ピレリ会長、イスタンブールでF1チーム代表らと対面
(C)Pirelli Motorsport
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2011年5月6日、イスタンブール
ピレリの会長、マルコ・トロンケッティ・プロヴェーラがイスタンブールに姿を見せる中、ピレリのPZeroタイヤは金曜のフリー走行2回目にして早くも昨年のポールポジションに0.2秒と迫るタイムを記録しました。この最速タイムはソフト・タイヤで記録されたものでしたが、今日のフリー走行では各ドライバーには進化型のハード・タイヤを試す機会も与えられました。
午前中はセッションを通して雨のコンディションとなり、グランプリ週末としては初めてインターミディエイトとウエットのPZeroタイヤが使用されました。
午後になると気温は14度、路面温度は22度まで上がって路面は乾いていきました。マクラーレンのジェンソン・バトンがソフト・タイヤで1分26秒456の最速タイムを記録しています。このソフト・タイヤには、今回から視認性を高めるために黄色の追加マーキングが貼付されています。このタイムは昨年のポールポジション記録である1分26秒295にあと0.2秒と迫るもので、明日にはさらにもう1回のフリー走行と予選が待ち構えています。
午前中のセッションでは、ほとんどのチームが初めてウエットコンディションでのピレリタイヤを経験することになりました。オレンジ色のロゴが刻印されたウエット・タイヤと、青色のロゴが刻印されたインターミディエイト・タイヤの両方が使用され、フェラーリのフェルナンド・アロンソによる最速タイム1分38秒670はインターミディエイトで記録されました。
午前中にはピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ会長がイスタンブールパーク・サーキットのパドックを訪れ、チーム代表たちと対面しました。明日にはここでドライバーたちとも面会することが予定されています。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「ピレリにとってこのような記念すべき日に、トロンケッティ会長をイスタンブールに迎えることができて、非常に嬉しく思います。今日はインターミディエイト・タイヤとウエット・タイヤが初めてコース上を走った日です。先月このイスタンブールパークでテストを行ない、今日のような大雨のコンディションでも大丈夫だという確証は得ていました。明日以降の天候は好転するはずですが、仮に雨が降り続いたとしても、ピレリのウエット・タイヤは30周以上の走行が可能なように設計されていますし、インターミディエイトも約20周は走行できますから、タイヤセット数の不足という問題は起こらないでしょう。各チームには今日、最新の進化型ハード・タイヤを試す機会が与えられました。これは我々がスペインGPへの投入を検討しているもので、従来のハード・タイヤほどの速さはありませんが、安定性が高く、これまでよりも耐久性がやや向上しています。チームからのフィードバックが非常に楽しみです。」
タイヤに関して:
ピレリのウエット・タイヤとインターミディエイト・タイヤの両方をテストしたのは、3月のバルセロナ合同テストに参加したフェラーリ、マクラーレン、メルセデスGP、ウイリアムズだけでした。F1の規則では、各チームが1レース週末に使用できる雨天用タイヤの本数は、インターミディエイトが4セット、ウエットが3セットまでと制限されています。
ピレリジャパン・プレスリリース
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