フェラーリ社長、現行F1テスト規則の不備を強調
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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来シーズンのタイトル奪還を図るフェラーリ・チームだが、ルカ・モンテツェモロ社長は現行のテスト規則の不備について再び強い不満を吐露した。
「F1における現行のテスト制限はまったく馬鹿げている。
確かにF1のあまりのコスト増大に対処するため、われわれはみんなこれに同意した。
しかし結局のところ、実車でテストができない分より進化したシミュレーターの開発など余分な経費をどこのチームでも負担しているのが現実ではないか。
そもそもプロのスポーツ選手で、これほど本番意外に練習しない競技なんて私は知らないよ。
ましてや新人には実車で走る機会がない。
われわれはアカデミーで新人選手を発掘・要請しているが、せっかくその才能を見出された彼らは、しかしGTカーでレースをしているしかないんだからね」
ちなみにザウバー・チーム(フェラーリ・エンジン搭載)で小林可夢偉に代えるとの噂が流れたジュール・ビアンキ(20歳:フランス)もテスト機会が失われたフェラーリ・アカデミーの一員だ。
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