デ・ラ・ロサ、現行のF1テスト規則を非難
Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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先週のアブダビ合同テストは多くの若手ドライバーにF1テストのチャンスを与えて行われたが、その一方で経験ある各チームのテストドライバーにはまったく出番がなく終えた。
これについてマクラーレン・チームのテストドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサ(40歳:スペイン)が、現行のF1テスト規則を非難するコメントを『フォーミュラ・サンタンデル』のコラムで明らかにした。
「僕等がテストドライバーに就いた頃、シーズン中のテストは無制限行われていて、それによりモータースポーツの最高峰であるF1にふさわしいマシンを開発し続けることができたんだ。
しかしコスト削減を理由に、今やシーズン中のテストは禁止されてしまった。
僕らリザーブ&テストドライバーは各チームに帯同して世界を転戦するけれど、シミュレーターでしか準備することはできないんだよ。
今回の合同テストだってわずかに3日間、それも経験のない若手ドライバーに限定なんて、これじゃほんとうのテストなんて言えないだろう。
そもそも若手ドライバーという意味がわからない。
例えばアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)はまだ22歳なのに、彼は自分のマシンをテストすることが許されないんだからね。
F1の健全な発展のため、この規則の改定は必須だと思うな」
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