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2011/10/30

ベッテル、初のインドGPでポールポジション獲得

(C)Pirelli Motorsport
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2011年10月29日、デリー

今シーズンの世界王者となったセバスチャン・ベッテルが、P Zeroイエロー・ソフト・タイヤを使用して、またしてもポールポジションを獲得しました。彼にとって、今シーズン13回目のポール獲得であり、ピレリのソフト・タイヤでの獲得は9回目となります。ベッテルのタイムは1分24秒178で、金曜日に行われた1回目のフリー走行における彼自身のタイムを3秒以上縮めたことになります。

昨日と本日午前のフリー走行後であるにもかかわらず、新設のブッダ・インターナショナル・サーキットのダスティで“グリーン”なコンディションは、依然として路面を滑りやすいものにしていました。P Zeroシルバー・ハード・タイヤとP Zeroイエロー・ソフト・タイヤは、ラップあたり2秒ほどの顕著な性能差があることが、改めて実証されました。

このため、全てのチームがQ2からソフト・タイヤを使用しました。ほとんどのチームは、既にQ1の途中からソフト・タイヤに切り替えていました。レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバー、フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサ、それにマクラーレンのルイス・ハミルトンだけが、ハード・タイヤを使用してQ2へ進出することができたのです。

母国レースとなるフォース・インディアを含む数名のドライバーたちは、決勝用にソフト・タイヤを温存するため、Q2を1回のアタックのみで終えました。Q2におけるトップ10への生き残り争いは熾烈を極め、10位のアルグエルスアリと11位のペトロフは、全くの同タイムを記録し、アルグエルスアリが先にタイムを記録したため、彼が10位となりました。

4台のマシン(アロンソ、ハミルトン、マッサ、ウェバー)がQ3の開始直後にコースインし、ベッテル、マクラーレンのジェンソン・バトン、メルセデスGPのニコ・ロズベルグがその後に続きました。フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、ピットを出たものの、タイム計測を行いませんでした。トロ・ロッソの2台、セバスチャン・ブエミとアルグエルスアリも同様にタイム計測を行いませんでした。結果、カーナンバー順に、8位スーティル、9位ブエミ、10位アルグエルスアリとなりました。

P Zeroイエロー・ソフト・タイヤを装着したベッテルのペースは安定しており、今朝の最終フリー走行においても変わりなく安定していました。ベッテルは、最終ラップで1分24秒824を記録しました。これは、彼のライバルたちよりも0.4秒速いタイムでした。決勝では、ほとんどのドライバーが、2回もしくは3回のピットストップを行うものと予想されますが、独自色を出したいチームにとっては、1ストップ戦略も考えられます。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「予選を通じて、ハード・コンパウンドとソフト・コンパウンドのラップあたりの性能差が約2秒であるという事実が確認されました。しかしながら、Q1においては、ハード・タイヤを装着したベッテルが、ソフト・タイヤを装着した誰よりも速かったのです。コンパウンド間の性能差のため、各チームは、Q3ではソフト・タイヤのみを使用しました。ソフト・タイヤは素晴らしい耐久性と性能を見せてくれました。明日の決勝では、20~25周の走行が可能であると期待しています。ハード・タイヤではそれ以上の走行が可能となるでしょう。私たちがこれまでに得た情報は、来シーズンのタイヤ選択を行う際に非常に役立つものです。シーズンが終了に向かう中、来シーズンのタイヤ選択は、私たちの最優先課題のひとつとなっています」

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