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2011年11月

2011/11/30

ライコネン決定でヴィタリー・ペトロフのシートに注目

V.Petrov & A.Komatsu (C)Renault F1 UK
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これまで来季の残留は確実とみられていたヴィタリー・ペトロフ(27歳:ロシア)だったが、突然のキミ・ライコネンの加入発表により、事態は流動かしつつあるようだ。

いまのところかねて名前の挙がっていたロバート・クビサの復帰は困難とみられているものの、今年のチームメイトだったブルーノ・セナ(27歳:ブラジル)の残留や現リザーブ&テストドライバーであるロマン・グロージャン(25歳:フランス)の昇格など、ペトロフの障害になりそうな要素は複数存在する。

ライコネンの加入発表を受け直ちに同チームの本拠地であるエンストンに駆けつけているとされるペトロフのパーソナル・マネージャー、オクサナ・コサチェンコ女史は、同選手の契約は10日(土)までに確定するだろうとの見方を示している。

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「F1へのモチベーション衰えることなかった」と、ライコネン

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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2009年シーズンでのF1引退から2年のブランクを経ての復帰について、キミ・ライコネン(32歳:フィンランド)は「この間もF1へのモチベーションは衰えていなかった」と、意欲を示した。

「この2年間は(F1という意味では)休暇だったと思っている。
WRC(世界ラリー選手権)で走った時間は自分にドライバーとしてのキャリアを与えてくれたと評価しているが、この間もF1へのモチベーションは決して衰えることはなかったんだ。
こうした機会を与えてくれたロータス・ルノーGPには感謝している。
自分に科せられた重要な使命(チームを上位に導く)を、必ずや果たせるよう頑張りたい。
今から開幕をとても楽しみにしているよ」

一時はウィリアムズ・チームから復帰という報道が先行したが、現在の戦闘力不足に対するライコネンの懸念、またチーム側の資金不足ということもあって実現しなかった模様。
なお同チームはチーム・ロータスとの名称問題の和解を受け、唯一『ロータス』を名乗る方向となっている。

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キミ・ライコネン、来季ルノー・チームからF1復帰決定!

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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29日(火)ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)は2012年のドライバーとして2007年の元F1チャンピオンであるキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)を起用することを正式発表した。

F1で通算18回の優勝を記録したライコネンだが、2009年のフェラーリを最後にF1から引退、その後は主にWRC(世界ラリー選手権)等へ参戦するなど依然としてモータースポーツのトップ・カテゴリーへの参戦を続けていた。

同チームの母体であるジェニイ・キャピタルのジェラール・ロペス/CEO(最高経営責任者)は、チームを引っ張るリードドライバーとしてライコネンを迎えたとしているが、一方でまだロバート・クビサの復帰を断念した訳ではないともしている。

なお、契約は2013年末までの2年。
もう一人のドライバーについてはまだ明確でない。

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2011/11/29

ライコネン、ルノーから電撃復帰!

キミ・ライコネン (C)Lotus Renault Grand Prix
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11月29日、ロータス・ルノー・グランプリ(LRGP)は、2012年にキミ・ライコネン(32歳:フィンランド)をレギュラードライバーとして迎え入れることを発表した。契約期間は2年間。

2007年のF1チャンピオンのライコネンは、2009年末をもってF1から去り昨年から世界ラリー選手権(WRC)やアメリカのストックカーレースなどにその活動の場を移していた。
ライコネンは2009年までにF1通算18勝、62回の表彰台と16回のポールポジションを獲得している。

キミ・ライコネン:「2年間の中断の後、再びフォーミュラワンに戻って来ることが出来て嬉しい。わたしはこのチャンスを与えてくれたロータス・ルノー・グランプリに感謝したい。WRCでの経験はドライバーとしてのわたしの経歴に役に立つステージだった。しかし、F1復帰に対するわたしの欲求が最近とても大きくなってきたことを否定することはできない。チームの野望に感心し、LRGPへ加入することは簡単な選択だった。いま、わたしはチームをグリッドの先頭に引き上げるための重要な役割を演じたいと思っている」

LRGPのオーナーであるジェニイ・キャピタルCEOのジェラール・ロペス氏は「キミがわれわれのチームでF1へ復帰することは、チームが将来トップコンテンダーに変わるためのいくつかの計画の第一歩である。もちろんわれわれはワールドチャンピオンと共に働くことを楽しみにしている。スタッフに代わってキミにエンストンへようこそといいたい」とコメントしている。

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ダンブロジオ(ヴァージン)、「最高の形でシーズン終われた」

Jerome d'Ambrosio (C)Virgin Racing
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結果は19位フィニッシュというものながら、ライバルであるHRT勢を押さえてのゴールにヴァージン・レーシングのジェローム・ダンブロジオ(25歳:ベルギー)は「最高の形でシーズンを終えることができた」と、ブラジルGPを振り返った。

「懸命に作業に取り組んでくれたみんなのためにもうれしい。
この1年、彼らと共に仕事ができたことに感謝している」と語るダンブロジオには、すでに来季のシートがないことが通達されている。
(新人のシャルル・ピックに交代)

なおチームメイトであるティモ・グロックのほうはピット作業直後に左リヤタイヤが脱落。
「タイヤがなくっちゃ走れないよ」と、悔やんだ。
こちらは来季も残留の見通しになっている。

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パトリック・ヘッド氏、F1への関与から遠ざかる

N.Mansell & P.Head (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは、チームの創始者で共同経営者でもあるパトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターが、今シーズンを限りにF1の仕事から遠ざかることを明らかにした。

これは英『ロイター』が伝えたもので、それによればヘッド氏は来季以降F1のプログラムに関わることはないものの、完全に現場から引退するのではなく市販車を対象とした別の開発プログラムに関わるということだ。

フランク・ウィリアムズ氏と共にウィリアムズ・チームの隆盛を支えたビッグネームは、しかし「こうした不振の年を最後にしたくはなかった」と、無念の気持ちを露わにしているという。

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チーム・ロータス、「トゥルーリ&コバライネン体制維持」

Heikki Kovalainen (C)Teram Lotus
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新たにケータハム・カーズの資本参加を得たチーム・ロータスでは、現在のヤルノ・トゥルーリ&ヘイキ・コバライネンというドライバー・ラインナップを来シーズンも維持する方針を明確にした。

これは同チームのトニー・フェルナンデス代表が明らかにしたもので、すでにFIA(国際自動車連盟)に申告済みであるともしている。

今の時期にあえてこれを明確にした裏には、ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)がコバライネンの獲得を狙っている等の報道が流れているためだ。
いずれのドライバーについても2012年の有効な契約をチーム・ロータスは有しているとされるが、それでも契約毎買い取られるというケースすらあるというのがF1の世界だ。

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2011/11/28

ヴァージン、2012年のドライバーにシャルル・ピック起用

Charles Pic (C)Marussia Virgin Racing
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26日(日)マルシア・ヴァージン・レーシングは、2012年のドライバーとして新人のシャルル・ピック(21歳:フランス)を起用することを正式発表した。
ピックはティモ・グロックとコンビを組む予定で、これによりジェローム・ダンブロジオは同チームのシートを失うことになる。
ピックは先にヤス・マリーナ・サーキットで行われた若手ドライバー対象のアブダビ合同テストで同チームから参加していた。

本人はこの発表を受け、「ドライバーとして次のステップに挙がる準備はできているつもりだけど、正直アブダビ合同テストでのF1マシンはタフなものだった。
これから来年の開幕までに、早くマシンやチームにも慣れて万全の体制で臨みたい」と意欲をみせた。

かつてはグリッドで最多だったフランス人F1ドライバーだが、来季ピックの参戦が実現すれば2009年のセバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)以来のフランス人ということになる。

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フェラーリ&マクラーレン首脳、「問題の二人は仲直りした」

F.Massa & L.Hamilton (C)Ferrari S.p.A
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27日(日)行われたブラジルGPをもって2011年シーズンも終了したが、これに合わせてこれまで何かと確執が報じられたマッサ(フェラーリ)&ハミルトン(マクラーレン)の二人も仲直りしたことがわかった。

これはフェラーリのステファーノ・ドメニカリ氏とマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ氏の両代表が揃って認めたもので、それによればブラジルGPの終了後、すでにリタイヤしていたハミルトンがマッサのガレージを訪問、互いに言葉を交わしたあとハグして仲直りを表したということだ。

これまで互いに口をきくこともなかった二人だが、この後はそろって笑顔で相手の健闘を讃えたという。

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ピレリ、成功の初年度をブラジルGPで締めくる

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月27日、インテルラゴス

ピレリの新型P Zeroイエロー・ソフト・コンパウンドが、今日初めてレースで使用されました。これは、2012年に新たなプロファルとして、ミディアム・タイヤのベースとなるものす。そて、今シーズンは終わりを告げました。来シーズンはスーパーソフト・コンパウンド以外の全てスリックタイヤが変更され、2012年2月にスペインで行なわれる公式テスでデビューすることになります。

雨の心配は徐々になくり、ピレリにとって素晴らしい初年度となった最終戦において、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが今季初勝利を飾りまた。新型P Zeroイエロー・ソフト・タイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用しての勝利です。

ポールポジションからレースをリードしていたチームメイトのセバスチャン・ベッテルが、ギアボックス・トラブでペースを落としたため、ウェバーは29周目にリードを奪いました。ウェバーは3回ストップ作戦を採り、ソフト・タイヤ3セットとミディアム・タイヤ1セットで走り、ベッテルに16.9秒差をつけて勝利を収めました。ウェバーにとってキャリ通算7勝目で、これによって今シーズンのチャンピオンシップで3位の座を確保しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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優勝逃がしたベッテル(レッドブル)、「セナのことがよぎった」

Ayrton Senna (C)Honda Racing
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今シーズン、19戦中11勝してチャンピオンに輝いたレッドブルのセバスチャン・ベッテルだが、レース後は最終戦を勝利で飾れなかったことを悔やんだ。

「当然今日は勝利でシーズンを終えたいと思っていたから、この結果はとても残念だ。
スタートもうまくいったし、周回する度に後続とのギャップを拡げることができていたんだからね。
まだレースも早い段階でギヤボックスのトラブルを伝えられた時、1991年のセナのレースのことが頭をよぎった。
まあウェバーは間違いなく今日素晴らしいレースをして勝ったんだから、自分のことを不運とは言いたくないけれど、失望したのは事実だ。
来年またいいレースができるように、オフはしっかりと充電に充てたいね」

1991年のブラジルGP、レースをリードしていた故アイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)はやはりギヤボックス・トラブルに見舞われ、最後は6速ギヤだけで走り続けながらも母国グランプリ初勝利を飾った。

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小林可夢偉(ザウバー)、「チームに貢献できて満足」

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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今季最終戦ブラジルGP決勝レースでみごと9位入賞。
コンストラクターズ・ポイント2点を加えてチームにランキング7位をプレゼントしたザウバー・チームの小林可夢偉はレース後次のように語った。

「予選は最悪だったけれど、チームがいい仕事をしてくれたのでレースでは挽回することができた。
とにかくチームのために、トロ・ロッソ勢より前でフィニッシュすることだけを考えて走り続けていたよ。
貢献できてよかった。
これで今シーズンは終わったけれど、すぐにまた来シーズンのためにやらなきゃならないことはたくさんある。
僕もチームももっと強くならなくてはね」

またペーター・ザウバー代表も、「可夢偉が素晴らしいレースをしてくれたお陰で、わがチームは昨年よりも一つ上の順位でシーズンを終えることができた。
われわれの誇らしいドライバー、そしてヒンヴィル(工場)も含めたチームのスタッフ全員、さらにパートナーであるフェラーリにも感謝したい」

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ウェバー(レッドブル)、最終戦ブラジルで今季初勝利

Mark Webber (C)Redbull Racing
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2011年シーズンを締め括る最終戦ブラジルGPは、結局最後まで一滴の雨に見舞われることなくドライコンディションのままでゴール。
最後のウィナーとなったのは王者ベッテルの陰に隠れ続けたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーだった。
ウェバーは2010年のハンガリーGP以来となるこれが自身通算7勝目、今季初勝利。
最終ラップにはこのレースのファステストラップを書き換えてゴールしてみせた。

一方、ポールポジションからスタートした僚友のベッテルはレース序盤首位を走り続けたが、ギヤボックスを労るためショートシフトを無線で命じられペースダウン。
チームの意向もあってかウェバーに首位を譲る形となり2位フィニッシュ。
3位はソフトタイヤよりむしろミディアムタイヤで速さを発揮したマクラーレンのバトンが入り、これでシリーズ・ランキング2位を確定させた。

以下、4-5位にフェラーリのアロンソ&マッサ、6位に大健闘フォース・インディアのスーティル。
スーティルはこれで来季のシート獲得と確保に大きくアピールしたかも知れない。
7位ロズベルグ(メルセデスGP)、8位ディ・レスタ(フォース・インディア)、9位にザウバーの小林可夢偉、そして10位がルノーのペトロフでここまでが入賞。
小林可夢偉は今回獲得した2ポイントによりチームのコンストラクターズ・ランキング7位を確定させた。

以下、11-12位にザウバーのライバルだったトロ・ロッソのアルグエルスアリ&ブエミ、13位ペレス(ザウバー)、14位バリチェッロ(ウィリアムズ)、15位シューマッハ(メルセデスGP)、16位コバライネン(ロータス)、17位セナ(ルノー)、18位トゥルーリ(ロータス)、19位ダンブロジオ(ヴァージン)、そして20位のリカルド(HRT)までが完走扱いとなった。

リタイヤしたのはリウッツィ(HRT)、ハミルトン(マクラーレン)、マルドナド(ウィリアムズ)、グロック(ヴァージン)の4台。
ハミルトンはギヤボックス・トラブル、またシューマッハと接触したセナにはドライブスルー・ペナルティーが科せられている。

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2011/11/27

ベッテル、予選でF1史上最高の成功を収める

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月26日、インテルラゴス

ブラジルでデビューを果たしたピレリの新型P Zeroイエロー・ソフト・コンパウンドにとって、今日が初めての予選となりました。これは、2012年ミディアム・タイヤのベースとなるものです。このソフト・コンパウンドと共に、ブラジルGPに現行のP Zeroホワイトミディアム・タイヤが選択されています。

二度の世界王者セバスチャン・ベッテルは、ピレリ・タイヤでシーズン最多となるポールポジションを獲得しました。シーズン最終戦の19戦目にして15回目のポールポジションとなり、1992年にナイジェル・マンセルが打ち立てた記録を更新したのです。

