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これまで再三に渡るサーキット建設の遅れから、その完成に憂慮が示されてきたテキサス州オースティンでのアメリカGPだが、建設作業の責任者であるスコット・カーラー氏は進捗状況に自信をみせている。
それによればすでに建設工事は全体の85%には達していて、4月にはコース舗装の第一段階が始められるとのこと。
また同時にピット施設やメディカルセンター等の工事も並行して進んでいるという。
「一時雨に見舞われたため多少の遅れがあったのは事実だが、現在週6日、一日だいたい350人から450人が作業にあたっている。
少なくともグランプリの2か月前には工事は終了するだろう」
2007年以来の開催となるアメリカGPは、今年11月18日に決勝レースが予定されている。
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Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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ヘレス合同テストでのトップタイム記録にもフェルナンド・アロンソの表情は緩まなかったが、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「課題だったタイヤの熱入れに前進があった」と、評価した。
昨シーズン、フェラーリ・チームのマシンは新しいセットのタイヤを装着後の熱入れに時間が掛かり、とりわけ公式予選での大事な場面でライバルに後れを取るシーンが再三みられた。
しかし今年の新型車『F2012』ではこのための対策が施されたということで、そうした意味もありテストではもっぱら新しいピレリタイヤとのマッチングに時間を割いていたようだ。
またこの点についてはマッサやアロンソも前向きの評価を与えているという。
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Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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シーズン前最初のテストとなったヘレス合同テスト最終日、トップタイムを記録したのは「おおかたの予想を裏切った」フェラーリだった。
それまでフェラーリはマッサが1日目9番手、2日目7番手、アロンソに代わった3日目も7番手と中盤グループに低迷。
しかし最終日になってアロンソは堂々のトップタイムをマーク、名門の存在を関係者に印象づけたもの。
ただこれについて当人は、「今の時期のテストでトップタイムだなんて、全然意味を成すものじゃないよ。
僕自身のことで言ったって、昨日はハードタイヤだったので7番手、今日ソフトタイヤを履いたらタイムが上がったというだけのこと。
他のチームがどんなテスト内容だったのかわからないし、こんな状況でタイムを比較してもね」と、至って冷静だ。
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2012年シーズンを控えヘレスを舞台に最初のテストが終了したが、通算のトップタイムを記録したメルセデスGPが旧型車であることを除けば、今回の最速はロータス・チーム(前ルノー・チーム)ということになった。
同チームのロータス・ルノー『E20』を駆ったロマン・グロージャンはメルセデスGP勢に割って入る総合の2番手。
新型車でこれに続いたのは4番手となったフェラーリのアロンソだった。
さらにウェバー&ベッテルのレッドブル勢、マクラーレンのハミルトン、リカルド&ベルニュのトロ・ロッソ勢、そして10番手もロータスのライコネン。
結果的には10番手とはいえ、シーズン最初のテストのしかも初日に2009年以来のドライブにも関わらずトップとなったライコネン/ロータス・ルノーの速さは印象的だった。
【ヘレス合同テスト総合結果ベスト10】
Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime |
1 | N.ロズベルグ | GER | Mercedes * | 1'17.613 |
2 | R.グロージャン | FRA | Lotus Renault | 1'18.419 |
3 | M.シューマッハ | GER | Mercedes * | 1'18.561 |
4 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'18.877 |
5 | M.ウェバー | AUS | RedBull Renault | 1'19.184 |
6 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'19.297 |
7 | L.ハミルトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'19.464 |
8 | D.リカルド | AUS | Toro Rosso Ferrari | 1'19.587 |
9 | J.ベルニュ | FRA | Toro Rosso Ferrari | 1'19.597 |
10 | K.ライコネン | FIN | Lotus Renault | 1'19.670 |
*印は2011年旧型車
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HRT Headquarter (C)HRT
ヘレス合同テストには前半の2日間のみ、デ・ラ・ロサの手により2011年旧型車で参加したHRT(前ヒスパニア・レーシング)だが、次回のバルセロナ合同テストには参加できない見通しだ。
これは、このほど行われたFIA(国際自動車連盟)による規定のクラッシュテストが一部不合格だったことが判明したため。
チームでは17に渡るテストのうち14についてはすでに合格していることから最終的に問題はないとしているが、一部のパーツを作り直さなければならないため次回(21日-24日)のバルセロナ合同テストには間に合わないという。
これにより、同チームの新型車によるテストは開幕直前となるシーズン前最後のテスト、バルセロナ合同テスト(3月1日-4日)になり、極めて苦しい状況になるようだ。
同チームの今季レースドライバーであるナレイン・カーティケヤンはまだ走行していない。
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(C)Pirelli Motorsport
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2012年2月10日、ヘレス
ピレリは、4日間に渡って南スペインのヘレス・サーキットで開催された、2012年シーズン最初のF1テストに1176本のタイヤを供給しました。23人のドライバーによる総ラップ数は3380周、距離に換算すると14,949kmになります。
新型P Zeroホワイト・ミディアムタイヤが最も多く使用され、1776周を走行しました(91セットを使用)。続いて、新型P Zeroイエロー・ソフトタイヤの1010周(57セットを使用)、新型P Zeroシルバー・ハードタイヤの594周(33セットを使用)となっています。気温が2℃まで低下したものの、ドライウェザーが保たれたため、新型Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤとCinturatoブルー・フルウェットタイヤの登場の機会はありませんでした。
2012年型タイヤは、ヘレスにおいて期待通りの性能を発揮しましたが、各チームの新型マシンの仕上がり状態がまちまちのため、相対的な性能について確固たる結論を導き出すのは困難と言えます。
