FIA、ブロウン・ディフューザー規制はヨーロッパGP以降に
FIA
一時は今回のスペインGPからにも発効と伝えられたものの、チーム側からの反論により延期を余儀なくされた『ブロウン・ディフューザー禁止』について、FIA(国際自動車連盟)は大幅に延期する方針を決めた模様だ。
これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』らが伝えたもので、それによれば少なくともカナダGPまでの3戦は現状を維持、6月26日(日)に決勝が行われる第8戦のヨーロッパGP(バレンシア)からにも実施したいとして通知したという。
エンジンの排気圧を利用してダウンフォースを得るというこのブロウン・ディフューザーのアイデアだが、実際にはドライバーがスロットルをオフにしてもこの効果を維持するため10%程度はメカニカル的にスロットルが開かれていることなどから、F1全体が目指すエコロジーという観点からは逆行しているとの非難が指摘されていたもの。
(燃費は逆に10%オーバーと言われている)
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