気温は27℃で曇り、そしてブラジルGPではありがちな雨の可能性も高まる中での予選開始となりました。少しでも早くタイムアタックを行なうために、多くのドライバーがQ1の開始直後からコースインしました。レッドブルの2台、マラーレンの2台フェラーリのフェルナンド・アロンソ、メルセデGPのニコ・ロズベルグは、P Zeroホワイト・ミディアムを使用してQ2進出を決めています。シーズン中で1ラップの距離が最も短い部類のサーキッであるだけに、この突然のラッシュはコース上に渋滞を招き、ドイバーたちにとっては難しい要素が増えることなりました。

Q2でも同じような展開となりましたが、ドライ路面で最大限のパフォーマンスを発揮するために、全ドライバーがP Zeroイエロー・ソフト・タイヤを装着しました。この時、雨雲がわずか2kmのところまで迫っていました。上位勢はQ2で1回のアックしか行なわず、最終セッションに向けてできるだけ多くの新品ソフト・タイヤを残しました。

Q3でもコンディションは引き続きドライのまで、P Zeroイエローを装着した上位勢の中では異なるアプローチが見られました。マクラーレンのルイス・ハミルトンとメルセデスGPのニコ・ロズベルグは、タイヤを温めるために遅めのアタックを行った後、全力のアタックラップへ移行しました。一方、レッドブル・レーシングの2台とマクラーレンのジェンソン・バトンは、最初から全力のアタックを行ないました。

ベッテルは、ソフト・タイヤを使用して、最初のアタックで1分12秒268を記録して首位に立ち、2回目のアタックでさらにム更新、1分1秒918を記録しています。チームメイトのマーク・ウェバーが、マクラーレンの2台を抑えて予選2位の座を確保しました。また、メルセデスGPのミハエル・シューマッハは、ミディアム・タイヤでコースインしましたが、タイムを記録することなく予選を終えています。

ドライでさらに暑いコンディションで行なわれた午前中の最終フリー走行においても、ベッテルはP Zero エロー1分12秒460の最速タイムを記録し、マクラーレンのジェンソン・バトンを僅差で抑えていました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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屈辱のシューマッハ(メルセデスGP)、「決勝用の戦略」

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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ブラジルGP予選、最下位ながら辛くも最終ピリオドに進出を果たしたメルセデスGPのミハエル・シューマッハだったが、チームメイトとのタイム差は実に丸1秒以上。
結局Q3では有効タイムを記録することすらなくフォース・インディアやルノーにも遅れる10番手グリッドに留まった。

これについてシューマッハは、「明日は高い確率で雨になるとの予報だったから、決勝レースに向けて戦略的なアプローチを採ったんだ。
それでも予選で思うようなタイムが出せなかったのは事実だから、これからデータを分析して原因を見出さなくては、と思っている」と、説明した。

これで今季19回の予選結果が4勝15敗となった元チャンピオンにとって、バイザーに当たるインテルラゴスの風は強そうだ。

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トロ・ロッソに後れを取ったザウバー勢、「巻き返す」

激しくコンストラクターズ・ランキングを争うライバルのトロ・ロッソに、ブラジルGP予選で前に出られてしまったザウバー・チームの二人は、決勝レースでの巻き返しを誓った。

小林可夢偉:16番手「全体にみて、この週末は僕らにとってトリッキーな週末。
確実にバランスは向上してきているけれど、望むアタックができるほど進歩はしていない。
明日は天候も心配だけれど、とにかくチームのためにやるしかない」

Sergio Perez (C)Sauber Motorsport
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セルジオ・ペレス:17番手「直接のライバルであるトロ・ロッソに前に出られてしまったのは残念。
僕にとって大きな問題だったのはクルマに一貫性がなく、毎周のようにマシンのコンディションが変わってしまうこと。
でも明日は天候次第でどんなことだってあり得るよ」

ペーター・ザウバー代表「トロ・ロッソの後方グリッドというのはわれわれが望んだ結果ではないが、肝心なのは明日のレースだ。
状況をひっくり返すべく全力を挙げるしかない」

目下コンストラクターズ・ランキング7位のザウバー・チームだが、8位のトロ・ロッソとはわずかに1ポイントの差でしかない。

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新記録達成ベッテル(レッドブル)、「感動的なポール」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ナイジェル・マンセルが持つ年間ポールポジション記録をついに新したレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、次のようにその感慨を語った。

「このところ記録についていろいろ言われることが多かったので、僕はあえてこれに触れないようにしていた。
マシンのバランスは完全でなく、満足はしていなかったけれどこうしてポールポジションが獲れたことは正直うれしい。
確かにマンセルの当時とはレース数も違うけれど、それでもこれが僕自身にとって素晴らしい結果であることに間違いないからね、感動的だよ。
ゴールラインを越えた時、タイムを確認しなくても自分で目標に達したかどうかはわかるんだ。
そしてそのあと、エンジニアから「やったぞ!」と言われて、さらにうれしくなるんだよね。
でも、僕には明日まだ大事な仕事が残っている」

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ベッテル、年間PP記録更新する15回目ポールポジション

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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結局最後までドライコンディションで行われた今季最終戦ブラジルGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがただ一人1分11秒台に入れる1'11.918のタイムでポールポジションを獲得。
自身通算30回目、今季これで15回目のポールとなりナイジェル・マンセルが持つ年間14回というポール記録を更新した。
(マンセルの時代は年間16戦)

2番手は0.181秒のタイム差で僚友のウェバーが入り、レッドブルの1-2でフロントロウ独占を果たした。
3-4番手はバトン&ハミルトンのマクラーレン勢、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手スーティル(フォース・インディア)、9番手セナ(ルノー)、10番手になったシューマッハ(メルセデスGP)はタイムを出す気がなくプライムタイヤで一応コースに出ただけだった。
これによりシューマッハとロズベルグの予選対決はシューマッハの4勝15敗という結果になった。

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予選Q2ベッテル(レッドブル)トップ、ザウバー勢脱落

予選Q2も各チーム雨を警戒して最初からソフトタイヤを装着コースに出たものの、結局雨は降らず。
トップタイムを区記録したのはベッテル(レッドブル)で1'12.446までタイムを削り取った。
これにロズベルグ(メルセデスGP)、ウェバー(レッドブル)、ハミルトン(マクラーレン)、バトン(マクラーレン)、アロンソ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、マッサ(フェラーリ)、セナ(ルノー)、そしてメルセデスGPのシューマッハが最後にやっとトップ10に入ってQ3進出を決めた。
僚友ロズベルグとのタイム差はまる1秒もあった。

脱落となったのはディ・レスタ(フォース・インディア)、バリチェッロ(ウィリアムズ)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、ブエミ(トロ・ロッソ)、ペトロフ(ルノー)、小林可夢偉(ザウバー)、そしてペレス(ザウバー)の7台。
これで今季小林可夢偉とペレスとの予選対決は小林の9勝10敗という結果になった。

ブエミは無線でパワーがなくなったと訴えている。
またホームグランプリとなるセナ(ルノー)やバリチェッロ(ウィリアムズ)の頑張りが目についた予選Q2となった。

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予選Q1、小林可夢偉(ザウバー)辛くも突破

いよいよ雨の可能性が差し迫り、各車続々とコースに出たブラジルGPの予選Q1だったが、結局最後までドライコンディションで行われた。

トップに立ったのはバトン(マクラーレン)で1'13.281のベストタイム。
2番手にもマクラーレンのハミルトンが続いた。
以下、ウェバー(レッドブル)、スーティル(フォース・インディア)、ベッテル(レッドブル)、シューマッハ(メルセデスGP)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ペトロフ(ルノー)、アロンソ(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデスGP)、バリチェッロ(ウィリアムズ)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、マッサ(フェラーリ)、ペレス(ザウバー)、セナ(ルノー)、ブエミ(トロ・ロッソ)、そして小林可夢偉(ザウバー)が辛くも17番手で逃げ切りQ2進出を決めた。

ここで脱落したのはマルドナド(ウィリアムズ)、コバライネン(ロータス)、トゥルーリ(ロータス)、リウッツィ(HRT)、リカルド(HRT)、ダンブロジオ(ヴァージン)、そしてグロック(ヴァージン)の7台。
107%タイムは1'18.410でこれは全車クリアした。

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フリー走行3回目、大本命ベッテル最速も混戦模様

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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現地時間26日(土)午前に行われた今年最後のフリー走行は、大本命である今季チャンピオンのセバスチャン・ベッテルが最速タイムを記録して終えた。
ただバトン(マクラーレン)、ウェバー(レッドブル)、そしてハミルトン(マクラーレン)と続く上位4台はわずか0.2秒以内にひしめくという混戦ぶり。
午後に行われる公式予選での激しいバトルを予感させるものだった。

5番手以下はアロンソ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、ロズベルグ(メルセデスGP)、シューマッハ(メルセデスGP)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてマッサ(フェラーリ)と続いた。

ザウバー勢は小林可夢偉が14番手、ペレス16番手。
ライバルのトロ・ロッソはブエミがトラブルで最下位だったがアルグエルスアリ(13番手)には上に行かれている。

果たしてベッテル(レッドブル)がナイジェル・マンセルの持つ年間14回のポールポジション獲得記録を更新するのか。
注目の公式予選はこのあと午後2時(日本時間:午前1時)から行われる。

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2011/11/26

ピレリ、ブラジルで新型コンパウンドを試す

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月25日、インテルラゴス

シーズン最終戦のブラジルではすでに来年に向けた準備が進められています。ピレリは、今日のフリー走行で2つの新型コンパウンドを試しました。各チームには、金曜フリー走行でのみ使用が許される2 セットのハード・コンパウンドが供給されこれは現行のミディアム・コンパウンドよりもや硬く、作動温度領域が低く設計されたものです。

決勝用には、P Zeroホワイト・ミディアム・タイヤと、先週のアブダビでの若手ドライバー・テストとドイツGPのフリー走行で使用された、新型P Zeroエロー・ソフト・タイヤが選択されています。今日のフリー走行において、全チームがシーズン最後のレースに向けた準備と並行して、こら2つの新型コンパウンドを試しています。

金曜日には、合計で5セットのタイヤが供給されたことになります。その全てがセッション後に回収され、レース週末の残りは通常通り供給数となります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ウェバー(レッドブル)、「ドライで走れるのは最後かも」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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ブラジルGPフリー走行初日、トップのハミルトンから僅差の3位につけたレッドブルのマーク・ウェバーは、「ドライで走れるのはこれが今年最後かも」と語り、週末の天気に懸念を示した。

「とにかく暑いね。
気温自体が特別に高い訳ではないんだけれど、路面温度が高めなのと湿気が多いせいだろう。
そしてこの湿気はこの週末の天気が崩れる予兆かも知れないよ。
もしかしたら今日が今年ドライで走れる最後になるかもね。
そのせいもあって今日は多くの周回を重ねたんだけれど、まずまずいい一日だったんじゃないかな」

今季ここまで1勝もできていないウェバーにとって、この週末が今年最後のチャンスとなる。

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14番手発進小林可夢偉(ザウバー)、「いまのところ問題ない」

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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ブラジルGP初日、14番手発進となったザウバー・チームの小林可夢偉はフリー走行の模様を次のように振り返った。

「今日はたくさんの周回ができたので多くの収穫があったね。
とりわけ2種類のタイヤの比較なんかをね。
日曜日も今日のように気温が高ければいけると思うけど、でも雨になる可能性もここにはあるからね。
とりあえずマシンには何も問題なく、バランスを見出す作業を重ねているんだけど、まだつかめたとは言い難いな」

一方、13番手タイムながらギヤボックスのトラブルに見舞われたチームメイトであるセルジオ・ペレスは、「トラブルが起きた時、多くの燃料を搭載しながらソフトタイヤでロングランをしていたんだ。
他に問題はなかったけれど、作業を完了できなかったのは残念だね。
ここでもフォース・インディアは速そうだけど、ルノーとトロ・ロッソは捉えたいね」と、語っている。

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クビサ(マネージャー)vsルノー・チーム、泥仕合の様相

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)が発表したリリース内容に対し、ロバート・クビサのパーソナル・マネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏が異議を表明したが、今度はさらにルノー・チームのエリック・ブイユ代表が再反論を展開するなど、クビサを巡る論争はまるで読売巨人軍の内紛のような泥自体の様相をみせ始めている。

今回ブイユ代表は、モレリ/マネージャーが「クビサのコメントをルノー側が意図的に曲げた」と主張したことに対し、「クビサ本人が同意したこと。
彼とのメールのやりとりを公開しても構わない」と、態度を硬化させている。

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フリー走行2回目はハミルトン(マクラーレン)が最速

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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25日(金)午後、引き続きインテルラゴス・サーキットを舞台に行われたブラジルGPのフリー走行2回目セッションは、好コンディションのもとさらにタイムを短縮。
1'13.392までタイムを削り取ったマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップに立った。

2-3番手にはそれぞれ0.167秒、0.195秒の僅差でレッドブルのベッテル&ウェバーが続いた。
また4番手にアロンソ(フェラーリ)、5番手シューマッハ(メルセデスGP)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手ロズベルグ(メルセデスGP)、9-10番手がフォース・インディアのスーティル&ディ・レスタが続いた。

ザウバー・チームはペレス13番手、小林可夢偉も14番手と午前のセッションより順位を上げ、コンストラクターズ・ランキングでのライバルであるトロ・ロッソ勢よりも前に出た。
しかしペレスのマシンにはギヤボックスにトラブルが発生、可夢偉より13ラップも少ない周回数で初日を終えている。

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ブラジルGPフリー1回目はウェバー(レッドブル)

Mark Webber (C)Redbull Racing
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いよいよ2011年シーズンを締め括る最終戦ブラジルGPが開幕。
現地時間の25日(金)午前にドライコンディションで行われたフリー走行1回目セッションは、レッドブルのマーク・ウェバーが1'13.811のベストタイムでトップに立った。
これは、昨年のポールタイム及びファステストラップタイムを凌ぐもの。

2番手にはわずか0.014秒の僅差でマクラーレンのバトンが肉薄。
以下、3番手ハミルトン(マクラーレン)、4番手ベッテル(レッドブル)、5-6番手フェラーリのマッサ&アロンソ、7番手シューマッハ(メルセデスGP)、8-9番手フォース・インディアのヒュルケンバーグ&ディ・レスタ、ヒュルケンバーグは今回フリーだけの参加になるが昨年のポールシッターでもある。
そして10番手がメルセデスGPのロズベルグだった。

ザウバー・チーム勢は小林可夢偉15番手、ペレス17番手。
また先のアブダビ合同テストで3日連続トップタイムを記録して注目を集めたジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)がトロ・ロッソのマシンに乗り換えて18番手となっている。
またペトロフのマシンで出走したロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のロマン・グロージャンは、残り約25分というところでマシンを降りた。
ピット出口でスタート練習をしようとした際にエンジンストールさせたものとみられる。