ピレリジャパン・プレスリリース
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Sebastien Buemi (C)Newspress
前スクーデリア・トロ・ロッソのレースドライバーで、今季はレッドブル・グループのリザーブドライバーとして登録されるセバスチャン・ブエミ(23歳:スイス)が、今年のルマン24時間レースにトヨタ・チームから参戦することが明らかとなった。
チームメイトはこれまたスーパー・アグリ等の元F1ドライバーであるアンソニー・デビッドソン(32歳:イギリス)、そして日本の石浦宏明(30歳)という組み合わせになる。
詳細ニュースはこちら。
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小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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シーズン前最初のテストを終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、「今後の進むべき方向を見つけた」と、その収穫に手応えを感じていることを強調した。
「いくつかのトラブルで時間を失う場面があったとはいえ、全体的にみれば最初のテストに満足している。
問題はいずれも些細なもので、マシンの根本に関わるような大きなものではなかったからね。
これからのチームが進むべき方向は見い出せたと感じているし、すでに次のステップに向けていくつかのアイデアも考えついているんだ。
だから次のバルセロナを楽しみにしているよ」
またテストを総括するトラック・エンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラ氏も、「4日間を通じてテストは全体にうまくいったと考えている。
初日に小林がトータル106周もカバーし、新型車にありがちな初期トラブルを出してくれたのも大きい。
今回のテストではマシンのエアロダイナミックス面、そして新しいピレリタイヤとのマッチング等をいろいろ探求した。
次のバルセロナではさまざまなセットアップを試したい」と、意欲をみせた。
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Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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10日(金)行われた2012年シーズン前最初のヘレス合同テスト最終日は、2005-6年のF1チャンピオンであるフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソが貫禄のトップタイムを記録して終えた。
ただアロンソのタイムは1'18.877で、これは旧型車だったメルセデスGP勢や、前日グロージャンがマークした2012年型社のベストである1'18.419にもわずかに届かないもの。
アロンソがドライブした『F2012』はこの日ハイドロリック系のトラブルに見舞われたが、わずかなチャンスにこの好タイムを記録している。
2番手も同じフェラーリ・エンジン搭載のベルニュ(トロ・ロッソ)。
朝がた電気系統のトラブルに見舞われたレッドブル・レーシングのベッテルを差し置いての好タイムだった。
2日ぶりにテストに復帰したザウバー・チームの小林可夢偉は、ハイドロリック系の漏れから赤旗中断の原因となるなどして最終的に全体の6番手に留まった。
ビアンキのクラッシュの影響でやっと『VJM05』を手にしたフォース・インディアのヒュルケンバーグは、90ラップを周回して7番手タイム。
またウィリアムズのセナはこの日も精力的に周回を重ね、再び最多となる125ラップを記録した。
最後尾はケータハムF1のトゥルーリで、そのベストタイム1'22.195はトップのアロンソから丸3秒以上もの差があるものだった。
次回の合同テストは2月21日(火)からやはり4日間、今度は同じスペインのバルセロナ・サーキットに舞台を移して行われる。
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Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'18.877 | 39 |
2 | J.ベルニュ | FRA | Toro Rosso Ferrari | 1'19.597 | 80 |
3 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'19.606 | 50 |
4 | L.ハミルトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'19.640 | 86 |
5 | R.グロージャン | FRA | Lotus Renault | 1'19.729 | 95 |
6 | 小林 可夢偉 | JPN | Sauber Ferrari | 1'19.834 | 76 |
7 | N.ヒュルケンバーグ | GER | Force India Mercedes | 1'19.977 | 90 |
8 | B.セナ | BRA | Williams Renault | 1'20.132 | 125 |
9 | J.トゥルーリ | ITA | Caterham Renault | 1'22.195 | 117 |
* 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
* 2012 Test-Time : 1'17.613 N.ロズベルグ/Mercedes (2/09)
(ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
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Force India Motorhome (C)Force India F1
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ヘレス合同テスト初日、取った措置。マークしたライコネン(ロータス)の陰に隠れた形だったが、堂々2番手タイムを記録したのがフォース・インディアのポール・ディ・レスタだった。
ディ・レスタは2日目も新型車『VJM05』を駆ったが、3日目となる9日(木)からは本来もう一つのレースドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグが担当する予定とされていた。
これを変更してドライブのチャンスを与えられたのが先にリザーブドライバーとして契約したばかりのジュール・ビアンキ。
しかしこの日のヘレスは朝から凍てつくような冷たいコンディションで、ここにピレリのミディアムタイヤを履いてコースに出たビアンキは5コーナーでコースアウト、クラッシュしてしまった。
当初マシンに大きなダメージはないとみられたが、チームは代替パーツがなく、夕方までにファクトリーから取り寄せるのも不可能とし、0周だけでこの日のテストを打ち切る決断をした。
新型車の初期テストではありがちなこととはいえ、ヒュルケンバーグにとっては手痛い状況となっている。
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Didier Coton
今シーズン、タイトル奪還を狙うルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、マネージャーにベテランのディディエ・コトン氏と契約したことが明らかとなった。
