イギリスGPはアロンソ(フェラーリ)が今季初勝利遂げる
直前に降った雨によりウェットコンディションでスタートしたイギリスGP決勝レースだったが、まもなく路面は回復、インターミディエイトからオブションタイヤに履き替えてのバトルとなった。
レースはブロウン・ディフューザー規制のせいか、予想通りレッドブル勢とフェラーリ勢のパフォーマンスが拮抗、最後まで目の離せないバトルが演じられた。
Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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結果的には2位に10秒以上の大差でフェラーリ・チームのアロンソが優勝。
アロンソは今季初勝利、2010年韓国GP以来となる自身通算27勝目。
いったん首位に立ってからは危なげのない快走でチェッカーフラッグを真っ先に受けてみせた。
2-3位はレッドブルのベッテル&ウェバー。
ベッテルは最後タイヤが傷んだかペースが落ちたものの、ピットからの「指示」もあり順位を変えることなくフィニッシュ。
両者のタイム差はわずかに0.4秒というものだった。
3位はハミルトン(マクラーレン)、4位がマッサ(フェラーリ)だったが、燃費とみられる制限からペースの上げられないハミルトンに対し、マッサが最後に猛追。
コーナーで両者は激しく接触する場面もみられたが、結局ハミルトンが逃げ切った。
6位ロズベルグ(メルセデスGP)、7位にペレス(ザウバー)。
ペレスの入賞はスペインGPの9位に続くものでもちろん自身最高位の成績。
8位ハイドフェルド(ルノー)、9位シューマッハ(メルセデスGP)、そして10位がアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)だった。
相変わらず荒いドライビング・スタイルのシューマッハはレース序盤前を行く小林可夢偉に接触、スピンに追い込んで10秒ストップのペナルティを科せられた。
その小林可夢偉は残念ながらその後ピットアウトの際にロリポップの不手際から他車と接触しそうになり他チームのガンを損傷、やはりペナルティを受けている。
さらにその後エンジントラブルか、白煙を上げてストップ、今季初のリタイヤとなった。
またバトン(マクラーレン)はピット作業のミスで右フロントタイヤが緩み、ピットロードでストップ、リタイヤを余儀なくされた。
ブエミ(トロ・ロッソ)は他車との接触でタイヤをブローさせやはりリタイヤ。
今回が初優勝F1レースのリカルド(ヒスパニア)は最後尾ながら完走を果たした。
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