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2011/11/25

タイヤから見たブラジルGP

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月24日、インテルラゴス

ピレリの20年ぶりのF1復帰初年度は、インテルラゴスで最終戦を迎えます。インテルラゴスは、カレンダー中で最も1ラップ距離が短い部類に入ると同時に、最もスリングなサーキットのひとつでもあります。オースラトリアでの開幕からちょうど8カ月が経ち1963年以来、最も遅いF1シーズンの閉幕となります。

71周で争われるブラジルGPには、多くの特殊な要素が含まれています。反時計回りのレイアウトや、スタート・フィニッシュ・ストレートが上り勾配であること(スタート時にアンチストール機能が作動してしまう危険性を高めます)、変化に富んだアップダウンなどがその好例で、ロード・サイクリングのレースコースとしても知られています。
それでは、タイヤから見たアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(正式名称としてはこちらが使用されています)の鍵となるポイントを紹介していきましょう。

サーキットについて:
スタート・フィニッシュ・ストレートはサーキットの最も高い位置にあり、すぐに下りのセナ・エスへと入っていきます。クルマの安定性が非常に重要な複合コーナーで、絶好のオーバーテイクポイントでもあります。

マシンはそこからフル加速して、250km/hでクルヴァ・ド・ソルへとアタックし、こでは横方向に4Gもの力が発生します。このコーナーを駆け抜ける際、タイヤの構造、コンパウンドともに非常に大きな負荷がかります。

レタ・オポスタのストレートでは、最高速度は310km/hに達します。路面はバンピーで、マシンは不安定になりがちです。タイヤの構造が路面のバンプを吸収し、車体の垂直方向の動きを抑えることによって、マシンは路面に完全に接地し、ブレーキグエリアとその後に続くコーナーへ向かっていきます。

ストレートの後には、2~3速で走る低速コーナーが連続します。ここではどのドライバーも縁石を使います。低速ゆえダウンフォース発生量は少なく、トラクション性能が非常に重要となります。そのため、このコーナーが連続する区間を駆け抜ける間、タイヤは最大限のグリップ性能を発揮し続けなければならないのです。

スタート・フィニッシュ・ストレートへと再び上り坂を駆け抜けていく区間は、ますます高速になっていく左コーナの連続で、タイヤには多大な負荷がかかります。メインストレートへ正確に立ち上がって行くために、最終コーナーは出来るだけ早くパワーをかけることが重要です。こでも、エンジンのトルクをグリップに変えて路面に伝えために、タイヤは重要な役割を果たします。路面は205年に再舗装され、バンピーさが以前より解消されています。

ピットレーン通過に要する時間が20秒以下と短いため、ピットスップ戦略の助けになるでしょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

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小林可夢偉、リンキン・パークのヘルメット

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームの小林可夢偉が、僚友ペレスと共に今週の今季最終戦ブラジルGPで人気ロックバンドであるリンキン・パークがデザインしたチャリティーヘルメット(アライ製)を使用することが明らかとなった。

このヘルメットはまたレース後オンラインのチャリティ・オークションに掛けられ、その収益が東日本大震災への支援に充てられる予定ということだ。

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クビサのマネージャー、「開幕に間に合わないとは言ってない」

Robert Kubica (C)Renault F1
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)は、かねてF1復帰に向けてリハビリテーションを重ねてきた同チームのロバート・クビサ(26歳:ポーランド)が、「残念ながら2012年の開幕には間に合わない」との同選手のコメントを発表したが、これについてクビサのパーソナル・マネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏が反論している。

それによればクビサは正確には「シーズン前テストに間に合わない」と言ったもので、ルノー側がクビサの言葉を意図的に置き換えて発表したと指摘したもの。
同氏はまたクビサとチームとの契約期間についても食い違いがあると主張していて、事態はすんなり結着しそうにないようだ。

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HRT、ブラジルGPフリーにヤン・チャロウズを起用

Jan Charouz (C)HRT
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HRT(前ヒスパニア・レーシング)は、今週行われるブラジルGPの金曜日フリー走行セッションに、現ルノー・チームのリザーブ&テストドライバーであるヤン・チャロウズ(24歳:チェコ)を起用することを明らかにした。
マシンはビタントニオ・リウッツィのものになる。

なおチャロウズは先にヤス・マリーナ・サーキットで行われたアブダビ合同テストでもHRTのテストに参加している。

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2011/11/24

マクラーレン、ホンダ・エンジンの噂を全面否定

Ayrton Senna (C)Honda Racing
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マクラーレン・チームの首脳は、先に一部ドイツ誌が報じた2014年シーズンからのホンダ・エンジン搭載という報道に対し、これを全面否定した。

これは同チームのジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターが明らかにしたもので、同氏は「われわれは現在のメルセデスとの100%満足していて、これを変更する理由がない。
もちろん今の段階までホンダと接触したという事実もまったくない。
噂は根拠のない無責任なものだ」と、強調した。

ただかりに噂が事実だったとしても、2013年まで同チームがメルセデス・エンジンで戦うのであればこうした報道の先行は迷惑この上ないものだろう。

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ブラジルGPのレーススチュワードはA.ブルツ氏

Alexander Wurz (C)Honda Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今年最後のグランプリとなる今週末のブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ウィリアムズなどのF1ドライバーであるアレクサンドル・ブルツ氏(37歳:オーストリア)を指名したことを明らかにした。

1997年のカナダGPにベネトン・ルノーでF1デビューを果たしたブルツは、その後マクラーレンやウィリアムズで活躍。
最高位は3位3回、2009年にはブラウンGPのアドバイザーも務めた。
また2度もルマン24時間レースで優勝するなどスポーツカーレースでも経験は豊富だ。

昨年の日本GPでやはりスチュワードを務めているが、今シーズンでは初めてということになる。

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ロバート・クビサ、復帰の遅れ自ら認める

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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これまで再三復帰の遅れが伝えられてきたロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のロバート・クビサ(26歳:ポーランド)だが、23日(水)ついに本人が正式にこれをチームに伝えたことがわかった。

「僕はチームとの約束を守るため、数週間にわたって懸命にリハビリテーションに励んできたけれど、残念ながら2012年の開幕に間に合わせるという目標を実現させるのは困難であることがわかったんだ。
僕にとってはとても難しい決断だったけれど、チームにこれを連絡した。
これ以上遅らせてチームに迷惑を掛けることは申し訳ないことだからね。
これまで支えてくれ、また応援してくれたすべての人に心から感謝している」

なおチームはさらに2013年まで契約を延長することも考えているとしている。

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2011/11/23

クビサ、2012年F1シーズンスタートには間に合わず

ロバート・クビサ (C)Renault F1 UK
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11月23日、ロータス・ルノー・グランプリチームは、ロバート・クビサが2012年のF1グランプリのシーズンスタートには間に合わないことを発表した。

この日、本格的なトレーニングを開始したクビサは、自らチームへまだF1マシンのドライブの準備が出来ていないことを伝えたとされている。チームは今後もこれまで通り、クビサのF1への復帰の準備を進めるとしている。

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T-ロータス、ブラジルGPフリーにルイス・レイジァ起用

Luiz Razia (C)Team-Lotus
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かねて報じられていた通り、チーム・ロータスはブラジルGPの金曜日フリー走行セッションにルイス・レイジァ(20歳:ブラジル)を起用することを明らかにした。
フリー走行参加は今年の中国GPに続き2度目になる。

今年のレイジァは同系列のケータハム・チーム・エアアジアからGP2シリーズに参戦したが、ランキング12位に留まった。(1位はルノーのロマン・グロージャン)

なお地元ブラジルの『グローボ・エスポルテ』によれば、結果如何によってはそのまま公式予選&決勝レースに出走する可能性があるとも伝えられている。

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ピレリ、ブラジルGPに新スペックのソフトタイヤ投入

Pirell Tyre (C)Redbull Racing
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F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、今週インテルラゴスで行われる最終戦ブラジルGPに、新しいスペックのソフトタイヤを投入する方針を示した。

それによれば、すでに先のアブダビ合同テストで2012年仕様のタイヤを試した結果、ブラジルGPに前倒しで新スペックを実戦使用することにしたというもの。

「タイヤの構造やコンパウンドは日々進化している。
今日のソフトタイヤが明日のミディアムタイヤになるかも知れず、単純に名前に左右されないで欲しい」と、同ディレクターは自信を示した。

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国内のF1放映、今週のブラジルGPが最後?

Image (C)Scuderia Toro Rosso
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1987年、鈴鹿サーキットでの日本GP開始以来、ずっと日本国内のF1放送を提供してきたフジテレビだが、現在の契約は今週のブラジルGPを最後に満了することになる。

しかしながら2012年以降のFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との契約は地上波・衛星波を問わずまだ結ばれておらず、フジテレビ側も「まったく見通しは立っていない」としたままだ。
日本国内ではいまいちF1熱が高まっておらず、FOMとの放映契約が極めて高額で制約も多いことから最悪の場合テレビ放送がなくなることも覚悟しなければならないかも知れない。

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2011/11/22

2011年ブラジルGP:ピレリ、新たな2つのタイヤと共に素晴らしい初年度の締めくりへ

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月21日、ミラノ

グランプリ概要:
ここまで18レースと5488kmを経て、ピレリは、61年間に及ぶF1世界選手権史上最多のオーバーテイクが見られた素晴らしいシーズンの締めくりをサンパウロのインテルラゴス・サーキットで迎えようとしています。このサーキットでは、過去に数々のドラマが生み出されてきましたが、ピレリは2つの新型コンパウンドをデビューさせ、すで未来へと目を向けています。

2回の金曜フリー走行で、各ドライバーには試験型ハード・タイヤが2セットずつ追加供給されます。これは今年ルーカス・ディ・グラッシとピレリのトヨタTF109によって、ヘレスとバルセロナでテストてきたもので、現行のハードよりも格段に柔らかくなっています。試験型ソフト・タイヤがテストされたアブダビGPのフリー走行と同様、今回のテスト結果もピレリのエンジニアにフィードバックされ、2012年に向けた準備に役立てられます。

レース本番には、P Zeroイエロー・ソフト・タイヤとP Zeroホワイト・ミディアム・タイヤが選択されています。しかしながらこのソフト・タイヤは新型のコンパウンドで、先週のアブダビでの若手ドライバー・テストとニュルブルクリンクの金曜フリー走行でテストされたものす。

インテルラゴスは情熱的なファンで知られ、サーキットは全体的にアップダウンがある反時計回りのレイアウトとなっています。ドライバーとタイヤにとって1つの鍵となるのは、ターン10から始まる連続コーナーの最終セクターです。実質的に1本の非常に長い左コーナーような形となっており、タイヤとドライバ首に大きな負荷がかかるのです。

この時期のブラジルでは、にわか雨が頻繁に発生し、レースの展開を左右することにもなりかねません。いつもと同様、ピレリはP Zeroオレンジ・レイン・タイヤとP Zeroブルー・インターミディエイト・タイヤを持ち込みます。各ドライバーは、5セットのターミディエイト(金曜に雨が降らなかった場合は4セット)、3セットのレイン・タイヤを使用することがレギュレーションで許されています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ウィリアムズのラインナップ、この1週間内にも結論

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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早い段階からキミ・ライコネンとの接触が伝えられたウィリアムズ・チームだが、いまだに来シーズンのドライバー・ラインナップについて明確な発表はないまま。
しかしこれについてイタリアの専門誌『アウトスプリント』は、いよいよ「ここ1週間以内に最終結論が出される」との見解を報じた。

それによれば母国ベネズエラからのスポンサーを抱えるパストール・マルドナド(26歳)の残留は確定的。
一方、ベテランのルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)については、噂通りもとF1チャンピオンであるキミ・ライコネン(31歳:フィンランド)に代わるのが有力というもの。

ただ、ここまで発表が遅れているのは逆に交渉が難航していることを裏付けるものでもあり、依然として展開は予断を許さない状況ともみられている。

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F1復帰のデ・ラ・ロサ、「マクラーレン・チームに感謝」

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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現在すでに40歳という「高齢」でのF1復帰を果たすことが決まったペドロ・デ・ラ・ロサ(スペイン)は、次のように現役活動に意欲をみせた。

「これは僕のスポーツ経歴にとって重要なステップであると共に、最も夢にみていたものの一つなんだ。
このプロジェクトに加わることを決めるにあたり、3つの大きな要因があった。
まず一つは再びF1で戦いたいという僕の願望。
次にHRTが僕の国であるスペインの人々を母体にしているということ。
そして3つ目はそのリーダーが僕の尊敬するルイス・ペレス・サラであるということだ。
僕はスペインにF1チームがあり、自分自身がその一員であるということを誇りに思う。
また今回の決断を許してくれたマクラーレン・チームにも感謝したい。
マクラーレンでの8年間という経験がなかったなら、いまこうしてここにいなかっただろうからね」

来年のシーズン前に41歳になるデ・ラ・ロサは、現役ではバリチェッロを抜きシューマッハ(来年42歳)に次ぐ高齢F1ドライバーということになる。

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HRT、2012年のドライバーにデ・ラ・ロサ起用

Pedro de la Rosa (C)HRT

21日(月)、HRT(前ヒスパニア・レーシング)は2012年シーズンのレースドライバーとして現マクラーレン・チームのリザーブ&テストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサ(40歳:スペイン)を起用することを正式発表した。

1999年、28歳の時に当時のアロウズ・チームからF1デビューを果たしたデ・ラ・ロサは、その後ジャガーやマクラーレン、そしてザウバー・チームらで活躍。
最高位はマクラーレン時代の2位(2006年ハンガリーGP)。

なお契約のスタートは来年1月からで、契約期間は2年間とされている。

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2011/11/21

エクレストン氏、「F1株式上場するならアジア市場で」

Singapore Image
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現在F1株式の過半数はヨーロッパの非公開投資企業である『CVC社』が所有しているが、2006年の買収以来5年が経過した。
これを受けFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、近くF1株式の上場があり得ると考えていることを明らかにした。

そしてその場合、年々F1への関心が高まりつつあり、また市場の拡大が期待できるアジア市場が良いとしている。
その場合、香港かシンガポールの市場が有力とみられるが、エクレストン氏は「シンガポールがもっともふさわしい」と語った。

もっともその裏にはかつて欧州委員会からF1に対し「反競争行為」を指摘されたことが影響しているとみられる。

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ジェームズ・アリソンT/D(ルノー)、「R31は大胆だが失敗作」

Renault 『R31』 (C)Renault F1 UK
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トップ4(レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス)に次ぐ雄として臨んだ今シーズンだったが、上位を喰うどころか下位チームからの激しい追い上げに苦戦したロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)では、技術部門の責任者であるジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターが失敗作であったことを認めた。

