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2011年12月

2011/12/31

ハイメ・アルグエルスアリ、HRT加入に手応えか

Jaime Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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2009年から在籍していたスクーデリア・トロ・ロッソから放出、いまのところまだ来季のシートが見出せていないハイメ・アルグエルスアリ(21歳:スペイン)だが、地元の『マルカ』紙に対し、「近くいい発表ができる」と発言、F1残留の可能性をほのめかせた。

ただ、現状でまだ空席となっているチームはウィリアムズとHRTしかなく、HRTのほうが可能性は高いとみられる。

ちなみにF1ではセバスチャン・ベッテルが史上最年少勝利や史上最年少チャンピオンなど多くの史上最年少記録を打ち立てているが、F1史上最年少参戦記録(19歳125日)についてはアルグエルスアリのものになっている。
(ベッテルのF1初参戦は19歳349日)

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ラウダ氏、「DRS(可変リヤウィング)採用は誤った選択」

Niki Lauda (C)Ex.Jaguar Racing
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奇跡の復活を含め、3度のF1チャンピオンに輝いたニキ・ラウダ氏(62歳:オーストリア)だが、現在のF1に導入されているDRS(可変リヤウィング)採用には納得がいかないようだ。

これは地元オーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に語ったもので、その中でこの不死鳥と言われた英雄は、「正直言って僕はDRSのファンではないね。
確かにオーバーテイクシーンはF1レースにおいて魅力なものだけれど、それはドライバーの技術によって行われるべきもので、ボタンを押して行われるものではないよね。
実際、前にいるドライバーにはこれを防御する術はなく、ただ抜かれるのを見ているだけなんだ。
ファンはきっともっとドライバーのテクニックを見たいと思っている筈さ」と、語っている。

同氏はまた少なくとも今シーズンについて言えば、ピレリタイヤの性能劣化が激しかったのでDRSがなくともオーバーテイクは繰り返されただろう、との見方を示した。

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日本のF1放映、再び危機に

Image (C)Scuderia Toro Rosso
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いよいよF1も新しいシーズンを迎えるが、現段階においてもなおフジテレビのF1放映権交渉がまとまっていないことがわかった。

日本のF1放映権は1986年まではTBS系列が保有、しかし世間の関心も低くダイジェスト版放映に留まっていた。
しかし1987年からは中嶋悟(ロータス・ホンダ)のフルタイム参戦もあり、フジテレビが放映権を獲得、それ以降は全年全戦中継を行ってきた。

しかし2011年で現在の契約が満了、F1放映権を管理するFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)では大幅な放映権料のアップを求めているとみられる一方で日本のF1人気も再び低迷、フジテレビでは苦しい判断を迫られているとみられる。

現状で他局の動きはみられず、もしフジテレビの交渉がまとまらなかった場合、再び日本のF1放送は地上波・衛星波共に「暗黒の時代」に戻りかねない厳しい状況だ。

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2011/12/30

ベッテル(レッドブル)、「2012年のクルマが待ちきれない」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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史上最年少チャンピオンとして2年連続のタイトルを獲得したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)は、来たるべきシーズンについて、「2012年のクルマが待ちきれない」と、また新たな意欲を英『BBCスポーツ』の取材に語った。

「もしも今年くらいのレベルにあるマシンを僕に与えてくれたなら、3度目のタイトル獲得を現実にすることは十分に可能だと思っている。
このスポーツにおいては、どんな優れたドライバーだって、それにふさわしいマシンを与えられなければ腕の振るいようがないんだからね。
だからもう、今から新しいマシンと対面するのを待ちきれないんだ。
これまで聞いたところでは十分に期待できると確信しているんだけれど、こればっかりは実際にコースを走ってみないと、ね」

2012年、ベッテルは3度目のタイトル獲得に挑むが、62年の歴史でこれまで3回以上のチャンピオンに輝いたのはミハエル・シューマッハを始めとする8人だけだ。

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トッドFIA会長、「マッサが遅い訳ではない」

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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現在FIA(国際自動車連盟)の会長を務めるジャン・トッド氏が、フェラーリ・チームのフェリッペ・マッサについて言及した。

これはイタリアの『コリエレ・デラ・セラ』紙に語ったもので、その中でこの前フェラーリ・チーム監督は、「2011年はマッサにとっては苦しいシーズンとなったが、さりとて決してマッサが遅いという訳ではない。
彼は今年から導入されたピレリタイヤへの対応に手間取ったのだ。
タイムだって、不世出のドライバーであるアロンソと比べるからであって、両者のタイム差はせいぜい1ラップあたりコンマ3秒程度のもの。
別に1周で3秒も引き離されている訳じゃないよ」と、マッサを擁護。

ただ、マッサのマネージメントをトッド氏の子息であるニコラス・トッド氏が行っていることを忘れてはいけないだろう。
ちなみに今季アロンソvsマッサの予選対決はアロンソの15勝4敗というものだった。

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個別コンコルド協定締結でFOTA瓦解へ加速

FOTA (C) Formula One Teams Association
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これまで同一歩調を取ってきたF1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)から離脱者が相次いだことにより、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を率いるバーニー・エクレストン氏は個別に新しいコンコルド協定を結び始めたことがわかった。

これはドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによればすでにフェラーリ・チームとレッドブル・レーシングのトップ2チームが基本的な合意に達したとしている。

これまでF1チームはFOTA全体としてFOMからの収入のかさ上げを狙ってきたが、再び個別に締結ということになれば上位チームには厚く、下位チームには薄くというエクレストン氏の思惑通りになるばかりか、FOTAそのものの瓦解を推し進めることにもなりそうだ。

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2011/12/29

ロータス・ルノーGP首脳、「クビサがいればもっと……」

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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不振の2011年シーズンを振り返り、ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のエリック・ブイユ代表は「クビサの不在が痛かった」と、予定外の事態だったことを強調した。

これは英『オートスポーツ』の取材に答えたもので、同氏は「今年の不振の原因を一言で言うならば、開幕前に起きたアクシデントでロバート・クビサが欠場を余儀なくされたことだ。
もしも彼がいたならば、ただレースで結果を残すだけでなく、その後のマシンの開発にも大きく寄与していた筈だからね。
結果、われわれは開幕直後にこそ表彰台獲得を果たしたもののそれからはずるずるとじり貧を辿る結果になった。
確かにエクゾーストの問題(ブロウン・ディフューザー)は大きな障害になったが、それだってクビサの不在に比べればたいしたことではなかったんだ」と、不振の原因を分析し唇を噛んだ。

今シーズン途中、同チームはニック・ハイドフェルドからブルーノ・セナに交代させ、ヴィタリー・ペトロフとのフレッシュ・コンビで戦ったが思うような戦績を残せなかった。

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メルセデスGPの2012年新型車発表は2月21日(火)に

2011 Scene (C)Mercedes Motorsports
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来シーズン、フロントランナーへのステップアップを期すメルセデスGP(来季メルセデスAMGペトロナスF1)では、その期待のコンテンダー『MGP-W03』(仮称)の発表を2月21日(火)に行う予定であることを明らかにした。

これは、これまで発表された新型車発表スケジュールの中では最も遅い日程ということになる。(場所は未定:昨年はバレンシア)

なお、これまで明らかにされた各チームの新型車発表スケジュールは以下の通り。
2月1日(水)マクラーレン
2月3日(金)フェラーリ
2月5日(日)レッドブル
2月6日(月)ザウバー
2月6日(月)ロータス

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ザウバー・チーム、破談のプレゼン写真が流出

Sauber Ferrari『C30』/UBS (C)Blick AG
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ザウバー・チームが屈辱の事態に陥っている。
これは、破談となったスポンサー交渉用の写真が、メディアに流出してしまったもの。
機密が保たれるF1の交渉では極めて珍しいケースとなった。

同チームの地元スイスの『ブリック』紙は、同じくスイスのチューリッヒに本拠を置く大手金融グループ『UBS』社とスポンサー交渉した際のプレゼンテーション用写真を複数枚掲載した。

記事によれば、ザウバー・チームの創設者であるペーター・ザウバー前代表と『UBS』社のオズワルド・グリューベル/CEO(最高経営責任者)とは個人的にも交遊があったことからスポンサー契約について交渉を進めたが、最終的に同社の取締役会で否決され、消滅してしまったということだ。

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2011/12/28

ウィリアムズ・チーム代表、「苦闘したのは来季への学習のため」

Adam Parr CEO (C)Williams F1
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名門F1チームとされながらタイトルは1997年から遠ざかったまま、今シーズンはわずか5ポイントの獲得でコンストラクターズ・ランキング9位に留まったウィリアムズ・チームだが、同チームのアダム・パール代表は「苦闘したのは学習のため」として来季の挽回を英『オートスポーツ』に明言した。

「確かにこの数年、われわれはF1で中断グループに留まっていたと思う。
ただそれだけが目的なら、そこは案外居心地の良いところなのかも知れない。
しかしわれわれの目標はそんなところではないのは知っての通りだ。
われわれが経験した今シーズンの苦闘は、来たるべきシーズンに向けての学習だったのだ。
もしマーク・ジラン(チーフ・オペレーション・エンジニア)がシーズン終了後に加わったのなら、こうした問題点を見出すことはなかったかも知れないけどね」

同チームでは来季パストール・マルドナドの残留は発表したものの、もう一人のドライバーについてはまだ決定されてない。

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星野一義、中嶋悟、鈴鹿で夢のF1競演へ

中嶋 悟 (C)Honda Racing
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日本のF1の聖地・鈴鹿サーキットは来年開場50周年のアニバーサリーイヤーを迎えるが、同サーキットを運営する(株)モビリティランドが2012年『鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー』の概要を明らかにした。

