職人ハイドフェルド(ルノー)、「人工的な細工に違和感」
Nick Heidfeld (C)Lotus Renault GP
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今シーズン、F1は「KERS」(運動エネルギー回収システム)や可変リヤウィング(DRS:ドラッグ・リダクション・システム)らの導入により、オーバーテイク・シーンが増えたと評価されているが、その一方でここまで通算176戦というベテランのニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)は、「人工的な装置でレースを面白くしようというのは好きじゃない」と、苦言を呈した。
「確かにこの装置を使えばオーバーテイクは容易になるので見ている分には面白いかも知れない。
でもドライバーの立場からすると、こういう人工的なものでオーバーテイクって、長いことレースをしてきた僕としては何か違和感がある。
こうした装置を有効に機能させるために余分な試行錯誤を強いられているというのは、本来のレースへの準備とは違う気がするんだよ。
それでも今はトルコで僕等のマシンがコンペティティブであるよう、一生懸命準備をしているんだけどね」
これまで最高位が2位のハイドフェルドにとって、もちろん今年の願いは優勝しかない。
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