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2011年9月

2011/09/30

ウィリアムズ、ライコネン起用の検討は本気

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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先にキミ・ライコネンがファクトリーを訪問したことが伝えられたウィリアムズ・チームだが、その目的は同チームでのF1復帰ではなく「ウィリアムズが開発をサポートしたジャガーのスーパーカー『C-X75』の視察」というものがもっぱらだった。
しかしその後、チームでは真剣にライコネンの復帰を検討しているのではないか、との見方が浮上して注目されている。

プライベートである同チームでは、来季念願のルノー・エンジン獲得が決まったものの、依然として資金的には苦しい状況。
同チームのアダム・パール代表が、もし元F1チャンピオンであるライコネンのようなビッグネームを起用すればスポンサー獲得に役立つと考えているのではないか、というのが周囲の勝手な観測だ。

いまのところ資金豊富なパストール・マルドナドの残留は確定的とみられている。

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レッドブル・オーナー、2チーム体制維持を示唆

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシング、そしてスクーデリア・トロ・ロッソと実質的に2チームを擁するレッドブル・グループの総帥ディートリッヒ・マテシス/オーナーは、今後もこの体制を維持していく意向であることを示唆した。

モーターレーシング界においても多くの分野で君臨するレッドブルは、他にもラリーやツーリングカー、そしてアメリカで人気のNASCARシリーズ等でも活躍するが、突出してコストの掛かるF1についてはトロ・ロッソのほうを売却するのではないか、との噂が流れていた。
しかし今回のオーナーの発言で、少なくとも近い将来にトロ・ロッソが身売りされる可能性は低くなったようだ。
ワークスチームでないにも関わらず、レッドブル・レーシングはすでに今季のチャンピオン獲得を目前にしている。

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クビサの担当医師、年内のF1ドライブを保証も

Robert Kubica (C)Renault F1
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10月中には結論が必要と指摘されるロバート・クビサ(26歳:ポーランド)のF1復帰問題だが、同選手の担当医師であるリカルド・モレッリ氏が年内のF1ドライブ復帰の見通しを明らかにした。

これはイタリアのモータースポーツ・サイト『オムニ・コルセ』が伝えたもので、それによればクビサは11月から来年1月までのどこかでF1ドライブ復帰を果たし、これにより2012年シーズンの現場復帰に問題はないとしている。
しかし同チームのエリック・ブイユ代表はすでに10月中の結論を求めていて、この要求に応えたものとは言えないのが事実だ。

噂では、すでにチーム側はクビサの復帰を断念、来季ドライバー候補として現在のペトロフ&セナに加えグロージャンらの名前が挙げられている。

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2011/09/29

ベッテル(レッドブル)、日本でのタイトル決定に死角なし

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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目下シリーズ・ランキング首位を走るセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)は、今回行われたシンガポールGPでもみごとなポールTOウィンを飾り、次戦日本GPにも自身2度目となるタイトル獲得を決める勢いだ。

現在ベッテルの獲得ポイントは、309点。
一方、これを追う立場で今回のレースでも2位に入ったバトン(マクラーレン)は185ポイント。
今季残りレースは5戦で、これにすべてバトンが優勝したとしても125ポイント。
これを加えるとバトンの最終獲得ポイントは310で、ベッテルはあと1ポイント獲得しさえすれば同ポイントになる。
レギュレーションで、同ポイントの場合には優勝回数の多いほうが優位とされるが、ここまですでに9勝しているベッテルに対しバトンはあと5勝を加えても7勝に留まることになる。
バトンのタイトル獲得シーンが鈴鹿サーキットで見られる可能性は極めて高くなったと言える。

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マクラーレン・チーム代表、非難受けるハミルトン擁護

Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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フェラーリ・チームのフェリッペ・マッサからは名指しで非難を受けるなど、そのドライビング・スタイルが問題視されることが多いマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンだが、これについて上司のマーティン・ウィットマーシュ代表は英『ロイター』で擁護した。

「ハミルトンのドライビングについてはもうたくさんの人から聞かされたよ。
確かに悪かったケースもあるかも知れないが、それらはもう起きてしまったこと。
しかしモーターレーシングの醍醐味はオーバーテイクにあって、そのためにある程度のリスクを冒すことは必要不可欠なことなんだ。
それに対しハミルトンは、決してひるまないということなんだね。
彼のことはまだ少年時代だった頃から良く知っているが、必ずやこうしたことを成長の糧にしていくと思っているよ」

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フェラーリ、シンガポールGPで来季ウィング試していた

Image (C)Ferrari S.p.A
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スペインの『マルカ』紙らが伝えるところによれば、先のシンガポールGPで、フェラーリ・チームは来季用のエアロダイナミックスを試していたという。

それによれば同チームは金曜日のフリー走行セッションで、フロントウィング等に新しい試みを搭載、種々のデータを収集していたという。
走行中の写真撮影を行うため、普段レースには同行しないスタッフの姿も今回はみられたと伝えられている。

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2011/09/28

2位フィニッシュのバトン(マクラーレン)、「体調不良だった」

Jenson Button (C)McLaren Group
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激戦のシンガポールGPで2位フィニッシュしたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだが、実は体調不良のなか決勝レースを戦っていたことを英『PAスポーツ』に明かした。

「レース当日は朝から調子が悪かったんだ。
脱水症状になってしまい、普段より1.5キロは体重が減っていたと思う。
でもレースでは相当な体力が必要だから、薬を飲んで、炭水化物のパスタを無理矢理胃袋に押し込んだんだよ。
さらにレース前にはチームドクターからスペシャルドリンクを用意してもらい、それで2時間戦ったんだ」

そう語るバトンはこれでハンガリーGPの優勝以来4戦連続となる表彰台ゲット。
チームメイトであるハミルトンのランキング5位に対し、堂々の2位に君臨している。

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小林可夢偉(ザウバー)、「日本GPは日本の復興に有益なこと」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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いよいよ母国グランプリとなる日本GPを前に、現在日本人唯一のF1ドライバーであるザウバー・チームの小林可夢偉が会見に応じ、「日本GPの開催は災害からの復興を目指す日本にとって有益なこと」と、その意義を強調した。

「F1グランプリは日本にとってとても大切なイベントなんだ。
これにより世界の目が日本に向くし、また日本自身も世界の一員であることをあらためて認識することができるんだ。
僕はそのF1グランプリの一人として、大いにその意義をみんなに訴えたい」

また自分自身の戦いについても、「僕たちは間違いなく昨年よりも競争力を高めていると思う。
もちろん苦戦を強いられたレースもあるけれど、今年の鈴鹿ではみんなの期待に応えられるレースができると確信しているよ」と、意欲をみせた。

昨年の日本GP、困難と言われたヘアピンで数々のオーバーテイクをみせた小林可夢偉。
今年のヘアピン席は早々に売り切れている。

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バリチェッロ(ウィリアムズ)、「噂には惑わされない」

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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来季は再びルノー・エンジンの搭載が決まるなど戦力アップが期待されるウィリアムズ・チームだが、そのドライバーについてはキミ・ライコネンやエイドリアン・スーティルらがファクトリーを訪れるなどの報が流れ、エースの筈のルーベンス・バリチェッロはすっかり蚊帳の外状態だ。

これについて当のバリチェッロは、「今の時期は様々な噂が流れるもの。
こんなこと、毎年繰り返されていることだよ。
僕はチームと来年以降の契約についてきちんと話し合っていて、周囲の雑音には惑わされない。
話し合いは順調に進んでいるよ」と、強気なコメントを『GPウィーク』に語っている。

1993年に20歳の若さでF1デビュー、来年20年目のシーズンを迎えるバリチェッロにも、ヘルメットを脱ぎ時期が迫っているのだろうか。

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2011/09/27

ロズベルグ(メルセデスGP)、2012年以降も現体制維持希望

Mercedes GP Duo (C)Mercedes Motorsports
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2012年以降もメルセデスGPへの残留が確実視されているニコ・ロズベルグ(26歳:ドイツ)が、将来もチームメイトとしてミハエル・シューマッハを望んでいることがわかった。

これはロズベルグ自身が地元ドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』に語ったもので、その中でこのF1チャンピオン2世は、「シューマッハがどうするのか、それはもちろん彼自身とチームが決めるものだけど、僕個人としては彼が将来もこのチームに残留してくれることを望んでいるよ」と、エールを送っている。

シューマッハには失礼だが、今季ここまでの14戦、予選では11勝3敗、また決勝レースでも8勝5敗1分けと、ロズベルグのほうが元7回のチャンピオンであるシューマッハを凌駕している。

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ハミルトン父、「息子の混乱はマネージメントに責任」

Lewis & Anthony Hamilton (C)McLaren Group
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重ねてドライブスルー・ペナルティーを受ける上に、マッサ(フェラーリ)らからは名指しで非難を受けるマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンだが、同選手の父親であるアンソニー氏は「息子の混乱にはマネージメント・チームにも責任の一端がある」と指摘した。

それによれば、そのプレッシャーと責任が計り知れなく大きいF1ドライバーにはみなその選手の障害に関わるパーソナル・マネージャーがいるのに対し、ハミルトンには企業から来た「ビジネス・マネージャー」だけであることが選手本人に混乱を生み出しているというもの。

少年時代から父アンソニー氏のサポートを受けてきたハミルトンだが、2010年に父と訣別。
それ以降は「19エンターテイメント」というマネージメント企業と契約していて、アンソニー氏は現在息子以外のドライバー(今回はポール・ディ・レスタ)の面倒を見ているのが実情。

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FIA、「順位伝達不良」でルノー・チームに罰金科す

Bruno Senna (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)は、シンガポールGP決勝レース中に起きたセナ(ルノー)とペレス(ザウバー)との接触事故について検証、セナの側が正しい順位を把握していなかったとしてルノー・チームに対し7,500ユーロ(約77万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば、シューマッハ(メルセデスGP)のクラッシュによりセーフティカーが導入されたあと、セナが正しい順位を把握していなかったため、実質は周回遅れだったにも関わらず無理にペレスを追い越そうとして接触してしまったというもの。
これについてFIAは「チームがセナに正しい順位を伝達していなかったために起きた」と、断罪した。

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2011/09/26

ベッテル、ピレリとともにシンガポールを初制覇

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月25日

シンガポール シンガポールGPでは、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが、ピレリとともに今季9勝目を挙げました。しかし、マクラーレンのジェンソン・バトンが2位に入り、唯一のタイトル争い候補として残ったため、ドライバーズ選手権タイトル決定は次の日本GPに持ち越されました。

気温30度、湿度は80%近いコンディションの夜間レースであるシンガポールGPは、シーズンの中でも最もタフなレースのひとつです。レース時間は最も長く、燃料を最大限に搭載して臨まなければなりません。タイヤに対する要求は非常に高く、特に、頻繁に縁石を使う際の衝撃の吸収と、23ものコーナーで限界まで試されるトラクション性能が重要となります。

予選トップ10のドライバーは、予選10位のフォースインディアのポール・ディ・レスタを除き、PZeroレッド・スーパーソフト・タイヤでスタートしました。ディ・レスタは、予選最終セッションで走行しなかったため、(注:タイヤに関するレギュレーションの一つ「予選最終セッションでタイム計測しなかったドライバーは、決勝スタート時に自由にタイヤを選択できる」)PZeroイエロー・ソフト・タイヤを選びました。このタイヤ戦略の甲斐あって、ディ・レスタは、燃料満タンで走る第1スティントを19周目まで伸ばし、その後スーパーソフトを履き、最後は再びソフト・タイヤに交換してレースを終えました。彼は、最終スティントをPZeroイエロー・ソフト・タイヤで33周走行し、2回ストップ戦略を採ったドライバーの中で最上位となる6位でフィニッシュし今季自己ベスト、と同時にF1キャリア最高位の結果を残しました。

ベッテルは3回ストップ作戦で優勝しました。彼は、スーパーソフト・タイヤでスタートし、その後はソフト・タイヤで2回の長いスティントを走行しました。史上最年少で二度の世界王者獲得を目前にした若きドイツ人ドライバーは、スーパーソフトでレースを終了し、スタートからフィニッシュまで完璧な戦略を遂行しました。

レースの中盤を過ぎたところで、事故によってセーフティカーが出動しました(シンガポールGPでは毎回出動しています)。これによって、ベッテルの22秒のリードは消滅し、上位勢のほとんどがピットインして新しいタイヤに交換し、タイヤ戦略は新たな局面を迎えました。シンガポールでタイヤ戦略に影響を及ぼしたもうひとつの要素は、ピットストップに要する時間の長さです。ピットレーンが404mもあり、その上スピード制限が低く設定されているため、タイヤ交換自体には3~4秒しかかかりませんが、ピットストップには30秒以上の時間がかかるのです。

ソフトとスーパーソフトのスピード差は、ラップあたり1秒強でした。このため、レースでは多くのオーバーテイクが見られ、スタートからフィニッシュまで数々の素晴らしいバトルがありました。マクラーレンのルイス・ハミルトンは、フェリペ・マッサとの接触でトップ争いから脱落しました。彼は、この事故でマシンにダメージを負い、ドライブスルーペナルティを科せられ、5回もピットインを行なったにもかかわらず、ソフトとスーパーソフトの両タイヤのスピードを存分に引き出して最後には5位まで挽回しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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FIA、シューマッハ(メルセデスGP)に「戒告処分」通達

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)のシンガポールGPレーススチュワード(競技審査委員)は、レース後の審議対象としていた「セルジオ・ペレスvsミハエル・シューマッハ」のアクシデントについて、シューマッハ(メルセデスGP)のほうに対して戒告処分決定、通達した。

これはシンガポールGP28周目、先行したペレスに対しオーバーテイクを試みようとしたシューマッハ(メルセデスGP)が、マシン後部に接触。
幸いペレスのほうに大きな損傷はなかったものの、シューマッハ(メルセデスGP)はフロントノーズ部を大破、宙に浮いてマシンコントロールができないままウォールにクラッシュしたもの。