ハミルトンは昨シーズンからサッカーのデビッド・ベッカム選手らを手掛ける大手プロダクション『XIX Entertainment(19エンターテインメント)』と契約しているが、今回過去にミカ・ハッキネンのマネージメントを行った経験のあるベテランのコトン氏が指名されたもの。
これについてハミルトンは、「僕のマネージャーとしてコトンを迎え入れることは、チャンピオンシップを獲得するという僕の最大の目標のために取った措置。
彼には豊富なレース経験があるのできっと僕のマネジメントチームを強化してくれると思っている」と、期待を語った。
かつてハミルトンのマネージメントは父親のアンソニー氏が行っていたが、2010年に訣別。
その後の不振について、マクラーレン・チーム首脳はマネージメント部門を再構築すべきと進言していたもの。
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Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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9日(木)行われたヘレス合同テスト3日目も前日に続き旧型メルセデスGPが最速タイムを記録した。
同チームのマシンはこの日からニコ・ロズベルグにドライバー交代。
この日トータル118ラップを周回したロズベルグは、1'17.613のベストタイムを記録。
これは前日僚友のシューマッハが記録したこのコースの非公式コースレコードをさらに1秒近く短縮するものだ。
2012年新型車を走らせた中では、ロータス・チームのロマン・グロージャンがロズベルグからコンマ8秒遅れる1'18.419で2番手。
これもシューマッハのタイムを上廻る快記録で、グロージャンは「ライコネンがマシンを仕上げてくれていたのですぐに好タイムが出せた」と、ご満悦。
一方、この日からはいずれも元チャンピオンのベッテル(レッドブル)、ハミルトン(マクラーレン)、そしてアロンソ(フェラーリ)らが今年初登場。
それぞれ王者の余裕で独自ペースの開発を始めていた。
2日目を迎えたザウバー・チームのペレスはしかし、油圧系統とみられるトラブルでストップ。
この日の周回は最少の48ラップに留まった。
またウィリアムズのシートをゲットしたセナはこの日最多となる125ラップもの周回を精力的にこなし、マシンの熟成とチームへの溶け込みを図った。
この日は朝から寒く路面温度も低かったことからいきなりの犠牲者を出している。
被害にあったのはフォース・インディアのジュール・ビアンキで、シト池でコースアウトしたマシンは後部をバリアにヒット、有効なタイム計測すら行われないうちにテスト中止を余儀なくされている。
さらにこの日はグロージャン(ルノー)がコース上にストップ、そしてデル・ガルデはコースアウトと度重なる赤旗中断を記録した。
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Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | N.ロズベルグ | GER | Mercedes | 1'17.613 | 118 |
2 | R.グロージャン | FRA | Lotus Renault | 1'18.419 | 117 |
3 | S.ベッテル | GER | RedBull Renault | 1'19.297 | 96 |
4 | L.ハミルトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'19.464 | 80 |
5 | J.ベルニュ | FRA | Toro Rosso Ferrari | 1'19.734 | 79 |
6 | S.ペレス | MEX | Sauber Ferrari | 1'19.770 | 48 |
7 | F.アロンソ | ESP | Ferrari | 1'20.412 | 67 |
8 | B.セナ | BRA | Williams Renault | 1'21.293 | 125 |
9 | G-V.デル・ガルデ | HOL | Caterham Renault | 1'23.324 | 74 |
10 | J.ビアンキ | FRA | Force India Mercedes | -------- | --- |
* 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
* 2012 Test-Time : 1'18.561 M.シューマッハ/Mercedes (2/08)
(ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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初日のテストでは衝撃の最速タイムを記録したものの、2日目は重なるコースオフで赤旗中断の原因を作り、ベストタイムも前日よりコンマ5秒以上遅くなったキミ・ライコネン(ロータス)だが、「問題ない」と平常心を強調した。
「午前にコースオフしたのはブレーキング時に強風で煽られたため。
それはまあいいとして、グラベルからコースに戻るときにフロアを縁石にぶつけてしまったんだ。
縁石があれほど高いとは思っていなかった僕のミスだね。
今日はタイムよりも距離を稼ぐことを目的としていたのでベストタイムが落ちたことについては気にしていない。
それより昨日・今日、実に多くのものを手に入れることができたと評価しているよ」
この2年間、車高の高いラリーカーでWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたことを考えれば無理からぬこと?。
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Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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トップチームの中では唯一2011年旧型車でのテスト参加ながら、2日目みごとトップチームを記録したメルセデスGPのミハエル・シューマッハは、「新型車が楽しみ」と意欲をみせた。
「僕らはまだ旧型車だけど、それだけにマシンには高い信頼性がある。
今日はそれを活かして、もっぱら今年のピレリタイヤの特性をつかむことに集中したんだ。
ロングランやショートラン、さらにはセットアップの変更によるパフォーマンスの違いなど多くの貴重なデータを収集することができたよ。
これらを分析し、その上で今年の新型車で走るのが今から楽しみでしかたないね」
翌3日目のテストは再び僚友のニコ・ロズベルグが担当することになっている。
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Mercedes GP Motorhome (C)Mercedes Motorsport
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ヘレス合同テスト2日目となった8日(水)は、まだ2012年新型車を投入していないメルセデスGPのミハエル・シューマッハが前日のライコネンのタイムを丸1秒以上短縮する1'18.561のトップタイムを記録した。
2012年仕様ピレリタイヤとのマッチングに重きを置いたというシューマッハはこの日トータル132ラップを周回、ロングランを含め数々のトライを行っていた。
一方、新型車でのトップタイムはマーク・ウェバー(レッドブル)の1'19.184だが、こちらもライコネンのものを0.5秒近く上回っている。