当日は多くの伝説的ライダーやドライバーが集結することになっているが、特筆すべきは星野一義・中嶋悟両氏による夢のF1競演。
星野一義がウィリアムズ・ホンダ『FW11』を、また中嶋悟氏はロータス・ホンダ『100T』をそれぞれドライブする予定。
「両車」のF1対決は、実に26年ぶりの実現という。

なお感謝デーの期日は2012年3月3日(土)・4日(日)の2日間が予定されている。

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デイモン・ヒル氏、「ライコネンはまだ十分若い」

Damon Hill & Tony Blair (C)Renault F1 UK
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2009年シーズン以来となるF1復帰を決めたキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)について、同じく元F1チャンピオンであるデイモン・ヒル氏(51歳:イギリス)は「ライコネンはまだ十分に若い」と、その活躍に太鼓判を押した。

「ライコネンがF1復帰を決めたのは素晴らしいことだ。
彼にはまだF1でやれることがあるし、その能力を十分に備えていると確信しているよ。
数年ぶりの復帰といったって、彼はまだ十分に若い。
なにしろ、僕はちょうどそのくらいの年令でF1にデビューしたんだからね」と、ヒル氏。

1958年にロータスからF1参戦を果たした時、ヒル氏はすでに32歳になろうかという遅咲デビューだった。
(父親でやはりF1チャンピオンのグラハム・ヒル氏は29歳でのデビューだった)

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2011/12/27

カルン・チャンドク(インド)、F1残留にわずかな望み

Karun Chandhok (C)Teram Lotus
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今シーズン、第10戦ドイツGP参戦の他には通算9回のフリー走行ドライバーに留まったチーム・ロータスのカルン・チャンドク(27歳:インド)だが、2012年シーズンへの展望も厳しいものであるようだ。

「もちろん僕に第1プライオリティはF1に留まること。
でも現実が厳しいことは良くわかっているつもりだよ。
今からレースシートをつかむというのはほとんど不可能なことだろうからね。
いま考えられるベストのものは、チーム・ロータス(来季ケータハムF1)で第3ドライバーのポジションを確保すること。
土曜・日曜にはピットガレージから見るというのはつらいことだけど、それでも勉強にはなるだろう。
もしもF1で居場所を見つけられないのであれば、新しいWEC(世界耐久選手権)に参戦するかも知れないな。
幸い、F1とカレンダーがバッティングするのは1回だけだし、ルマンで走るというのも魅力的なことだからね」

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新型車待つベッテル、「赤ちゃん産まれる気持ち」

2011 Scene (C)Redbull Racing
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2年連続の史上最年少チャンピオンとして、新たなシーズンの新型車を待つレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)は、その心境を「まるで赤ちゃんが生まれるのを待つ感じ」と、ユニークな表現で英『BBCスポーツ』に表した。

「みんなが新型車の登場を待ちわびて、楽しみにしているんだ。
まるで赤ちゃん誕生を待っているみたいだと思わないかい。
みんな、そう言ってるよ。
でも……
赤ちゃんの父親は僕っていう訳じゃないけどね」

エイドリアン・ニューイ氏の監修になる注目の新型車『RB8』(仮称)は、ミルトンキーンズのファクトリーで鋭意製作が進められている。
ちなみにベッテルはまだ独身で、父親になった経験はない。

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スーティルのマネージャー、フェラーリとの交渉を否定

Adrian Sutil (C)Force India F1
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このところ沈黙を続けてきたエイドリアン・スーティル(28歳:ドイツ)のマネージャーが、一部に流れていたフェラーリ・チームと交渉という噂を否定した。
これはパーソナル・マネージャーのマンフレッド・ジマーマン氏が英『スカイスポーツ』で語ったもの。

「フェラーリ・チームに入るというのは、ドライバーにとってはもちろん、われわれマネージャーとして携わるものにとっても夢のようなことだ。
しかし残念ながらわれわれが跳ね馬チームと交渉しているという事実はないし、お互いに選択肢には入っていないのが現実だ」

噂では、2013年シーズンには現在のフェリッペ・マッサとの交代、さらにもし2012年シーズンの戦いでマッサが期待通りの活躍が示せなかった場合には、シーズン途中の交代もあり得るというものだった。
しかしそうなると、いよいよ残る可能性はウィリアムズかHRT(前ヒスパニア・レーシング)のみということになりそうだ。

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2011/12/26

アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、メルセデスGP加入を模策

Jaime Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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今シーズン、チャンピオンシップ・ポイント26ポイントを獲得、チームメイトのブエミ(15ポイント)を大きく上回ったハイメ・アルグエルスアリ(21歳:スペイン)だったが、それでも来季のドライバー・ラインナップからは外れ、目下行き先のない状態。

そんな中、当のアルグエルスアリはメルセデスGPへの加入を目指して活動中のようだ。
同チームは来季『メルセデスAMGペトロナスF1』としてタイトル争いへの強い意欲をみせているが、もちろんすでにドライバー・ラインナップ(シューマッハ&ロズベルグ)は確定済み。
アルグエルスアリが狙っているのはとりあえずリザーブドライバーとして将来のレースシートを窺うというもの。
ちなみにシューマッハとの契約は2012年末までとみられている。

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フェラーリ総帥、それでも「サードカー走らせたい」

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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かねて「サードカー案」を率先して示しながらも、エクレストン氏や他チームからの同意が得られず実現の見込みが立たないフェラーリ・チームだが、それでも同陣営のルカ・モンテツェモロ社長は次のように語っている。

「もし私が前から勧めるようにトップチームが3台目のマシンを走らせたなら、F1は今よりもっともっと面白くなること間違いないんだ。
たとえばロバート・クビサ。
彼に素晴らしい才能があることは疑いがないことなのに、乗せるチームがない。
もしも3台目が許されるなら、ウチばかりでなく乗せたいと思っている所は多いのに。
ニコ・ロズベルグだって、もしも3台目のフェラーリで走っていればもう何勝もしている筈だ。(ロズベルグは未勝利)
そしてもちろん、若いドライバーらも順番を待ち続けている状況なんだからね」

モンテツェモロ氏には依然として「サードカー案」に未練があるようだ。

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小林可夢偉、年間オーバーテイク数で第3位にランク

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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英『オートスポーツ』は2011年シーズン全レースにおけるオーバーテイク数をカウント。
それによれば第1位はメルセデスGPのミハエル・シューマッハ、ザウバー・チームの小林可夢偉が第3位に入っていることがわかった。

トップ10は以下の通り。
1. シューマッハ(メルセデスGP) 116回
2. ブエミ(トロ・ロッソ) 114回
3. 小林可夢偉(ザウバー) 99回
4. アルグエルスアリ(トロ・ロッソ) 94回
5. マルドナド(ウィリアムズ) 91回
6. ディ・レスタ(フォース・インディア) 90回
7. ペレス(ザウバー) 87回
8. バリチェッロ(ウィリアムズ) 86回
9. バトン(マクラーレン) 85回
10.マッサ(フェラーリ) 82回

ただオーバーテイクするためには「後方からのスタート」が必要で、予選上位の常連だったベッテル(レッドブル)やハミルトン(マクラーレン)、ウェバー(レッドブル)、アロンソ(フェラーリ)らは当然下位に留まることになる。
(駅伝の○○人抜きと同じ理屈)

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2011/12/25

ロズベルグ(メルセデスGP)、目標達成をクリスマスに誓う

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports

メルセデスGPのニコ・ロズベルグ(26歳:ドイツ)はチームのクリスマスパーティに出席、その中で「来シーズンはこのチームでF1の頂点に立ちたい」と、ファンに向けて強いメッセージを送った。

「この1年、僕やチームに送られた力強いサポートにほんとうに感謝している。
良いことも悪いことも、いろいろあった1年だったけれど、そのすべてを来たるべきシーズンに役立てたい。
ファンのみんなにとって良い1年が来ることを願うと同時に、僕自身にとっても来年が『目標』を達成できる年になるよう、心から希望している」

パーティには意表を突いたアフロ姿で現れたロズベルグだった。

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フェラーリ社長、「右足より頭使うドライバーが好き」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2012年シーズンもアロンソ&マッサという体制で戦うことが決まっているフェラーリ・チームだが、その総帥であるルカ・モンテツェモロ社長は2年連続の史上最年少チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に秋波を送っているようだ。

同社長はこの才能あるドイツ人について、「ベッテルはまだ若いのにほんとうにクレバーなドライバーだ。
ただ速いだけなのではなく、頭脳的なレースをする。
私は彼のような、右足よりも頭を使うドライバーが好きなんだ。
今後の将来に大きく注目しているよ」と、讃えた。

ただ跳ね馬チームに迎え入れるかどうかについては、自チーム内の事情もあり明言しなかった。
なおフェラーリのアロンソとの契約は2016年まで、マッサとは2012年まで。
またベッテルとレッドブルとの契約は2014年まであると伝えられている。

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ヴァージン・レーシング、コンピュータ計算開発を断念

Virgin Cosworth 『VR-02』 (C)Virgin Racing
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マルシアの資本を得て新体制となって2012年マシンを開発することになるヴァージン・レーシングでは、2011年マシン『VR-02』で用いた独自の開発システムを断念することにした模様だ。

これは、新型車の開発にコストのかさむ風洞実験を行わず、すべて数値流体力学(CFD)によるコンピュータでの計算で開発するというもの。
しかし現実にはマシンの戦闘力が低く、結局今シーズンは1度の入賞を果たすことなく終え、グロックらドライバーからも批判的な指摘を受けていた。