ただ、戒告処分だけでは今回のレース結果に直接影響は及ぼさない模様。

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マッサ(フェラーリ)、「ハミルトンは何も学んでいない」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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シンガポールGP決勝レース12周目、フェラーリのフェリッペ・マッサを追撃していたマクラーレンのルイス・ハミルトンは後方から接触、これによりリヤタイヤをパンクさせたマッサは緊急ピットインを余儀なくされ大きく遅れた。

これについてマッサは、「FIAはハミルトンについて何らかの対応について検討する必要があるよ。
彼はこれまで何回同じことを繰り返してきたのか。
ほんとのところ、彼は何も学んでいないんだ。
今回の事故の原因について?
ハミルトンに聞けばいいだろう」と、吐き捨てた。

実際ハミルトンはこのところこうしたケースを重ねていて、何回もドライブスルー・ペナルティーを受けているのが事実だ。

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小林可夢偉(ザウバー)、「戦略ミスで速さ機能しなかった」

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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シンガポールGPでは完走こそ果たしたものの、2ラップもの周回遅れという屈辱の結果に、ザウバー・チームの小林可夢偉は次のようにレースを振り返った。

「この週末、僕らは速さ的には十分なレベルにあったと思う。
でも、予選では僕のミスがあったし、決勝レースではトラフィック(渋滞)やセーフティカー導入時のピットストップで戦略ミスがあったりしてそれが機能しなかった。
またドライブスルー・ペナルティーを聞いた時には驚いたね。
僕には青旗なんて見えなかったから……」

ただ皮肉なことに、幸か不幸かこの時点ですでに入賞圏外にあった小林可夢偉にとって、ペナルティは大きな影響をもたらすものではなかった。
なおチームメイトのペレスのほうはこのレースで10位に入り、今季3度目となるポイント獲得を果たしている。

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2011/09/25

シンガポールGPもベッテル(レッドブル)のポールTOウィン

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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いくつものアクシデントが起きたシンガポールGP決勝レースだったが、終わってみればここでもポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)が優勝。
ベッテルの勝利はこれで自身通算19回目、今シーズン9勝目、またベルギー、イタリア、とこれで3戦連続のポールTOウィンという快挙となった。
ここでのチャンピオンシップ獲得こそならなかったが、ベッテルはこれで300ポイント越え、次戦鈴鹿でタイトルを獲得するのはほぼ確実というところまできた。

2位はそのベッテルを1.7秒差まで追い詰めたマクラーレンのバトン。
以下、3位ウェバー(レッドブル)、4位アロンソ(フェラーリ)、5位ハミルトン(マクラーレン)、6位自身最高位フィニッシュのディ・レスタ(フォース・インディア)、7位ロズベルグ(メルセデスGP)、8位スーティル(フォース・インディア)、9位マッサ(フェラーリ)、そして10位ペレス(ザウバー)でここまでがポイント獲得となった。

以下、11位マルドナド(ウィリアムズ)、12位ブエミ(トロ・ロッソ)、13位バリチェッロ(ウィリアムズ)、14位小林可夢偉(ザウバー)、15位セナ(ルノー)、16位コバライネン(ロータス)、17位ペトロフ(ルノー)、18位ダンブロジオ(ヴァージン)、19位リカルド(HRT)、20位リウッツィ(HRT)、そして最後はクラッシュでレースを終えたものの19位完走扱いのアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)。

セーフティカー導入で周回遅れとなった小林可夢偉は青旗無視でドライブスルー・ペナルティーを受けた。
リタイヤはマシントラブルのトゥルーリ(ロータス)、ペレスに追突してクラッシュのシューマッハ(メルセデスGP)、そしてグロック(ヴァージン)の3台だった。

シンガポールGP:決勝レースの結果はこちら
シンガポールGP画像はこちら

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チーム・ロータス、ルノー・スポールとの技術提携を強化

Team Lotus logo (C)Team Lotus

25日(日)、チーム・ロータスとルノー・スポール&レッドブル・テクノロジーは、現行のエンジン規定が継続する2013年末までテクニカル・パートナーシップ契約を強化延長することで合意したことを発表した。

これにより、チーム・ロータスにもレッドブル・レーシングと同様の「KERS」(運動エネルギー回収システム)が搭載される見通しだ。

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ベッテル、ピレリPZeroレッド・スーパーソフト・タイヤでポール獲得

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月24日、シンガポール

シンガポールの照明の下で行なわれた予選で、セバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得し、ピレリ・タイヤで初の世界タイトル獲得に近付きました。ベッテルは予選最終セッションでPZeroレッド・スーパーソフト・タイヤを履き1分44秒381の最速タイムを記録し、昨年のポールタイムを1秒以上も上回りました。ベッテルにとっては自身26回目のポール獲得(レッドブル・レーシングでは50戦中25回目)で、レッドブル・レーシングは今季14回目のポール獲得を果たし、開幕からの連続ポール獲得記録を更新しました。

ピットストップ戦略が極めて重要になりそうな明日のレースに向けて、今回も様々な戦略が見られました。ソフトとスーパーソフトの間には0.8~1秒のタイム差があり、多くのドライバーは3回ストップを採るものと思われますが、チームによっては2回ストップを採るところもあるでしょう。

シンガポールの市街地サーキットはブレーキ、冷却、そして特に時速200km以上のスピードで縁石にヒットし、大きな衝撃を吸収しなければならないタイヤにとっては厳しいサーキットです。昨夜の間に補修作業が行なわれたため、金曜フリー走行のように縁石が路面から外れるという問題が再発することはありませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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シューマッハ(メルセデスGP)、「走らないのも作戦のうち」

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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僚友ニコ・ロズベルグと共に予選Q3進出を果たしながら、結局有効なラップタイムを計測することなくガレージに戻ってノータイムとなったメルセデスGPのミハエル・シューマッハは、予選後次のように語った。

「今日の予選は戦術面を優先させた。
走らない、というのだって有効な作戦の一つだからね。
予選でもう一つ順位を上げることと、決勝レースに備え新しいタイヤを1セット残すこととを比べて、こう判断したんだ。
明日の決勝レースではこれが功を奏することを願っているよ」

予選ではフォース・インディアの2台が大きくラップタイムで劣っていて、また上位とのタイム差もあることからQ3では実質的にチームメイトであるロズベルグとの7-8番グリッドを巡る争いだった。

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大苦戦のルノー・チーム、「問題点は低速コーナーにある」

ベルギー、イタリアGPとトップ10グリッドの常連だったロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)だが、今回のシンガポールGPでは大苦戦。
両者共にQ3進出を果たせなかったばかりか、Q1では同チームのペトロフとセナがQ2進出最後の一つを巡って「同士討ち」を演じる有り様だった。

James Allison (C)Renault F1 UK
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こうした状況について同チームのジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターは、「今回のシンガポールでは、これまでとはまるで違うマシンのようだった。
われわれのデータでは、1周当たり1.8秒も遅い計算になってしまったんだからね。
簡単にいえば、このコースの特性が『R31』には合わないということで、とりわけ低速コーナーで大きくタイムロスをしていることがわかった。
グリッドに換算すれば優に8つは下がったことになるが、この隔たりはあまりにも大きいものだよ」と、嘆いている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「事故は完全に自分のミス」

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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予選Q2でのアタックラップ中、ウォールにクラッシュしてしまったザウバー・チームの小林可夢偉は次のように語った。

「僕の予選はあのクラッシュで終わってしまった。
ターン10で縁石に乗り上げてしまい、マシンが浮いてしまったんだ。
アクシデントは完全に僕自身のミス、チームには申し訳ないと思っている。
そこまでのフリー走行ではトップ10に入れる可能性は感じていたんだけどね。
メディカルセンターで丁寧な検査を受けたけど、身体はまったく問題ないので明日の決勝レースではなんとかポイントを獲得してチームにお返ししたい」

またペーター・ザウバー代表も「マシン自体はスピードを持っていたのでポジティブに受け止めている。
どちらのドライバーも十分Q3に行ける速さを持っていたのでこの結果は残念だ。
カムイは縁石に乗りすぎてしまったんだね」と、語っている。

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シンガポールもポールポジションはベッテル(レッドブル)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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シンガポールGP公式予選最終ピリオドは、最後のアタックでタイム更新こそなかったもののベッテル(レッドブル)が安定した走りでポールポジションを獲得した。
ベッテルのポールはこれで今季11回目、自身通算26度目の快挙となった。

2番手には最後にチームメイトのウェバーが飛び込み、またもレッドブルのフロントロウ独占。
3番手はハミルトンを逆転したマクラーレンのバトン。
4番手ハミルトン、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手ロズベルグ(メルセデスGP)、8番手はコースには出たものの結局アタックを取り止めたシューマッハ(メルセデスGP)。
スーティル&ディ・レスタのフォース・インディア勢はアタックすることなくタイヤを温存して決勝レースに備えた。

シンガポールGP:公式予選の結果はこちら
シンガポールGP画像はこちら

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2011/09/24

Q2、小林可夢偉(ザウバー)がクラッシュ!

予選Q2はアクシデントで赤旗中断。
なんとその原因は小林可夢偉(ザウバー)だった。
シケインの連続縁石に乗り上げた可夢偉のマシンは大きくジャンプ、コントロールを失ってそのままアウト側のウォールにクラッシュして右側面を大破した。

残り約9分でセッション再開。
結局ここでもトップタイムはレッドブルのベッテルで、1'44.931までタイムを縮めた。
以下、バトン(マクラーレン)、ウェバー(レッドブル)、アロンソ(フェラーリ)、マッサ(フェラーリ)、シューマッハ(メルセデスGP)、ロズベルグ(メルセデスGP)、ハミルトン(マクラーレン)、スーティル(フォース・インディア)、そしてディ・レスタ(フォース・インディア)の10台がQ3進出。

ハミルトンは念のため再アタックに出たもののタイヤをパンクさせてみすみすオブションタイヤ1セットを無駄にした。
ザウバーのペレスは終了間際に10番手に飛び込んだものの、直後にディ・レスタにかわされQ3進出はならなかった。
他に、バリチェッロ(ウィリアムズ)、マルドナド(ウィリアムズ)、ブエミ(トロ・ロッソ)、セナ(ルノー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、そして小林可夢偉(ザウバー)が脱落。
可夢偉はこのセッション、ノータイムだったため17番手に甘んじた。

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ザウバー勢、共に予選Q1をクリア

シンガポールGP予選Q1はベッテル(レッドブル)が1'46.397の最速タイムを記録。
これにバトン(マクラーレン)、ハミルトン(マクラーレン)、アロンソ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ロズベルグ(メルセデスGP)、ペレス(ザウバー)、マッサ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、小林可夢偉(ザウバー)、バリチェッロ(ウィリアムズ)、ブエミ(トロ・ロッソ)、シューマッハ(メルセデスGP)、セナ(ルノー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、そしてマルドナド(ウィリアムズ)が17番手でここまでがQ2進出を決めた。

上位チームはまだプライムタイヤでの走行だが、中位チームはすでにオブションタイヤでのアタックとなった。
今回苦戦のルノー・チームでは、セナとペトロフとの争いとなり、最後にタイム更新したセナが僚友ペトロフを弾き出した形となった。
セナはこれで連続Q2突破。

ここで脱落したのは上記ペトロフ(ルノー)、コバライネン&トゥルーリのロータス勢、グロック&ダンブロジオのヴァージン勢、そしてリカルド&リウッツィのHRT勢の7台。
107%タイムは1'53.844だったが、これは全車クリアした。

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フリー走行3回目はウェバー(レッドブル)がトップタイム

Mark Webber (C)Redbull Racing
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公式予選を前に行われたシンガポールGP最終フリー走行は、レッドブルのマーク・ウェバーが1'46.081のベストタイムを記録して終えた。
2番手にはバトン(マクラーレン)、そしてベッテル(レッドブル)、ハミルトン(マクラーレン)、ロズベルグ&シューマッハのメルセデスGP勢、マッサ(フェラーリ)、小林可夢偉(ザウバー)、そしてスーティル(フォース・インディア)と続いた。
小林可夢偉のチームメイト、ペレスは11番手。
ルノー勢はペトロフ16番手、セナは17番手だった。

このセッションでの107%タイムは1'53.507。
今回はリカルド(HRT)、トゥルーリ(ロータス)、グロック(ヴァージン)、そしてリウッツィ(HRT)の4台がこれを上回った。

シンガポールGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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ベッテル、PZeroレッド・スーパーソフト・タイヤでフリー走行最速

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月23日、シンガポール

夕方に始まり完全に暗くなってから終わるという、シーズンの中で最も特殊な2回のフリー走行で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがシンガポール市街地サーキットの今週末の最速タイム1分46秒374を記録しました。これは自身が記録した昨年のフリー走行の最速タイム1分46秒660を上回るものです。

今週末、史上最年少で二度のチャンピオン経験者となる可能性があるベッテルは、PZeroレッド・スーパーソフト・タイヤで最速タイムを記録しました。このタイヤは、まさにシンガポールのようなタイトでツイスティな市街地サーキットでピーク性能を発揮するように特別にデザインされたものです。気温30度を超す高温で湿度も高いコンディションにもかかわらず、PZeroレッド・スーパーソフトもPZeroイエロー・ソフトもトラブルなく走行を重ねました。どのドライバーも、ラップタイムを追求するだけでなく、ロングランを通じて決勝に極めて重要なデータを収集しました。

18時から19時30分に予定されていた1回目のセッションは、コース補修による30分の開始遅延のため1時間に短縮されました。マクラーレンのルイス・ハミルトンが、セッション終了直前にPZeroイエロー・タイヤで1分48秒599のベストタイムを記録しました。FP1(1回目のセッション)では全ドライバーがこのタイヤを使用しています。

