マクラーレン、PZeroブルー・インターミディエイトで最速タイムを記録
(C)Pirelli Motorsport
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2011年10月14日、木浦
韓国のヨンアムサーキットは、ウエットコンディションとなりました。マクラーレンのルイス・ハミルトンが、本日2回目のフリー走行において、PZeroブルー・インターミディエイトを使用し、1分50秒828の最速タイムを記録しました。わずか0.1秒差の2位は、チームメイトのジェンソン・バトンです。
セッションの終盤において、スリックタイヤでの走行を試みたドライバーもいましたが、路面の水が多すぎて、とてもタイムアタックを行なう状態ではありませんでした。ヨンアムサーキットは、2010年の韓国GP以来一度も使用されていません。そのため、路面にはラバーも乗っておらず、極めて“グリーン”で滑りやすいコンディションとなっています。気温は19℃で、ドライバーたちは、タイヤに熱を入れるのに苦労しました。
雨のスタートとなった金曜日、最新のレギュレーションにしたがって、各チームに1セットのインターミディエイト・タイヤが追加供給されました。すなわち、各ドライバーは、5セットのインターミディエイトと3セットのウエット・タイヤを保有したことになります。午前中のセッションでは、全ドライバーがPZeroオレンジ・ウエット・タイヤを使用しました。メルセデスGPのミハエル・シューマッハは、サーキットの一部が乾き始めたセッション終了直前、2分02秒784の最速タイムを記録しました。
ピレリジャパン・プレスリリース
午後のセッションは、小雨の中で始まりましたが、約30分後に雨は弱まりました。ウエットで走り続けたザウバーの小林可夢偉以外は、PZeroブルー・インターミディエイトでセッションを開始しました。その後、今週末の供給タイヤである、PZeroイエロー・ソフト・タイヤやPZeroレッド・スーパーソフト・タイヤを試したドライバーもいました。
午前中にドライコンディションでの走行ができなかったため、各チームの午後における最優先課題は、タイヤ交換に最適なタイミングであるクロスオーバーポイントを把握するために、様々な燃料搭載量によるドライ路面でのタイヤ性能を確認することでした。しかし、雨が降り続き、この作業ができないと分かった時点で、各チームは、インターミディエイト・タイヤとウエット・タイヤの性能比較に専念しました。土曜日と日曜日は、ドライコンディションが予想されているため、明日の1時間の最終フリー走行は、非常に重要なものとなるでしょう。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「今日、各チームには1セットの追加インターミディエイト・タイヤが供給されました。インターミディエイトとウエット・タイヤは、ともに良いパフォーマンスを発揮しました:このようなコンディションであれば、20周以上走行することができる低い摩耗率でした。午後のセッションでは、スリックタイヤでの走行を試みたドライバーもいましたが、路面がウエットすぎて有益な情報は得られないことが明らかになりました。特に、路面は、雨が降り出す前から滑りやすい状態でした。また、このサーキットの路面は、乾くのに時間がかかることも分かりました。これは、アスファルトの特性と高低差が少ないことによるものです。天気予報によると、明日はドライになりそうなため、今日ドライで走行できなかったことは、間違いなくハンディキャップになるでしょう。しかし、これは全員にとって同じ条件であり、こうしたチャレンジもレースの一部です。明日、この厳しいサーキットで、私たちのスリックタイヤの性能を、より学ぶことができることを期待しています」
今日の豆知識:
韓国は、F1カレンダーの中で5箇所しかない、反時計回りのサーキットのひとつです。その他はトルコ、シンガポール、アブダビ、ブラジルです。 コースレイアウトは、2010年の開催時から変わっていませんが、ターン16と18の間のウォールは、コーナリング中の視界向上のため後退させられています。
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