この日も全体の3番手と好調な走りをみせつけたトロ・ロッソのダニエル・リカルドは100ラップを周回、マシンの信頼性を裏付けると共にドライバー自身のスピードを首脳陣に強くアピールしている。
前日トップだったライコネンは、この日2度のコースオフを喫するなど3年ぶりとなるF1ドライビングを突き詰めていたようだ。
117ラップを周回しているが、前日とは異なるステアリング・ラックだったという。
それぞれ7-8番手に留まったフェラーリのマッサとマクラーレンのバトンは、いずれも「マシンのセットアップに集中した」とタイム目的でなかったと口を揃えている。
またこの日最多となる139ラップもの周回を重ねたコバライネン(ケータハム)もマシン熟成に傾注したという。
デ・ラ・ロサがドライブしたHRTのマシンはこの日もタイミングモニターの最下段を占めた。
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Michael Schumacher (C)Mercedes GP
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | M.シューマッハ | GER | Mercedes | 1'18.561 | 132 |
2 | M.ウェバー | AUS | RedBull Renault | 1'19.184 | 97 |
3 | D.リカルド | AUS | Toro Rosso Ferrari | 1'19.587 | 100 |
4 | J.ビアンキ | FRA | Force India Mercedes | 1'20.221 | 46 |
5 | K.ライコネン | FIN | Lotus Renault | 1'20.239 | 117 |
6 | P.ディ・レスタ | GBR | Force India Mercedes | 1'20.272 | 69 |
7 | F.マッサ | BRA | Ferrari | 1'20.454 | 95 |
8 | J.バトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'20.688 | 85 |
9 | S.ペレス | MEX | Sauber Ferrari | 1'20.711 | 68 |
10 | P.マルドナド | VEN | Williams Renault | 1'21.197 | 97 |
11 | H.コバライネン | FIN | Caterham Renault | 1'21.518 | 139 |
12 | P.デ・ラ・ロサ | ESP | HRT Cosworth | 1'22.128 | 64 |
* 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
* 2012 Test-Time : 1'19.670 K.ライコネン/Lotus Renault(2/07)
(ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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注目された2012年最初のF1テストで、みごと最初のトップタイムをマークしてみせたのはロータス・チームのキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)。
最も注目される男の、まるで絵に描いたような1番劇に、笑いが止まらないのがロータス・チームのスタッフだ。
この「快挙」に同チームのテクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソン氏は、「テスト初日に順位なんか語ることの虚しさは十分に分かっているつもりさ。
もっと何週間も経って、各チームのマシンが熟成してきてからのことだからね、順位なんて。
それでも今日がライコネンにとって2009年以来になるF1ドライブなんだからね。
当時とF1マシンは全然異なるし、ピレリタイヤで走るのだって彼は初めてなんだ。
これが快挙でなくて何だね。
ライコネンは間違いなく一流のF1ドライバーだよ」と、うれしさを隠せていない。
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小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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7日(火)からスタートした今季最初となるヘレス合同テストで、初日106ラップというこの日最多の周回を重ねたザウバー・チームの小林可夢偉は、まずその信頼性に安堵したようだ。
「新型車で初めてのテストだからね、まず十分に走れなければ話にならない。
その意味で、初日にこれだけ走れたのは素晴らしいことだよ。
今日はまだマシンのパフォーマンスよりも、システムのチェックや各部の信頼性の確認に重きを置いたんだ。
それでも新しいピレリタイヤの印象も良かったし、次のテストを楽しみにしているよ」
またテストの責任者であるジャンパオロ・ダラーラ氏も、「可夢偉には今日まずマシン各部の確認をしてもらったが、これだけの長距離を走れたことでわかるように、とても信頼性があることがわかった。
各センサーでの温度もまったく問題ない。
コース上で止まってしまったのは燃料系のテストをしていたためで、これもテストプログラムの一環」と、前向きに説明した。
同チームではヘレス合同テスト2-3日目は同僚のセルジオ・ペレスが、そして最終の4日目に再び小林可夢偉が『C31』のステアリングを握る予定になっている。
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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いよいよ2012年シーズン最初のテストがスタートした。
舞台はワインの産地として有名なヨーロッパでは比較的温暖なスペインのヘレス。
シーズンオフのF1テストはサーキットにとっても大事な収入源。
2006年当時一人3ユーロ(当時約440円)だった入場料も、今年は一人10ユーロ(約1020円)まで「値上げ」されている。
初日となった7日(火)はマルシアF1を除く全11チームが参加。
このうちメルセデスGPだけがシューマッハ&ロズベルグが午前と午後でマシンをシェアしたため全部で12人のドライバーによるテストとなった。
途中霧に見舞われる中、トップタイムを記録したのはなんとこれが3年ぶりのF1復帰となるロータス・チーム(前ルノー・チーム)のキミ・ライコネンだった。
そのタイムもいきなり昨年のテストタイムを上廻るもので関係者に良い意味での驚きを与えた。
5番手タイムを記録したトロ・ロッソのリカルドは、しかしオイルプレッシャーの低下によりストップ、赤旗中断の原因を作った。
もう一つの赤旗中断はなんと小林可夢偉(ザウバー)。
しかしこちらは燃料を使い果たす、というシーズン前の新型車テストならではの光景を演じたもの。
それでも小林可夢偉はこの日最多の106ラップを周回している。
またケータハムのコバライネンは、こちらも新型車テストらしいドライブシャフトの折損というトラブルでセッションを早めに終えている。
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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Pos. | Driver | Nat. | Car | TestTime | Lap |
1 | K.ライコネン | FIN | Lotus Renault | 1'19.670 | 73 |
2 | P.ディ・レスタ | GBR | Force India Mercedes | 1'19.772 | 101 |
