ピレリタイヤ、予選の現行規則に不満
Pirelli F1 Tyre (C)Redbull Racing
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今シーズンからF1タイヤを独占供給するピレリタイヤだが、現行のレギュレーションに対し改善すべき事項があるとの姿勢を明確にした。
これは同タイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターが英国メディアの取材に答えたもので、その中で同氏は「現在のレギュレーションでは、タイヤ温存のため予選セッションをドライバーが走らないケースがある。
こうしたケースを改善するため、FIAは予選におけるレギュレーションを改善すべきだ」と主張。
レギュレーションでは、ドライの場合1マシンあたり予選・決勝を通して6セットに制限されていて、このためドライバーは決勝レース用にタイヤを温存しようとして予選セッションでの走りを制限するケースが多いというもの。
実際、ヨーロッパGPの最終予選で1位となったベッテル(レッドブル)は、他のドライバーの動向を確認しながらの走行で、自身のタイムが脅かされないと確信すると直ちにアタックを終了してピットに戻ってしまった。
また最終ピリオドに進出したドライバー(トップ10)は予選で最後に装着したタイヤでのレーススタートを強いられることから、今回のスーティル(フォース・インディア)のように、自ら10番グリッドに甘んじてタイヤを温存すると共に戦略の自由度を優先させるあからさまなケースもみられた。
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