「ブロウン・ディフューザーを新しいコンセプトで採り入れた『R31』は、間違いなく大胆な設計のマシンだったと思う。
しかし現実にはそのせいでとりわけ低速コースでのセットアップが難しく、残念ながら成功とは言えなかった。
エクゾースト関連の規則は来年大きく変更されることもあり、われわれはこの冬大変な量の作業を強いられることだろう」

シーズン序盤こそ連続表彰台を勝ち取った同チームだが、ここ終盤はポイント獲得すら叶わない低迷を続けている。

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デ・ラ・ロサ、現行のF1テスト規則を非難

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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先週のアブダビ合同テストは多くの若手ドライバーにF1テストのチャンスを与えて行われたが、その一方で経験ある各チームのテストドライバーにはまったく出番がなく終えた。

これについてマクラーレン・チームのテストドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサ(40歳:スペイン)が、現行のF1テスト規則を非難するコメントを『フォーミュラ・サンタンデル』のコラムで明らかにした。

「僕等がテストドライバーに就いた頃、シーズン中のテストは無制限行われていて、それによりモータースポーツの最高峰であるF1にふさわしいマシンを開発し続けることができたんだ。
しかしコスト削減を理由に、今やシーズン中のテストは禁止されてしまった。
僕らリザーブ&テストドライバーは各チームに帯同して世界を転戦するけれど、シミュレーターでしか準備することはできないんだよ。

今回の合同テストだってわずかに3日間、それも経験のない若手ドライバーに限定なんて、これじゃほんとうのテストなんて言えないだろう。
そもそも若手ドライバーという意味がわからない。
例えばアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)はまだ22歳なのに、彼は自分のマシンをテストすることが許されないんだからね。
F1の健全な発展のため、この規則の改定は必須だと思うな」

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2011/11/20

ペトロフの謝罪受け入れたルノー代表、「ライコネンから連絡」

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)では、アブダビGP終了後にヴィタリー・ペトロフがチーム批判をしたとして騒動になったものの、こちらは本人が謝罪したことで結着。

同チームのエリック・ブイユ代表はこれを「チームの勝利」と誇示した一方で、さらに「キミ・ライコネンからコンタクトがあった」とも自慢した。
ただその詳細はというと、ライコネンのパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏から携帯に電話があったというだけのようだが。

噂になっているライコネンとウィリアムズ・チームとの契約は、今週中にも結着があるものとみられている。

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ベルニュの3日連続快進撃にも他陣営からは冷たい評価

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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若手ドライバーを対象に行われたアブダビ合同テストで、レッドブル・レーシングのエースで今年のF1チャンピオンでもあるベッテルのポールタイムに肉薄、実に3日間連続でトップタイムを記録したジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)だが、他チームからの視線は冷たいようだ。

というのも、ライバルチームからは「所詮、テストはテスト」というもの。
それによれば、今回各チームはドライバーを試すだけでなく、来季のレギュレーション変更に合わせた排気システムのトライや、ピレリタイヤも2012年仕様のタイヤを持ち込んでいて、テスト内容はすべて条件が異なるため比較にならないとしている。

それでもベルニュにはトロ・ロッソないしHRTへ加入の可能性がささやかれていて、本人の期待は膨らんでいる。

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名車『マクラーレン・ホンダ』、2014年に復活?

McLaren Honda (C)Honda Racing
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ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が、センセーショナルな記事を伝えて話題を呼んでいる。
それによれば、名車マクラーレン・ホンダが復活するのでは、というもの。

現在メルセデス・エンジンを搭載して戦うマクラーレン・チームだが契約は2012年末までとのこと。
契約締結当時と異なり、メルセデス・ベンツは自前のチームであるメルセデスGPを擁していて、当然そちらが優先するのは避けられない状況といえる。
一方2014年シーズンからF1のエンジン規定は現行の2.4リッターV型8気筒エンジンから1.6リッターV型6気筒ターボへと大きく変更されることが決まっていて、これに合わせて再び日本のホンダ・エンジン搭載を計画しているのでは、というものだ。
その場合、2013年については有償でメルセデス・エンジンを継続使用することになるとみられる。

かつて1988年から1992年に掛けて、マクラーレン・ホンダはF1を席巻する活躍で一時代を築いた歴史がある。

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2011/11/19

ライコネンとウィリアムズとの契約、今週にも発表?

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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先のアブダビGPウィーク中にも正式発表かとみられたキミ・ライコネンのウィリアムズ・チームとの契約だったが、結局は何もなし。
すっかり肩すかしを食らった形のF1メディアだったが、ドイツの『ビルト』紙が今度は今週中にも発表との見通しを伝えている。

ドイツ・メディアによれば、ライコネンはただドライバーとしての復帰だけでなく、チーム運営にも関わりたいということでチームの株式取得(共同オーナー)にも意欲をみせているため契約成立が遅れているのだという。

ライコネンは以前からチーム運営に関心を持っていて、パーソナル・マネージャーのスティーブ・ロバートソンと共同でF3チームを活動させたこともある。

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アブダビ合同テスト最速のベルニュ、来季シートに意欲

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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若手ドライバーを対象に行われたアブダビ合同テストで、3日間共に最速タイムを記録したジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)のベストタイム1'38.917は、先のアブダビGP決勝レースのファステストラップ1'42.612(ウェバー)を大きく凌いだだけでなく、チャンピオン・ベッテルのポールポジションタイムである1'38.481にもわずか0.436秒差に迫るものだった。

これを受けベルニュは「今回のテストでF1で戦える自信が持てた。
なんとしても来シーズンのシートを見つけ出したい」と意欲をみせるが、いまのところもちろんレッドブル・レーシングでもまたトロ・ロッソでも難しそうだ。
ただレッドブルは今年もダニエル・リカルドのHRTのシート確保を支援するなどしていることから、思わぬ新展開が見られるかも知れない。

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2012年のアメリカGP(オースティン)、中止の公算濃厚

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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2012年11月に初開催が予定されていたオースティン(テキサス州)でのアメリカGPだが、工事が中断されたことを受け、ヨーロッパのメディアは一斉に中止になるとの見方を報じている。

カレンダーの最終リミットは12月7日(水)にニューデリーで行われる予定のWMSC(世界モータースポーツ評議会)とされているが、開催地のサーキット・オブ・ジ・アメリカズの責任者はすでに2013年の開催にシフトする方針を示しているという。

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2011/11/18

2011年 アブダビ若手ドライバー・テスト、ピレリ、新型タイヤ・テストの任務を完了

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月17日、ミラノ

ピレリは、アブダビGPの直後に同地で行なわれた3日間の若手ドライバー・テストにおいて、2012年型タイヤのテストを成功裏に完了しました。

全チームが参加したこのテストは、将来有望な若手ドライバーを評価するために設けられたものです。同時に、ピレリも来シーズンに使用する新型P Zeroタヤをテストするため、この絶好の機会を利用しました。新プロファイルを採用した前後タイヤの評価が行なわれるともに採用候補となっているソフト・コンパウンドも試されました。

この新型ソフト・コンパウンドは、摩耗をより均一にし、耐熱性を向上させたものです。これにより、ブリスター発生の可能性を低減し2012年のピットストップ作戦にさらなる柔軟性をたらとも接近したレースが展開されることになるでしょう。

前後ともに採用される新プロファイルは、現行よりも角張った形状で、これも摩耗を均一にするためのものです。新型タイヤは、リアタヤのグリップが向上しており、従来よりアンダーステア傾向となり、オーバーテイクのチャンスを増加させることになります。

各チームには6セットずつの新型開発タイヤ(各プロトタイプを2セットずつ)と、比較基準とするための現行P Zeroイエロー・ソフト・タイヤが2セット供給されました。 それに加えて各チームは、規定された年間10セットの中で自由にを使うことも許されました。

夜間に行なわれたグランプリとは異なり、今回のアブダビ・テストは気温3℃、路面温度は50℃近いコンディションの昼間に行なわれました。そのため、どのタイヤにとっても耐熱性と耐久性を試される厳しテストとなりました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「若手ドライバーたちにはレギュラードライバーほどの経験はありませんが、我々は多量の有益なデータとフィーックを得ることができました。テスト結果は我々の期待通りでした。非常に厳しい路面コンデションの中でのテストでした、今回の作業を非常に喜ばしく思っていますこのことは来年のF1にさらなるパフォーマンと興奮をもたらしてくれるであろう2012年型タイヤ開発調整作業を続けて行く中で、非常に有益な基礎なるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

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キャメロン英首相、マクラーレン・ファクトリー訪問

David Cameron (C)McLaren Group
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F1もあと1戦を残した11月17日(木)、イギリスのデビッド・キャメロン首相がウォーキングにあるマクラーレン・グループのファクトリーを公式訪問した。

マクラーレン・グループはF1を始めとするモータースポーツ部門だけでなく、最高級スポーツカーの開発製造など、イギリス自動車産業でもトップに君臨する優良企業でもある。

キャメロン首相は同グループの総帥であるロン・デニス氏自らの案内で、広大なファクトリーの最新設備を見学したということだ。

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J-E.ベルニュ(レッドブル)、アブダビテスト完全制覇

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 J-E.ベルニュ FRA RedBull Renault 1'38.917 46
2 S.バード GBR Mercedes 1'40.897 104
3 J.ビアンキ FRA Ferrari 1'41.347 106
4 O.ターベイ GBR McLaren Mercedes 1'41.513 89
5 M.チルトン GBR Force India Mercedes 1'41.575 79
6 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'42.049 77
7 M.ボルトロッティ ITA Williams Cosworth 1'43.277 74
8 K.チェッコン ITA Toro Rosso Ferrari 1'43.686 35
9 A.ロッシ ITA Lotus Renault 1'44.283 74
10 J.チャロウズ TCZ Renault
1'44.470 82
11 S.コレッティ MON Toro Rosso Ferrari 1'44.545 48
12 N.ベルトン FRA HRT Cosworth
1'45.934 51
13 R.ウィケンズ CAN Virgin Cosworth 1'45.934 34
14 C.ピック FRA Virgin Cosworth 1'46.348 49

   * 2011 Test-Time : 1'40.011 J-E.Vergne/Redbull Renault(11/15)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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ロバート・クビサ、2013年からフェラーリでF1復帰の噂

Robert Kubica Helmet (C)BMW Sauber F1
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年内の現場復帰を狙っていたロバート・クビサ(ルノー・チーム)だったが、事実上これができなくなり、これに伴い来シーズンのF1レース参戦への期待も不可能になった。
現在のところ、来シーズンは同チームで第3ドライバーとして金曜日のフリー走行に出走するのでは、との見方が強い。

しかしここに来て意外な噂がイタリア国内から聞かれてきた。
それによれば、2013年シーズンにフェラーリからF1復帰を果たすというもの。
その場合、当然シートはフェリッペ・マッサのものとなり、フェルナンド・アロンソの僚友ということになるだろう。

これについてルノー・チームのエリック・ブイユ代表は、「われわれは彼の復帰に対し全面的に配慮を続けてきたつもりだし、それは今後も変わらない。
彼が望むのであれば、来年の行き先も自由である」と、語っている。

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2011/11/17

2011年 アブダビGP ベッテルの空気漏れ、タイヤ・トラブルが原因でないことを確認

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月16日、ミラノ

アブダビGPのオープニングラップで、セバスチャン・ベッテルの右リアタイヤが突然空気漏れを起こした原因について、徹底的な調査が行なわれました。その結果、ピレリのエンジニアによって、タイヤの構造トラブルが原因であった可能性が排除されました。

問題のタイヤは、レッドブル・レーシングのベッテルが前日の予選で使用し、ポールポジションを獲得した際に装着していたP Zeroイエロー・ソフト・タイヤセット中の1本でした。

最初のコーナーでの事故後、ベッテルはピットに戻るために走行を続けました。その間、バタバタと跳ねるタイヤのゴムが、マシンのボディワークと脚回りを破損させたため、王者ベッテルは今季初のリタイヤを強いられたのです。

事故後、タイヤはほとんど残ってはいませんでしたが、ピレリのエンジニアたちは、レッドブル・レーシングと協力して徹底的な調査を行ないました。タイヤを詳細にわたって分析した結果、タイヤ構造や空気バルブのトラブルが事故の原因となった可能性は排除されました。しかし、路面に落ちた破片や何らかの外的要因が原因となった可能性は否定できません。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「アブダビGPにおけるセバスチャン・ベッテルの空気漏れについて、我々は、構造トラブルが原因ではなかったことを確認しました。これは、レッドブル・レーシングと協力して、残されたタイヤの詳細な調査と分析を行なった結果、たどりついた結論です。路面上の破片がタイヤにダメージを生じさせたという可能性は否定できませんが、路面を詳細に確認した結果、その直接的な証拠は見つかっていません」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ピレリタイヤ、ベッテルのパンクは結局「原因不明」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGP決勝レースで、いきなりポールポジションからスタートの大本命ベッテル(レッドブル)のマシンを襲ったパンクという事態に、現在F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤでは原因究明に全力を挙げた。
しかしレースから3日後の16日(水)に同陣営が明らかにした見解は「原因不明」というものだった。

同社のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「ベッテルの右後部タイヤを詳細に検証した結果、タイヤの構造部分に問題は検出されず、原因は外部にあると判断した。
いまのところ、コース上にあったデブリ(破片)がタイヤにダメージを与えたのではないかと考えている。
ただ、コース上を詳しく調べたものの、トラブルにつながる直接的な証拠は見出せていない」と、説明した。
またこの見解はレッドブル・レーシングと共通したものであることを強調している。

ただあまりに突然のこのバーストは、少々のデブリによるものとは考えにくいと、関係者は一様に首を傾げているのが事実。
マッサ(フェラーリ)に起きた度々のトラブルもあり、ピレリタイヤのサイドウォール部分の弱さを指摘する声もあるが、ヘンベリー氏は強く否定している。

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アブダビテスト2日目、再びJ-E.ベルニュ(レッドブル)最速

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 J-E.ベルニュ FRA RedBull Renault 1'40.188 43
2 J.ビアンキ FRA Ferrari 1'40.279 91
3 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'41.756 71
4 V.ボタス BRA Williams Cosworth 1'42.367 88
5 J.チェコットJr. GER Force India Mercedes 1'42.873 84
6 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'43.637 96
7 S.バード GBR Mercedes 1'43.734 94
8 K.コリウス EST Renault 1'43.776 70
9 L.レイジァ BRA Lotus Renault 1'43.944 89
10 K.チェッコン ITA Toro Rosso Ferrari 1'44.808 97
11 J.チャロウズ TCZ HRT Cosworth
1'46.644 56
12 C.ピック FRA Virgin Cosworth 1'46.698 61
13 N.ベルトン FRA HRT Cosworth
1'48.646 9