今回チームはニック・ワース/テクニカル・ディレクターとの契約が終了したこともあり、方針を大きく変更することになったとみられる。

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2011/12/24

ベルニュ(トロ・ロッソ)、「ヘルムート・マルコの英断に感謝」

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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トロ・ロッソの2012年ドライバーに指名された新人のジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)は、これを決めたとされるレッドブル・グループのレーシング・アドバイザーであるヘルムート・マルコ氏の決断を讃えた。

これはベルニュの母国フランスの有力紙『オートエブド』が伝えたもの。
その中でこのフランス期待の新人は、「起用されることに自信はあったつもりだけど、でも正式な報道を確認した時にはやっぱり感激したね。
ブエミもアルグエルスアリも、確かな仕事をしたと思うけれどそれをすべて一新したのだから、マルコの決断には敬意を表するよ。
でも、この一事を取ってもわかるように、彼のドライバーに対する評価は厳しいから、その眼鏡に適うような活躍をしなくては、と覚悟していると、語っている。

ベルニュは若手ドライバーを対象とした先のアブダビ合同テストで3日間共にトップタイムをマークして関係者の注目を集めた。

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フェラーリ社長、現行F1テスト規則の不備を強調

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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来シーズンのタイトル奪還を図るフェラーリ・チームだが、ルカ・モンテツェモロ社長は現行のテスト規則の不備について再び強い不満を吐露した。

「F1における現行のテスト制限はまったく馬鹿げている。
確かにF1のあまりのコスト増大に対処するため、われわれはみんなこれに同意した。
しかし結局のところ、実車でテストができない分より進化したシミュレーターの開発など余分な経費をどこのチームでも負担しているのが現実ではないか。
そもそもプロのスポーツ選手で、これほど本番意外に練習しない競技なんて私は知らないよ。
ましてや新人には実車で走る機会がない。
われわれはアカデミーで新人選手を発掘・要請しているが、せっかくその才能を見出された彼らは、しかしGTカーでレースをしているしかないんだからね」

ちなみにザウバー・チーム(フェラーリ・エンジン搭載)で小林可夢偉に代えるとの噂が流れたジュール・ビアンキ(20歳:フランス)もテスト機会が失われたフェラーリ・アカデミーの一員だ。

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「低迷」ウィリアムズ・チーム、残るシートに人気

Williams Factory (C)Williams F1
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2012年のほとんどのシートが埋まった中、名門チームでは唯一空席となっているウィリアムズ・チームにドライバーの人気が集中しているようだ。

今季大不振だった同チームでは、エンジンを目下最強の一つルノーのものにスイッチ、再び上位躍進を期している。
しかしドライバーについてはまだパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)の残留が決まっているだけで、残りのシートは現在まで未定のままになっているものだ。

同じく同チームへの残留を希望するバリチェッロはこれまでの交渉に手応えを感じ取っていると強調。
またロータス・ルノーGPのシートを失ったブルーノ・セナ(27歳:ブラジル)、さらにはフォース・インディアから放出されたエイドリアン・スーティル(28歳:ドイツ)も同じくウィリアムズと交渉していると伝えられている。

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2011/12/23

ロバート・クビサ、復帰に向け担当医師と訣別

Riccardo Ceccarelli (C)Renault Sport

2012年のF1復帰を目指し、厳しいリハビリテーションを続けているロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のロバート・クビサ(27歳:ポーランド)だが、これまで共に歩んだ担当医のリカルド・チェカレッリ医師と袂を分かったことがわかった。

同医師によれば、リハビリの最終段階でクビサ側と考え方に相違が生じ、別れることで合意したとのこと。

当初は2011年中の復帰を目指していたものの、現実には復帰は大幅に遅れていて、それが両者の関係をギクシャクしたものにしてしまったのかもしれない。

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2014年新規定エンジン、続々開発予定進む

Ferrari F1 V8 Engine (C)Ferrari S.p.A
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現行の『2.4リッターV型8気筒』から『1.6リッターV型6気筒ターボ』へと大きく規定が変わる2014年以降のF1エンジンについては、すでにメルセデスが開発の進捗ぶりを明らかにしたが、さらに他メーカーも同様に開発が進んでいることを示している。

レッドブル・レーシングやルノー、ロータスらにエンジンを供給するルノー・スポールは、来年の早い時期にベンチテストを開始、2012年内に実車でのテスト走行をスタートさせたいとしている。

また本家フェラーリを始めとしてザウバーやトロ・ロッソらにエンジンを供給しているフェラーリも、すでに2014年F1エンジンの原形となる試作エンジンを完成させたということだ。

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フェラーリは2月3日(金)に2012年新型車発表予定

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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今度はフェラーリ・チームの2012年新型車発表の予定が明らかとなった。
これはフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ氏が自ら『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に明らかにしたもの。

それによれば同チームの新型車発表は来年の2月3日(金)で、場所はまだ明確にされていないが、本拠地マラネロになるとの見方が有力だ。
同社長はコンストラクターズ・ランキング3位に留まった今季の結果について「今シーズンの成績にはまったく満足していない」と強調。
新型車は今年タイトル獲得に及ばなかった『150°Italia』とは大きくコンセプトを変えたものになるとしている。

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2011/12/22

マクラーレン・チーム専属医師、「ライコネンは活躍できる」

Dr.Aki Hintsa (C)McLaren Group

キミ・ライコネンの来季F1復帰について、フェラーリのアロンソなどその活躍を期待する向きは多いが、今度はかつて2002年から5年間に渡って所属したマクラーレン・チームの専属医師からも前向き発言が聞かれている。

これはライコネンの地元であるフィンランドの『ツルン・サノマット』紙が報じたもの。
それによれば同チームのチームドクターであるアキ・ヒンツァ医師は、「医学的に言うならば、2年前に同じくF1復帰を果たしたシューマッハとライコネンでは比べものにならないだろう。
それは確かにシューマッハが類い希なる身体の持ち主であるということを差し引いても、ね。
ライコネンは32歳になったばかりだが、来月シューマッハは43歳になる。
この10年という開きは、F1という過酷なスポーツにおいてとても大きい差になる筈だ。
すでに下降期に差し掛かったシューマッハに比べ、ライコネンは今がピーク。
残念ながら時計を戻すことは誰にもできないんだ。
私は彼の活躍に何ら疑いを差し込まないよ」と、語っているという。

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1年ぶり復帰のヒュルケンバーグ、「タイヤの使い方がカギ」

Nico Hulkenberg (C)Force India F1
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2012年、フォース・インディア・チームから1年ぶりのF1復帰が決まったニコ・ヒュルケンバーグ(24歳:ドイツ)は、成否のカギについて「ピレリタイヤの使い方にある」との見方を示した。

「確かに今シーズン、フリー走行での出走でピレリタイヤについては経験をしているよ。
でも、タイヤの使い方については予選、そして決勝レースへと進むに従ってまったく異なるものになるんだ。
それでも、ウィリアムズで初めてF1に参戦した時にも苦労しているのだし、これは実際に走って学ぶしかないね」

同選手がウィリアムズで走った2010年シーズン、F1はブリヂストンタイヤだった。

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フランスGP、ポールリカールでF1復活を窺う

2006 FranceGP (C)Renault F1 UK
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2008年のマニクールを最後に開催が途絶えているフランスGPだが、今度はその舞台をポールリカールに代えて復活開催を目指している。

これは当地の『ニース・マタン』紙が伝えるもので、それによればフランソワ・フィヨン首相からスポーツイベントの責任者に委嘱されたジル・ドゥフェニュ氏の言葉として『ポールリカールでの開催推進についてここ1-2か月のうちにも最終決定する』と語ったというもの。

2012年にはフランス人F1ドライバーも複数の参加が見込まれていて、再びフランスでF1が盛り上がることになりそうだ。

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2011/12/21

アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、F1残留に「情勢は厳しい」

Jaime Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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セバスチャン・ブエミと共に来季スクーデリア・トロ・ロッソのシートを失ったハイメ・アルグエルスアリ(21歳:スペイン)だが、あくまでF1残留を模策しているものの情勢は厳しい、との見方を示した。

これはスペインの通信社『EFE』に示したというもので、その中でこの若者は、「この1年間、僕は与えられた状況の中で十分に期待の応える働きが出来たと自負している。
もちろん来年もF1で走りたいという希望は持っているけれど、ただ情勢は決して甘いものではないと感じている。
放出されたとしても、チームを恨んだりなんてまったくないよ」と、語っている。

残された可能性はHRT(前ヒスパニア・レーシング)への移籍あたりだが、あるいは本家レッドブル・レーシングでのリザーブドライバーという道も考えられるようだ。

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エイドリアン・スーティルのマネージャー、沈黙を守る

Adrian Sutil (C)Force India F1
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今季好成績を挙げながらもフォース・インディアからの放出が決まったエイドリアン・スーティル(24歳:ドイツ)だが、一部にフェラーリ・チームとの密約説も流れて注目を集めている。
それによれば、2013年シーズンには現在のフェリッペ・マッサとの交代、さらにもし2012年シーズンの戦いでマッサが期待通りの活躍が示せなかった場合には、シーズン途中の交代も考慮に入れられているというもの。

しかしこれについてスーティルのパーソナル・マネージャーであるマンフレッド・ジマーマン氏はここに来て一転注目を守っているのが不気味だ。

一方、スーティルの地元ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌は「2012年はウィリアムズ・チームとの1年契約、そして2013年にフェラーリ・チームへの移籍を窺っている」との見方を報じている。