21時30分から23時に行なわれた2回目のセッションでは、各チームはマシンにとってもタイヤにとってもドライバーにとっても厳しいシンガポールの特殊な要求に応えるために、セットアップの微調整を重ねました。23のコーナーがあり、常にバンピーな路面でトラクションを生み出さなければならないため、特にリアタイヤがハードな仕事をこなさなければなりません。何人ものドライバーが、タイトなコーナーでトラブルに見舞われました。ジェンソン・バトンは、2回目のセッション中盤にトラブルが発生したため、ドライバー中一人だけPZeroレッド・スーパーソフトを試すことができませんでした。

各ドライバーには金曜のフリー走行用として3セット(PZeroイエロー2セット、PZeroレッド1セット)のタイヤが供給されました。平均して、どのドライバーも1回目のセッションではソフト・タイヤで10〜12周走り、2回目のセッションではソフト・タイヤとスーパーソフト・タイヤでそれぞれ16周ほど走行し、タイヤ交換の際にはピットストップ練習も行ないました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ザウバー勢、フリー走行初日は順調な出だし

シンガポールGP初日、ザウバー勢は1回目こそ14-15番手だったが、タイムの上がった2回目セッションではペレスが8番手、小林可夢偉も9番手と共に存在感を示した。

小林可夢偉:
「ここ数戦のサーキットよりも、ここみたいに全体としてダウンフォースを必要とするタイプのサーキットのほうがウチのマシンに合っているみたい。
タイヤはどちらもフィーリングがいいし、結構いけるかも」

Sergio Perez (C)Sauber Motorsport
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セルジオ・ペレス:
「ここはドライバーにとってもマシンにとっても厳しいサーキットだと思うけど、結構良かったね。
ただ公道コースの常でミスが許されないサーキットだから、マシンは完全なバランスをみつけておかないといけないな。
ポイントを獲得するチャンスは十分にあると思っているよ」

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フリー走行最速のベッテル(レッドブル)、「努力するだけ」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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シリーズ・ポイントで2位以下に大差を付けて臨んだ今回のシンガポールGP。
大本命にふさわしくフリー走行初日でも貫禄のトップタイムを記録したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)だったが、それでも発する言葉は慎重なままだ。

「みんな今年のチャンピオンシップのことについて聞くけど、僕はここにタイトルを決めるのを目標に来たんじゃない。
いつもと同じ努力して、自分にとって最大のパフォーマンスを示すために来たんだよ。
夜とはいえ、ここシンガポールはドライバーにとって厳しいサーキット。
とにかく蒸し暑くて、コクピットの中でグッタリしているよ。
いまのところ、基本的な部分では悪くないけれど、これから予選に向けてさらに詰めていかなくてはね」

それでもパドックの話題はベッテルのタイトル獲得に集中している。

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シンガポールGP、露呈した公道コースの劣化

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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2011年のシンガポールGPはいきなりタイムスケジュールより30分遅れでのスタート。
これについてFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)は、コースに設置された縁石が一部損傷(剥がれ掛かっている)しているのが確認されたため、としている。

FIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターによれば、これはサポートレースとして行われたポルシェカップ・レースの際に起きたものとされているが、さらにその原因を探ればもともと一般公道である路面に、サーキット転用用にボルト穴を穿ったための結果であるという。

2008年のシンガポールGP初開催からすでに3年、想定以上にこうした「装置」の劣化が進んでいるとみられ、今回の縁石トラブルもボルト穴が当初のように機能していないためと指摘された。

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フリー走行2回目は本命ベッテル(レッドブル)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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23日(金)、シンガポールの陽もすっかり落ちた現地時間21時30分、フリー走行2回目セッションが行われた。
1回目のセッションで問題となった縁石は撤去されている。

14コーナーでウォール間際に止まったバトン(マクラーレン)は、リバースギヤが作動せずストップ、一時イエローコーションとなった。
ッション後半にはブエミ(トロ・ロッソ)がウォールにヒット、再びイエローコーションとなった。

結局ベストタイムを記録したのはオブションタイヤを装着した本命のベッテル(レッドブル)で、1'46.374。
これに0.201秒差でアロンソ(フェラーリ)、さらにハミルトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)とバトン以外の3強チームが1秒以内にひしめいた。

6番手はシューマッハ(メルセデスGP)だが、ここからはベッテルから丸2秒以上の大差。
7番手スーティル(フォース・インディア)、8-9番手にペレス&小林可夢偉のザウバー勢、10番手にバトンがつけた。

このセッションでの107%タイムは1'54.141で、22-24番手のダンブロジオ(ヴァージン)、リカルド(HRT)、そしてリウッツィ(HRT)の3人がオーバーした。

シンガポールGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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2011/09/23

シンガポールGPフリー走行1回目はトラブル続出

Ferrari Team (C)Ferrari S.p.A
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予定より30分遅れて開始となったシンガポールGP初日は、結局1回目セッションを予定の90分から60分に短縮、その後は当初のタイムスケジュール通り行われることとされた。
問題があったアウト側縁石部分は、時間もないことから取り外され、白線部分は越えてもペナルティの対象にならないことも併せて明らかにされた。

セッションは途中チーム・ロータスのコバライネンのマシンのブレーキ部分から出火、一時赤旗中断、セッション終盤にも縁石の不具合から再び赤旗中断となってさらに走行時間は切り詰められた。

結果、トップタイムを記録したのはマクラーレンのハミルトンで1'48.599。
これはまだ昨年のホールタイムより4秒以上遅いもの。
2番手はベッテル&ウェバーのレッドブル勢、さらにアロンソ(フェラーリ)、バトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、シューマッハ(メルセデスGP)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてロズベルグ(メルセデスGP)と続いた。
ザウバー・チームはペレス14番手、小林可夢偉15番手。
最下位は久しぶりにHRTで復帰したカーティケヤンだった。

シンガポールGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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シンガポールGP初日のタイムスケジュールは30分遅れ

23日(金)開幕したシンガポールGPだが、前座のサポートレースを行った結果、複数のコーナーのアウト側の縁石(人工の波板)に不具合が見つかり、修復のため初日のタイムスケジュールはとりあえず開始から30分遅らせて行うことが発表された。

ただ現段階では詳細な対応措置、またタイムスケジュールも確定していない模様。

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タイヤから見たシンガポールGP

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月22日、シンガポール

シンガポールGPは、2011年F1カレンダーの中で初めての、そして唯一のナイトレースです。非常に厳しくテクニカルな市街地サーキットで行なわるため、ピレリのソフト・タイヤとスーパーソフト・タイヤが使用されます。今週末にはセバスチャン・ベッテルが、ピレリにとって1957年のファン・マヌエル・ファンジオ以来のチャンピオンになる可能性があります。現在ベッテルは2位以下に112ポイント差を付けており、今週末のレースで125ポイントまで広げれば、他の誰も追いつくことができなくなります。

シンガポールは最も長いレースのひとつでもあります。全長5.073kmのサーキットを61周して争われるレースは、グランプリの上限である2時間近くかかることが予想されています。シンガポールは非常に湿度が高いことで知られていますが、2008年の初開催以来、レース週末に雨が降ったことはまだありません。しかし、現在のところ天気予報では週末を通して降水確率が高く、ピレリのPZeroオレンジ・ウエット・タイヤやPZeroブルー・インターミディエイト・タイヤが使用されることになりそうです。

ターン2の縁石が僅かに変更された以外、サーキットは昨年から変更はありません。では、タイヤから見たこのサーキットのチャレンジングな箇所を見ていきましょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

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マクラーレン、新エンジン規定になっても自製は否定

1995年以来、メルセデスF1エンジンを搭載して数々の成功を収めてきたマクラーレン・チームだが、一部で噂に上がった「エンジン自製」の報道について、これを否定した。

Jonathan Neale (C)McLaren Group
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これは同チームのマネージング・ディレクターであるジョナサン・ニール氏が記者会見で明らかにしたもの。
同氏は、「衆知のように2014年シーズンからF1エンジンは「1.6リッターV型6気筒ターボ」へとレギュレーションが大きく変化する。
しかしわれわれにはメルセデス・モータースポーツとの間に築き上げた長いパートナーシップの歴史がある。
新規定になっても、マクラーレンとメルセデスとは互いに力を合わせてF1チャンピオンシップを戦い抜くことだろう」と噂を否定、両者の体制に揺るぎがないことを強調した。

上位チームでは、フェラーリ・チームは当然のことながらフェラーリ・エンジン、レッドブル・レーシングもすでにルノー・エンジンの契約を更新していて、早くも新規定に向けての開発を進めているものとみられている。

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FIA(国際自動車連盟)、シンガポールGPのDRSゾーンは1か所に

DRS Image (C)Sauber Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるシンガポールGPのDRS(可変リヤウィング)ゾーンを発表。
それによれば場所は5コーナーの出口からラッフルズ前のストレート。
前回のイタリアGPでは2か所設けられたDRSゾーンだが、シンガポールでは再び通常の1か所に戻されたことになる。

なお決勝レースでDRS(可変リヤウィング)を使用できるのはここだけになるが、フリー走行と公式予選時には使用に制限はない。

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王手ベッテル(レッドブル)、「平常心」を強調

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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他選手の順位如何によっては、今週末行われるシンガポールGPで今シーズンのタイトル獲得が決まる可能性があるレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)だが、現地で取材に答えたベッテルはあくまでも普段通りに戦うことを強調した。

「みんなは勝手に騒ぎ立てるけれど、ご覧の通り僕はまだ何も手にしていないんだ。
僕や、チームがやるべきことは、ここシンガポールでもこれまでと同じ、いつもの仕事を確実にこなすだけ。
結果はその後に付いてくるものであって、僕自身の心境はこれまでと何も変わらないよ」

現在2位(アロンソ)以下に大量112ポイントもの大差を付けているベッテルにとってこれまで通りが一番。
最大の敵は「不測の事態」ということになりそうだ。

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2011/09/22

シンガポールGPの競技審査委員にフレンツェン氏

FIA(国際自動車連盟)は今週行われるシンガポールGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ハインツ・ハラルド・フレンツェン氏(43歳:ドイツ)を指名した。
フレンツェン氏の競技審査委員就任は昨年と今年のヨーロッパGPに続いて通算3度目ということになる。

1994年にザウバー・チームからF1キャリアをスタートさせたフレンツェン氏は、その後ウィリアムズ、ジョーダン、プロスト、アロウズと移籍、しかし2003年の最後のレース(鈴鹿)も馴染み深いザウバーで終えている。
最高位はウィリアムズ(1997年サンマリノGP)とジョーダン(1999年フランスGP&イタリアGP)の3勝。

Sauber Junior Drivers (C)Sauber Motorsport AG
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スポーツカーレース時代にはミハエル・シューマッハやカール・ベンドリンガーらと共に『メルセデス3羽カラス』と称せられたことで知られる。

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ベッテル(レッドブル)、今週末にもタイトル獲得の可能性

Sebastian Vettel (C)Scuderia Toro Rosso
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2011年のF1もいよいよあと6戦を残すのみとなったが、目下チャンピオンシップ・リーダーのセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)は284ポイントと、目下2位のアロンソ(フェラーリ)に対し112ポイントと大きく差を付けている。

そのベッテルが今週末のシンガポールGPでも優勝した場合、2位のアロンソが4位以下、3位のバトン(マクラーレン)と4位のウェバー(レッドブル)が共に3位以下だった場合、ここで今季のタイトルが決まることになる。

またベッテルが2位だった場合でも、同じくアロンソが8位以下、バトン&ウェバーが5位以下、さらにランキング5位のハミルトンが2位以下だった場合。
さらにベッテルが3位だった場合には、アロンソが9位以下、バトン&ウェバーが7位以下、そしてハミルトンが3位以下だった場合にもベッテルのタイトルが決まる。
ベッテルが4位以下だった場合には今週のタイトル決定はない。

日本のファンとしては、できれば次の日本GP(10月9日決勝)までタイトル決定は持ち越して欲しいものだ。

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ルノー・チーム、クビサ復帰の最終判断は10月末までに

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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依然としてまだ不透明なロバート・クビサ(26歳:ポーランド)の現場復帰だが、同選手との契約を持つロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)では、来シーズンの復帰決定時期について10月末がタイムリミットとした。

これはブラジルの『グローボ・エスポルテ』に同チームのエリック・ブイユ代表が答えたもので、「われわれはみんなクビサのことが大好きだし、彼の復帰を心から願っている。
しかしチームとしてはもいつまでも不透明なままで来シーズンを迎える訳にはいかないんだ。
彼がほんとうに来シーズンF1ドライバーとして戦えるのか、遅くとも10月末までにその答を必要としている」と、述べた。

現段階で一応同チームの来季ドライバーはクビサ&ペトロフとされているが、事態はまだ流動的だ。

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2011/09/21

鈴鹿サーキット、開場50周年の記念事業を開催へ

鈴鹿サーキット (C)Mobility Land
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日本GPの開催地として親しまれる鈴鹿サーキットは、1962年9月20日に開場。
来年の2012年に開場50周年を迎えることから、同サーキットを運営するモビリティランドでは「開場50周年・記念事業」を行うことを決め、その概要を発表した。

それによれば、その記念事業として新たにリアルなモータースポーツ体験ができるシアター型体感アトラクション『レーシングシアター』を誕生させると共に、ジュニア専用の『コチラレーシングカート』の導入や『鈴鹿サーキット50thアニバーサリーデー』の開催などを予定しているという。

また併せて2011年11月から12年の2月にかけて、鈴鹿サーキット国際レーシングコースの西コースを全面再舗装することも明らかにした。
これにより来年の日本GPではさらなるタイムアップを目の当たりにすることになるかも知れない。

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ピレリ、PZeroスーパーソフトとソフト・タイヤで人工照明下のレースに臨む

(C)Pirelli Motorsport
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2011年 シンガポールGP