   * 2011 Test-Time : 1'40.011 J-E.Vergne/Redbull Renault(11/15)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2012年アメリカGP(オースティン)、工事中断の報

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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2012年11月にすでに正式カレンダーとして復活開催が予定されているオースティン(テキサス州)でのアメリカGPだが、ここに来てサーキット工事が中断していると報じられ関係者の不安を呼んでいる。

これまでもしばしばマイナス報道が繰り返されてきたオースティンでは、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏自身が「自分は開催できないほうに賭ける」と発言するなどして疑心暗鬼が先行し、資金提供する筈の民間団体が出資をストップしたのではないかともみられている。

地元では「レース開催を保証する確実な契約が明示されなければ工事できない」との声が聞かれている。

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2011/11/16

2011年 アブダビ若手ドライバー・テスト、 ピレリの2012年用タイヤがデビュー

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月14日、アブダビ

ピレリの2012年用タイヤが、アブダビで11月15日~17日に行なわれる若手ドライバー・テストでデビューを果たします。

この3日間のテストは、各チームが若手ドライバー(F1出走が2戦以下で、国際Aライセンスを持っているドライバーが対象)のトライアウトを行なうことができるよう用意されたものです。しかし、シーズン中のテストが禁止されているため、このテストはピレリにとっても、2012年用タイヤを試すことができる絶好の機会なのです。

この新型タイヤには、来年に向けて少し設計変更が加えられています。この最新進化型P Zeroタイヤには、前後ともに新たなプロファイルが採用され、スーパーソフト以外は新たなコンパウンド選定が行なわれました。2012年用タイヤは、従来よりもスクエアに角張った形状となり、接地面が均等に摩耗するようデザインされています。また柔らかいコンパウンドには、ブリスター発生の可能性を低減するよう調整が加えられました。

これら新たなタイヤは、各コンパウンドのパフォーマンス差が従来よりも小さくなるよう設計されており、来シーズンのレース戦略がさらに重要なものとなることを目標としています。また、性能の向上も図られており、2012年型タイヤは、ピレリタイヤ史上最も高性能なタイヤとなるでしょう。火曜から木曜まで行なわれる若手ドライバーの走行は、ピレリのエンジニアたちに本物のデータを提供する、この上なく有益な機会なのです。

ピレリジャパン・プレスリリース

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テスト最速J-E.ベルニュ、「僕にとって重要な3日間」

若手ドライバーを対象としたアブダビ合同テストが当地ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に3日間の予定で始められた。

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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初日の15日火曜日、トップタイムを記録したのは今年のチャンピオン・マシンである『RB7』を駆ったレッドブル・グループのテストドライバーであるジャン・エリック・ベルニュ(21歳:フランス)だった。

「テストとはいえ、もちろんベストタイムを記録するというのは格別な気分。
ここはすでに知っているサーキットだし、操ったのがチャンピオン・マシンだったとはいえ、一番時計というのは僕にとって特別な経験になったよ。
まだあと2日間あるし、楽しみでしかたないね。
自分自身の将来にとって重要な3日間になると思うから、残り2日間もベストを尽くすよ」

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アブダビテスト初日、J-E.ベルニュ(レッドブル)最速

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 J-E.ベルニュ FRA RedBull Renault 1'40.011 83
2 J.ビアンキ FRA Ferrari 1'40.960 85
3 R.ウィケンズ CAN Renault 1'42.217 78
4 F.ライマー SUI Sauber Ferrari 1'42.331 67
5 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'42.912 41
6 M.チルトン GBR Force India Mercedes 1'43.016 81
7 V.ボタス BRA Williams Cosworth 1'43.118 71
8 O.ターベイ GBR McLaren Mercedes 1'43.502 35
9 S.バード GBR Mercedes 1'43.548 51
10 R.ゴンザレス VEN Lotus Renault 1'44.022 87
11 S.コレッティ MON Toro Rosso Ferrari 1'45.278 87
12 D.クロス ESP HRT Cosworth
1'45.329 68
13 C.ピック FRA Virgin Cosworth 1'46.930 30
14 A-Q.ホブス GBR Virgin Cosworth 1'47.292 32

   * 2010 Test-Time : 1'38.102 D.Ricciardo/Redbull Renault (BS Tyre:11/17)
   * 2010 Test-Time : 1'40.170 F.Massa/Ferrari (Pirelli Tyre:11/19)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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報復可能なDRSゾーン2か所には懐疑的見方も

Image (C)Force India F1
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今年導入されたDRS(可変リヤウィング)は、明らかにオーバーテイクシーンを増加させたと概ね好評だが、サーキットによって設けられる2か所という設定については懐疑的な見方をする向きもあるようだ。

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「たとえばヤス・マリーナ・サーキット(アブダビGP)の場合、最初のDRSゾーンでオーバーテイクに成功したマシンが、直後の2つ目のゾーンで抜き返されるという場面が多くみられた。
確かにオーバーテイクは多くなったとしても、これではせっかくDRSゾーンを設けた意味がなくなるのではないか。
来季はもう少し検討する余地があると私は思う」と、語っている。

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2011/11/15

マルドナド&アルグエルスアリにペナルティも結果に影響なし

   Blue Flag
アブダビGPのFIAレーススチュワード(競技審査委員)は、13日(日)行われた決勝レース中、オフィシャルによる青旗を無視したとしてウィリアムズ・チームのパストール・マルドナド(14位)、そしてスクーデリア・トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリ(15位)両名に対しマルドナドには30秒、アルグエルスアリに対しては20秒のそれぞれレース結果加算のペナルティを明らかにした。

周回遅れなど、後続のマシンに進路を譲ることが命じられる青旗だが、これを無視した場合コースマーシャルの申告等によりペナルティが科せられる。
今回はレース後の審議となっていたため、ペナルティの発表が遅れたもの。
マルドナドは青旗無視が2回あった模様。
なおこのペナルティによる順位の変更はない。

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バリチェッロ(ウィリアムズ)、F1残留の道求め全力

Rubens Barrichello (C)Ex.Honda Racing
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今回のアブダビGPではエンジン交換によるペナルティから最後尾(24番手)というスタートながらも12位フィニッシュと、ポイント獲得まで迫る活躍をみせたウィリアムズ・チームのルーベンス・バリチェッロだが、来季のシートはまだ見出せていない。

「もちろんまだF1でやれると思っているし、そのために全力を尽くすつもりだよ。
もし必要なのであればスポンサーを探すことも厭わないけれど、とにかく僕がF1での豊富な経験と誰にも負けない情熱を持っていることを訴えたい。
来年の開幕戦のグリッドに、僕が並んでいることを疑ってはいないんだ」

母国ブラジルでローカル選手権を席巻したあとヨーロッパに渡り、フォーミュラ・オペルやイギリスF3選手権も制したバリチェッロだが、F1では通算11回の勝利を誇るもののまだ無冠に留まっている。

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レッドブル代表、「ベッテルが勉強していたのは事実」

Christian C.Horner (C)Redbull Racing
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アブダビGP決勝レースをわずか1周でリタイヤした後、チームのピット・ギャントリーでゴールまで見守ったセバスチャン・ベッテルが、「ピットウォールの勉強ができた」と発言したことについて、クリスチャン・ホーナー代表がこれを裏付ける発言をした。

「ベッテルがずっとピットウォールにいたのは事実だよ。
単に観戦したというのでなく、彼はチームの仕事を出来うる限り修得しようとしているんだ。
今回もピットウォールでチーム首脳がどのように戦略を建てて決断していくかを真剣に学んでいたね。
彼はまだ若いし、その学習意欲はまるで乾いたスポンジが水を吸収するようなもの。
これに経験が加わって、彼は今よりもっと素晴らしいドライバーになっていくことだろう」と、英誌で讃えた。

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2011/11/14

小林可夢偉(ザウバー)、「ノーポイント生活は終わり」

小林可夢偉 & Peter Sauber (C)Sauber Motorsport
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アブダビGP決勝レースでみごと10位入賞。
トロ・ロッソらと壮絶なコンストラクターズ争いを繰り広げるチームに貴重な1ポイントをプレゼントしたザウバー・チームの小林可夢偉はレース後次のように語った。

「ポイントが獲得できて満足しているよ。
チームのためにも、また僕自身のためにもね。
長く続いてきたノーポイント生活だけど、これでもう終わりさ。
タイヤ戦略も含め、全体的にはいいレースができたんじゃないかな」

またペーター・ザウバー代表も、「今日は二人のドライバー共に素晴らしいファイティングスピリットをみせてくれた。
ペレスはフロントウィングを交換するなど予定外のピット作業で惜しくも入賞を逸したが、その分カムイがいいレースペースで入賞を果たしてくれた」と、讃えた。

これでザウバー・チームはコンストラクターズ・ランキングで辛くもライバルのトロ・ロッソに1ポイント差をつけたことになる。

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ハミルトン、ピレリとともに今季3勝目を飾る

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月13日、アブダビ

ルイス・ハミルトンが、ピレリのP Zeroタイヤを使用して、アブダビで今シーズン3勝目を飾りました。ハミルトンは、P Zeroイエロー・ソフト・タイヤで2スティント、そしてP Zeroホワイト・ミディアム・タイヤで1スティントを走る2回ストップ作戦を実行しました。今年の中国、ドイツに続き、キャリア通算17勝目を飾りました。

トップ3は全員が同じような作戦を採りましたが、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーは、残り1周の時点でハード側タイヤに交換する3回ストップ作戦に挑戦しました。フォースインディアのポール・ディ・レスタは、1ストップ作戦による唯一の完走者で、27周目にミディアム・タイヤからソフト・タイヤに交換し、P Zeroイエローでフィニッシュまで28周を走りました。大半のドライバーは、55周のレースに2回ストップ作戦を採用しました。

今シーズンのチャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルは、1周目でリアタイヤの空気が抜け、マシンにダメージを受けてリタイアしました。ハミルトンは、その後トップの座を奪いました。タイヤの空気が突然抜けてしまった原因は、ピレリのエンジニアによって究明中です。これにより、レッドブル・レーシングの19戦連続の表彰台フィニッシュ記録に終止符が打たれ、ベッテルがリタイアしたのも19戦ぶりのこととなりました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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トロフィー・コレクション完成に喜ぶアロンソ(フェラーリ)

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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今回のアブダビGPでも終始トップグループを走り続け、結果2位フィニッシュを遂げたフェラーリのフェルナンド・アロンソは、今回の表彰台ゲットで一つの夢を果たせたのだという。

「優勝こそできなかったけど、この成績には大満足だよ。
今日はレースの最初から終始トップ争いを演じながらのゴールだったからね。
それともう一つ。
今回の2位表彰台で僕の夢がみごと結実したんだ。
それは、F1グランプリが行われるすべてのサーキットでトロフィーを獲得すること。
今回の入賞で僕は通算73回目の表彰台ゲットを果たした。
こりにより僕はこの10年間に行われたすべてのサーキットでトロフィーをもらったことになるんだよ。
つまりこれで僕の『ポディウム・トロフィー・コレクション』が完成したという訳」

アロンソのコレクションにはマニクール(フランス)などすでにF1が行われていないサーキットがあるので、ベッテルにももう逆転はできないことになる。

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今季初リタイヤのベッテル、「ピットウォールの勉強できた」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ポールポジションからのスタートで、今回の優勝候補の筆頭だったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、しかしオープニングラップでいきなりのリタイヤ。
これについてレース後ベッテルは次のように語った。

「最初は何が起きたのかわからなかったよ。
最初のコーナーでは入口も出口もまったく問題なかったのに、次のターンインで突然マシンのコントロールができなくなったんだ。
タイヤを交換しようとピットまで戻ったんだけど、途中でサスペンションまでいかれていて、結局レースに戻ることはできなかった。
パンクの原因はチームがいく解析しているところだけど、まだ解明できていない。
いつもと同じように走っていた筈だけど、縁石との角度が原因になったのかも知れない。
それでも悪いことばかりじゃない。
お陰で今回はピットウォール(ギャントリー)の勉強ができたんだから良かったよ」

ベッテルが決勝レースでリタイヤしたのは昨年の韓国GP以来のこと。
もちろん今シーズンになっては初めてのことになった。

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アブダビGPはハミルトン(マクラーレン)優勝 小林10位

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今年3回目を迎えたアブダビGPは、初めてマクラーレンのルイス・ハミルトンが優勝。
自身通算17回目、今シーズン中国、ドイツに続く3度目の勝利となった。
このところの逆風を、やっと振り払った形だ。

ポールポジションからスタートしたベッテル(レッドブル)はオープニングラップでいきなり右リヤタイヤを損傷させリタイヤ、今季12勝目はならなかった。
2位はフェラーリのアロンソ、3位バトン(マクラーレン)、4位ウェバー(レッドブル)、5位マッサ(フェラーリ)、6-7位にメルセデスGPのロズベルグ&シューマッハ、8-9位フォース・インディアのスーティル&ディ・レスタ、そして10位にザウバーの小林可夢偉が入った。

以下11位ペレス(ザウバー)、12位最後尾からスタートのバリチェッロ(ウィリアムズ)、13位ペトロフ(ルノー)、14位マルドナド(ウィリアムズ)、15位アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、16位セナ(ルノー)、17位コバライネン(ロータス)、18位トゥルーリ(ロータス)、19位グロック(ヴァージン)、20位リウッツィ(HRT)までが完走、
リタイヤはリカルド(HRT)、ブエミ(トロ・ロッソ)、ダンブロジオ(ヴァージン)、ベッテル(レッドブル)の4台。

小林可夢偉の入賞はドイツGP(9位)以来で今季8回目。
またレッドブル勢の姿が表彰台にないのは今季初ということになる。

アブダビGP:決勝レースの結果はこちら
アブダビGP画像はこちら

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2011/11/13

ベッテル、ピレリP Zeroイエローでナイジェル・マンセルの記録に並ぶ

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月12日、アブダビ

今シーズンの王者となったセバスチャン・ベッテルが、また新たな記録を打ち立てました。ベッテルは、ヤス・マリーナ・サーキットで行なわれた予選で、ナイジェル・マンセルが持つ年間14回という最多ポールポジション獲得記録(1992年)に並びました。タイムは1分38秒481で、彼自身がチャンピオン獲得直前に記録した昨年のポールタイム1分39秒394を大きく上回るものでした。

今週のレースには、P Zeroホワイト・ミディアム・タイヤとP Zeroイエロー・ソフト・タイヤが供給されています。上位勢はミディアム・タイヤでQ1を通過し、その後のQ2とQ3では、ラップあたり約1.2秒速いアドバンテージを生かすためにソフト・タイヤで走りました。

