赤旗続出の最終プラクティスもアロンソ(フェラーリ)最速
28日(土)、注目される公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションは、しかしアクシデントによる相次ぐ赤旗中断で、各チーム共に想定外の走行を強いられる結果となった。
最初の赤旗中断はセッション早々、いち早く連続走行を行ったメルセデスGP勢のニコ・ロズベルグで、トンネル出口でバンプに乗ったか突然のマシンコントロール不能に陥ってシケイン入口で大破してストップ。
またもう一つはセッション終了近く、今度は1コーナーでフォース・インディアのビタントニオ・リウッツィがエスケープゾーン脇のガードレールにクラッシュ、こちらもマシンを大破してセッションを終えた。
Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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そんな中、トップタイムを記録したのは木曜日の2回目セッションに続いてフェラーリのアロンソで、1'14.433のベストタイムを記録した。
これにマクラーレンのバトン、フェラーリのマッサ、レッドブルのベッテル、メルセデスGPのシューマッハ、そしてマクラーレンのハミルトンまでが1秒以内のタイムで続いた。
以下、7番手ウェバー(レッドブル)、8-9番手にトロ・ロッソのアルグエルスアリ&ブエミ、10番手がザウバーのペレス。
ペレスのチームメイト小林可夢偉は最後のクイックラップでもタイムを伸ばせず、14番手に留まった。
なおヒスパニア・レーシングのリウッツィ&カーティケヤンのタイムはいずれもトップから5秒以上遅れていて、公式予選でも同じ状態であれば『107%ルール』により決勝レースへの出走が叶わない可能性も出て来た。
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