グランプリ概要:
今シーズン最後の市街地レースが、シンガポールで行なわれます。完全に夜にレースを行なう唯一のグランプリであり、1500もの投光器の照明の下で開催されます。2008年に初めて開催されたこのグランプリは、シンガポールのマリーナベイ地区の、普段はせわしなくクルマが行き交う市街地の道路が使用されます。そのため、路面はバンピーで安定しておらず、グリップが低い上、道路上の白線やマンホールのフタなど普段公道として使用されている際の装備がタイヤにとって危険を引き起こす原因となりかねません。

ピレリがシンガポールに持ち込むのは、PZeroイエロー・ソフト・タイヤとPZeroレッド・スーパーソフト・タイヤの2つです。これはモナコやカナダの市街地サーキット、そしてハンガリーでも使用されたのと同じコンパウンドです。シンガポールのサーキット特性は、速度域はモナコとカナダの中間ですが、これらと同様にサーキット路面には週末の間にラバーが乗って速くなっていきます。シンガポールはシーズン中で最も暑く湿度の高いレースでもあり、気温は少なくとも28度以上、レース中の湿度は75~90%程度になるでしょう。しかし過去3年間で、レース中に雨が降ったことは一度もありません。そしてエンジニアもタイヤ技術者も、いつもとは逆の状況、つまり路面温度がセッションのたびに上がるのではなく下がっていくという状況と向き合わなくてはなりません。
サーキットにはシーズン中で2番目に多い23のコーナーがあり(最多はバレンシアの25)、うち2つは160km/h以上で曲がっていくコーナーです。このコーナー数の多さはドライバーにとってもタイヤにとっても厳しく、特に最終セクターはシーズン全体でも最もテクニカルなセクションのひとつと言えるでしょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

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スーティル、ウィリアムズ入りの噂流れるも本人は否定

Adrian Sutil (C)Force India F1
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来シーズン、バリチェッロの放出の可能性が高いウィリアムズ・チームに、エイドリアン・スーティル(現フォース・インディア)獲得の噂が流れている。

フォース・インディアでは来季ニコ・ヒュルケンバーグ(24歳:ドイツ)のレースドライバー昇格が伝えられていて、その場合にはポール・ディ・レスタ(25歳:イギリス)が残留、ここしばしばチームメイトに後れを取るスーティルのほうが放出されるのではないか、と伝えられている。

しかしこれを受けスーティルのパーソナル・マネージャーであるマンフレッド・ジマーマン氏は、こうした報道を完全に否定。
2012年シーズンに向け、同選手がフォース・インディア残留だけを考えて現在も交渉中であると強調した。

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ピレリ、日本GPと韓国GPへのタイヤ選択を発表

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月16日、ミラノ

2011年~13年の3年間にわたってF1の単独タイヤ・サプライヤーを務めているピレリは、来月の日本GPと韓国GPへの供給タイヤ・コンパウンドを明らかにしました。

日本GPにはPZeroホワイト・ミディアム・タイヤとPZeroイエロー・ソフト・タイヤが選択され、韓国GPにはPZeroイエロー・ソフトとPZeroレッド・スーパーソフトが選択されています。

日本GPが開催される鈴鹿サーキットは、有名なスプーン・カーブや130Rなど、高速域から中速域まで幅広い種類のコーナーがあります。そのため、PZeroホワイトの守備範囲の広さが理想的であり、これまで多くのレースで使用されてきた通り、オプション・タイヤとしてPZeroイエローが供給されます。

昨年初開催となった韓国GPは、グリップレベルが低く、タイトでツイスティなサーキットです。そのため、モナコやカナダ、ハンガリーやシンガポールと同様に、PZeroイエロー・ソフトとPZeroレッド・スーパーソフトが選択されました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン、「速いドライバーはリスク冒すし、家族作らない」

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今シーズン、数多くのアクシデントに関係し、ここまですでに4回のペナルティと2回の戒告処分を受けているマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンが、次のように英『ロイター』で語っている。

「僕が考えるに、昔の一流ドライバーはもっとリスクを冒していたと思うんだ。
現代のドライバーより、ずっと命の危険にさらされていた筈だ。
誤解を怖れずに言うならば、僕はそうした時代に走ってみたかったよ。
以前、クルサードは『子供の顔を見たら、あまりリスクは冒せない』と言っていた。
僕はまだ若いし妻も子供もいないけど、そうした気持ちは分かる。
だから、まだ家庭が欲しいとは思わないんだ。
僕の考えでは速いドライバーはリスクを冒すし、家族を早く作らないということ」

その上でハミルトンは、「モータースポーツにおいては、ほんとうに危険で他人の生命を危険にさらすゾーンと、いわゆる危険と呼ばれるゾーンとの間には大きな境界線があると思っている」と重ねた。

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2011/09/20

バトン、フェラーリ・チームと秘密交渉説広がる

Jenson Button (C)McLaren Group
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2012年シーズン、マクラーレン・チームへの残留が確実視されているジェンソン・バトン(31歳:イギリス)だが、いまだに正式発表はされていない。
これについて、バトンがフェラーリ・チームとの間で極秘に2013年の契約交渉を行っているという説が流れている。

それによれば、マクラーレン側が2012年の契約と共に2013年のオブション権を含めようとしている一方、密かにフェラーリ入りを窺うバトンサイドはまだ時間を稼いでいるというものだ。

真偽のほどは不明だが、もしフェラーリ入りした場合には現在とは異なりアロンソを立てるナンバー2のポジションになるのを覚悟しなければならないだろう。

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エクレストン氏、「2012年バーレーンGP開催は心配してない」

Image (C)Ferrari S.p.A
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2011年の開催が国内政情の不安から中止に追い込まれた中東バーレーンGPだが、2012年のカレンダーでは再び4月22日(日)にノミネート。
これについてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「昨日もバーレーンの関係者と話をしたが、すべてはうまくいっていて来年の開催に何も心配はないと考えている。
われわれというよりは、彼らのために無事開催できたらいいと願っているよ」と、語っている。

なお今年の開催をキャンセルしたバーレーンGPの組織者だが、FOMに対しては当初の契約通り約2500万ポンド(約30億円)の開催料を支払ったということだ。

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フェラーリ、挽回にロリー・バーン氏に助力求める

Rory Byrne (C)Ferrari S.p.A
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すでにF1チームは来季マシンの開発にシフトしているとみられるが、勢力挽回を期すフェラーリ・チームでは、かつて同チームで黄金時代を築いた立役者のひとりであるロリー・バーン氏(67歳:南アフリカ)に協力を求めているようだ。

これはイタリアのモータースポーツ・サイト『オムニ・コルセ』が伝えたもので、マクラーレン・チームから移籍したパット・フライ氏が、来季マシン開発に関して経験豊富なバーン氏にアドバイスを求めているというもの。

バーン氏はすでに現場を離れ、現在はタイで隠遁生活を送っているとされるが、いまなおF1の技術面には高い見識を持ち続けているという。

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2011/09/19

ルノー・チーム、新シミュレーター・ファシリティ建設へ

Renault Factory (C)Renault F1 UK
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)が本拠地である英国エンストンに新しい工場建設を計画、これに対する許可が地元自治体から降りたことが明らかとなった。

同チームのエリック・ブイユ代表によれば、新しい工場はシミュレーター・ファシリティというべきもので、シーズン中のテストが禁止されている現在、F1マシン開発に不可欠なウィンド・トンネル設備に次ぐ重要なものになるということだ。

一時はコスワース・エンジン搭載の噂も流れた同チームだが、今回の計画にはルノー・エンジンの供給元であるルノー・スポールも深く関わっていると推察されている。

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ニック・ハイドフェルド、それでもF1参戦に執着みせる

Nick Heidfeld (C)Lotus Renault GP
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今季ロバート・クビサの代役としてロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)からF1参戦を果たしながらも、第11戦のハンガリーGPを最後にチーム離脱を余儀なくされたニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)だが、2012年シーズンもF1シートを求めて活動を続けているようだ。

これは地元ドイツの放送局『ARD』に語ったもので、その情報収集のため今週末はシンガポールGPの開催地であるシンガポール現地に趣くということだ。

周囲の観測ではドイツで人気のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)参戦の可能性もあるということだが、本人はあくまでもF1が最優先としている。

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M.モズレー前FIA会長、英独立調査委員会のメンバーに

Max Mosley (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)の前会長であるマックス・モズレー氏が、イギリス政府が設置した独立調査委員会のメンバーに指名されたことがわかった。

これは、すでに廃刊となった『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙の不正盗聴事件解明のために設置されるもので、他にも各分野の著名人など計46人が選ばれたという。

同調査委は英国を揺るがせたこの事件の背景を調べることによりメディアと政界、それに警察との関係等についても明らかにするということだ。

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2011/09/18

過去最多7000席「日本GP・小林可夢偉応援席」完売!

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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鈴鹿サーキットは、F1日本GPのC席に用意された「小林可夢偉応援席」が先週をもってすべ完売となったことを明らかにした。

今回用意された応援席のチケットは計7000枚ということで、これは1987年の同サーキット初開催以来、ドライバー個人の応援席としては過去最多のものという。

今年の日本GPは10月9日(日)に決勝レースが行われる。

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ピレリ、日本GPのタイヤ選択では慎重姿勢

Pirell Tyre Colloring (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤが、第15戦日本GPと第16戦韓国GP2戦のタイヤスペックを発表した。
両者ともに専用サーキットで行われるが、韓国についてはスーパーソフトとソフトを持ち込むものの、グリップ力が高く、130Rのような高速コーナーがある鈴鹿サーキットについてはタイヤの負担を考慮してソフトとミディアムという慎重なタイヤ選択をした。

Rd. グランプリ Sソフト ソフト ミディアム ハード
第15戦 日本GP    
第16戦 韓国GP    

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HRT、ナレイン・カーティケヤンの復帰を正式発表

Narain Karthikeyan (C)Hispania Racing
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すでに本人が主張していた通り、ナレイン・カーティケヤンが今年10月に初開催となるインドGPでHRT(前ヒスパニア・レーシング)から出走することが確定、チームから正式発表された。

カーティケヤンは今季開幕から第8戦のヨーロッパGPまで同チームから参戦、その後はダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)にシートを譲っていたが、母国インドから『ヒーロー・モータース』や『ベース・バッテリー』等のスポンサー支援が決まるなど着々と体制が整いつつあった。

なお、これに先駈け次戦シンガポールGPの金曜日フリー走行セッションで起用されることも明らかにされている。

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2011/09/17

キミ・ライコネン、ウィリアムズのファクトリー訪問

Williams Factory (C)Williams F1
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元F1チャンピオンで現在WRC(世界ラリー選手権)等に参戦中のキミ・ライコネン(31歳:フィンランド)が、英国グローブにあるウィリアムズ・チームのファクトリーを訪れたことがわかった。
これは、ライコネンの地元フィンランドの『ツルン・サノマット』紙らが伝えたものだが、その具体的な内容や目的については不明だ。

これについてウィリアムズ・チームのスポークスマンはライコネンの訪問自体は認めたものの、「訪問はプライベートなものであり、コメントすることはない」としている。

すわ、ウィリアムズでF1復帰か!と期待したいところだが、今回の目的はウィリアムズが開発をサポートしたジャガーのスーパーカー『C-X75』の視察というのが有力のようだ。

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ロマン・グロージャン(ルノー)、テストで存在感増す

Romain Grosjean (C)Renault F1 UK
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来季の候補に、復帰を目指すロバート・クビサの名前がないとみられることから、来季ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のドライバーの有力候補とされるロマン・グロージャン(25歳:フランス)が、フェラーリ同様2年落ちのマシン『R29』を用いてバレンシア・サーキット(スペイン)でプライベート・テストを行った。

テストの内容もロングランやピットストップ練習を行うなど実戦的なもの。
F1登竜門とされる『GP2シリーズ』ですでに今季のチャンピオンを決めたグロージャンには来季ペトロフに代わってブルーノ・セナと共にレースドライバーに起用されるとの噂もあり、今の時点でのテストは首脳陣のこうした意向を反映させたものと言えそうだ。

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セルジオ・ペレスのフェラーリ・テスト、首尾よく終える

Sergio Perez (C)Ferrari S.p.A
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今週フェラーリ・チームはセルジオ・ペレス(21歳:メキシコ)とジュール・ビアンキ(20歳:フランス)の2人をプライベート・テストに起用した。
ペレスは現在ザウバー・チームで小林可夢偉のチームメイトとして参戦しているが、元々フェラーリのジュニア育成ドライバーの一員でもある。
なお場所は本拠地フィオラノ・サーキット、マシンは2年落ちの『F60』なのでレギュレーションに反することはない。

この日トータル46ラップを周回したペレスについて、責任者であるルカ・バルディセッリ/テクニカル・マネージャーは、「ペレスは若いが十分な経験を積んでいて、短時間でマシンに習熟しチームに適応することができた。
十分に合格点が与えられると思う」と、高い評価を与えた。

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2011/09/16

初開催インドGP、今度はビザ発給にもトラブルか

Karun Chandhok (C)Teram Lotus
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これまでも何かと障害の発生が多い初開催インドGP(10月30日決勝)だが、今度はドライバーに対するビザの発給が遅れていて問題となっている。

これは、インドの『ザ・タイムズ・オブインディア』紙が伝えたもので、それによればメルセデスGPのニコ・ロズベルグらがまだビザが発給されていないとしてカルン・チャンドク(チーム・ロータス)に訴えがあったということだ。

「このままではインドGP開催時に入国できない関係者が多数現れる」と憂慮するカルン・チャンドク。
その父親ヴィッキー・チャンドク氏はインド・モータースポーツ・クラブ連盟の会長で、文字通りインド・モータースポーツ界の実力者ではある。

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日本GP被災者招待シートに応募6000人

2005 Japanese GP Stand (C)Renault F1 UK
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F1グランプリを統括するFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が用意した日本GPでの被災者招待シート(通称バーニー・シート)に、合計6000人の応募があったことが明らかにされた。

