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2012/02/25

F1チーム、バルセロナで全種類のピレリP Zeroタイヤを試す

(C)Pirelli Motorsport
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2012年2月24日、バルセロナ

今年初めて、F1の各チームは、ピレリの全種類の2012年型スリックタイヤ(P Zeroシルバー・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム、P Zeroイエロー・ソフト、P Zeroレッド・スーパーソフト)をバルセロナで試しました。

ドライバーによる総ラップ数は3697周、距離に換算すると17,207kmになります。

今年2回目のテストにおいて、大半のチームは、熟知したサーキット上での2012年型マシンと全種類のピレリタイヤの相互作用を検証し、マシンの開発カーブを加速しました。多くのドライバーは、全種類のピレリタイヤを使用してレースシミュレーションを行いました。特に、開幕3戦で選択されているミディアムタイヤ(オーストラリアと中国ではソフトタイヤと、マレーシアではハードタイヤとの組み合わせ)を使用して、 多くの作業が行われました。

スペインGPの開催地であるカタロニア・サーキットでの4日間のテストは、午前中、かなり低い気温に見舞われたため、各チームは、適正データの大量取得が難しい状況でした。午後は、タイヤの作動領域に適した暖かいコンディションとなり、ピレリと各チームは、いくつかの有益なデータを取得し、タイヤの動作を確認することが出来ました。雨は降らなかったため、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤのテスト機会はありませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「極めて生産的な4日間でした。気温にも恵まれ、特に午後は、シーズン中よりも適したコンディションでした。各チームは、ヘレスでは14,949kmの走行でしたが、今回は17,207kmを走行しました。これによって、各チームは、全4種類のスリックタイヤの大量のデータを収集することが出来ました。したがって、我々は、開幕戦における戦略のオプションとクロスオーバー・ポイントに関連したシナリオに幅を持たせるための分析を行うことが出来ます。予想通り、大半のチームはミディアムタイヤ中心の作業を選択し、どちらかというと、タイヤの評価よりも空力セットアップ作業に重点を置いていたようです。しかし、我々は大量の作業を成し遂げましたし、ここまでのデグラデーションレベルと性能に満足しています。そして、来週、バルセロナでの最終テストに臨みます。各チームの相対的性能のより詳細な全容については、次のテストを待たなければなりませんが、我々としては目標通りに進んでいます」

テストで見られたこと:
* ピレリのスリックタイヤで最も硬いハードタイヤと最も柔らかいスーパーソフトタイヤが、バルセロナでともに最速タイムを記録
* 現世界王者、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、1日目、P Zeroシルバー・ハードタイヤで1分23秒265の最速タイムを記録
* 3日目のトップは、P Zeroレッド・スーパーソフトで1分22秒391を記録したウィリアムズのパストール・マルドナード
* 4日目のトップは、P Zeroイエロー・ソフトで1分22秒312を記録したザウバーの小林可夢偉。これは4日間を通じての最速タイム
* バルセロナで最多ラップを走行したのは、243周(距離に換算すると1131km)を走行した小林可夢偉
* バルセロナにおける昨年の決勝の最速タイムは1分26秒727、ポールタイムは1分20秒981。
  新型マシンで多くの要素がテストされている段階のため、まだ確固たる結論の時期ではない

テストで見られた数値:
* バルセロナに持ち込まれたタイヤ総数:367セット(1468本)
- スーパーソフトタイヤ:34セット - ソフトタイヤ:82セット
- ミディアムタイヤ:110セット
- ハードタイヤ:69セット
- インターミディエイトタイヤ:36セット
- フルウェットタイヤ:36セット

* 使用タイヤ総数:257セット
- スーパーソフトタイヤ:16セット
- ソフトタイヤ:81セット
- ミディアムタイヤ:95セット
- ハードタイヤ:65セット
- インターミディエイトタイヤ:0セット
- フルウェットタイヤ:0セット

* 最長走行
ハードタイヤ:22周 ミディアムタイヤ:20周 ソフトタイヤ:24周 スーパーソフトタイヤ:10周

* 4日間を通じた最高/最低気温 22℃/5℃
* 4日間を通じた最高/最低路面温度 31℃/7℃

タイヤサマリー(トップ3タイムと使用タイヤ):
Day 1
1. ベッテル 1分23秒265 ハード
2. ヒュルケンベルグ 1分23秒440 ミディアム
3. ハミルトン 1分23秒590 ソフト

Day 2
1. ヒュルケンベルグ 1分22秒608 スーパーソフト
2. ペレス 1分22秒648 スーパーソフト
3. ベッテル 1分22秒891 ソフト

Day 3
1. マルドナード 1分22秒391 スーパーソフト
2. シューマッハ 1分23秒384 ソフト
3. 小林 1分23秒582 ソフト

Day 4
1. 小林 1分22秒312 ソフト
2. マルドナード 1分22秒561 スーパーソフト
3. ディ・レスタ 1分23秒119 スーパーソフト

タイヤは全て新品を使用

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