3 | N.ロズベルグ | GER | Mercedes | 1'20.219 | 56 |
4 | M.ウェバー | AUS | RedBull Renault | 1'20.496 | 53 |
5 | D.リカルド | AUS | Toro Rosso Ferrari | 1'20.694 | 57 |
6 | M.シューマッハ | GER | Mercedes | 1'20.794 | 41 |
7 | 小林 可夢偉 | JPN | Sauber Ferrari | 1'21.353 | 106 |
8 | J.バトン | GBR | McLaren Mercedes | 1'21.530 | 60 |
9 | F.マッサ | BRA | Ferrari | 1'21.530 | 60 |
10 | H.コバライネン | FIN | Caterham Renault | 1'23.178 | 28 |
11 | P.マルドナド | VEN | Williams Renault | 1'23.371 | 25 |
12 | P.デ・ラ・ロサ | ESP | HRT Cosworth | 1'23.676 | 44 |
* 2011 Test-Time : 1'20.352 M.シューマッハ/Mercedes (2/11)
(ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
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Williams Renault 『FW34』 (C)Williams F1
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7日(火)、ウィリアムズ・チームはシーズン前最初のテストが行われるヘレス・サーキットで2012年新型車『FW34』を正式発表した。
今年からこれまでのコスワース・エンジンに代え、ルノー・エンジンを搭載したこのマシンはマーク・ジラン/チーフ・オペレーション・エンジニアの手により開発されたもの。
これまで同チームのマシン開発をリードしたパトリック・ヘッド氏、そしてサム・マイケル前テクニカル・ディレクターから離れた最初のマシンということになる。
新型車はさっそく当地で残留したパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)によりテストが行われることになる。
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2012 Prerri F1 Tyre(C)
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2012年2月6日、ミラノ
今週、スペインのヘレスにて、2012年F1シーズンが始動します。各チームは、今年初めて、新型ピレリタイヤの最終スペックをテストする機会を得ます。
2月7日(火)~10日(金)の4日間、アンダルシアのサーキットで行われるテスト中、各マシンは、ピレリの新型コンパウンド(ソフト、ミディアム、ハード)25セットが使用できます。また、必要があれば、ウェットタイヤも供給されます。各チームには、各マシン用に年間100セットまでテスト用タイヤが供給され、供給範囲内でテストしたいコンパウンドを選択することが許可されています。ヘレスでは、2011年から変更が加えられていないスーパーソフト・コンパウンドのノミネートはありません。
2012年型タイヤの試験モデルは、昨年、いくつかのGPにおけるフリー走行や、アブダビGP後の若手ドライバーテストでテストされました。そして今、レギュラードライバーが揃って新しいコンパウンドをテストします。新型タイヤは、よりワイドな接地面を提供し、ピーク性能がより持続するように(ただし、トータルのタイヤ寿命は100km程度のままに設定)、昨年より「スクエア」なプロファイルとなっています。
吹きつけ排気を禁止する2012年の空力レギュレーションの変更を受け、リアタイヤのグリップが向上するように設計されています。
スーパーソフト以外の全てのコンパウンドは新型のため、各チームは、再度、よりビジブルなカラーマーキングになったタイヤと共にゼロからのスタートとなります。今週、南スペインは好天に恵まれそうですが、もし雨が降れば、ドライバーは新型Cinturatoタイヤ(インターミデイエイトとフルウェット)もテストすることになります。Cinturatoは、1950年代におけるピレリ初のF1タイヤ名称の復活です。
2012年型マシンは、それぞれ開発中であり、また何名かの新しいドライバーもいるため、ヘレスのテストにおける重点は、ピーク性能ではなく、新型タイヤの特性の理解とマシンとのマッチングに置かれるでしょう。
ピレリジャパン・プレスリリース
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Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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2012年シーズン前最初のテストを控え、F1各チームは開催場所であるスペインのヘレス・サーキットに集結しているが、大きなテーマとなっているバーレーンGPへの参加問題について話し合われている。
これについて新型車発表の場で質問を受けたザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「私たちは一様にこのバーレーンGPの問題について心配しています。
もちろん無事に行われれば、それが一番です。
しかし実際にレースを開催するかどうかについては、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)とそしてFIA(国際自動車連盟)の手に委ねられていること。
私たちは彼らの判断を信頼し、そして尊重することでしょう」と、説明している。
2012年のF1カレンダーは、このバーレーンGPを含む全20戦が予定されている。
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小林可夢偉/Sauber 『C31』 (C)Sauber Motorsport
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別掲のように6日(月)、ザウバー・チームは2012年シーズンを戦うコンテンダー『C31』を発表したが、その後小林可夢偉の手によりいち早くプロモーション用のテストドライブが行われた。
さっそくマシンの手応えについて聞かれた小林可夢偉は、「感触といってもまだスピードは出していないしタイヤはプロモ用のもの。
明日本格的なレーシングスピードになったら印象はまったく違ってしまうと思うけど、でも今の時点で言うならとてもマシンは好調でいい感じだったよ。
(フロントノーズの変更で)心配されたコクピットからの視界だけど、全然問題なかった」と、説明した。
チーフ・デザイナーのマット・モリスは「マシンは完成したのではなく、これから造っていくもの」と慎重な姿勢を崩さないが、例えプロモーションとはいえブランニューの新型車が無事走行を終えたというのはスタッフにとって安堵できるものだ。
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Redbull Renault 『RB8』 (C)Redbull Racing
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目下2年連続でドライバーズ&コンストラクターズ・チャンピオンシップを制しているレッドブル・レーシングが、6日(月)これまたオンラインで2012年の新型車『RB8』を正式発表した。