シートには二つの設定があり、往復バスや食事、都内でのホテル宿泊が付いたAプラン(定数400人)には1190組2034人)、また観戦チケットのみとなるBプラン(定数2600人)には2014組3964人の申込があったのことだ。

当選者にはAプランが28日までに郵送で、またBプランは21日までにEメールで通知される予定。

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ルノー・チーム、来季クビサ放出の可能性

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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今シーズン開幕前に参戦したラリー競技で負傷したロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のロバート・クビサは、いまだに現場復帰の目途がついていないが、同チームの首脳(エリック・ブイユ代表)はすでに見切りを付けていると報じられた。

これはドイツの『アウト・ビルト・モータースポルト』誌が伝えたもので、それによればまだ実車のドライビングまで至っていないクビサの復帰スケジュールについて、同チームの首脳はすでに期待していないということで、クビサとの契約は今季末までであることから来季の更新は見込めないというものだ。

もう一方のペトロフのほうは来季の契約を有しているが、それでも同誌は来季のドライバー・ラインナップについてブルーノ・セナ&ロマン・グロージャンになる可能性が高いと予想している。

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2011/09/15

セルジオ・ペレス、フェラーリのマシンテストへ

Sergio Perez(C)GP2 Series Media Service
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フェラーリ・チームのスポークスマンは、今週同チームの本拠地フィオラノ・サーキットで、セルジオ・ペレスが2009年型マシンのフェラーリ『F60』をテストすることを明らかにした。

現在小林可夢偉のチームメイトとしてザウバー・チームで戦うペレスだが、もともとフェラーリ・チーム・ジュニア育成ドライバーの一員。
今季もしばしば才能あるところを示しているペレスにとって将来に向け大きなチャンスになりそうだ。

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ルノー・スポール、さらなるエンジン供給の可能性示す

Carlos Tavares (C)Renault Sport
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すでにレッドブル・レーシングとの間で2016年末までのエンジン供給契約延長を発表したルノー・スポールは、これまでのルノー・チーム&チーム・ロータスに加え、続いて来季からウィリアムズ・チームにもエンジン供給をすることが決まっているが、今後さらなる供給拡大にも意欲をみせていることがわかった。

これは日産自動車の副社長で、このほどルノーのCOO(最高執行責任者)に就いたカルロス・タバレス氏が明らかにしたもの。
「F1エンジンはただパワーやトルクを産み出すだけのものではなく、マシンに搭載されてエアロダイナミックス面で優れたパッケージをもたらすことが必須。
そうしたトータルな意味でわれわれのエンジンは優れている」と、自信をみせた。

なおその場合の候補として、HRT(前ヒスパニア・レーシング)の名前がささやかれている。

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復帰目指すR.クビサ、10月にも実車テストの可能性

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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先に最後の手術も成功させたルノー・チームのロバート・クビサ(26歳:ポーランド)が、いよいよF1復帰に向け具体的な動きをみせることになるようだ。

これは同選手のパーソナル・マネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏が明らかにしたもので、それによればまだ詳細な方法については決まっていないものの、10月にも本格的な手段をスタートさせるという。

周辺の観測では、状態が良ければサーキットで実際にマシン(ツーリングカー?)を走らせることも考えられ、そうでない場合にはF1シミュレーターで感覚を取り戻す作業に入るということだ。
なお、その場合のシミュレーターには前トヨタF1のものが使われる、という説がすでに広まっている。

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2011/09/14

サム・マイケル、マクラーレンでは開発部門の責任者か

McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
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2012年シーズンから、マクラーレン・チームで働くことが決まったサム・マイケル氏(前ウィリアムズ/テクニカル・ディレクター)について、スポークスマンは「開発部門の責任者として処遇する」ことを明らかにした。

関係者の話ではおそらくスポーティング・ディレクターに就くものとみられ、これまでのウィリアムズ・チームでの立場よりはむしろ現場から距離を置くマネージメント主体のポジションになる模様だ。

これについてマイケル本人は、「マクラーレンは間違いなく歴史あるF1のトップチームで、そこでシニアテクニカルマネージメントの一員となることはF1に携わるものとしてこの上なく光栄なこと。
自分の経験と知恵のすべてをこのポジションに傾注したい」と意欲をみせた。
ただ、ポジションの役割は各チームでそれぞれ異なっていて、必ずしも名称で簡単に判断されるものではないのが実情だ。

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ロス・ブラウン、「Wディフューザーは日本人の発案」

Brawn GP『BGP001』(C)Brawn GP F1 Team
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2009年シーズン、ブラウン・グランプリ(前ホンダ・チーム)を率い、みごとシリーズ・チャンピオンを獲得したロス・ブラウン氏(現メルセデスGP)は、当時を振り返り勝利のアドバンテージとなったWディフューザーについて、日本人エンジニアの発案であったことを明らかにした。

「Wディフューザーのアイデアを呈示したのはホンダの日本人エンジニアだった。
われわれはそれを検討し、実現性があると判断して実行した」とのこと。

なお、ルノー・チームの躍進についても日本のニッサンのエンジニアが大きく貢献したことが知られている。

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サム・マイケル(ウィリアムズ)、マクラーレンに移籍

Sam Michael (C)Williams F1
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13日(火)、ウィリアムズ・チームは同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターがマクラーレン・チームに移籍することで合意したことを正式発表した。

サム・マイケル氏は昨年、そして今季と続く同チームの不振の責任を取る形で実質的な降格となるポジション離脱が決まっていたが、F1の現場で働きたいという本人の強い意思をチームが尊重した形。

実質的なスタートは2012年シーズンになってからということになるが、具体的なポジションはまだ明確にされていない。

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2011/09/13

ヴィジャイ・マルヤ/F・インディア代表、「素晴らしいレース」

Vijay Mallya (C)Force India F1
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スーティルのほうはパワーステアリングのトラブルでリタイヤしたものの、ポール・ディ・レスタが8位入賞、貴重なポイントを獲得してついにコンストラクターズ・ランキングでザウバー・チームを抜いて6位に上がったフォース・インディア・チームでは、ヴィジャイ・マルヤ代表が喜びをみせた。

「いつもモンツァのレースはエキサイティングなものだが、今年もそれに違わず面白いものになったね。
いきなりオープニングラップで多重事故が起きたので心配したがディ・レスタはうまくこれを避けて賢い走りをみせてくれた。
レース戦略もうまくいき、期待通りの入賞で念願だったコンストラクターズ6位をもたらせてくれた。
次のシンガポールGPでもさらにポイントを重ね、このポジションを確実なものにしたい」

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ベッテル(レッドブル)、「モンツァでの勝利は特別」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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モンツァ・サーキットでのイタリアGP勝利はまだトロ・ロッソ時代に経験があるセバスチャン・ベッテルだが、レッドブル・レーシングでの再びの勝利に特別な感慨を露わにした。

「スタートで、突然アロンソ(フェラーリ)のマシンが見えた時には驚いたね。
彼はいったいどこから舞い降りてきたんだい。
でも、結果的にここでまた勝ててほんとうに良かった。
僕にとってここモンツァでの勝利は特別なものなんだよ。
だからフィニッシュラインを越えた時、3年前の初勝利のことを思い出して、思わず感傷的になってしまった。
このティフォシの熱狂をみると、ほんとにイタリアのファンはすごいと思うよ。
祝福してくれる彼らのすべてに感謝したいね」

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2011/09/12

ピレリ、スリリングなホーム・レースを披露

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月11日、モンツァ

ピレリのホーム・レースであるモンツァで、ティフォシには素晴らしいレースとなりました。レースはレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがまたしても勝利を収め、2年連続のタイトル獲得へさらに近付きました。シーズン最速のイタリアGPで、ベッテル自身にとっての500周目をピレリタイヤを履いてトップで走りました。

ベッテルは2回ストップ作戦を採り、前日の予選でポールを獲得した際に履いていたPZeroイエロー・ソフト・タイヤでスタートして、20周目に新品のソフトに交換し、残り18周となった35周目に僅か2.9秒のピットストップでPZeroホワイト・ミディアム・タイヤに交換してレースを制しました。

2回ストップ作戦が最もポピュラーな戦略となりましたが、ザウバーのセルジオ・ペレスは1ストップ作戦を予定していました。ポイント圏内でのフィニッシュは確実と思われましたが、レースの中盤にメカニカルトラブルでリタイアとなりました。

ベッテルは余裕の勝利を挙げましたが、その後方では素晴らしいバトルがいくつも展開されました。メルセデスGPのミハエル・シューマッハとマクラーレンのルイス・ハミルトンは息の詰まるような3位争いを演じ、それはPZeroイエロー・ソフト・タイヤで走行したレース前半の間ずっと続きました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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共にリタイヤ可夢偉&ペレス(ザウバー)、「結果に落胆」

Sauber Team (C)Sauber Motorsport
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一時は共にポイント獲得圏内の10位以内を走るなど期待されたザウバー・チームの小林可夢偉&ペレスだったが、共にレース途中でマシントラブルによるリタイヤ。
2人は次のようにレースを振り返った。

小林可夢偉:
「もちろん誰にとっても落胆すべき結果だよ。
レース中版まではとてもエキサイティングな展開だったのに、ギヤシフトしたら突然駆動力が伝わらなくなった。
ペレスと同じ、トランスミッションの問題だと思う。
ポイント獲得できると思っていただけに、とても悔しい」

ペレス:
「スタート位置は後方(15番手)だったけど、レースが始まってからは終始上位(7番手)を走るなど、とてもいい感触だったんだ。
前後のマシンとの感覚もあったし、全然無理なんかしていないのにまず3速ギヤが。
そしてそれをカバーしていたら次々とギヤがなくなった。
今日は絶対にポイント獲得できると思っていたから、ほんとうに残念だ」

フリー走行で小林可夢偉のマシンがストップした時もトランスミッションが原因とされたものの、チームでは「まだ金曜日のトランスミッションであり問題ない」としていたが、結果的に2台共がリタイヤに追い込まれた。

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クラッシュのウェバー(レッドブル)、「無念の一言」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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チームメイトのベッテルがみごとなポールTOウィンを飾った一方で、自らクラッシュ・リタイヤを呼び込んでしまったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーは、「ただ無念の一言」と、唇を噛んだ。

「あの時、シケインでマッサが僕のほうに横切ってきたのに気付かなかったんだ。
接触したあと、早くピットに戻ろうとしたんだけど、フロントノーズがマシンの下に潜り込んでいるのはコクピットからはわからなかった、
ブレーキが全然効かず、パラボリカで飛び出した、そういうことだよ。
ベッテルを追い掛けなければならない立場だったのに、ほんとうに悔やんでいる」

今回のリタイヤ・ノーポイントにより、ランキング2位だったウェバーは一気に4位へと急降下した。

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リウッツィ(HRT)に次戦グリッド5番降格のペナルティ

Vitantonio Liuzzi (C)Hispania Racing
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イタリアGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、11日(日)行われた決勝レースのオープニングラップでマシンコントロールを失って多重クラッシュの原因を作ったとして、HRTのビタントニオ・リウッツィに対し、「次戦グリッド5番降格のペナルティ」を科すことを明らかにした。

イタリアGPでリウッツィは後方からのスタートだったが、1コーナーへの進入時にブレーキングミスからマシンのコントロールを失い、グラベルを横断して再びコースに侵入、ロズベルグ(メルセデスGP)やペトロフ(ルノー)らのマシンに接触してリタイヤに追いやったもの。

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2011/09/11

ベッテル(レッドブル)、イタリアGP制覇で今季8勝目飾る

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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イタリアGP決勝レースはポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが、結果的にポールTOウィンで制覇。
レース序盤こそフェラーリのアロンソに先を越されたものの、終盤はまったく危なげなくリードを拡大、2位に10秒近い差を付けてゴールした。
ベッテル自身はまだトロ・ロッソ時代の2008年に続く2回目のイタリアGP制覇だが、レッドブル・レーシングがここで勝利したのは今回が初めてということになる。

2位はマクラーレンのバトン、3位フェラーリのアロンソ、4位マクラーレンのハミルトン、5位メルセデスGPのシューマッハ、以下6位マッサ(フェラーリ)、7位アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、8位ディ・レスタ(フォース・インディア)、9位セナ(ルノー)、そして10位ブエミ(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。
セナがポイントを獲得したのは今回が初めて。

以下、11-12位がマルドナド&バリチェッロのウィリアムズ勢、13-14位コバライネン&トゥルーリのチーム・ロータス勢、15位がグロック(ヴァージン)でここまでが完走。
リタイヤはリカルド(HRT)、ペレス&小林可夢偉のザウバー勢、スーティル(フォース・インディア)、ウェバー(レッドブル)、ダンブロジオ(ヴァージン)、ペトロフ(ルノー)、ロズベルグ(メルセデスGP)、そしてリウッツィ(HRT)。
最後の3台はオープニングラップでのアクシデントによるもので、1周もできずにレースを終えた。

イタリアGP:決勝レースの結果はこちら
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チーム・ロータス、トゥルーリとの契約延長を発表

Jarno Trulli (C)Lotus Racing
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11日(日)、チーム・ロータスは同チームのヤルノ・トゥルーリ(38歳:イタリア)との契約を2012年末まで延長したことを正式発表した。

1997年に当時のミナルディ・チームからF1デビューを果たしたトゥルーリは、その後プロスト、ジョーダン、ルノー、トヨタと移籍。
ルノー時代の2004年モナコGPでは念願の初優勝を果たしている。

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ベッテル、ピレリのホーム・レースでまたしてもポール獲得

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月10日、モンツァ

F1で初めてのポール・トゥ・ウインを手にし、史上最年少優勝者となったサーキットで、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがマクラーレンのルイス・ハミルトンを抑えて今季10回目のポールを獲得しました。レッドブルにとっては今季13回目のポールポジションで、ベッテルはPZeroイエロー・ソフト・タイヤで1分22秒275の最速タイムを記録しました。