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マクラーレンは2月1日(水)に2012年新型車を発表へ

Image (C)McLaren Group
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2012年シーズン、F1タイトル奪還を狙うマクラーレン・チームは来年2月1日(水)に新型車『MP4-27』(仮称)を発表する予定であることを明らかにした。
新型車発表の日程が公表されたのはザウバー・チーム(2月6日)に続き2チーム目となる。

昨年のマクラーレン・チームはベルリンの市街地で新型車を組み立てるという異例のパフォーマンスで発表を盛り上げたが、今年は場所も形態もまだ明確にはされていない>
ただ十分な時間的余裕を持って2月7日(火)からスタートするシーズン前最初のテストに臨みたい意向とみられる。

なお他にもレッドブル・レーシングやフェラーリ、そしてウィリアムズらの有力チームも新型車で最初のテストに参加するものとみられている。

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2011/12/20

モンテツェモロ/フェラーリ社長、就任20周年祝う

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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フィアット/フェラーリ・グループの総帥であるルカ・モンテツェモロ氏が、フェラーリ社長就任20周年を祝う会見を本拠地であるマラネロで行った。
同氏がフェラーリ社長のポジションに就いたのは1991年11月のことで、創業者一族である当時のジャンニ・アニエッリ社長(故人)から引き継いだものだった。

1.000人以上のゲストを前にモンテツェモロ社長は、「今日のフェラーリの栄光の裏には多くの先人たちの努力があったことを忘れてはならない。
自分がこのポジションに就いてからの20年間にも多くの浮き沈みはあったが、如何に困難な時期にあってもこの跳ね馬の旗の下にわれわれは働き続けることだろう」と、語った。

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シルバーストーンの改修計画マスタープラン承認される

Silverstone Image (C)Mercedes Motorsports
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1950年の近代F1グランプリ最初の地とされながらも一時は開催の危機まで伝えられたシルバーストーン・サーキットだが、このほど一連の改修計画において基本となるマスタープランの承認を受けたことを明らかにした。

同サーキットではこれまですでにコースレイアウトや施設が大幅変更されているが、今回承認されたマスタープランによればさらに新しいビジネスパークやテクノロジー・センター、教育施設や3つの宿泊設備等の建設がされるなど多岐に渡るもの。

シルバーストーン・ホールディングスのリチャード・フィリップス/マネージング・ディレクターは、「これが60年の歴史を持つシルバーストーンの新しいスタートになる」と、改革に意欲を示した。

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2011/12/19

サラ新代表(HRT)、「もう一人のドライバー決定は急がない」

Luis Perez-Sala (C)HRT
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新生なったHRT(前ヒスパニア・レーシング)の新代表に就いたルイス・ペレス・サラ氏は、まだ発表されていない2012年もう一人のレースドライバーについて、「決定は急がない」として長期的視野で決定する方針を明らかにした。

「もちろんすでに多くのドライバーと話をしているが、まだ決定は急いでいない。
複数のドライバーが同じライン上にいるとだけ言っておこう。
われわれには今それより先にやらなければならないことが多すぎるんだ」と、サラ新代表。

なお一人目のドライバーにはすでに大ベテランであるペドロ・デ・ラ・ロサの起用が発表されている。

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「ベッテルはプロスト級のドライバー」とエクレストン氏

史上最年少で2年連続のF1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルへの評価について聞かれたFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「少なくともアラン・プロスト級、現代最高のドライバー」と讃えた。

「ドライバーに対する評価を聞かれても、それぞれ時代も違えば世代もマシンも違うので一律には言い難い。
ただよく言われるようにアラン・プロストは歴史に残るドライバーだったろう。
彼は数ポイントの差でもっと勝てた筈だったし、もっとチャンピオンを獲得していた筈だから。
そしてそのプロストに匹敵するくらいにベッテルは優れたドライバーだと私は思っているよ」

Alain Prost (C)Williams F1
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通算4度のタイトル獲得はシューマッハの7回、ファンジオの5回に次ぐものだが、プロストの場合はルノー、マクラーレン、そしてフェラーリそれぞれの時代にランキング2位というのを4回も経験している。

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2011/12/18

エクレストン氏、「アメリカは依然F1後進国」

2006 USA GP Crash Scene (C)Redbull Racing
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一時はその開催を危ぶまれながらも2012年のカレンダーに残ったアメリカGP(オースティン)だが、それでもFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)をコントロールするバーニー・エクレストン氏の見方は厳しいようだ。

「自動車先進国であるアメリカでは2012年にオースティン(テキサス州)で、さらに衆知のように2013年にはニュージャージー州でも二つ目のグランプリ開催が見込まれている。
しかしアメリカ合衆国という大きな国土を考えれば、これでも決して十分とは言えない。
ヨーロッパの感覚とは違うのだからね。
アメリカという自動車事情を考えれば、われわれはもっともっとF1に対する啓蒙を開発していかなければならないよ」と、中東メディアの取材に答えた。

これまで何度も対立を繰り返しながら、それでもエクレストン氏がアメリカでのF1開催に執着し続けるのには、「F1グランプリ開催はただお金だけの問題ではない」という同氏のポリシーがそうさせるのだろう。

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スーティル(フォース・インディア)にウィリアムズ移籍の可能性

Adrian Sutil (C)Toyota Motorsports
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フォース・インディア創設時からのドライバーだったエイドリアン・スーティル(24歳:ドイツ)だが、チームの2012年構想からは外れ、すでに離脱が決まっている。
しかし関係者からの評価が高いスーティルには、複数のチームが関心を示していると地元ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が伝えている。

その中には名門フェラーリ・チームの名前もあるとされるが、現状2012年のドライバーについてはすでにアロンソ&マッサで決まっていて新たな余地はないとみられる。

一方、まだマルドナドのチームメイトが決まっていないウィリアムズ・チームには来季シート獲得の可能性がありそうだ。
ただ今年のドライバーであるルーベンス・バリチェッロも残留に向けてスポンサー獲得に留意しているとされ、まだ見通しは明確でない。

なおスーティルはF1ステップアップ以前に日本でもレースをしていて、2006年には全日本F3チャンピオンに輝いている。

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今度はアルゼンチンがグランプリ開催に名乗り

J-M.Fangio & Enzo Ferrari (C)Ferrari S.p.A
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年々開催数が増え、2012年シーズンはいよいよ20戦というカレンダーが発表されているF1グランプリだが、今度はさらに南米のアルゼンチンが開催に意欲をみせていることがわかった。

その計画によれば首都ブエノスアイレス近郊に全長約5.5キロという最近のF1モデルに合致したサーキットを新設、新生アルゼンチンGPはここでの開催を狙っているというもの。

現在もWRC(世界ラリー選手権)が行われるなどモータースポーツ熱が盛んなアルゼンチンでは1953年という早い時期からF1グランプリを開催、しかし1998年(ミハエル・シューマッハ優勝)を最後にその後は途絶えたままになっている。
またアルゼンチン人ドライバーではなんといっても通算5回のチャンピオンに輝いたファン・マニュエル・ファンジオの存在があまりにも有名だ。

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2011/12/17

ケータハムF1、FIAクラッシュ・テストをクリア

Mike Gascoyne (C)Team Lotus
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来季もトゥルーリ&コバライネンというドライバー・ラインナップで戦うことが決まっているケータハムF1(前チーム・ロータス)では、2012年の新型車がいち早くFIA(国際自動車連盟)のクラッシュ・テストに合格したことを明らかにした。

これは同チームのマイク・ガスコイン/チーフ・テクニカル・オフィサーが語ったもので、「開発はすべて予定通り順調にいっている」と、進行に自信を示した。
ただ、まだ完成車の発表がいつになるかは明確にしなかった。

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ザウバー・チームの新型車発表は来年2月6日に

2011 Scene (C)Sauber Motorsport
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注目される2012年シーズンの新型車発表だが、その先陣を切ってスケジュールが発表されたのはザウバー・チームだった。

その日程は来年2月6日(月)。
新年最初の合同テストが翌7日(火)よりヘレス・サーキットで開始されることから、これに先んじたもの。
今後発表される多くのチームも同じくこれに合わせてくることだろう。
ザウバー・チームのテストには今シーズンに続いてレースドライバーを務める小林可夢偉&セルジオ・ペレスの参加が予定されている。

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フォース・インディアはディ・レスタ&ヒュルケンバーグに

Sahara Force India logo (C)Force India F1
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2012年のドライバー発表が遅れていたフォース・インディア・チームだが、結局噂通りエイドリアン・スーティルに代えて今季リザーブドライバーだったニコ・ヒュルケンバーグの昇格を決定、ポール・ディ・レスタとのコンビでいくことを発表した。

チームを引っ張る成績を残しながらも放出が決まったスーティルに対し、チーム代表であるヴィジャイ・マルヤ氏は「チーム設立以来チームに貢献してくれたスーティルと別れることになったのはほんとうに辛いことだ。
彼と共に働いたこの4年間を忘れることはないだろう」と、訣別を惜しんだ。

他聞に洩れず資金難に苦しむ同チームでは、来季から他企業の資本を受け入れ『サハラ・フォース・インディア』となる。

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2011/12/16

フェラーリ、タイトル奪還へ最初のテストから新型車

Luca Colajanni (C)Ferrari S.p.A
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2008年以来、チャンピオンの座から遠ざかっているフェラーリ・チームでは、来シーズンこそタイトル奪還へ向けシーズン前最初のテストから新型車を投入する意向を明らかにした。
これは同チームのベテラン・メディア担当者であるルカ・コラヤンニ氏が地元イタリアの『アウトスプリント』誌に語ったもの。