予選前のフリー走行3回目のセッションにおいて、ルイス・ハミルトンがP Zeroイエロー・ソフトで1分38秒976の最速タイムを記録し、マクラーレンがフリー走行3セッションでトップを独占しました。このタイムは、17時に開始される予選や決勝よりも暖かいコンディションで記録されたものです。予選や決勝は、温度も光量も下がっていくことになります。

Q2では、破損したボラードの破片撤去のため、中断を挟みましたが、全ドライバーがP Zeroイエロー・ソフト・タイヤを使用しました。

最も重要なQ3では、ニコ・ロズベルグがP Zeroホワイト・ミディアム・タイヤを装着した唯一のドライバーとなりました。彼は、ミディアム・タイヤではアウトラップを1周走っただけで、タイムアタックを行いませんでした。その後、自己ベストタイムはソフト・タイヤで記録し、明日は7番グリッドからスタートします。フォースインディアのポール・ディ・レスタは、タイムを記録しなかったため、決勝スタート時に装着するタイヤを自由に選ぶことができます。ベッテルは、P Zeroイエローを装着した最後のラップで、今シーズン14回目のポールを掴み獲りました。自身通算29回目のポールであり、これは偉大なファン・マヌエル・ファンジオに並ぶ記録でもあります。明日のレースで優勝すれば、ミハエル・シューマッハが持つシーズン最多勝利記録に並ぶチャンスも残すことになります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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フェラーリ・チーム代表、「予選5-6番手に驚きはない」

Ferrari Team (C)Ferrari S.p.A
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アブダビGP予選ではこのところ定位置の5-6番手グリッド。
考えてみれば今季フロントロウをゲットしたのはカナダGPの2位(アロンソ)だけという状況に、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は次のように語った。

「別にわれわれはサプライズが起こるとは期待していなかったし、実際に今回も何もなかったということだ。
冷静に考えて、いまのウチの戦闘力ではこれが妥当なところなんじゃないか。
もちろんレースでは何が起こるかわからないから、明日は表彰台の一角に食い込むことがあるかも知れない。
不可能ではないが、しかしそれが簡単なものでもないこともわれわれは知っているよ」

F1伝統の跳ね馬チームは、すでに来季の戦いに照準を合わせているとも伝えられている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「タイヤに熱が入らない」

アブダビGP公式予選で16番手という順位に甘んじたザウバー・チームの小林可夢偉は、次のようにその背景を語った。

「とにかくタイヤに熱が入らない。
僕がQ2でベストタイムを記録したタイヤだって、あれはQ1で使ったものだったんだからね。
もちろん新しいタイヤセットに期待を掛けて出て行くんだけど、なかなか熱が入らずにパフォーマンスを発揮できないんだ。
グリップ感が全然違うんだよ」

Sergio Perez (C)Sauber Motorsport
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一方11番手タイムを記録したペレスのほうは、「この困難な状況で11番手という結果には大満足だね。
タイヤの扱いは難しいけれどみんなが良い仕事をしてくれたお陰だよ。
チームはいまコンストラクターズ・ランキングで難しい状況にあるから、明日の決勝レースではなんとか貢献したい。
トワイライトレースというのは初体験になるけど、今日試した捨てバイザーは効果的だったね」と、語っている。

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ウィリアムズ首脳、「最悪の週末になった」

Mark Gillan (C)Williams F1
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12日(土)行われたアブダビGP公式予選で、ルーベンス・バリチェッロはマシントラブルのため走れずにノータイム。
またパストール・マルドナドのほうは17番手タイムは記録したもののこちらはすでに9基目のエンジンを搭載したことでグリッド10番降格のペナルティを受けることが決まっていて実質最後尾。
これによりウィリアムズ・チームは2台共がグリッド最後列からのスタートになる。

これを受け同チームのマーク・ジラン/チーフ・オペレーション・エンジニアは、「こうして両ドライバー共が最後列というのは非常に厳しい。
おそらくウィリアムズ・チームとして初のことなのではないか」と、頭を抱えた。

同チームがコスワース・エンジンを使うのは今回のアブダビとあとブラジルだけだ。

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2011/11/12

ベッテル(レッドブル)マンセルに並ぶ今季14度目PP

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGP公式予選は最後のアタックでマクラーレン勢を逆転したレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得。
ヤス・マリーナ・サーキットでのポールはこれで2年連続。
自信通算28回目、今季14回目。
レース数は異なるものの、これでナイジェル・マンセルが持つ年間14回目のポールポジション獲得という記録に並んだことになる。
ただ1992年のマンセル/ウィリアムズ・ルノー当時は年間16戦、今季はすでに18戦でまだブラジルの1戦を残している。

2-3番手はハミルトン&バトンのマクラーレン勢。
4番手ウェバー(レッドブル)、5-6番手フェラーリのアロンソ&マッサ、7-8番手はメルセデスGPのロズベルグ&シューマッハ、そして9-10番手がフォース・インディアのスーティル&ディ・レスタというトップ10グリッドになった。
また今回はすべてのマシンが107%タイムとなる1'46.766をクリアしている。

アブダビGP:公式予選の結果はこちら
アブダビGP画像はこちら

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予選Q2もハミルトン最速、ザウバー勢は突破できず

予選Q2は途中コーナー内側のポールが踏まれて損傷し、15分のセッションは残り約9分というところでいったん赤旗中断。

結局ここでも最速はハミルトン(マクラーレン)。
これにベッテル&ウェバーのレッドブル勢、アロンソ(フェラーリ)、バトン(マクラーレン)、ロズベルグ(メルセデスGP)、マッサ(フェラーリ)、スーティル&ディ・レスタのフォース・インディア勢、そしてシューマッハ(メルセデスGP)までがQ3進出を決めた。

ここで脱落したのはペレス(ザウバー)、ペトロフ(ルノー)、ブエミ(トロ・ロッソ)、セナ(ルノー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、小林可夢偉(ザウバー)、そしてマルドナド(ウィリアムズ)の7台。
前述のようにマルドナドはグリッドが10番降格するので最後列にウィリアムズの2台が並ぶことになる。

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予選Q1、再びハミルトン(マクラーレン)がトップ

黄昏の中、アブダビGP公式予選がスタート。
Q1は再びマクラーレンのハミルトンがトップタイム。
上位陣はオブションタイヤを温存して余裕の走行だ。

2番手ウェバー(レッドブル)、3番手バトン(マクラーレン)、4番手ベッテル(レッドブル)、5番手スーティル(フォース・インディア)、6番手ペトロフ(ルノー)、7番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手ロズベルグ(メルセデスGP)、9番手ペレス(ザウバー)、10番手がアロンソ(フェラーリ)だった。
ザウバーの小林可夢偉は14番手、メルセデスGPのシューマッハは17番手。

ここで脱落したのはコバライネン&トゥルーリのロータス勢、グロック(ヴァージン)、リカルド(HRT)、ダンブロジオ(ヴァージン)、リウッツィ(HRT)、そしてバリチェッロ(ウィリアムズ)。
バリチェッロはエンジン交換の作業が長引き、予選に出走は叶わなかった。
なお、チームメイトのマルドナドはすでにエンジン交換で今回グリッド10番降格のペナルティが確定しているが、バリチェッロも同様になりそうだ。

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フリー走行3回目もハミルトン(マクラーレン)最速タイム

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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アブダビGPフリー走行3回目セッションは、前日の2回目に続いてマクラーレンのハミルトンがただ一人ベストタイムを1分38秒台に入れる1'38.976のタイムでトップに立った。

2番手には本命ベッテル(レッドブル)が0.427秒差で続いた。
3番手もレッドブルのウェバー、4番手バトン(マクラーレン)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手マッサ(フェラーリ)、8-9番手にフォース・インディアのスーティル&ディ・レスタ、そして10番手がシューマッハ(メルセデスGP)だった。

ルノーはセナ11番手、ペトロフ14番手。
ザウバー・チームは小林可夢偉&ペレスの順で12-13番手。
トゥルーリ(ロータス)はマシントラブルでノータイムだった。

アブダビGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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P Zeroイエローの試験型タイヤ、アブダビでデビュー

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月11日、アブダビ

2012年シーズンに向けた準備の一環として、ピレリは、本日行われたアブダビGPの2回のフリー走行において、試験型P Zeroイエロー・ソフト・タイヤをデビューさせました。フリー走行では、マクラーレンのルイス・ハミルトンが1分39秒586を記録し、最速の座を掴み取りました。このタイムは、2回目のセッションにおいて、現行型P Zeroイエロー・ソフト・タイヤを使用して記録されたものです。セバスチャン・ベッテルが記録した昨年のポールタイム1分39秒394に肉薄しています。

各ドライバーには、試験型のソフト・コンパウンド・タイヤが2セットずつ追加供給され、今日のみ使用が許されました。この新型タイヤは、現行のソフトとスーパーソフトの中間に位置するものです。マクラーレンのジェンソン・バトンが、フリー走行1回目において、試験型タイヤを使用して1分40秒263という最速タイムを記録しています。マクラーレンは、セッションの大半でトップの座を守り、1-2でセッションを終えるかと思われましたが、最後にレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーがハミルトンを3番手に押し下げました。この3名のタイムは、いずれも試験型タイヤで記録されたものです。

このタイヤは、本日の2回のセッションで使用されました。各チームは、1日で5セットのタイヤが使用できたことになります。試験型タイヤは今夜返却され、土曜と日曜は通常通りのタイヤ供給数となります。

各チームは、フリー走行2回目の最後の1時間、燃料搭載量を変化させながら、決勝で使用される2つのコンパウンドの評価作業に専念しました。現行型のP Zeroイエローを使用して、マクラーレンのルイス・ハミルトンが最速、ジェンソン・バトンが2位のタイムを記録しています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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小林可夢偉(ザウバー)、「まだ評価は難しい」

11日(金)行われたアブダビGPのフリー走行で、それぞれ17番手・11番手タイムを記録したザウバー・チームの小林可夢偉だが、「まだ評価は難しい」と、慎重な姿勢を崩さなかった。

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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「今日のフリー走行は午前と午後で路面温度が10度以上も違ってしまったから、タイヤなどの評価は難しいものになったね。
まだ路面は滑りやすいし、コンディションの変化はきっと明日も同じだと思うから午後の公式予選に向けての準備は大変だと思う。
いまのところ高速部分は問題ないけれど、低速コーナーでのブレーキングの信頼性を上げる必要がある」

小林可夢偉のマシンは両セッション共にギヤボックスのトラブルで時間を失っていた。

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ウェバー(レッドブル)、「ルノーらからの勧誘あった」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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すでに来季もレッドブル・レーシングで走ることが決まっているマーク・ウェバー(35歳:オーストラリア)だが、2012年のドライバーとしてルノーら複数のチームから勧誘があったことを明かした。

「アプローチを受けたのはルノーだけじゃなく、複数のチーム。
先方はみんな経験あるドライバーを必要としていたし、一方僕にはその経験があったからね。
ただ一様に(現在の)レッドブル・レーシングでの僕のポジションについて尋ねていたよ。
もちろんベッテルと比べてのことだろう。
僕が今季苦戦したのはタイヤの使い方についてだったと思っている。
でも来年はそこをうまくやれるつもりだし、それならこのままレッドブルにいたほうがいいと考えたんだ。
もしもこのチャンピオン・チームで結果が残せないのであれば、僕が選択する道は他の弱小チームに行くのではなく、引退と言うことになるだろうね」

2002年にF1デビューしてすでにベテランのポジションとなったウェバー。
来季は自ら認めるように背水の陣ということになりそうだ。

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ロズベルグのメルセデスGPとの新契約、4年間で50億円!

Nico Rosberg (C)Williams F1
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新たに複数年契約を結んだと伝えられたニコ・ロズベルグ(26歳:ドイツ)とメルセデスGPとの契約だが、地元ドイツの『ビルト』紙が報じるところでは、巨額なものであることがわかった。

それによれば契約は2015年末までの4年間。
契約金は1年あたり1200万ユーロ(約12億7千万円)ということで、4年間の累計ではなんと50億円にも達することになる。
いくらF1チャンピオンの子息という血筋とは言え、グランプリでまだ1勝もしていないドライバーとしては例を見ない巨額なものといえる。

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2011/11/11

フリー2回目ハミルトン最速! ベッテル&アロンソ クラッシュ

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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アブダビGPのフリー走行2回目セッションは、マクラーレンのハミルトンが1'39.586のベストタイムを記録して終えた。
また2番手にもチームメイトのバトンがつけ、ランキング2位のマクラーレンが王者レッドブルを凌ぐ勢い。

そのレッドブルはエースのベッテルが残り時間35分になったところで1コーナーでコースアウトしバリアにクラッシュしてセッションを終えた。
ドライバーは自力でマシンを降りている。
さらに10分ほど経つと、今度はフェラーリのアロンソが同じく1コーナーでコースアウト、クラッシュ。
同様にこのセッションを終了した。

それでも3番手タイムはアロンソ、4番手マッサ(フェラーリ)、5-6番手にレッドブルのウェバー&ベッテル、7番手シューマッハ(メルセデスGP)、8-9番手にフォース・インディアのスーティル&ディ・レスタ、10番手が小林可夢偉(ザウバー)だった。
ただし小林可夢偉のマシンは再びマシントラブルに見舞われ、このセッションでもガレージに留まる時間の長かったことが気掛かりだ。
同僚ペレスは11番手。
メルセデスGPのロズベルグは最多の41ラップを周回したが20番手だった。

アブダビGP:フリー走行2回目の結果はこちら
アブダビGP画像はこちら

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アブダビGPフリー1回目はバトン(マクラーレン)最速

Jenson Button (C)McLaren Group
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中東アブダビGPがスタート。
11日(金)午前に行われたフリー走行1回目セッションは、ランキング2位を狙うマクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムを記録して終えた。
続く2番手はレッドブルのウェバー、3番手にハミルトン(マクラーレン)、4番手ベッテル(レッドブル)と上位2チームが交錯した。

5-6番手にはフェラーリのアロンソ&マッサ、7番手スーティル(フォース・インディア)、8番手に契約延長が発表されたばかりのロズベルグ(メルセデスGP)、9番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、10番手がアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)だった。

メルセデスGPのシューマッハは15番手、ザウバー勢はペレス&小林可夢偉が16-17番手。
小林はマシントラブルでセッション終盤までピットガレージの中に留まった。
ウィリアムズのバリチェッロは3ラップしただけでマシントラブルによりガレージから出られずにいた。
なおダンブロジオ(ヴァージン)のマシンで走ったロバート・ウィケンズ(22歳:カナダ)は23番手だった。

アブダビGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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タイヤから見たアブダビGP

(C)Pirelli Motorsport
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201年1月10日、アブダビ