午前中の最終フリー走行で、ベッテルは他車よりも0.4秒近く速いタイムを記録し、レッドブルのマシンとソフト・タイヤのポテンシャルを見せつけました。明日のレースが今日の予選を決定づけた29度というような暑いコンディションとなっても、ソフト・タイヤは20周ほど走行可能と予想されています。

ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)以外の全ドライバーが、路面にラバーが乗り路面温度も上がっていく中で、PZeroホワイト・ミディアム・タイヤよりも1周1秒弱速いソフト・タイヤで自己最速タイムを記録しました。PZeroタイヤの守備範囲の広さを考えれば幅広いレース戦略が可能ではあるものの、明日のレースでは多くのドライバーが2回ストップ作戦を採るものと予想されています。Q2の終了直前には、ロータス・ルノーのブルーノ・セナがQ3進出の最後の1枠を1000分の6秒差で手に入れました。しかし11位となったフォースインディアのポール・ディ・レスタは、どちらでも好きな方のタイヤで明日のレースに臨むことができます(予選トップ10のドライバーは、予選で使用したタイヤでスタートしなければなりません)。セナはQ3でタイムを記録しなかったため、彼もスタートタイヤを自由に選ぶことができます。

予選最後のQ3は、地元サーキットでの予選に最初にコースインした2台のフェラーリを先頭に始まりました。彼らもPZeroイエロー・ソフト・タイヤを使用しました。どのドライバーも前走車のスリップストリームを使ってアドバンテージを得ようとしました。ベッテルはセッション終了直前に自身が記録していた最速タイムをさらに0.3秒更新。Q2で使用した中古のソフト・タイヤを履いたルイス・ハミルトンに0.5秒の差をつけました。実際には、その前にミディアム・タイヤで記録したタイムでトップ10に残りQ3に進むことも可能でした。セナはQ3では全く走行せず、10位グリッドから明日のレースに臨みます。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「今日はこれまでになく暑いコンディションになりました。もちろん、タイヤにとっては厳しくなります。しかしながら摩耗スピードはほとんど変わらず堅調で、パフォーマンス的にはソフト・タイヤとミディアム・タイヤの差は0.8秒ほどでした。これによってレース戦略には様々な可能性が考えられますし、すでにメルセデスGPのロズベルグやロータス・ルノーのセナは予選から他とは全く違う戦略を採ってきました。こうしたアプローチが明日のレースにどう影響するかが非常に興味深いところです。我々の歴史にとっても、非常に誇らしい瞬間になるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

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予選10番手セナ(ルノー)、「タイヤ温存できたので満足」

Bruno Senna (C)Lotus Renault GP
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僚友ペトロフと共に予選最終ピリオド進出を果たしながら、Q3では結局1周も走ることなくガレージに留まったロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)のブルーノ・セナは、予選後次のように説明した。

「僕のQ3進出は明らかにギリギリだったから、それ以上は望まなかった。
もしQ3でアタックしていたらさらにソフトタイヤを2セット使った計算になるから、その分温存できて満足さ。
この戦略が明日のレースでうまく功を奏せばいいね」

セナのQ3進出は前戦ベルギーGPに続いて2度目。
前回は7番グリッドからスタートしたもののオープニングラップでブレーキングミスから他車と接触し好ポジションを活かせず13位フィニッシュで終えた。

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小林可夢偉(ザウバー)、「残念だけど大切なのはレースだから」

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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フリー走行時点ではトップ10進出の期待も掛かったザウバー・チームだったが、結果はペレス15番手、小林可夢偉は17番手と不本意なポジションに終わった。

これについて小林可夢偉は、「Q2ではスライドしてタイヤにフラットスポットを作ってしまったんだけど、まあそれがなくてもQ3に行けたとは思えないな。
もともとこのコースはタフなものだと覚悟していたけど、このスタート位置は想定外。
それでも大切なのは決勝レースだから、明日はきっとチャンスをつかんでポイントを獲得したい」と、述べた。

またペレスのほうも、「予選では僕たちのマシンの持つ最大限を出し切ったと思うから、後悔はしていない。
ウチは予選よりレースのほうがペースがいいと思うから、明日はポイント獲得を目指している」と、語っている。

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フェラーリ総帥、今季成績いまいちも現体制継続を支持

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンまだイギリスGPでの1勝のみに留まるフェラーリ・チームだが、イタリアGPの本拠モンツァ・サーキットを訪れたフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長は現体制の継続を支持する姿勢を明らかにした。

これはモンツァのパドックで記者の質問に答えたもので、「来年もドメニカリ氏がチームを率いるのか」との質問に対し、「そう受け止めてもらって構わない。
彼は真摯な姿勢でチームの戦力アップに全精力を傾注しているし、私はその意欲を十分に理解し信頼している」と語ったもの。

ただ2010年にアロンソがこのチームでシーズン5勝を記録したのに比べれば今季は明らかに成績ダウン。
トップのこの言葉とは裏腹に、成績不振ならチーム内部の粛正が繰り返されてきたのがこのチームの伝統ではある。

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インドの国内税法がインドGP開催を脅かす?

India Image
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今年10月にはニューデリー郊外でインド初のF1グランプリが開催されるが、これにインドの国内法が抵触するのでは、と憂慮する動きが起きている。

英『ロイター』らが伝えるところによれば、インドの税法ではF1参戦するドライバーとそのチームに対し、年間19戦のうちの1戦の分として年間収入の19分の1に当たる部分に税金が課されるというもの。

もし実際に課税されることになれば大きな混乱や、最悪ボイコット等も憂慮されるが、過去にやはり同国で行われたクリケットのW杯では免除された前例があるという。

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2011/09/10

イタリアGPもポールポジションはベッテルの手に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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イタリアGPの公式予選が終了。
終わってみればここでもレッドブルのセバスチャン・ベッテルが最速だった。
ベッテルはさらにタイムを短縮、1'22.275のベストタイムで今季10回目、自身通算25回目となるポールポジションを獲得してみせた。

2-3番手はマクラーレンのハミルトン&バトン。
4番手フェラーリのアロンソ、ベッテルの僚友ウェバーは5番手に留まった。
6番手フェラーリのマッサ、7番手ルノーのペトロフ、メルセデスGPのシューマッハ&ロズベルグが8-9番手、ルノーのセナは結局このセッションを走らず、タイヤを温存して10番グリッドを自ら確定させた。

イタリアGP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ザウバー・チーム勢は共に突破できず

予選Q2はベッテル(レッドブル)が1'22.914のトップタイム。
これにバトン&ハミルトンのマクラーレン勢、ロズベルグ(メルセデスGP)、アロンソ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、シューマッハ(メルセデスGP)、マッサ(フェラーリ)、ペトロフ&セナのルノー勢の10台がQ3進出を決めた。

ここで脱落したのはディ・レスタ&スーティルのフォース・インディア勢、バリチェッロ&マルドナドのウィリアムズ勢、ペレス(ザウバー)、ブエミ(トロ・ロッソ)、そして小林可夢偉(ザウバー)の7台。
セナは前戦ベルギーGPに続いてのQ3進出となった。

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予選Q1、小林可夢偉(ザウバー)は12番手で通過

イタリアGPの公式予選がスタート。
まず行われたQ1では、マクラーレンのハミルトンがトップタイムを記録。
以下、ベッテル(レッドブル)、バトン(マクラーレン)、アロンソ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ペトロフ(ルノー)、マッサ(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデスGP)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてスーティル(フォース・インディア)の順。

ザウバー・チームは小林可夢偉が12番手、ペレスも16番手で通過。
メルセデスGPのシューマッハは14番手。
こで脱落したのはアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、トゥルーリ(ロータス)、コバライネン(ロータス)、グロック(ヴァージン)、ダンブロジオ(ヴァージン)、リカルド(HRT)、そしてリウッツィ(HRT)の7台。
107%は1'29.854で、これは全車クリアした。

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フリー走行3回目、レッドブル勢1-2! マッサが3番手に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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イタリアGPは土曜日のフリー走行3回目セッションも晴れ、ドライコンディションで行われた。
特に大きなアクシデントもなく終えたこのセッションでは、やはり4強の8台がトップ8に君臨。
トップタイムを記録したのはレッドブルのベッテル&ウェバー、3番手にフェラーリのマッサ、4-5番手はハミルトン&バトンのマクラーレン勢、6-7番手がロズベルグ&シューマッハのメルセデスGP勢、そして8番手がフェラーリのアロンソだった。

これに続いたのはフォース・インディアのスーティル&ディ・レスタ、そしてセナ&ペトロフのルノー勢。ザウバー・チームの2人はペレス13番手、小林可夢偉14番手だった。
なおこのセッションでの107%タイムは1'28.991で、最後尾のダニエル・リカルド(HRT)だけがこれに届いていない。

イタリアGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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タイヤから見たイタリアGP

2011年9月8日、モンツァ

(C)Pirelli Motorsport
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1周のうち80%以上がスロットル全開というモンツァは、スピードの聖地として知られています。そして、F1から得られたノウハウによって開発された初の市販車用タイヤを発表する舞台として、これ以上の場所はありません。ミラノのピレリ本社にほど近い会場で行なわれたPZeroシルバーの発表会には、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトンと、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリが出席しました。

バトンは次のようにコメントしました。「タイヤはクルマのパフォーマンスの鍵を握っていると思う。ピレリは、様々なシナリオの中で機能する様々なタイプのタイヤを供給して素晴らしい仕事をしていると思う。ピレリとの共同作業は素晴らしく上手くいっているし、彼らとの関係を心から楽しんでいる。今年はこれまで以上の楽しさがある。今年のオーバーテイクの多さを見ても、それはDRS(ドラッグ低減システム)やKERS(エネルギー回生システム)というより、タイヤによるところが大きいことが分かると思う。僕が参戦し始めてから今までで最もコンペティティブだし、今のF1はとても素晴らしいよ」

全長5.739kmのモンツァは、今年はDRSによりさらに高速になるはずです。予選では1周のうち実に74%もの区間で使用されることになるでしょう。速度が速くなるほど、タイヤにはさらに激しい負荷がかかります。モンツァを1周する間にタイヤがどのように仕事をしているのか、詳しく見ていきましょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

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小林可夢偉(ザウバー)、「まだポテンシャル秘めている」

Sauber Duo (C)Sauber Motorsport
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イタリアGPフリー走行初日を共に8-9番手と好調なスタートを切ったザウバー・チームでは、次のように振り返った。

小林可夢偉:
「久しぶりに安定した天候と路面コンディションだったので、予定したプログラムが順調に消化できていい一日になったよ。
マシンは完璧という訳じゃないけれど、まだ改善すべき部分があることがわかっているのでポテンシャルを秘めていると言えるよ」

セルジオ・ペレス:
「正直、予想していたよりもうまくいっている。
すべてが順調で、とてもポジティブな一日だったよ。
ロングランも良かったし、ソフトタイヤを履いた時も快調だったんだ」

また小林可夢偉のストップについてトラックエンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラ氏は、「ストップした原因はトランスミッションだが問題ない、何も心配していないよ」と、余裕をみせた。

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マーク・ギャラハー氏、コスワースを離脱か

Cosworth Factory (C)Cosworth Engineering
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元ジョーダン・チーム等に在籍、コスワース・エンジンのF1復帰と共に同陣営に移籍、ゼネラル・マネージャーとしてF1参戦の現場を支えてきたマーク・ギャラハー氏が、どうやら近く離脱することになるようだ。

コスワース・エンジンはバーニー・エクレストン氏による新規参戦チームの導入と共にF1復帰を果たしたが、ウィリアムズ・チームの他には目立った戦績は残せず、ユーザーが減りつつあるのが実情。
(当初4チームだった供給先は来季2チームの模様)
もしこれが事実であれば、同社の今後の参戦体制にも影響を及ぼしかねない様相だ。

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レッドブル・レーシング、ルノーと2016年まで契約延長

Redbull/Infiniti (C)RedBull Racing
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ここまでルノー・エンジンについて常に「非力」と指摘しながらも勝利を積み重ねてきたレッドブル・レーシングだが、今後さらに少なくとも2016年末までは同エンジンを搭載することで合意したという。

2005年、コスワース・エンジンを搭載してF1に参戦を始めたレッドブルは、翌年1年間フェラーリ・エンジンを使った以外はずっとルノー・エンジンで戦い続けている。

これについてルノー・スポールのベルナール・レイ代表は、「レッドブルとわれわれとの安定的なパートナーシップは、今後も新たな成功を呼び込んでいくことだろう」と、語っている。

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2011/09/09

フリー走行2回目、ベッテル最速 小林可夢偉好走もストップ

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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引き続き天候は晴れ、路面ドライコンディションで行われたイタリアGPのフリー走行2回目セッションは、王者レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録して終えた。
ただそのタイムは午前のハミルトンのものと比べわずかに劣るもの。

2番手はそのハミルトンで、3番手に注目の人シューマッハ(メルセデスGP)が上がってきた。
さらにここを聖地とする跳ね馬勢も4-5番手にマッサ&アロンソが並んだ。
ウェバー(レッドブル)は6番手、バトン(マクラーレン)が7番手。
期待のザウバー・チーム勢もペレス&小林可夢偉が8-9番手につけた。
しかし小林はチェッカーフラッグ後にコースサイドのマシンを止めた。
トランスミッションのトラブルとみられる。
また10番手にはルノー・チームに起用されたセナが入り、僚友のペトロフ(11番手)を凌いでみせた。

メルセデスGPのロズベルグは22番手タイムに留まったが、このセッションでは最初から「KERS」(運動エネルギー回収システム)にトラブルを抱えていたという。

イタリアGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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イタリアGPフリー走行1回目はマクラーレンが1-2!