この中で同氏は、「われわれフェラーリ・チームが来シーズン再びトップの座に返り咲くためには、1年の最初から優位に立つ必要がある。
来年のわれわれのクルマはこれまでとはかなりコンセプトを変更したものになるだろう。
そのためにもわれわれは2月に始まるシーズン前最初のテストから新型車を投入、ライバルに差を付けたいと考えている」と語った。

2012年最初のテストはスペインのヘレス・サーキットを舞台に2月7日(火)から3日間予定されている。

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シューマッハ(メルセデスGP)、「テスト制限が自分への障害」

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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2010年のF1復帰以来、予想外の苦闘が続いているようにみえるメルセデスGPのミハエル・シューマッハは、「テスト制限が自分への障害になっている」と語っていることがわかった。

これはイタリアの『コリエーレ・デラ・セラ』紙が伝えたもの。
その中でこの元7回のF1チャンピオンは、「いろいろな評価がされているのは知っているが、事情を知らない外部から無責任なことを言われるのはうれしくない。
思うような成果が挙げられていないのは、僕自身の能力が落ちたのではなく、現在のレギュレーションで定められたシステムに対応できていないからだ。
今はテストが極端に制限されていて、そのためとりわけタイヤの使い方を困難にしている。
それが僕にとっては障害になっていると思う」と、分析した。

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ルイス・ペレス・サラ、HRTのチーム代表に

Luis Perez-Sala (C)HRT
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前日にコリン・コレス代表の辞任を発表したばかりのHRT(前ヒスパニア・レーシング)が、15日(木)今度は新しいチーム代表としてルイス・ペレス・サラ氏(52歳:スペイン)が就任することを正式発表した。

サラ氏はすでに今年7月からHRTのアドバイザーとして関係を深めていたが、スペイン色を強める同チームにおいて、バルセロナ出身の元F1ドライバーでもある同氏はまさに適任。

同チームのサウル・ルイス・デ・マルコス/CEO(最高経営責任者)は、「サラの仕事ぶりには満足している。
彼と仕事を始めてから、われわれの繋がりは理想的なものだった。
きっとチームを素晴らしい方向に導いてくれることだろう」と、語った。

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2011/12/15

新生『ケータハムF1』が新チーム・ロゴを発表

Caterham F1 logo (C)Caterham F1

今シーズン『チーム・ロータス』として戦ったトニー・フェルナンデス氏率いるチームは来季『ケータハムF1』として生まれ変わることとなったが、このほどその新しいチーム・ロゴをお披露目した。

これについて同代表は「これがチームの新しい旅立ち」と讃えながらも、「チームの名称は大きな問題ではない」と、一点の無念さを滲ませた。
今季限りで同チームはF1レジェンドである『ロータス』の名称を失っている。

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トロ・ロッソの2012年ドライバーはリカルド&ベルニュに

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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まだ2012年のドライバー・ラインナップが確定していなかったスクーデリア・トロ・ロッソだが、来季はダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)&ジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)というフレッシュ・コンビで戦うことを明らかにした。

2人はどちらもレッドブルのジュニア育成ドライバーで、リカルドは今季HRTからF1に出走、またベルニュのほうはアブダビ合同テストで3日間連続トップタイムを記録するなどいずれも将来を嘱望される期待の若手。
ただ、いずれも経験の浅い2人のドライバーで戦うことに周辺からは不安の声も聞かれるようだ。

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HRT、コリン・コレス氏との訣別を正式発表

Colin Kolles (C)Hispania Racing F1 Team
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HRT(前ヒスパニア・レーシング)は、14日(水)リリースを発表、2010年のチーム設立時からの代表だったコリン・コレス氏との関係が終了したことを明らかにした。

この間にチームのオーナーはホセ・ラモン・カラバンテ氏(57歳:スペイン)からスペイン・マドリッドの投資会社であるテサン・キャピタルに移っていて、運営方針が変更されたとみられる。

これまでジョーダンやミッドランド、スパイカーなど多くのF1チームに携わったコレス氏だが、今後の去就についてはまだ明確でない。

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2011/12/14

グループ・ロータス首脳、「ライコネン起用は"賭け"」

Dany Bahar (C)RedBull Racing
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)の母体であるグループ・ロータスのダニー・バハール/CEOは、チームが下したキミ・ライコネン起用という決断に「ある意味チームにとって大きな賭けということになるだろう」との見解を示した。

これは同代表自身が英『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中で経験豊かなドライバーを必要としていることを認めながらも、ライコネンの起用に多額の資金が必要になること、さらにペトロフの放出となれば逆にロシアからの多額のスポンサー資金を失うことにも憂慮を示した。

また同CEOは同じくメルセデスGPからF1復帰を果たした元チャンピオン・シューマッハについても触れ、「シューマッハはこの半年でやっとその能力を発揮し始めた。
われわれは彼のこれまでの2年間よりさらに長期の視野でライコネンの復活を見守るつもり、彼には時間が必要なんだ」とも語っている。

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ペトロフ(ルノー)はヴァージンへの移籍を模策か

V.Petrov & A.Komatsu (C)Renault F1 UK
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ロマン・グロージャンの起用により、クビサ同様ロータス・ルノーGPでレースをする可能性がなくなったヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)は、今後他チームで走る可能性を模策、どうやらその有力候補はヴァージン・レーシング(来季マルシア・ヴァージン・レーシング)であるようだ。

ペトロフのパーソナル・マネージャーであるオクサナ・コサチェンコ嬢は、「私たちはチームと良好な関係を築いていたので、現在の状況にはストレスを感じています。
ただペトロフのキャリアはこれで終わるわけではなく、これからさらなる新しいステップに上がる準備をしているところです。
今後の活動については、年内のできるだけ早い時期に発表できるでしょう」と、語っている。

ペトロフはロシア資本のスポンサーがついていることもあり、噂ではヴァージン・レーシング移籍という話が浮上しているという。

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ロバート・クビサとフェラーリ・チームとの関係

Robert Kubica Helmet (C)Renault F1 UK
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F1復帰の可能性を探ってきたロバート・クビサ(26歳:ポーランド)だが、所属するロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)がキミ・ライコネンの加入を決めたことにより今後の活動の舞台が注目されている。

そうした中、スペインの『AS』紙はフェラーリ・チームとの関係について言及、周囲を驚かせている。
それによれば来年の早い時期にフェラーリの旧型車(F10?)を使いムジェロ・サーキットでテストを敢行。
その結果によっては2013年シーズンに大きな動きがあるというもので、これは当然マッサの後任ということを意味するものとみられている。
なおロータス・ルノーGPとの契約は年内で終了すると言われている。

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2011/12/13

HRT、シャシーの独自開発をあらためて明言

Hispania 『F111』 (C)Ex.Hispania Racing F1 Team
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HRT(前ヒスパニア・レーシング)は、2012年シーズンを戦う新型車『F112』(仮称)について、そのシャシーの開発が自社内で行われていることをあらためて宣言した。
これは、一部メディアから『F112』のモノコック製作がチーム・ロータス(来季ケータハムF1)に委託して行われると報じられたことによる。

これについてHRTはわざわざリリースを発表、「新型車の開発は同チームのテクニカル・スーパーバイザーであるジャッキー・エッケラート氏とエアロダイナミックスの責任者であるステファン・チョゼ氏らの手により、ドイツ・ミュンヘンにあるテクニカル・オフィスで行われている」と、明言したもの。

同チームのマシンは最初ダラーラ社に委託して製作されたが、これが事実であれば初めて自主開発によるということになる。

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フォース・インディアのドライバー発表は12月15日(木)か

Nico Hulkenberg (C)Force India F1
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先に発表されたFIAによる2012年のエントリーリストではいずれもTBA(未定)とされていたフォース・インディア・チームの2012年ドライバーだが、今週の15日(木)にも正式発表される見込みだ。

15日には同チームの2011年の活動を締めくくるクリスマス・パーティが開かれることになっていて、発表もその席で行われるとみられるもの。

フォース・インディアでは今季チームをランキング6位に押し上げたエイドリアン・スーティル&ポール・ディ・レスタ両選手の他、リザーブドライバーを務めたニコ・ヒュルケンバーグとの間で壮絶なシート争いが繰り広げられているが、巷ではヒュルケンバーグの昇格とみる向きが多いとされる。

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ザウバー・チームの来季シートに不穏な動き?

Jules Bianchi (C)Ferrari S.p.A
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早々と2012年のドライバー・ラインナップについて現行の小林可夢偉&セルジオ・ペレスの継続を発表しているザウバー・チームだが、ここに来て「不穏な動き」を見せ始めた。

騒動の元になったのは一部フランス・メディアの報道で、それによれば小林可夢偉の起用は確固たるものではなく、交代する可能性があるというもの。
そしてその場合の有力候補としてジュール・ビアンキ(20歳:フランス)の名前を挙げているものだ。

ビアンキはザウバー・チームにエンジンを供給するフェラーリのリザーブドライバーを現在務めているが、また注目されるのはそのマネージメントをニコラス・トッド氏(ジャン・トッド前フェラーリ監督の子息)が行っていること。
ただ、こうした報道についてザウバー・チームは否定している。

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2011/12/12

メルセデス、「新規定F1エンジン・サウンド、問題なし」

Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1エンジンは現行の「2.4リッターV型8気筒自然吸気」から2014年シーズンには新規定の「1.6リッターV型6気筒ターボ」に変更されることがすでに決まっているが、これに対しとりわけかつて12気筒エンジンを得意としたフェラーリ・チームからエンジン・サウンドの魅力不足に懸念が示されていた。

しかし今回いち早く新規定エンジンのベンチテストを終えたとするメルセデスから、「エクゾーストノートは十分魅力あるもので、心配する必要はない」との見解が示されたもの。

