ピエロ・フェラーリ氏、「F1はヨーロッパの伝統残すべき」
Piero Lardi Ferrari (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームの中で創始者の血を引く貴重な存在であるピエロ・ラルディ・フェラーリ副会長が、「F1はヨーロッパの伝統」との見解を強調した。
これはフェラーリ・チーム恒例のスキー・イベントであるマドンナの『ウルーム』で語ったもの。
その中でこの跳ね馬チーム創始者エンツォ・フェラーリの子息は、「F1は世界選手権と謳っているのだから、世界に展開していこうとしているのは理解できる。
しかしそのため一方的にヨーロッパでの開催が減らされていくことには賛成できないね。
例えばいまフランスからF1グランプリが消えている。
さらにイギリスGPも槍玉に挙げられているようだ。
しかしわれわれにとってシルバーストーンはモンツァ(イタリアGP)やスパ(ベルギーGP)らと同様、F1グランプリの聖地なんだ。
新しい戦いの場が現れるのはエキサイティングなことだが、こうしたF1の伝統あるレースが失われないことを切に願っているよ」と、述べた。
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