発表された画像ではこちらも今年のレギュレーションに合わせるべくフロントノーズにフェラーリ・チームの『F2012』同様の大きな段差が設けられており、事前に首脳が自賛したほどには『美しくない』ようだ。
それでも今年のチャンピオン・マシン候補の筆頭である『RB8』は、7日(火)からのヘレス合同テストでマーク・ウェバーの手により初走行が行われる予定。
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Oliver Turvey (C)McLaren Group
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いち早く2012年新型車である『MP4-27』を発表して来週のヘレス合同テストに備えるマクラーレン・チームでは、レギュレーションで許された直線でのプライベート・テストをすでに終えているようだ。
これを認めたのは同チームのテストドライバーの一人であるオリバー・ターベイ(24歳:イギリス)。
それによればテストが行われたのはスペイン国内ということで、「テストはまったく問題なく楽しめたけど、マシンのパフォーマンスについてはヘレスで本格的に走ってみなければわからない」と、慎重なコメント。
まだ10代の時にフォーミュラ・BMWで頭角を現したハーベイは、英誌表彰のご褒美でマクラーレン・テストのチャンスを獲得、そこから現在の繋がりがスタートしている。
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Kimi Raikkonen (C)Lotus Team
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ロータス・チーム(前ルノー・チーム)は2012年新型車『E20』をオンラインで発表したが、これに立ち会ったキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)は「いま最高のモチベーションにある」と、F1復帰に強い意欲をみせた。
「実際にF1を戦うマシンを目にして、いまは最高の心境にあるよ。
これまでとかくモチベーションについて聞かれたけれど、もしもほんとうにそれを持っていなかったなら、僕は直ちにレースを止めることだろう。
勝利へのプレッシャーなんか感じてはいないけれど、参戦するからには全身全霊100%の力でレースに打ち込むつもりでいる。
今はとにかくシーズンが始まるのが待ちきれない気分だよ」
2007年の元F1チャンピオンの雄姿は、7日(火)スペインのヘレス・サーキットでメディアの前に現れるだろう。
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Ferrari『F2012』 (C)Ferrari S.p.A
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マクラーレンのものを除けば、フェラーリやフォース・インディア、そして今回のロータスと大なり小なり段差のあるフロントノーズが今年のマシンの特徴となっているが、これについてまもなくその2012年コンテンダーを発表する予定のチームに注目が集まっている。
予定が6日(月)にずれ込んだ大本命レッドブル・レーシングでは、ヘルムート・マルコ氏が「マクラーレンのように流線型ではないが、少なくともフェラーリのもののように醜くはない。
見た目はウチのほうがもっと美しいよ」と強調すれば、発表がもっと遅いとみられるメルセデスGPでも、「われわれのものが上位チームでは最も美しい処理になっている」と、ノルベルト・ハウグ副社長が自信をみせた。
7日(火)から始まるシーズン前最初のテストを控え、ここ数日で続々と各チームのデザイン処理が明らかになる筈だ。
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いよいよ7日(火)からシーズン前最初のテスト(ヘレス・サーキット)がスタートするが、各チームの走行リストが明らかとなった。
それによればマルシアF1(前ヴァージン・レーシング)チームを除く全11チームが参加予定。
ただし現在のところメルセデスGPは最初の3日間のみ、またHRTは後半の2日間について参加の予定がない。
【ヘレス合同テスト走行予定リスト】
Team | 7日(火) | 8日(水) | 9日(木) | 10日(金) |
レッドブル | ウェバー | ウェバー | ベッテル | ベッテル |
マクラーレン | バトン | バトン | ハミルトン | ハミルトン |
フェラーリ | マッサ | マッサ | アロンソ | アロンソ |
メルセデス | ロズベルグ/シューマッハ | シューマッハ | ロズベルグ | ---- |
ロータス | ライコネン | ライコネン | グロージャン | グロージャン |
フォース・インディア | ディ・レスタ | ディ・レスタ | ヒュルケンバーグ | ヒュルケンバーグ |
ザウバー | 小林可夢偉 | ペレス | ペレス | 小林可夢偉 |
トロ・ロッソ | リカルド | リカルド | ベルニュ | ベルニュ |
ウィリアムズ | マルドナド | マルドナド | セナ | セナ |
ケータハム | TBA | TBA | TBA | TBA |
HRT | デ・ラ・ロサ | デ・ラ・ロサ | ---- | ---- |
TBAは未定
---は不参加
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Valterri Bottas (C)Williams F1
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今季挽回を期すウィリアムズ・チームでは来週予定される新型車発表に先駈けスペインのバルセロナ近郊でシェイクダウン・テストを行う予定だったが、こちらもフェラーリ・チーム同様、時ならぬ大雪に見舞われたせいで断念を余儀なくされたという。
これは同チームのスポークスウーマンが説明したもので、それによればテストはイディアダ社が所有するF1レギュレーションに許された直線コースで、バルテリ・ボタス(22歳:フィンランド)の手により行われる予定だったという。
(イディアダ社はスペインに本拠を置く自動車関連技術のサポート企業)
これにより、同チームも新型車の初走行はシーズン前最初のテストとなる7日(火)のヘレス・サーキットになる見通しだ。
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佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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元スーパー・アグリ等のF1ドライバーで現在はインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨(35歳)が、これまで在籍したKVレーシングからRLR(レイホール・レターマン・ラニガン)レーシングに移籍することが明らかとなった。
KVレーシングは今季ホンダからシボレー・エンジンへのスイッチを決めていたことから移籍は必至とみられていたもの。
なおRLRレーシングのインディカー参戦は4年ぶり、またチームを率いるボビー・レイホール氏とホンダ・エンジンとは浅からぬ経緯がある。
佐藤琢磨移籍の詳細ニュースはこちら
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Giedo van der Garde (C)Caterham F1 Team
