クビサ、ラリー中のクラッシュで大怪我
ロバート・クビサ (C)Renault Sport 拡大します
2月6日、イタリアで行われたロンド・ディ・アンドラ・ラリーに出場したロータス・ルノーF1ドライバーのロバート・クビサは、ラリーのオープンニングステージでハイスピードでの大クラッシュを起こし、右腕や右足の複数箇所を骨折する大怪我を負った。クビサはこれまでもシーズンオフにはラリーに出場していたが、今回は初めてS2000のシュコダ・ファビアというハイパワーマシンでの出場だった。
クビサはただちにヘリでサンタ・コロナ病院へ搬送され、7時間に及ぶ手術を受けた。チームからのリリースによれば、手術は7人の専門医により、深い傷を負った右前腕の機能を回復することに重点が置かれた。クビサの右腕は2箇所に骨と腱への損傷があったが、手術後のクビサの右手は暖かくなっていたとされる。
クビサは事故後も意識はあったものの、手術後も深刻な状態に変わりはなく、その日の晩から翌朝まで昏睡状態にされる処置を受けた。
ロータス・ルノーチーム代表のエリック・ブイユは、チーム全員がクビサの早い回復を願っているとして、サンタ・コロナ病院で治療に当たった医療チームに感謝の言葉を述べている。ブイユは、クビサのチームメイトのヴィタリー・ペトロフとともに事故の翌日に病院へ向かうことになった。
クビサは先週行われたバレンシアでの合同テストで通算トップタイムを記録していたが、来月13日に行われる2011年F1GP開幕戦バーレーンへの出場だけでなく、今シーズンのF1出場は難しいのではないかという観測が流れている。
チームリリースでは、主治医とクビサのマネージャーが2月8日の9時30分に最新の状況を説明するとしている。
| 固定リンク
最近のコメント