マルシアF1チーム、「KERSまで開発してられない」
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2012年マシンの開発が遅れ、すでに最初のシーズン前テストへの不参加を表明しているマルシアF1チームだが、さらに「KERS」(運動エネルギー回収システム)の搭載も当面先送りされることがわかった。
これは同チームのパット・シモンズ/エクゼクティブ・エンジニアリング・ディレクターが明らかにしたもので、「もしKERSがなかった場合、ライバルよりも1周当たりのラップタイムがコンマ数秒は遅くなることだろう。
しかし現在のわれわれにはそのコンマ数秒のために巨額の開発資金や限られたチームのリソースを費やす訳にはいかないんだ。
いまさらにKERSにまで手を出していたら、マシンの開発自体に支障を来たしてしまうだろうからね」と、嘆いた。
かつてルノー・チームという巨大ワークスチームで腕を振るったシモンズ氏にとって、弱小チームの悲哀は無念であることだろう。
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