当初新エンジンの最高回転数は12,000回転とされていたが、その後15,000回転まで規定を変更し引き上げられたことによりサウンドについても好転したようだ。

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バーニー・エクレストン氏、2012年バーレーンGP開催に自信

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「来年は必ずバーレーンに行く」と強調、2012年のバーレーンGP開催に自信を示した。
これは英『ガーディアン』紙にエクレストン氏自身が語ったもの。

4月に予定されていた2011年のバーレーンGPは国内の政治情勢が急速に悪化したことから直前で中止が決定、エクレストン氏の面子を潰す結果となった。

「アルゼンチンやブラジルだって開催したときには大きなドラマがあった。
デモが不安というならイギリスだって同様だ」と、来年の開催に強い意欲をみせたものだが、しかしバーレーン国内の政治情勢はまだ完全に安定したとは言い難く、事態は予断を許さない状況が続いているとみられる。

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キミ・ライコネン、スノーモービルで負傷事故

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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2012年シーズン、ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)からのF1復帰が決まっているキミ・ライコネンが負傷したことが伝えられ、同チーム関係者は緊張を強いられた。
というのも、今シーズン開幕前に同チームのエースだったロバート・クビサがラリーでやはり事故に遭い、1年を丸々棒に振った経緯があるからだ。

ただ今回のライコネンの負傷は手首を軽い痛めただけとわかり、関係者は胸をなで下ろした。
チーム側も、「来年2月のシーズン前テストには問題ない」と説明している。

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2011/12/11

2011年東京運動記者クラブ最優秀選手は佐藤琢磨に

佐藤 琢磨 (C)Honda Media
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東京運動記者クラブのモータースポーツ分科会は、恒例となっている年間表彰選手を決定、2011年の最優秀選手に現在インディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨を選出した。

元スーパー・アグリ等のF1ドライバーでもある佐藤琢磨は、今年インディカー・シリーズで日本人初となるポールポジションを獲得したことや東日本大震災支援活動に尽力したこと等が評価された。

昨年の同賞受賞者はF1の小林可夢偉だった。
なお今回、東日本大震災の被災を乗り越え、オートバイの鈴鹿8時間耐久ロードレースで4度目の優勝を果たした宮城県出身の伊藤真一に特別賞が贈られている。

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崩壊の危機? 脱退相次ぐFOTA

FOTA (C) Formula One Teams Association
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すでに公式に離脱表明をしたレッドブル&フェラーリ両チームに続き、ザウバーやトロ・ロッソらも脱退の意向が明らかになったFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)では、存続自体が崩壊の危機にさらされているようだ。

ザウバーとトロ・ロッソらはいずれもフェラーリ・エンジンを搭載するチームであることからその判断には本家フェラーリの意向が影響を及ぼしたことは容易に考えられるが、実際に離脱となるとF1チームの集まりであるFOTAに所属するのは全12チーム中、わずかに7チームだけとなってしまうからだ。
(HRTは元々参加していない)

これについて現在FOTAの会長を務めるマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「離脱の理由等についてはすでにメンバー各チームにも通知しているが、詳細は答えられない。
今後の動向についてもメンバーに諮り、考えていきたい」と述べるのみに留まった。

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ベッテル&ウェバー(レッドブル)、本拠地で凱旋デモラン

Redbull Milton Keyens Demo (C)RedBull Racing
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10日(土)、2年連続で両タイトル獲得を決めたレッドブル・レーシングが、イギリスのミルトンキーンズで感謝の凱旋デモンストレーションランを敢行した。

ミルトンキーンズはレッドブル・レーシング設立時からチームのファクトリーを置く本拠地。
セバスチャン・ベッテル&マーク・ウェバーの二人は目抜き通りのミッドサマー通りを舞台にF1マシンを走らせる大歓声を受けた。

なお二人が揃ってデモランを行うのは、2009年のコンビ結成以来これが初めてのことになる。

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2011/12/10

ジョン・アイリー氏(マクラーレン空力)、ケータハムF1へ

John Iley (C)Ferrari S.p.A

来季ケータハムF1としてチームを一新するチーム・ロータスでは、マクラーレン・チームの著名空力専門者であるジョン・アイリー氏(43歳:イギリス)を獲得したことを明らかにした。

2009年にフェラーリ・チームから移籍、マクラーレンではエアロダイナミックス部門の責任者を務めていたアイリー氏は、ケータハムではパフォーマンス・ディレクターのポジションに就くということだが例により『ガーデニング休暇』のため実際の就任は2012年6月になるという。

なお同チームでチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるマイク・ガスコイン氏とは、ジョーダンやルノー時代にも共に働いた経緯を持つ。

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グロージャン(ルノー)、「チャンピオンと組むなんて最高!」

Romain Grosjean (C)Renault F1 UK
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2009年以来のF1復活となる2012年のロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)レギュラードライバーが決まったロマン・グロージャン(25歳:フランス)は、次のようにその喜びを語った。

「チームが僕を2012年のドライバーに選んでくれてほんとうに感謝している。
来シーズン、自分がルノーのマシンをドライブしている様子を想像すると、今からワクワクしてしまうよ。
しかもチームメイトは元世界チャンピオン。最高だね。
彼にはその力量だけでなく、いまハングリー精神も持ち合わせていると聞くので余計に楽しみさ」

また同時に今回の復帰に強力なサポートとなったトタルとグラビティ・スポーツ・マネージメントに対しても謝意を表した。
2009年、グロージャンはルノー・チームからシーズン途中に放出されたネルソン・ピケ・ジュニアの代役として残り7戦に出場。
最高位は13位というものだった。

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ライコネン(ルノー)のチームメイトはグロージャンに

Romain Grosjean (C)Renault F1 UK
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先にキミ・ライコネンの起用を発表したロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)は、そのチームメイトとして同チームのリザーブドライバーでもあったロマン・グロージャン(25歳:フランス)を起用することを明らかにした。

これによりこれまで2012年の有効な契約があるとされてきたヴィタリー・ペトロフの処遇が注目される。
またペトロフについてはロシア資本のスポンサー持ち込みも武器とされていたが、今回グロージャンはフランスに本拠を置く国際石油メジャーであるトタルの支援を受けたとみられている。
(トタルは『ELFブランド』でもF1には馴染み深い)

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2011/12/09

WMSC、シングルシーター責任者にゲルハルト・ベルガー指名

Gerhard Berger (C)Honda Racing
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7日(水)開かれたFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は、新しい『シングルシーター委員会』の委員長に元マクラーレン等のF1ドライバー、ゲルハルト・ベルガー氏を指名したことを明らかにした。

前任者の委員長であるバリー・ブランド氏はマカオ・グランプリF3イベントの責任者として馴染み深いが、辞任の理由は個人的なものという。

かつてマクラーレン・ホンダで鳴らしたベルガー氏、引退後はトロ・ロッソのチーム運営にも携わった。

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メルセデスAMG、2012年仕様『MGP-W03』デビュー遅れる

Mercedes 『MGP-W02』 (C)Mercedes Motorsports
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心機一転、来季は『メルセデスAMGペトロナスF1チーム』と改名してタイトル獲得に挑むメルセデスGPだが、期待の新型車『MGP-W03』(仮称)のデビューは予定より遅れるようだ。

これは同チームのニック・フライ/CEOが明らかにしたもので、本来であれば3月の開幕1か月前には完成させる予定だったものの、現状では開幕までわずか8日程度しか余裕がない状況という。

ただそれでも同氏は「現代ではトラックの大部分はシミュレーションで準備することが可能で、実際の事前テストは8日あれば十分」と、強気の姿勢を崩していない。

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アメリカGP(オースティン)、新たな契約で生き延びる

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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最近の報道では開催断念とみられた2012年オースティン(テキサス州)でのアメリカGPだが、7日発表されたFIA(国際自動車連盟)のF1カレンダーでは予定通り11月18日(日)第19戦として掲載された。

関係筋によれば、世界モータースポーツ評議会が開かれた7日(水)、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏に対しアメリカGP開催の小切手が支払われたためギリギリのスケジュールで間に合ったということだ。
主催者の一人、レッド・マコームズ氏は、「支援してくれた全てのファンや地元の関係者、またサーキットのスタッフ、そしてエクレストン氏に感謝する」と語った。

ただ現在サーキット工事は中断されたままになっていることから、今後の進捗具合によってはまた緊張する場面が生じるかも知れない。

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2011/12/08

2012年シーズンに向けてのF1規定変更

FIA

7日(水)行われたFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)では、2012年のF1に次のような新規定を決定した。

・セーフティカー導入時の隊列の組み方(リーダーを周回遅れが邪魔しない)
・バトル中のライン変更の回数(1回のみ)
・金曜日セッションでのタイヤセット数解禁(これまでは3セット)
・決勝レース時間の制限(最大4時間まで)
・再スタート時、ピットからグリッドに戻れるように改定
・シーズン中のテスト解禁(ただし3日間のみ)
・意図的なショートカットの禁止(タイムだけでなく燃料セーブも)

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ザウバー・チームもFOTAから離脱へ

Sauber Team (C)Sauber Motorsport
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英『オートスポーツ』が伝えるところによれば、すでにF1チームの集まりであるFOTAからの離脱を正式発表したレッドブル&フェラーリに続き、ザウバー・チームも同じく離脱することになったということだ。

同誌は「FOTAはすでに死に体となっていてその存在価値を失った」とのザウバー・チーム・スポークスウーマンの言葉を伝えている。
またニュースではさらにトロ・ロッソもこれに続くだろう、との見通しを伝えている。
ただザウバーやトロ・ロッソらはいずれもフェラーリ・エンジンを搭載するいわばフェラーリ・グループとも言えるチームであり、こうした動きに本家からの働き掛けがあったであろうことは容易に想像できそうだ。

