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2011/09/11

ベッテル、ピレリのホーム・レースでまたしてもポール獲得

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月10日、モンツァ

F1で初めてのポール・トゥ・ウインを手にし、史上最年少優勝者となったサーキットで、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがマクラーレンのルイス・ハミルトンを抑えて今季10回目のポールを獲得しました。レッドブルにとっては今季13回目のポールポジションで、ベッテルはPZeroイエロー・ソフト・タイヤで1分22秒275の最速タイムを記録しました。

午前中の最終フリー走行で、ベッテルは他車よりも0.4秒近く速いタイムを記録し、レッドブルのマシンとソフト・タイヤのポテンシャルを見せつけました。明日のレースが今日の予選を決定づけた29度というような暑いコンディションとなっても、ソフト・タイヤは20周ほど走行可能と予想されています。

ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)以外の全ドライバーが、路面にラバーが乗り路面温度も上がっていく中で、PZeroホワイト・ミディアム・タイヤよりも1周1秒弱速いソフト・タイヤで自己最速タイムを記録しました。PZeroタイヤの守備範囲の広さを考えれば幅広いレース戦略が可能ではあるものの、明日のレースでは多くのドライバーが2回ストップ作戦を採るものと予想されています。Q2の終了直前には、ロータス・ルノーのブルーノ・セナがQ3進出の最後の1枠を1000分の6秒差で手に入れました。しかし11位となったフォースインディアのポール・ディ・レスタは、どちらでも好きな方のタイヤで明日のレースに臨むことができます(予選トップ10のドライバーは、予選で使用したタイヤでスタートしなければなりません)。セナはQ3でタイムを記録しなかったため、彼もスタートタイヤを自由に選ぶことができます。

予選最後のQ3は、地元サーキットでの予選に最初にコースインした2台のフェラーリを先頭に始まりました。彼らもPZeroイエロー・ソフト・タイヤを使用しました。どのドライバーも前走車のスリップストリームを使ってアドバンテージを得ようとしました。ベッテルはセッション終了直前に自身が記録していた最速タイムをさらに0.3秒更新。Q2で使用した中古のソフト・タイヤを履いたルイス・ハミルトンに0.5秒の差をつけました。実際には、その前にミディアム・タイヤで記録したタイムでトップ10に残りQ3に進むことも可能でした。セナはQ3では全く走行せず、10位グリッドから明日のレースに臨みます。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「今日はこれまでになく暑いコンディションになりました。もちろん、タイヤにとっては厳しくなります。しかしながら摩耗スピードはほとんど変わらず堅調で、パフォーマンス的にはソフト・タイヤとミディアム・タイヤの差は0.8秒ほどでした。これによってレース戦略には様々な可能性が考えられますし、すでにメルセデスGPのロズベルグやロータス・ルノーのセナは予選から他とは全く違う戦略を採ってきました。こうしたアプローチが明日のレースにどう影響するかが非常に興味深いところです。我々の歴史にとっても、非常に誇らしい瞬間になるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

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