ピレリ、インドGP、アブダビGP、ブラジルGPのタイヤ選択を発表
(C)Pirelli Motorsport
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2011年10月7日、ミラノ
ピレリは、単独タイヤサプライヤーとして、今シーズンの最終3戦に供給するタイヤ選択を発表しました。
今月末に開催されるインドGPでは、PZeroイエロー・ソフト・タイヤとPZeroシルバー・ハード・タイヤが供給されます。今シーズンの残り2戦、アブダビGPとブラジルGPには、PZeroホワイト・ミディアム・タイヤとPZeroイエロー・ソフト・タイヤが供給されます。
今年初開催となる、インドのデリー近郊に新設されたブッダ・サーキット用として、あらゆる事態と戦略に備えるために、ハードとソフトの両タイヤが選択されました。第一印象では、このサーキットの路面は非常に粗く、路面温度も高くなることが予想されています。ピレリのPZero F1タイヤの中で、もっとも硬いハード・タイヤは、このような厳しいコンディションに耐えられるよう設計されています。一方、PZeroイエロー・ソフト・タイヤは最大限のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
これまでの例とは異なり、インドGPでは、ソフト・タイヤがプライム、ハード・タイヤがオプションとして供給されます。したがって、各チームは、金曜のフリー走行において、ソフト・タイヤを1セット多く使用することができます。
アブダビに関しては、ピレリは、すでに大量のデータを保有しています。開催地ヤス・マリーナ・サーキットにおいて、昨年、F1チームが初めてPZeroタイヤをテストしており、シーズン開幕前のプライベートテストも行われているためです。ミディアムとソフトの組み合わせは、日本GPも含め、すでに5回も使用されており、幅広い特性を持つアブダビのサーキットに上手く対応できるでしょう。
11月、最終戦となるブラジルGPのインテルラゴス・サーキットは、幅広いレンジの速度域とコーナーで構成されています。したがって、ここにおいても、ミディアムとソフトの組み合わせが理想的と言えるでしょう。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「インドは、どのチームにとっても、我々自身にとっても、大きな未知の世界です。したがって、私たちは、どのような状況にも対応できるように、最も耐久性の高いハード・タイヤを選びました。一方、アブダビは、我々にとって非常に親しみのある場所です。私たちは、ミディアムとソフトの両タイヤが、アブダビのサーキットに適合すると認識しています。インテルラゴスにおいて、私たちは、最高のかたちでシーズンの閉幕を迎えることを目指しています。ミディアムとソフトの組み合わせは、これまでに何度も接戦、数々のオーバーテイク、興味深いピットストップ戦略の可能性を演出しています」
これまでのタイヤ選択:
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