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マクラーレン・チームのYDP(ヤング・ドライバー・ブログラム)出身で、日本ではスーパー・アグリF1の第3ドライバー(当時21歳)として契約されたことで馴染み深いギド・ヴァン・デル・ガルデ(26歳:オランダ)が、今季ケータハムF1のリザーブドライバーとして契約、発表された。
チームではシーズン前テストで走行の機会を与えると共に、シーズン中にもグランプリウィークの金曜日フリー走行セッションで何回か走らせたいとしている。
同チームのトニー・フェルナンデス代表は、「ヴァン・デル・ガルデは若いにも関わらず豊富な経験があり、とりわけ昨シーズンGP2シリーズでみせた力強い走り(ランキング5位)には感銘を受けた。
きっとチームに貢献してくれることだろう」と、期待を語っている。
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佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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3日(金)、ホンダは2012年のモータースポーツ活動計画を発表。
その中で元F1ドライバーである佐藤琢磨(35歳)が、今季ホンダのマシンによりフォーミュラ・ニッポンにスポット参戦することを明らかにした。
佐藤は2012年シーズンもインディカー・シリーズに参戦する予定だが、いくつかのレースではフォーミュラ・ニッポンでその雄姿を日本のファンに見せることになる。
これについて佐藤は、「インディジャパン(ツィンリンクもてぎ)がなくなって、ファンの前で走る機会が失われたことをとても淋しく感じていたが、今回フォーミュラ・ニッポンへのスポット参戦の話をもらい、喜んで受けることにした。
フォーミュラ・ニッポンがとても高いレベルでの戦いであることは理解しているが、ファンのためにもいい走りをしたい」と、語っている。
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James Key (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは3日リリースを発表、テクニカル部門の再編成を行ったことを発表したが、その中でこれまでテクニカル・ディレクターとしてマシン開発やチーム指揮に腕を振るってきたジェームズ・キー氏がチームを離脱することを明らかにした。
キー氏はイギリス・ノッティンガム大学出身で先月40歳になったばかり。
1998年に当時のジョーダン・チームに加入してF1キャリアをスタートさせ、その後スパイカーF1やフォース・インディア等で技術部門の中枢を歴任、2010年からはチーム創設期からの主要メンバーであるウィリー・ランプ氏離脱の後を受けザウバー・チームでテクニカル・ディレクターのポジションに就いていた。
これについてペーター・ザウバー代表はキー氏に感謝の言葉を送ると共に、「現代のF1ではすべてのスタッフが技術的な責任を共有する」と、説明しているが、この時期のテクニカル・ディレクター離脱がダメージとなるのは疑いようがない。
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2/03日、全グリッドが確定した2012年シーズンF1エントリーリストは以下の通り。
(非公式、チーム名称等は11月時点)
【2012年予想F1エントリーリスト】(2/03)
Team | Constructor | N0. | Driver | Nat. | N0. | Driver | Nat. |
Red Bull Racing(AUT) | Red Bull Racing Renault | 1 | セバスチャン・ベッテル | GER | 2 | マーク・ウェバー | AUS |
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) | McLaren Mercedes | 3 | ジェンソン・バトン | GBR | 4 | ルイス・ハミルトン | GBR |
Scuderia Ferrari(ITA) | Ferrari | 5 | フェルナンド・アロンソ | ESP | 6 | フェリッペ・マッサ | BRA |
Mercedes GP Petronas F1 Team(GER) | Mercedes | 7 | ミハエル・シューマッハ | GER | 8 | ニコ・ロズベルグ | GER |
Lotus F1 Team(GBR) | Lotus Renault | 9 | キミ・ライコネン | POL | 10 | ロマン・グロージャン | FRA |
Force India F1 Team(IND) | Force India Mercedes | 11 | ポール・ディ・レスタ | GBR | 12 | ニコ・ヒュルケンバーグ | GER |
Sauber F1 Team(SUI) | Sauber Ferrari | 14 | 小林 可夢偉 | JPN | 15 | セルジオ・ペレス | MEX |
Scuderia Toro Rosso(ITA) | STR Ferrari | 16 | ダニエル・リカルド | AUS | 17 | ジャン・エリック・ベルニュ | FRA |
AT&T Williams(GBR) | Williams Renault | 18 | パストール・マルドナド | VEN | 19 | ブルーノ・セナ | BRA |
Caterham F1 Team(MAL) | Caterham Renault | 20 | ヘイキ・コバライネン | FIN | 21 | ヤルノ・トゥルーリ | ITA |
HRT Racing Team(ESP) | HRT TBA | 22 | ペドロ・デ・ラ・ロサ | ESP | 23 | ナレイン・カーティケヤン | IND |
Murussia F1 Team(RUS) | Murussia Cosworth | 24 | ティモ・グロック | GER | 25 | シャルル・ピック | FRA |
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Narain Karthikeyan (C)Hispania Racing
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F1チームの中で唯一2012年のレースドライバーが確定していなかったHRT(前ヒスパニア・レーシング)は、3日(金)ナレイン・カーティケヤン(34歳:インド)を起用することを決め、正式発表した。
カーティケヤンは2011年も同チームでスタートしたが、シーズン途中にダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)と交代していた。
これにより2012年のHRTはベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(40歳:スペイン)&カーティケヤンというドライバー・ラインナップになる。
またこれで2012年のF1全グリッドが埋まったことになる。
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Maranello Image (C)Ferrari S.p.A
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既報の通り、フェラーリ・チームは3日(金)本拠地マラネロでの新型車発表会を中止する決断をしたが、それは予定されていた屋外サーキットでの走行ができないことよりも、むしろ周辺道路の混乱が真の原因であるということだ。