2011年のF1はいよいよヨーロッパ・ラウンドの最終戦イタリアGPを迎えた。
9日(金)午前に行われたフリー走行1回目セッションは、完全ドライでスタート。

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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ここでトップタイムをマークしたのはマクラーレンのハミルトン&バトン。
ハミルトンはただひとり1分23秒台、バトンもただひとり1分24秒台というスピードをみせた。
これに続いたのはベッテル&ウェバーのレッドブル勢だったが、共に1分25秒台のタイムだった。
5番手はフォース・インディアのスーティル、さらにペトロフ(ルノー)、アロンソ(フェラーリ)、マッサ(フェラーリ)、ペレス(ザウバー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、と続いた。

メルセデスGPのシューマッハは11番手、ロズベルグは18番手。
ザウバー・チームの小林可夢偉は14番手、ルノー・チームのセナは16番手だった。
またチーム・ロータスではカルン・チャンドクがトゥルーリに代わって21号車のマシンを走らせている。
僚友のコバライネン(ロータス)はトラブルのため途中でマシンを止めているが、さらにダンブロジオ(ヴァージン)もエンジントラブルかリヤから白煙を上げてストップした。

イタリアGP:フリー走行1回目の結果はこちら
イタリアGP画像はこちら

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レッドブル、念願の「イタリアGP初制覇」へ

2010 Italia GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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意外なことだが、今週行われる伝統のイタリアGPで、王者レッドブル・レーシングはまだ一度も勝利したことがない。
(セバスチャン・ベッテルはトロ・ロッソ時代の2008年に優勝)

これについて同チームを率いるクリスチャン・ホーナー代表は、「ウチはエンジンパワーの点でライバルに劣っているので、こういう高速サーキットで他を圧倒するのはなかなか難しい。
しかしそれを補えるよう、ニューイ(チーフ・デザイナー)がエアロダイナミックスの改善に取り組んだ。
結果を見て欲しいものだね」と、自信を示した。

昨年のイタリアGPでレッドブル勢はベッテル4位、ウェバー6位と表彰台に届かなかった。

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小林可夢偉(ザウバー)、日本GPに被災地の子供たち招待

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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日本人唯一のF1ドライバーとして開幕前の震災直後からさまざまな支援活動を繰り広げてきたザウバー・チームの小林可夢偉(24歳)が、10月の日本GPに福島県南相馬市を中心に活躍する少女合唱団『MJC アンサンブル』のメンバーとその家族及び関係者約60 名を招待することを明らかにした。

MJC アンサンブルのメンバーは、東日本大震災以降、各地から様々な支援を受けていることに対して、観光庁が後援するイベントなど様々な場所で感謝の気持ちをこめた出演をしてきたという。
メンバーは可夢偉応援席でF1 観戦をすると共に、F1 決勝前に行われるセレモニーで国歌を歌うことになる。

小林可夢偉:
「このたび南相馬の子供たちにF1 を見てもらうとともに、決勝前の国歌斉唱を彼女たちに歌ってもらうことにしました。
当初は多くの被災者に来てもらおうと考えていましたが、F1 興行の代表であるバーニー・エクレストンさんが3千人もの被災者を招待してくれるという素晴らしいプランを実現してくれたので、僕は日本人ドライバーとして、被災地の子供たちの歌を世界に届けることで、世界への感謝の気持ちと日本の元気と力を伝えたいと思います」

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トゥルーリ(ロータス)、日本GP(鈴鹿)行きに及び腰姿勢

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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日本人であれば、今年10月鈴鹿サーキットで行われる日本GPに福島で起きた原発事故の影響がないのは理解しているが、チーム・ロータスのヤルノ・トゥルーリはいまだにそうではないようだ。

これは、トゥルーリが「誰が真実を語っているのかわからない」とイタリア版の『ユーロスポーツ』に述べ、日本行きに及び腰であることを明かしたもの。

ただし、日本GPの安全性についてはすでにFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏やF1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)も宣言していて、今後これが問題になることは考えにくい。
なお、トゥルーリはトヨタ時代にも穏やかに言えば「繊細」、突き詰めて言えば「神経質過ぎ」てエンジニアらを悩ませたことは知られている。

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2011/09/08

セバスチャン・ベッテル、「レッドブルの先は考えてない」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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先に2012年シーズン、レッドブルへの残留を発表したマーク・ウェバーは、「レッドブルがF1最後のチーム」と考えていることを明らかにしたが、今度は僚友であるセバスチャン・ベッテルのほうも同様の意向であることを示唆して注目されている。

ただ19歳の若さでF1デビューを果たしたベッテルは今年まだ24歳。
2014年末となっている現在のレッドブルとの契約が満了してもまだ27歳と引退には早過ぎる年令だ。

「今はまだ2014年より先のことなんか考えていないよ。
その時まだF1で走り続けたいと考えているか、あるいは何かまったく違う他の分野に関心を持っているか、誰にもわからない。
ただ、今はF1で戦うことに魅力を感じているけどね、あるいは(ウェバーみたいに)レッドブルが最後のチームになるかも知れないさ」

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2011F1決勝の興奮冷めやらぬ日曜の夜、小林可夢偉選手ファンの集いを開催。

【10月9日(日)】小林可夢偉選手ファンの集い

Img_kamuifan F1日本グランプリ決勝日の夜、興奮冷めやらぬ中、開催される小林可夢偉選手を囲んでのファンの集いが、鈴鹿サーキット内で開催されます。

小林可夢偉選手のスペシャルトークショーやサイン入りプレゼントの大抽選会などファンのふれあいコーナーも開催予定。可夢偉選手にちなんだ料理を食べながら、日本GPの余韻を楽しもう! 

■日時: 2011年10月9日(日)18:30受付 開演19:00 終了21:00
※時間は変更となる場合がございます。

■場所: 鈴鹿サーキット S-PLAZA 2階 サクラホール
※会場は変更となる場合がございます。

■定員: 350名(最少催行人数30名)

■料金: 大人(20歳以上)10,000円/中学生以上5,000円/
小学生・幼児1,000円(3歳未満無料)
※3歳未満の幼児のお子様は、無料で参加いただけます。 

■募集期間: 2011年8月14日(日)10:00~9月11日(日)17:00まで
※定員に達した時点で受付は終了とさせていただきます

* イベントの詳細はこちら

モビィリテイランド・リリース

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.バトン(マクラーレン)、イギリスでレストラン開業

Jenson Button (C)McLaren Group
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母国イギリスのマンチェスターでデモンストレーションランを敢行したばかりのジェンソン・バトン(マクラーレン)が、今度はノースヨークシャー州ハロゲートに自らのレストラン『ヴィクタス』をオープンして再び話題を集めている。

地元の『インディペンデント』紙によれば、同店のメニューはフュージョン料理(多国籍)ということで、これはバトンが自身の世界転戦で培った世界各国料理の良いところを集めたものという。

なおバトンが恋人の道端ジェシカさんとロンドン市内の日本食レストランで食事しているところは度々目撃されているが、この店にも日本食があるかはまだ伝えられていない。

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ピレリ、キャンバー角度の制限を徹底へ

Redbull『RB7』 (C)RedBull Racing
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イタリアGPでは1-2勝利こそ飾ったもののレッドブル勢のマシンに起きたフロントタイヤのブリスターに大きな話題が集まった。
これを受け、ピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターはフロントタイヤのキャンバー角について制限をいっそう徹底するよう各チームに申し入れたことを明らかにした。

それによれば、レッドブル『RB7』に起きたブリスターはマイナスキャンバーの角度が約4.3度もあることから発生したものであるという。
ピレリではこれまでも最大4度までとしてきたが、今回はさらにイタリアGPにおいては最大3.75度までにするよう通知したとのことだ。

ただ、キャンバー角の設定はマシン自体の設計とも絡んでいて単純に変更できるものでないこともあり、ピレリの要請に強制力はない。

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2011/09/07

2011年 イタリアGP:ピレリ、PZeroミディアムとソフトでホームに臨む

(C)Pirelli Motorsport
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2011年9月5日、ミラノ

グランプリ概要:
モンツァで行なわれるイタリアGPは、ピレリにとって今シーズンの中でも最も歴史があり、強く待ち望んできたレースのひとつです。ミラノにあるピレリの本社から北へわずか30分の場所にある広大な公園が、その舞台となるからです。モンツァはピレリのモータースポーツ活動の歴史と密接に関わり続けてきただけでなく、平均時速が250km/hというシーズン中でも最高速のサーキットであり、タイヤにとっても、ドライバーやエンジニアにとっても大きなチャレンジとなるところです。

ピレリはモンツァでのレースにPZeroホワイト・ミディアム・タイヤとPZeroイエロー・ソフト・タイヤを投入します。これはモンツァの高速レイアウトに対応すると同時に、様々なタイヤ戦略の可能性をもたらすスペック選定です。

歴史的に有名なモンツァ・サーキットは1922年に建設され、今年で82回目を迎えるイタリアGPのうち、モンツァでは61回目の開催となります。

ピレリは1950年代に6度の地元優勝を飾っています。まだ有名な高速バンクが使用されていた頃で、そのバンクは今でも観光スポットとして残されています。現在までにコースは大きく改修されてきたものの、全開走行のストレートで最高速を稼ぐための低ダウンフォース・セッティングゆえに、加速時のトラクションとブレーキングを完璧なものとすることは容易ではありません。

シケインには高い縁石もあり、タイヤに大きな横方向の負荷をもたらします。その影響もあり、タイヤにとっては過酷な53周のレースとなります。

シーズン中で最も厳しいサーキットのひとつであるここモンツァでは、直線走行中には高速のためのダウンフォースによってタイヤ接地面積が通常の3倍まで広がりますが、上位勢のピットストップ回数は通常のレースと変わらず2~3回になるものと予想されます。

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "2011年 イタリアGP:ピレリ、PZeroミディアムとソフトでホームに臨む"

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今度はタイがF1グランプリ開催に向け動き出す

Mark Webber (C)Redbull Racing
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今年はインドでも新たにニューデリーでインドGPを開催するなど、アジア各国の進出が目覚ましいF1だが、今度はタイ(タイ王国)が開催に向け動き出していることがわかった。

これは首都バンコクの『バンコク・ポスト』紙が報じたもので、それによれば同国の公式プロモーション・オーガナイザーである『タイ・コンベンション&エキジビション事務局』が準備を進めているとのこと。
ただF1クラスのサーキット建設には巨額の費用が掛かるため、市街地特設コース案が有力であるとみられる。

バンコクでは以前レッドブルのマーク・ウェバーがプーミポン国王の誕生日(12月5日)を祝してF1デモンストレーションランを行い、1万人もの観衆を集めている。

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イタリアGPのドライバー出身枠審査委員はデレック・デイリー

Derek Daly (C)Williams F1
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今週行われるイタリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、FIA(国際自動車連盟)はアイルランド出身の元F1ドライバー、デレック・デイリー氏を指名した。

1978年のアメリカ西GP(ロングビーチ)で当時のヘスケスから25歳でF1デビューを果たしたデイリー氏は、その後エンサイン、ティレル、マーチ、そしてウィリアムズ等で活躍。
最高位はティレル当時の4位2回というもの(1980年アルゼンチンGP&イギリスGP)。
現役引退後はリポーター等も務めていた。

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ナレイン・カーティケヤン、HRTからインドGP出走へ

Narain Karthikeyan (C)Hispania Racing
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今年10月に初開催となるインドGPでは、当然のことながらインド人ドライバーの参戦を期待している。
そうした中、ベテランのナレイン・カーティケヤン(34歳:インド)がいち早く「参戦の見通しが立った」と主張している。

それによれば、チームは今年前半在籍したHRT(前ヒスパニア・レーシング)で、今回母国インドの『ヒーロー・モータース』という会社がスポンサーとして支援することが決まったというもの。

カーティケヤンは今季開幕から第8戦のヨーロッパGPまで同チームから参戦したが、その後はダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)にシートを譲っている。

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2011/09/06

マーク・ウェバー(レッドブル)、「結論は一つだった」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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様々な憶測を呼びながらも、結局2012年シーズンもレッドブル・レーシング残留を決めたマーク・ウェバー(35歳:オーストラリア)は、「結論は一つだった」と、その心境を英『BBC』のコラムで明らかにした。

「周囲からみれば、結論に至るまでボクがずいぶん熟考を重ねたように感じられるかも知れないね。
でも、正直僕自身はそんなに悩んだりしていなかったんだ。
僕はキャリアのほとんどをこのチームで走り続けてきたし、他のチームで走るというのは考えもしなかった。
もしも僕がこのチームから離れるとしたら、それは僕のキャリアを終える時なんだよ」

ウェバーのF1キャリアは2003年のミナルディからスタート、さらにジャガー・チームへと移籍しているがミナルディは現在のトロ・ロッソ、ジャガーはレッドブル・レーシングになっている。

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ニキ・ラウダ氏、「ハミルトンにはレースへの知性が必要」

Niki Lauda (C)Redbull Racing
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自身の経験からF1の現状に提言することが多い元F1チャンピオン、ニキ・ラウダ氏(62歳:オーストリア)が、英『サンデー・エキスプレス』紙を通じ、再びルイス・ハミルトン(マクラーレン)に次のようなアドバイスを送っている。

「ハミルトンが類い希なスピードを持っていることは衆知のことだ。
しかし、例えばこの間のベルギーGP。
13番手からスタートしたチームメイトのバトンが3位でゴールしたのに比べ、ハミルトンは予選2番手からスタートしたにもかかわらず早々にクラッシュしてその優位を活かせなかった。
どんなにスピードがあっても、レースでクラッシュしているようではチャンピオンになることはできないんだ。
彼が学ぶべくは、レースでの一貫性とレースへの知性だね」

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セバスチャン・ベッテル、「イタリアGPは絶対勝ちたいレース」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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目下のF1最強チーム、レッドブル・レーシングのエースとしてすでにこのチームで16勝を記録するセバスチャン・ベッテル(24歳:ドイツ)だが、次週行われるイタリアGPにはとりわけ強い勝利への意欲を隠していない。

