シンガポールGP、露呈した公道コースの劣化
Vitaly Petrov (C)Renault F1
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2011年のシンガポールGPはいきなりタイムスケジュールより30分遅れでのスタート。
これについてFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)は、コースに設置された縁石が一部損傷(剥がれ掛かっている)しているのが確認されたため、としている。
FIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターによれば、これはサポートレースとして行われたポルシェカップ・レースの際に起きたものとされているが、さらにその原因を探ればもともと一般公道である路面に、サーキット転用用にボルト穴を穿ったための結果であるという。
2008年のシンガポールGP初開催からすでに3年、想定以上にこうした「装置」の劣化が進んでいるとみられ、今回の縁石トラブルもボルト穴が当初のように機能していないためと指摘された。
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