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2012年F1カレンダー(12/7)

7日(水)、FIA(国際自動車連盟)の世界モータースポーツ評議会が最新の2012年F1カレンダーを発表した。
今年国内の政情不安から開催が中止となったバーレーンGPや、これまで開催が危ぶまれる報道が続いたオースティン(テキサス州)でのアメリカGPはいずれもカレンダーに掲載された。
8月の発表から変化はなく、2012年シーズンは全20戦で行われる予定になっている。

【2012年F1カレンダー】(12/7)

No. 日程 グランプリ 開催地
1 03月18日 オーストラリアGP アルバートパーク市街地特設コース
2 03月25日 マレーシアGP セパン・サーキット
3 04月15日 中国GP 上海サーキット
4 04月22日 バーレーンGP バーレーン・サーキット
5 05月13日 スペインGP バルセロナ・サーキット
6 05月27日 モナコGP モンテカルロ市街地特設コース
7 06月10日 カナダGP ジル・ビルニューブ・サーキット
8 06月24日 ヨーロッパGP バレンシア市街地特設コース
9 07月08日 イギリスGP シルバーストーン・サーキット
10 07月22日 ドイツGP ホッケンハイム・リンク
11 07月29日 ハンガリーGP ハンガロリンク
12 09月02日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
13 09月09日 イタリアGP モンツァ・サーキット
14 09月23日 シンガポールGP シンガポール市街地特設コース
15 10月07日 日本GP 鈴鹿サーキット
16 10月14日 韓国GP 韓国サーキット
17 10月28日 インドGP ジャイピー・グループ・サーキット
18 11月04日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット
19 11月18日 アメリカGP オースティン・スピードウェイ
20 11月25日 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット

*サーキットは推定

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2011/12/07

ケータハムF1、トゥルーリに代えリカルド起用の可能性

Daniel Ricciardo (C)Hispania Racing
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ケータハムF1(前チーム・ロータス)、すでに来季のドライバー・ラインナップを現行のトゥルーリ&コバライネン体制でいくことを発表しているが、ここにきてトゥルーリに代え現HRTのダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)が起用されるのでは、との噂が広まっている。

これはリカルド自身が示唆したもので、「レッドブルが僕をサポートしてくれるのはうれしい。
もし僕がコバライネンとチームを組むのであれば、大いにやり甲斐があるね」と意欲を燃やしている。

一方、こうした噂について同チームのトニー・フェルナンデス代表は「トゥルーリと『契約がある』のは間違いない」と、微妙な言い方で詳細については回避した。

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ピーター・ゲシン氏(元マクラーレン)、逝去

Peter Gethin (C)McLaren Group

マクラーレン・チームは、元同チーム等で活躍したF1ドライバーであるピーター・ゲシン氏が逝去したことを発表した。享年71。

ゲシン氏は1970年シーズンに同チームの創始者であるブルース・マクラーレン氏が事故死した直後に同チームからF1デビュー。
都合14戦したマクラーレン・チームでの最高位は6位に留まったが、翌年移籍したBRMチームで出走したイタリアGPでは念願の初勝利を記録している。

ゲシン氏はこのところ闘病生活を送っていたが、死去するわずか数週間前に見舞ったという著名モータースポーツ・ジャーナリストのアラン・ヘンリー氏は、「彼はコーヒーを飲みながら『あと数か月の命なんだよ』と明るく笑っていた」と、その死を悼んだ。

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2011/12/06

メルセデスGP、来季は『メルセデスAMG F1』に名称変更

MercedesAMG F1 (C)Mercedes Motorsport
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2010年シーズンから実に55年ぶりとなるワークスとしてのF1復帰を果たしたメルセデスGPだが、来季はさらに名称を変更して臨むことが明らかとなった。

5日メルセデス・モータースポーツが発表したところによれば、FIA(国際自動車連盟)の暫定エントリーリストで『メルセデスGPペトロナスF1チーム』と登録されていたチーム名称は、来季『メルセデスAMGペトロナスF1チーム』に変更されるという。

AMGは元々メルセデス・ベンツのいちチューニング部門だったが、そのハイパフォーマンスのイメージから近年ではそれ自体が高級ブランドの代名詞になっている。
チームのロス・ブラウン代表、「新しい名称は来シーズンこそ高い競争力を発揮したいというメルセデスの願望を表したもの」と、この巨大メーカーが背水の陣で臨むことを示唆した。

なおAMGは創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト、エンジニアのエバハルト・メルヒャー、そしてアウフレヒトの故郷であるグロース・アスパッハのそれぞれ頭文字を取ったものとされている。

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今年の『マッサ・カート大会』はアルグエルスアリが優勝

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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シーズンオフの恒例行事となったフェリッペ・マッサ(フェラーリ)主催のチャリティ・カート大会が今年もブラジル・フロリアノポリスのサピエンス・アリーナで開催された。

注目の決勝レースはトロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリとフランスの若いジュール・ビアンキとのバトルになり、ビアンキが勝利したもののレース後の計量でわずか600グラム不足していたために失格になったということだ。
なお、これにより3位だった地元ブラジルのルーカス・ディ・グラッシが2位に上がっている。

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ライコネン、報酬と引き換えにロータスの株式取得か

Kimi Raikkonen (C)Renault F1 UK

バルセロナのスポーツ紙『エル・ムンド・デポルティボ』は、来シーズンからロータス・ルノーGP(来季ロータス・チーム)のドライバーとしてF1復帰するキミ・ライコネンについて、ここ20年あまりなかった『オーナードライバー』になるとの見通しを報じた。

それによれば来シーズン側は今回契約するにあたり、通常支払われる年棒やポイントに応じたボーナス給に代え、エンストンに本拠を置く同チームの株式と交換するというもの。

ライコネンと同選手のパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏はかねてチーム運営にも関心を持っていて、共同でF3チームを設立したこともある。
なお、先に噂が伝えられたウィリアムズ・チームとの契約が成立しなかったのも、この株式を巡る交渉が難航したためとも伝えられている。

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2011/12/05

レッドブル&フェラーリ、FOTA離脱してもコスト削減

Image (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシング&フェラーリ両チームは、先に報道された通りF1チームの集まりであるFOTAから離脱する手続きを取ったことを認めた。
その上でいずれのチームとも、今後もF1のコスト削減に努力していくことを強調している。

レッドブル・レーシングのスポークスマンは、「われわれがFOTAから離脱することになったのは間違いないことだ。
F1のコスト削減という面に関し、われわれとFOTAとの考えには乖離があったためだが、離脱したとしてもこれについては解決策を探っていく」と述べた。

またフェラーリ・チームの声明でも、「難しい決定ではあったが、多くの検討を重ねた結果の結論だ。
FOTAはこの問題について行き詰まってしまっているので、われわれは長期的にこのスポーツを継続させるために決断した」と、説明している。

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佐藤琢磨、来季もインディカー・シリーズ参戦を明言

佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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元スーパー・アグリ等のF1ドライバーでもある人気選手・佐藤琢磨が、来季もインディカー・シリーズへの参戦を継続することを明言した。

同選手のこれまでの所属チームであるKVレーシングは来季新参戦のシボレー・エンジンにスイッチすることが決まっていて、これまでずっとホンダとの深い関係を維持してきた佐藤琢磨の去就が注目されていたもの。
今回東京渋谷で行われたファン・イベントに登場した佐藤琢磨は他チームへの移籍、またはシボレー・エンジンの使用も含めて考慮中ながらインディカー・シリーズへの参戦継続については自信をみせた。

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レース・オブ・チャンピオンズ、今年もドイツ・チーム優勝

Team Germany (C)Race of Champions
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12月3日(土)、ドイツ・デュッセルドルフで今年も行われた異種モータースポーツ競技『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』の国別対抗競技は、今年もセバスチャン・ベッテル&ミハエル・シューマッハという協力コンビで臨んだドイツ・チームが優勝を果たした。

レース・オブ・チャンピオンズのニュースはこちら

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2011/12/04

レッドブル&フェラーリ、F1チームの団体FOTAから脱退

FOTA (C) Formula One Teams Association
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F1チームの集まりであるFOTAのスポークスマンは、レッドブル・レーシングとフェラーリの2チームから脱退の申し出があったことを明らかにした。
規則では、脱退は2か月前に通知することになっていることから、実際に離脱となるのは来年2月からになる見込み。

ブラジルGP後に行われたFOTAの会議内容については明らかにされていないが、フェラーリのステファーノ・ドメニカリ代表は以前から「FOTAの存在価値はF1のコスト削減について全チームが合意すること」と主張していたことから、今回両チームが反旗を翻したのは同会合で議題となった『RRA:リソース制限協定』が決裂したことからとみられる。

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フォース・インディア、それでもスーティル放出か

Pit Garage (C)Force India F1
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フォース・インディアはまだ2012年のドライバー・ラインナップを公表していないが、どうやらエイドリアン・スーティルの放出の可能性は高いようだ。
今季同チームが獲得した69ポイントのうちスーティルは42ポイントを獲得。
個人的にもワークス4強8人に次ぐ堂々9位にランクされたが、その状況は不安定なまま。

周囲の観測では、チームメイトのポール・ディ・レスタはメルセデス・モータースポーツのバックアップが強いことから残留は確実。
またリザーブドライバーでフリー走行に出走したニコ・ヒュルケンバーグの昇格が有力視されていて、そうなるとスーティルの居場所がなくなるのは必須になる。

