ジャン・トッドFIA会長、アブダビGPのコースに不満示す
2010 Abu Dhabi GP Scene (C)Force India F1
拡大します
昨シーズン、F1カレンダーの最終戦(今年はラスト前)を飾ったアブダビGPの開催地ヤス・マリーナ・サーキットだが、タイトル争いが掛かっていたにも関わらず、オーバーテイク・シーンがみられなかったことについて、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が不満であるところを示した。
これは独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に語ったもので、その中でこの元フェラーリ・チーム監督は、「昨年のアブダビGPのレースはまるでF1パレードのようだった。
オーバーテイクができないようなレイアウトは戦っているドライバー自身にとってもフラストレーションが溜まるし、観客からも不評を買う。
何か改善しなければ、今後F1サーキットとして存続は難しくなるだろう」と、厳しい考えを示した。
ただ、現実問題オーバーテイクの困難なF1コースは多く、そうした目的のために今季から可変リヤウィング(DRS:ドラッグ・リダクション・システム)が導入された経緯もあり、一概にサーキットだけの責任とは言い難い部分もある。
加えて、最近のF1コースはそのほとんどがエクレストン氏(FOM)と親しいヘルマン・ティルケ事務所のデザインとなっている。
| 固定リンク
最近のコメント