「モンツァというのは数あるF1サーキットの中でもとりわけ難しいコースの一つだ。
何よりエンジンパワーが必要だし、マシンには高い完成度、そして何よりドライバー自身にも優れた戦略とドライビング能力がここには求められるからね。
そしてここは最もF1らしい伝統のグランプリ。
今度はぜひともこのレッドブルのマシンで勝ちたいと思っているよ」

ベッテルにとって記念すべきF1初勝利は、このモンツァ。(2008年)
しかし当時のチームはトロ・ロッソ、レースも雨で大荒れになったものだった。
レッドブルに移籍してからモンツァでの勝利はまだない。

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2011/09/05

レッドブル代表、「モンツァもリヤウィングでカバーできる」

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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ライバルよりも非力とみられるルノー・チーム代表搭載していることから、高速でパワーが重要とみられたベルギーGP(スパ)ではフリー走行と予想されたレッドブル・レーシングだったが、終わってみれば同チームの1-2フィニッシュ。
これを受け、同チームのクリスチャン・ホーナー代表は次戦イタリアGPの展望について次のように語っている。

「過去において、モンツァというのは決してわれわれにとって『良いサーキット』ではなかった。(表彰台なし)
ここではエンジン・パワーが勝利への最大要素になるからね。
しかし今回のスパでわれわれはいくばくかの光明を見出したと言える。
できればこれまでの呪縛から離れたいものだ」

ベルギーGPでは、エイドリアン・ニューイが採用した空力抵抗の少ないリヤウィングでパワー不足を解消したとされる。

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ルノー・チーム代表、「ハイドフェルド問題、いい解決した」

E.Boullier & N.Heidfeld (C)Renault F1 UK
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一時は法廷闘争にもなりかねなかったロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)とニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)との間の契約問題だったが、最終的に両者が円満解決に至ったことについて、同チームのエリック・ブイユ代表は「満足している」と、語った。

「ハイドフェルドとはもともとそんなに揉めていた訳じゃない。
事態を悪化させた原因は、むしろ面白おかしく書き立てたメディアの報道にあると思っているよ。
ハイドフェルドとはずっとうまくやってきたし、とりわけ彼が表彰台に上がってくれたマレーシアGPは忘れられない。
彼がまた今後、別なチームで活躍してくれることを祈っている」

これによりハイドフェルドの離脱は正式確定、同チームではシーズン終了までブルーノ・セナが走ることになる。

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A.スーティル(フォース・インディア)、「移籍より残留優先」

Nico Hulkenberg (C)Force India F1
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2007年に当時のスパイカーF1からF1デビュー、その後名称はフォース・インディアへと名前が変わったがずっと同じチームで走り続けてきたエイドリアン・スーティル(28歳:ドイツ)は、やはり残留を最優先に考えているようだ。

そう報じたのは地元ドイツの『アウト・ビルト・モータースポルト』誌で、チームもスーティルの開発・ドライビング能力を高く評価するいっぽうでスーティルの側もチームの雰囲気に満足していて、まずは残留の方向で交渉が継続されるだろうとしている。

また注目のチームメイトについては、現在のポール・ディ・レスタ(25歳:イギリス)も健闘しているものの昨年ウィリアムズで活躍をみせたニコ・ヒュルケンバーグ(24歳:ドイツ)の昇格(現在は第3ドライバー)が有力になっているとのことだ。

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2011/09/04

フジテレビ、本日深夜「小林可夢偉特集」を放映へ

小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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日本でF1放送を提供するフジテレビが、本日4日(日)深夜、現在日本唯一のF1ドライバーである小林可夢偉(24歳)の特集番組を放映する。

タイトルは「ボクらの選択」というもので、同選手のF1での活躍だけでなく東日本大震災後に行った被災者支援活動等についても採り上げられるということだ。

放映時刻は9月4日(日)25:05~26:05。
なお関東エリア以外の放送については不明。

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ロマン・グロージャン、ルノー・チームの第3ドライバーに

Romain Grosjean (C)Renault F1 UK
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ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)は、これまで同チームで第3ドライバー&テストドライバーを務めていたブルーノ・セナに代わり、ロマン・グロージャン(25歳:フランス)がそのポジションに就いたことを明らかにした。
これは、事実上セナが今シーズンの残りでハイドフェルドに代わって最後までレースドライバーになったことを裏付けるものになりそうだ。

元々ルノーの育成ドライバーだったグロージャンは、今季F1登竜門といわれる『GP2シリーズ』に参戦、先の第8戦スパフランコルシャンで早くも今季のシリーズ・チャンピオンを決めている逸材。
なお2009年には更迭されたピケ・ジュニアの後任としてやはりルノー・チームから残り7戦に参戦、この時の最高位は13位というものだった。

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N.ハイドフェルド、ルノー・チームに対する法的措置は断念

Nick Heidfeld (C)Lotus Renault GP
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シーズン途中での降板を巡る契約のトラブルから、一時はロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)側に対し法的措置を採ることも辞さない構えをみせていたニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)だったが、チーム側と協議を行った結果話し合いで解決することを確認した模様だ。

これについてハイドフェルドは「今回の降板について僕は納得していないけれど、この世界、現実を見つめなければならないこともある。
これは正しい判断だ。
いったん協力関係にピリオドを打つことが、おたがいの未来に向けて必要なこともある」と、両者の関係が終わったことを認めた。

これにより、同チームは引き続きブルーノ・セナを起用するものとみられる。

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2011/09/03

ヤルノ・トゥルーリ、チーム・ロータスとの契約延長に自信

Jarno Trulli (C)Lotus Racing
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まだ2012年の体制が決まっていないチーム・ロータスだが、同チームのヤルノ・トゥルーリ(38歳:イタリア)は早くも来季の契約更新に自信をみせている。

それによれば、まだ正式契約こそ結んでいないものの、来季の交渉は順調に進んでいると周囲に漏らしているという。
ただ、その場合のチームメイトは現在のヘイキ・コバライネンではないとしていて、コバライネンの放出を問わず語りにほのめかしているようだ。

同チームでは上記両者の他、カルン・チャンドク(27歳:インド)やダビデ・バルセッキ(24歳:イタリア)、さらにルイス・レイジァ(20歳:ブラジル)らの名前が候補に上がっている。

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トロ・ロッソの買収にアブダビ石油企業が名乗り

IPIC logo
これまでレッドブル・グループ傘下のチームとして活躍してきたスクーデリア・トロ・ロッソに、チーム買収の噂が伝えられている。

これを報じたのはUAE(アラブ首長国連邦)の『yallaf1』で、それによれば名乗りを上げたのはアブダビの国際石油投資会社IPIC(International Petroleum Investment Company)。
同社のカデム・アブドラ・アル・クバイシ/CEO(最高経営責任者)がすでに同チーム母体であるレッドブル・グループとの間で交渉を重ねているという。

報道によれば、IPICはトロ・ロッソをアブダビ本拠のチームとすべく、地元に最新の巨大ファクトリー建設計画をすでに進めているという。

トロ・ロッソの前身はイタリアのミナルディ・チームで、古き良きF1チームを体現する象徴だったが、時代の荒波はここにも容赦なく変身を迫っているようだ。

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FIA(国際自動車連盟)のコース視察官、インドGPの進捗に満足

India circuit Image (C)Jaypee Sports International
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今年10月30日(日)に初開催が予定されているインドGPは、まだFIA(国際自動車連盟)によるサーキットの承認が必要とされているが、このほど開催地であるニューデリー郊外の仏陀国際サーキットを視察したFIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは工事の進捗状況に満足の意を表したということだ。

これを受けFMSCI(インド・モータースポーツ・クラブ連盟)のヴィッキー・チャンドク会長は、「すべてが順調にいっている。
インドGPの成功は間違いないよ」と、太鼓判を押している。
ただまだ施設の建設は最終段階には至っておらず、FIAの最終承認はギリギリになるとみられている。

なお、ヴィッキー・チャンドク会長は現在ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)に籍を置くカルン・チャンドクの父親だ。

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2011/09/02

エステバン・グティエレス(ザウバー)、バイラノ直線テストへ

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームでリザーブ&テストドライバーを務めるエステバン・グティエレス(19歳:メキシコ)が、今週末イタリアのバイラノ・サーキットでプライベート・テストに参加することがわかった。

現在のF1レギュレーションではシーズン中のテストは禁止されているが、バイラノでのものは例によって直線だけのもので、エアロダイナミックスの開発が目的のもの。
(直線テストはシーズン4回まで)

これまで搭乗機会がなかったグティエレスは、「通常のサーキット・ドライブでないのは残念だけど、チームや可夢偉&ペレスのためにエアロダイナミックスのテストを完遂したいと思っている。
少なくともチームと共にこうした作業をするのは僕自身の将来に向け、少なからず役に立つ筈と確信しているよ」と、『C30』のドライブに意欲をみせている。

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ルーベンス・バリチェッロ、F1現役引退の危機

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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1993年の南アフリカGP、当時まだ20歳の若さでジョーダン・チームからF1デビューを果たし、ここまで19年という長きに渡ってトップステージに君臨するルーベンス・バリチェッロ(39歳:ブラジル)だが、いまのところ来季に向けての展望は見えず。
このままでは現役引退の危機が迫っていると言えそうだ。

そのバリチェッロが現在所属するのはプライベート・チームであるウィリアムズ。
来季はやっと念願のワークス系エンジン(ルノー)が手に入ることになったとはいえ、少なくとも2社のスポンサー撤退が予定されていて、チームの台所事情は決して穏当ではない。

当然その分ドライバーにスポンサー資金持込の期待が掛かるものの、ベネズエラからの資金が期待されるパストール・マルドナドのほうはともかく、取り立てて強固なパーソナル・スポンサーを持たないバリチェッロにとっては厳しいものと言える。
場合によっては今季がバリチェッロのF1最後の年になりかねない状況だ。

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資金難のルノー・チーム、デビッド・リチャーズ氏が狙う

David Richards (C)Prodrive
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プロドライブ社のオーナーで、元B.A.R・ホンダ・チームの代表として知られるデビッド・リチャーズ氏が、依然資金難に苦しんでいるとされるロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)の買収を図っていると伝えられた。

報じたのはオランダの『テレグラフ』紙で、それによればリチャーズ氏をオランダの富豪であるマルセル・ブックホールン氏が経済的に支援する計画という。

いまのところチーム側はこれを全面否定しているが、リチャーズ氏はかつて同チームがベネトン・チームであった時に代表を務めていて、いわば古巣とも言える。

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2011/09/01

2012年F1カレンダー(8/31)

31日(水)、FIA(国際自動車連盟)の世界モータースポーツ評議会はFAXによる全体投票を行い、下記のような2012年のF1カレンダーを決定した。
6月に発表したものと比べトルコGPが脱落、準備の遅れが指摘されるアメリカGPが終盤に移動されるなど各グランプリの日程は大幅に変更。
2012年シーズンは全20戦で行われることが確定した。

【2012年F1カレンダー】(8/31)

No. 日程 グランプリ 開催地
1 03月18日 オーストラリアGP アルバートパーク市街地特設コース
2 03月25日 マレーシアGP セパン・サーキット
3 04月15日 中国GP 上海サーキット
4 04月22日 バーレーンGP バーレーン・サーキット
5 05月13日 スペインGP バルセロナ・サーキット
6 05月27日 モナコGP モンテカルロ市街地特設コース
7 06月10日 カナダGP ジル・ビルニューブ・サーキット
8 06月24日 ヨーロッパGP バレンシア市街地特設コース
9 07月08日 イギリスGP シルバーストーン・サーキット
10 07月22日 ドイツGP ホッケンハイム・リンク
11 07月29日 ハンガリーGP ハンガロリンク
12 09月02日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
13 09月09日 イタリアGP モンツァ・サーキット
14 09月23日 シンガポールGP シンガポール市街地特設コース
15 10月07日 日本GP 鈴鹿サーキット
16 10月14日 韓国GP 韓国サーキット
17 10月28日 インドGP ジャイピー・グループ・サーキット
18 11月04日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット
19 11月18日 アメリカGP オースティン・スピードウェイ
20 11月25日 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット

*サーキットは推定

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ゴードン・マレー氏、グループ・ロータス加入へ

McLaren F1 (C)McLaren Group
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かつてブラバムやマクラーレン・チームでF1チャンピオン・マシンをデザインしたことで知られるゴードン・マレー氏(65歳:南アフリカ)が、グループ・ロータスに加入することがわかった。

マレー氏はバーニー・エクレストン氏が率いた当時のブラバム・チームにチーフ・デザイナーとして加入、斬新なデザインのF1マシンは数々の勝利を記録。
さらに名門マクラーレン・チームに移り大成功を収めた鬼才と讃えられたが、ここでの有名作品はなんといっても市販スポーツカーの『マクラーレンF1』だった。

グループ・ロータスは現ロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)の母体ではあるものの、ここでのマレー氏の仕事は再び市販スポーツカーになるだろう。

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ハイドフェルド(ルノー)法的措置も、チームは困惑

Gerard Lopez (C)Renault F1 UK
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噂通り、ベルギーGPでロータス・ルノーGP(前ルノー・チーム)はニック・ハイドフェルドに代えてブルーノ・セナを起用。
いまのところ次戦イタリアGPでもハイドフェルドは出番がない模様。
これに対しハイドフェルド側は、契約違反であるとして法的措置も厭わない構えを示した。

これについて同チームのジェラール・ロペス/オーナーは、「ハイドフェルドとチームとはみれまでもうまくやってきたし、彼がほんとうにそうするとは思えない。
ちょっとした言葉の行き違いがあったのではないか。
われわれが要求しているのはF1ドライバーに対する通常のレベルであると考えている」と、語っている。

ルノー・チームは以前もピケ・ジュニアやブリアトーレ氏ら法廷闘争で話題を集めていて、再び泥沼状態になるのは避けたいところだ。

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