こうしたことからスーティルは他チームへの移籍を模策しているとされるが、その候補としてウィリアムズやロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)らの名前が挙げられているようだ。

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キミ・ライコネン エンストン工場訪問、「全力を尽くす」

Kimi Raikkonen (C)Renault F1 UK

2012年シーズンよりロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)からF1復帰を決めたキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)が、2日(金)初めてチームのファクトリーがあるエンストンを訪問、スタッフから大歓迎を受けた。

同チームのジェラール・ロペス会長は、「マシンの優秀さを判断するためには、優秀なドライバーが必要ということ。
そのためにライコネンをわれわれのチームに迎え入れることを決めた。
彼の戦闘力やモチベーションに何の疑いも持っていない」と、語った。

またエンストン訪問は初めてというライコネンも、「ファクトリーはとても素晴らしいもので感銘を受けた。
チームのみんなの雰囲気も暖かく、リラックスできているのでプレッシャーもない。
経験を活かし、全力を尽くしたい。
共に働くのが楽しみだよ」と、意欲をみせた。

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2011/12/03

ロータス・ルノー候補のグロージャン、DTMマシンをテストへ

Romain Grosjean (C)Renault F1 UK
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すでにキミ・ライコネンの起用を正式発表したロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)で、来季のレースドライバー候補として名前が挙がっているロマン・グロージャン(25歳:フランス)が、近くDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)マシンのテストを行うことがわかり注目を集めている。

それによればマシンは新しく開発されたBMWの『M3』をベースにしたもので、期日は12月6日(火)-8日目、場所はスペインのモンテブランコ・サーキットになるという。

ただしBMWチームの来季DTMドライバーはすでにアンディ・プリオール&マーティン・トムチェク&ブルーノ・シュペングラーの3人に決まっていることもあり、グロージャンが真剣にツーリングカーへ転向を考えているとは考えにくい。

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ペトロフ、ロータス・ルノーGPとの残留交渉に緊張続く

V.Petrov & A.Komatsu (C)Renault F1 UK
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)は、来シーズンに元F1チャンピオンであるキミ・ライコネンの起用を明らかにして話題を呼んだが、一方でもう一人のドライバーについては発表がなかった。
これはこれまで残留が確実とみられたヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)との交渉が難航していることを窺わせるものだ。

これについて、かねて12月10日が交渉の期限と語ってきた同選手のパーソナル・マネージャーであるオクサナ・コサチェンコ女史は、「交渉の行き末は決して楽観できるものではないと受け止めています。こうした状況を受け、私たちはいま複数のチームとコンタクトを持っています」と、地元ロシアのメディアに語っている。

同選手とチームとの契約は2012年末まであると伝えられてきたが、どうやら2012年に関してはいずれかが解除できるオブションというものであるようだ。
もしペトロフが離脱した場合、その後任には今季ドライバーのブルーノ・セナやリザーブ&テストドライバーでもあるロマン・グロージャンらが有力とみられている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「ライコネンの復帰大歓迎」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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2007年のF1チャンピオンであるキミ・ライコネンが来シーズンから復帰するというニュースを受け、ザウバー・チームの小林可夢偉は「大歓迎する」とのコメントを明らかにした。

「彼のことは個人的にも大好きなんだ。
人としても、またレーシングドライバーとしてもね。
もう一人、またF1チャンピオンが帰ってくるというのはもちろんF1にとってもいいニュースだし、さらに戦いが盛り上がると思うよ。
僕にとってもまた一ついい目標ができたと思うので、できるだけ近い所で走れるよう、オフの間に十分な準備をしたいと考えている」

今シーズン、小林可夢偉は同じく元チャンピオンであるミハエル・シューマッハとしばしば好バトルを演じて注目された。

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2011/12/02

ウィリアムズ・チーム、マルドナドの残留を正式発表

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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先にFIA(国際自動車連盟)から発表された2012年のF1エントリーリストではまだ二つのシート共にTBA(未定)だったウィリアムズ・チームだが、その直後にパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)の残留を正式発表した。

2011年のマルドナドは予選最高位7位(イギリスGP)、決勝レースではベルギーGPの10位が最高。
同チームで2年目のシーズンを迎えることになる。

また同時にリザーブ&テストドライバーとしてバルテリ・ボタス(22歳:フィンランド)の残留も家訓されたが、こちらは年間15戦において金曜日のフリー走行に出走するということで、まだマルドナドのチームメイトについては明らかにされていない。

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2012年暫定F1エントリーリスト

30日(水)、FIA(国際自動車連盟)は現時点での2012年シーズンF1エントリーリストを発表した。

まだフォース・インディア、トロ・ロッソ、ウィリアムズ、HRTらがドライバーを確定させていない。
ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)はロータス・チームに変更、チーム・ロータスはケータハムF1に、ヴァージン・レーシングはマルシアF1にそれぞれ変更される。
またHRTのエンジンは未定、フェラーリからはマルボロの名称が外れている。

【2012年暫定F1エントリーリスト】(11/30)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Red Bull Racing(AUT) Red Bull Racing Renault 1 セバスチャン・ベッテル GER 2 マーク・ウェバー AUS
Vodafone McLaren Mercedes(GBR) McLaren Mercedes 3 ジェンソン・バトン GBR 4 ルイス・ハミルトン GBR
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 5 フェルナンド・アロンソ ESP 6 フェリッペ・マッサ BRA
Mercedes GP Petronas F1 Team(GER) Mercedes 7 ミハエル・シューマッハ GER 8 ニコ・ロズベルグ GER
Lotus F1 Team(GBR) Lotus Renault 9 キミ・ライコネン FIN 10 TBA TBA
Sahara Force India F1 Team(IND) Force India Mercedes 11 TBA TBA 12 TBA TBA
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 14 小林 可夢偉 JPN 15 セルジオ・ペレス MEX
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Ferrari 16 TBA TBA 17 TBA TBA
AT&T Williams(GBR) Williams Renault 18 TBA TBA 19 TBA TBA
Caterham F1 Team(MAL) Caterham Renault 20 ヘイキ・コバライネン FIN 21 ヤルノ・トゥルーリ ITA
HRT Racing Team(ESP) HRT TBA 22 TBA TBA 23 TBA TBA
Murussia F1 Team(RUS) Murussia Cosworth 24 TBA TBA 25 TBA TBA

   * TBAは未定

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「あと1週間」、エクレストン氏、アメリカGPに最終通告

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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2012年11月に初開催されるオースティン(テキサス州)でのアメリカGPだが、依然としてその喝采は不透明なままだ。
これについてF1開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、11月末までとしていた決定の最終期限をさらに1週間延長した模様だ。

これは『AP通信』が報じたもので、それによればFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)が12月7日に開催されることから、ここで最終の結論が出されることになるとのこと。

それでもエクレストン氏は「実現を疑っていない」としているが、実際には肝心の資金面を始めとして幾多の障害が解決していないと伝えられている。

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2011/12/01

ベッテル(レッドブル)のトラブルに「謀略説」浮上?

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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先に行われた最終戦ブラジルGPで今季12勝目を狙ったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルだが、リードを拡大しつつあるレース序盤にチームから無線で「スローダウン」の指示。
ギヤボックス・トラブルが発生したということでショートシフト(早めのシフトアップ)を余儀なくされた結果、これによりチームメイトであるウェバーに勝利を譲る結果に。
しかしここにきてこれが「チームによる陰謀」なのではないか、との憶説が広がり騒動になりつつある。

ライバルであるアロンソ(フェラーリ)が4位に入ったことにより、結果的にウェバーはランキング3位になったが、チームは同選手のランキング2位を狙ってウェバーの優勝を図り意図的に指示したというものだ。
ただこれについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「この世界ではいつだっていろんな無責任な憶測が出るものだ」と、一笑に付している。

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ヴァージンから放出のダンブロジオ、それでも「F1残留図る」

Jerome d'Ambrosio (C)Virgin Racing
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ヴァージン・レーシング(来季マルシア・ヴァージン・レーシング)が2012年のドライバーとして新人のシャルル・ピック(21歳:フランス)の起用を発表したことから、来季の同チームのドライバー・ラインナップはグロック&ピックになることで衆目一致しているが、これにより放出とみられるジェローム・ダンブロジオ(25歳:ベルギー)はまだF1残留を諦めていない。

「ポイント獲得こそなかったけれど、僕のほうがチームメイト(グロック)よりも高いパフォーマンスを発揮したと確信しているんだ。
残念ながらまだ僕の来季のポジションは確定していないけれど、ヴァージンが駄目なら他のチームへの移籍も含めていま活動しているところだよ」と、ダンブロジオ。

同選手のマネージメントはロータス・ルノーGP代表でもあるエリック・ブイユ氏が率いるグラビティ・マネジメントだが、いまのところ具体的な展望は見えていないものと思われる。

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チーム・ロータス、今季ランキングで22億円ゲット

Tony Fernandes (C)Team-Lotus
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FIA(国際自動車連盟)による公式のコンストラクターズ・ランキングでは実際にポイントを獲得したチームの分しか発表されないため、今シーズンの場合12チーム中第9位となったウィリアムズまでしか判明していないが、ノーポイントながら残り3チームで最上位となったのはチーム・ロータスだった。
(11位:ヴァージン・レーシング、12位:HRTの模様)

これについてオーストラリアの『モーニング・ヘラルド』紙は、同チームへのFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの賞金がなんと2,800万ドル(約22億円)にも達したと報じた。

同チームのトニー・フェルナンデス代表によれば今季のその他の収入は800万ドル(6億3千万円)ほどであったということで、F1チームにとってFOMからの分配金の占めるウェイトがいかに大きいかを如実に示したものと言えそうだ。

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