今年のフォーミュラ・ワン世界選手権もあと2戦を残すのみとなりました。今回の舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、タイヤにとってユニークなチャレンジを与えてくれす全長305.35km、5周のレスは、夕暮れから夜にかけ行なわれるため、路面温度はスタート後から下降し始めやがて安定していきます。このことが、ペースやデグラデーションそして摩耗などのタイヤの性能に影響を及ぼすため、レース開始時点フィニッシュ時点での状況の変化が大きくります。それでは、タイヤから見たアブダビのサキットのキーポイントをご紹介していきましょう。

サーキットについて:
ターン1からコーナーが流れるように連続するセクションが始まります。マシンは、4Gもの横Gを受けて横滑りしようとし、250km/hのスピードでロードホールディグ性能を最大限に高めるためには、アウト側のタイヤのグリップが重要になります。

ラップ中で最長のストレートを駆け抜ける間、約15秒の全開時間で達する高い速度によって、タイヤの構造には試練が課されます。空力ダウンフォースが80kgの荷重を生み出し、これをすべ構が受け止めなけばならないのです。同時に、路面に存在するバンプなどの障害も吸収しなければなりません。

ターン1では、マシンは10mの間に30km/hから90km/hまで減速しなければなりません。5Gの減速Gがかりこからこれ以上ない正確なドライビングが要求される低速のS字セクションへと入っていきます。

最終セクションでは、最適なマシンバランスが必要とされます。カーブの連続によって、トレッド表面は徐々に熱くなり、タイヤ温度は130℃にも達します。そでもなお、アダビのサーキッに必要不可欠となる、可能限高いレベルのグリップ、耐久性、してマシンコントロール性能を確保しなければなりません。

ピレリジャパン・プレスリリース

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FOTA、2012年はシーズン中のテスト再開へ

Mugello Circuit (C)Ferrari S.p.A
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F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)は、2012年シーズンにおけるF1合同テストのスケジュールを発表。
それによれば恒例のシーズン前テストに加え、開幕後の5月にもテストを予定していることがわかった。

場所も異例のムジェロ・サーキット(フェラーリが所有)。
実現すればシーズン中のテストは実に2008年以来ということになる。

Date Place Nat.
2/07-2/10 ヘレス・サーキット スペイン
2/21-2/24 バルセロナ・サーキット スペイン
3/01-3/04 バルセロナ・サーキット スペイン
5/01-5/03 ムジェロ・サーキット イタリア

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メルセデスGP、ロズベルグと複数年契約延長

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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10日(木)、メルセデスGPは同チームのニコ・ロズベルグ(26歳:ドイツ)について契約を延長することで合意したことを正式発表した。
契約年数は明確にされていないが、2013年以降の複数年契約とされている。
(2012年末までは現行の契約がある)

同チームではミハエル・シューマッハについても来季の契約があり同じドライバー・ラインナップでいくことは既定路線だったものの、今回の契約延長で将来のチャンピオン候補と目されるロズベルグが将来にわたりメルセデスと共にチャンピオンシップを戦うことが明確になった。
また一部に噂となったフェラーリ移籍という話もなくなったことになる。

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アブダビGPのスチュワードはデレック・ワーウィック氏に

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は、今週末行われるアブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ルノー等のF1ドライバーであるデレック・ワーウィック氏(56歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。

1981年サンマリノGPで当時のトールマンからF1デビューを果たしたワーウィック氏は、さらにルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り、2位が最高位。
その後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利している。

同氏のレーススチュワードは昨年のスペインGP、ハンガリーGP、そして今年のトルコGPに続き通算4回目となる。

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2011/11/10

ザウバー・チーム、ランキング8位転落なら10億円の損失

Mascot (C)Sauber Motorsport
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今季のF1もあとわずか2戦を残すだけとなったが、今年もレッドブル・レーシングがコンストラクターズ・チャンピオンを決めたのを尻目に、中位グループでは激しい順位争いが続けられている。
これは、5強(レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスGP、ルノー)に続くランキング6位を目指すザウバー、フォース・インディア、そしてトロ・ロッソら3チームの争い。

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)はランキングによる賞金の詳細を決して明らかにしていないが、フォース・インディアのオトマー・サフナウアー/COO(最高執行責任者)によれば、ランキング6位と8位とではチームが受け取る分配金は実に900万ユーロ(約9億6千万円)もの差があるのだという。

シーズン序盤、6位に位置していたザウバー・チームは両チームの激しい追い上げにあい、目下トロ・ロッソと同ポイントの7位。
しかもこのところは予選でも決勝レースでも明らかにライバルに遅れを取っていいてまさに6位から8位に転落の危機にある。
小林可夢偉とセルジオ・ペレス、両肩に掛かるチームの期待はあまりに重そうだ。

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ピットストップ・チャンピオンはレッドブル&メルセデスGP

英『オートスポーツ』によれば、今季ここまでの17戦の集計でピットストップ時間の最も短かったのはレッドブル・レーシングとメルセデスGPの2チームだったということだ。
全チームの順位は下記の通り。
ただチームによってピットガレージの位置が異なり、下位チームはこれが不利に働いていることも付記されている。

Rank Team Gap
1 レッドブル・レーシング Best
1 メルセデスGP Best
3 ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス +0.3
4 フォース・インディアF1チーム +0.4
5 スクーデリア・フェラーリ・マルボロ +0.5
6 ロータス・ルノーGP +0.9
7 ウィリアムズF1 +1.1
8 ザウバー +1.3
8 チーム・ロータス +1.3
8 スクーデリア・トロ・ロッソ +1.3
11 ヴァージン・レーシング +1.6
12 HRT +3.2

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チーム・ロータス、『名称権』をルノー側に譲渡

Team Lotus logo (C)Team Lotus

今季チーム・ロータスを率いたトニー・フェルナンデス代表は、前所有者であるデビッド・ハント氏から入手した『チーム・ロータス』の名称権をロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)側に譲渡することで問題が和解したことを明らかにした。

FIA(国際自動車連盟)のF1委員会はすでにロータス・ルノーGPが来季ロータス・チームへ、またチーム・ロータスはケータハムに名称変更の申請があったことを明かしているが、今回の和解はこれを裏付けた形になる。

フェルナンデス代表は「われわれは歴史あるチーム・ロータスの名前をF1に復活させた誇りを大いに自負している。
ロータスという名称から離れるのは辛いが、グリーンとイエローのカラーリングは今後も残ることだろう」と語った。

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2011/11/09

モンテツェモロ(フェラーリ)社長、「F1撤退は誤解」

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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チームの公式サイトで「F1がフェラーリを必要とするなら変革しなければならない」と主張、すわF1撤退か、と報じられたフェラーリ・チームの総帥ルカ・モンテツェモロ社長だが、こうした報道についてあらためて釈明した。

「F1に変革を求めているのは事実だが、そうでなければ撤退だと脅している訳ではないよ。
私が発言したのはフェラーリの利益を求めているのではなく、F1全体の発展を考えてのこと。
ただ、われわれはスポンサーとしてF1にいるのではなく、コンストラクターとしてF1に参画していることを忘れてはならない」

また、ウィリアムズから復帰かと話題になっているキミ・ライコネンについて、「彼は常にモータースポーツに対して高いモチベーションを持ち続けている男。
F1に復帰するのであれば、もちろん大歓迎するよ」と、語った。

ただライコネンはアロンソを迎え入れるためにフェラーリから放出されたと伝えられている。

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S.ニールセン氏、T-ロータスのスポーティング・ディレクターに

Steve Nielsen (C)Renault F1 UK
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チーム・ロータスは、ディーター・ガス/スポーティング・ディレクターの後任として前ロータス・ルノーGPでスポーティング・マネージャーを務めていたスティーブ・ニールセン氏を起用することを明らかにした。

旧アロウズでF1キャリアをスタートさせたニールセン氏は、その後ベネトンやティレル、さらにルノー・チームでレースエンジニアとして経験を積み、その後現在のポジションまで昇格した。
今回の異動についてはトニー・フェルナンデス代表自らが獲得に当たったと伝えられている。

正式な異動の日付は12月12日になるということで、本格的な活動は来年からということになるようだ。

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ルノー・スポールF1新代表にJ-M.ジャリニエール氏

Renault Factory (C)Renault F1 UK
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今季のチャンピオン・エンジンに輝いたルノー・エンジンの供給元であるルノー・スポールF1は、ベルナール・レイ代表の後任としてジャン・ミシェル・ジャリニエール氏が就任することを明らかにした。

ジャリニエール氏は1985年からルノーで活躍してきたということだが、今回の人事異動によりルノー・日産グループの総帥であるカルロス・ゴーン会長兼/CEO(最高経営責任者)の影響力が高まるものと受け止められている。

ルノー・エンジンは今季王者のレッドブル・レーシングだけでなく、ロータス・ルノーGP、チーム・ロータス、さらに来季はウィリアムズ・チームにも再び供給することが決まっている。

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2011/11/08

2011年 アブダビGP :ピレリとP Zeroコンパウンド、全ての原点へ戻る

(C)Pirelli Motorsport
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2011年11月7日、ミラノ

グランプリ概要:

アブダビのヤス・マリーナ・サーキットは、ピレリにとって非常に大きな意味のある場所です。昨年のシーズン終了直後、各チームがP Zeroコンパウンドを初めてテストした場所なのです。
その時の2日間のテストや、その他のピレリによるテストセッションも含めると、これまでに幅広い種類のP Zeroタイヤをテストしており、この全長5.554kmのサーキットがピレリにとって最もF1経験の多い場所だと言えるのです。
ピレリは、今週のアブダビGPに、P Zeroホワイト・ミディアム・タイヤとP Zeroイエロー・ソフト・タイヤを持ち込みます。この選択は、21のコーナーと2本の長いストレートで構成されるこのサーキットに非常に良く適しているはずです。

アブダビGPは他とは異なり、夕暮れの中でスタートし、夜間にフィニッシュを迎えます。したがって、路面温度は下降し、その後は安定するため、タイヤの寿命は延びます。レース週末を通して、周囲の砂漠から飛んで路面に積もっていた砂が清掃されることもあり、ある程度の路面の良質化も進みます。ただし、砂は夜間に再び路面に舞い落ちるため、路面は毎日汚れた状態からの再スタートとなります。
長いストレートは、タイヤのショルダー内部に大きな負荷を生じさせます。ラップ序盤のターン2、3、4と流れるように続くコーナーの連続も、タイヤ性能を試す良い試練となります。

通常、各チームには、レース週末に11セットのスリックタイヤ(ミディアム6セット、ソフト5セット)、4セットのインターミディエイト・タイヤと3セットのウエット・タイヤが供給されます。今回は、金曜フリー走行時に、試験用のソフト・コンパウンドが2セット追加提供されます。
レース後には、11月15日~17日まで、3日間の若手ドライバーのテストが行なわれます。各チームは、4種類のスリックタイヤを、各チーム年間100セットというテスト用タイヤの枠組みの中で自由に選ぶことができます。それに加えて、ピレリは2012年に向けたプロトタイプのタイヤをいくつかテストする予定です。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ティモ・グロック、ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)参戦へ

Race of Champions Image (C)Citroen Sport
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モータースポーツにおける異種格闘競技と称せられる『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』は今年も12月に行われる予定だが、今回新たにティモ・グロック(ヴァージン)が参戦に名乗りを上げている。

しかし強豪ドイツはすでにベッテル(レッドブル)やシューマッハ(メルセデスGP)らが常連になっていて、同じドイツ人ドライバーであるグロックはツーリングカー・ドライバーであるティモ・シャイダーと共に第2ドイツ・チームを結成するとの見方が有力のようだ。

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ピレリ、アブダビGPには2012年仕様タイヤを投入

Tyre Work (C)Force India F1
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今シーズンもすでに残り2戦となったF1、ピレリタイヤは今週末のアブダビGPフリー走行とその後に行われる予定の若手対象の合同テストに、2012年仕様の新しいタイヤを投入する構えであることを明らかにした。

そう語るのは同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターで、「もちろんわれわれはすでに来季に向けた開発を行っていて、今回のプログラムはそれを見据えたもの。
なにしろシーズン中の開発テストはごく限られているので、今回は貴重なチャンスと捉えている」と意欲をみせた。

各ドライバーにはオブションタイヤ5セット、プライムタイヤ6セットが与えられているが、金曜日のフリー走行にはさらに開発タイヤ2セットが支給されることになっている。

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アレックス・ザナルディ氏、NYマラソンで部門優勝果たす

Alex Zanardi (C)BMW Motorsports
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元ウィリアムズ等のF1ドライバーで、現役引退後はハンド・バイシクル競技に熱心に参加しているアレックス・ザナルディ氏(45歳:イタリア)が、このほど行われたニューヨーク・マラソンでも同部門で優勝を果たした。

ザナルディ氏はF1引退後に参戦したCARTレースで大アクシデントに遭い、両足を失うという負傷を負ったが、その後もBMWの協力もありWTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦するなど活躍を続けた。

なお2010年にはローマ・マラソンで優勝。
今後は2012年のロンドン五輪パラリンピックのイタリア代表を目指すとしている。

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2011/11/07

モンテツェモロ社長、「マッサはフェラーリに必要なドライバー」

F.Massa & L.Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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インドGPでの度重なる失態もあり、ゴシップ好きなイタリア・メデイアからの格好な攻撃対象にされているフェリッペ・マッサだが、これについてフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長は次のように擁護した。

「マッサについて様々な憶測がメディアからされているのは承知している。
しかし私がここではっきり言っておこう。
彼は2012年のフェラーリ・チームにとって決してなくてはならない存在であることを。
インドの地では彼にいろいろあったことは認めるよ。
しかしそんなものはアブダビに行けばもう過去のことになる。
われわれはマッサと共に働くのだ。
そう、アロンソをチャンピオンシップで2位に押し上げるためにも」

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ハミルトン(マクラーレン)、アブダビGPに自信みせる

Lewis Hamilton Image (C)McLaren Group
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予選ではスピードをみせながらも、このところ決勝レースでそれが反映されていない感のあるマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンだが、今週のアブダビGPに向けては強い自信をみなぎらせている。

「今週のアブダビGPには自信があるんだ。
なぜなら、このサーキットは僕たちのマシンにとても合っていると思うからね。
『MP4-26』の強みはDRS(可変リヤウィング)と「KERS」(運動エネルギー回収システム)。
その二つがどちらも最大限活かされるのがこのコースなんだよ。
もちろん今年のタイトルはもう決まってしまったけれど、残りの二つのレースで勝利すれば、僕の今年の勝利数(2)は倍になるんだもの、頑張るよ」