それによれば、新型車発表自体は屋内での代替開催が可能であるものの、大雪による道路の混乱により肝心の招待客(約300人)の来場が見込めないことが主要な原因、というもの。
フェラーリやマクラーレン、メルセデスなどのビッグチームでは世界中から主要メディアを招待するのが慣例で、直前でのキャンセルによる影響は大きいものになりそうだ。
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Rubens Barrichello
昨季限りでF1シートを失ったベテランのルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)は、このほどKVレーシングからインディカー・マシンのテストを行ったが、同シリーズへの転向が具体的になってきたようだ。
これは地元ブラジルの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』が伝えたもの。
それによればバリチェッロは当初のテスト予定をさらに延長することを決意。
テスト前には否定的だったインディカー・シリーズへの転向についても、「妻(シルヴァーナさん)の理解も得られそうだ」と、具体的に考慮していることを明かしたという。
なおKVレーシングは昨年まで佐藤琢磨が所属したチームだが、今季はホンダからシボレー・エンジンにスイッチすることを表明していて、同選手の去就はまだ決まっていない。
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Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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かねて噂になっていた通り、前ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルド(34歳:ドイツ)がルマン24時間レースに参戦することが確定した。
詳細ニュースはこちら。
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Gerard Lopez (C)Renault F1 UK
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昨季のロータス・ルノーGPで、今季名実ともに唯一のロータス・ブランドとして再出発することになるロータス・チームが、新しい経営陣を明らかにした。
それによれば、これまでCOO(最高執行責任者)を務めていたパトリック・ルイス氏はCEO(最高経営責任者)に昇格。
その後任にはトーマス・マイヤー氏が就くことに。
なお現場の責任者であるチーム代表はエリック・ブイユ氏で変わらず、「両者はブイユ代表が最大限能力を発揮できるよう裏からサポートする」と、チームオーナーであるジェラール・ロペス氏は説明している。
ロータス・チームは以前のルノー・チーム、さらに遡ればベネトン、トールマンにまで至る。
なお同チームの2012年新型車『E20』(仮称)は、5日(日)にオンラインで発表される予定になっている。
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NetApp logo (C)Sauber Motorsport AG
ザウバー・チームは新しいテクニカル・パートナーとして『NetApp』(NASDAQ: NTAP)と契約したことを発表した。
アメリカのIT企業である同社は革新的な記憶装置とデータ管理解決の主要プロバイダーで、現代のF1で欠かすことのできないコンピュータ・データ処理に威力を発揮すると期待される。
これにより同社のロゴが今後ザウバー・チームのトランスポーターを始め、ピット内の各装置に掲出されることになる。
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McLaren Mercedes 『MP4-27』(C)McLaren Group
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1日(水)、マクラーレン・チームはタイトル奪還を目指す2012年新型車『MP4-27』を自社のマクラーレン・テクノロジー・センターで正式にお披露目した。
マシンは昨年6勝を挙げた『MP4-26』の進化型ということで、注目されたフロントノーズ部分に大きな段差はみられず緩やかな曲面で構成されており、すでに明らかとなったケータハムF1や噂のフェラーリのような処理とは異なることが確認された。
発表会の席上、同チームのルイス・ハミルトンは「新型車のドライブはかなりトリッキーなものになると思うけど、早い段階に熟成させたい。
今はとても興奮しているよ」と、意欲をみせた。
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Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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主要チームのなかで唯一、2月7日(火)からのシーズン前最初のテストに旧型車での参加となるメルセデスGP(メルセデスAMGペトロナスF1)だが、その判断は正しいとチーム首脳が強調した。
そう語るのはメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ副社長。
「現代のF1で新しいマシン開発から製作までに掛かる時間はだいたい6か月に過ぎない。
その限られた時間の中で、最後の10日間というのは実に重要な部分を占めることになるんだ。
われわれは、あえて新型車によるシーズン前最初のテストへの参加を回避し、その時間を最後の仕上げに当てることにした。
われわれのこの判断が正しいものと信じているが、その評価が出るのはシーズン末ということになるだろう。
今からその時期が来るのが楽しみだよ」
同チームの2012年新型車がお目見えするのは2回目の合同テストとなるバルセロナで、21日(火)が予定されている。
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Rubens Barrichello
今季、F1のシートを見出せていない前ウィリアムズのルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)が、セブリング・スピードウェイでインディカーの初テストを行った。
その模様はこちら。
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Barcelona Test Image (C)Ex.Super Aguri F1
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ギリシャの経済危機を発端にEU(欧州連合)全体に不況が広がる中、スペイン・バレンシア州で行われているヨーロッパGPの将来が危ぶまれている。
こうした状況を受け、心配されるのはもう一方のスペインGPを開催するバルセロナだ。
しかし同サーキットのサルバドール・セルビア代表は、次のような強気のコメントを語っている。
「グランプリ開催契約は2016年まであるが、われわれはそれにすら満足していない。
大事なことは、ファンからほんとうに支持されているか、ということで、それについてわれわれには自信がある。
ここ20年間、成功を続けてきたし、それはこれからも何ら変わることはないだろう」
しかしそれでも国全体の経済は下降を辿っていて、予断を許さない。
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