ピレリタイヤ、ベッテルのパンクは結局「原因不明」
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGP決勝レースで、いきなりポールポジションからスタートの大本命ベッテル(レッドブル)のマシンを襲ったパンクという事態に、現在F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤでは原因究明に全力を挙げた。
しかしレースから3日後の16日(水)に同陣営が明らかにした見解は「原因不明」というものだった。
同社のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「ベッテルの右後部タイヤを詳細に検証した結果、タイヤの構造部分に問題は検出されず、原因は外部にあると判断した。
いまのところ、コース上にあったデブリ(破片)がタイヤにダメージを与えたのではないかと考えている。
ただ、コース上を詳しく調べたものの、トラブルにつながる直接的な証拠は見出せていない」と、説明した。
またこの見解はレッドブル・レーシングと共通したものであることを強調している。
ただあまりに突然のこのバーストは、少々のデブリによるものとは考えにくいと、関係者は一様に首を傾げているのが事実。
マッサ(フェラーリ)に起きた度々のトラブルもあり、ピレリタイヤのサイドウォール部分の弱さを指摘する声もあるが、ヘンベリー氏は強く否定している。
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