ただこれまで過去2回行われたアブダビGPではいずれもベッテル(レッドブル)が勝利をつかんでいる。

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ロバート・ウィケンズ、アブダビGPフリーに登場へ

Robert Wickens (C)RedBull Racing
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今シーズン、ヴァージン・レーシングのリザーブ&テストドライバーにノミネートされているロバート・ウィケンズ(22歳:カナダ)が、今週のアブダビGPのフリー走行に起用されることがわかった。
レッドブルのジュニア・ドライバー時代、メキシコに用意された市街地特設コースでF1の経験があるが、サーキットでの本格走行は初ということになる。

ウィケンズはカナダ・オンタリオ生まれのドライバーで、2005年フォーミュラ・BMW北米シリーズで本格参戦(ランキング3位)。
今季はフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでみごとシリーズ・チャンピオンに輝いた。

なおウィケンズが乗るマシンはダンブロジオのものになる。

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2011/11/06

マーク・ウェバー(レッドブル)、ペナルティの過多を憂慮

Mark Webber (C)Redbull Racing
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元GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)理事で、かねてF1レースの安全確保に一家言を持つレッドブルのマーク・ウェバーが、今シーズン多発するドライバーへのペナルティに対し自身が持つ英『BBC』のコラムで持論を展開した。

「近頃感じるのは、ドライバーに対するペナルティがあまりにも安易に多発されているのではないか、ということ。
例えばインドGPでのマッサ(フェラーリ)とハミルトン(マクラーレン)の接触でも、あの程度は通常起こるべきもので、それでもどちらが悪いのかとなれば、おそらく議論は丸一日費やしても終息しないだろう。
そうした意味では今のF1はむしろロードカーのカルチャーに近づいていると感じるんだ。
僕に判断させるのであれば、あのアクシデントはフィフティ-フィフティだったということだよ」

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レッドブル・レーシング代表、長期のF1参戦を確約

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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2年連続でF1タイトルを独占したレッドブル・レーシングだが、そのことで逆にレッドブル・グループの関心が薄れるのでは、との心配もささやかれている。
しかしレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表はこれについて次のように明確に否定した。

「レッドブルがF1から離れるということは考えられないことだ。
ディートリッヒ(マテシス:レッドブル・グループ/オーナー)は単なるスポンサーとしての関わりでなく、F1というスポーツを愛しているのだからね。
われわれはもう15年の長きに渡ってF1チームを運営してきたし、それなりの成功も収めている。
しかしまだコンストラクターズ・チャンピオンとしては5位だし、これからもやることは山ほどあるよ」

レッドブルより上位はフェラーリ(16回)、ウィリアムズ(9回)、マクラーレン(8回)、そしてロータス(7回)の4チームということになる。

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『ローラ』、再びF1参戦に名乗り

鈴木 亜久里/Lola (C)Ex.Super Aguri F1
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現在F1のグリッドは既存12チームで安定しているが、かつての名門コンストラクターである『ローラ』が再び参戦に強い意思をみせていることが米『オートウィーク』誌の報道でわかった。

前回の新規参戦チーム募集の際に選から漏れたローラはその後モータースポーツ以外の分野でも拡大成長を収め、企業としての力は以前にも増しているという。
同社の目論見はF1レギュレーションが大きく変わる2014年からの参戦ということだが、早い時期に搭載するエンジン・パートナーを確定させたいと意欲を示している。

ローラの最初のF1参戦は1962年のことで、ジョン・サーティーズのドライブによりいきなりポールポジションを獲得する衝撃のデビューを果たしている。
なお1990年代には日本の鈴木亜久里氏も搭乗、最後のF1参戦は1997年のオーストラリアGPだった。

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2011/11/05

ロバート・クビサ再手術、年内テストに障害か

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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来シーズンのF1復帰に向け、年内テストが期待されていたロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のロバート・クビサ(26歳:ポーランド)だが、どうやらこれは難しい状況になってきたようだ。
これはイタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたもので、それによればクビサがさらに右手首の手術を受けることになったというもの。

これまですでに5回の手術を受けているクビサは、周辺が主張する順調な回復という報告にもかかわらず、チーム側はこれに疑問を呈していた。
今回また手術ということになれば、さらに復帰が遠のくのは明白で、現実問題来シーズン初頭からのF1復帰は絶望的ということになりそうだ。

同チームではすでに来季のドライバーとしてペトロフの残留とGP2チャンピオンに輝いたリザーブ&テストドライバーであるロマン・グロージャン(25歳:フランス)の昇格が有力視されている。

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ライコネン、ウィリアムズ・チーム入りに難色?

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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すでにアブダビGP時にも正式発表されるのではないか、と報道が先行するキミ・ライコネン(31歳:フィンランド)のF1復帰問題だが、ここに来てその行方に暗雲が伝えられている。

ライコネンの地元フィンランド・メディアらが報じるところでは、ライコネンはウィリアムズ・チームの現在の戦闘力では復帰に納得していないということで、まだ正式合意には至っていないという。
それでも復帰報道が先行したのは、ウィリアムズ・チームがカタールからの大型スポンサー契約獲得のために意図的にライコネン加入を既成事実としてリークしたから、というものだ。

果たして真実はどうなのか、来週のアブダビGPが注目される。

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F1チーム、来季に向け『名称変更』申請ラッシュ

Team Lotus logo (C)Team Lotus
現在12チームが参戦するF1だが、来シーズンは実にこのうちの3チームが名称変更となるようだ。

これはこのほど開かれたFIA(国際自動車連盟)のF1委員会で承認を受けたとされるもので、ロータス・ルノーGPがロータス・チーム(?)へ。
またヴァージン・レーシングはマルシャ・レーシング(?)へ。
そしてチーム・ロータスはケータハム(?)へと変更される見通しとみられる。
それぞれ資金難から経営母体が変更になったことが理由になっている。

なおこれらの名称変更が正式に認められるのは12月に行われるWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を受けてからということになる。

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2011/11/04

キミ・ライコネンのF1復帰、アブダビGP時にも発表か?

Williams & Mowasalat (C)Williams F1

先にウィリアムズ・チームのファクトリーをキミ・ライコネンが訪問したことから根強くささやかれている同選手のF1復帰だが、イタリアの専門誌『アウトスプリント』は早ければ次戦アブダビGPの会場でこれが正式発表されるとの見通しを伝えた。

それによれば課題となっていた復帰のための資金は、カタール企業から調達されることで解決したとしている。
ライコネンのF1復帰が実現すれば、2009年のアブダビGP以来ということになる。

なおウィリアムズ・チームでは時を同じくしてカタールの公共交通公社『モワサラト』とのスポンサー契約を発表している。

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マクラーレン・チーム代表、バトンとの契約年数漏らす

Jenson Button (C)McLaren Group
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これまでドライバーの側からも、またチームの側からも明確にされていなかったジェンソン・バトンの契約年数だが、これが2014年までの3年間であることが露呈した。

これは、ドイツ・メディアからの取材に答えたマクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が「うっかり」漏らしたとされるもの。
その席で同代表は、「バトンとのこれからのエキサイティングな3年間、現在の好調が続くといいね」と、契約年数について言及したということだ。

バトンについてはこれまでフェラーリ・チームとの密約説も一部に伝えられていたが、今回の件が事実ならこれは否定されたことになる。

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HRT、ウィリアムズ・チームからの技術供与延長

Williams FW33 (C)Williams F1
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HRT(前ヒスパニア・レーシング)は、ウィリアムズ・チームから受けている技術供与契約について、2012年シーズン末まで延長することで合意したことを明らかにした。

同チームは共に同じコスワース・エンジンを搭載していることもあり、今年ウィリアムズ・チーム製のギヤボックスと「KERS」(運動エネルギー回収システム)の技術供与を受けているが、昨年より大幅に信頼性が向上、戦闘力アップにつながったとされる。
ただ、本家ウィリアムズ・チームのほうは来季ルノー・エンジンにスイッチすることがすでに決まっている。

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2011/11/03

レッドブル・レーシング、来月本拠地で凱旋デモラン敢行へ

Heppenheim Demo (C)Redbull Racing
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2年連続で両タイトル獲得を決めたレッドブル・レーシングでは、シーズン終了後の12月、イギリスのミルトンキーンズで感謝の凱旋デモンストレーションランを行う予定を明らかにした。

ミルトンキーンズはレッドブル・レーシング設立時からチームのファクトリーを置く本拠地。
10日(土)の当日には目抜き通りのミッドサマー通りを舞台にベッテル&ウェバー二人揃ってF1マシンを走らせる予定という。

一部に不仲説も伝えられる二人が揃ってデモランを行うのは、2009年のコンビ結成以来、実はこれが初めてということになる。

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サム・マイケル氏、アブダビGPからにも新生登場か

Sam Michael (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームのテクニカル・ディレクターとして不振の責任を取って辞任に追い込まれたサム・マイケル氏だが、どうやら次戦アブダビGPにも移籍先のマクラーレン・チームのスタッフとして登場することになるようだ。

F1ではこうしたチーム間移籍の場合、ガーデニング休暇と称してシーズン末までなど一定期間の「休養」を余儀なくされるのが通例だが、マイケル氏の場合、ウィリアムズ・チームの側が前向きな計らいをみせたとみられる。

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予選Q3タイヤ問題、FIAとピレリで異なる見解

Pirell F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今年のF1では、決勝レース用にタイヤを温存するため予選Q3で走らない選択をするチームが増えているが、これについてFIA(国際自動車連盟)とピレリタイヤでは見解が異なるようだ。

ピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターはこれについて、「予選でどういう行動に出るかはチームの戦略次第。
これについてわれわれかが口を挟むべきでないし、そうするつもりもない。
ただ現実には決勝レースも含めてその戦略的要素は面白いものになっているのではないか」と、好意的。

一方FIAの側は、走らないという選択について好ましくは受け止めていないようで、3日に行われる予定のF1委員会でこれについて検討する方針のようだ。
伝えられるところでは、予選Q3に進出したマシンにはさらなるタイヤセットを供給することで走ることを促すことが提案されるようだ。

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2011/11/02

インドGPスチュワードとマッサ(フェラーリ)、全面対決

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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インドGP決勝レースで起きたハミルトン(マクラーレン)とのアクシデントにより、自分だけがペナルティー(ドライブスルー)を受けたフェラーリのマッサは、これについて怒り心頭、レース後はレーススチュワード(競技審査委員)の部屋に乗り込んで抗議を爆発させたという。

しかしこれに対して今回のドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)であるジョニー・ハーバート氏は自身が持つコラムで次のように説明している。

「ハミルトンとマッサの事故についての判断は簡単なものだった。
当時のデータとカメラの記録、そして目撃したオフィシャルらの証言から、あのアクシデントは避けられたものだったということなんだ。
コーナー進入時、マッサはいったん右に大きくポジションを変えた。
オーバーテイクを窺っていたハミルトンはそのことによりドアが開けられたと思い進入したんだ。
そしてそれをマッサが理解していたことは彼がサイドミラーを確認したことで明らかだね。
にも関わらずマッサがハミルトンの前にマシンをかぶせたことが事故の原因になった。
(過去の経緯から)マッサが自分だけのペナルティにショックを受けたことは理解できるが、しかしわれわれは正しい判断を下したと確信しているよ」

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フェラーリ、マッサに代えてニコ・ロズベルグ起用?

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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インドGP前に、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がフェラーリ・チームの本拠マラネロを極秘訪問したことと伝えられ、ドイツ国内で大きな話題になっている。

それによれば、来シーズン跳ね馬チームはフェリッペ・マッサに代えてロズベルグを電撃起用するのではないか、というもの。

マッサにはフェラーリと、またロズベルグにはメルセデスGPと来季の契約がすでに確定しているとされるが、何が起きてもおかしくないのがこの世界。
そうしたことを考えると、インドGPでの度重なるマッサの『失態』は本人にとって実にタイミングが悪かったと言えそうだ。

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マルドナド(ウィリアムズ)、エンジン交換で次戦ペナルティ

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームのパストール・マルドナド(26歳:ベネズエラ)が、次戦アブダビGPで予選グリッド10番降格のペナルティを受けることがわかった。

今季のF1レギュレーションでは一人のドライバーについて年間8基までのエンジン使用が許されているが、マルドナドは今回のインドGPで8基目のコスワース・エンジンを損傷させ、次のレースでは9基目のエンジンを使用することになるため。

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2011/11/01

インドGP初代王者ベッテル、「インドの人の生き方に感銘」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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みごとなポールTOウィンでインドGP初代王者として歴史に名前を残したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、その感激を次のように表した。

「このインドという所は、ヨーロッパとはもちろん全然違うし、これまでに僕が経験したことのないお国柄なんだね。
こには実にたくさんの人が住んでいるけれど、みんなそれぞれに人生をエンジョイしている感じ。
これってとても大事なことなんじゃないかな。
人生の終わりに必要なことは、銀行口座の残高なんかじゃなく、友情や思いといったものなんだよ。
そうしたことをここでは教えてくれるような気がするね」

また次のようにも付け加えた。
「インドGPの初代チャンピオンになれたことはとてもうれしく思っているけれど、このところの短い間にモータースポーツでは二人の貴重な命を失ったことを考えると複雑な気分。
僕等もそうした舞台にいるんだからね。
辛い状況にあるご家族の方には心からお悔やみを伝えたい」

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お尻に火がついた?ザウバー・チーム

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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今回のインドGPでザウバー・チームはセルジオ・ペレスが10位入賞を果たし、かろうじて貴重な1ポイントを獲得したものの、コンストラクターズ・ランキングではついにライバルであるトロ・ロッソに同じ41ポイントと並ばれた。

これについて同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEO(40歳:インド)は、「今日は残念ながらわずか1ポイントの獲得に留まりましたが、2台のスタート位置を考えれば健闘したと考えています。
ペレスのペースは私たちがライバルと同等に戦えることを示唆していて、あと残り2戦でも全力で戦います」と、語っている。

とはいえ先頃までランキング6位を死守と宣言していた同チーム、すでにフォース・インディア(51ポイント)には先に行かれ、このままでは8位に転落するのも目前だ。

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マッサの口撃にハミルトン、「僕に非はないだろう」

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今シーズン、実に6度目となるマッサ(フェラーリ)との接触事故に、マクラーレンのルイス・ハミルトンは次のような見解を述べた。

「今回のアクシデントは僕にはどうしようもないことだったよ。
あの状況では僕には避ける手段はなかったんだ。
まさにレーシング・インシデント(出来事)としか言いようがないね」

(またマッサが不満を明らかにしていることについて)
「今日のレース前にみんなで黙祷をしたんだけど、その直前に彼と並んだので『今日は互いにいいレースをしよう』って、言ったんだけどね。
残念な結果になって悔しいよ」

このアクシデントでハミルトンにペナルティはなかったものの、予定外のピットインを強いられて後退を余儀なくされた。

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